JP4512470B2 - ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム - Google Patents

ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4512470B2
JP4512470B2 JP2004323398A JP2004323398A JP4512470B2 JP 4512470 B2 JP4512470 B2 JP 4512470B2 JP 2004323398 A JP2004323398 A JP 2004323398A JP 2004323398 A JP2004323398 A JP 2004323398A JP 4512470 B2 JP4512470 B2 JP 4512470B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hotel
pet
human
web server
reservation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004323398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006134132A (ja
Inventor
裕二 渡辺
英昭 古谷
Original Assignee
裕二 渡辺
英昭 古谷
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 裕二 渡辺, 英昭 古谷 filed Critical 裕二 渡辺
Priority to JP2004323398A priority Critical patent/JP4512470B2/ja
Publication of JP2006134132A publication Critical patent/JP2006134132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4512470B2 publication Critical patent/JP4512470B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラムに関し、更に詳しくは、都市部およびその近郊への旅行をするときにペットを同伴した旅行の手配を効率的に行うことができるペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラムに関する。
従来、家族旅行や個人旅行をするときは、ペットを自宅近くの獣医や知り合いに預けてから旅行へ行くことが殆どであった。しかしながら、近年では近所づきあいの疎遠化といった背景から気軽に近所の知り合いに預けることは難しくなっている。一方で、ペットブームの影響を受けて家族旅行や個人旅行という場面においてもペットと一緒に楽しみたい、ペットだけ残して出かけられないという家庭や個人が増えている。そのため、特にアウトドア志向の旅行では、車にペットを乗せて家族で出かけるというペット同伴旅行が増えている。
そして、ペット同伴旅行という旅行者のニーズに応えるべく、海や山等の行楽地のペンションやプチホテルではペットも客室内で宿泊可能としていたり、ペットのロビーへの入場を認めているところが増えている。
しかしながら、都市部およびその近郊の行楽地に目を向けると、ペットを客室内に宿泊させたり、ロビーに連れ込むといったサービスを行っている宿泊施設は殆どないといってよい。そのため、都市部およびその近郊の行楽地へペットを同伴して旅行をするときは、ペットを宿泊施設の近くのペットショップやペット病院に預けることになる。
この場合、旅行者自身が宿泊施設の近くにあるペットショップやペット病院を探すこととなると、電話をかけたり手紙でやりとりする必要があり手間と時間がかかる。インターネットの利用を考えても、URLが不明であるときはインターネットで検索するにも時間と手間がかかる。更に、折角予約ができても費用の支払いは人間用の宿泊施設(例えば、ホテル)とは別途行うことが必要となり、二度手間となる。
一方、ペットを一時的に預けるためのシステムとしては、特許文献1に開示されたペット預かり仲介方法等が周知である。このペット預かり仲介方法は、利用者がインターネット経由でペット預かり仲介業者のサーバに接続して会員登録をすれば、会員の間でペット預け・預かりをシステム利用の会費以外は無料で行うことができるというものである。
しかしながら、この特許文献1に開示された技術では、ペット預かり依頼者とペット預かり引き受け者とがスケジュール調整をする必要があり効率的ではないという問題がある。また、ペット預かり引き受け者が同じく会員である個人であるため、突発的に都合がつかなくなるという場合もある。
特開2002−251537
以上のことから明らかなように、都市部およびその近郊のようなペット同伴宿泊を前提としない宿泊施設が殆どの地域では、旅行予約の際に人間用の宿泊施設の近くにペット預かり予約も同時に行うことができる施設があると便利である。そして、費用の支払いも一箇所で行うことができればより利便性は高まる。
本発明はこのような従来の問題点を解決しようとするものであり、人間の宿泊予約とペット預かり予約とを同時に行うことができるペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムは、少なくとも、人間用ホテルの位置と、ペット用ホテルの位置との間のホテル間距離を記憶する第一テーブルと、前記人間用ホテルの空室状況と、前記ペット用ホテルの空室状況とを記憶する第二テーブルとを備えた記憶手段と、ユーザにより指定された前記人間用ホテルに対して所定のホテル間距離にあるペット用ホテル、または、ユーザにより指定された前記ペット用ホテルに対して所定のホテル間距離にある人間用ホテルを、前記第一テーブルから抽出する抽出手段と、ユーザにより指定された前記人間用ホテルまたは前記ペット用ホテルの空き状況と、前記抽出手段によって抽出された前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルの空き状況とを前記第二テーブルによって検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果を前記ユーザに対して通知する通知手段とを備えたことを要旨とする。
前記第一テーブルにはホテル間距離を記憶させているが、「ホテル間距離」としては、距離に関係のある値、例えば、所要時間(自動車、徒歩)を記憶させてもよい。
前記抽出手段は、前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルを、前記ホテル間距離のうち最小値のものから順番に抽出するものであればよい。また、前記抽出手段は、前記ホテル間距離のうち一定の範囲内のものを前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルとして抽出するものでもよい。
上記課題を解決するために、本発明に係るペット同伴旅行用の旅行予約プログラムは、少なくとも、人間用ホテルの位置と、ペット用ホテルの位置との間のホテル間距離を記憶する第一テーブルと、前記人間用ホテルの空室状況と、前記ペット用ホテルの空室状況とを記憶する第二テーブルとを備えた記憶手段、ユーザにより指定された前記人間用ホテルに対して所定のホテル間距離にあるペット用ホテル、または、ユーザにより指定された前記ペット用ホテルに対して所定のホテル間距離にある人間用ホテルを、前記第一テーブルから抽出する抽出手段、 ユーザにより指定された前記人間用ホテルまたは前記ペット用ホテルの空き状況と、前記抽出手段によって抽出された前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルの空き状況とを前記第二テーブルによって検索する検索手段、前記検索手段による検索結果を前記ユーザに対して通知する通知手段として機能させることを要旨とする。
前記抽出手段は、前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルを、前記ホテル間距離のうち最小値のものから順番に抽出するものであればよい。また、また、前記抽出手段は、前記ホテル間距離のうち一定の範囲内のものを前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルとして抽出するものでもよい。
上記課題を解決するために、本発明に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムは、抽出手段が、第一テーブルから、ユーザにより指定された前記人間用ホテルに対して所定のホテル間距離にあるペット用ホテル(または、ユーザにより指定された前記ペット用ホテルに対して所定のホテル間距離にある人間用ホテル)を抽出し、検索手段が、ユーザにより指定された前記人間用ホテル(または前記ペット用ホテル)の空き状況と、前記抽出手段によって抽出された前記ペット用ホテル(または前記人間用ホテル)の空き状況とを前記第二テーブルによって検索するので、指定された人間用ホテルと、検索されたペット用ホテルとを同時に扱うことができ、人間の宿泊予約とペット預かり予約とを同時に行うことができるという効果がある。
本発明に係るペット同伴旅行用の旅行予約プログラムは、コンピュータを、抽出手段として機能させると、コンピュータが、第一テーブルから、ユーザにより指定された前記人間用ホテルに対して所定のホテル間距離にあるペット用ホテル(または、ユーザにより指定された前記ペット用ホテルに対して所定のホテル間距離にある人間用ホテル)を抽出し、コンピュータを、検索手段として機能させると、コンピュータが、ユーザにより指定された前記人間用ホテル(または前記ペット用ホテル)の空き状況と、前記抽出手段によって抽出された前記ペット用ホテル(または前記人間用ホテル)の空き状況とを前記第二テーブルによって検索するので、指定された人間用ホテルと、検索されたペット用ホテルとを同時に扱うことができ、人間の宿泊予約とペット預かり予約とを同時に行うことができるという効果がある。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、「ユーザ」とは旅行を計画し、予約しようとしている者をいい、「オペレータ」とは旅行代理店やペットホテルの職員をいうものとする。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行予約システム10(以下単に「旅行予約システム10」という)の構成を示す。旅行予約システム10は、旅行代理店20に配されたWEBサーバSと、代理店ホスト21と、ユーザ宅30に配されたユーザ端末31およびプリンター端末32と、人間が宿泊する人間用ホテル40に配された人間用ホテル端末41と、ペットを宿泊させるペット用ホテル50に配されたペット用ホテル端末51とから構成される。
代理店ホスト21、ユーザ端末31、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51は、WEBサーバSに対してクライアントCであり、これらはインターネット回線60を介して接続されている。旅行代理店20の代理店ホスト21とWEBサーバSとはLAN22(または専用回線またはインターネット)によって接続されており、これらは、最適な通信経路を選択するルータ23を介してインターネット60に接続されるとともに、LAN22を介して相互に通信可能である。ユーザ宅30のユーザ端末31およびプリンター端末32は、LAN33によって接続される。
図2は、WEBサーバS、代理店ホスト21、ユーザ端末31、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51のハードウエア構成を示す。いずれも、画面表示用のモニタ、装置全体を制御するCPU、起動プログラムその他の各種プログラムが記憶されたROM、装置の起動時にロードされる各種のアプリケーションプログラムその他のアプリケーションプログラムやデータが記憶されたRAM、周辺機器を接続し制御するためのドライブ、外付けの大容量の外部記憶装置、マウスやキーボード・通信インタフェース等を含む入力装置、プリンタ・通信インタフェース等を含む出力装置等から構成される。
WEBサーバSは、市販のワークステーションによって構成することができ、レンタルサーバを用いてもよい。また、代理店ホスト21、ユーザ端末31、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51は、市販のパーソナルコンピュータによって構成することができる。
図3は、WEBサーバS、代理店ホスト21、ユーザ端末31、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51のソフトウエア構成を示す。WEBサーバS、代理店ホスト21、ユーザ端末31、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51のオペレーティングシステムとして、ウインドウズXP、ウインドウズ2000、ウインドウズNT等が搭載されていればよいが、互換性があればこれに限定されるものではない。
WEBサーバSは、ROM(S3)に起動プログラムが記憶され、RAM(S4)に、サーバ用のオペレーティングシステム、代理店ホスト21からアップロードされた旅行予約プログラムPG1およびその各種のデータテーブルDT1〜DT7、クライアント画面上に旅行予約画面を表示するためのサーバ用ツール、通信用プログラム等を備える。
代理店ホスト21は、クライアント用のオペレーティングシステム、バックアップ用・更新用それぞれの旅行予約プログラムPG1およびデータテーブルDT1〜DT7、WEBサーバS上のコンテンツを閲覧するためのWEBブラウザその他のクライアント用のツール、通信用プログラム、各種周辺機器(プリンター、デジカメ、スピーカー)を制御するためのドライバ等を備える。
ユーザ端末31は、クライアント用のオペレーティングシステム、WEBサーバS上のコンテンツを閲覧するためのWEBブラウザその他のクライアント用のツール、通信用プログラム、各種周辺機器(プリンター、デジカメ、スピーカー)を制御するためのドライバ等を備える。
人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51は、クライアント用のオペレーティングシステム、代理店ホスト21に対して施設名称・施設居所・部屋種類・部屋空き日時および提供部屋数・電話番号・ファックス番号・電子メールアドレス・その他テキストデータ・画像データを含むホテル情報を代理店ホスト21に送信するためのデータフォーム、WEBサーバS上のコンテンツを閲覧するためのWEBブラウザその他のクライアント用のツール、通信用プログラム、各種周辺機器(プリンター、デジカメ、スピーカー)を制御するためのドライバ等を備える。データフォームに書き込まれた情報は、代理店ホスト21に送信されるものである。データフォームは、後述するデータテーブルDT1〜DT7の各行または各列を最小単位の構成要素として備える。
図4は、ペット同伴旅行の旅行予約手順を概念的に示したものである。この旅行予約手順は同図に示したように、(1)予約申込み、(2)予約確認、(3)予約成立・予約不成立という手順からなる。旅行予約プログラムPG1は、代理店ホスト21からWEBサーバSへアップロードされている。旅行予約プログラムPG1は、原則として、クライアントCの端末操作に基づいて動作し、また、動作しうる状態に置かれる。WEBサーバSは、旅行予約プログラムPG1の動作状況や動作結果等のデータを配信し、配信されたデータは、クライアントCの画面にインターネット閲覧ブラウザを介して表示される。
また、WEBサーバSは、旅行予約プログラムPG1へクライアントCからアクセスがあると、その操作に基づいてデータ処理や電子メールの送受信を行う。ユーザやオペレータがユーザ端末31、人間用ホテル端末41および/またはペット用ホテル端末51を操作していると、インターネット閲覧ブラウザに画面が表示されるが、この画像は、WEBサーバSから配信されるものである。ユーザやオペレータがこの画像を見ると、あたかも代理店ホスト21(またはそのオペレータ)によって直接処理または操作が行われているような印象を受ける。
次に、図4を参照して旅行予約システム10を活用した旅行予約手配の概要について説明する。
(1)予約申込み
図4(1)がこの予約申込みを概念的に示した図である。
ユーザは、ユーザ端末31からインターネットに接続し、旅行予約プログラムPG1のURLにアクセスして、予約照会ボタンを押下する。尚、「押下」とは、本明細書においては、マウスのシングルクリック、ダブルクリック、画面表示に連動させたキーボードキーの押下のいずれでもよい。ユーザ端末31は、WEBサーバSに対してユーザによる操作に基づいて予約照会指示を送信する(手順1:図7のS706参照)。
WEBサーバSは、この予約照会指示に基づいて、予約フォームを構成するデータの配信を行い(手順2:図8のS802参照)、ユーザ端末31には、その予約フォームが表示される(図24参照)。
ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末31は、所定事項が記入された予約フォームの内容をWEBサーバSに送信する(手順3:図8のS803参照)。
(2)予約確認
図4(2)がこの予約確認を概念的に示した図である。
予約確認においては、WEBサーバSは、空き部屋のデータベース検索を行い、その結果を示すデータをユーザ端末31に配信し、ユーザ端末31には「空き部屋がありました」旨が画面に表示される(手順4:図8のS807参照)。
そして、ユーザによって予約ボタンが押下される(手順5:図8のS808)。
すると、WEBサーバSは、ユーザ端末31に対して予約を確認した旨を伝える予約確認メール(「○○の予約を確認しました、○日以内に所定の銀行口座に所定の金額をお振り込み下さい。その確認を待って予約成立とします。」)を自動送信する(手順6:図8のS810参照)。
予約確認メールは、WEBサーバSにより、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51に対しても送信される(手順6:図8のS811参照)。
(3)予約成立・予約不成立
旅行代理店のオペレータが銀行口座への入金を確認すると、オペレータの操作に基づいて、代理店ホスト21は、WEBサーバSに対して入金があった旨を連絡する入金連絡の電子メールを送信する(手順7:図9のS901参照)。
WEBサーバSは、そのデータに基づいて、予約成立メール(「○○の入金を確認しました、XXXXXXXというパスワードで次のURLを開き、そのページを印刷して当日持参して下さい。どうも有難うございました。」)を自動送信する(手順8:図9のS902参照)。
そして、ユーザがユーザ端末31から指定のURLを開いてXXXXXXXというパスワードを入力する(手順9:図9のS903参照)。
ユーザによるパスワードの入力に基づいて、WEBサーバSは、(1)そのパスワードや宿泊施設、ペットホテルの連絡先、地図、チェックイン・チェックアウトの方法が書かれたページをユーザ端末31に配信するとともに(手順10:図9のS904参照)、(2)ユーザ端末31、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51にそのパスワードや宿泊施設、ペットホテルの連絡先、地図、チェックイン・チェックアウトの方法が書かれたデータを予約成立メッセージとともに電子メールで送信する(手順10:図9のS905参照)。
ユーザは、当該ページまたは当該電子メールの写しを当日持参すればよい。
一方、所定の期間内に入金が確認されなかったときには、WEBサーバSは、ユーザ端末31に対しては「○○の予約をキャンセルします。またのご利用をお待ちしております。」という内容の電子メールを送信し(手順10:図9のS906参照)、人間用ホテル端末41およびペット用ホテル端末51に対しては、予約不成立メッセージを電子メールで送信する(手順10:図9のS906参照)。
次に、旅行予約プログラムPG1の処理の詳細について、図5〜図26を参照して説明する。旅行予約プログラムPG1は、WEBサーバSのCPUによって実行され、その実行結果がインターネットを経由して配信され、配信されたデータは、クライアントCの画面に表示される。クライアントCでの画面上での表示は、インターネットエクスプローラ等のブラウザを通じて行われる。
これらの図のうち、図5〜図9は旅行予約プログラムPG1のフローチャートを示したものであり、図10は旅行予約プログラムPG1において用いられるパラメータの一部を取り出して示したものであり、図11〜図17はデータテーブルDT1〜DT7の一例を示したものである。
データテーブルDT1は、各県エリア毎に作成され、WEBサーバSのCPUのRAMに格納されているが、ここではその一例として愛知県エリアのデータテーブルDT1を示している。以下これらのフローチャートおよびデータテーブル等に基づいて、ペット同伴旅行用の旅行予約処理について更に詳しく説明する。
[ユーザ端末31の操作に基づくWEBサーバSの処理]
まず、旅行代理店のオペレータは、代理店ホスト21から旅行予約プログラムPG1およびデータテーブルDT1をWEBサーバSにアップロードしておく。アップロード作業は、周知の転送プログラム(いわゆるFTPソフト)を用いて行われる。
ここで、データテーブルDT1のデータ構造について説明する。図11に示したデータテーブルDT1は、一つの行が、通しナンバー(No.)・地域・位置情報・名称情報・種別情報・詳細情報・2004年3月(空き情報)・…を含む。「位置情報」には、緯度経度又は座標が記憶され、これは、画面地図上での位置を示したり、二地点間の距離を計算したりするのに用いられる。
「名称情報」には、施設や行事の名称が格納される。「種別情報」には、人間用ホテル、ペット用ホテル、行事の別が格納される。「詳細情報」には、それが格納される記憶エリアのアドレスが記憶されており、そこを参照することによって、例えば、施設や行事本部の所在地や電話番号、ファックス番号、アピール事項等を抽出することができる。
「2004年3月」には、当該月の空き情報を示すデータが記憶されている記憶エリアのアドレスが記憶されており、そこを参照することによって、チェックイン日からチェックアウト日前日までの、指定された部屋タイプの空き状態を調べることができる。ここでは、「2004年3月」のみを示しているが、データテーブルDT1はその一部を示したものにすぎず、実際には、12ヶ月程度先までの参照アドレスを記憶させる。尚、月ごとの空き情報の詳細の例を、人間用ホテルについてはデータテーブルDT5(図15参照)に、ペット用ホテルについてはデータテーブルDT6(図16参照)に示す。
さて、フローチャートに戻ると、ユーザは、ユーザ端末31でインターネットエクスプローラ等の閲覧ソフトを起動させ、インターネット回線を通じて旅行予約プログラムPG1がアップロードされているWEBサーバSのURLにアクセスする。すると、WEBサーバSのCPUは、ステップS501に示した処理を行って、図18に示したトップページを構成するデータを配信し、ユーザ端末31には同図に示したトップページが表示される。
WEBサーバSのCPUは、ステップ502に進み、ユーザ端末31でのENTERボタンB1の押下を待機する。WEBサーバSのCPUは、ENTERボタンB1の押下を検知すると、ステップS503に進む。WEBサーバSのCPUは、ステップS503においては、図19に示したメニュー画面を構成するデータを配信し、ユーザ端末31には同図に示したメニュー画面が表示される。
次に、WEBサーバSのCPUは、ステップ504〜ステップS508に示した各ボタンの押下を待機する。具体的には、図19に示した照会予約ボタンB2、Q&AボタンB3、キャンセルボタンB4、掲示板ボタンB5、戻るボタンB6のいずれかのボタンの押下を待機する。WEBサーバSのCPUは、Q&AボタンB3、キャンセルボタンB4または掲示板ボタンB5の押下を検知したときは、該当する処理を行うが、本発明とは無関係であるためその説明を省略する。WEBサーバSのCPUは、戻るボタンB6の押下を検知したときは、S501の処理に戻り、いずれのボタンの押下も検知しないときは、ステップS504〜S508を繰り返し行う。
一方、WEBサーバSのCPUは、ステップ504において、ユーザ端末31での照会予約ボタンB2の押下を検知すると、図6のステップS601に進み、図20に示した県エリア選択画面を構成するデータ配信し、ユーザ端末31には同図に示した県エリア選択画面が表示される。
次に、WEBサーバSのCPUは、ステップS602〜S604に進み、画面上のいずれかの県ボタンB7または戻るボタンのB6の押下の有無を判断する。すなわち、WEBサーバSのCPUは、S602〜S604でいずれかのボタンの押下を待機し(S602〜S604:「NO」)、押下を検知すると(S602〜S604のいずれか:「YES」)、押下されたボタンに対応する処理を行う。
そして、WEBサーバSのCPUは、S602において、戻るボタンB6の押下を検知したときは、図5のステップS503に進み、図19に示したメニュー画面を構成するデータを配信し、ユーザ端末31には同図に示したメニュー画面が表示される。また、愛知県以外の他の県ボタンB7の押下を検知したときは、WEBサーバSのCPUは、ステップS605に示した処理を行う。尚、ステップS605に示す処理の詳細は、以下に説明する愛知県ボタンB7の押下があったときと同様であるため、その説明は省略する。
WEBサーバSのCPUは、ステップS603において、愛知県ボタンB7の押下を検知したときは、図7に示すステップS701の処理に進む。S701においては、WEBサーバSのCPUは、図21に示す市町村エリア画面を構成するデータを配信し、同図に示した市町村エリア画面がユーザ端末31に表示される。この市町村エリア選択画面は、愛知県全図と愛知県の代表的な行事情報ウインドウ等から構成される。WEBサーバSのCPUは、愛知県全図その他の表示用データを配信するときは、WEBサーバSのRAMから必要なデータを読み出して、そのデータを配信し、そのデータがユーザ端末31に画像として表示される。
同様に、WEBサーバSのCPUは、行事情報ウインドウの表示をさせるときは、WEBサーバSのRAMに格納されている図11に示した愛知県エリアのデータテーブルDT1の列の「種別情報」が「行事」となっているセルを含む行の「名称情報」を読み出して、そのデータを配信する。
図21は、WEBサーバSのCPUが図11に示したデータテーブルDT1から「行事情報」を読み出し、これらを画面を構成するデータとして配信したときのユーザ端末31での表示例である。行事情報ウインドウには、行事の名称のほか、選択ボタンB9と、詳細ボタンB10とが表示される。選択ボタンB9は、行事情報の名称の左側に配置されており、常にいずれかの行事が選択された状態である。図21で、黒丸で示した部分の右側にあるのが選択された行事情報である。この状態で詳細ボタンB10が押下されると、選択された行事の詳細情報が表示される。図21の状態で詳細ボタンB10が押下されると中部新国際空港の詳細情報がウインドウ表示される(図示略)。この点は、本発明とは無関係であるため、図7のフローチャートでは言及せず、図示も省略している。選択された行事(中部新国際空港)の詳細情報は、データテーブルDT1の行と列で特定されるセル値によって示される記憶エリアから読み出される。
次に、WEBサーバSのCPUは、S702に進み、市町村エリアのいずれかの地域ボタンB8,B8…の押下の有無を判断する。WEBサーバSのCPUは、図21に示された愛知県エリアの各地域(A〜G地域)のいずれかが押下されたと判断すると、S703に進む。ここでは、B地域の地域ボタンB8が押下されたものとする。
S703においては、WEBサーバSのCPUは、押下された地域ボタンB8の人間用ホテルおよびペット用ホテルの情報をデータテーブルDT1から読み出して、これらのデータを含めて図22に示した「ホテル・ペットホテルの一覧ウインドウ」を構成するデータを配信する。ユーザ端末31には、同図に示した「ホテル・ペットホテルの一覧ウインドウ」が表示される。表示情報が多数あるときは、データテーブルDT1から読み出された情報は、スクロールウインドウによって表示される。図22では、人間用ホテルとペット用ホテルとをランダムに表示させているがこれらを分けて表示してもよい。
すなわち、WEBサーバSのCPUは、ユーザ端末31に図21に示した画面が表示されている状態で、ユーザ端末31における「B地域」の地域ボタンB8の押下を検知したときは、データテーブルDT1を構成する列の「種別情報」の値が「人間用ホテル」または「ペット用ホテル」となっている行のうち「地域情報」の列の値が「B地域」となっている行の「名称情報」のセル値を読み出す。そして、WEBサーバSのCPUは、この「名称情報」を図22の「ホテル・ペットホテルの一覧ウインドウ」を構成するデータとともに配信する。これにより、ユーザ端末31に図22の画面が表示されるのである。
図22の「ホテル・ペットホテルの一覧ウインドウ」には、ホテルの名称のほか、選択ボタンB11と、詳細ボタンB12とが表示される。選択ボタンB11は、「ホテル・ペットホテルの一覧」の各施設名称の左側に配置されており、常にいずれかのホテルまたはペットホテルが選択された状態である。図22で、黒丸で示した部分の右側に表示されているホテルまたはペットホテルが選択されたホテル・ペットホテルである。
次に、WEBサーバSのCPUは、S704の処理に進む。
S704においては、WEBサーバSのCPUは、ユーザ端末31に図22に示した画面が表示されている状態で、ユーザ端末31における詳細ボタンB12の押下の有無を判断する。WEBサーバSのCPUは、詳細ボタンB12の押下を検知すると(S704:「YES」)、ステップS705に進む。
ステップS705においては、WEBサーバSのCPUは、選択ボタンB11で示されたホテルまたはペットホテルの詳細情報をデータテーブルDT1の行と列で特定されるセル値によって示される記憶エリアから読み出し、読み出したデータを、図23の「○○ホテルの詳細ウインドウ」(図23では若葉ホテルが選択されているので「若葉ホテルの詳細ウインドウ」となっている。)を構成するデータとともに配信する。これにより、配信されたデータがユーザ端末31に表示される。
図23の「若葉ホテルの詳細ウインドウ」には、予約照会ボタンB13が配置される。そして、WEBサーバSのCPUは、ステップS706に進み、予約照会ボタンB13の押下の有無を判断する。WEBサーバSのCPUは、予約照会ボタンB13の押下以外の操作があったと判断したときは、S708に進み、その押下が愛知県内の別のエリアの押下であると判断した場合にはS707を介してS703の処理に戻る(S704において「NO」と判断したときも同様である。)。S708において、更に別の処理である場合には、S709の該当する処理を行う(戻るボタンB6の押下であれば、前の画面表示に戻る等の処理がなされる。)。
WEBサーバSのCPUは、S706において、予約照会ボタンB13が押下されたと判断すると、図8のS801に進む。WEBサーバSのCPUは、図12のデータテーブルDT2から、ペット用ホテルを抽出する(ペット用ホテルが選択されたときは人間用ホテルが抽出される。ペット用ホテルが選択されたときは、以下の説明において人間用ホテルとペット用ホテルとを入れ替えればよい。)。
ここで、図12のデータテーブルDT2について説明する。データテーブルDT2は、旅行予約プログラムPG1を立ち上げた際に作成されていなければ、WEBサーバSのCPUが作成する。WEBサーバSのCPUは、データテーブルDT1の経度緯度情報に基づいて人間用ホテルとペット用ホテルとのホテル間距離を算出し、人間用ホテルとペット用ホテルとをそれぞれ列と行に配置し、交わったセルに当該人間用ホテルと当該ペット用ホテルとのホテル間距離を格納することによって、データテーブルDT2を作成する。そして、人間用ホテル端末41やペット用ホテル端末51の追加(すなわち、登録ホテルの追加)が生じたときに更新される。代理店ホスト21でデータテーブルDT2を作成し、WEBサーバSへアップロードすることもできる。
S801において、WEBサーバSのCPUは、データテーブルDT2からペット用ホテルの抽出を次のようにして行う。図23に示したように「若葉ホテル」が選択されているものとして説明をする。まず、データテーブルDT2を読み出して、「若葉ホテル」の列の値に基づいてデータ行をソートし、データテーブルDT3を生成し、WEBサーバSのCPUのRAMに記憶させる。データテーブルDT3は、「若葉ホテル」の列を構成するペット用ホテルの各行が、「若葉ホテル」との距離が近い順番にソートされた状態である。
そして、WEBサーバSのCPUは、データテーブルDT3から(1)ペットホテルの名称と、(2)若葉ホテルとのホテル間距離を示すセル値と、を上から順番に読み出し、S802に進んで、これらのデータを図24の予約フォーム1の画面を構成するデータとともに配信する。これにより、ユーザ端末31には、図24の予約フォーム1が表示される。図24の「自由にお選び下さい」のプルダウンメニューには、他のペットホテルが表示される。
図24の予約フォーム1は、ユーザによりユーザ端末31から所定事項がキーボード入力される。人間用ホテルとしては、S706で選択されていた人間用ホテルが表示される。ユーザにキーボード入力させる所定事項としては、図24に示した「距離順に表示されたペット用ホテル」のうち、どのペット用ホテルを選択するのかの指定、チェックインおよびチェックアウトの日時(図24では日のみとしている。)・人間用ホテルの部屋タイプおよびその部屋数・ペット用ホテルの部屋タイプおよびその部屋数、ユーザの氏名・住所・電子メールアドレス・電話・ファックス番号等であるがこれに限定されるものではない。キーボード入力されたデータは、例えば、図14に示したデータテーブルDT4のデータ構造で一時的に記憶される。
WEBサーバSのCPUは、S803に進み、図24の送信ボタンB14の押下の有無を判断し、押下があったと判断すると(S803:「YES」)、ユーザ端末31からデータテーブルDT4のデータ形式で送信されたデータを受信する。WEBサーバSのCPUは、S804に進み、受信データにしかるべきデータが存在するか否かを判断し、キーボード入力に漏れがあったと判断したときは、その旨を表示してS802へ戻る(S804:「NO」)。
そして、WEBサーバSのCPUは、ユーザによるキーボード入力を待機する(S802〜S804)。WEBサーバSのCPUは、S803において送信以外の処理がなされたときは、S813に進み、該当する処理を行うが、その詳細な説明は本発明とは関係ないため省略する。
WEBサーバSのCPUは、S804において受信したデータテーブルDT4のデータ構造を持つ受信データにキーボード入力の漏れがないと判断したときは、S805に進む。
WEBサーバSのCPUは、S805においては、受信データ基づいて人間用ホテルおよびペット用ホテルの検索を行う。このとき、人間用ホテルについてはデータテーブルDT1およびDT5に基づいて、ペット用ホテルについてはデータテーブルDT1およびデータテーブルDT6に基づいて、条件に合う空き部屋があるか否かを検索する。
図24では人間用ホテルとして「若葉ホテル」が選択されているのでこれを例にとり説明する。まず、予約フォーム1にあるように、ヒト部屋タイプと部屋数とを乗算して何部屋必要かを記憶する。図14のデータテーブルDT4は、ツイン1室および中型犬1室を2004年3月20日にチェックインして2004年3月23日にチェックアウトするという内容を示す。WEBサーバSのCPUは、これらのデータを参照または記憶して用いる。そして、チェックイン日時とチェックアウト日時に基づいて、宿泊日(チェックイン日からチェックアウト前日まで)を認識する(実際に宿泊が必要となるのはチェックアウト前日までだからである)。
まず、WEBサーバSのCPUは、人間用ホテルの空き検索を行うべく、データテーブルDT1の「若葉ホテルがある行」から宿泊日(2004年3月20日、同21日、同22日)の空き情報が格納されているデータ位置を取得する。そのために、WEBサーバSのCPUは、2004年3月の空き情報が格納されているデータ位置を取得し、図15のデータテーブルDT5を参照し、宿泊日に基づいて、該当するセル(※マーク)を参照する。いずれも部屋残数が1以上あることから、WEBサーバSのCPUは、フラグFG(図10参照)の上位ビットの人間用ホテルのフラグ値を「0」にする。部屋残数が一日でも足りないときには、そのフラグ値を「1」にする。
次に、WEBサーバSのCPUは、ペット用ホテルの空き検索を行うべく、データテーブルDT1の「弥生ペットホテルがある行」から宿泊日(2004年3月20日、同21日、同22日)の空き情報が格納されているデータ位置を取得する。そのために、WEBサーバSのCPUは、2004年3月の空き情報が格納されているデータ位置を取得し、図16のデータテーブルDT6を参照し、宿泊日に基づいて、該当するセル(※マーク)を参照する。いずれも部屋残数が1以上あることから、WEBサーバSのCPUは、フラグFG(図10参照)の下位ビットのペット用ホテルのフラグ値を「0」にする。部屋残数が一日でも足りないときには、そのフラグ値を「1」にする。
次に、WEBサーバSのCPUは、S806に進み、条件に合致した空き部屋の有無をフラグFGの値に基づいて判断する(図10参照)。WEBサーバSのCPUは、フラグFGの値が「00」である場合(要するに空きがある場合)には、S807に進み、図25に示した予約フォーム2の画面を構成するデータを配信し、これにより、ユーザ端末31には「空き部屋がありました。」という画面表示とともに、予約ボタンB15および戻るボタンB6が一緒に表示される。尚、WEBサーバSのCPUは、ステップS806において、空き部屋がないと判断した場合には、S812に進んで「再度、条件を変更して検索して下さい。」という画面を構成するデータを配信した後に、S802に戻る。ユーザ端末31には、その旨が表示された後、予約フォーム1の画面が表示される。
次に、WEBサーバSのCPUは、S808に進み、予約ボタンB15の押下の有無を判断する。ここで、WEBサーバSのCPUは、予約ボタンB15の押下がなされたと判断したときは、S809に進み、図26の予約フォーム3に示した「下記の通り予約致しました。ご予約有難うございました。○月○日までに○銀行、口座番号○へ○円ご入金下さい。この期間内でのご入金を待ってご予約成立と致します。」という画面を構成するデータを配信する。これにより、ユーザ端末31には、図26に示す画面が表示される。
また、WEBサーバSのCPUは、図17(a)のデータ構造を備えた一群のデータ行を生成して、データテーブルDT7(予約リスト)に追加する。同図(b)が追加した状態を示したデータテーブルDT7である。同図に示したデータテーブルDT7は、今回の予約分のほかいくつかを示したにすぎないが、多数のデータからなり、予約されたホテルの入金期限順にソートされる。データテーブルDT7は、項目として、データテーブルDT4に予約ナンバーと入金期限が付加されたものに相当する。WEBサーバSのCPUは、データテーブルDT7に基づいて、入金期限管理や、確認メールの送受信を行う。
そして、WEBサーバSのCPUは、S810に進み、ユーザへ予約確認メールを予約ナンバー(例えば、図17の123456)とともに送信した後、S811に進み、人間用ホテルおよびペット用ホテルへ入金待ちメールを当該予約ナンバーとともに送信する。
尚、ステップS808において、予約ボタンB15が押下されず、戻るボタンB6やその他の処理がなされた場合には、WEBサーバSのCPUは、S812に進み、「再度、条件を変えて検索して下さい。」旨を示す画面を構成するデータを配信して、S802に戻る。ユーザ端末31には、その旨が表示された後、予約フォーム1の画面が表示される。
[代理店端末21の操作に基づくWEBサーバSの処理]
WEBサーバSは、ステップS901に示したように、代理店端末21から入金があった旨を通知する電子メールを待機する。その電子メールは、件名として「入金連絡:No.○○」と表示され、電子メールの内容は、図示を省略するが、予約ナンバー(例えば6桁)と氏名(例えば20桁)により構成される特定のデータ構造によって構成される。WEBサーバSのCPUは、この電子メールを所定期間内に受信した場合には、ステップS902に進む。この電子メールを所定期間内に受信しなかった場合には、S906へ進み、予約不成立メッセージをそのユーザに対して送信する。
WEBサーバSのCPUは、S902において、「入金連絡:No.○○」の件名で表示された所定のデータ構造の電子メールを受信したときは、自動的にこの電子メールを「入金連絡」と判断して、予約ナンバーに対応するデータをデータテーブルDT7から検索して、抽出する。そして、抽出したユーザに対して特定のURLを開くためのパスワードを付与し、「予約成立メッセージ」のほか、特定のURLおよびそのパスワードを電子メールの内容として埋め込み、「予約成立メッセージ」をユーザへ送信する。すなわち、図17の「予約ナンバー:123456」については、WEBサーバSのCPUは、特許株式会社に対して、その電子メールアドレスに、予約成立メッセージ・パスワード・特定のURLを含む電子メールを送信する。
次に、WEBサーバSのCPUは、ステップS903に進み、ユーザが特定のURLを開いて、パスワードを入力したか否かを判断する。WEBサーバSのCPUは、ユーザがパスワードを入力したと判断すると、ステップS904に進み、そのパスワードや宿泊施設・ペットホテルの連絡先・地図・チェックイン/チェックアウトの方法や、「このページを印刷して当日お持ち下さい。」旨のメッセージを含むデータを配信する。これにより、ユーザ端末31にはこれらのデータが画面表示される(図示省略)。
次に、WEBサーバSのCPUは、ステップ905に進み、人間用ホテルおよびペット用ホテルに対して予約が成立した旨の電子メールを送信する。
以上、本発明の第一の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態においては、人間用ホテルをユーザが先に指定して、それからペット用ホテルの候補を表示させるようにしているが、ペット用ホテルをユーザが先に指定して、それから人間用ホテルの候補を表示させ、予約を行うこともできる。
上記実施形態によれば、ユーザは人間用ホテルとペット用ホテルとを同時に検索でき、予約も同時に行うことができるので、別々に検索するよりも効率的に検索および予約ができるという効果がある。また、ペット用ホテル(または人間用ホテル)は、人間用ホテル(またはペット用ホテル)とのホテル間距離に基づいて検索されるので、自ずから近いところで予約ができるという効果がある。更に、人間とペットとは別々に宿泊することとしても、料金は一箇所の代理店に納めればよいためユーザにとって利便性が高いものとなるという効果がある。
[第二の実施形態]
上記実施形態においては、S801においてデータテーブルDT2を参照して、ホテルまたはペットホテルを抽出することとしたが、データテーブルDT1の緯度経度情報からその都度、ホテル間距離を算出し、算出値順にペット用ホテルをソートしてもよい。すなわち、S801の処理に代えて、二つのホテル間距離を求める演算処理を行い、ペット用ホテルと、人間用ホテルとのホテル間距離と、を記憶したデータテーブルをホテル間距離の近い順番に生成させ、ホテル間距離の近い順番でペット用ホテルを表示させればよい。
すなわち、図23を例にとれば、ユーザが指定した人間用ホテル(若葉ホテル)と、該当エリア(この場合は愛知県エリア)のデータテーブルDT1上にある全てのペット用ホテルとの間の距離を演算する。その演算は、人間用ホテルの位置情報と、全てのペット用ホテルの位置情報とに基づいて二地点間の距離を求める公式に基づいて行う。そして、これに基づいて演算結果である距離と、ペット用ホテルとをリストアップしたデータテーブルを生成すればよい。
[第三の実施形態]
上記実施形態においては、S805においてWEBサーバS上で空き状況の検索を行っているが、データテーブルDT4を生成した後、該当する人間用ホテルやペット用ホテルにこのテーブルを電子メールで送信し、空き状況の検索を各ホテルで行わせてもよい。そして、その空き状況の検索結果を「0」または「1」の値でWEBサーバSへ返信してもらい、人間用ホテルについては上位ビットにその値を格納し、ペット用ホテルについては下位ビットにその値を格納してフラグFGを構成し、S806の判断に供するようにしてもよい。
[第四の実施形態]
上記実施形態においては、ホテル間距離を画面に表示させるようにしたが、これに代えて、又は、これと共に、おおよその自動車での所要時間を表示させるようにすることもできる。この場合には、データテーブルDT2には距離に代えて、又は、距離と共に所要時間を記憶させればよい。
本発明に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラムは、旅行を計画する個人が使用するだけでなく、旅行代理店が窓口で活用することもできる。
本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのシステム構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのハードウエア構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのソフトウエア構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムの手順を示した概念図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのフローチャートを示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのフローチャートを示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのフローチャートを示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのフローチャートを示した図である。 本発明の一実施形態に係るペット同伴旅行用の旅行予約システムのフローチャートを示した図である。 空き検索フラグFGを説明するための図である。 データテーブルDT1のデータ構造を示した図である。 データテーブルDT2のデータ構造を示した図である。 データテーブルDT3のデータ構造を示した図である。 データテーブルDT4のデータ構造を示した図である。 データテーブルDT5のデータ構造を示した図である。 データテーブルDT6のデータ構造を示した図である。 データテーブルDT7のデータ構造を示した図である。 旅行予約プログラムPG1のトップページを示した図である。 旅行予約プログラムPG1のメニュー画面を示した図である。 旅行予約プログラムPG1の県エリア選択画面を示した図である。 旅行予約プログラムPG1の市町村エリア選択画面を示した図である。 図21に示した市町村エリア選択画面におけるホテル・ペットホテルの一覧ウインドウを示した図である。 図22に示した市町村エリア選択画面における若葉ホテルの詳細ウインドウを示した図である。 予約フォーム1の画面を示した図である。 予約フォーム2の画面を示した図である。 予約フォーム3の画面を示した図である。
符号の説明
S WEBサーバ
21 代理店ホスト
31 ユーザ端末
41 人間用ホテル端末
51 ペット用ホテル端末

Claims (4)

  1. 少なくとも、人間用ホテルの位置と、ペット用ホテルの位置との間のホテル間距離を記憶する第一テーブルと、前記人間用ホテルの空室状況と、前記ペット用ホテルの空室状況とを記憶する第二テーブルとを備えた記憶手段と、
    ユーザにより指定された前記人間用ホテルに対して所定のホテル間距離にあるペット用ホテル、または、ユーザにより指定された前記ペット用ホテルに対して所定のホテル間距離にある人間用ホテルを、前記第一テーブルから抽出する抽出手段と、
    ユーザにより指定された前記人間用ホテルまたは前記ペット用ホテルの空き状況と、前記抽出手段によって抽出された前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルの空き状況とを前記第二テーブルによって検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索結果を前記ユーザに対して通知する通知手段とを備えたことを特徴とするペット同伴旅行用の旅行予約システム。
  2. 前記抽出手段は、前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルを、前記ホテル間距離のうち最小値のものから順番に抽出するものであることを特徴とする請求項1に記載のペット同伴旅行用の旅行予約システム。
  3. コンピュータを、
    少なくとも、人間用ホテルの位置と、ペット用ホテルの位置との間のホテル間距離を記憶する第一テーブルと、前記人間用ホテルの空室状況と、前記ペット用ホテルの空室状況とを記憶する第二テーブルとを備えた記憶手段、
    ユーザにより指定された前記人間用ホテルに対して所定のホテル間距離にあるペット用ホテル、または、ユーザにより指定された前記ペット用ホテルに対して所定のホテル間距離にある人間用ホテルを、前記第一テーブルから抽出する抽出手段、
    ユーザにより指定された前記人間用ホテルまたは前記ペット用ホテルの空き状況と、前記抽出手段によって抽出された前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルの空き状況とを前記第二テーブルによって検索する検索手段、
    前記検索手段による検索結果を前記ユーザに対して通知する通知手段として機能させることを特徴とするペット同伴旅行用の旅行予約プログラム。
  4. 前記抽出手段は、前記ペット用ホテルまたは前記人間用ホテルを、前記ホテル間距離のうち最小値のものから順番に抽出するものであることを特徴とする請求項3に記載のペット同伴旅行用の旅行予約プログラム。
JP2004323398A 2004-11-08 2004-11-08 ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム Expired - Fee Related JP4512470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004323398A JP4512470B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004323398A JP4512470B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006134132A JP2006134132A (ja) 2006-05-25
JP4512470B2 true JP4512470B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=36727619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004323398A Expired - Fee Related JP4512470B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4512470B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5010232B2 (ja) * 2006-10-20 2012-08-29 楽天株式会社 予約システム、予約登録装置、予約登録方法及び予約登録処理プログラム
JP7164260B1 (ja) 2022-07-12 2022-11-01 株式会社キッチハイク 滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラム
JP7219431B1 (ja) 2022-07-12 2023-02-08 株式会社キッチハイク 滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021519A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Denso Corp 車両用ナビゲーション装置及び施設予約用サーバ
JP2003122952A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Soft Age:Kk お客様とお宿のマッチングサービス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021519A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Denso Corp 車両用ナビゲーション装置及び施設予約用サーバ
JP2003122952A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Soft Age:Kk お客様とお宿のマッチングサービス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006134132A (ja) 2006-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6385416B2 (ja) 旅行計画システム、旅行計画方法、及びプログラム
US9046981B2 (en) Trip and travel tool
JP2016139263A (ja) 旅行システム
JP6741285B1 (ja) 旅行プラン提案システム
WO2002054300A2 (en) System and method for selecting a vacation destination and accommodation
WO2002041205A1 (fr) Procede et serveur permettant de fournir des informations relatives aux deplacements
JP2012098981A (ja) 空席数算出装置、店舗管理システム、空席数算出方法およびプログラム
KR101668096B1 (ko) 여행정보 공유 서비스 시스템 및 여행정보 공유 서비스 방법
JP2002169864A (ja) 旅行情報提供方法及び旅行情報提供システム
JP2004102621A (ja) 宿泊予約装置、宿泊予約方法および宿泊予約プログラム
CN106062793A (zh) 已被呈现的企业内容的检索
JP2002197150A (ja) 旅行スケジュール提供システム
JP4512470B2 (ja) ペット同伴旅行用の旅行予約システムおよびそのプログラム
JP4878313B2 (ja) 地図およびブログを用いた不動産売買仲介支援システム
JP2004078674A (ja) 情報提供装置及び方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4374016B2 (ja) 訪問スポット抽出プログラムおよび関心度評価プログラム
JP2003256701A (ja) 電子商取引サーバ及び電子商取引方法
JP2003288515A (ja) 予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2017208041A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2010102391A (ja) 情報処理装置、販売仲介システム、情報処理方法、およびプログラム
KR101781520B1 (ko) 여행정보 공유 서비스 시스템 및 여행정보 공유 서비스 방법
JP2011191997A (ja) 旅行案内情報提供方法およびシステム
JP5022056B2 (ja) 待ち合わせ支援システム、方法およびプログラム
KR102548380B1 (ko) 점포예약장치, 프로그램, 점포예약시스템
JP2005107786A (ja) 行事の打ち合わせ支援方法及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees