JP4528023B2 - レーザ集光光学系 - Google Patents

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Description

この発明は、レーザ光を媒質中の異なった部分に集光させるレーザ集光光学系に関するものである。
従来より、媒質中の異なった深さ部分に集光したいという要求があるが、その場合球面収差の発生を招いてしまう。例えば、生物分野において、顕微鏡標本を作製する場合には、ほとんどの場合スライドガラスの上に試料を置き、その上にカバーガラスを載せて封入するカバーガラス付きの標本が一般的であるが、顕微鏡によりカバーガラスの厚みの異なる標本を観察するような場合に上述した球面収差が発生してしまう。また、LCD用のガラスには厚みの異なるものがあり、基板越しに観察する場合にも球面収差が発生してしまう。また、異なる厚み(深さ)間で球面収差量が異なると、集光性能が変化(劣化)するという問題があった。
そこで、従来より、球面収差の補正を行って集光性能の変化を抑えながら上述したような厚みの異なる部分に集光させるために、様々な技術が採用されている。
そのうちの1つとして、例えば、厚みの異なる平行平板ガラスを対物レンズ等の集光光学系の先端に着脱可能に配置するものが知られている。
また、例えば、倍率40×程度、NA0.93の超広視野の範囲にわたって諸収差が良好に補正され、カバーガラス厚の変動による性能劣化も少ない顕微鏡用補正環付き対物レンズが知られている(例えば、特許文献1参照)。
更に、合成焦点距離無限大(No Power Lens)の球面収差補正光学系を光軸方向に移動させて球面収差を補正する光学系も知られている(例えば、特許文献2参照)。
更には、図11に示すように、対物レンズ50と光源51との間に球面収差補正レンズ52を配置し、この球面収差補正レンズ52を光軸に沿って移動させることにより球面収差を補正する顕微鏡装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−119263号公報(図1等) 特開2003−175497号公報(図1等) 特開2001−83428号公報(図1等)
ところで、上述した球面収差補正のうち、平行平板ガラスを利用したものは、平行平板ガラスの傾き等による性能劣化が大きい。そのため、平行平板を保持する枠に高精度が要求され、また、平行平板の枠への固定も精度が必要になることから高価になる。また、小さいWDの中で、手動により交換を行う必要があり、非常に手間のかかる作業であった。
更に、連続可変を行うことが難しかった。
また、上記特許文献1に記載の補正環対物レンズでは、高精度であるため価格が高く、低コスト化を図ることができない。また、集光位置に応じて自動で球面収差量を調整することが難しく自動化への対応が困難なものである。
また、上記特許文献2に記載の光学系では、合成焦点距離が、無限大のレンズで補正を行うため球面収差を補正した場合でも集光位置は変化しない。媒質中の異なった部分に集光しようとすると必ずWDが変わり、WD一定の下での収差補正を行うこができなかった。また、ビームエキスパンダ以外に球面収差補正光学系が必要となるので構成が複雑で、部品点数が多くなり、低コスト化を図ることが困難であった。
また、上記特許文献3に記載の顕微鏡装置では、図11に示すように、球面収差補正レンズ52を光軸方向に移動させることにより、球面収差の補正を行うことができるが、球面収差補正レンズ52の移動に伴い対物レンズ50に入射する光束径が変化してしまう。即ち、光束の広がりが変化してしまう。そのため、図12に示すように、光量が変化してしまい、標本面上での明るさが変化してしまう。ここで、画像取得手段がある場合には、画像の明るさを検出し、明るさによって光源のパワーを変化させる。画像側で明るさをコントロールする等により、明るさを一定にできるが、装置構成が複雑になる等の問題がある。
また、瞳面内での光量分布がある場合には、光量分布も変化する恐れがあった。このような光量分布の変化により、集光性能が変化するという問題があった。更に、画像取得手段からの電気信号に基づいて球面収差補正レンズを移動するため、時間のかかるものであった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的はシンプルな構成で、手間をかけることなく容易に球面収差補正を行うことができるレーザ集光光学系を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、レーザ光を出射するレーザ光源と、該レーザ光源と媒質との間に配されて、前記レーザ光を媒質中に集光させると共に集光点からの光を再集光する集光光学系と、該集光光学系により再集光された前記光を検出する光検出器と、前記レーザ光のレーザ発散点の位置及び前記光検出器の位置を、レーザ光を集光したい前記媒質の屈折率及び前記媒質の表面から集光したい位置までの距離に応じて、前記レーザ光の光軸上に沿って移動可能なレーザ発散点移動手段とを備えているレーザ集光光学系を提供する。
この発明に係るレーザ集光光学系においては、集光光学系によりレーザ光源から出射されたレーザ光を媒質中に集光させると共に集光点から光の再集光が行え、光検出器により再集光した光の検出が行える。この際、レーザ光は、集光光学系に発散光状態(非平行光束状態)で入射される。つまり、レーザ光源から発散光状態で出射、又はレーザ光源から平行光束状態で出射された後に各種レンズ等の光学系により発散光状態に変換されて集光光学系に入射する。このように、レーザ光が発散光状態になった位置(点)を発散点としている。また、レーザ光を集光させる際に、集光したい媒質の屈折率及び媒質の表面から集光したい位置までの距離に応じて、レーザ発散点移動手段によりレーザ発散点の位置及び光検出器の位置をレーザ光の光軸上に沿って移動させるので、媒質中の深さが異なる箇所にレーザ光を集光させたとしても、それぞれの位置において球面収差の発生量を極力抑えることができる。従って、レーザ光を所望する媒質の深さに効率良く集光させることができ、集光性能の向上を図ることができる。
また、球面収差の発生量を極力抑えることができるので、収差が少ない光を再集光して正確な観察像を得ることができる。従って、高精度に媒質中の観察を行うことができる。
特に、レーザ発散点を移動させるだけであるので、従来のように手間をかけることなく、容易に球面収差補正を行うことができる。また、従来の補正環対物レンズ等のように特別な光学系を備える必要がないので、構成のシンプル化を図ることができると共に的コスト化を図ることができる。更に、レーザ発散点を移動させるだけであるので、連続可変を行い易く、自動化に対応し易い。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のレーザ集光光学系において、前記レーザ光を前記集光光学系の光軸に対して直交する方向に向けて走査可能な走査手段を備えているレーザ集光光学系を提供する。
この発明に係るレーザ集光光学系においては、走査手段によりレーザ光も走査が行えるので、媒質側を移動させることなく媒質の全体領域に亘って観察を行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1乃至2に記載のレーザ集光光学系において、前記レーザ発散点移動手段が、さらに前記集光光学系のNAに基づいてレーザ発散点の位置を設定するレーザ集光光学系を提供する。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に記載のレーザ集光光学系において、前記レーザ発散点移動手段が、予め測定された前記集光光学系の波面データに基づいてレーザ発散点の位置を設定するレーザ集光光学系を提供する。
この発明に係るレーザ集光光学系においては、レーザ発散点移動手段が、予め測定された集光光学系の波面データ、例えば、集光光学系を構成している一部である対物レンズの波面データや、集光光学系全体の波面データを考慮してレーザ発散点の位置を設定するので、レーザ光の集光性能及び観察性能をさらに向上させることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4に記載のレーザ集光光学系において、前記集光光学系に連携して設けられ、集光光学系の下面から前記媒質の表面までの距離を所定の距離に維持する観察光学系を備え、該観察光学系が、オートフォーカス検出手段又はオートフォーカス機構を備えているレーザ集光光学系を提供する。
この発明に係るレーザ集光光学系においては、観察光学系により集光光学系の下面から媒質の表面までの距離を所定の距離に維持できるので、例えば、集光光学系と媒質との水平方向の相対的な移動、即ち、走査を行う際に、媒質表面からの深さを所望する深さに正確に制御することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5に記載のレーザ集光光学系において、前記集光光学系と前記媒質の表面との光軸方向の相対的な距離が一定とされているレーザ集光光学系を提供する。
この発明に係るレーザ集光光学系においては、レーザ光を集光したい媒質深さが変化した場合でも、集光光学系と媒質の表面との光軸方向の相対的な距離、即ち、WDが一定になるように設定されているので、装置構成を簡単にすることができると共に観察速度を上げることができる。
請求項7に係る発明は、請求項1記載のレーザ集光光学系において、
前記レーザ発散点移動手段は、前記レーザ光源と前記光検出器とが互いに共役な位置となるように移動させることを特徴とするレーザ集光光学系を提供する。
また、請求項8に係る発明は、請求項7記載のレーザ集光光学系において、前記レーザ発散点移動手段は、前記レーザ光源を光軸方向に沿って移動させる光源移動手段と、前記光源移動手段と同期して前記光検出器を光軸方向に沿って移動させる光検出器移動手段と、を有することを特徴とするレーザ集光光学系を提供する。
また、請求項9に係る発明は、請求項8記載のレーザ集光光学系において、前記光源移動手段と前記光検出器移動手段は、前記レーザ光源と前記光検出器とを光軸方向に沿って一体的に移動させることを特徴とするレーザ集光光学系を提供する。
また、請求項10に係る発明は、請求項7記載のレーザ集光光学系において、前記レーザ発散点移動手段は、前記集光光学系中に設けられる少なくとも2つのミラーと、該ミラーを光軸方向に沿って移動させミラー移動手段と、を備えることを特徴とするレーザ集光光学系を提供する。
また、請求項11に係る発明は、請求項1記載のレーザ集光光学系において、前記レーザ発散点移動手段を制御する制御手段と、前記屈折率及び前記距離を入力する入力手段と、前記入力手段から入力された前記媒質の屈折率及び前記距離から、前記レーザ発散点の移動量を算出する算出手段と、を有することを特徴とするレーザ集光光学系を提供する。
請求項12に係る発明は、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源と媒質との間に配されて、前記レーザ光を媒質中に集光させると共に集光点からの光を再集光する集光光学系と、前記レーザ光を前記集光光学系の光軸に対して直交する方向に向けて走査可能な走査手段と、前記集光光学系により再集光された前記光を検出する光検出器と、前記レーザ光のレーザ発散点の位置及び前記光検出器の位置を、レーザ光を集光したい前記媒質の屈折率及び前記媒質の表面から集光したい位置までの距離に応じて、前記レーザ光の光軸上に沿って移動可能なレーザ発散点移動手段とを備えていることを特徴とするレーザ走査型顕微鏡を提供する。

この発明に係る集光光学系によれば、集光したい媒質の屈折率及び媒質の表面から集光したい位置までの距離に応じて、レーザ発散点移動手段によりレーザ発散点をレーザ光の光軸上に沿って移動させるので、媒質中の深さが異なるそれぞれの位置で、球面収差の発生量を極力抑えることができる。従って、レーザ光を所望する媒質の深さに効率良く集光させることができ、集光性能の向上を図ることができる。また、球面収差が少ない光を再集光して正確な観察像を得ることができるので、高精度に媒質中の観察を行うことができる。特に、レーザ発散点を移動させるだけであるので、従来のように手間をかけることなく、容易に球面収差補正を行うことができると共に特別な光学系を備える必要がないので、構成のシンプル化を図ることができると共にコスト化を図ることができる。
以下、本発明に係るレーザ集光光学系の第1実施形態を、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態のレーザ集光光学系1は、図1に示すように、レーザ光Lを発散光状態(非平行光束状態)で出射するレーザ光源2と、該レーザ光源2と標本(媒質)3との間に配されて、レーザ光Lを標本中に集光させると共に集光点からの光を再集光する集光光学系4と、レーザ光源2と共役な位置に配されて集光光学系4により再集光された光を検出するピンホールディテクタ(光検出器)5と、レーザ光Lのレーザ発散点6の位置、即ち、レーザ光源2の位置を、レーザ光Lを集光したい標本3の屈折率及び標本面(標本の表面)3aから集光したい位置までの距離に応じて、レーザ光Lの光軸上に沿って移動可能な図示しないレーザ発散点移動手段と、ピンホールディテクタ5を、移動したレーザ発散点6に対して共役な位置に移動させるための図示しないピンホールディテクタ移動手段と、レーザ光Lを集光光学系4の光軸に対して直交する方向(水平方向、XY方向)に向けて走査可能な走査手段7とを備えている。
なお、標本3は、XY方向に移動可能な図示しないステージ上に載置されている。
上記レーザ発散点移動手段及びピンホールディテクタ移動手段は、図示しない制御部に接続されており、該制御部からの信号を受けてレーザ光源2を移動することで、レーザ発散点6を移動可能とされている。また、制御部は、所定の情報を入力可能な入力部と、該入力部により入力された各入力情報(入力データ)に基づいてレーザ光源2の移動量を計算する計算部とを備えており、計算結果に応じてレーザ発散点移動手段に信号を送って移動させるようになっている。
また、制御部は、レーザ発散点移動手段の制御に加え、レーザ発散点6の移動終了後にレーザ光Lを出射させるようにレーザ光源2の制御も同時に行うようになっている。
上記集光光学系4は、レーザ光源2から出射されたレーザ光Lを、光軸の向きを90度変更するように反射させるハーフミラー10、該ハーフミラー10により反射されたレーザ光Lを概略平行光にする結像レンズ11、レーザ光Lを標本面3aに水平な一方向(X方向)に走査できるように異なる角度で反射させる第1のガルバノミラー12、該第1のガルバノミラー12で反射されたレーザ光Lをリレーする第1の瞳リレー光学系13、第1の瞳リレー光学系13を通過したレーザ光Lを標本面3aに水平な他方向(Y方向)に走査できるように異なる角度で反射させる第2のガルバノミラー14、該第2のガルバノミラー14で反射されたレーザ光Lをリレーする第2の瞳リレー光学系15、該第2の瞳リレー光学系15を通過したレーザ光Lを標本内に集光させると共に、集光点からの光を再集光する対物レンズ16を備えている。
上記第1のガルバノミラー12及び第2のガルバノミラー14は、それぞれ中心位置に、互いに直交する方向に向くように配された回転軸12a、14aを有しており、該回転軸12a、14aの軸回りに所定の角度の範囲内で振動するように構成されている。この振動により、上述したようにレーザ光Lを異なる角度で反射可能とされている。また、両ガルバノミラー12、14の組み合わせにより、レーザ光Lを集光光学系4の光軸方向に直交する方向(XY方向)に走査可能とされている。即ち、これら両ガルバノミラー12、14は、上記走査手段7として機能するようになっている。なお、両ガルバノミラー12、14は、制御部によって振動(作動)が制御されている。
上記ピンホールディテクタ5は、ハーフミラー10の後側に配されており、制御部により制御されるピンホールディテクタ移動手段により、レーザ光源2の移動に同調して光軸方向に移動するようになっている。
このように構成されたレーザ集光光学系1により、標本面3aから深さの異なる位置の観察を行う場合について説明する。なお、本実施形態においては、標本面3aから、例えば、50μm、75μm、100μmの位置の観察を行う場合について説明する。
まず、標本面3aから深さ50μmの位置の観察を行う場合には、図2に示すように、制御部の入力部に標本3の屈折率、標本面3aから集光したい位置までの距離、即ち、50μm及び集光光学系4のNAの入力を行う(S1)。計算部は、この入力データに基づいてレーザ発散点6の移動量、即ち、レーザ光源2の移動量の計算及び集光光学系4と標本面3aとの距離、即ち、WD値の計算を行う(S2)。計算終了後、制御部は、計算結果に基づいてレーザ発散点移動手段をレーザ光Lの光軸方向に移動させるよう制御して、レーザ光源2の位置を所定の位置に移動させると共に、集光光学系4と標本面3aとの距離(WD)を変化させる(S3)。
レーザ光源2の移動及びWDの変化の終了後、制御部は、レーザ光源2に信号を送りレーザ光Lを出射させる(S4)。出射されたレーザ光Lは、ハーフミラー10で反射された後、結像レンズ11で概略平行光にされて第1のガルバノミラー12に入射する。そして、第1のガルバノミラー12により、標本面3aのX方向に向けて異なる角度で反射される。反射されたレーザ光Lは、第1の瞳リレー光学系13を介して第2のガルバノミラー14により標本面3aのY方向に向けて異なる角度で反射される。反射されたレーザ光Lは、第2の瞳リレー光学系15を介して対物レンズ16に入射する。そして、図3(a)に示すように、対物レンズ16により標本面3aから50μmの位置に集光される。
この際、上述したように、50μmの深さに応じてレーザ光源2の位置、即ち、レーザ発散点6の位置を調整するので、深さ50μmの位置における球面収差の発生量を極力抑えることができ、この位置に効率良くレーザ光Lを集光させることができる。
また、この集光点からの光は、対物レンズ16により再集光されて、上述した逆の光路を通りピンホールディテクタ5にて検出される。即ち、対物レンズ16で再集光された光は、第2の瞳リレー光学系15の通過、第2のガルバノミラー14による反射、第1の瞳リレー光学系13の通過、第1のガルバノミラー12による反射、結像レンズ11の通過及びハーフミラー10の透過を順に行った後、ピンホールディテクタ5により検出される。なお、対物レンズ16により再集光された光は、レーザ光Lが通った光路と同一光路を通るように両ガルバノミラーで反射される。
上述したように、球面収差の発生量を極力抑えた状態で集光点(標本面から深さ50μmの位置)にレーザ光Lを集光させているので、ピンホールディテクタ5により誤差の少ない観察像を得ることができる。従って、高精度の観察を行うことができる。特に、ピンホールディテクタ5は、レーザ光源2の移動に同調して光軸方向に移動しているので、共焦点効果によりコントラストの良い集光点の観察像を得ることができる。
また、両ガルバノミラー12、14により、レーザ光Lを標本面3aの水平方向(XY方向)に向けて走査させるので、標本面3a全体に亘って、容易に広範囲の観察を行うことができる。この際、標本3側(ステージ側)を動かすことなく、標本3の全体に亘って走査を行うことができる。
次に、標本面3aから深さ75μm又は100μmの位置の観察を行う場合には、上述した場合と同様に、入力部に標本面3aの屈折率、標本面3aから集光したい位置までの距離(75μm又は100μm)及び集光光学系4のNAの入力を行う。計算部による計算終了後、制御部は、計算結果に基づいてレーザ光源2をレーザ光Lの光軸方向に移動させるよう制御して、レーザ光源2の位置を所定の位置に移動させる。その後、レーザ光Lを出射させて、集光光学系4によりレーザ光Lを標本面3aから75μm又は100μmの位置に集光させると共に、集光点からの光を再集光してピンホールディテクタ5により検出する。
この際、上述したと同様に、75μm又は100μmの深さに応じてレーザ光源2を移動させてレーザ発散点6の位置を調整しているので、各位置毎に球面収差の発生量を極力抑えることができ、図3(b)、(c)に示すように、レーザ光Lを75μm又は100μmの位置に効率良く集光させることができる。従って、誤差の少ない高精度の観察像を得ることができる。
上述したように、本実施形態のレーザ集光光学系1によれば、標本面3aから異なる深さ(50μm、75μm、100μm)にレーザ光Lを集光させる際に、標本3の屈折率及び標本面3aから集光したい位置までの距離に応じて、レーザ発散点移動手段によりレーザ光源2、即ち、レーザ発散点6を光軸上に沿って移動させるので、球面収差の発生量を極力抑えることができ、それぞれの各深さにおいて最適な状態で効率良くレーザ光Lを集光させることができる。従って、標本面3aからの深さを変えたとしても、各位置で誤差の少ない観察像を得ることができ、標本3の観察を高精度に行うことができる。また、ピンホールディテクタ5は、レーザ光源2の移動に同調して光軸方向に移動するので、共焦点効果によりコントラストの良い観察像を得ることができる。
また、レーザ光源2を移動させるだけの構成であるので、従来のように手間をかけることなく容易に球面収差補正を行うことができる。また、従来の補正環対物レンズ等の特別な光学系を必要としないので、構成のシンプル化を図ることができると共に低コスト化を図ることができる。更に、レーザ光源2を移動させるだけであるので、連続可変を行い易く、また自動化への対応がし易い。
なお、上記第1実施形態においては、入力部に標本3の屈折率、標本面3aから集光したい位置までの距離及び集光光学系4のNAを入力することで、レーザ光源2の位置を計算したが、入力データは上述したものに限らず、例えば、これら入力データに加え、集光光学系4の予め測定された波面データをさらに入力して、レーザ光源2の位置を計算しても構わない。
即ち、図4に示すように、入力部への各種データ入力(上述したS1)の際、標本3の屈折率、標本面3aから集光したい位置までの距離、集光光学系4のNA及び集光光学系4の波面データを入力する。
こうすることで、高精度に球面収差補正を行うことができ、レーザ光Lの集光性能をより向上させることができ、より誤差の少ない観察像を得ることができる。
なお、集光光学系4の波面データとしては、例えば、集光光学系4を構成している一部である対物レンズ16の波面データでも構わないし、集光光学系4全体の波面データを利用しても構わない。
次に、本発明のレーザ集光光学系の第2実施形態を、図5を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、レーザ発散点移動手段により、レーザ光源2を移動させることでレーザ発散点6の位置を調整したが、第2実施形態のレーザ集光光学系20は、レーザ発散点移動手段により、レーザ光源2、ハーフミラー10及びピンホールディテクタ5を一体的に移動させて、レーザ発散点の位置を調整するよう構成する点である。
このように構成することで、レーザ発散点の位置を容易に移動することができることに加え、ピンホールディテクタ5をレーザ光源2の移動に同調させる必要がない。従って、よりシンプルに構成することができ、低コスト化を図ることができる。
なお、レーザ発散点の移動方法は、上記第1実施形態及び第2実施形態に限らず、例えば、図6に示すレーザ集光光学系25のようにレーザ発散点6を移動させても構わない。即ち、ハーフミラー10と結像レンズ11との間にハーフミラー10を透過したレーザ光Lを、それぞれ光軸を90度ずつ変更するように反射させる第1のミラー26及び第2のミラー27を配して、両ミラー26、27によりレーザ光Lの出射方向を180度変更させると共に、レーザ発散点移動手段により両ミラー26、27を一体的にレーザ光Lの光軸方向に向けて移動できるように構成しても良い。
このように構成することで、レーザ光源2及びピンホールディテクタ5の位置を変更することなく、容易にレーザ発散点6の位置を移動することができ、さらなる構成のシンプル化を図ることができる。
また、上記レーザ集光光学系25は、2次元ガルバノミラー28を備えている。この2次元ガルバノミラー28は、上記第1実施形態の第1のガルバノミラー12及び第2のガルバノミラー14の回転軸12a、14aと同一方向に向いた2つの回転軸28a、28bを有しており、該回転軸28a、28bの軸回りに所定の角度の範囲で2次元的に振動するようになっている。即ち、2次元ガルバノミラー28は、走査手段として機能する。
これにより、上記第1実施形態のようにガルバノミラー及び瞳リレー光学系をそれぞれ2つ備える必要がなくなることからもさらなる構成の容易化が図れ、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明のレーザ集光光学系の第3実施形態を、図7及び図8を参照して説明する。なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では、対物レンズ16と標本面3aとの距離に関係なく走査を行ったが、第3実施形態では、対物レンズ16と標本面3aとの距離を一定に維持した状態で走査を行う点である。
即ち、本実施形態のレーザ集光光学系30は、図7に示すように、集光光学系4に連携して設けられ、集光光学系4、即ち、対物レンズ16の下面から標本面3aまでの距離を所定の距離に維持する観察光学系31を備えている。また、この観察光学系31は、オートフォーカス機構を有している。
上記観察光学系31は、直線偏光の半導体レーザ光L’を照射する光源32、該光源32から照射された半導体レーザ光L’を平行光にする第1のレンズ33、該第1のレンズ33に隣接配置された偏光ビームスプリッタ34、該偏光ビームスプリッタ34を透過した半導体レーザ光L’を収束及び発散させる第2のレンズ35、該第2のレンズ35により発散された半導体レーザ光L’を集光光学系16の瞳径の大きさの平行光にする第3のレンズ36、該第3のレンズ36を透過した半導体レーザ光L’の偏光を円偏光にする1/4波長板37、該1/4波長板37を透過した半導体レーザ光L’を、光軸の向きを90度変えるように反射させて集光光学系16に入射させるダイクロイックミラー38、再度1/4波長板37を透過し上記偏光ビームスプリッタ34で反射された対物レンズ16からの戻り光を、シリンドリカルレンズ39に入射させる第4のレンズ40及びシリンドリカルレンズ39の後側に配されたフォトダイオード41を備えている。
なお、ダイクロイックミラー38は、半導体レーザ光L’を反射すると共に、それ以外の波長の光、例えば、レーザ光源2で出射されたレーザ光Lを透過するよう設定されている。
上記偏光ビームスプリッタ34は、直線偏光のうち、例えば、入射面に平行な振動成分であるP成分の直線偏光の光を透過させると共に、入射面に垂直な振動成分であるS成分の光を反射させる機能を有している。また、制御部は、上記フォトダイオード41により受光されたフォーカシングエラー信号等の検出信号に基づいてステージをフィードバック制御して、ステージを鉛直方向(光軸方向)に移動させるようになっている。即ち、オートフォーカスするようになっている。これにより、半導体レーザ光L’は、常に標本面3aに焦点が合うように調整される。
このように構成されたレーザ集光光学系30により走査を行う場合、光源32から直線偏光の半導体レーザ光L’の照射を行う。照射された半導体レーザ光L’は、第1のレンズ33により平行光となった後、偏光ビームスプリッタ34に入射する。そして、入射面に平行な振動成分であるP成分の直線偏光の光となった後、第2のレンズ35により収束された後、発散状態となる。そして、発散された光は、第3のレンズ36により再度平行光となって1/4波長板37に入射する。なお、この際、平行光は、対物レンズ16に応じた光束の幅となっている。1/4波長板37を透過して円偏光となった半導体レーザ光L’は、ダイクロイックミラー38で反射されて対物レンズ16に入射する。対物レンズ16に入射した光は、標本面3aに照明される。
次いで、標本面3aで反射した光は、対物レンズ16で集光された後、ダイクロイックミラー38で反射されて1/4波長板37に入射し、入射面に垂直な振動成分であるS成分偏光となる。この光は、第3のレンズ36及び第2のレンズ35を透過した後、偏光ビームスプリッタ34に入射して第4のレンズ40に向けて反射される。そして、第4のレンズ40により収束された後、シリンドリカルレンズ39を透過してフォトダイオード41上に結像される。この結像されたフォーカシングエラー信号等の検出信号は、制御部に送られる(S5)。該制御部は、送られてきた検出信号に基づいて計算を行い(S6)、半導体レーザ光L’の焦点が標本面3aに合うようにステージを鉛直方向(光軸方向)に移動させる(S7)。即ち、自動的にオートフォーカスを行って、標本面3aを常に撮像するように制御を行う。
これにより、対物レンズ16と標本面3aとの距離を、常に一定の距離に維持しながら走査を行うことができる。従って、仮にステージが若干湾曲していたり、ステージの移動に多少の誤差等が生じていたとしても、正確に所望の深さにレーザ光Lを集光させることができる。よって、標本面3aからの集光位置をより正確に制御しながら走査を行うことができ、標本3の観察をより高精度に行うことができる。
なお、上述した走査を行う際に、レーザ光Lの集光させる位置を変更する場合、オートフォーカスのオフセット量計算(S8)を事前に行った後、走査を行う。例えば、100μmの深さに集光させた状態で走査を行った後に、50μmの深さに集光させて走査を行う場合には、WD値を変更して最適な状態、即ち、最適値に設定する必要がある。このWD値の変更に伴って、オートフォーカスを所定量だけオフセットする必要が生じる。つまり、オートフォーカスのオフセット量を計算することで、WD値の補正が行える。そして、オフセットを行った後に、上述したと同様に異なる深さでの走査を行う。
次に、本発明のレーザ集光光学系の第4実施形態を、図9及び図10を参照して説明する。なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第4実施形態と第3実施形態との異なる点は、第3実施形態では、対物レンズ16と標本面3aとの光軸方向の相対的な距離、即ち、WDが一定でなかったのに対し、第4実施形態では、WDが一定とされている点である。
即ち、ステージ及び対物レンズ16の光軸方向における位置を、予め事前に設定した後、両者の位置を常に同じ位置に維持するように設定を行うようになっている。つまり、図9に示すように、入力部への各種データ入力(上述したS1)の際、WD値を除いたデータ、即ち、標本3の屈折率、標本面3aから集光したい位置までの距離及び集光光学系4のNAのデータの入力を行う。
こうすることで、図10に示すように、WDを一定にした状態で、レーザ発散点移動手段によりレーザ発散点のみを光軸方向に沿って移動させるので、オートフォーカスのオフセット量を初期に設定した後に、再度オフセット量を計算する必要がない。従って、オフセットに要する時間を短縮でき、スループットの向上を図ることができる。また、オフセットを行うことにより生じるオートフォーカスの精度の劣化を小さくすることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態において、標本内にレーザ光を集光させたが、標本に限らず媒質中に集光させれば構わない。また、集光したい距離として、標本面から50μm、75μm、100μmの距離としたが、これらの距離に限らず、任意に設定して構わない。また、ステージを移動させて、対物レンズと標本面との光軸方向の相対的な距離を変化させたが、これに限らず、例えば、対物レンズをピエゾ素子等を利用して移動させることで、相対的な距離を変化させても構わない。
また、制御部によりレーザ発散点移動手段を自動的に制御するように構成したが、制御部による計算結果に基づいて、手段によりレーザ発散点移動手段を作動させてレーザ発散点の位置を移動させても構わない。
また、上記第3実施形態で説明した観察光学系は一例であり、対物レンズの下面から標本面までの距離を所定距離に維持可能であれば、レンズ等の各光学系を組み合わせて構成して構わない。
本発明に係るレーザ集光光学系の第1実施形態を示す構成図である。 図1に示すレーザ集光光学系により、レーザ光を標本面から深さの異なる位置に照射して観察を行う場合のフローチャートの一例である。 図1に示すレーザ集光光学系により、レーザ光を標本面から深さの異なる位置に照射している状態を示す図であって、(a)は標本面から50μmの位置、(b)は標本面から75μmの位置、(c)は標本面から100μmの位置に照射している図である。 集光光学系の波面データを考慮に入れて、図1に示すレーザ集光光学系によりレーザ光を照射する場合の一例である。 本発明に係るレーザ集光光学系の第2実施形態を示す構成図である。 本発明に係るレーザ集光光学系の他の例を示す構成図である。 本発明に係るレーザ集光光学系の第3実施形態を示す構成図である。 図7に示すレーザ集光光学系により、レーザ光を標本面から深さの異なる位置に照射する場合のフローチャートの一例である。 本発明に係るレーザ集光光学系の第4実施形態を示す図であって、レーザ光を標本面から深さの異なる位置に照射する場合のフローチャートの一例である。 図9に示すフローチャートにより、レーザ光を標本面から深さの異なる位置に照射した状態を示す図であって、(a)は標本面から50μmの位置、(b)は標本面から75μmの位置、(c)は標本面から100μmの位置に照射している図である。 従来の球面収差の補正を説明する図であって、球面収差補正レンズを光軸方向に移動可能な光学系の一例を示す図である。 図11に示す光学系により、入射瞳位置での光量が変化する状態を示した図である。
符号の説明
L レーザ光
1、25、30 レーザ集光光学系
2 レーザ光源
3 標本(媒質)
4 集光光学系
5 ピンホールディテクタ(光検出器)
6 レーザ発散点
7 走査手段
28 2次元ガルバノミラー(走査手段)
31 観察光学系

Claims (12)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    該レーザ光源と媒質との間に配されて、前記レーザ光を媒質中に集光させると共に集光点からの光を再集光する集光光学系と、
    該集光光学系により再集光された前記光を検出する光検出器と、
    前記レーザ光のレーザ発散点の位置及び前記光検出器の位置を、レーザ光を集光したい前記媒質の屈折率及び前記媒質の表面から集光したい位置までの距離に応じて、前記レーザ光の光軸上に沿って移動可能なレーザ発散点移動手段とを備えていることを特徴とするレーザ集光光学系。
  2. 請求項1に記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ光を前記集光光学系の光軸に対して直交する方向に向けて走査可能な走査手段を備えていることを特徴とするレーザ集光光学系。
  3. 請求項1乃至2に記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ発散点移動手段が、さらに前記集光光学系のNAに基づいて前記レーザ発散点の位置を設定することを特徴とするレーザ集光光学系。
  4. 請求項1乃至3に記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ発散点移動手段が、予め測定された前記集光光学系の波面データに基づいてレーザ発散点の位置を設定することを特徴とするレーザ集光光学系。
  5. 請求項1乃至4に記載のレーザ集光光学系において、
    前記集光光学系に連携して設けられ、集光光学系の下面から前記媒質の表面までの距離を所定の距離に維持する観察光学系を備え、
    該観察光学系が、オートフォーカス検出手段又はオートフォーカス機構を備えていることを特徴とするレーザ集光光学系。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザ集光光学系において、
    前記集光光学系と前記媒質の表面との光軸方向の相対的な距離が一定とされていることを特徴とするレーザ集光光学系。
  7. 請求項1記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ発散点移動手段は、前記レーザ光源と前記光検出器とが互いに共役な位置となるように移動させることを特徴とするレーザ集光光学系、
  8. 請求項7記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ発散点移動手段は、
    前記レーザ光源を光軸方向に沿って移動させる光源移動手段と、
    前記光源移動手段と同期して前記光検出器を光軸方向に沿って移動させる光検出器移動手段と、を有することを特徴とするレーザ集光光学系。
  9. 請求項8記載のレーザ集光光学系において、
    前記光源移動手段と前記光検出器移動手段は、前記レーザ光源と前記光検出器とを光軸方向に沿って一体的に移動させることを特徴とするレーザ集光光学系。
  10. 請求項7記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ発散点移動手段は、
    前記集光光学系中に設けられる少なくとも2つのミラーと、
    該ミラーを光軸方向に沿って移動させミラー移動手段と、
    を備えることを特徴とするレーザ集光光学系。
  11. 請求項1記載のレーザ集光光学系において、
    前記レーザ発散点移動手段を制御する制御手段と、
    前記屈折率及び前記距離を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された前記媒質の屈折率及び前記距離から、前記レーザ発散点の移動量を算出する算出手段と、
    を有することを特徴とするレーザ集光光学系。
  12. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源と媒質との間に配されて、前記レーザ光を媒質中に集光させると共に集光点からの光を再集光する集光光学系と、
    前記レーザ光を前記集光光学系の光軸に対して直交する方向に向けて走査可能な走査手段と、
    前記集光光学系により再集光された前記光を検出する光検出器と、
    前記レーザ光のレーザ発散点の位置及び前記光検出器の位置を、レーザ光を集光したい前記媒質の屈折率及び前記媒質の表面から集光したい位置までの距離に応じて、前記レーザ光の光軸上に沿って移動可能なレーザ発散点移動手段とを備えていることを特徴とするレーザ走査型顕微鏡。
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