JP4534152B2 - 物品収納設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を収納する複数の収納部が並設された収納棚の前面側において前記収納部の並び方向に移動操作される移動基台と、その移動基台に装備されて、物品保持部を前記移動基台側に引退させた引退位置と前記収納部内に突入させるための突出位置とに亘って出退移動操作する移載装置と、前記移動基台の前記収納棚に対する前記収納部の並び方向での位置を検出する位置検出手段と、前記移動基台の移動及び前記移載装置における前記物品保持部の出退作動を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、前記複数の収納部のうちで移載作業対象とする収納部が指示されると、前記位置検出手段の検出情報に基づいて、移載作業対象とする収納部に対する目標停止位置に前記移動基台を移動させる移動制御、及び、その移動基台が目標停止位置に停止する前の突出開始位置に移動すると、前記移載装置における物品保持部を引退位置から突出位置に向けて突出作動させることを開始する早め突出制御を実行するよう構成されている物品収納設備に関する。
上記物品収納設備は、移動基台が目標停止位置に停止する前の突出開始位置に移動すると、移載装置における物品保持部を引退位置から突出位置に向けて突出作動させることを開始して突出位置に突出させる早め突出制御を実行することにより、移動基台が目標停止位置に停止後に、移載装置における物品保持部を引退位置から突出位置に向けて突出作動させることを開始して突出位置に突出させるようにするのに比べて、移動基台が目標停止位置に停止したときから移載装置の物品保持部が突出位置に突出されるまでに要する時間を短縮させることにより、物品の入出庫作業を能率良く行えるようにしたものである(例えば、特許文献1参照。)
ちなみに、特許文献1においては、収納部が上下左右に備えられた収納棚の前面側の作業通路を走行するスタッカークレーンが備えられるものであって、そのスタッカークレーンに昇降操作自在に装備された昇降台が、収納部の並び方向として、上下方向及び左右方向に移動操作される移動基台として機能するものであり、昇降台に装備した伸縮式のフォーク装置が、物品保持部としての先端側部分を昇降台側に引退させた引退位置と収納部内に突入させるための突出位置とに亘って出退移動させる移載装置として機能することになる。
そして、早め突出制御として、スタッカークレーンが目標停止位置としての目標走行位置に停止する前の突出開始位置に移動(走行)すると、物品保持部としての先端側部分を引退位置から突出位置に向けて突出作動を開始することや、昇降台が目標停止位置としての目標昇降位置に停止する前の突出開始位置に移動(昇降)すると、物品保持部としての先端側部分を引退位置から突出位置に向けて突出作動を開始することが行われるようになっている。
又、早め突出制御における突出開始位置は、突出作動を開始した移載装置の物品保持部が棚に干渉することなく突出位置に連続して移動できるようにすることを考慮して、移動基台の目標停止位置から設定距離を離れた一定位置に設定されるようになっている。
特開2002−114320号公報
前記移動基台の移動状態は、倒れ易い物品の場合には低速移動状態とし、倒れ難い物品の場合には高速移動状態とする等、入出庫する物品に合わせて高低に変化され、又、夜間では騒音発生を抑制すべく低速移動状態とし、昼間では作業能率を向上すべく高速移動状態とする等、作業状況に合わせて高低に変化される等、諸々の条件に応じて高低に変化されることがある。
このように移動基台の移動状態を高低に変化させる場合においても、早め突出制御における突出開始位置を、移動基台の目標停止位置から設定距離を離れた一定位置に設定する場合には、移動基台の低速移動状態に対応して突出開始位置を定めて、突出作動を開始した移載装置の物品保持部が棚に干渉することなく突出位置に連続して移動できるようにすることになるが、このように早め突出制御における突出開始位置を、移動基台の目標停止位置から設定距離を離れた一定位置に設定する場合には、移動基台の高速移動状態における入出庫作業能率を十分に向上できないものであった。
つまり、移動基台が突出開始位置から目標停止位置に移動するのに要する時間は、低速移動状態よりも高速移動状態の方が短いため、移動基台が目標停止位置に移動したときの移載装置における物品保持部の引退位置からの突出量は、移動基台の高速移動状態の方が移動基台の低速移動状態よりも少なくなるものであり、換言すれば、移動基台の高速移動状態では、移載装置における物品保持部を突出位置側にさらに突出させることができるのに拘わらず、その突出量が過少となるものであり、そのため入出庫作業能率を向上できないものとなっていた。
本発明は上記事情に鑑み、入出庫作業の作業効率を向上することができる物品収納設備を提供することを目的としている。
本発明の第1特徴は、物品を収納する複数の収納部が並設された収納棚の前面側において前記収納部の並び方向に移動操作される移動基台と、
その移動基台に装備されて、物品保持部を前記移動基台側に引退させた引退位置と前記収納部内に突入させるための突出位置とに亘って出退移動操作する移載装置と、
前記移動基台の前記収納棚に対する前記収納部の並び方向での位置を検出する位置検出手段と、
前記移動基台の移動及び前記移載装置における前記物品保持部の出退作動を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、前記複数の収納部のうちで移載作業対象とする収納部が指示されると、前記位置検出手段の検出情報に基づいて、移載作業対象とする収納部に対する目標停止位置に前記移動基台を移動させる移動制御、及び、その移動基台が目標停止位置に停止する前の突出開始位置に移動すると、前記移載装置における物品保持部を引退位置から突出位置に向けて突出作動させることを開始する早め突出制御を実行するよう構成されている物品収納設備において、
前記運転制御手段が、前記移動基台の前記目標停止位置に対する手前箇所での移動状態が高速移動状態のときには低速移動状態のときよりも、前記突出開始位置を前記目標停止位置から離れるように変更調整するように構成され
前記移動基台の前記目標停止位置に対して設定距離を離れた速度判別用位置における前記移動基台の実際の移動速度を検出する移動速度検出手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記移動速度検出手段の検出情報に基づいて、前記移動基台の前記目標停止位置に対する手前箇所での実際の移動状態を判別するように構成されている点にある。
本発明の第1特徴によると、突出開始位置が、移動基台の目標停止位置に対する手前箇所での移動状態が高速移動状態のときには低速移動状態のときよりも、目標停止位置から離れるように変更調整されるので、前記移動基台の前記目標停止位置に対する手前箇所での移動状態が高速移動状態のときには低速移動状態のときよりも、前記突出開始位置が目標停止位置から離れた位置となる。これにより、移載装置における物品保持部の突出作動が、高速移動状態のときには、低速移動状態での突出開始位置より手前となる位置から開始される。
したがって、目標停止位置に対する手前箇所での移動基台の移動状態が高速移動状態のときにも、目標停止位置に移動するまでの時間が、低速移動状態のときと同じように長くなり、目標停止位置に移動した時点での移載装置における物品保持部の引退位置からの突出量が、低速移動状態における場合に比べて小さくならないようにすることができる。換言すると、低速作動状態である場合と高速作動状態である場合とで、目標停止位置に対する手前箇所での移動基台の移動状態に拘わらず、目標停止位置に移動した時点での物品保持部の突出量を同じようにすることができる。
これにより、目標停止位置に対する手前箇所での移動基台の移動状態が高速移動状態であっても、移載装置における物品保持部を早め突出制御により引退位置から突出位置側に十分に突出させることができるようになる。
このように、本発明の第1特徴によると、目標停止位置に対する手前箇所での移動状態が低速移動状態の場合はもちろん、高速移動状態であっても、移動基台が目標停止位置に移動した時点での物品保持部の引退位置からの突出量を十分大きな量にする形態で早め突出制御を行わせることができる、もって、入出庫作業の作業効率を向上することができる物品収納設備を得ることができる。
また、本発明の第特徴によると、目標停止位置に対して設定距離を離れた速度判別用位置における移動基台の移動速度の大小に基づいて、移動基台の目標停止位置に対する手前箇所での移動状態が高速移動状態であるか低速移動状態であるかが判別されるので、速度判別用位置における移動基台の移動速度の大小に基づいて、前記物品保持部の突出作動が開始される突出開始位置が変更調整されることになる。
したがって、前記突出開始位置を設定するにあたって、例えば、速度判別用位置における移動基台の移動速度に基づいて、収納棚と突出作動途中の物品保持部とが干渉しない範囲内で、目標停止位置から極力離れた位置となるように前記突出開始位置を設定することができる。
説明を加えると、物品保持部の突出作動が開始されてから物品保持部が収納棚と干渉する直前の突出位置となるまでの間に移動基台が移動する距離を予測し、この予測移動距離に基づいて、移動基台の移動状態に応じた突出開始位置を設定できる。つまり、速度判別用位置における移動基台の移動速度が大きいときには、予測移動距離は長くなるので、突出開始位置を目標停止位置から離れた位置に設定し、逆に、速度判別用位置における移動基台の移動速度が小さいときには、予測移動距離は短くなるので、突出開始位置を目標停止位置から近い位置に設定するといったように、速度判別用位置における移動基台の移動速度の大小に応じて、突出開始位置として適切な位置を設定することができる。
つまり、目標停止位置に対する手前箇所での実際の移動状態に応じて、突出開始位置が変更調整されることにより、移動基台が目標停止位置へ到達するまでに物品保持部の突出作動を可及的に進行させることができる。その結果、移動基台の移動状態に拘わらず、物品保持部をできる限り突出位置側に突出させた状態で目標停止位置に移動させることができ、目標停止位置に移動した時点での物品保持部の突出量を十分なものにすることができる。
このように、本発明の第特徴によると、移動状態に応じて目標停止位置から極力離れた位置で物品保持部の突出作動が開始されるので、物品の入出庫に要する時間が短縮され、もって、入出庫作業の作業効率を向上することができる物品収納設備を得ることができる。
なお、上記予測移動距離を算出するときに、速度判別用位置における移動基台の移動速度に加えて、その移動速度についての減速度を考慮すると、予測移動距離を精度良く得ることができるので、突出開始位置として一層適切な位置を設定することができる。
本発明の第特徴は、本発明の第1特徴において、前記収納棚における前記収納部が上下及び左右に並設され、前記移動基台が、前記収納部の並び方向として、上下方向並びに左右方向に移動自在に構成され、前記運転制御手段が、前記移動基台を上下方向に移動させるとき及び前記左右方向に移動させるときのうちの少なくとも一方の移動において、前記早め突出制御を実行するように構成されている点にある。
本発明の第特徴によると、本発明の第1特徴と同様の作用を備えており、これに加えて以下のような作用を備えている。
本発明の第特徴によると、移動基台が上下方向に移動させるとき及び前記左右方向に移動するときのうちの少なくとも一方の移動において、前記早め突出制御を実行するので、収納棚における前記収納部が上下及び左右に並設された物品収納設備における入出庫動作のうち、少なくとも一方の並び方向についての入出庫動作に要する時間を短縮することができる。
したがって、本発明の第特徴によると、収納棚における前記収納部が上下及び左右に並設された物品収納設備における入出庫作業の作業効率を向上することができる。
〔第1実施形態〕 以下、本発明の物品収納設備の第1の実施形態について図面に基づいて説明する。この物品収納設備は、図1に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの物品収納棚1と、それらの物品収納棚1どうしの間に形成した走行通路2を自動走行するスタッカークレーン3とを設けて構成されている。
各物品収納棚1は、前後一対の支柱1aが左右方向に間隔を隔てて複数立設され、前後一対の支柱1aの夫々には、左右方向に延びる載置支持部1bを上下方向に間隔を隔てて複数配設されている。
そして、前後一対の支柱1aと左右一対の載置支持部1bとにより一つの収納部4が形成され、この収納部4が縦横に複数並べて設けられている。
前記走行通路2には、その下方側に走行レール5が物品収納棚1の長手方向に沿って設置され、上方側にもガイドレール6が物品収納棚1の長手方向に沿って設置されている。
そして、走行レール5の一端側には、スタッカークレーン3の運転を管理する地上側コントローラ7と、走行レール5を挟んで一対の荷載置台8とが設けられている。
前記スタッカークレーン3は、図2に示すように、走行レール5に沿って走行自在な走行台車10と、その走行台車10に対して昇降自在な昇降台12とを備えて構成され、昇降台12に収納部4或いは荷載置台8との間で物品9を移載可能な移載装置としてのフォーク装置11を設けている。
そして、走行台車10の走行および昇降台12の昇降により、昇降台12が移載作業対象とする収納部4に対する目標停止位置に移動可能に構成されている。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、物品を収納する複数の収納部14が並設された収納棚1の前面側において前記収納部4の並び方向に移動操作される昇降台12が移動基台として設けられている。
昇降台12に装備された前記フォーク装置11は、図3に示すように、基台11a、セカンダリフォーク11b、プライマリフォーク11cからなる三段式のフォーク装置である。フォーク装置11は、図示しない出退作動機構とこれを駆動するフォーク用モータとを備え、物品9を載置保持するプライマリフォーク11cを昇降台12側に引退させた引退位置と、収納部4内に突入させるための図3(ロ)に示す突出位置とに亘って出退移動操作可能に構成されている。
なお、図3(イ)に示すフォーク装置11の位置は、フォーク装置11が突出作動或いは引退作動される途中において、プライマリフォーク11cの先端部28が収納棚1の前面位置VPに位置する状態におけるフォーク装置11の位置を示している。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、移動基台としての昇降台12に装備されて、物品保持部としてのプライマリフォーク11cを前記昇降台側に引退させた引退位置と前記収納部内に突入させるための突出位置とに亘って出退移動操作するフォーク装置11が移載装置として設けられている。
なお、図3には示されていなが、フォーク装置11には、フォーク装置11が突出位置に位置するとオン操作される突出側リミットスイッチSW1が設けられており、この突出側リミットスイッチSW1がオフからオンへ変化することで、後述するクレーン制御装置27は、フォーク装置11が突出位置に位置したことを検出できるようになっている。同様に、フォーク装置11が引退位置に位置するとオン操作される引退側リミットスイッチSW2が設けられており、この引退側リミットスイッチSW2がオフからオンへ変化することで、クレーン制御装置27は、フォーク装置11が引退位置に位置したことを検出できるようになっている。
前記昇降台12は、図2に示すように、走行台車10に立設した前後一対の昇降マスト13にて昇降自在に案内支持されるものであり、その左右両側に連結した昇降用チェーン14にて吊下げ支持されるようになっている。
この昇降用チェーン14は、ガイドレール6に沿って案内される上部フレーム15に設けた案内スプロケット16と一方の昇降マスト13に設けた案内スプロケット17とに巻き掛けられて、走行台車10の一端に装備した巻き取りドラム18に連結されている。
そして、巻き取りドラム18をインバータ式のモータである昇降用電動モータ19にて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン14の繰り出し操作や巻き取り操作で昇降台12を昇降させるように構成されている。
前記走行台車10には、その水平方向に測距用のビーム光を投射する昇降用レーザ測距計20と、その昇降用レーザ測距計20にて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて昇降台12の下面に設置された反射板21に照射するためのミラー22とが設けられている。
そして、昇降用レーザ測距計20は、昇降台12の昇降方向において、走行台車10に設けられたミラー22の配設位置を基準位置として、その基準位置と昇降台12との距離を検出することにより、昇降経路上における昇降台12の昇降位置を検出するように構成されている。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、昇降台12の収納棚1に対する収納部4の上下の並び方向での位置を検出する位置検出手段として昇降用レーザ測距計20を備えている。
また、走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後二つの車輪23が設けられ、それら二つの車輪23うちの車体前後方向の一端側の車輪が、インバータ式のモータである走行用電動モータ24にて駆動される推進用の駆動輪23aとして構成され、車体前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動輪23bとして構成されている。
そして、走行台車10は、走行用電動モータ24の作動で走行レール5に沿って走行するように構成されている。
また、地上側コントローラ7側の走行レール5の端部には、水平方向に測距用のビーム光を投射する走行用レーザ測距計25が設けられ、走行台車10には、走行用レーザ測距計25からのビーム光を反射する反射板26が設けられている。
そして、走行用レーザ測距計25は、走行台車10に設置されている反射板26に向けて投射して、走行レール5の端部からの走行台車10の距離を検出することにより、走行経路上における走行台車10の走行位置を検出するように構成されている。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、昇降台12の収納棚1に対する収納部4の左右の並び方向での位置を検出する位置検出手段として走行用レーザ測距計25を備えている。
このスタッカークレーン3には、図4に示すように、地上側コントローラ7からの指令に基づいて、スタッカークレーン3の運転を制御する運転制御手段としてのクレーン制御装置27が設けられている。
そして、このクレーン制御装置27に対して、昇降用レーザ測距計20の検出情報および走行用レーザ測距計25の検出情報が入力されるように構成されている。
前記クレーン制御装置27は、走行台車10の走行を制御する走行制御部27a、昇降台12の昇降を制御する昇降制御部27b、フォーク装置11の作動を制御する移載制御部27cなどから構成されている。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、昇降台12の移動、つまり、走行台車10の走行及び昇降台12の昇降、並びにフォーク装置11の出退作動を制御する運転制御手段としてクレーン制御装置27が設けられている。
そして、クレーン制御装置27は、荷載置台8の物品9を複数の収納部4のいずれかに入庫する入庫指令や、複数の収納部4のいずれかに収納されている物品9を荷載置部8に出庫する出庫指令などを地上側コントローラ7から受けると、荷載置台8の物品9を指令された収納部4に入庫する入庫動作や、指令された収納部4に収納されている物品9を荷載置部8に出庫する出庫動作を行うように構成されている。
前記地上側コントローラ7は、入庫指令や出庫指令とともに、移載作業対象とする収納部4或いは移載作業対象とする荷載置台8に対する目標走行停止位置Ph0、目標昇降停止位置Pv0(移載作業が卸し用であるか掬い用であるかで異なる位置となる)についての情報をクレーン制御装置27に送信するように構成されている。
そして、クレーン制御装置27は、入庫動作において、荷載置台8の物品9を掬い取る掬い用の移載処理を実行したのち、収納部4に物品9を載置する卸し用の移載処理を実行し、出庫動作において、複数の収納部4のいずれかの物品9を掬い取る掬い用の移載処理を実行したのち、荷載置台8に物品9を載置する卸し用の移載処理を実行する。
上述の掬い用の移載処理は、複数の収納部4又は荷載置台8のうちで移載作業対象とする収納部4又は荷載置台8が指示されると、昇降台12を昇降用レーザ測距計20及び走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、移載作業対象とする収納部4又は荷載置台8に対する目標走行停止位置Ph0及び掬い用の目標昇降停止位置Pv0に昇降台12を移動させ、フォーク装置11の突出作動と昇降台12の昇降作動とにより物品9を掬い取り、フォーク装置11の引退作動により物品9が昇降台12上に位置するように物品9を移載する処理である。
また、上述の卸し用の移載処理は、複数の収納部4又は荷載置台8のうちで移載作業対象とする収納部4又は荷載置台8が指示されると、昇降台12を昇降用レーザ測距20及び走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、移載作業対象とする収納部4又は荷載置台8に対する目標走行停止位置Ph0及び卸し用の目標昇降停止位置Pv0に昇降台12を移動させ、フォーク装置11の突出作動と昇降台12の昇降作動とにより物品9を収納部4又は荷載置台8に載せ卸し、フォーク装置11の引退作動により物品9が収納部4又は荷載置台8に載置された状態にするように物品9を移載する処理である。
そして、上記両移載処理では、昇降台12が、走行台車10の走行移動により目標走行停止位置Ph0に到達する前に、突出開始位置Ph1に移動した時点で、前記フォーク装置11の突出作動を開始させるようになっている。
つまり、クレーン制御装置27は、複数の収納部4のうちで移載作業対象とする収納部が指示されると、位置検出手段20,25の検出情報に基づいて、移載作業対象とする収納部に対する目標停止位置に昇降台12を移動させる移動制御、及び、昇降台12が目標走行停止位置Ph0に停止する前の突出開始位置に移動すると、前記フォーク装置11を引退位置から突出位置に向けて突出作動させることを開始して突出位置に突出させる早め突出制御を実行するように構成されている。
前記目標走行停止位置Ph0、突出開始位置Ph1、目標昇降停止位置Pv0は、一対の荷載置台8及び複数の収納部4の夫々に対応して定められている。
そして、目標昇降停止位置Pv0は、掬い用の移載処理については、収納部4の載置支持部1bや荷載置台8の載置部よりも設定高さだけ低い位置が定められ、卸し用の移載処理については、収納部4の載置支持部1bや荷載置台8の載置部よりも設定高さだけ高い位置が定められている。
突出開始位置Ph1は、前記目標走行停止位置Ph0よりも走行台車10の走行方向で設定距離だけ手前に位置する走行速度判別用位置Ph2における昇降台12の移動状態が高速移動状態であるか低速移動状態であるかに応じて、移載処理毎に適切な位置が設定される。
昇降台12の移動状態としては、具体的には、走行制御部27aが走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて算出する走行台車10の走行速度Vが用いられる。なお、走行台車10の走行速度Vは、昇降台12の走行速度でもある。そして、走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の走行速度Vの値が大きいときは小さいときよりも、突出開始位置Ph1が目標走行停止位置Ph0から離れるように設定される。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、走行用レーザ測距計25、速度制御部27aが、昇降台12の目標走行停止位置Ph0に対して設定距離を離れた速度判別用位置Ph2における昇降台12の移動速度を検出する移動速度検出手段を構成し、運転制御手段としてのクレーン制御装置27が、移動速度検出手段25,27aの検出情報に基づいて、昇降台の目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所での移動状態を判別するように構成され、昇降台の目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所での移動状態が高速移動状態のときには低速移動状態のときよりも、突出開始位置Ph1を目標走行停止位置Ph0から離れるように変更調整するように構成されている。
次に、移載作業対象としての複数の収納部4に対して行われる卸し用の移載処理について説明を加える。なお、移載作業対象として荷載置台8について行われる卸し用の移載処理も同様に行われることになる。また、掬い用の移載処理は、昇降台12が、目標昇降停止位置Pv0が卸し用のものに代えて掬い用のものとなる点と、フォーク装置11を突出作動させた後の昇降台12の昇降方向が逆になる点以外は卸し用の移載処理と同様である。
前記クレーン制御装置27は、目的の収納部4に対応する目標走行停止位置Ph0及び卸し用目標昇降停止位置Pv0に昇降台12を移動させるべく、スタッカークレーン3の作動を制御するとともに、収納部4へ物品9を載置すべく、スタッカークレーン3の作動を制御する。
説明を加えると、まず、走行制御部27aが、走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、目標走行停止位置Ph0に走行台車10を走行させるべく、走行用電動モータ24の作動を制御する走行制御を行い、かつ、昇降制御部27bが、昇降用レーザ測距計20の検出情報に基づいて、卸し用目標昇降停止位置Pv0に昇降台12を昇降させるべく、昇降用電動モータ19の作動を制御する昇降制御を行う。
走行制御部27aは、走行用レーザ測距計25の検出情報により走行台車10が走行速度判別用位置Ph2に位置したことを検出すると、移載制御部27cに対して検出信号S1及び走行台車10の走行速度Vの情報を出力する。これにより、移載制御部27cは、フォーク装置11の突出作動を開始させる位置である突出開始位置Ph1を決定するための突出開始位置設定処理を実行する。
そして、移載制御部27cは、走行用レーザ測距計25の検出情報に基づき、走行台車10が設定された突出開始位置Ph1まで移動したことを検出すると、フォーク用モータの作動を制御して、引退位置にあるフォーク装置11のプライマリフォーク11cを突出位置に変更するべく、フォーク装置11の突出作動を開始させる。
つまり、移載制御部27cは、移載作業対象としての収納部4に対する目標走行位置Ph0に走行台車10が移動を完了する前に、走行台車10が突出開始位置Ph1まで移動すると、フォーク装置11の突出作動を開始させる。
フォーク装置11の突出位置への作動が完了すると、昇降制御部27bが、設定高さだけ昇降台12を下降させるべく、昇降用電動モータ19の作動を制御する。このようにして、フォーク装置11を突出させた状態で昇降台12を下降させることにより、収納部4の載置支持部1bに物品9が載置された状態となり、最後に、移載制御部27cが、フォーク装置11を引退位置まで、引退させるべく、フォーク用モータの作動を制御する。
こうして収納部4へ物品9を載置する卸し用の移載処理が完了すると、昇降台12は、走行制御部27aが行う走行制御及び昇降制御部27bが行う昇降制御により、次の目的とする掬い位置に対する目標走行停止位置Ph0及び掬い用の目標昇降停止位置Pv0に移動する。
以下、上述した卸し用の移載処理における移載制御部27cの制御動作について図5及び図6のフローチャートに基づいて説明する。
移載制御部27cは、走行台車10が走行速度判別用位置Ph2に移動して、走行制御部27aが検出信号S1を出力するまで待機状態となっている(ステップ#1)。移載制御部27cは、走行制御部27aが出力する検出信号S1を受信すると、突出開始位置設定処理を実行する(ステップ#2)。これにより、当該移載処理における目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所での移動状態に応じた突出開始位置Ph1が設定される。
そして、設定された突出開始位置Ph1に走行台車10が移動したことが判別されると、昇降台12の昇降位置の確認が行われる(ステップ#3〜ステップ#4)。なお、昇降用レーザ測距計20及び走行用レーザ測距計25の計測情報は走行制御部27a及び昇降制御部27bのみならず、移載制御部27cにも入力されている(図4参照)ので、走行台車10と昇降台12の位置情報は、走行制御部27aや昇降制御部27bを介さずに移載制御部27cにより直接取得される。
ステップ#4の処理は、昇降台12が卸し用目標昇降停止位置Pv0まで昇降移動している途中にフォーク装置11の突出作動が開始された場合に、収納棚4の載置指示部1b等とフォーク装置11或いは載置された物品9とが接触しないように、走行台車10が突出開始位置Ph1に移動した時点での昇降台12の昇降位置を確認する処理である。
具体的には以下のような処理を行う。即ち、移載制御部27cは、走行台車10が突出開始位置Ph1に移動した時点での昇降台12の昇降位置を、昇降用レーザ測距計20の計測情報に基づいて取得し、その時の昇降台12の昇降位置が、当該移載処理についての卸し用目標昇降停止位置Pv0から昇降方向で手前側に設定距離だけ離れた突出許可昇降位置Pv1を超えているかどうか(突出許可昇降位置Pv1よりも卸し用目標昇降停止位置Pv0側かどうか)を判別する。
走行台車10が突出開始位置Ph1に移動した時点での昇降台12の昇降位置が突出許可昇降位置Pv1を超えていれば、フォーク装置11の作動が開始され(ステップ#5)、突出許可昇降位置Pv1を超えていなければ、昇降制御部27bによる昇降作動が進行して昇降台12の昇降位置が突出許可昇降位置Pv1を超えるまでフォーク装置11の突出作動は開始されない。
移載制御部27cは、フォーク装置11の突出作動を開始すると、先述の突出側リミットスイッチSW1がオンするまで、つまり、フォーク装置11のプライマリフォーク11cが突出位置に位置するまで継続して、フォーク用モータを突出作動用の回転方向にて駆動させる(ステップ#5,ステップ#6)。フォーク装置11が突出位置まで移動されると、移載制御部27cは、突出完了信号S2を昇降制御部27bに対して出力する(ステップ#7)。
突出完了信号S2を受信した昇降制御部27bは、フォーク装置11に載置された物品9が、物品収納棚1の載置支持部1bに支持された状態となるように、昇降台12を設定量だけ下降させ、この設定量の下降作動が完了すると、昇降完了信号S3を移載制御部27cに対して出力する。この時点で、物品9は、物品収納棚1の収納部4内に収納された状態となっている。
移載制御部27cは、昇降制御部27bからの昇降完了信号S3を受信するまでは、フォーク装置11の引退作動を開始させず待機状態となっている(ステップ#8)。移載制御部27cは、昇降完了信号S3を受信してフォーク装置11の引退作動を開始すると、先述の引退側リミットスイッチSW2がオンするまで、つまり、フォーク装置11のプライマリフォーク11cが引退位置に位置するまで継続して、フォーク用モータを引退作動用の回転方向にて駆動させる(ステップ#9,ステップ#10)。フォーク装置11が引退位置まで移動されると、移載制御装置27cは、引退完了信号S4を走行制御部27a及び昇降制御部27bに対して出力する(ステップ#11)して卸し用の移載制御を終了する。
上述したステップ#2で実行される突出開始位置設定処理では、図6に示すように、移載制御部27cは、走行制御部27aが出力する走行台車10の走行速度Vの値を受信し(ステップ#1)、走行台車10の走行速度Vの値に基づいて、フォーク装置11の突出作動を開始する位置である突出開始位置Ph1を設定する(ステップ#2)。以下に突出開始位置Ph1の設定方法について説明する。
図7に示すように、フォーク装置11が実線で示す引退位置から二点鎖線で示す突出位置に移動するとき、その先端28はL1の距離を一定の突出作動期間Tmで移動する。距離L1のうち、フォーク装置11が図7で一点鎖線で示す位置まで移動して先端28が物品収納棚1の前面位置VPまで移動する距離をL2とすると、距離L2の移動に要する時間Tは、T=L2/Vf(Vfはフォークの突出作動速度)で一定の時間である。このとき物品9が載置されているときは、図3に示す様に、物品9も物品収納棚1と接触しない前面位置VPの手前位置まで移動することになる。一方、走行台車10が目標走行停止位置Ph0に停止する前の走行台車10の移動状態は、移載処理によって異なる状態となるため、時間Tの間に走行台車10が移動する距離は、移動状態によって異なるものとなる。
なお、走行台車10の移動状態が移載処理によって異なる状態となるのは、例えば、次のような事情による。つまり、載置された物品9の重量が大きい場合や、物品9の荷姿が崩れ易い場合には、これらの情報に基づいて、地上側コントローラ7からクレーン制御装置27に対して、適切な加速度、適切な目標速度、減速度にて走行台車10及び昇降台12の走行作動及び昇降作動が行われるように走行指令や昇降指令が指令される。これにより、例えば、図8に示すように、時刻t=-T(目標走行停止位置への到着時刻t=0を基準とした時刻)での移動状態として走行速度Vが異なったり、減速度が異なったりすることになる。
そこで、フォーク装置11の突出作動が開始されてから時間Tが経過するまでに、走行台車10が目標走行停止位置Ph0で停止するように、突出開始位置Ph1を設定するようにしている。つまり、時刻t=0に走行台車10が目標走行停止位置Ph0に停止するのであれば、その時刻から時間Tだけ先の時刻にフォーク装置11の突出作動が開始されるようにすればよく、そのための突出開始位置Ph1としては、目標走行停止位置Ph0から、時間Tに相当する移動距離である距離Lを隔てた手前の位置「Ph0−L」を突出開始位置Ph1とすればよいことになる。
したがって、突出開始位置Ph1は、時刻t=−Tからt=0までの間に走行台車10が移動する距離Lだけ目標走行停止位置Ph0より手前の位置として以下の式で与えられる。なお、V(t)は時刻t=tにおける走行台車10の走行速度を表わすものであり、Ph1やPh0等の走行位置は走行台車10の走行開始位置を原点とし、目標走行停止位置側を正の方向に設定した座標系における位置座標を表わしている。
突出開始位置Ph1=Ph0−∫-T 0 V(t)dt …(式1)
突出開始位置Ph1を、目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所での走行台車10の移動状態に応じて変更調整するには、(式1)に基づいて突出開始位置Ph1を設定することが理想的であるが、本実施形態では、前述の通り、時間Tに相当する移動距離である距離Lを、走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の走行速度Vに基づいて補正係数γにより近似的に算出し、突出開始位置Ph1を以下の(式2)により設定している。
突出開始位置Ph1=Ph0−V×T×γ …(式2)
係数γは、走行速度判別用位置Ph2と目標走行停止位置Ph0との設定距離や設備運常時の移載処理ごとの減速度についての予測される差の大小等により決定される補正係数である。このようにして、突出開始位置Ph1が設定されるので、昇降制御部27cは、走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の走行速度Vが大きいときには小さいときよりも、突出開始位置Ph1を目標走行停止位置Ph0から離れるように変更調整するように構成されている。
上述した移載処理における走行台車10の移動状態を、高速移動状態及び低速移動状態として顕著に異なる2つ移動状態により例示すると、走行台車10の走行位置の時間変化を示した図9のようになる。そして、走行台車10がそれぞれの移動状態を経て目標走行停止位置Ph0に停止する場合に、フォーク装置11の突出作動期間Tmは、それぞれ、図9に示す期間31及び期間32で示す期間となる。
図9からもわかるように、突出開始位置Ph1は、走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の走行速度V、つまり、図9で点W1及び点W2における走行位置の変化率(図9では直線的変化であればその傾きであり、曲線的変化であればその点における接線の傾きである。)に応じて、高速移動状態での突出開始位置Ph1-fastと低速移動状態での突出開始位置Ph1-slowとは異なる位置に設定されている
従来の物品収納設備であると、固定の突出開始位置Ph1として例えば、低速移動状態に合わせて設定された突出開始位置Ph1-slowと同じ位置で高速移動状態においても突出作動を開始するので、フォーク装置11の突出作動は、期間33で示される期間で行われ、突出作動が終了する時刻tはt3となっている。一方、本物品収納設備であると、高速移動状態での突出作動は期間32で示される期間で行われ、突出作動が終了する時刻tはt1となっている。つまり、本物品収納設備であると、従来のものに比べ、高速移動状態で目標走行停止位置Ph0に移動して停止した時(時刻t=0)から、突出作動か終了するまでの時間がt3−t1の分だけ短縮されることになる。
上述の(式2)において、補正係数γを速度判別用位置Phにおける昇降台12の走行速度Vに応じて異なる適切な値を使用すれば、昇降台12が突出開始位置Ph1から目標走行停止位置Ph0の間を移動する時間を、速度判別用位置Phでの移動状態が異なっても略同じにすることができる。これにより、速度判別用位置Phでの移動状態が高速移動状態であっても、昇降台12が目標走行停止位置Ph0に位置したときのフォーク装置11の突出量を、低速移動状態である場合と略同じ量にすることができる。
以上のように、本物品収納設備では、フォーク装置11の突出作動開始位置を走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の走行速度Vに応じて変更調整することにより、走行台車10が目標走行停止位置Ph0に停止してからさらにフォーク装置11を突出作動させる時間を従来に比べ短縮させることができるので、入出庫動作に要する時間を短縮することができる。
参考の実施形態〕
次に、本発明の物品収納設備の参考の実施形態について説明する。本物品収納設備は、上記した第1実施形態に係る物品収納設備と以下の点が異なる以外は、第1実施形態に係る物品収納設備と同じ構成であるので、本物品収納設備についての以下の説明では、第1実施形態に係る物品収納設備と異なる部分について説明する。
上記第1実施形態では、クレーン制御装置27が目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所での昇降台12の移動状態を速度判別用位置Ph1における走行台車10の走行速度Vにより判別しているが、本実施形態では、クレーン制御装置27が高速運転モードMHであるか低速運転モードMHであるかに基づいて、目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所での昇降台12の移動状態を判別する。
説明を加えると、クレーン制御装置27は、当該移載処理の条件(例えば、移載される物品9の重量や荷姿等)に応じて、地上側コントローラ7から指令される移載処理についての制御指令により、高速運転モードMH又は低速運転モードMLの何れかの運転モードが選択される。クレーン制御装置27が備える走行制御部27a及び昇降制御部27bは、選択設定されたクレーン制御装置27の運転モードに応じて、走行台車10の走行作動や昇降台12の昇降作動の制御を行う。高速運転モードMH及び低速運転モードMLにより走行作動及び昇降作動が制御された場合の昇降台12の走行速度Vの時間変化及び走行位置の時間変化を示すと図10のようになる。
走行台車10による昇降台12の走行作動が開始されてから目標走行停止位置Ph0に移動するまでに要する時間は、昇降台12が高速運転モードMHにより走行作動する場合はTfであり、低速運転モードMLにより走行作動する場合はTsであり、Tf<Tsとなっていることから、同じ走行移動距離であれば高速運転モードMHのときの方が低速運転モードMLのときよりも短時間で走行作動が完了することがわかる。そして、目標走行停止位置Ph0に対する手前箇所における昇降台12の走行移動速度Vの減速度は図10に示すように、高速運転モードMHの場合は急減速状態となっており、低速運転モードMLの場合は緩減速状態となっている。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、クレーン制御装置27が、昇降台12を目標走行停止位置Ph0の手前箇所において大きな減速度で減速させながら目標走行停止位置Ph0に停止させる急減速状態と小さな減速度で減速させながら目標走行停止位置に停止させる緩減速状態とに選択自在に構成されている。
移載作業対象として収納部4に物品9を収納する移載処理、つまり、入庫処理における卸し用の移載処理を例にして、本物品収納設備の実施形態におけるクレーン制御部27の移載制御部27cの動作について図11のフローチャートに基づいて説明する。なお、移載作業対象として収納部4に収納された物品9についての出庫処理における掬い用の移載処理も、目標昇降停止位置Pv0が卸し用のものよりも低く設定されている点と、フォーク装置11を突出作動させた後の昇降台12の昇降方向が逆になる点以外は卸し用の移載処理と同様に行われることになる。また、移載作業対象として荷載置台8に対して行われる卸し用及び掬い用の移載処理も同様の処理が行われる。
図11に示すように、昇降台12が走行開始するまで移載制御部27cは待機状態となっている(ステップ#1)。走行制御部27aは昇降台12の走行作動を開始すると、走行作動中信号を出力する。移載制御部27cが、走行制御部27aが出力する走行作動中信号を受信すると、昇降台12の走行作動が開始されたと判断し、突出開始位置設定処理を実行する(ステップ#2)。ステップ#2で突出開始位置Ph1が設定された後は、移載制御部27cは、第1実施形態において説明した処理と同じ処理を実行し、フォーク装置11の突出作動及び引退作動を制御するので、再度の説明は略する。
ステップ#2で実行される突出開始位置設定処理では、図12に示すような処理が実行される。すなわち、地上側コントローラ7から指令される移載処理についての制御指令により選択設定されるクレーン制御装置27の運転モードが、高速運転モードMHであるか低速運転モードMLであるかチェックする(ステップ#1)。なお、地上側コントローラ7により選択設定されたクレーン制御装置27の運転モードについての情報は、図示しないクレーン制御装置27が備える記憶部に記憶されている。クレーン制御部27が高速運転モードMHに設定されている場合には、突出開始位置Ph1は高速運転モード用突出開始位置Ph1−Hが設定され(ステップ#2)、クレーン制御部27が低速運転モードMLに設定されている場合には、突出開始位置Ph1は低速運転モード用突出開始位置Ph1−Lが設定される(ステップ#3)。
高速運転モード用突出開始位置Ph1−H及び低速運転モード用突出開始位置Ph1−Lは、移載作業対象である収納部4に対する目標走行停止位置Ph0に夫々について設定されており、図10に示すように、高速運転モード用突出開始位置Ph1−Hは、低速運転モード用突出開始位置Ph1−Lよりも目標走行停止位置Ph0から離れた位置となっている。
つまり、本物品収納設備の実施形態においては、クレーン制御装置27が、地上側コントローラ7により目標走行停止位置Ph0の手前箇所において大きな減速度で減速させながら目標走行停止位置Ph0に停止するように指令された場合には、小さな減速度で減速させながら目標走行停止位置Ph0に停止するように指令された場合よりも、突出開始位置Ph1を目標走行停止位置Ph0から離れた位置を設定することになる。
したがって、突出開始位置Ph1から目標停止位置Ph0に移動するまでに要する時間が、高速運転モードMHで目標停止位置Ph0に移動する場合(図10で示すTb)でも、短くならず、低速運転モードMLでフォーク装置11の早め突出制御を行う場合(図10で示すTa)と同様に、目標停止位置Ph0に移動するまでに十分な突出量を確保することができる。これにより、入出庫処理における収納部4に対する物品9の移載処理の処理時間を短縮することができる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記第1実施形態では、移動速度検出手段は、走行用レーザ測距計25と、この走行用レーザ測距計25の測定情報に基づいて走行台車10の走行速度Vを算出する走行制御部27aとで構成されたものを例示したが、走行台車10の車輪23の回転速度を検出する回転速度検出手段を設けて、走行制御部27がこの回転速度検出手段の検出情報に基づいて走行速度Vを算出するように構成してもよい。なお、走行速度Vを算出する処理は走行制御手段27aで実行せずに、移載制御部27cで実行してもよい。
また、速度検出手段として、走行台車10の走行速度Vを計測して速度情報を出力する速度計にて構成してもよい。この場合、この速度計の出力に基づいて移載制御部27cが突出開始位置を変更調節することになる。
(2)上記第1実施形態では、突出開始位置Ph1を設定する場合に、(式2)に示すように走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の走行速度Vと補正係数γを用いたが、これらに加えて、走行速度判別用位置Ph2における走行台車10の減速度Bを用いて突出開始位置Ph1を算出してもよい。この場合、移動距離Lは、以下に示す(式3)に基づいて算出することが考えられる。
突出開始位置Ph1=Ph0−(V×T−(1/2)B×T2)×γ´ …(式3)
係数γ´は、走行速度判別用位置Ph2と目標走行停止位置Ph0との設定距離や移載処理ごとの減速度Bが示す安定度等により決定される補正係数である。減速度Bを加えて用いることにより、時間Tの間の走行台車10の移動距離として算出される距離Lは、時間Tに亘る実際の移動状態による走行台車10の移動距離により近い値のものとなり、移動状態に応じて突出開始位置Ph1を変更調節するときの精度を向上させることができる。
(3)上記第1実施形態では、突出開始位置Ph1を設定する場合に、走行速度Vの値に基づいて時間Tの間に走行台車10が移動する距離Lを(式2)に基づいて算出しているが、目標走行停止位置にて停止する前の時間Tの間に移動する距離Lを、走行速度判別用位置Ph2での走行速度Vと対応付けた形態で構成されたデータテーブルをクレーン制御装置27に記憶させて、このデータテーブルを参照することにより走行速度Vに応じた突出開始位置Ph1を設定してもよい。
(4)上記第1の実施形態では、走行台車10が突出開始位置Ph1まで移動したときの昇降台12の昇降位置が、突出許可昇降位置Pv1より卸し(或いは掬い)用目標昇降停止位置Pv0側かどうかを判別しているが、この突出許可昇降位置Pv1が、卸し(或いは掬い)用の目標昇降停止位置Pv0の手前側に設けられた昇降速度判別用位置Pv2での昇降台12の昇降速度Vvの大小に応じて異なる位置に変更調節されるように構成してもよい。
この場合、昇降速度判別用位置Pv2での昇降台12の昇降速度Vvが大きいときは小さいときよりも、突出許可昇降位置Pv1は目標昇降停止位置Pv0から離れるように設定されることになる。
(5)上記第1の実施形態では、走行台車10の移動状態が高速移動状態であるか低速移動状態であるかにより、目標走行停止位置Ph0までの距離を変化させて走行方向手前側における突出開始位置Ph1を変更調節するように構成された物品収納設備を例示したが、これに代えて、昇降台12の昇降状態が高速移動状態であるか低速移動状態であるかにより、卸し(或いは掬い)用の目標昇降停止位置Pv0までの距離を変化させて昇降方向手前側における突出開始位置Pv1を変更調節するように構成されたものであってもよい。
(6)前項(5)の構成とする場合は、卸し(或いは掬い)用の目標昇降停止位置Pv0に対して設定距離を離れた昇降速度判別用位置Pv1における昇降台12の昇降速度Vvを検出する移動速度検出手段が、昇降用レーザ測距計20と昇降制御部27bとで構成されることになる。そして、移載制御部27cが、昇降制御部27bから昇降台12の昇降速度Vvを取得して、昇降台12の卸し(或いは掬い)用の目標昇降停止位置Pv0に対する手前箇所での移動状態を判別するように構成されることになる。
(7)上記第1の実施形態では、移動基台がスタッカークレーン3に備えられた昇降台12にて構成されたものを例示したが、これに限らず、収納部が並設された収納棚の前面側において収納部の並び方向に移動操作されるものであればよい。
)上記第1の実施形態では、収納棚として、収納部が縦横に複数並べて設けられたものを例示したが、これに限らず、収納部が横方向にだけ並べて設けられたものでもよし、収納部が縦方向にだけ並べて設けられたものでもよい。
物品収納設備の外観斜視図 スタッカークレーンの正面図 フォーク装置と物品収納棚とを示す側面図 制御ブロック図 第1実施形態による卸し用の移載制御処理のフローチャート 第1実施形態による突出開始位置設定処理のフローチャート フォーク装置と物品収納棚とを示す平面図 異なる移動状態となる走行台車の走行速度変化を示すグラフ 第1実施形態による走行台車の走行位置の変化とフォーク装置の突出作動期間を示す図 参考の実施形態における高速運転モード及び低速運転モードによる昇降台の走行位置及び走行速度の時間変化を示す図 参考の実施形態による卸し用の移載制御処理のフローチャート 参考の実施形態による突出開始位置設定処理のフローチャート
符号の説明
Ph0 目標停止位置
Ph1 突出開始位置
Ph2 速度判別用位置
1 収納棚
4 収納部
9 物品
11 移載装置
11c 物品保持部
12 移動基台
20,25 位置検出手段
27 運転制御手段

Claims (2)

  1. 物品を収納する複数の収納部が並設された収納棚の前面側において前記収納部の並び方向に移動操作される移動基台と、
    その移動基台に装備されて、物品保持部を前記移動基台側に引退させた引退位置と前記収納部内に突入させるための突出位置とに亘って出退移動操作する移載装置と、
    前記移動基台の前記収納棚に対する前記収納部の並び方向での位置を検出する位置検出手段と、
    前記移動基台の移動及び前記移載装置における前記物品保持部の出退作動を制御する運転制御手段とが設けられ、
    前記運転制御手段が、前記複数の収納部のうちで移載作業対象とする収納部が指示されると、前記位置検出手段の検出情報に基づいて、移載作業対象とする収納部に対する目標停止位置に前記移動基台を移動させる移動制御、及び、その移動基台が目標停止位置に停止する前の突出開始位置に移動すると、前記移載装置における物品保持部を引退位置から突出位置に向けて突出作動させることを開始する早め突出制御を実行するよう構成されている物品収納設備であって、
    前記運転制御手段が、前記移動基台の前記目標停止位置に対する手前箇所での移動状態が高速移動状態のときには低速移動状態のときよりも、前記突出開始位置を前記目標停止位置から離れるように変更調整するように構成され
    前記移動基台の前記目標停止位置に対して設定距離を離れた速度判別用位置における前記移動基台の実際の移動速度を検出する移動速度検出手段が設けられ、
    前記運転制御手段が、前記移動速度検出手段の検出情報に基づいて、前記移動基台の前記目標停止位置に対する手前箇所での実際の移動状態を判別するように構成されている物品収納設備。
  2. 前記収納棚における前記収納部が上下及び左右に並設され、
    前記移動基台が、前記収納部の並び方向として、上下方向並びに左右方向に移動自在に構成され、
    前記運転制御手段が、前記移動基台を上下方向に移動させるとき及び前記左右方向に移動させるときのうちの少なくとも一方の移動において、前記早め突出制御を実行するように構成されている請求項1記載の物品収納設備。
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