JP4519298B2 - ロール状材料用の梱包材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状材料用の梱包材に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、写真フィルムや印画紙などの感光材料は、製造工程の最終段階においてロール状に巻き取られ、その周囲を遮光フィルムなどの遮光構造により防湿・遮光状態に包装され、更に梱包材に収納された状態で輸送或いは保管される。
【0003】
上記の梱包材としては、例えば特開平3−53243号公報、特許第2683938号などに記載されているように、木製のパレットの上部に形成された木枠の中で、遮光状態に包装された感光材料の巻芯の両端を利用して宙吊り状態に維持する方式のものが一般に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
感光材料を輸送或いは保管する上で考慮しなければならないことは、遮光状態を維持しなければならないことは当然のことながら、防湿と感光材料の変形防止である。
感光材料の変形防止を行うことができないと、ロール状の積層状態にある感光材料が固着してしまう事態が発生する虞があり、遮光を含めて従来から種々の提案がなされている。
感光材料の変形は、主として感光材料自体の重量による巻芯の撓みなどにより生じるが、その対策として特開2000−33943に提案があり、また、本出願人も、特願2000−120405などにより提案を行っている。
【0005】
特に、感光材料を輸送或いは保管する上での課題として、梱包材の問題がある。従来の梱包材としては、上記の如く、木製のパレットの上部に形成された木枠の中で、遮光状態に包装された感光材料の巻芯の両端を利用して宙吊り状態に維持する方式のものが一般に利用されており、この形態の梱包材は、パレットと木枠部分とを別体に形成するにせよ、木材を利用するので、規格化による安価な量産が難しく、また、組み立てにも作業手間がかかり、更に、一度だけの使い捨て方式であるために、コスト高となっている。
【0006】
ロール状材料としては、上記感光材料に限らず、フィルムないしシート又は布ないし織物などの各種材料を巻芯に巻き付けて輸送ないし保管するものがあり、これらロール状材料の梱包材について、上述のような不都合ないし欠点が見られる。
【0007】
本発明は、上記に鑑み、段ボール製とすることにより製造コストが安価であり、更に、梱包不使用時の搬送・保管が容易で、再利用することが可能であるロール状材料用の梱包材を明らかにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は下記構成によって達成される。
1.巻芯に巻き付けられたロール状材料を梱包する梱包材において、
(A)前記巻芯の両端部を下方から支持する左右側支持板と、この左右側支持板を前後方向から支えて起立状態を維持する前後側当板とが折畳み可能な構造で一体化してある支持構造と、
(B)前記支持構造を載置固着したパレットと、
(C)底面のみ開放状態の箱体で折畳み可能な構成の外被構造と、
(D)前記左右側支持板の上方に載置され前記箱体の天板まで延びる左右側支持板と、該左右側支持板を相対向するように連設し、前記前後側当板の外側を被覆してパレット上に載置される前後側被覆板から成り折畳み可能な構成の多段積み補強構造体、
とを有し、
前記(A)支持構造における折り畳み可能な構造が、該(A)支持構造の下部に位置する底面板の上側表面紙を延長して前記左右側支持板の底面表面紙及び外側表面紙とし、こ
の表面紙で、各々厚みのある前記底面板と前記左右側支持板とを接続、一体化することで、その接する線で折曲げ、折畳み可能とするとともに、前記底面板の上側表面紙を延長して前記前後側当板の外側表面紙とし、この表面紙で、各々厚みのある前記底面板と前記前後側当板とを接続、一体化することで、その接する線で折曲げ、折畳み可能とする構造であり、
前記(D)多段積み補強構造体における折り畳み可能な構成が、前記前後側被覆板を左右側支持板の外側において接続して折り畳み自由とする構成であり、
前記(A)支持構造、(B)パレット、(C)外被構造、(D)多段積み補強構造体の全体が段ボール製であることを特徴とするロール状材料用の梱包材。
【0009】
2.巻芯に巻き付けられたロール状材料を梱包する梱包材において、
(A)前記巻芯の両端部を下方から支持する左右側支持板と、この左右側支持板を前後方向から支えて起立状態を維持する前後側当板とが折畳み可能な構造で一体化してある支持構造と、
(B)前記左右側支持板と略同形同大の支持板の前後両端部を延長して前後側立板を折畳み可能に形成してあり、相対向するように前記左右側支持板の間の底面板上に載置し、支持板間に巻芯を掛架したときロール状材料が中心部分で支持される構成の2つ1組の狭幅対応ブロックであって、平板状に折畳み可能な構成の狭幅対応ブロック
とを有し、前記(A)支持構造及び(B)狭幅対応ブロックの全体が段ボール製であることを特徴とするロール状材料用の梱包材。
【0010】
本発明の参考発明として、以下の構成を挙げることができる。
3.巻芯に巻き付けられたロール状材料を梱包する梱包材において、
(A)前記巻芯の両端部を下方から支持する左右側支持板と、この左右側支持板を前後方向から支えて起立状態を維持する前後側当板とが折畳み可能な構造で一体化してある支持構造と、
(B)前記巻芯の両端開放口に嵌めることによって、巻芯がロール状材料の重みで潰れるのを防止できるキャップであって、前記巻芯の内径に対応した外径を有する嵌入部と、これに連続して設けられ、前記嵌入部の嵌入ストッパーの役目をする鍔部とを有しているキャップ、
とを有し、前記(A)支持構造及び(B)キャップの全体が段ボール製であることを特徴とするロール状材料用の梱包材における巻芯用キャップ。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に従って、本発明を詳細に説明する。尚、この説明は、ロール状材料が感光材料である場合について行うが、前述の如く本発明は種々のロール状材料の梱包材として適用できることは勿論である。
【0012】
図1に示すように、本発明に係る梱包材は、ロール状感光材料10を梱包するものであって、基本的に、パレット20とその上部に構築される支持構造30及び外被構造50とで構成される。支持構造30は、後に詳述するように、その底面板の下面がパレット20の上面に固定されている態様と、パレット20から独立している態様とがある。
【0013】
本発明に係る梱包材は図1に示す状態で1つのユニットを形成しており、保管・輸送などに際しては、例えば、4段積みのように、2以上のユニットを積み重ねて利用される。従って、パレット20、支持構造30、外被構造50は、積み重ねられるユニットの重さに耐える強度を持つことが要求される。
【0014】
本発明に係る梱包材の特徴は、パレット20、支持構造30、外被構造50、狭幅対応ブロック60、キャップ70などの全ての材料として段ボールが利用されている点である。後述するように、種々の段ボール、特に強化段ボールが利用可能であるが、少なくともパレット20は、一部又は全部に耐水性を有する段ボールが利用される。耐水性を有しない段ボールを利用する場合には、個々の構成部材(パーツ)の表面・裏面・縦横端部から水が浸入するのを防止するために、防水性表面紙などで被覆する。これらについては後に詳述する。
【0015】
また、本発明に係る梱包材の特徴は、支持構造30、外被構造50、狭幅対応ブロック60等が折畳み構造であり、梱包使用時以外はパレット20の上部に折畳んだ状態で輸送できることである。
【0016】
ここで、本発明に係る梱包材により梱包されるロール状感光材料10について説明する。
図1に略図で示されているロール状感光材料10は、巻芯11の周囲に長尺の写真フィルムや印画紙などの感光材料10が巻き付けられた構造で、遮光フィルムなどの遮光構造12により防湿・遮光状態に包装されている。巻芯11の両端部は、キャップ70により被冠される。
感光材料10は、元巻などと称され、その幅は、例えば、500〜1500mmの範囲で大小種々のものがある。
【0017】
次に、パレット20の構成について順次説明する。
図2に示す態様のパレット20は、底面板21の上に、縦根太材22と横根太材23とを重ね、その上部に上面板24を配置した構造である。
上記の部材は、段ボールを断裁して形成するが、ここで段ボールの構造並びに特性に関して説明する。
【0018】
図3は、多層構造の段ボールの見本片を示すもので、B−B断面図並びにC−C断面図が添えられている。多層構造の段ボールは平板紙と平板紙の間に波板紙が重層された構造であるから、Y1或いはY2の方向では波板紙によって形成される空隙が連続しており、X1或いはX2の方向では、波板紙によって隔てられて空隙は連続しない。従って、Y1−Y2断面は、防水構造としないと水が流入してしまうが、X1−X2断面では、表面が水に濡れるだけで内部への水の浸入は防止される。但し、平板紙と波板紙との接着に耐水性の糊の如き耐水接着剤が利用されていない場合には、水との接触により、接着部分が破壊される危険があるので、耐水接着剤とするのが好ましい。
【0019】
多層構造の段ボールとして、D−Sec.に示すように、Y1−Y2断面とX1−X2断面が交互に現れるように重ね合わせる構造のものがある。この構造の段ボールは、縦横両方向の強度を考慮したもので、勿論、本発明に係る梱包材の材料として利用できるが、本発明に係る梱包材では、主として、Y1−Y2断面を有する多層構造の段ボールを、水の進入を防ぐ方向(Y1−Y2の方向)で利用する。
【0020】
さて、パレット20の底面板21、縦根太材22、横根太材23、上面板24の各部材において、Y1−Y2断面並びに、図2に示す部分に現れる断面について使用される。上述したように、Y1−Y2断面部分が端面に露出していると、波板紙の空隙から容易に水が浸入するので、この部分を防水構造とする必要がある。防水構造の例としては、1層ないし2層構造の段ボールをY1−Y2断面の大きさに裁断して、その表面紙ないしは裏面紙として耐水性のものを用いると共に、これがY1−Y2断面に当接するように耐水接着剤により接着する方法、普通の段ボールに代えて防水紙からなる耐水段ボールを利用する方法などがある。
【0021】
上記の構成に加えて、段ボールのX1−X2断面が端部に現れる部分も耐水表面紙で被覆するなどの防水構造とすることが好ましい。
尚、図中、25はフォークリフトのフォーク挿入孔、26及び27は前面被覆板及び後面被覆板であって、前記フォーク挿入孔25に対応するフォーク挿入切欠部28を有する。
【0022】
次に、パレット20の他の実施態様を説明する。
本発明のパレット20の他の実施態様としては、上記図2に示すパレット構造から上面板24を除いたものとし、底面板21の前後両端部を延長し、パレット前面・後面を巻き込み上面板29(上記上面板24から前後面被覆板26、27を省略した構成)に接着させた構造とすることが挙げられる(図4参照)。この場合も表面紙としては耐水性紙を用いると共に、耐水接着剤を用いることが好ましい。
【0023】
次に、支持構造30について説明する。
図4に示すように、底面板31の左右両端部を延長し、左側支持板32及び右側支持板33を折畳み可能に形成してあり、底面板31の前後両端部を延長し、前側当板34及び後側当板35を折畳み可能に形成してある。そして、左右側支持板32、33には、巻芯11の両端を掛架し、下方から支持する切欠部32´、33´が形成されている。
【0024】
折畳み可能な構成は次のとおりである。即ち、底面板31の上側表面紙を延長して左右側支持板32、33の底面表面紙及び外側表面紙とし、この表面紙で、各々厚みのある底面板31と左右側支持板32、33とを接続、一体化することで、その接する線で折曲げ、折畳み可能としてある。また、底面板31の上側表面紙を延長して前後側当板34、35の外側表面紙とし、この表面紙で、各々厚みのある底面板31と前後側当板34、35とを接続、一体化することで、その接する線で折曲げ、折畳み可能としてある。
【0025】
左右側支持板32、33について起立した状態を維持するため、前後側当板34、35との間に係止構造36が採用されている。
係止構造36の一例としては、下記が挙げられる。即ち、図5に示す如く、左右側支持板32、33の前後の根元には、アール部分を介して切欠部37が設けられており、また、上半部に切欠部38が形成されると共に下半分に係入部39が設けられた係合片40が固着されている。
【0026】
一方、左右側支持板32、33には、上記切欠部37の垂直壁に当接する当接部41と、上記切欠部38の垂直壁に当接する当接部42を形成することができるように、前記係入部39を受け入れる係入孔43が設けられている。この実施例では、左右側支持板32、33を起立した状態において、前後側当板34、35について起立する操作を行えば、係入孔43に係入部39が挿入係止されると共に、当接部41、42の各々が切欠部37、38の垂直壁に当接し、確固に固定される。
【0027】
支持構造30の他の実施態様としては、例えば、図6に示す如く、係合片40を、左右側支持板32、33の根元自体に形成する構成である。図6中、図5と同一の符号を付したものは、同一部材名を示す。
【0028】
次に、外被構造50を説明する。
図7に本発明に係る梱包材の最終包装形態の一例が示されており、底面のみ開放状態の外装箱体51によって、パレット20上に支持構造30全体が被覆される。
【0029】
本発明に係る梱包体は、例えば、4段積みされるので、次のような、多段積み補強構造が採用されている。
即ち、図8に示すように、左右側支持板32、33の上方に載置され外装箱体51の天板まで延びる左右側支持板52、53と、この左右側支持板52、53を相対向するように連設し、前後側当板34、35の外側を被覆してパレット20上に載置される前後側被覆板54、55から成る多段積み補強構造体56が使用してある。
【0030】
かかる補強構造体56は、前後側被覆板54、55を左右側支持板52、53の外側(A部分参照)において接続して折畳み自由である
また、上記の多段積み補強構造体56は、図13に示すように、支持構造30を上方から被冠する構成である。別の実施態様としては、例えば、前後側被覆板54の中間(B部分参照)で左右に切り別け、左右ユニット形態としてもよい。この場合も、外装箱体51(底面のみ開放の折畳み自由な箱形状)によって、全体を被覆されるので、強度上の問題はない。
【0031】
本発明の巻芯11としては、ロール状感光材料を巻き付ける際の張力に耐えられる公知のものが特別の制限なく用いられる。
この巻芯11に巻き付けられたロール状感光材料10の遮光構造12の例としての遮光フィルムは、単層のものでも、積層のものでもよいし、また、遮光紙と遮光フィルムとの組み合わせでもよい。
【0032】
本発明において巻芯11は、例えば、外径100〜300mm、好ましくは150〜200mm、さらに好ましくは160〜180mmであり、長さは1000〜1600mm、好ましくは1100〜1400mmの紙製である。遮光構造12の例は次の通りである。即ち、遮光紙としては、例えば写真性に悪影響を与えない85.6g/mのものを二重に巻き付けたものを用いることができるし、筒状の遮光フィルムとしては、例えば直径670mm・長さ2500mm・厚さ0.09mm、カーボン含有量40%の黒マスターバッチを5%含む高圧法ポリエチレン製のものを二枚重ねて用いることができるし、筒状の遮光フィルムの両端は、長さ300mmのインシュロックを用い縛る構造等を採用できる。
【0033】
本発明の梱包体によって、搬送される感光材料は、その幅に大小があり、例えば、最大幅の感光材料に合わせて支持構造30を製作し、これより狭幅の感光材料に対しては、段ボール製狭幅対応ブロック60にて対応することが好ましい。
【0034】
この狭幅対応ブロック60の一例が、図10に示してあり、左右側支持板32、33と略同形同大の支持板61の前後両端部を延長して前後側立板62、63を折畳み可能に形成してある。尚、図中、64は切欠部32´、33´に対応する切欠部である。本発明においては、この狭幅対応ブロック60の2つを1組として使用することによって、狭幅感光材料が中心部分で支持されるようにする。即ち、図12に示す如く相対向するように狭幅対応ブロック60を左右側支持板32、33の間の底面板31上に載置し、支持板61の切欠部64間に巻芯11を掛架したとき感光材料(元巻)10の前後面が支持板61に当接して支持されるようにする。前後側立板62、63の長さが大小異なる狭幅対応ブロック60の複数種を用意しておくことによって、種々の幅の感光材料(元巻)10に対応することが可能となる。又は、前後側立板62、63を前後側当板 34、35に係止可能な構成とすれば、一組の狭幅対応ブロック60によっても対応可能となる。
【0035】
そして、かかる狭幅対応ブロック60の実施例では、支持板61に対し、前後側立板を直線状になるように回動することによって平板状に折畳み可能な構成としてある。
【0036】
本発明において、巻芯11の両端開放口にキヤップ70を嵌めることによって、巻芯11が感光材料(元巻)10の重みで潰れるのを防止できる。段ボール製キャップ70の一例が図11に示されている。即ち、巻芯11の内径に対応した外径を有する嵌入部71と、これに連続して設けられ、嵌入部71の嵌入ストッパーの役目をする鍔部72とを有している。
本発明は、上記に限らず、ロール状材料に対して適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、折畳み可能な構造であるため、梱包使用時以外は折畳み小型コンパクト化でき、搬送・保管が容易であり、且つ複数回の反覆使用が可能であり、また従来のように、木箱やガイド板などの木製部材を使用しないため、薫蒸処理が不要でかつ環境に優しい包装形態となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール状材料包装体の一実施例の斜視図
【図2】本発明に係るパレットの一実施例を示す分解斜視図
【図3】本発明に用いられる段ボールの構造例を示す説明図
【図4】本発明に係る支持構造の一実施例を示す斜視図
【図5】本発明に係る係止構造の一実施例を示す斜視図
【図6】本発明に係る係止構造の他の実施例を示す斜視図
【図7】本発明の最終の包装状態の一例を一部透視する斜視図(多段積み補強構造体は省略)
【図8】本発明に係る多段積み補強構造体の一実施例を示す斜視図
【図9】本発明の最終の包装形態の他例を一部透視する斜視図
【図10】本発明に係る狭幅対応ブロックの一実施例を示す斜視図
【図11】本発明に係るキャップの一実施例を示す斜視図
【図12】狭幅対応ブロックを用いた場合の本発明の最終の包装形態の他例を一部透視する斜視図(多段積み補強構造体は省略)
【図13】支持構造に多段積み補強構造体を載置した状態の斜視図
【符号の説明】
10 ロール状材料、例えば感光材料(元巻)
11 巻芯
12 遮光構造
20 パレット
21 底面板
22 縦根太材
23 横根太材
24 上面板
25 フォーク挿入孔
26 前面被覆板
27 後面被覆板
28 フォーク挿入切欠部
29 上面板
30 支持構造
31 底面板
32 左側支持板
33 右側支持板
32´切欠部
33´切欠部
34 前側当板
35 後側当板
36 係止構造
37 切欠部
38 切欠部
39 係入部
40 係合片
41 当接部
42 当接部
43 係入孔
50 外被構造
51 外装箱体
52 左側支持板
53 右側支持板
54 前側被覆板
55 後側被覆板
56 多段積み補強構造体
60 狭幅対応ブロック
61 支持板
62 前側立板
63 後側立板
64 切欠部
70 キャップ
71 嵌入部
72 鍔部

Claims (2)

  1. 巻芯に巻き付けられたロール状材料を梱包する梱包材において、
    (A)前記巻芯の両端部を下方から支持する左右側支持板と、この左右側支持板を前後方向から支えて起立状態を維持する前後側当板とが折畳み可能な構造で一体化してある支持構造と、
    (B)前記支持構造を載置固着したパレットと、
    (C)底面のみ開放状態の箱体で折畳み可能な構成の外被構造と、
    (D)前記左右側支持板の上方に載置され前記箱体の天板まで延びる左右側支持板と、該左右側支持板を相対向するように連設し、前記前後側当板の外側を被覆してパレット上に載置される前後側被覆板から成り折畳み可能な構成の多段積み補強構造体、
    とを有し、
    前記(A)支持構造における折り畳み可能な構造が、該(A)支持構造の下部に位置する底面板の上側表面紙を延長して前記左右側支持板の底面表面紙及び外側表面紙とし、この表面紙で、各々厚みのある前記底面板と前記左右側支持板とを接続、一体化することで、その接する線で折曲げ、折畳み可能とするとともに、前記底面板の上側表面紙を延長して前記前後側当板の外側表面紙とし、この表面紙で、各々厚みのある前記底面板と前記前後側当板とを接続、一体化することで、その接する線で折曲げ、折畳み可能とする構造であり、
    前記(D)多段積み補強構造体における折り畳み可能な構成が、前記前後側被覆板を左右側支持板の外側において接続して折り畳み自由とする構成であり、
    前記(A)支持構造、(B)パレット、(C)外被構造、(D)多段積み補強構造体の全体が段ボール製であることを特徴とするロール状材料用の梱包材。
  2. 巻芯に巻き付けられたロール状材料を梱包する梱包材において、
    (A)前記巻芯の両端部を下方から支持する左右側支持板と、この左右側支持板を前後方向から支えて起立状態を維持する前後側当板とが折畳み可能な構造で一体化してある支持構造と、
    (B)前記左右側支持板と略同形同大の支持板の前後両端部を延長して前後側立板を折畳み可能に形成してあり、相対向するように前記左右側支持板の間の底面板上に載置し、支持板間に巻芯を掛架したときロール状材料が中心部分で支持される構成の2つ1組の狭幅対応ブロックであって、平板状に折畳み可能な構成の狭幅対応ブロック
    とを有し、前記(A)支持構造及び(B)狭幅対応ブロックの全体が段ボール製であることを特徴とするロール状材料用の梱包材。
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