JP4512435B2 - アキシャル型斜板式ピストンポンプ - Google Patents

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本発明は、油圧ショベル等に備えられ、斜板に設けられるカムプレートに摺接するピストンシューが、潤滑油を蓄える静圧ポケットを有するアキシャル型斜板式ピストンポンプに関する。
この種の従来技術として特許文献1に示されるものがある。この従来技術は基本構成として、ケーシングに回転自在に収納される駆動軸と、この駆動軸によって回転し複数のシリンダを有するロータとを備えている。このロータのシリンダのそれぞれにはピストンが摺動可能に配置され、これらのピストンの端部のそれぞれには、斜板に設けられたカムプレート上を摺動するピストンシューが備えられている。
図5は、この特許文献1に記載された従来のアキシャル型斜板式ピストンポンプの要部を構成するピストンシューを示す断面図である。以下、この図5を用いてピストンシューについて説明する。
ピストンシュー13は、ピストン9に連結され、このピストン9の直径よりも小さい直径に設定された球面軸受け13Aと、図示しないカムプレート上を摺動するディスク部13Bと、球面軸受け13Aに対向するようにディスク部13Bに形成され、直径DAに設定された円盤状突起13Cとを備えている。ディスク部13Bの図示しないカムプレートに対向する側には、潤滑油を蓄える直径DBに設定された静圧ポケット30が形成されている。また静圧ポケット30の外周側には、この静圧ポケット30に連設される所定寸法の深さhと幅aとを有する補助静圧ポケット31が形成されている。
また、ピストン9の内部には、軸方向に沿って潤滑油が導かれるキリ穴9aが形成され、ピストンシュー13の球面軸受け13A、円盤状突起13C、及びディスク部13Bには、上述したピストン9のキリ穴9aに導かれた潤滑油を、ディスク部13Bの静圧ポケット30及び補助静圧ポケット31を介して摺動面13B1に導くキリ穴13aが形成されている。
このようなピストンシュー13を備えた従来技術は、駆動軸の駆動に伴ってロータが回転すると、斜板の傾転角に応じたストロークだけロータ内の各ピストンが摺動し、これらのピストンの摺動によって圧油の吸い込み、及び吐き出しが行なわれる。この間、ピストンの端部に連結された図5に示すピストンシュー13のディスク部13Bが斜板に設けられた図示しないカムプレート上を摺動する。このようなピストンシュー13のディスク部13Bの摺動の間、ディスク部13Bとカムプレートとの摺動部に、ディスク部13Bの静圧ポケット30及び補助静圧ポケット31に導かれた潤滑油が供給される。これによってピストンシュー13の円滑な摺動が可能になる。
特許第2547643号公報
上述のように特許文献1に示される従来技術では、ピストンシュー13のディスク部13Bの静圧ポケット30及び補助静圧ポケット31を介して、ピストンシュー13と図示しないカムプレートとの摺動部に潤滑油を供給することによって、ピストンシュー13の円滑な摺動が可能になっている。
述した従来技術にあっては、ピストンシュー13のディスク部13Bに形成される静圧ポケット30の直径DBや補助静圧ポケット31の幅aと、円盤状突起13の直径DA等との大小関係が規定されていない、本発明者らは、例えば図5に示すように、静圧ポケット30の直径DBが円盤状突起13Cの直径DAに比べて小さく設定された状態にあって、ピストン9を摺動させる圧油の圧力によってこのピストン9を介してピストンシュー13が、カムプレートに大きな押し付け力Pで押し付けられると、この押し付け力Pに比べて、静圧ポケット30及び補助静圧ポケット31に供給される潤滑油の圧力による反力Nが著しく小さくなることを確認した。
すなわち、押し付け比N/Pが所望の値に比べて小さくなり、上述した大きな押し付け力Pによって静圧ポケット30を形成しカムプレートに対向する壁面が、図5の破線30aで示すように変形すると共に、補助静圧ポケット31を形成しカムプレートに対向する壁面の全体が、破線31aで示すように押し潰され、静圧ポケット30の上述の壁面の周縁部の付近に位置する段差部30b、すなわち静圧ポケット30と補助静圧ポケット31との間に形成される段差部30bがカムプレート方向に変位して、この段差部30bがカムプレートに接触し、変形した段差部30bによって、静圧ポケット30と補助静圧ポケット31との間の潤滑油の流れを阻止する閉塞部32が形成されてしまう場合のあることを本発明者らは確認した。
このように押し付け力Pによって静圧ポケット30あるいは補助静圧ポケット31が変形し、カムプレートに接触して閉塞部32が形成されると、ピストンシュー13のディスク部13Bの摺動面13B1とカムプレートとの摺動部に十分な潤滑油が供給されなくなり、ディスク部13とカムプレートとの間の摩擦力が増大する。これにより、ピストンシュー13の摺動不良を生じ、ディスク部13Bとカムプレートとの摺動部に焼き付きを起こす懸念があった。
本発明は、上述した本発明者らの確認からなされたもので、その目的は、ピストンシューのディスク部に少なくとも静圧ポケットを備えたものにあって、ピストンシューの良好な摺動動作を実現できるアキシャル型斜板式ピストンポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動軸によって回転し複数のシリンダを有するロータと、このロータの上記シリンダのそれぞれに摺動可能に配置されるピストンと、これらのピストンの端部のそれぞれに連結され、斜板に設けられたカムプレート上を摺接するピストンシューとを備え、上記ピストンシューが、上記ピストンに連結され、上記ピストンの直径よりも小さい直径に設定された球面軸受けと、上記カムプレート上を摺接するディスク部と、上記球面軸受けに対向するように上記ディスク部に形成された円盤状突起とを有し、上記ディスク部の上記カムプレートに対向する側に、潤滑油を蓄える静圧ポケットを備えたアキシャル型斜板式ピストンポンプにおいて、上記静圧ポケットの直径を、上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく、上記ピストンの直径よりも小さく設定したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、静圧ポケットの直径をピストンシューの円盤状突起の直径よりも大きく設定したことから、ピストンシューの円盤状突起を介してディスク部に大きな押し付け力Pが与えられた際に、静圧ポケットを形成しカムプレートに対向する壁面の周縁部の位置を、静圧ポケットの最大変形部分の位置から十分に離隔させることができ、この静圧ポケットの壁面の周縁部における変形を小さく抑えることができ、これによりディスク部とカムプレートとの間に潤滑油の流れを阻止する閉塞部を生じさせないようにすることができる。したがって、ディスク部に大きな押し付け力Pが与えられるにも拘わらず、静圧ポケットに導かれる潤滑油をディスク部とカムプレートとの摺動部に安定して供給でき、ピストンシューの良好な摺動動作を実現できる。
なお、静圧ポケットの直径をピストンの直径よりも小さく設定したことから、静圧ポケットに導かれる潤滑油による反力Nを、ピストンを介して与えられる押し付け力Pに応じた適正な大きさにすることができ、所望の押し付け比N/Pを確保できる。
また本発明は上記発明において、上記静圧ポケットに連設される補助静圧ポケットを備え、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径を上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく設定すると共に、上記補助静圧ポケットの直径を、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径よりも大きく、上記ピストンの直径よりも小さく設定したことを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径を上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく設定すると共に、上記静圧ポケットの直径を、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径よりも大きく設定したことを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記静圧ポケットの内部に、上記カムプレートに摺接する環状の補助摺動部を備え、上記補助摺動部の内径を、上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径よりも小さく設定したことを特徴としている。
本発明は、ピストンシューのディスク部に形成される静圧ポケットの直径を、球面軸受けに対向するようにディスク部に形成されるピストンシューの円盤状突起の直径よりも大きく、ピストンの直径よりも小さく設定したことから、ピストンシューの円盤状突起を介してディスク部に大きな押し付け力が与えられた際に、静圧ポケットを形成する壁面の周縁部における変形を小さく抑えることができ、これにより潤滑油の流れを阻止する閉塞部を生じさせず、したがって、ディスク部とカムプレートとの摺動部に潤滑油を安定して供給できる。これにより、ピストンシューの良好な摺動動作を実現でき、従来懸念されていたようなディスク部とカムプレートとの摺動部の焼き付きを防ぐことができ、優れた耐久性を確保できる。
以下,本発明に係るアキシャル型斜板式ピストンポンプを実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明のアキシャル型ピストンポンプの第1実施形態の全体構成を示す断面図である。はじめに、この図1によって本発明の第1実施形態の基本構成について説明する。
本発明の第1実施形態は、フロントケーシング1と、リアケーシング2によって形成されるケーシング内に駆動軸3を回転自在に収納させてある。この駆動軸3はリアケーシング2に設けたリア軸受け4と、フロントケーシング1に設けたフロント軸受け5とによって回転自在に支持させてある。この駆動軸3の外周に形成した軸スプライン6と、ロータ7の穴スプライン8とを係合させてあり、駆動軸3の回転と一体にロータ7が回転するようになっている。
ロータ7の内部の周方向には、複数のシリンダを形成してあり、これらのシリンダ内にピストン9を配置してある。これらのピストン9の端部には本実施形態の要部を構成する後述のピストンシュー13が連設されている。
リアケーシング2には、ロータ7が摺接する弁板10を固定してあり、弁板10には吸い込みポート11と吐き出しポート12とを形成してある。
フロントケーシング1にはクレードル16を固定してあり、このクレードル16に斜板14を傾転可能に保持させてある。斜板14にはピストンシュー13が摺接するカムプレート15を設けてある。また、斜板14にサーボプレート17を連結してあり、このサーボプレート17はサーボピストン18によって駆動するようになっている。
図2は本発明の第1実施形態の要部を構成するピストンシューを示す断面図である。この図2に示す本実施形態のピストンシュー13も、前述した図5に示すピストンシュー13と同様に、ピストン9に連設され、このピストン9の直径D2よりも小さい直径D0に設定された球面軸受け13Aと、図1に示すカムプレート15上を摺動する摺動面13B1を有するディスク部13Bと、球面軸受け13Aに対向するようにディスク部13Bに形成され、球面軸受け13Aの直径D0よりも小さい直径D5に設定された円盤状突起13Cとを備えている。ディスク部13Bのカムプレート15に対向する側には、例えば潤滑油を蓄える静圧ポケット20と、この静圧ポケット20の外周側に配置され、静圧ポケット20に連設された所定寸法の深さhを有し、平板状の空間を形成する補助静圧ポケット19とを設けてある。
また、ピストン9の内部には、軸方向に沿って潤滑油が導かれるキリ穴9aが形成され、ピストンシュー13の球面軸受け13A、円盤状突起13C、及びディスク13Bには、ピストン9のキリ穴9aに導かれた潤滑油を、ディスク部13Bの静圧ポケット20及び補助静圧ポケット19を介して摺動面13B1に導くキリ穴13aを形成してある。
この第1実施形態は、特に、静圧ポケット20の直径D1を、ピストンシュー13の円盤状突起13cの直径D5よりも大きく、ピストン9の直径D2よりも小さく設定してある。また、この静圧ポケット20に連設される補助静圧ポケット19の直径D3を、ピストンシュー13の球面軸受け13Aの直径D0よりも大きく、ピストン9の直径D2よりも小さく設定してある。
この第1実施形態にあっても、駆動軸3を駆動するとロータ7が回転し、斜板14の傾転角に応じたストロークだけロータ7内のピストン9がそれぞれ摺動し、これらのピストン9の摺動によって圧油の吸い込み、及び吐き出しが行なわれる。この間、ピストン9の端部に連設されたピストンシュー13のディスク部13Bが、斜板14に設けられたカムプレート15上を摺動する。このようなピストンシュー13のディスク部13Bの摺動の間、ディスク部13Bの摺動面13B1とカムプレート15との摺動部に、ディスク部13Bの静圧ポケット20及び補助静圧ポケット19に導かれた潤滑油が供給される。これによってピストンシュー13の円滑な摺動が行なわれる。
本実施形態は、特に、ピストンシュー13のディスク部13Bに形成した静圧ポケット20の直径D1を、ピストンシュー13の円盤状突起13の直径D5よりも大きく設定したことから、ピストンシュー13の円盤状突起13Cを介してディスク部13に大きな押し付け力Pが与えられた際に、静圧ポケット20を形成しカムプレート15に対向する壁面の周縁部の位置を、静圧ポケット20の最大変形部分の位置から、すなわち静圧ポケット20の中央部分の位置から十分に離隔させることができ、この静圧ポケット20の周縁部における変形、及び補助静圧ポケット19を形成しカムプレート15に対向する壁面の変形を、図2の破線20b,19aで示すように小さく抑えることができる。これにより、ディスク部13Bとカムプレート15との間に潤滑油の流れを阻止する閉塞部を生じさせないようにすることができる。
すなわち、静圧ポケット20と補助静圧ポケット19との間の段差部20aをカムプレート15に接触させることがなく、この段差部20aとカムプレート15との間に開口部21を確保することができる。
したがって、ディスク部13Bに大きな押し付け力Pが与えられるにも拘わらず、静圧ポケット20に導かれる潤滑油を開口部21を介して補助静圧ポケット19に供給でき、これらの静圧ポケット20と補助静圧ポケット19とに蓄えられた潤滑油をディスク部13の摺動面13B1とカムプレート15との摺動部に安定して供給できる。これにより、ピストンシュー13の良好な摺動動作を実現でき、ディスク部13Bとカムプレート15との摺動部の焼付きを防ぐことができ、優れた耐久性を確保できる。
なお、静圧ポケット20の直径D1及び補助静圧ポケット19の直径D3をピストン9の直径D2よりも小さく設定したことから、静圧ポケット20及び補助静圧ポケット19に導かれる潤滑油による反力Nを、ピストン9を介して与えられる押し付け力Pに応じて適宜な大きさにすることができ、所望の押し付け比N/Pを確保できる。
上述した第1実施形態では、補助静圧ポケット19を平板状の空間を形成するように設けてあるが、このように設ける代りに、大きな極率半径を有する凹球面状の壁面によって形成される空間を設けた構成にしてもよい。
図3は本発明の第2実施形態の要部を構成するピストンシューを示す断面図である。この第2の実施形態は、ピストンシュー13のディスク部13Bに、第1実施形態では備えられていた補助静圧ポケット19を備えておらず、静圧ポケット22のみを備えた構成にしてある。この第2実施形態では、静圧ポケット22の直径D1を、ピストンシュー13の球面軸受け13Aの直径D0よりも大きく、ピストン9の直径D2よりも小さく設定してある。その他の基本構成は、例えば前述した第1実施形態におけるのと同等である。
このように構成した第2実施形態も、ディスク部13Bに大きな押し付け力Pが与えられた際に、静圧ポケット22を形成しカムプレート15に対向する壁面の周縁部における変形を、図3の破線22aで示すように小さく抑えることができる。これにより、ディスク部13Bとカムプレート15との間に潤滑油の流れを阻止する閉塞部を生じさせないようにすることができ、静圧ポケット22に蓄えられた潤滑油をディスク部13Bの摺動面13B1とカムプレート15との摺動部に安定して供給でき、ピストンシュー13の良好な摺動動作を実現させることができ、第1実施形態におけるのと同様の効果が得られる。
図4は本発明の第3実施形態の要部を構成するピストンシューを示す断面図である。この第3実施形態も、ピストンシュー13のディスク部13Bに、第1実施形態では備えられていた補助静圧ポケット19を備えていない。この第3実施形態は、静圧ポケット23の内部に、カムプレート15に摺接する環状の補助摺動部24を備え、この補助摺動部24の内径D4を、ピストンシュー13の円盤状突起13Cの直径D5よりも大きく、ピストンシュー13の球面軸受け13Aの直径D0よりも小さく設定してある。その他の基本構成は、例えば前述した第2実施形態におけるのと同等である。
このように構成した第3実施形態も、ディスク部13に大きな押し付け力Pが与えられた際に、静圧ポケット23を形成しカムプレート15に対向する壁面の周縁部における変形、及び補助摺動部24の変形を、図4の破線23aに示すように小さく抑えることができる。これにより、ディスク部13Bとカムプレート15との間に潤滑油の流れを阻止する閉塞部を生じさせないようにすることができる。
なお、カムプレート15に対向する補助摺動部24の端面は、上述の押し付け力Pによってその全面がカムプレート15に押し付けられる状態となるので、すなわち、補助摺動部24の端面の全面がカムプレート15の面にほぼ平行となるように保持されるので、閉塞部を形成することがない。すなわち、静圧ポケット23に潤滑油が導かれることによって生じる反力Nに応じて、補助摺動部24とカムプレート15との間に微小な隙間が形成され、その隙間を通っての潤滑油の流出入が可能となる。
したがって、この第3実施形態も、静圧ポケット23に蓄えられた潤滑油をディスク部13Bの摺動面13B1とカムプレート15との摺動部に安定して供給でき、ピストンシュー13の良好な摺動動作を実現させることができ、第2実施形態におけるのと同様の効果が得られる。
本発明に係るアキシャル型斜板式ピストンポンプの第1実施形態の全体構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の要部を構成するピストンシューを示す断面図である。 本発明の第2実施形態の要部を構成するピストンシューを示す断面図である。 本発明の第3実施形態の要部を構成するピストンシューを示す断面図である。 従来のアキシャル型斜板式ピストンポンプの要部を構成するピストンシューを示す断面図である。
3 駆動軸
7 ロータ
9 ピストン
13 ピストンシュー
13A 球面軸受け
13a キリ穴
13B ディスク部
13B1 摺動面
13C 円盤状突起
14 斜板
15 カムプレート
19 補助静圧ポケット
20 静圧ポケット
20a 段差部
21 開口部
22 静圧ポケット
23 静圧ポケット

Claims (4)

  1. 駆動軸によって回転し複数のシリンダを有するロータと、このロータの上記シリンダのそれぞれに摺動可能に配置されるピストンと、これらのピストンの端部のそれぞれに連結され、斜板に設けられたカムプレート上を摺接するピストンシューとを備え、
    上記ピストンシューが、上記ピストンに連結され、上記ピストンの直径よりも小さい直径に設定された球面軸受けと、上記カムプレート上を摺接するディスク部と、上記球面軸受けに対向するように上記ディスク部に形成された円盤状突起とを有し、上記ディスク部の上記カムプレートに対向する側に、潤滑油を蓄える静圧ポケットを備えたアキシャル型斜板式ピストンポンプにおいて、
    上記静圧ポケットの直径を、上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく、上記ピストンの直径よりも小さく設定したことを特徴とするアキシャル型斜板式ピストンポンプ。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記静圧ポケットに連設される補助静圧ポケットを備え、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径を上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく設定すると共に、上記補助静圧ポケットの直径を、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径よりも大きく、上記ピストンの直径よりも小さく設定したことを特徴とするアキシャル型斜板式ピストンポンプ。
  3. 上記請求項1記載の発明において、
    上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径を上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく設定すると共に、上記静圧ポケットの直径を、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径よりも大きく設定したことを特徴とするアキシャル型斜板式ピストンポンプ。
  4. 上記請求項3記載の発明において、
    上記静圧ポケットの内部に、上記カムプレートに摺接する環状の補助摺動部を備え、上記補助摺動部の内径を、上記ピストンシューの上記円盤状突起の直径よりも大きく、上記ピストンシューの上記球面軸受けの直径よりも小さく設定したことを特徴とするアキシャル型斜板式ピストンポンプ。
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