JP4523200B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補間フィルタを用いた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどデジタル画像を扱う分野において、補間フィルタ等を用いて画像を補間処理し、拡大、縮小する電子ズーム装置が知られている。
【0003】
その補間演算は、補間関数としてサンプリングの定理で現れるsin(πx)/(πx)を用いて、無制限個の画素に基づき補間することが望ましいが、そのためにメモリが無制限に必要となり不可能である。そこで、実際には簡単化した補間方法として、線形補間方式や3次畳み込み内挿方式などが用いられている。
【0004】
まず、線形補間方式は、補間画素を、それに隣接した2画素を用いた補間により生成していく方式である。線形補間方式の補間関数S(x)は、
(数1)
S(x)=1−|x| (0≦|x|<1)
S(x)=0 (|x|≧1)
で表され、補間画素をy、その前後の画素をxi、xi+1とし、生成されるアドレス位置をuとすると、
(数2)
y=S(u)xi+S(1−u)xi+1
となる。
【0005】
図2は、線形補間方式で4/5倍に画像を縮小した時の例を示す模式図である。図2において、白丸が原画素(OP)、黒丸が補間画素(IP)、その下の数値は生成されるアドレス位置uを示している。画像を縮小する前の画素間を1とすると、縮小後の画素間は5/4になる。よって生成されるアドレス位置はu=0、1/4、1/2、3/4と発生していく。この生成されるアドレス位置uから矢印のように隣接2画素を補間演算し補間画素を求めていく。また、上記(数1)からも分かるように、生成される画素と原画素が一致した場合は、図2の太い矢印のように、原画素をそのまま生成画素としている。
【0006】
次に、3次畳み込み内挿方式は、補間画素を、その近傍にある4画素を用いた補間により生成していく方式である。3次畳み込み内挿方式の補間関数T(x)は、
(数3)
T(x)=1−2|x|2+|x|3 (0≦|x|<1)
T(x)=4−8|x|+5|x|2−|x|3 (1≦|x|<2)
T(x)=0 (|x|≧2)
で表され、補間画素をy、その前後の画素をxi-1、xi、xi+1、xi+2とし、生成されるアドレス位置をuとすると、
(数4)
Figure 0004523200
となる。
【0007】
図3は、3次畳み込み内挿方式で4/5倍に画像を縮小した時の例を示す模式図である。図3において、白丸が原画素(OP)、黒丸が補間画素(IP)、その下の数値は生成されるアドレス位置uを示している。図2と同じように、画像を縮小する前の画素間を1とすると、縮小後の画素間は5/4になる。よって生成されるアドレス位置はu=0、1/4、1/2、3/4と発生していく。この生成されるアドレス位置uから矢印のように隣接する4画素を補間演算し補間画素を求めていく。また、この補間方式も、上記(数3)から分かるように、生成される画素と原画素が一致した場合は、図3の太い矢印のように、原画素をそのまま生成画素としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の補間方式には、次のような問題がある。
【0009】
図4に、線形補間方式における周波数特性、図5に、3次畳み込み内挿方式における周波数特性を示す。図4および図5において、縦軸は正規化レベルを、横軸は周波数を表し、fsはサンプリング周波数を示す。これらの図から分かるように、生成されるアドレス位置uによって、周波数特性の、特に高域の部分(fs/2部分)がばらついており、周波数特性のうねりが原理的に発生する。
【0010】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、補間処理を行って画像を拡大/縮小した時に、生成するアドレス位置による周波数特性のばらつきを抑え、良質な画像が得られる画像処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の画像処理装置は、入力される画像データに対して補間処理を施し、画像サイズを変換する画像処理装置であって、原画像の画素と画素の間をn(nは自然数)分割したn個のアドレス位置のそれぞれに対応して、隣接するm(mは自然数)画素に乗じて補間処理を行なうためのm個の補間係数が予め格納された参照テーブルと、設定された倍率に応じて、生成するアドレス位置を設定する生成アドレス設定部と、生成アドレス設定部により設定されたアドレス位置に基づいて、参照テーブルに格納されている補間係数を選択する係数発生部とを備え、K1、K2、…、Kmを補間係数、X1、X2、…、Xmを前記補間処理に用いる画素データ、SKをiが1からmまでの前記補間係数の和とした場合、前記補間処理され生成された画素データYは、Y=(K1・X1+K2・X2+…+Km・Xm)/SKで表され、前記補間係数の和SKが2のq乗(qは整数)であり、前記補間処理に用いる画素データXr(rは自然数で、1≦r≦m)と生成される画素データの前記アドレス位置が一致した場合、前記画素データXrに乗じられる補間係数Krについて、Kr=SKとならないように設定し、且つ他の補間係数が0以外の値であり、前記補間係数列の重心位置をgとした場合、g=(K1×1+K2×2+……Km×m)/SK)を、それぞれ分割した前記アドレス位置に一致させたことを特徴とする。
【0012】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の画像処理装置は、上記構成の第1の画像処理装置において、入力される画像データに対して施される前記補間処理は、補間処理前と同一のサンプリングレートで施されることを特徴とする。
【0013】
第1および第2の画像処理装置において、自然数nは2のp乗(pは自然数)であることを特徴とする。
【0014】
また、第1および第2の画像処理装置において、自然数nは32であることを特徴とする。
【0015】
また、第1および第2の画像処理装置において、自然数mは5であることを特徴とする。
【0016】
また、第1および第2の画像処理装置において、自然数nは32であり、且つ自然数mは5であることを特徴とする。
【0020】
上記の構成によれば、生成されるアドレス位置における周波数特性のばらつきを抑えることが出来るので、画像サイズを変換しても、画質の劣化が抑えられ、良質な画像を得ることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施の形態による画像処理装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態においては、補間に用いる画素数mとして、m=5画素を使用して補間処理を行なう例について説明する。
【0023】
図1において、101は入力画像データを記憶するフィールドメモリ、102a、102b、102c、102dは入力信号をそれぞれ1H期間(1水平走査期間)遅延させる遅延手段としてのラインメモリ、103は垂直5点補間を行う垂直補間回路、104は水平5点補間を行う水平補間回路である。
【0024】
105aは、垂直補間回路103から信号S4と信号選択回路105bからの信号S18、S19を受けて、倍率設定回路109からの信号S9の状態に基づいて、水平補間回路104への信号S6とラインメモリ106への信号S5とを選択出力する信号選択回路である。
【0025】
105bは、ラインメモリ106からの信号S7と水平補間回路104からの信号S8を受けて、倍率設定回路109からの信号S9の状態に基づいて、信号選択回路105aへの信号S18、S19と出力画像データS20とを選択出力する信号選択回路である。
【0026】
106は、信号選択回路105aからの信号S5を記憶するラインメモリである。107は、生成アドレス設定回路110からの信号S12に応じて、ルック・アップ・テーブル(LUT)108から補間係数S15を選択し、それを垂直補間回路103および水平補間回路104に供給する係数発生器である。
【0027】
108は、画素と画素の間をn分割してn個のアドレスに分割し、生成するアドレス位置による周波数特性のばらつきを抑えられるように、それぞれのアドレスごとに補間係数値が格納されているLUTである。
【0028】
109は倍率設定回路であり、110は、倍率設定回路109で設定された倍率(信号S10)から生成されるアドレスS11を決定する生成アドレス設定回路、111は、生成アドレスS11に応じて、フィールドメモリ101、ラインメモリ102a〜102d、106に対するデータ書き込みおよび読み出しを制御するメモリ制御回路である。
【0029】
次に、本実施形態の補間アルゴリズムについて説明する。なお、本アルゴリズムにおいては、水平および垂直方向とも同一のアルゴリズムである。
【0030】
図6は、画素Cと画素Dの間に補間画素が生成される場合において、その画素Cと画素Dの間のアドレスを分割した時の模式図である。本実施形態においては、32個にアドレスを分割し、生成された画素が分割したアドレスのどの位置に相当するかを求め、そのアドレス位置に相当する補間係数値をLUT108から読み出し、補間処理を行なう。
【0031】
補間に用いる画素は、分割したアドレス位置をhとすると、補間画素が生成されるアドレスがh=0〜15の場合は、画素A、画素B、画素C、画素D、画素Eの5画素で補間し、h=16〜31の場合は、画素B、画素C、画素D、画素E、画素Fの5画素で補間する。
【0032】
次に、補間処理に用いる補間係数値について説明する。図6に示すように、アドレスを32分割しているので、アドレスh=0〜31とし、それぞれどのアドレスに生成されても周波数特性のばらつきを抑えるように補間係数値をLUT108に記憶させる。本実施形態では、補間に使用する画素を5画素としているので、図7のような補間係数値の表になる。図7のA、B、C、D、E、Fは補間する原画像の画素を表し、Kが補間係数値を表す。
【0033】
ここで、係数値Kについて説明する。それぞれのアドレス位置に定義される補間係数値の和は2のq乗になるように定義する。このことによって、回路規模の増大を抑えることが出来る。
【0034】
また、補間係数値Kは、それぞれの分割した位置とそれに対応した補間係数列の重心位置が一致するように定義しておく。図8に、分割したアドレス位置をhとした時の重心位置を示し、またアドレスh<16の場合を表したものである。そして、その分割したアドレス位置hに相当する補間係数列の重心位置をgとすると、
(数5)
Figure 0004523200
となる。ここで、補間係数値Kh0、Kh1、Kh2、Kh3、Kh4は、図7に示すように、それぞれ、h=1〜15の場合の画素A、B、C、D、Eに対応する補間係数値K00〜K150、K01〜K151、K02〜K152、K03〜K153、K04〜K154に相当する。
【0035】
この重心gと、補間する5画素からみる分割したアドレス位置2+h/32とが等しくなるように補間係数値を設定する。n≧16の場合も同じようにして、補間係数値を設定する。
【0036】
このようにして補間係数値Kを設定していくと、画素と画素の間を分割する数nを2のp乗(本実施形態では、p=5)とすると、図7でも分かるように、h=16を境に補間係数値Kが逆転しているような形になる。このことから、実際にLUT108に記憶させる補間係数値としては、h=0からh=16に対応する補間係数値を記憶しておけば良いことになり、回路規模を縮小することができる。
【0037】
このように、重心の位置を一致させるように補間係数値を決めてLUT108に設定することで、アドレスのひずみを抑えることが出来る。そして、生成されたアドレス位置が分割したアドレス位置に一致しない場合は、近似を行い、分割したアドレス位置に生成されたものとして処理を行う。このことから、画素間を分割する数nが多いほど精度の良い補間処理を行うことができる。
【0038】
また、原画素と補間画素の位置が一致した、つまりh=0の時において、原画素をそのまま補間画素としないように係数値Kを設定する。つまり、図7において、補間係数K02の値を補間係数値の和としないように設定し、係数値K00、係数値K01、係数値K03、係数値K04をすべて「0」以外の値に設定して、原画素Cがそのまま補間画素とならないように補間係数値Kを設定する。このように、本実施形態によれば、図4および図5に示す従来の周波数特性とは異なり、分割したアドレス位置h=0に画素が生成されても周波数特性が平坦にならないようにすることで、生成されるアドレスによる特性のばらつきを抑えることが出来る。
【0039】
以上、これらの考え方をもとに補間係数値を求めて、あらかじめLUT108に記憶させることにより、補間係数値を求める複雑な演算回路を設ける必要がなく、小規模な回路で高精細な補間処理を行うことが出来る。図9に、この補間アルゴリズムで処理を行った場合の周波数特性の一例を示す。図9に示すように、本実施形態は、分割したアドレス位置h=0に画素が生成されても、周波数特性を平坦化させないようにしていることに特徴があり、高域の部分でも、補間係数の値による周波数特性のばらつきが抑えられている。
【0040】
また、補間に用いる画素については、生成アドレス位置がh=0〜15とh=16〜31とで補間に用いる画素が1画素ずれることを説明した。その様子を図10に示す。図10において、生成されたアドレス位置が▲1▼の範囲にある場合、画素A、画素B、画素C、画素D、画素Eを使って補間し、生成されたアドレス位置が▲2▼の範囲にある場合、画素B、画素C、画素D、画素E、画素Fを使って補間する。h=16を境いに補間する画素を1ずつずらしていく。このことから、メモリ制御回路111は、生成されるアドレス位置がh=16を境いにして画素データの書き込み及び読み出しの制御を行う。
【0041】
次に、図1を用いて本実施形態による画像処理装置における各部の動作について順を追って説明する。
【0042】
まず、垂直補間回路103について説明する。垂直補間回路103は、フィールドメモリ101から読み出されたラインデータS2と、その1H期間前のラインデータS3a、2H期間前のラインデータS3b、3H期間前のデータS3c、4H期間前のデータS3dから1画素ずつ垂直5点補間を行う。なお、フィールドメモリ101、ラインメモリ102a、102b、102c、102dはメモリ制御回路111により制御されている。
【0043】
図11は、垂直補間回路103の具体的な構成を示すブロック図である。図11において、1101a、1101b、1101c、1101d、1101eは、ラインデータS2、S3a、S3b、S3c、S3dそれぞれに、係数発生器107からの、前記の補間アルゴリズムに基づき求められた5つの係数k0、k1、k2、k3、k4(信号S13)を乗ずる乗算器である。1102はそれぞれの乗算器1101a、1101b、1101c、1101d、1101eからの出力信号を加算する加算器であり、1103は加算器1102からの出力信号を1/(係数の和)倍して信号S4として出力する乗算器である。
【0044】
次に、水平補間回路104について説明する。水平補間回路104は、信号選択回路105aからの信号S6に対して水平5点補間を行う。図12は、水平補間回路104の具体的な構成を示すブロック図である。図12において、1201a、1201b、1201c、1201dは1画素分データを遅延させる遅延素子であり、1202a、1202b、1202c、1202d、1202eはそれぞれ、各遅延素子により遅延された画像データに対して、係数発生器107からの、前記の補間アルゴリズムに基づき求められた5つの係数k0、k1、k2、k3、k4を乗ずる乗算器であり、1203はそれぞれの乗算器1202a、1202b、1202c、1202d、1202eからの出力信号を加算する加算器であり、1204は加算器1203からの出力を1/(係数の和)倍して信号S8として出力する乗算器である。
【0045】
次に、信号選択回路105a、105bについて説明する。図13は、信号選択回路105aの具体的な構成を示すブロック図である。図13において、倍率設定回路109からの信号S9が拡大時は0、縮小時は1であるとして、1301aは、拡大時には垂直補間回路103からの信号S4を、縮小時には信号選択回路105bからの信号S18を、信号S5として選択出力するセレクタであり、1301bは、拡大時には信号選択回路105bからの信号S19を、縮小時には垂直補間回路103からの信号S4を、信号S6として選択出力するセレクタである。
【0046】
図14は、信号選択回路105bの具体的な構成を示すブロック図である。図14において、倍率設定回路109からの信号S9が拡大時は0、縮小時は1であるとして、1401aは、ラインメモリ106からの信号S7を、拡大時にはS19として、縮小時には信号S1400として選択出力するセレクタであり、1401bは、水平補間回路104からの信号S8を、拡大時には信号S1401として、縮小時には信号S18として選択出力するセレクタであり、1401cは、拡大時にはセレクタ1401bからの信号S1401を、縮小時にはセレクタ1401aからの信号S1400を、信号S20として選択出力するセレクタである。
【0047】
図15および図16は、それぞれ、拡大時および縮小時における水平補間の信号の流れに着目した場合の構成を示す。拡大時は、図15に示すように、垂直補間された信号S4を、初めにラインメモリ106に記憶させ、メモリ制御回路111からの信号S16に従ってデータを読み出し、水平補間回路104に送って補間処理を行い、出力画像データS20として出力させる。縮小時は、図16に示すように、初めに水平補間回路104において補間処理を行い、メモリ制御回路からの信号S16に従って必要なデータだけラインメモリ106に記憶させ、その後ラインメモリ106から順次読み出して、出力画像データS20として出力させる。
【0048】
このことから、メモリの読み出しレートを原画像のサンプリングレートと同じにすることにより、原画像データと補間後のデータを同じサンプリングレートにしている。
【0049】
以下、本実施形態による画像処理装置の具体例について、拡大時と縮小時に分けて説明する。
【0050】
まず、水平および垂直4/3倍の拡大時の場合について説明する。
【0051】
初めに、生成アドレス回路110において生成されるアドレス位置を求める。図17は、白丸が原画素(OP)の画素位置、黒丸が倍率4/3の場合に生成される画素(IP(4/3))の画素位置を示している。図17において、原画素の画素間を1とすると、補間され生成される画素間は3/4になる。図6に示すように、アドレスを32分割しているので、相当するアドレス位置を求めると、図17に示すように、h=0、24、16、8の繰り返しになる。この生成されるアドレス位置h(信号S12)を係数発生器107に送る。係数発生器107は、アドレス位置hをもとにLUT108から相当するアドレス位置hでの係数値(信号S15)を読み込み、垂直補間回路103および水平補間回路104へ送る。
【0052】
図18は、それぞれ生成されるアドレス位置において補間する画素を示している。図18において、白丸が原画素、つまり補間に用いる画素を示している。黒丸は、補間されて生成された画素位置を示している。図18に示すように、4/3倍に拡大の場合、4回に1回同じ画素で補間を行うことになる。よって、メモリ制御回路111は、垂直の場合には、4ラインに一度同じラインデータを、フィールドメモリ101、ラインメモリ102a、102b、102c、102dから読み出すなどして、対応する補間画素を読み出し、垂直補間回路103で係数発生器107からの係数値をもとに補間処理を行い、水平の場合には、4画素に1度同じ画素データをラインメモリ106から読み出すなどして、対応する補間画素を読み出し、水平補間回路104で係数発生器107からの係数値をもとに補間処理を行う。
【0053】
次に、水平および垂直4/5倍の縮小時について説明する。
【0054】
初めに、生成アドレス回路110において生成されるアドレス位置を求める。図19は、白丸が原画素(OP)の画素位置、黒丸が倍率4/5の場合に生成される画素(IP(4/5))の画素位置を示している。図19において、原画素の画素間を1とすると、生成される画素間は5/4になる。図6に示すように、アドレスを32分割しているので、相当するアドレス位置を求めると、図19に示すように、h=0、8、16、24の繰り返しになる。この生成されるアドレス位置h(信号S12)を係数発生器107に送る。係数発生器107は、アドレス位置hをもとにLUT108から相当するアドレス位置hでの係数値(信号S15)を読み込み、垂直補間回路103および水平補間回路104へ送る。
【0055】
図20は、それぞれ生成されるアドレス位置において補間する画素を示している。白丸が原画素、つまり補間に用いる画素を示している。黒丸は補間されて生成された画素位置を示している。図20に示すように、4/5倍に縮小の場合、5回に1回補間に用いる原画素を一つ飛ばして補間を行うことになる。よって、メモリ制御回路111は、垂直の場合には、通常通りにフィールドメモリ101、ラインメモリ102a、102b、102c、102dからラインデータを読み出し、垂直補間回路103で係数発生器107からの係数値をもとに補間処理を行い、水平補間回路104で係数発生器107からの係数値をもとに補間処理を行った後、垂直方向に対しては5ラインに1ラインを間引き、水平方向に対しては5画素に1画素を間引くなどしてラインメモリ106に記憶させて、必要なデータだけ取り込むことで、縮小処理を実現する。
【0056】
なお、本実施形態では、水平と垂直を同倍率としたが、水平と垂直に対して別々の生成アドレス回路を設けることで、水平、垂直それぞれ異なる倍率で補間処理することも出来る。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、生成されるアドレス位置における周波数特性のばらつきを抑えることが出来るので、画像サイズを変換しても、画質の劣化が抑えられ、良質な画像を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図
【図2】 従来の線形補間方式で4/5倍に画像を縮小した時の例を示す模式図
【図3】 従来の3次畳み込み方式で4/5倍に画像を縮小した時の例を示す模式図
【図4】 従来の線形補間方式における生成アドレス位置uをパラメータとした補間処理による周波数特性を示す図
【図5】 従来の3次畳み込み方式における生成アドレス位置uをパラメータとした補間処理による周波数特性を示す図
【図6】 本発明の一実施形態における画素Cと画素Dの間に補間画素が生成される場合に、画素Cと画素Dの間のアドレスを分割した時の模式図
【図7】 図1のLUT108に記憶させる補間係数を示す図
【図8】 本発明の一実施形態における補間係数列の重心位置とアドレス位置との関係を示す図
【図9】 本発明の一実施形態における補間処理による周波数特性を示す図
【図10】 本発明の一実施形態における生成されたアドレス位置での補間画素を示す模式図
【図11】 図1の垂直補間回路103の構成を示すブロック図
【図12】 図1の水平補間回路104の構成を示すブロック図
【図13】 図1の信号選択回路105aの構成を示すブロック図
【図14】 図1の信号選択回路105bの構成を示すブロック図
【図15】 図1において拡大時の水平補間の信号流れに着目した場合の構成示すブロック図
【図16】 図1において縮小時の水平補間の信号流れに着目した場合の構成示すブロック図
【図17】 本発明の一実施形態における具体例として倍率4/3時の生成アドレス位置を示す模式図
【図18】 本発明の一実施形態における具体例として倍率4/3時の補間に用いる画素を示す模式図
【図19】 本発明の一実施形態における具体例として倍率4/5時の生成アドレス位置を示す模式図
【図20】 本発明の一実施形態における具体例として倍率4/5時の補間に用いる画素を示す模式図
【符号の説明】
101 フィールドメモリ
102a〜102d ラインメモリ
103 垂直補間回路
104 水平補間回路
105a、105b 信号選択回路
106 ラインメモリ
107 係数発生器
108 LUT
109 倍率設定回路
110 生成アドレス設定回路
111 メモリ制御回路
1101a〜1101e 乗算器
1102 加算器
1103 乗算器
1201a〜1201d 遅延素子
1202a〜1202e 乗算器
1203 加算器
1204 乗算器
1301a、1301b セレクタ
1401a〜1401c セレクタ

Claims (6)

  1. 入力される画像データに対して補間処理を施し、画像サイズを変換する画像処理装置であって、
    原画像の画素と画素の間をn(nは自然数)分割したn個のアドレス位置のそれぞれに対応して、隣接するm(mは自然数)画素に乗じて補間処理を行なうためのm個の補間係数が予め格納された参照テーブルと、
    設定された倍率に応じて、生成するアドレス位置を設定する生成アドレス設定部と、
    前記生成アドレス設定部により設定された前記アドレス位置に基づいて、前記参照テーブルに格納されている前記補間係数を選択する係数発生部とを備え
    K1、K2、…、Kmを補間係数、X1、X2、…、Xmを前記補間処理に用いる画素データ、SKをiが1からmまでの前記補間係数の和とした場合、前記補間処理され生成された画素データYは、
    Y=(K1・X1+K2・X2+…+Km・Xm)/SK
    で表され、前記補間係数の和SKが2のq乗(qは整数)であり、
    前記補間処理に用いる画素データXr(rは自然数で、1≦r≦m)と生成される画素データの前記アドレス位置が一致した場合、前記画素データXrに乗じられる補間係数Krについて、Kr=SKとならないように設定し、且つ他の補間係数が0以外の値であり、
    前記補間係数列の重心位置をgとした場合、
    g=(K1×1+K2×2+……Km×m)/SK)を、それぞれ分割した前記アドレス位置に一致させたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力される画像データに対して施される前記補間処理は、補間処理前と同一のサンプリングレートで施されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記自然数nは2のp乗(pは自然数)であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記自然数nは32であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  5. 前記自然数mは5であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  6. 前記自然数nは32であり、且つ前記自然数mは5であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
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