JP4512955B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原画像から取得されたデジタル画像データに対してトリミング枠を設定するトリミング設定部と、前記トリミング枠によって決定された前記原画像の画像領域を表す画像データから変換されたプリントデータに基づいて複写画像を記録シートの表面に形成するデジタルプリント部とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真プリントに代表されるような、原画像の少なくとも一部を記録シートに複写画像として形成する画像形成装置の分野では、原画像を有する原稿、例えば写真フィルムをスキャナによって走査して原画像を光電変換して取得されたデジタル画像データに対して色補正や変倍処理を施した後、サーマルプリンターを用いて熱転写用紙に複写画像を形成したり、光プリントヘッドを用いて印画紙に複写画像を形成したりするものが登場してきている。
【0003】
このようなフルデジタルの写真画像形成装置では、原画像に対するトリミング指示がある場合、スキャナを介して取り込まれた写真画像のデジタル画像データやデジタルカメラから送り込まれた写真画像のデジタル画像データに対して、トリミング指示に合うようにトリミング枠を設定し、そのトリミング枠を用いてプリントに必要な画像データを切り出し、その切り出された画像データからプリントデータを生成し、このプリントデータによって制御される光プリントヘッドを用いて印画紙に所望通りの画像を形成することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、トリミング枠の設定は微妙なものであり、出来上がったプリントを見て再度トリミング枠を設定し直すといったことがよく行われている。このようなトリミング枠の設定作業には、通常モニタ画面に映し出される原画像の疑似画像を見ながら行われるのであるが、トリミング枠の設定がモニタ画面の1画素単位のレベルで行わなければならないような場合、前回のトリミング枠との違いを正確に思い浮かべながらのトリミング枠設定作業は、オペレータに多大な負荷を与えていた。
【0005】
また、DPショップ等で行われている印画紙を用いた写真プリント作製作業では、印画紙への画像焼き付けから仕上がりプリントを得るまでの時間が、現像処理を経るため、ある程度必要であることから、1つの原画像ごとにトリミング作業を繰り返して最終的な写真プリントを作製するのではなく、いくつかの原画像を連続的に処理していくので、再度トリミング枠を設定する場合、前回のトリミング枠の復元だけではなく、前回行った色補正などのフォトレタッチのための画像処理を復元することも困難となる。もちろん、トリミング設定や画像処理の履歴を記載したメモなどが残されているとしても、再度そのような処理履歴を見ながら原画像複写のための画像データを作製していくのは、オペレータにとってかなりの負担となる。さらに、仕上げられた写真プリントを顧客に納品した後、顧客からトリミングを少し右にずらして欲しいといったクレームが付けられた場合、当時のトリミング枠を再度復元することは不可能であり、もう一度その写真プリントを見ながら、トリミング枠の設定や必要の場合フォトレタッチ作業も行わなければならない。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、試行錯誤を繰り返しながら行われるトリミング設定を含む複写画像の作製作業を簡単にする画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による画像形成装置では、原画像から取得されたデジタル画像データに対してトリミング枠を設定するトリミング設定部と、前記トリミング枠によって決定された前記原画像の画像領域を表す画像データから変換されたプリントデータに基づいて複写画像を記録シートの表面に形成するデジタルプリント部とを備えた画像形成装置において、前記トリミング枠を規定するトリミングデータを生成するトリミングデータ生成部と、前記トリミングデータを格納するデータ格納部と、前記複写画像データに対して色補正等の画像処理を施す画像処理部と、前記画像処理を規定する画像処理データを生成する画像処理履歴データ生成部と、が備えられ、前記原画像を特定するIDコードが生成され、このIDコードをキーとして前記トリミングデータと前記画像処理データと前記原画像から取得されたデジタル画像データとが検索・抽出可能なように前記データ格納部に格納され、前記IDコードが入力された際には、当該IDコードをキーとして前記トリミングデータと前記画像処理データと前記原画像から取得されたデジタル画像データとが検索され、前記トリミング設定部は検索された当該トリミングデータに基づき検索された当該デジタル画像データ上に前記トリミング枠を復元し、前記画像処理部は検索された当該画像処理データに基づく前記画像処理の履歴を表示すると共に、当該履歴における画像処理の設定の変更または当該履歴における画像処理の順次実行もしくはその両方可能となるように構成されている
【0007】
この構成では、設定されたトリミング枠を規定するトリミングデータがデータ格納部に格納されるので、最終的に得られた複写画像を見て、トリミングを修正したい場合には、このデータ格納部にアクセスして、該当するトリミングデータを取り出すことで、前回のトリミング枠が復元することができる。オペレータは、復元された前回のトリミング枠を基準にして、トリミング設定を行うことができるので、トリミング調整作業が容易となる。また、前記複写画像データに対して施された色補正等の画像処理を規定する画像処理データが画像処理履歴データ生成部により生成されると共に、原画像を特定するIDコードが生成され、このIDコードをキーとして前記トリミングデータと前記画像処理データと前記原画像から取得されたデジタル画像データとが検索・抽出可能なように前記データ格納部に格納されている。これにより、複写画像データ生成時に行われた各種画像処理を規定する画像処理データもデータ格納部に格納されているので、原画像から得られる画像データに対して、抽出されたトリミングデータと画像処理データの内容に基づいてトリミング設定及び画像処理を行うことにより、新しいトリミングによる新たにプリントされた複写画像も前回と同じ品質、特に発色状態に変わりのないものとなる。さらに、原画像から取得されたデジタル画像データを用いることができるため、再トリミングプリントの際に、原画像としての写真フィルムやデジタルカメラ等の画像データファイルからデジタル画像データを取り込む作業を必要としなくなり、試行錯誤を繰り返しながら行われるトリミング設定を含む複写画像の作製作業を簡単化する。さらに、前記IDコードが入力された際には、当該IDコードをキーとして前記トリミングデータと前記画像処理データと前記原画像から取得されたデジタル画像データとが検索され、当該デジタルデータと当該トリミングデータと当該画像処理データとに基づき前記複写画像を表す画像データを復元する。これにより、迅速かつ確実に顧客の希望するトリミング画像を作製することが可能となる。しかも、色補正などの画像処理も同一にすることができるので、最初のプリントと同じ品質状態のトリミング焼き増しプリントが実現する。
【0008】
発明の好適な実施形態として、バックプリント部によって前記原画像の複写画像を形成した前記記録シートの裏面に前記IDコードを印字するならば、必要とするIDコードが一目瞭然であり、再トリミング作業が迅速に行われる。
【0010】
発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明による画像形成装置の実施形態の1つとしての銀塩写真デジタルプリンタの外観斜視図とブロック図がそれぞれ図1と図2に示されている。この銀塩写真デジタルプリンタは、写真フィルム(以下単にフィルムと称す)1を搬送するフィルム搬送機構8と、原画像としての写真フィルム1のコマ画像をデジタル画像データとして取得するフィルムスキャナ3と、取得されたデジタル画像データ(以後単に画像データと称す)を処理してプリントデータを作成するコントローラ10と、このプリントデータに基づいてプリントサイズに合わせてペーパーカッタ12によってカットされた記録シートとしての印画紙2にコマ画像に対応する画像を露光するデジタルプリント部5と、露光された印画紙2を現像処理する現像処理部6と、印画紙2をペーパーマガジンマガジン12から露光エリア及び現像処理部6を経て仕上がりプリント(複写画像)として横送りコンベヤ7へ搬送する印画紙搬送機構9と、横送りコンベヤ7から送り込まれる印画紙2をオーダ単位で区分けするソータ14とを備えている。
【0012】
コントローラ10には、画像や文字を表示させるCRTや液晶ディスプレイによって構成されるモニタ10a、各種の情報入力を行うためのキーボードを備えた操作卓10b、及び原画像としてのCG画像データやデジタルカメラの撮像画像データを格納している各種記憶メディアから画像データを取り出す画像入力部10cが付帯している。
【0013】
印画紙マガジン11から引き出されペーパーカッター12によってプリントサイズにカットされたカット印画紙2の裏面に、後で説明されるIDコードを印字するバックプリント部4がデジタルプリント部5が、配置されている露光エリアの印画紙搬送方向上流側に配置されている。もちろんこのバックプリント部4は露光エリアの下流側に配置されてもよい。
【0014】
印画紙2に対する比較的短い露光時間と長い現像時間を考慮して、印画紙搬送機構9は、露光エリア15までは1列の印画紙搬送ラインで、現像処理部6からは3列の印画紙搬送ラインを形成している。このため、露光エリアと現像処理部6との間には、露光された印画紙2を、1列搬送から、3列までの複列搬送に振り分ける振り分け装置13が設けられている。
【0015】
フィルムスキャナ3は、発生させた光ビームの色分布や強度分布を整えてフィルム1を照射する照明光学系3aと、フィルム1からの透過光ビームを光学的に処理する撮像光学系3bと、撮像光学系3bによって導かれた光ビームをスリット画像としての電荷画像に光電変換する光電変換部3cから構成されている。光電変換部3cで取得された原画像としてのフィルム1のコマ画像の各画素信号は所定のビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換してデジタル画像データとしてコントローラ10へ送られる。
【0016】
デジタルプリント部5は、露光エンジンとしてDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)方式を採用しており、デジタルマイクロミラーデバイスによって反射される主走査方向に列をなした光ビームに対して直交する副走査方向に印画紙2を正確に搬送するために、印画紙搬送機構9は副走査搬送部9aを構築している。露光エンジンとしては、DMD方式以外に液晶シャッター方式、PLZTシャッター方式、FOCRT方式、蛍光体発光方式などが知られており、設計時に露光仕様に応じて選択することができる。
【0017】
コントローラ10は、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース回路などからなるマイクロコンピュータシステムを中核部材として構成され、このプリンタプロセッサに必要な各種機能をハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実現させている。このコントローラ10には、フィルム搬送制御部、スキャナ制御部、印画紙搬送制御部といった各種部材の動作制御を行う機能が構築されているとともに、デジタルプリント部5によって印画紙2に複写画像を形成するために用いられ画像データの各種処理を行う機能も構築されている。
【0018】
特に本発明による写真画像のためのフルデジタル露光システムに関連する主な機能要素としては、図3に示すように、画像入力部10cやフィルムスキャナ3を通じて送り込まれてきた複数の写真コマの画像データを一時的に格納する第1メモリー21、第1メモリー21に格納された画像データから処理対象となる写真コマの画像データを切り出して格納する第2メモリー22、第2メモリー22に展開された原画像としての写真コマ全体を示す画像データに対して実際に印画紙2に焼き付けるべき画像領域を決定するトリミング枠を設定するトリミング設定部20aと、前記トリミング枠を規定するトリミングデータを操作卓10bを通じて与えられるオペレータの指令に基づいて生成するトリミングデータ生成部20b、第2メモリー22に展開された画像データに対して色調補正など各種画像処理を施す画像処理部23、画像処理部23によって行われた一連の画像処理を表す各種パラメータからなる画像処理データを生成する画像処理履歴データ生成部24、第2メモリー22に格納されるとともに前記画像処理部23によって処理された画像データのイメージ及びその他の表示アイテムのイメージをビデオメモリー25aに取り込むともにこの表示イメージをビデオコントローラ25bによってビデオ信号に変換してモニタ10aに送るビデオ制御部25、第1メモリー21に格納された画像データから切り出され画像処理部23によって処理される前の特定写真コマの原画像データとこの原画像データに適用されたトリミング枠のためのトリミングデータと施された画像処理を表す画像処理データとを組み合わせるフォーマッター部26、このフォーマッター部26で組み合わされたデータセットを特定するIDコードを生成してこのデータセットに割り当てるIDコード生成部30、前述したデータセットを前記IDコードを検索キーとして検索・抽出可能なように格納するデータ格納部27、画像処理された最終的な画像データに基づいてプリントデータを生成しデジタルプリント部5を制御するデジタル露光制御部28、IDコード等のプリント情報を対応する印画紙2の裏面に印字するようにバックプリント部14を制御するバックプリント制御部29が挙げられる。
【0019】
このプリントプロセッサーを用いて、DPショップのオペレータが、フィルムに形成された写真コマから顧客のトリミング指示に基づいてデジタル露光で複写画像を得るための作業手順を説明する。
【0020】
図4に示すように、顧客によって持ち込まれたフィルム1をスキャナ3に投入して、原画像としての写真コマから取得された画像データは第1メモリー21に転送される。まず、最初の処理対象となる写真コマに対応する画像データが切り出され第2メモリー22に格納する。この段階でモニタ10aの画面60には図5で示すような画像処理画面が表示される。ズームスイッチ62によって設定されたズーム倍率で原画像に対応する画像が画像処理ウインドウ61に表示される。
【0021】
トリミング作業は、画像処理ウインドウ61に表示された左右縦基線63a、63bと上下横基線63c、63bによって構成されるトリミング枠63をマウス等のポインティングデバイスによって操作することによって行われる。このトリミング枠63は予め入力されたプリントサイズか又はデフォルトのプリントサイズのアスペクト比で表示され、このトリミング枠63内の画像が複写画像となる。
【0022】
オペレータが左右縦基線63a、63bや上下横基線63c、63bのいずれかの基線をマウスで動かすことで、トリミング枠を変更することができるが、その際プリントサイズの適合したアスペクト比が維持されるので、例えば、左縦基線63a動かすだけで、上下横基線63c、63dのいずれかの基線又は両方の基線も移動する。これにより、オペレータはプリントサイズをいちいち気にすることなく、トリミング枠63を設定することができる。なお、トリミング枠63の各基線を変更するのではなく、トリミング枠63自体を移動させたい場合は、トリミング枠63の内側をドラッグすることでトリミング枠63の大きさを変更せずに位置だけ変更することができる。
【0023】
トリミング作業を容易にするため、画像処理ウインドウ61の下側にはトリミング数値を表示するトリミングデータ表示欄64が設けられている。このトリミングデータ表示欄64には、トリミング枠63の横サイズと縦サイズを示すことになるサイズXとサイズY、トリミング枠63の位置を示すことになる左上コーナのX−Y座標値である開始Xと開始Y、及び必要の場合回転トリミングアイコン65によって設定されるトリミング枠63の回転角を示すことになる回転角α、さらにこのトリミング枠63を用いて作られる複写画像の原画像に対する倍率を示すことになる拡大率の数値が表示される。これらのトリミング枠63の制御は主にトリミング設定部20aとトリミングデータ生成部20bによって行われる。
【0024】
画像処理ウインドウ61に表示された画像データに対する各種画像処理は、色調補正ポップアップメニュー66やフィルターポップアップメニュー67などを用いて行われる。例えば、色調補正ポップアップメニュー66からコントラストを選択すると、コントラスト調整のための色調補正ウインドウ66aが表示され、オペレータはリアルタイムに画像処理ウインドウ61に表示されるプレビューを見ながら、スライドバーを調整する。適切な画像が得られれば設定ボタンをクリックしてコントラスト調整作業を終える。このようにして必要に応じて行われていく画像処理作業の履歴が履歴ウインドウ68に表示される。
【0025】
前述したトリミング枠を規定するトリミングデータや各画像処理の履歴内容を示す画像処理データは、処理対象となった写真コマを特定するためにIDコード生成部30で生成されたIDコードによって、図6に示すように、この写真コマの原画像データとともにリンクされた形にフォーマット化される。IDコードの生成に関して、注文伝票番号や顧客番号を参照しながら操作卓10bを通じて入力されたコードをIDコードとして用いてもよいし、内部的に生成されるコードを用いてもい。
【0026】
トリミング処理及び画像処理が完了すると、バックプリント制御部29はIDコード生成部30から送られてきたIDコードをプリントデータに変換して、バックプリント部4を制御して、図7で示されるように、印画紙2の裏面にIDコードを示す数値を印字する。続いて、デジタル露光制御部28は最終的に得られた画像データを第2メモリー22から読み込んで、プリントデータを作成してデジタルプリント部5に送り、同時に制御される副走査搬送部9aと共働して、先に裏面にIDデータを印字した印画紙2の表面つまり乳剤面にトリミング枠によって決定された画像領域の画像を形成する。
【0027】
これにより、複写画像のプリント出力が完了するが、さらに、フォーマッター部26が、前述のIDコードによってリンクされた画像処理データ、トリミングデータ、原画像データをデータ格納部27に送り込むと、データ格納部27はこれらのデータを検索・抽出可能なように格納する。
【0028】
仕上がった複写画像のプリントを見て、トリミング状態が満足するものではないと判断した場合、再度トリミング作業を行う。まず、プリントの裏面に印字されたIDコードを操作卓10bと通じて入力すると、フォーマッター部26はこのIDコードを検索キーとしてデータ格納部27にアクセスし、所望のトリミングデータ、履歴化された画像処理データ、及び原画像データを抽出する。抽出された原画像データは第2メモリー22に送られ、新たな画像処理の対象となる。抽出されたトリミングデータはトリミング設定部20aに利用されてトリミング枠63の復元に、抽出された画像処理データは画像処理部23に利用され、その履歴通りに、第2メモリー22に送られた原画像データを処理することを可能にする。つまり、再び図5で示されたモニタ画面60が復元され、このモニター画面60の画像処理ウインドウ61には、原画像データに基づく画像、トリミングデータに基づくトリミング枠63、履歴ウインドウ68には画像処理データに基づく画像処理作業の履歴が再現される。この状態から、トリミング枠63を修正することにより、先に出力された複写画像から微妙に異なるトリミングを容易に実現することができる。また、履歴ウインドウ68に示された各画像処理を順次実行したり、設定変更することにより、先に出力された複写画像から微妙に異なる調子の画像を得ることも容易である。
【0029】
このように、本発明による画像形成装置では、後日生じた再トリミング作業時にも、迅速かつ確実に、顧客の希望するトリミング画像を作製することが可能となる。しかも、色補正などの画像処理も同一にすることができるので、最初のプリントと同じ品質状態のトリミング焼き増しプリントが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置を採用した銀塩写真デジタルプリンタの1つの実施形態を示す外観図
【図2】図1によるデジタルプリンタのブロック図
【図3】コントローラ内に構築される機能要素を示す機能ブロック図
【図4】トリミング作業時における、画像データ、トリミングデータ、画像処理データの流れを説明する模式図
【図5】トリミング作業中のモニター画面を示す概略図
【図6】IDコードとトリミングデータや画像処理データとのリンク構造を説明する模式図
【図7】印画紙の裏面に印字されたIDコードを示す説明図
【符号の説明】
1 写真フィルム
2 印画紙(記録シート)
4 バックプリント部
5 デジタルプリント部
6 モニター
10 コントローラ
20a トリミング設定部
20b トリミングデータ生成部
23 画像処理部
24 画像処理履歴データ生成部
27 データ格納部
28 デジタル露光制御部
29 バックプリント制御部
30 IDコード生成部
63 トリミング枠

Claims (2)

  1. 原画像から取得されたデジタル画像データに対してトリミング枠を設定するトリミング設定部と、前記トリミング枠によって決定された前記原画像の画像領域を表す画像データから変換されたプリントデータに基づいて複写画像を記録シートの表面に形成するデジタルプリント部とを備えた画像形成装置において、
    前記トリミング枠を規定するトリミングデータを生成するトリミングデータ生成部と、前記トリミングデータを格納するデータ格納部と、
    前記複写画像データに対して色補正等の画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理を規定する画像処理データを生成する画像処理履歴データ生成部と、
    が備えられ、
    前記原画像を特定するIDコードが生成され、このIDコードをキーとして前記トリミングデータと前記画像処理データと前記原画像から取得されたデジタル画像データとが検索・抽出可能なように前記データ格納部に格納され、
    前記IDコードが入力された際には、当該IDコードをキーとして前記トリミングデータと前記画像処理データと前記原画像から取得されたデジタル画像データとが検索され、前記トリミング設定部は検索された当該トリミングデータに基づき検索された当該デジタル画像データ上に前記トリミング枠を復元し、前記画像処理部は検索された当該画像処理データに基づく前記画像処理の履歴を表示すると共に、当該履歴における画像処理の設定の変更または当該履歴における画像処理の順次実行もしくはその両方可能となるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記原画像の複写画像を形成した前記記録シートの裏面に前記IDコードを印字するバックプリント部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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