JP4532265B2 - 1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミド - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、一般式I
Figure 0004532265
[式中、変数及び置換基は以下の意味を有する:
X、Yは互いに無関係に
臭素;シアノ;
アリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい);
式−L−Rの基;
式−NR の基
であり、
R、R′は互いに無関係に
水素;
〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、そして芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
〜C−シクロアルキル(その炭素骨格が1つ以上の基−O−、−S−及び/又は−NR−によって中断されていてよく、かつ/又はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
アリール又はヘタリール(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR、−NHCOR及び/又はアリールアゾ又はヘタリールアゾ(前記基はそれぞれC〜C10−アルキル、C〜C−アルコキシ又はシアノによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)
であり、
Lは1,2−エチレン、1,2−エテニレン又は1,2−エチニレンであり、
は水素又はC〜C−アルキルであり、
は水素;C〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)であり、
はC〜C18−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつ−COOR、−SO、ヒドロキシ、シアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、かつ芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミド並びに前記のテリレンテトラカルボン酸ジイミドの製造方法及び、高分子の有機材料及び無機材料の着色のための、分散剤、有機顔料用の顔料添加剤及び蛍光色素及び顔料添加剤の製造用の中間生成物としての、有色の重合体分散液又は電磁スペクトルの近紫外領域で吸収性及び/又は発光性の重合体分散液の製造のための、電子写真における光電導体としての、電子発光的用途及び化学発光的用途における発光体としての、蛍光変換、生物発光アレイ並びに光電池における活性成分としての及びレーザ色素としての使用に関する。
J. Phys. Chem. A 1997, 101, 8435-8440頁並びにChem. Eur. J. 1997, 3, 219-225頁から公知のように、テリレン−3,4:11,12−テトラカルボン酸ジイミド(以下に短縮して“テリルイミド”と呼ぶ)は、有利には電磁スペクトルの長波長赤色領域において吸収を示し、かつ電磁スペクトルの長波長赤色領域乃至近赤外領域において蛍光発光を示す顔料及び蛍光色素として好適である。
詳細にはChem. Eur. J. 1997, 3, 219-225頁において核置換されていないテリルイミド及び1,6−ジ−t−ブチルフェノキシ置換されたテリルイミドの製造が記載されている。
テリレン核において非置換の前記の物質種の代表物が、記載される合成順序でまずまずの収率において得られる一方で、1,6−二置換された誘導体の製造は合成では非常に高価であり、所望の生成物は不十分な収率でのみ得られるに過ぎない。長波長で吸収及び発光を示す高度に置換された誘導体の製造は公知の経路を介しても原則的には不可能である。
従って本発明の課題は、有利な応用特性を有し、特にそれぞれの使用媒体中に良好に導入でき、この媒体に適合できるだけでなく、今まで知られている前記の物質種の代表物よりも長波長でも、すなわち電磁スペクトルの長波長赤色領域と近赤外領域において吸収及び発光を示す、高度に置換されたテリルイミドを提供することであった。
それに応じて冒頭に定義される式Iのテリルイミドが見出された。
有利なテリルイミドは従属形式請求項を参照できる。
更に一般式Ia
Figure 0004532265
[式中、
は臭素;アリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)を意味する]で示される1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの製造方法であって、
a)一般式II
Figure 0004532265
のテリルイミドと元素の臭素とを溶剤としてのハロゲン化炭化水素の存在下に反応させて、一般式Ia′
Figure 0004532265
の1,6,9,14−テトラブロモテリルイミドにして、そして所望であれば
b)工程a)で得られたテトラブロモテリルイミドIa′を不活性の含窒素塩基性溶剤及び塩基の存在下に一般式III
−H III
(X≠臭素)のアルコール又はチオアルコールと反応させて、一般式Iaの1,6,9,14−四置換されたテリルイミド(X≠臭素)にすることを特徴とする方法が見出された。
更に一般式Ib
Figure 0004532265
[式中、
はアリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり、
は臭素;アリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり、かつ
はC〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ヒドロキシ又はシアノによって置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの製造方法であって、
a)一般式IV
Figure 0004532265
で示される1,6−二置換されたテリルイミドと元素の臭素とを溶剤としてのハロゲン化炭化水素の存在下に反応させて、一般式Ib′
Figure 0004532265
で示される9,14−二臭素化されたテリルイミドにして、そして所望であれば
b)工程a)で得られた9,14−二臭素化されたテリルイミドIb′を不活性の含窒素塩基性溶剤及び塩基の存在下に一般式III
−H III
(X≠臭素)のアルコール又はチオアルコールと反応させて、一般式Ibの1,6,9,14−四置換されたテリルイミド(X≠臭素)にすることを特徴とする方法が見出された。
更に一般式Ic
Figure 0004532265
[式中、Xは式−L−Rの基を意味する]で示される1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの製造方法であって、一般式Ia′
Figure 0004532265
で示される1,6,9,14−テトラブロモテリルイミドを、非プロトン性溶剤、触媒としてのパラジウム錯体、助触媒としての銅塩及び塩基の存在下に一般式V
H−C≡C−R
の1−アルキンと反応させて、そして所望であれば得られた1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの基X中に含まれる不飽和結合を更に還元させることを特徴とする方法が見出された。
最後に、一般式Id
Figure 0004532265
[式中、
はアリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり、
は式−L−Rの基であり、
はC〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ヒドロキシ又はシアノによって置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの製造方法であって、一般式Ib′の9,14−二臭素化されたテリルイミドを、非プロトン性溶剤、触媒としてのパラジウム錯体、助触媒としての銅塩及び塩基の存在下に一般式V
H−C≡C−R
の1−アルキンと反応させて、そして所望であれば得られた1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの基X中に含まれる不飽和結合を更に還元させることを特徴とする方法が見出された。
とりわけ、高分子の有機材料及び無機材料の着色のための、分散剤、有機顔料用の顔料添加剤及び蛍光色素及び顔料添加剤の製造用の中間生成物としての、有色の重合体分散液又は電磁スペクトルの近紫外領域で吸収性及び/又は発光性の重合体分散液の製造のための、電子写真における光電導体としての、電子発光的用途及び化学発光的用途における発光体としての、蛍光変換、生物発光アレイ並びに光電池における活性成分としての及びレーザ色素としての使用が見出された。
式I乃至V中に出てくるアルキル基の全ては直鎖状又は分枝鎖状であってよい。アルキル基が置換されている場合には、アルキル基は一般に1又は2つの置換基を有する。
置換されている芳香族基は、一般に3つ以下、有利には1又は2つの前記の置換基を有してよい。
有利な基−L−Rとして、C〜C18−アルキル、とりわけC〜C−アルキル(前記基は、特に末端位(ω位)でシアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、メチルカルボキシ又はエチルカルボキシによって置換されていてよい)によって置換されたエテニル及びエチニルが挙げられる。
好適な基R、R′、R、R、R、R、X、X、X、X、Y及びY(もしくはその置換基)並びに−L−Rについて詳細に挙げる:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、1−エチルペンチル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル及びエイコシル(前記の名称のイソオクチル、イソノニル、イソデシル及びイソトリデシルは慣用名であり、これらはオキソ合成により得られるアルコールに由来するものである);
メトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−イソプロポキシエチル、2−ブトキシエチル、2−及び3−メトキシプロピル、2−及び3−エトキシプロピル、2−及び3−プロポキシプロピル、2−及び3−ブトキシプロピル、2−及び4−メトキシブチル、2−及び4−エトキシブチル、2−及び4−プロポキシブチル、3,6−ジオキサヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、4,8−ジオキサノニル、3,7−ジオキサオクチル、3,7−ジオキサノニル、4,7−ジオキサオクチル、4,7−ジオキサノニル、2−及び4−ブトキシブチル、4,8−ジオキサデシル、3,6,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオキサウンデシル、3,6,9−トリオキサドデシル、3,6,9,12−テトラオキサトリデシル及び3,6,9,12−テトラオキサテトラデシル;
メチルチオメチル、2−メチルチオエチル、2−エチルチオエチル、2−プロピルチオエチル、2−イソプロピルチオエチル、2−ブチルチオエチル、2−及び3−メチルチオプロピル、2−及び3−エチルチオプロピル、2−及び3−プロピルチオプロピル、2−及び3−ブチルチオプロピル、2−及び4−メチルチオブチル、2−及び4−エチルチオブチル、2−及び4−プロピルチオブチル、3,6−ジチアヘプチル、3,6−ジチアオクチル、4,8−ジチアノニル、3,7−ジチアオクチル、3,7−ジチアノニル、2−及び4−ブチルチオブチル、4,8−ジチアデシル、3,6,9−トリチアデシル、3,6,9−トリチアウンデシル、3,6,9−トリチアドデシル、3,6,9,12−テトラチアトリデシル及び3,6,9,12−テトラチアテトラデシル;
2−モノメチル−及び2−モノエチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチル、2−及び3−ジメチルアミノプロピル、3−モノイソプロピルアミノプロピル、2−及び4−モノプロピルアミノブチル、2−及び4−ジメチルアミノブチル、6−メチル−3,6−ジアザヘプチル、3,6−ジメチル−3,6−ジアザヘプチル、3,6−ジアザオクチル、3,6−ジメチル−3,6−ジアザオクチル、9−メチル−3,6,9−トリアザデシル、3,6,9−トリメチル−3,6,9−トリアザデシル、3,6,9−トリアザウンデシル、3,6,9−トリメチル−3,6,9−トリアザウンデシル、12−メチル−3,6,9,12−テトラアザトリデシル及び3,6,9,12−テトラメチル−3,6,9,12−テトラアザトリデシル;
プロパン−2−オン−1−イル、ブタン−3−オン−1−イル、ブタン−3−オン−2−イル及び2−エチルペンタン−3−オン−1−イル;
2−メチルスルホニルエチル、2−エチルスルホニルエチル、2−プロピルスルホニルエチル、2−イソプロピルスルホニルエチル、2−ブチルスルホニルエチル、2−及び3−メチルスルホニルプロピル、2−及び3−エチルスルホニルプロピル、2−及び3−プロピルスルホニルプロピル、2−及び3−ブチルスルホニルプロピル、2−及び4−メチルスルホニルブチル、2−及び4−エチルスルホニルブチル、2−及び4−プロピルスルホニルブチル及び4−ブチルスルホニルブチル;
カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキシヘキシル、8−カルボキシオクチル、10−カルボキシデシル、12−カルボキシドデシル及び14−カルボキシテトラデシル;
スルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、4−スルホブチル、5−スルホペンチル、6−スルホヘキシル、8−スルホオクチル、10−スルホデシル、12−スルホドデシル及び14−スルホテトラデシル;
2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシプロピ−2−イル、2−及び4−ヒドロキシブチル、1−ヒドロキシブチ−2−イル及び8−ヒドロキシ−4−オキサオクチル;
シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、2−メチル−3−エチル−3−シアノプロピル、7−シアノ−7−エチルヘプチル及び4,7−ジメチル−7−シアノヘプチル;
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ネオペントキシ、t−ペントキシ及びヘキソキシ;
カルバモイル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、ブチルアミノカルボニル、ペンチルアミノカルボニル、ヘキシルアミノカルボニル、ヘプチルアミノカルボニル、オクチルアミノカルボニル、ノニルアミノカルボニル、デシルアミノカルボニル及びフェニルアミノカルボニル;
ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ及びベンゾイルアミノ;
塩素、臭素及びヨウ素;
フェニルアゾ、2−ナフチルアゾ、2−ピリジルアゾ及び2−ピリミジルアゾ;
フェニル、1−及び2−ナフチル、2−及び3−ピリル、2−、3−及び4−ピリジル、2−、4−及び5−ピリミジル、3−、4−及び5−ピラゾリル、2−、4−及び5−イミダゾリル、2−、4−及び5−チアゾリル、3−(1,2,4−トリアジル)、2−(1,3,5−トリアジル)、6−キナルジル、3−、5−、6−及び8−キノリニル、2−ベンズオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾチアジアゾリル、2−及び5−ベンズイミダゾリル及び1−及び5−イソキノリル;
2−、3−及び4−メチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−、3−及び4−エチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジエチルフェニル、2,4,6−トリエチルフェニル、2−、3−及び4−プロピルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジプロピルフェニル、2,4,6−トリプロピルフェニル、2−、3−及び4−イソプロピルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジイソプロピルフェニル、2,4,6−トリイソプロピルフェニル、2−、3−及び4−ブチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジブチルフェニル、2,4,6−トリブチルフェニル、2−、3−及び4−イソブチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジイソブチルフェニル、2,4,6−トリイソブチルフェニル、2−、3−及び4−s−ブチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジ−s−ブチルフェニル及び2,4,6−トリ−s−ブチルフェニル、2−、3−及び4−t−ブチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジ−t−ブチルフェニル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル;2−、3−及び4−メトキシフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジメトキシフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2−、3−及び4−エトキシフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジエトキシフェニル、2,4,6−トリエトキシフェニル、2−、3−及び4−プロポキシフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジプロポキシフェニル、2−、3−及び4−イソプロポキシフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジイソプロポキシフェニル及び2−、3−及び4−ブトキシフェニル;2−、3−及び4−クロロフェニル、及び2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジクロロフェニル;2−、3−及び4−ヒドロキシフェニル及び2,3−、2,4−、2,5−、3,5−及び2,6−ジヒドロキシフェニル;2−、3−及び4−シアノフェニル;3−及び4−カルボキシフェニル;3−及び4−カルボキサミドフェニル、3−及び4−N−メチルカルボキサミドフェニル及び3−及び4−N−エチルカルボキサミドフェニル;3−及び4−アセチルアミノフェニル、3−及び4−プロピオニルアミノフェニル及び3−及び4−ブチリルアミノフェニル;3−及び4−N−フェニルアミノフェニル、3−及び4−N−(o−トリル)アミノフェニル、3−及び4−N−(m−トリル)アミノフェニル及び3−及び4−N−(p−トリル)アミノフェニル;3−及び4−(2−ピリジル)アミノフェニル、3−及び4−(3−ピリジル)アミノフェニル、3−及び4−(4−ピリジル)アミノフェニル、3−及び4−(2−ピリミジル)アミノフェニル及び4−(4−ピリミジル)アミノフェニル;
4−フェニルアゾフェニル、4−(1−ナフチルアゾ)フェニル、4−(2−ナフチルアゾ)フェニル、4−(4−ナフチルアゾ)フェニル、4−(2−ピリジルアゾ)フェニル、4−(3−ピリジルアゾ)フェニル、4−(4−ピリジルアゾ)フェニル、4−(2−ピリミジルアゾ)フェニル、4−(4−ピリミジルアゾ)フェニル及び4−(5−ピリミジルアゾ)フェニル;
シクロペンチル、2−及び3−メチルシクロペンチル、2−及び3−エチルシクロペンチル、シクロヘキシル、2−、3−及び4−メチルシクロヘキシル、2−、3−及び4−エチルシクロヘキシル、3−及び4−プロピルシクロヘキシル、3−及び4−イソプロピルシクロヘキシル、3−及び4−ブチルシクロヘキシル、3−及び4−s−ブチルシクロヘキシル、3−及び4−t−ブチルシクロヘキシル、シクロヘプチル、2−、3−及び4−メチルシクロヘプチル、2−、3−及び4−エチルシクロヘプチル、3−及び4−プロピルシクロヘプチル、3−及び4−イソプロピルシクロヘプチル、3−及び4−ブチルシクロヘプチル、3−及び4−s−ブチルシクロヘプチル、3−及び4−t−ブチルシクロヘプチル、シクロオクチル、2−、3−、4−及び5−メチルシクロオクチル、2−、3−、4−及び5−エチルシクロオクチル、3−、4−及び5−プロピルシクロオクチル、2−ジオキサニル、4−モルホリニル、2−及び3−テトラヒドロフリル、1−、2−及び3−ピロリジニル及び1−、2−、3−及び4−ピペリジル;
フェノキシ、フェニルチオ、1−及び2−ナフチルオキシ、1−及び2−ナフチルチオ、2−、3−及び4−ピリジルオキシ、2−、3−及び4−ピリジルチオ、2−、4−及び5−ピリミジルオキシ及び2−、4−及び5−ピリミジルチオ;
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジイソブチルアミノ、ジ−t−ブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、ジフェニルアミノ、ジ−o−トリルアミノ、ジ−m−トリルアミノ、ジ−p−トリルアミノ及びジ(4−シアノフェニル)アミノ;
1−プロピニル、1−ブチニル、1−ペンチニル、3−メチル−1−ブチニル、1−ヘキシニル、3−及び4−メチル−1−ペンチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−へプチニル、3−、4−及び5−メチル−1−ヘキシニル、3,3−、3,4−及び4,4−ジメチル−1−ペンチニル、3−エチル−1−ペンチニル、1−オクチニル、3−、4−、5−及び6−メチル−1−へプチニル、3,3−、3,4−、3,5−、4,4−及び4,5−ジメチル−1−ヘキシニル、3−、4−及び5−エチル−1−ヘキシニル、3−エチル−3−メチル−1−ペンチニル、3−エチル−4−メチル−1−ペンチニル、3,3,4−及び3,4,4−トリメチル−1−ペンチニル、1−ノニニル、1−デシニル、1−ウンデシニル及び1−ドデシニル;
4−シアノ−1−ブチニル、5−シアノ−1−ペンチニル、6−シアノ−1−ヘキシニル、7−シアノ−1−へプチニル及び8−シアノ−1−オクチニル;
4−ヒドロキシ−1−ブチニル、5−ヒドロキシ−1−ペンチニル、6−ヒドロキシ−1−ヘキシニル、7−ヒドロキシ−1−へプチニル、8−ヒドロキシ−1−オクチニル、9−ヒドロキシ−1−ノニニル、10−ヒドロキシ−1−デシニル、11−ヒドロキシ−1−ウンデシニル及び12−ヒドロキシ−1−ドデシニル;
4−カルボキシ−1−ブチニル、5−カルボキシ−1−ペンチニル、6−カルボキシ−1−ヘキシニル、7−カルボキシ−1−へプチニル、8−カルボキシ−1−オクチニル、4−メチルカルボキシ−1−ブチニル、5−メチルカルボキシ−1−ペンチニル、6−メチルカルボキシ−1−ヘキシニル、7−メチルカルボキシ−1−へプチニル、8−メチルカルボキシ−1−オクチニル、4−エチルカルボキシ−1−ブチニル、5−エチルカルボキシ−1−ペンチニル、6−エチルカルボキシ−1−ヘキシニル、7−エチルカルボキシ−1−へプチニル及び8−エチルカルボキシ−1−オクチニル;
1−プロペニル、1−ブテニル、1−ペンテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−ヘキセニル、3−及び4−メチル−1−ペンテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、1−ヘプテニル、3−、4−及び5−メチル−1−ヘキセニル、3,3−、3,4−及び4,4−ジメチル−1−ペンテニル、3−エチル−1−ペンテニル、1−オクテニル、3−、4−、5−及び6−メチル−1−ヘプテニル、3,3−、3,4−、3,5−、4,4−及び4,5−ジメチル−1−ヘキセニル、3−、4−及び5−エチル−1−ヘキセニル、3−エチル−3−メチル−1−ペンテニル、3−エチル−4−メチル−1−ペンテニル、3,3,4−及び3,4,4−トリメチル−1−ペンテニル、1−ノネニル、1−デセニル、1−ウンデセニル及び1−ドデセニル;
4−シアノ−1−ブテニル、5−シアノ−1−ペンテニル、6−シアノ−1−ヘキセニル、7−シアノ−1−ヘプテニル及び8−シアノ−1−オクテニル;
4−ヒドロキシ−1−ブテニル、5−ヒドロキシ−1−ペンテニル、6−ヒドロキシ−1−ヘキセニル、7−ヒドロキシ−1−ヘプテニル、8−ヒドロキシ−1−オクテニル、9−ヒドロキシ−1−ノネニル、10−ヒドロキシ−1−デセニル、11−ヒドロキシ−1−ウンデセニル及び12−ヒドロキシ−1−ドデセニル;
4−カルボキシ−1−ブテニル、5−カルボキシ−1−ペンテニル、6−カルボキシ−1−ヘキセニル、7−カルボキシ−1−ヘプテニル、8−カルボキシ−1−オクテニル、4−メチルカルボキシ−1−ブテニル、5−メチルカルボキシ−1−ペンテニル、6−メチルカルボキシ−1−ヘキセニル、7−メチルカルボキシ−1−ヘプテニル、8−メチルカルボキシ−1−オクテニル、4−エチル−カルボキシ−1−ブテニル、5−エチルカルボキシ−1−ペンテニル、6−エチルカルボキシ−1−ヘキセニル、7−エチルカルボキシ−1−ヘプテニル及び8−エチルカルボキシ−1−オクテニル。
本発明による、1,6,9,14−位で臭素化されているか、又は4つの同じ(ヘテロ)アリールオキシ基又は(ヘテロ)アリールチオ基を有し、もしくは1,6−位及び9,14−位にぞれぞれ2つの同じ(ヘテロ)アリールオキシ基又は(ヘテロ)アリールチオ基を有するか、又は1,6−位に2つの同じ(ヘテロ)アリールオキシ基又は(ヘテロ)アリールチオ基を有し、かつ9,14−位で臭素化されているテリルイミドIa、Ia′、Ib及びIb′の製造は、有利には文献から公知の核置換されていないテリルイミドIIもしくは1,6−二置換されたテリルイミドIVから出発する本発明による方法に従い行うことができる。
この場合に、テリルイミドIIもしくはIVを工程a)でまず元素の臭素と反応させることによって式Ia′の1,6,9,14−四臭素化されたテリルイミドもしくは式Ib′の9,14−二臭素化されたテリルイミドに転化させる。
テリレン核において、場合により更に官能化された(ヘテロ)アリールオキシ基又は(ヘテロ)アリールチオ基によって置換されたテリルイミドIaもしくはIbを、更なる工程b)において臭素化されたテリルイミドIa′もしくはIb′と芳香族又は複素芳香族のアルコール又はチオアルコールIIIとを臭素交換しながら反応させることによって製造することができる。
本発明による製造方法の工程a)、すなわちテリルイミドIIもしくはIVと元素の臭素との反応は、溶剤としてのハロゲン化炭化水素の存在下に実施する。
この場合に、脂肪族のハロゲン化された炭化水素も、芳香族のハロゲン化された炭化水素も溶剤として適当であるが、有利には塩素化された炭化水素である。例としては、詳細にはメチレンクロリド、クロロホルム、1,1,2,2−テトラクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン(全ての異性体)及びトリクロロベンゼン(全ての異性体)が挙げられ、その際、クロロホルム、1,1,2,2−テトラクロロエタン及びクロロベンゼンが有利である。
通常は、15〜150g、有利には70〜100gの溶剤が、臭素化されるべきテリルイミドIIもしくはIVの1gあたりに使用される。
臭素とテリルイミドとのモル比は、使用される出発材料に依存する。一般に導入されるべき臭素原子あたりに1〜2モル、有利には1.1〜1.5モルの臭素/1モルのIIもしくはIVが起用される。
一般にハロゲン化触媒の存在は要さない。しかしながら臭素化反応が加速させる場合には(約1.5〜3倍だけ)、元素のヨウ素を、有利にはテリルイミドIIもしくはIVに対して1〜5モル%の量で添加することを推奨する。
反応温度は、イミド窒素上の置換基のハロゲン化条件に対する安定性に依存し、かつ一般に40〜100℃、不活性なアルキル置換基もしくはシクロアルキル置換基の場合には、60〜100℃であり、そしてハロゲン化条件に対して安定性が限られたアリール置換基もしくはヘタリール置換基の場合には、有利には50〜70℃である。
臭素化されるべきテリルイミドIIもしくはIVの反応性及びヨウ素の有無に依存して、臭素化は通常は2〜24時間で完了する。
方法技術的に、工程a)においては目的に応じて以下のように行う: 溶剤及びテリルイミドいIIもしくはIVを装入し、場合により触媒を添加し、引き続き5〜10分で所望の臭素量を添加し、該混合物を撹拌しながら所望の反応温度に加熱し、そして後に光遮断下に室温で2〜24時間撹拌する。過剰の臭素を強い窒素流で除去した後に、溶剤を真空中で除去する。残留物を約20倍容量の脂肪族アルコール、例えばメタノール中に懸濁し、そして一晩撹拌する。沈殿した生成物を次いで濾別し、有利には同じアルコールで洗浄し、引き続き水で洗浄し、そして真空下に約120℃で乾燥させる。
一般に、こうして製造される式Ia′の1,6,9,14−四臭素化されたテリルイミドもしくは式Ib′の9,14−二臭素化されたテリルイミドの純度は更なる加工のために十分である。所望であれば、シリカゲル上で溶出剤としてメチレンクロリドを使用するカラム濾過又はメタノールのような溶剤での抽出によって引き続き精製してもよい。
テリレン核において、場合により更に官能化された(ヘテロ)アリールオキシ基又は(ヘテロ)アリールチオ基によって置換されたテリルイミドIaもしくはIbを、本発明による方法の工程b)により、臭素化されたテリルイミドIa′もしくはIb′と芳香族又は複素芳香族のアルコール又はチオアルコールIIIとを不活性の含窒素塩基性溶剤及び塩基の存在下に反応させることによって製造してよい。
不活性の含窒素塩基性溶剤としては、このためには特に極性溶剤、とりわけ窒素複素環式化合物、例えばピリジン、ピリミジン、キノリン、イソキノリン、キナルジン及びN−メチルピロリドン、並びにカルボン酸アミド、例えばN,N−ジメチルホルムアミド及びN,N−ジメチルアセトアミドが好適であり、その際、N−メチルピロリドンが有利である。
溶剤の量は、臭素化されるテリルイミドIa′もしくはIb′の可溶性に依存して、通常は1gのテリルイミドIa′もしくはIb′あたり5〜100g、有利には10〜40gである。 塩基としては、特に求核性でない化合物又は求核性が弱い化合物が適当である。かかる塩基のための例は、無機塩基、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化カリウム及び水酸化ナトリウム、及びアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸カリウム及び炭酸ナトリウム、並びに有機塩基、例えばアルカリ金属アルコラート、特に第三級アルコール、例えばリチウム−、ナトリウム−及びカリウム−t−ブタノラートであり、これらは無水形で使用される。
一般に置換されるべき臭素原子1モルに対して0.8〜1.5モル当量、有利には1〜1.3モル当量の塩基が使用される。
臭素化されたテリルイミドIa′もしくはIb′とアルコールもしくはチオアルコールIIIとのモル比は、同様に置換されるべき臭素原子の数に依存する。一般に1モルの交換されるべき窒素原子に対して1〜2モル、有利には1〜1.5モルのIIIが使用される。
反応温度は、通常は50〜200℃、有利には60〜140℃の範囲である。
反応を保護ガス下で実施することが推奨される。
反応時間は、臭素化されたテリルイミドIa′もしくはIb′の反応性に依存して、約2〜48時間である。
方法技術的に、工程b)で目的に応じて、溶剤を装入し、臭素化されたテリルイミドIa′もしくはIb′、アルコール又はチオアルコールIII及び塩基を添加し、そして得られた溶液もしくは懸濁液を撹拌しながら保護ガス下に2〜48時間加熱して所望の反応温度にするという措置を講じる。
反応生成物の単離は、室温に冷却した後に、既に沈殿した反応生成物を直接濾別し、又は3〜4倍容量の水、希釈無機酸、例えば5〜10質量%の塩酸又は脂肪族アルコール、例えばメタノールで希釈した後に濾別し、次いで少量の溶剤で洗浄し、引き続き排出物が中性になるまで水で洗浄し、そして真空中で乾燥させることによって行ってよい。
1,6,9,14−位において4つの同じ、所望であれば置換されたアルキル基、アルケニル基又はアルキニル基Xを有する本発明によるテリルイミドIcの製造は、有利には本発明による方法に従って、同様に本発明による式Ia′の1,6,9,14−テトラブロモテリルイミドから同様に出発して行うことができる。
この場合に、テトラブロモテリルイミドIa′をアルキンVと反応させる。置換基X中に含まれる不飽和結合を、所望であれば更に還元させてもよい。
アルキンVとの反応は、非プロトン性溶剤、触媒としてのパラジウム錯体、助触媒としての銅塩及び塩基の存在下に実施する。
溶剤としては、この場合に10個以下のC原子を有する直鎖状及び脂環式のエーテル、例えばジエチルエーテル、ジ−n−プロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジオキサン、特にテトラヒドロフランが好適である。
通常は、30〜150g、有利には50〜80gの溶剤が、テトラブロモテリルイミドIa′の1gあたりに使用される。
添加される塩基は同時に補助溶剤としてはたらく。このためには、とりわけエーテルと混合可能であり、室温未満の融点を有し、かつ反応温度より高温の沸点を有する有機窒素塩基が好適である。
有利な塩基は、15個以下のC原子を有する脂肪族アミン、特に第三級アミン、例えばトリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン及びトリ−n−ブチルアミン、及び脂環式アミン、例えば特にピペリジンである。
通常は、1gの溶剤あたりに0.2〜1.5g、有利には0.7〜1.2gの塩基が添加される。
触媒としては、化合物中で助触媒としての銅(I)塩と一緒に使用されるパラジウム錯体が使用される。
適当なパラジウム錯体のための例は、テトラキス(トリス−o−トリルホスフィン)パラジウム(0)、[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラジウム(II)クロリド、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)クロリド、ビス(トリエチルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)アセテート、(2,2′−ビピリジル)パラジウム(II)クロリド、及び特にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、ビス(アセトニトリル)パラジウム(II)クロリド及びビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)クロリドである。
特に適当な銅(I)塩のための例は、ヨウ化銅(I)及び臭化銅(I)である。
それぞれテトラブロモテリルイミドIa′に対して、一般に4〜30モル%、有利には10〜20モル%のパラジウム錯体が使用され、かつ一般に4〜40モル%、有利には15〜25モル%の銅(I)塩が使用される。
テトラブロモテリルイミドIa′とアルキンVとのモル比は、一般に1:4〜1:8、特に1:4〜1:6である。
反応温度は、通常は20〜140℃、とりわけ40〜90℃である。
使用されるアルキンVに応じて、反応は常圧又は過圧において、一般に50バール以下で実施してよい。圧力下での作業様式は、揮発性アルキン、例えばアセチレンを使用する場合に必要とされる。
反応は一般に約1〜15時間、特に2〜10時間継続する。
選択された反応条件に依存して、架橋員Lとして置換基X中に1,2−エチニレン基又は1,2−エテニレン基を有するテリルイミドIcを製造できる。
不飽和結合を有する置換基Xを有するテリルイミドIcの製造のために、保護ガス(例えばアルゴン又は窒素)下で作業することが推奨される。反応時間が4時間を超過する、かつ/又は反応温度が100℃を超過する場合には、アセチレン結合は、直接的にエチレン結合に還元する。
エチレン基Lを有するテリルイミドIcは水素雰囲気下で引き続き反応混合物を撹拌することによって得ることができる。しかしながら、引き続き不飽和結合を、例えば水素によってパラジウム/活性炭触媒下で還元させるという措置を講じてよく、その際、そのような還元のために通常の措置を講じてよい(Larock, Comprehensive Organic Transformations, VCH Publishers New York, 1989, 6-17頁; March, Advanced Organic Chemistry, John Wiley and Sons New York, 4th Edition 1992, 775-777頁; J. Org. Chem. 45, 4926-4931頁 (1980)を参照)。
1,6−位において、2つの同じ、場合により更に官能化された(ヘテロ)アリールオキシ基又は(ヘテロ)アリールチオ基によって置換されており、かつ9,14−位において、2つの同じ、所望であれば置換されたアルキル基、アルケニル基又はアルキニル基Xを有する本発明によるテリルイミドIdの製造は、有利には同様に本発明による方法に従って、9,14−二臭素化されたテリルイミドIb′から出発して、テリルイミドIcの製造と同様に、パラジウム錯体、銅(I)塩及びアルキンVの使用量を半分にして行ってよい。
方法技術的に、テリルイミドIcもしくはIdの製造のための方法では目的に応じて以下の通りの措置を講じる: 溶剤及び塩基(両者ともできる限り無水)からの混合物中のテトラブロモテリルイミドIaもしくはジブロモテリルイミドIb′の撹拌された溶液もしくは懸濁液を装入し、該懸濁液を窒素で、乾燥窒素での複数回の脱気及び通気によって飽和させ、窒素向流において銅(I)塩、パラジウム錯体及びアルキンVを導入し(アセチレンのような揮発性アルキンを秤量し、閉じた装置中に通気する)、そして該反応混合物を所望の時間にわたり加熱して所望の反応温度にする。
所望であれば、ここで水素を通気し、そして更に4〜8時間にわたり反応温度で撹拌する。引き続き(場合によりすぐ前の脱気の後に)反応混合物を直接的に、すなわち事前に冷却せずに、激しく撹拌しながら約3倍容量のほぼ同じ質量部の濃塩酸及び氷からなる混合物中に導入し、粗生成物を濾別し、排出物が無色になるまで半濃縮された塩酸で洗浄し、そして引き続き排出物が中性になるまで水で洗浄し、そして真空中で乾燥させる。
一般式I(X及び/又はYはシアノ、−NR である)の本発明によるテリルイミドの製造は、文献から公知の方法及び、例えばEP−A−264543号、WO−A−01/16109号及び更に古いドイツ国特許出願第10108601.6号に記載の方法によって行ってよい。
一般に、本発明により得られるテリルイミドIは既に非常に有用生成物含量(>95%)を有するので、更なる精製を省くことができる。分析純度の生成物は、芳香族溶剤、例えばトルエン及びキシレン、又はハロゲン化炭化水素、メチレンクロリド及びクロロホルムからの再結晶又は前記の溶剤中の生成物の溶液をシリカゲルを介して濾過し、そして引き続き濃縮することによって製造できる。
本発明によるテリルイミドIは、高分子の有機材料及び無機材料、特に例えばプラスチック、とりわけ熱可塑性プラスチック、塗料及び印刷インキ並びに酸化物層系の均一な着色のために極めて好適である。
更に本発明によるテリルイミドIは、分散剤、有機顔料用の顔料添加剤及び蛍光色素及び顔料添加剤の製造用の中間生成物として、有色の重合体分散液又は電磁スペクトルの近紫外領域で吸収性及び/又は発光性の重合体分散液の製造のために、電子写真における光電導体として、電子発光的用途及び化学発光的用途における発光体として、蛍光変換、生物発光アレイ並びに光電池における活性成分として及びレーザ色素として好適である。
本発明によるテリルイミドIは、通常、670〜700nmで吸収を示し、そして一般に710〜780nmで発光を示し、その吸収及び発光は、従って公知のテリルイミドのそれよりも明らかに長波長である。
実施例
式Ia′の1,6,9,14−四臭素化されたテリルイミドの製造
実施例1〜10
xg(25ミリモル)のテリルイミドII、ygの触媒としてのヨウ素、20g(125ミリモル)の臭素及びvmlの溶剤Lからなる混合物を撹拌しながら、そして光排除下にt時間にわたりT℃に加熱した。
該反応溶液を室温に冷却し、過剰の臭素を窒素で吹いて除去した後に、溶剤を真空中で除去した。粗生成物を、500mlのメタノール中に懸濁し、室温で12時間撹拌し、濾別し、排出物がほぼ無色になるまでメタノールで洗浄し、そして引き続き水で洗浄し、乾燥させ、そしてシリカゲル上で溶出剤としてジクロロメタンを用いてクロマトグラフィーを行った。
前記の試験の更なる詳細並びにその結果を第1表にまとめる。
Figure 0004532265
例4の分析データ:
Figure 0004532265
例8の分析データ:
Figure 0004532265
b)式Ib′の9,14−二臭素化されたテリルイミドの製造
実施例11〜20
xg(25ミリモル)のテリルイミドIV、ygの触媒としてのヨウ素、10g(62.5ミリモル)の臭素及びvmlの溶剤Lからなる混合物を撹拌しながら、そして光排除下にt時間にわたりT℃に加熱した。 該反応溶液を室温に冷却し、過剰の臭素を窒素で吹いて除去した後に、溶剤を真空中で除去した。粗生成物を、500mlのメタノール中に懸濁し、室温で12時間撹拌し、濾別し、排出物がほぼ無色になるまでメタノールで洗浄し、そして引き続き水で洗浄し、乾燥させ、そしてシリカゲル上で溶出剤としてジクロロメタンを用いてクロマトグラフィーを行った。
前記の試験の更なる詳細並びにその結果を第2表にまとめる。
Figure 0004532265
例14の分析データ:
Figure 0004532265
例15の分析データ:
Figure 0004532265
例19の分析データ:
Figure 0004532265
例20の分析データ:
Figure 0004532265
c)式I(X、Y≠Br)の1,6,9,14−四置換されたテリルイミドの製造
実施例21〜50
xg(10ミリモル)の実施例Bからの四臭素化もしくは二臭素化されたテリルイミドIa′もしくはIb′、yg(yミリモル)のアルコール又はチオアルコールIII、zg(zg)の無水炭酸カリウム及びvmlのN−メチルピロリドンからなる混合物を撹拌しながら保護ガス雰囲気下にT℃でt時間加熱した。室温に冷却した後に、反応生成物を直接的に(例22、30、32)、又は3倍容量の5質量%の塩酸(例24、26、28、29、35、36、43、45、48、49)又はメタノール(例21、23、25、27、31、34、37〜42、44、46、47、50)で希釈した後に濾別し、次いで少量の溶剤(例22、30、32)で、又は溶剤と希釈剤とからなる同じ混合物(例21、23〜29、31、33〜50)で洗浄し、引き続き排出物が中性になるまで水で洗浄し、かつ真空中で120℃において乾燥させた。
前記の試験の更なる詳細並びにその結果を第3表にまとめる。
Figure 0004532265
Figure 0004532265
Figure 0004532265
例27の分析データ:
Figure 0004532265
例28の分析データ:
Figure 0004532265
例29の分析データ:
Figure 0004532265
例30の分析データ:
Figure 0004532265
例35の分析データ:
Figure 0004532265
例36の分析データ:
Figure 0004532265
例37の分析データ:
Figure 0004532265
例49の分析データ:
Figure 0004532265
例50の分析データ:
Figure 0004532265

Claims (13)

  1. 一般式I
    Figure 0004532265
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    X、Yは互いに無関係に
    臭素;シアノ;
    アリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい);
    式−L−Rの基;
    式−NR の基
    であり、
    R、R′は互いに無関係に
    水素;
    〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、そして芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
    〜C−シクロアルキル(その炭素骨格が1つ以上の基−O−、−S−及び/又は−NR−によって中断されていてよく、かつ/又はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
    アリール又はヘタリール(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR、−NHCOR及び/又はアリールアゾ又はヘタリールアゾ(前記基はそれぞれC〜C10−アルキル、C〜C−アルコキシ又はシアノによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)
    であり、
    Lは1,2−エチレン、1,2−エテニレン又は1,2−エチニレンであり、
    は水素又はC〜C−アルキルであり、
    は水素;C〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)であり、
    はC〜C18−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつ−COOR、−SO、ヒドロキシ、シアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、かつ芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミド。
  2. 換基は以下の意味を有する:
    X、Yは互いに無関係に
    臭素;シアノ;
    フェノキシ、フェニルチオ、ピリジルオキシ又はピリジルチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい);
    式−L−Rの基;
    であり、
    R、R′は互いに無関係に
    水素;
    〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−及び/又は−CO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ及び/又はアリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
    〜C−シクロアルキル(前記基はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
    フェニル、ナフチル又はピリジル(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)
    であり、
    Lは1,2−エテニレン又は1,2−エチニレンであり、
    は水素又はC〜C−アルキルであり、
    は水素;C〜C18−アルキル;フェニル(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)であり、
    はC〜C18−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−及び/又は−CO−によって中断されていてよく、かつ−COOR、ヒドロキシ、シアノ、C〜C−アルコキシ及び/又はアリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)である、請求項1記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミド。
  3. 一般式Ia
    Figure 0004532265
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    は臭素;アリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり
    R、R′は互いに無関係に
    水素;
    〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、そして芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
    〜C−シクロアルキル(その炭素骨格が1つ以上の基−O−、−S−及び/又は−NR−によって中断されていてよく、かつ/又はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
    アリール又はヘタリール(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR、−NHCOR及び/又はアリールアゾ又はヘタリールアゾ(前記基はそれぞれC〜C10−アルキル、C〜C−アルコキシ又はシアノによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)
    であり、
    は水素又はC〜C−アルキルであり、
    は水素;C〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの製造方法であって、
    a)一般式II
    Figure 0004532265
    のテリレンテトラカルボン酸ジイミドと元素の臭素とを溶剤としてのハロゲン化炭化水素の存在下に反応させて、一般式Ia′
    Figure 0004532265
    の1,6,9,14−テトラブロモテリレンテトラカルボン酸ジイミドにして、そして所望であれば
    b)工程a)で得られたテトラブロモテリレンテトラカルボン酸ジイミドIa′を不活性の含窒素塩基性溶剤及び塩基の存在下に一般式III
    −H III
    (X≠臭素)のアルコール又はチオアルコールと反応させて、一般式Iaの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミド(X≠臭素)に転化させることを特徴とする方法。
  4. 一般式Ib
    Figure 0004532265
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    はアリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり、
    は臭素;アリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり
    R、R′は互いに無関係に
    水素;
    〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、そして芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
    〜C−シクロアルキル(その炭素骨格が1つ以上の基−O−、−S−及び/又は−NR−によって中断されていてよく、かつ/又はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
    アリール又はヘタリール(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR、−NHCOR及び/又はアリールアゾ又はヘタリールアゾ(前記基はそれぞれC〜C10−アルキル、C〜C−アルコキシ又はシアノによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)
    であり、
    は水素又はC〜C−アルキルであり、
    は水素;C〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)であり、
    はC〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ヒドロキシ又はシアノによって置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの製造方法であって、
    a)一般式IV
    Figure 0004532265
    で示される1,6−二置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドと元素の臭素とを溶剤としてのハロゲン化炭化水素の存在下に反応させて、一般式Ib′
    Figure 0004532265
    で示される9,14−二臭素化されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドにして、そして所望であれば
    b)工程a)で得られた9,14−二臭素化されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドIb′を不活性の含窒素塩基性溶剤及び塩基の存在下に一般式III
    −H III
    (X≠臭素)のアルコール又はチオアルコールと反応させて、一般式Ibの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミド(X≠臭素)に転化させることを特徴とする方法。
  5. 一般式Ic
    Figure 0004532265
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    は式−L−Rの基であり、
    R、R′は互いに無関係に
    水素;
    〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、そして芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
    〜C−シクロアルキル(その炭素骨格が1つ以上の基−O−、−S−及び/又は−NR−によって中断されていてよく、かつ/又はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
    アリール又はヘタリール(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR、−NHCOR及び/又はアリールアゾ又はヘタリールアゾ(前記基はそれぞれC〜C10−アルキル、C〜C−アルコキシ又はシアノによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)
    であり、
    Lは1,2−エチレン、1,2−エテニレン又は1,2−エチニレンであり、
    は水素又はC〜C−アルキルであり、
    は水素;C〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)であり、
    はC〜C18−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつ−COOR、−SO、ヒドロキシ、シアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、かつ芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの製造方法であって、一般式Ia′
    Figure 0004532265
    で示される1,6,9,14−テトラブロモテリレンテトラカルボン酸ジイミドを、非プロトン性溶剤、触媒としてのパラジウム錯体、助触媒としての銅塩及び塩基の存在下に一般式V
    H−C≡C−R
    の1−アルキンと反応させて、そして所望であれば得られた1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの基X中に含まれる不飽和結合を更に還元させることを特徴とする方法。
  6. 一般式Id
    Figure 0004532265
    [式中、置換基は以下の意味を有する:
    はアリールオキシ、アリールチオ、ヘタリールオキシ又はヘタリールチオ(前記基はそれぞれC〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、−COOR、−SO、シアノ、−CONHR及び/又は−NHCORによって一置換又は多置換されていてよい)であり、
    は式−L−Rの基であり、
    R、R′は互いに無関係に
    水素;
    〜C30−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつシアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、そして芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい);
    〜C−シクロアルキル(その炭素骨格が1つ以上の基−O−、−S−及び/又は−NR−によって中断されていてよく、かつ/又はC〜C−アルキルによって一置換又は多置換されていてよい);
    アリール又はヘタリール(前記基はC〜C18−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、−CONHR、−NHCOR及び/又はアリールアゾ又はヘタリールアゾ(前記基はそれぞれC〜C10−アルキル、C〜C−アルコキシ又はシアノによって置換されていてよい)によって一置換又は多置換されていてよい)
    であり、
    Lは1,2−エチレン、1,2−エテニレン又は1,2−エチニレンであり、
    は水素又はC〜C−アルキルであり、
    は水素;C〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)であり、
    はC〜C18−アルキル(その炭素鎖は1つ以上の基−O−、−S−、−NR−、−CO−及び/又は−SO−によって中断されていてよく、かつ−COOR、−SO、ヒドロキシ、シアノ、C〜C−アルコキシ、アリール(前記基はC〜C18−アルキル又はC〜C−アルコキシによって置換されていてよい)及び/又は1つの窒素原子を介して結合された5員乃至7員の複素環基(前記基は更なるヘテロ原子を有し、かつ芳香族性であってよい)によって一置換又は多置換されていてよい)であり、
    はC〜C18−アルキル;アリール又はヘタリール(前記基はそれぞれC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ又はシアノによって置換されていてよい)である]で示される1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの製造方法であって、一般式Ib′
    Figure 0004532265
    の9,14−二臭素化されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドを、非プロトン性溶剤、触媒としてのパラジウム錯体、助触媒としての銅塩及び塩基の存在下に一般式V
    H−C≡C−R
    の1−アルキンと反応させて、そして所望であれば得られた1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの基X中に含まれる不飽和結合を更に還元させることを特徴とする方法。
  7. 高分子の有機材料及び無機材料の着色のための、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用。
  8. 機顔料用の顔料添加剤としての、又は蛍光色素及び顔料添加剤の製造用の中間としての、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用。
  9. 有色の重合体分散液又は電磁スペクトルの近紫外領域で吸収性及び/又は発光性の重合体分散液の製造のための、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用。
  10. 電子写真における光電導体としての、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用。
  11. 電子発光的用途及び化学発光的用途における発光体としての、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用
  12. 蛍光変換、生物発光アレイ並びに光電池における活性成分としての、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用
  13. レーザ色素としての、請求項1又は2記載の式Iの1,6,9,14−四置換されたテリレンテトラカルボン酸ジイミドの使用
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