JP2004052243A - 雨水等を貯留及び/又は浸透する施設 - Google Patents

雨水等を貯留及び/又は浸透する施設 Download PDF

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Abstract

【課題】雨水と共に流入する砂や汚泥を所定の場所に誘導して集め、この場所に堆積した砂や汚泥をバキューム等で吸い出すことができ、また、洗浄して除去することができ、長期間使用して貯留部に砂等が堆積しても除去することができ、内容積を充分に確保できる雨水等を貯留及び/又は浸透する施設を提供する。
【解決手段】地下に雨水等を貯留及び/又は浸透する施設であって、貯留槽の底部に雨水等を重力及び/又は雨水流により所望の方向に誘導する誘導手段を備えた第1の充填部材が配設され、その上部に所定の空隙率を有しかつ上下左右に連設して地中に埋設しても充分な強度を有する第2の充填部材が配設され、施設全体が地中に埋設されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雨水等を貯留及び/又は浸透する施設に係り、特に、雨水と共に流入する砂等を効率よく除去できる、雨水等の貯留及び/又は浸透する施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば大規模な宅地造成地では、造成面積に見合う間隔や規模で調整池を造成している。この調整池は、例えば地面を1m程度掘下げて雨水等の貯留部を形成し、この貯留部に周囲の住宅地からの排水溝や道路の側溝を接続するものであり、集中豪雨等に際しては余分な雨水等を一時貯留して、周囲の住宅地の雨水等の滞留や、河川の氾濫や、下水の河川への流出等を防止するものである。
【0003】
また、貯留部の周囲を透水シートで形成して、雨水を徐々に地面に浸透させるように構成した浸透式の貯留部を用いたものもある。このように貯留部の壁面を防水性シートで形成するか、透水性シートで形成するか、或いは下方を防水性シートで形成し上方を透水性シートで形成することによって、貯留施設、浸透施設、貯留浸透施設として機能させるものである。
【0004】
この種の雨水等の貯留浸透施設として、特公平4−26648号公報に記載の雨水等の貯留浸透施設がある。この公報に記載の技術は、地面を掘下げてタンク部を構成し、その底部からグランドライン付近まで、複数の容器状部材を縦横かつ上下に配設して充填し、最上部には、被覆手段を施したことを特徴とするものである。そして、容器状部材を多数の孔を有する底部及び周側板で構成し、底部に向かって小さくなるテーパ状に構成したことを特徴とするものである。
【0005】
また、雨水を貯留する装置として、特開2000−160606号公報に記載の雨水貯溜装置がある。この公報に記載の技術は、地面を掘り下げて形成した貯水槽の内部に、複数本の支柱を備えた合成樹脂製充填体を縦横に並べると共に上下に積み重ねて充填し、その上に被覆手段を施した雨水貯溜装置であって、貯水槽の底面に固形分排出用の溝を形成し、少なくとも上方の合成樹脂製充填体の支柱間に多数の水噴射孔を有する散水管、又は多数の排気孔を有する散気管を配設したものであり、充填体に堆積する固形分を簡単に取り除くことができるメンテナンスの容易な雨水貯溜装置を提供するものである。
【0006】
また、貯留槽内に堆積した土砂などの除去性を付与した雨水等の貯留浸透施設として、特開2001−90167号公報に記載のものがある。この公報に記載の技術は、貯水槽形成用凹部所の底部に、清掃時に作業員が入ることができる程度の空間を備えた土台枠を設置し、貯水空間形成用構築体を、上記土台枠上に連通状態で載置積層化すると共に、その上面は覆土による埋設手段を施すことを特徴としたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特公平4−26648号公報に記載の雨水等の貯留浸透施設は、雨水と共に砂や汚泥が貯留部に流れ込むことを防止するため、流入部に泥溜め枡を備えているが、長期間使用しているうちに泥溜め枡を通過した砂や汚泥が貯留部の底面に沈殿して堆積する。貯留部は内部に容器状部材が縦横かつ上下に配設して充填されており、堆積した砂や汚泥を除去することが難しい。このため、貯留部の内容積が徐々に少なくなって雨水の貯留量が少なくなり、内容積が極端に少なくなると調整池として機能しなくなる恐れがあった。その場合、既設の調整池を掘り起こし、充填部材を撤去後に清掃し、再度充填部材を配設しなおすという手間と多額な維持費がかかる。また、必要に応じて新規の貯留浸透施設を造成することとなり、新たな土地を必要とし、土地の有効利用の妨げになるという問題点も生じる。
【0008】
更に、特公平4−26648号公報に記載のものは、タンク内部に流入した雨水に含まれている土砂等の異物が、その底面に堆積して充填部材を埋め込んでしまい、雨水等の貯留量が低下する。あるいは、当該堆積物が内周部や底部の透水性シートの目に入って目詰まりが生じ、地下浸透能力が低下する等の問題点がある。
【0009】
また、特開2000−160606号公報に記載の雨水貯溜装置は、貯水槽の内部に散水管や散気管を別途配設するため、構成が複雑となって装置の作製が煩雑となり、費用もかさむという問題点がある。そして、散水管や散気管が貯水槽内に位置するため、その分貯水槽の空隙率が下がり貯水量が減るという問題点がある。さらに、充填体に堆積する固形分を散水管で取り除くときには、貯水槽を空にして散水管から高圧の水を噴射する操作が必要である。
【0010】
特開2001−90167号公報に記載のものは、上記特公平4−26648号公報が持つ課題は解決しているものの、土台枠は砂等を保持する機能が必要なため、少なくとも底部は開口部のない枠体となり、貯留された雨水等が底部から地下浸透していくことは望めない。仮に、底部に、雨水の浸透は阻害しないがフィルター機能を付加した透水孔、又は透水用枠状口を設けたとしても土砂等が堆積し、目詰まりにより透水能力が低下することが発生する。また、清掃時に作業員が入ることができる程度の巨大な空間を有する枠体とする必要があり、その施工や撤去が困難であるという問題点がある。
【0011】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、雨水と共に流入する砂や汚泥を所定の場所に誘導して集め、この場所に堆積した砂や汚泥をバキューム等で吸い出すことができ、また、洗浄して除去することができ、長期間使用して貯留部に砂等が堆積しても除去することができ、内容積を充分に確保できる雨水等を貯留及び/又は浸透する施設を提供することにある。
【0012】
また、雨水等の貯留及び/又は浸透施設において、雨水と共に貯留部に流入する砂や汚泥を雨水と共に一定の方向に誘導し、砂や汚泥を施設の底部の所定の位置に形成した凹窪部に誘導して堆積させ、堆積した砂や汚泥を除去しやすくする充填部材を提供することにある。そして、雨水の貯留部に充填部材を積み重ねるときに、充填部材の強度が大きく施工者が充填部材の上に載って安定して積み重ねることができる充填部材と、この充填部材を使用し施工作業が容易に行える雨水等を貯留及び/又は浸透する施設を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、本発明の請求項1に記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設は、地下に雨水等を貯留及び/又は浸透する施設であって、貯留槽の底部に雨水等を重力及び/又は雨水流により所望の方向に誘導する誘導手段を備えた第1の充填部材が配設され、その上部に所定の空隙率を有しかつ上下左右に連設して地中に埋設しても充分な強度を有する第2の充填部材が配設され、施設全体が地中に埋設されていることを特徴とする雨水等を貯留及び/又は浸透する施設である。
【0014】
請求項1の構成によると、貯留槽底部に配設された第1の充填部材に設けられている雨水等を所定方向に誘導する誘導手段により、雨水と共に貯留槽に入り込んだ砂等はその誘導手段により所定の方向、位置に誘導される。このため、雨水と共に貯留槽に入り込んだ砂等は貯水槽底部全面に広がることがなく所定の位置に集合させられるため、貯留槽底部に用いられる透水性を有するシートの目詰まりなどを起こすことが回避できる。
【0015】
また、第1及び第2の充填部材全てを軽量の合成樹脂で構成すれば、施工及び撤去が容易であり、かつ撤去した部材をリユース、リサイクルすることも可能となる。第1の充填部材合計の積み高さは特に制限されるものではないが、砂等の誘導性能を低下させないためには50cm以上が好ましい。なお上記の合成樹脂とは、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の熱可塑性樹脂であって、これらの発泡体、又はこれらのブレンド物、又はこれらに更にフィラーや無機物等の充填材を添加したものでも良い。
【0016】
請求項2においては、上記第1の充填部材が、前記貯留部に流入した雨水等を所定方向に誘導する傾斜板部を備えている。この構成によれば、雨水と共に貯留部に流入した固形分である砂や小砂利等は、充填部材の傾斜板部で所定の方向に誘導され、貯留部の底部に形成された凹窪部等の所定の個所に落下して堆積される。そして、堆積された砂等が一定量を超えると、地面に開口する連通路等からバキューム管等を使用して除去することができるため、貯留部の所定の貯留量を確保することができる。
【0017】
請求項3においては、上記第1の充填部材が、充填部材を上下方向に積み重ね可能とする連結部と、前記貯留部に流入した雨水等を所定方向に誘導する傾斜板部とを備え、該傾斜板部の下面に補強部が形成されている。  この構成によれば雨水と共に貯留部に流入した砂等の固形分は、充填部材の傾斜板部で所定の方向に誘導され、貯留部の底部に形成された凹窪部等の所定の個所に落下して堆積され、容易に除去することができるため、貯留部の所定の貯留量を確保することができる。また、施設の貯留部に、この充填部材を積み重ねるとき傾斜板部の上面に人が載って作業を行っても充填部材が破損することなく、また人の体重が傾斜板部に加わっても変形することが少ないため、作業が安定して行え作業効率が向上する。
【0018】
前記補強部が、前記傾斜板部の下面に形成した補強リブであり、前記傾斜板部は前記補強リブで囲まれた下方開口の空間が形成され、該空間の上部と連通する開放部が前記補強リブ及び/又は前記傾斜板部に形成される。 この構成によれば、貯留部に徐々に雨水が進入して水面が上昇したとき、補強リブで囲まれた下方開口の空間に空気が残るが、この空気は開放部から上昇して排気され空間内に雨水が進入することができるため、貯留部に雨水を充満させることができ雨水の貯留量が減ることを防止できる。
【0019】
前記開放部は、前記傾斜板部を貫通する貫通孔で形成され、前記貫通孔の傾斜板部上面側の周囲には突部が形成されている。  この構成によれば、補強リブを分断しないで空間の開放部を形成できるため傾斜板部の強度をさらに向上でき、貫通孔の傾斜板部上面側の周囲に形成された突部により、砂等が貫通孔を通して落下することを防止でき、突部が施工者の靴等をグリップするため滑ることが防止され、施工性が良く作業効率が向上する。突部は球面や円錐面で形成されることが好ましい。
【0020】
請求項4においては、第1の充填部材の上部に雨水及び砂等を通過させる仕切り板が設置され、第1の充填部材の上面が略水平面とされている。従って、更にその上に配置される第二の充填部材が安定して置かれるので、雨水等が流入した場合でも充填部材が移動することがない。
仕切り板は、雨水、砂などを通過させる機能を備えていれば特に限定されるものではないが、多数の孔を備えたパレット状の枠体が好ましい。又、仕切り板の上部に合成樹脂製の第2の充填部材を設置し易くするために、上面が平らであることが好ましい。更に、仕切り板の位置を決めやすいように、底部の第1の充填部材と嵌合等による接合部を備えて居ることが好ましい。
【0021】
請求項5においては、上記第2の充填部材が、波形折板状とされている。従って、第二の充填部材が高く積み重ねられても、下方の部材が上部の部材の重量で圧縮されて潰れることがない。
波形折板は強度を補うため、妻壁などで補強したものが好ましい。また、第2の充填部材の寸法も特に限定されるものではないが、第1の充填部材と同寸法、若しくは第2の充填部材を組み合わせて第1の充填部材と同寸法、若しくは第1の充填部材の整数倍の寸法であることが好ましい。
【0022】
請求項6においては、上記第2の充填部材が、連通枠状を呈する基底部と、当該基底部の盤面に筒状体が突設された部材、もしくは上記第2の充填部材2枚をその互いの筒状体を対向させた状態で上下に連結したものを一単位とし、これが複数単位組み合わされたものである。この場合は、筒状体により、第二の充填部材が積み重ねられた際に下方に位置する部材が潰されることが防がれ、かつ、盤面又は筒状体に設けられた貫通孔を通して雨水や砂等は移動可能である。
連通枠状体を呈する基底部と基底部の盤面に突設した筒状部は、一体でも別部材で組み立てても良い。筒状形状は特に限定されるものではないが、円筒状、角柱状、多角柱状等が挙げられる。また、筒体の強度を補うために、筒内部に仕切り壁を設けても良い。第2の充填部材の寸法も特に限定されるものではないが、第1の充填部材と同寸法、若しくは第2の充填部材を組み合わせて第1の充填部材と同寸法、若しくは第1の充填部材の整数倍の寸法であることが好ましい。
【0023】
請求項7においては、第2の充填部材が、区画枠体である。この場合は、枠体は高さ方向の圧縮に抵抗力があるので、第二の充填部材が積み重ねられた際に下方に位置する部材が潰されることが防がれ、かつ、枠体は上下に連通しているので雨水や砂等は移動可能である。
区画の寸法、数、平面形状は特に限定されないが、例えば、平面形状はハニカム状、格子状、円形等を個別に選択して構成し、又はそのいくつかを組み合わせて構成しても良い。第2の充填部材の寸法も特に限定されないが、第1の充填部材と同寸法、若しくは第2の充填部材を組み合わせて第1の充填部材と同寸法、若しくは第1の充填部材の整数倍の寸法であることが好ましい。
【0024】
請求項8においては、第2の充填部材が、一方が開口された容器形状とされその容器底面及び側面に、それぞれに少なくとも2個以上の貫通孔を有するものである。この場合は、個々の容器、即ち第2の充填部材を、交互に開口部同士及び底面同士が接するように積み重ねたり、間隔を開けて同方向に並べた容器の上部に各容器に係るように次の容器を重ねて配列したりすることで、第2の充填部材が積み重ねられた際に下方に位置する部材が潰されることが防がれ、かつ、設けられた貫通口を通って雨水や砂等は移動可能である。
第2の充填部材は、底部及び周側板で構成された容器形状であれば特に限定されないが、例えば、かご形状、ビール瓶等の運搬用コンテナ形状等が挙げられる。また、孔は雨水が流入または流出し、かつ内部の空気が抜ける大きさであれば良く、19mm以上が好ましい。又、孔の数は、1部材に2つ以上あればよいが、数が多いほど空隙率が増大し、部材の軽量化、雨水の飲み込み速度が向上するため好ましい。
【0025】
請求項9においては、第2の充填部材が有孔パイプ状であって、管の周方向に沿った複数の環状又は螺旋状溝あるいはひだにより、その管壁が凹凸状とされた管体が、上下に位置する管体同士が、その軸方向が互いに異なる方向とされて積み重ねられている。この場合は、管体の円形であるので上方からの荷重を支持可能であり、積み重ねられた際に下方に位置する管体が潰されることはなく、かつ雨水や砂等は管内を流れて移動可能である。
第2の充填部材は必ずしも孔を有していてもいなくても良いが、空隙率の増大、部材の軽量化や雨水の飲み込み速度の向上のために、多くの孔を備えていることが望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による雨水等を貯留及び/又は浸透する施設の、一実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、雨水等を貯留する貯留施設について説明する。雨水等を浸透する施設は、この施設の貯留槽底部及び/又は側部にシートが用いられない又は透水性シートが用いられれば良いだけであるので、特に説明はしない。
【0027】
図1は、本実施の形態に係る雨水等の貯留施設の断面図、図2は図1の平面図、図3は図1のA−A線断面図である。但し、第2の充填部材については、その詳細を図4以降にて示すので、図1〜図3においては、第1の充填部材のみを示し、第2の充填部材については単に配置場所を示すのみとする。
【0028】
図1〜3において、雨水等の貯留施設は、大雨が降ったときに雨水を一時的に貯留し、河川流量が急激に増大するのを防止する流出抑制効果を有するものである。そして、貯留された雨水等を植木への散水や洗車用水、非常時の生活用水や防火用水として利用することもできるものであり、地面1を掘下げて形成した貯留部10と、貯留部10内に水平方向に並べて設置すると共に、上下方向に重ねる多数の第1の充填部材30Aと、充填部材30Aの上部に載置され貯留部10の上部を覆う仕切板39と、更にその上部の貯留部10内に設置される第2の充填部材30Bとを備えている。
【0029】
貯留部10は、地面1を例えば1〜10m程度の深さで平面形状が矩形状に掘下げて掘削部2を造成し、底面は割栗石等を敷き詰めて突き固めて基礎部3を形成している。貯留部10の底面は、基本的には平坦面となっており、底面の長辺方向の中央部には平坦面から一段落ち込んだ凹窪部11が形成されている。この凹窪部11は底面の短辺方向の全幅に亘って形成されている。凹窪部11の底面及び貯留部10の底面全面には、防水シート12が敷設されている。防水シート12としては厚さが1.5mm以上の合成ゴム又は樹脂系シート又はアスファルト系シートを使用している。そして、貯留部10の底面の凹窪部11には格子状のフレーム14が嵌め込まれ、貯留部10の底面は全面が略平坦となっている。
【0030】
なお、割栗石等から形成される基礎部3上に保護ボード13を敷き、その上に防水シート12を敷設するようにしてもよい。また、前記した保護ボード13の代わりに、防水シート12の下に必要に応じてポリエステル系不織布シート等の基礎用シート(図示せず)を敷設し、防水シート12を基礎部3の割栗石から保護するようにしてもよい。さらに、凹窪部は貯留部の広さに応じて複数本形成し、複数の凹窪部に充填部材30Aの後述する傾斜板部で雨水を誘導するようにしてもよい。
【0031】
前記のように略平坦とされた貯留部10の底面に、多数の充填部材30Aが水平に並べられると共に、上下に重ねられて設置される。本実施の形態では、貯留部10は図2に示すように充填部材30Aを1段に20個並設するスペースを有し、凹窪部11の両端に対応する2ヶ所を除いた18個を1段に並設している。この状態で第1の充填部材30Aを3段、直接積み重ねて小さいピッチとし、この上に第1の充填部材30Aを2段、連結部材35(図7、図8及び図9参照)を挟んで積み重ねて大きいピッチとして積み重ねられて、貯留槽底部の貯留部10内に充填されて雨水等の貯留空間を確保するものである。
【0032】
充填部材2個分が除かれた貯留部10内を上下方向に貫通するスペースには、凹窪部11に連通する角型マンホール15,16が設置されている。そして、第1の充填部材30Aの傾斜板部で誘導された雨水が砂等と共に凹窪部11に誘導され落下する構成となっている。また、この角型マンホール15,16は、凹窪部11に堆積された砂等の堆積物を除去する際に、バキューム管や洗浄水を噴射する管を通すスペースとして利用される。
【0033】
第1の充填部材30Aは、図4〜6に詳細に示すように、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックや、これらの廃プラスチック等から形成され、貯留部10の上部を覆う第2の充填部材30B及び被覆部材40の垂直荷重、及び水圧による水平荷重を支持し、貯留部10の空間を確保する4本の柱状の連結部31と、4本の連結部31に固定され水平面に対して5度程度の角度で傾斜する傾斜板部32とから構成されている。
【0034】
傾斜板部32は厚さが4〜5mm程度の肉厚の板材で形成され、流入した雨水等を所定方向に誘導する誘導手段を構成する。傾斜板部32の傾斜方向Sは、矢印の先端が低い方向となっており、傾斜角度が緩やかな場合砂等が雨水と共に流れずに滞留するため、5度程度の傾斜角度が好ましい。充填部材30Aの大きさは、例えば1辺が50cm〜1m程度の正方形の傾斜板部32と、傾斜板部の四隅に上下に延びる連結部31とから構成され、連結部は高さが10〜15cm程度の三角柱で形成され、1辺が50cm〜1m程度で高さが10〜15cm程度の直方体に納まるような形状をしている。
【0035】
なお、第1の充填部材30Aの大きさは、1辺が30cm程度の大きさでも、また1辺が1m以上の大きさでもよい。また、第1の充填部材30Aの傾斜板部32は平板を傾斜させた例を示したが、平板でなく傾斜方向に沿って緩やかに凹んだ、或いは緩やかに凸状に膨らんだ湾曲面でもよく、小さい段差が連続して勾配が付いた階段状の傾斜面でもよい。さらに、急勾配から緩勾配に途中で変化するような傾斜面で構成してもよい。
【0036】
連結部31は厚さが4〜5mm程度の肉厚の板材で形成され、大きい断面の三角パイプ状の上部柱部31aの下方には、上部柱部31aの内部に嵌合する小さい断面の三角パイプ状の下部柱部31bが形成されている。したがって、第1の充填部材30Aの上部柱部31aに、他の第1の充填部材30Aの下部柱部31bを内嵌させることにより充填部材30A同士を小さいピッチ、すなわち連結部31の高さのピッチで積み重ねることができる。三角パイプ状の連結部31の底面と側面には上下に貫通孔31c,31dが形成され、下方の貫通孔から雨水が進入することができ、側方の貫通孔から内部の空気が逃げることができる。なお、下部柱部31bは、コーナー部が切欠かれているが連続したものでもよい。また、連結部31内の底面は土砂等を傾斜板部32に誘導するために、側面の貫通孔方向に傾斜していることが好ましい。
【0037】
傾斜板部32の下面には補強部が形成され、上面は平坦で緩やかな傾斜面となっている。補強部としては、所定の間隔で一体的に縦横に立設された格子状の補強リブ33が形成されている。この補強リブ33は傾斜板部32の中央部の上下幅が大きく、周辺に行くにしたがって上下幅が徐々に小さくなるように形成されている。この構成により、傾斜板部32の上面に荷重が加わっても傾斜板部32の変形は小さくなり、上面に施工者が載ってもひび割れ等の破損が生じることを防止できる。なお、補強リブは格子状でなくてもよいが、格子状にすると一方向のものと比較して強度が大きくなり好ましく、六角形のハニカム格子状が強度面からより好ましい。
【0038】
補強部である補強リブ33には、この補強リブで囲まれた下方開口の空間が形成され、この空間の上部と連通する開放部34が形成してある。開放部34としては、補強リブ33の一部を切欠き隣接する下方開口の空間と連通するように構成する。この構成により、貯留部10に下方から徐々に雨水が溜まって上昇してきたとき、この下方開口の空間に空気が溜まったままとならず、空気が開放部34から隣接する空間に移動して代わりに雨水が進入することができると共に、浮力による第1の充填部材の浮き上がりを防止することができることとなり、貯留部10に雨水を充満させて所定の貯留量を確保することができるものとなる。なお、補強リブ33を切り欠いた開放部34でなく、補強リブ33の上部を水平方向に貫通する孔(図示せず)を形成して連通させてもよい。
【0039】
第1の充填部材30Aは連結部31の上部に連結部材35を挟んで積み上げることにより、大きいピッチで積み重ねることができる。連結部材35は三角パイプ状の連結部31を繋ぐものであり、図7に示すように上方の大きい三角パイプ状の連結部36は充填部材30Aの下部柱部31bを外嵌し、下方の小さい略三角パイプ状の連結部37は第1の充填部材30Aの上部柱部31aに内嵌されるように構成されている。第1の連結部材35の高さを調整することにより、第1の充填部材30Aを積み重ねるピッチを任意に設定することができる。また、図示していないが、連結部の高さが大きい充填部材と、小さい充填部材の2種類の第1の充填部材を準備し、小さいピッチ又は大きいピッチで積み重ねるようにしてもよい。なお、連結部37は一部が切欠かれているが、連続したものでもよい。
【0040】
連結部材35は外側の直交する垂直面に水平方向の接合部38を備えている。垂直面の一方には接合凸部38aが突出形成され、垂直面の他方には接合凸部38aが嵌合する接合孔38bが形成されている。接合凸部38aは、接合孔とほぼ同じ直径の根元の小径部と、その上部の先端が傾斜している大径部とから構成され、小径部と大径部に掛けてスリットが形成され、大径部は内側に湾曲して縮径することができる。この構成により、接合凸部38aは接合孔38bに嵌合して保持され、連結部材35同士を水平方向に接合することができる。連結部材35は土砂を傾斜板部32に誘導するために傾斜した仕切り板を備えており、この仕切り板の低い位置には貫通孔39が形成され、雨水の進入と空気の排出も可能となっている。
【0041】
連結部材35は、図8(a)、図9(a)に示すように、接合部38の接合凸部38aを接合孔38bに嵌合させることにより2個の連結部材35を接合することができる。このように2個を接合させた連結部材は、充填部材30Aが貯留部10の外周側に位置しているときに使用する。また、図8(b)、図9(b)に示すように、接合部38の接合凸部38aを接合孔38bに嵌合させることにより4個の連結部材35を接合することができる。この場合は、第1の充填部材30Aが貯留部10の中心側に位置しているときに使用する。なお、使用していない接合凸部38aで突出しているものは、刃物等で切断して平坦としてもよい。また、角型マンホール15,16の角部に対向する第1の充填部材30Aを接合するときは、図示していないが3個の連結部材を接合して使用する。
【0042】
本実施の形態では、図2において左端の縦一列の第1の充填部材30Aは雨水を誘導する傾斜方向S1が右方向に向くように、すなわち貯留部の中央の凹窪部11に向けて誘導するように配置され、右端の縦一列の第1の充填部材30Aも傾斜方向S1が左方向に向いて貯留部の中央の凹窪部11に向けて誘導するように配置されている。そして、左端から2番目の縦一列の第1の充填部材30Aは、上から順に傾斜方向Sが下向きS3、右向きS1、上向きS4、上向きS3になるように配置され、右端から2番目の縦一列の第1の充填部材30Aは上から順に傾斜方向Sが下向きS3、左向きS1、左向きS1、上向きS3になるように配置される。中央上側の第1の充填部材30Aは、傾斜方向Sが同図において下向きS2になるように配置され、中央下側の第1の充填部材30Aは左向きS3になるように配置されている。
【0043】
前記の傾斜方向は以下のように決定されている。第1に、第1の充填部材の傾斜方向S1は凹窪部11に向けられる。第2に、凹窪部の上部に位置する第1の充填部材は傾斜方向S2のように流出側に向けられる。第3に、連通路であるマンホール部分では、雨水が行き止まりにならないように別の方向に傾斜方向S3のように逃がす。そして、第4に、隣同士の第1の充填部材の傾斜方向が向き合わないように傾斜方向S4とする。この結果、流出側のマンホール部分では、一部の雨水が右回りに旋回する旋回流S5が生じて徐々に傾斜板部の隙間から落下するように構成される。なお、傾斜方向S3を右向きとし、右側の第1の充填部材の傾斜方向S4を上向きにすることにより旋回流を中央より右側に、左回りとするようにしてもよい。
【0044】
このため、雨水は第1の充填部材30Aにより中央の凹窪部11に向けて誘導されると共に、凹窪部11に向けて徐々に落下して誘導される構成となっている。第1の充填部材30Aはこのような誘導方向で、小さいピッチで積み重ねたあと、大きいピッチで積み重ねられる。なお、小さいピッチで積み重ねた場合は、傾斜板部32は下段側の誘導方向の傾斜板部32と僅かな段差で連続し、雨水を連続的に誘導できる。
【0045】
このように1段に18個連設して、5段積み重ねられた第1の充填部材30Aは、基礎に相当する下半分が小さいピッチで積み重ねられて強度が大きくなっており、上半分は大きいピッチで空隙率が大きくなっている。また、第1の充填部材30Aを高く積み重ねると不安定となるが、上部の第1の充填部材30Aは連結部材35の接合部38で水平方向に接合されているため安定し、施工が容易となる。さらに、第1の充填部材30Aは積み重ね状態が安定しているため、上部に積み重ねられる第2の充填部材30B及び上部の被覆部材40を安定して支持することができ、雨水等を貯留及び/又は浸透する施設の耐久性を向上させることができる。
【0046】
第1の充填部材30Aは、単位体積当たりの空隙率が高いことや、実用上十分な強度、耐久性を有することが要求されると共に、運搬施工が容易であり、維持管理が容易であることが要求され、耐荷重は例えば垂直方向は1平方メートル当たり5〜20トン、水平方向は5〜16トン、空隙率は90%程度が好ましい。また、前記のように連結部31にスリットや貫通孔を設けて内部に雨水等が入るようにして空隙率を上げることが好ましい。
【0047】
第1の充填部材30Aは、その上面が略水平でかつ凹凸が少なくなるように積み重ねられるが、それでもなお若干の凹凸等ができてしまうことがある。その時には、第1の充填部材の上部に、雨水及び砂等を通過させる仕切板39が設置され、第1の充填部材30Aの上面は略水平面とされる。仕切板39は曲がりにくく、高強度で剛性を有し、かつ腐食のない材料で作成されていることが望ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックや、これらの廃プラスチック等から形成されれば良い。更に仕切板39には適当な大きさの貫通口が設けられ、その貫通孔を通って第2の充填部材30Bに流れ込んだ雨水や雨水に含まれる砂等が、下方の第1の充填部材方向に流れることができるようにされていることが必要である。
【0048】
このように第1の充填部材が配置され、その上に第2の充填部材30Bが積み重ねられる。第2の充填部材30Bは、所定の空隙率を有しかつ上下左右に連設して地中に埋設しても充分な強度を有し、かつ 貯留槽内に流入した雨水等が第1の充填部材の上面に均等に分配されるように誘導する誘導手段を備えていることが望ましい。
【0049】
第2の充填部材30Bも、第1の充填部材30Aと同様に、単位体積当たりの空隙率が高いことや、実用上十分な強度、耐久性を有することが要求されると共に、運搬施工が容易であり、維持管理が容易であることが要求され、耐荷重は例えば垂直方向は1平方メートル当たり5〜20トン、水平方向は5〜16トン、空隙率は90%程度が好ましい。
【0050】
この目的のためには、高強度で剛性を有し、かつ腐食のない材料で作成されていることが望ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックや、これらの廃プラスチック等から形成されると好都合である。
【0051】
第2の充填部材30Bの代表的な例を、図10〜22に示す。勿論これらの図に示す以外であっても、所定の空隙率を有しかつ上下左右に連設して地中に埋設しても充分な強度を有するものであれば良いことはいうまでもない。
【0052】
図10、11に示される第2の充填部材30Bは波形折板状であり、山部102と谷部103とが交互に組み合わされて山形部材100を構成し、山部102及び谷部103にはそれぞれ複数個の山部貫通孔104及び谷部貫通孔105が設けられている。山部102と谷部103とが交互に直角となるように積み重ねられ、上下の山形部材100同士がずれないよう、互いの山形部101の下端部及び山部102の一部に噛み合い溝等が設けられている。雨水等に含まれる砂等異物は、貫通口104及び105を通って下方に移動可能とされている。
【0053】
図12、13、14のものは、連通枠状を呈する基底部と、当該基底部の盤面に突設した筒状体、もしくは上記第2の充填部材30B2枚をその互いの胴体部を対向させた状態で上下に連結したものを一単位とし、これを複数単位組み合わせたものである。
図12においては、連通枠状部材200は、合成樹脂製支柱要素201が合成樹脂製連結要素202で合成樹脂製枠材206と接続されたものである。枠材206は、複数の支柱嵌合部203とそれを繋ぐ連結部206とからなり、連結要素202は、上向き嵌合部204と下向き嵌合部205をを有する嵌合部203で構成されている。
【0054】
図13における第2の充填部材30Bは、基盤部301の一方の面側に複数の筒体部302が突設されたものである。筒体の先端部には、係合用凹凸模様303が設けられ、この充填部材30Bが積み重ねられた際に凹凸が嵌合して係止し、ずれないにされている。基盤部及び係止部には適宜貫通口が設けられており、雨水と共に流入する砂等異物が下方に流れるようにされている。
【0055】
図14の部材は、図12の一例における支柱要素が、図13の一例における筒体部とされたものの一例であるので、詳しい説明は省略する。
【0056】
図15、16、17の第2の充填部材30Bは、区画枠体400である。枠壁401は縦横に組み合わされて区画402を構成している、この区画402の形状は、図15に示されるような矩形のみならず、図16のようなハニカム様の組み合わせ形状や、図17のような円形の組み合わせ形状等、任意であって良い。
【0057】
図18、19、20のものは、少なくとも2つ以上の孔を有しかつ底部及び周側板で構成された容器型充填材500とされている。このよう容器形状は開口側面積が大きい推形とされており、その側面501及び底面502にはそれぞれ複数の貫通孔503が設けられている。解放側辺縁部504及び底面502の外辺縁には、外向きリブ505が設けられ、その一部に凹凸が設けられている。この凹凸は、例えば、図19又は図20に示されるように、容器型充填部材500が積み重ねられた際、凹凸が嵌合して係止し、互いがずれないように作用する。
【0058】
図21、22のものはパイプ状充填部材600であって、その表面601が軸方向断面に沿った溝又はひだ、複数の環状溝又はひだ、又は螺旋状溝又はひだにより凹凸状とされている。凹凸状の外から見ての山部602には、複数の貫通孔603が設けられている。雨水と共に流入する砂等異物は、この貫通孔603を通過して下方に流出するようにされている。パイプ状充填部材600の積み重ね方法は、特に限定されないが、崩れ難いように積み重ねられることが望ましい。例えば、図22(a)から図22(d)に示されるように、1本のパイプを6本の他のパイプが接するように充填する、いわゆる最密充填状態とされる方法がある。この時、パイプ束の周囲を結束バンド(図示せず)等で弛みなきよう結束しておくと荷崩れの心配がなくなる。
【0059】
以上に例示した第2の充填部材30Bは、いずれも貯水槽に用いられる充填材として既に知られた形状のものであるから、その構造や作用については改めて説明はしないが、いずれも軽量であって下段の第1の充填部材に掛かる圧力が小さいものであり、一部の充填部材は、雨水等が流れ込んだ際に、下段の第1の充填部材に均等に分配して流れるように雨水等を誘導可能とされたものである。従って、例示した以外にも、この機能を有するものであれば適用が可能であることは言うまでもない。
【0060】
第2の充填部材30Bは、第1の充填部材30Aの上部に、第1の充填部材30Aが貯留槽底部に置かれたと同様に積み重ねられれば良い。その時の積み重ね高さは、貯留槽の高さから第1の充填部材の高さを差し引いた高さとなるだけの段数に積み重ねられればよい。又、平面的には、第1の充填部材の略直上に、そのまま積み重ねられれば良い。従って、その平面サイズは第1の充填部材30Aと同じとされていれば取り扱いが容易となる。
【0061】
第1の充填部材30A及び第2の充填部材30Bとが、上下に合わせて11段に積層され設置されたあと、第1及び第2の充填部材30Aの側面を覆う壁材20が立設され、その外側に防水シート21が垂直方向に配置され、さらに外側には砂利や砕石等の埋め戻し材22が掘削部2との間に充填される。壁材20は、この外側に位置する防水シート21が貯留部10の空間に入り込むのを防止している。防水シート21は貯留部10の底面に敷いたものと同等の合成ゴム又は樹脂系シートを使用し、底面の防水シート12と漏水しないように、融着又は防水性の接着剤等で接合されている。防水シート21を砂利等の埋め戻し材22から保護するため、防水シート21の外側に壁材20と同等の保護板23を配置してもよい。
【0062】
なお、貯留施設でなく、浸透施設とする場合は、防水シート12,21の代わりに、例えばポリエステルとポリプロピレンの複合張合わせをした透水シートを敷設する。浸透型の施設の場合、貯留部に溜まった雨水等を徐々に地面に浸透させる。また、貯留と浸透の両方の機能を持たせる場合は、底面を防水シート12とし、側面の途中まで防水シート21を敷設し、側面の途中から上を透水シートで覆うようにする。この貯留浸透型の施設の場合、上半分の透水シートから雨水等を徐々に地面に浸透させ、下半分は貯留して利用する。
【0063】
貯留部上部には、周辺に降った雨水等を集める側溝等からの導水管25が接続される。そして導水管25の途中には泥溜め枡26が設置され、雨水中の砂や泥が沈殿され、上澄み水が貯留部10に導水管25によって導入される構成となっている。導水管25は複数本が泥溜め枡26から延出して貯留部10の壁材20と防水シート21を貫通して等間隔に挿入されている。なお、複数の導水管25は、その長さを変えて貯留部10の奥に雨水を流入させるように構成してもよい。これにより、貯留部10の長辺方向に沿って均一に雨水等を導入することができる。
【0064】
貯留部の上部からオーバーフロー管27が突出しており、貯留部10の下部からはオリフィス管28が突出している。オーバーフロー管27は貯留部10が満水に近い状態となると上部から放流するものである。オリフィス管28は貯留部10に溜められた雨水を徐々に流出させるものであり、オリフィスの径を調整して流出量を調整できる。貯留部10に溜まった雨水を利用するときには、貯留部10内の雨水をポンプで汲み上げて、植木への散水や洗車用水として利用することもできる。
【0065】
貯留部10の上部開口は被覆部材40が覆っている。被覆部材40は多数の第2の充填部材30Bの上部に載置される被覆ボード41と、この上に敷設された防水シート42と、この上に埋め戻された埋め戻し層43とから構成される。被覆ボード41は、図示していないが第2の充填部材30Bの上部の連結部が嵌合する凹部を有すると第2の充填部材30Bに安定して載置できて好ましい。被覆ボード41の角型マンホール15,16に対応する位置に連通口17を固定する。そして、防水シート42を連通口17に接合すると共に、防水シート42と側面の防水シート21は重ね合わせて側面で接合する。これにより凹窪部11は、角型マンホール15,16と、連通口17を通して地面に開口し、連通口17から洗浄水やバキューム等のホースを挿入して凹窪部11にホースの先端を到達させることができる。連通口17は通常は図示していない蓋により閉じられている。なお、防水シート42の上に、保護ボード44や保護シートを敷くようにしてもよい。
【0066】
このようにして貯留部10は、底面の防水シート12と、側面の防水シート21とにより、雨水等を貯留することができ、防水シート12,21と上面の被覆部材40の防水シート42とにより内部空間が構成される。そして、被覆部材40の埋め戻し層43により、地面1と同じ平面に埋め戻される。なお、貯留部10の上部の防水シート42を透水シートで構成し、貯留部10の上部に降った雨水を埋め戻し層43、透水シート、被覆ボード41を通して直接、貯留部10に貯留するようにしてもよい。また、被覆部材は前記の構成に限らず、第2の充填部材30Bの上部に単にコンクリート板等を並べるような構成でもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設は、貯留槽の底部に雨水等を重力により所望の方向に誘導する誘導手段を備えた第1の充填部材が配設され、その上部に所定の空隙率を有しかつ上下左右に連設して地中に埋設しても充分な強度を有する第2の充填部材が配設され、施設全体が地中に埋設されているので、雨水と共に流入し第2の充填部材を通過した砂等の異物は、第1の充填部材に到達した後に、重力により、第1の充填部材の誘導手段によって所定の位置に砂等の異物が誘導される。従って、所定の位置にU字溝等の凹部を設け、その凹部の一部に地上に通じるマンホールを設けることにより、貯留施設内の砂等を容易に除去することができる。従って、砂等の異物堆積による貯留槽内の雨水貯留量低下を防止することができる。
【0068】
更に、第1の充填部材の上に第2の充填部材が積み重ねて配置されており、第2の充填部材自体が合成樹脂製であって高強度でありかつ軽量である故に、メンテナンス等で充填部材を撤去しなければならなくなった場合にでも、その撤去や再積み重ね作業時の取り扱いが容易であり、施工性が良い。
【0069】
又、第2の充填部材が、貯留槽に流入した雨水等を第1の充填部材上に分配し、分配された雨水に含まれる砂等の堆積物は、第1の充填部材の誘導手段により、貯留槽内周部や底部の全面に広がらず、所定の位置に堆積させることができるため、堆積物による透水性シートの目詰まりを防止でき、浸透施設の場合に地下浸透能力を低下させる等の問題を解消することができる。
【0070】
更に、清掃時に作業員が入ることができる程度の巨大な空間の枠体を施工する必要がなく、施設のほとんどを軽量の合成樹脂製部材で構成できるため、施工、撤去が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雨水等を貯留及び/又は浸透する施設の一実施形態の断面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1の施設に使用する第1の充填部材の上方の斜視図である。
【図5】図1の施設に使用する第1の充填部材の下方の斜視図である。
【図6】(a)は図4のB−B線断面図、(b)は図4のC−C線断面図。
【図7】図1の施設に使用する連結部材を示し、(a)は上方の斜視図、(b)は下方の斜視図。
【図8】(a)は図7の連結部材を2つ組んだ状態の斜視図、(b)は4つ組んだ状態の斜視図。
【図9】(a)は図7の連結部材を2つ組んだ状態の平面図、(b)は4つ組んだ状態の平面図。
【図10】波板折り板状である第2の充填部材の一例の斜視図である。
【図11】図10の積み重ね状態の一例を示す斜視図である。
【図12】連通枠状である第2の充填部材の一例の斜視図である。
【図13】連通枠体に筒状体が突設している第2の充填部材の一例の側面図である。
【図14】連通枠体に筒状体が突設している第2の充填部材の別の一例の側面図である。
【図15】区画枠体である第2の充填部材の一例の斜視図である。
【図16】図15の区画枠体の別の一例の平面図である。
【図17】図15の区画枠体の更に別の一例の平面図である。
【図18】有孔底部と側板で構成された第2の充填部材の一例の斜視図である。
【図19】図18の積み重ね状態の一例を示す平面図である。
【図20】図18の積み重ね状態の別の一例を示す側面図である。
【図21】有孔パイプ状である第2の充填部材の一例の断面図である。
【図22】図21の積み重ね状態の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 地面
2 掘削部
3 基礎部
10、10A 貯留部
11 凹窪部
11A U字溝(凹窪部)
12 防水シート
13 保護ボード
14 フレーム
15、15A,16,16A 角型マンホール(連通路)
17 連通口
20 壁材
21 防水シート
30A 第1の充填部材
30B 第2の充填部材
31 連結部
32 傾斜板部(誘導手段)
33 補強リブ(補強部)
34 開放部
35 連結部材
38 接合部
38a 接合凸部
38b 接合孔
39 仕切板
40 被覆部材
41 被覆ボード
42 防水シート
43 埋め戻し層
51,52 補強リブ(補強部)
53 突部
54 貫通孔(開放部)
150 山形部材
151 山形部
152 山部
153 谷部
154 山部貫通孔
155 谷部貫通孔
200 連通枠状部材
201 合成樹脂製支柱要素
202 合成樹脂製連結要素
203 支柱嵌合部
204 上向き嵌合部
205 下向き嵌合部
206 合成樹脂製枠材
207 連結部
301 基盤部
302 筒体部
303 係合用凹凸模様
400 区画枠体
401 枠壁
402 区画
500 容器型充填材
501 側面
502 底面
503 貫通孔
504 解放側辺縁部
505 外向きリブ
600 パイプ状充填部材
601 表面
602 山部
603 貫通孔
S、S1〜S4 傾斜方向(誘導方向)
S5 旋回流

Claims (9)

  1. 地下に雨水等を貯留及び/又は浸透する施設であって、貯留槽の底部に雨水等を重力及び/又は雨水流により所望の方向に誘導する誘導手段を備えた第1の充填部材が配設され、その上部に、所定の空隙率を有しかつ上下左右に連設して地中に埋設しても充分な強度を有する第2の充填部材が配設され、施設全体が地中に埋設されていることを特徴とする雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  2. 上記第1の充填部材が、前記貯留部に流入した雨水等を所定方向に誘導する傾斜板部を備えていることを特徴とする請求項1記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  3. 上記第1の充填部材が、充填部材を上下方向に積み重ね可能とする連結部と、前記貯留部に流入した雨水等を所定方向に誘導する傾斜板部とを備え、該傾斜板部の下面に補強部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  4. 第1の充填部材の上部に雨水及び砂等を通過させる仕切り板が設置され、第1の充填部材の上面が略水平面とされていることを特徴とする請求項1乃至3記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  5. 上記第2の充填部材が、波形折板状であることを特徴とする請求項1乃至4記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  6. 上記第2の充填部材が、連通枠状を呈する基底部と、当該基底部の盤面に突設した筒状体、もしくは上記第2の充填部材2枚をその互いの胴体部を対向させた状態で上下に連結したものを一単位とし、これを複数単位組み合わせたものであることを特徴とする請求項1乃至4記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  7. 第2の充填部材が、区画枠体であることを特徴とする請求項1乃至4記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  8. 第2の充填部材が、少なくとも2つ以上の孔を有し、底部及び周側板で構成した容器状部材であることを特徴とする請求項1乃至4記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
  9. 第2の充填部材が、有孔パイプ状であってその表面が、軸方向断面に沿った溝又はひだ、複数の環状溝又はひだ、又は螺旋状溝又はひだにより凹凸状とされていることを特徴とする
    請求項1乃至4記載の雨水等を貯留及び/又は浸透する施設。
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