JP4507211B2 - 打込機 - Google Patents

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Description

本発明は、釘、鋲、ステープル等の止め具を被取付部材に打込む打込機に関し、特に、意図しない止め具の発射を防止するための打込機の安全機構に関するものである。
空気圧縮機から圧縮空気を打込機本体に供給して空気圧を利用する圧縮空気方式、小形ガスボンベを打込機本体に搭載してボンベの貯蔵ガスを燃焼させるガス燃焼方式、蓄電池および電動モータを打込機本体に搭載して電動モータの駆動力を利用する電動モータ方式等の駆動源(動力源)を利用し、マガジンに装填された連結止め具を、ドライバガイドの先端から、順次、一本毎に打ち出す可搬形打込機が周知である。この種の打込機において、一般に、打込み作業以外の意図しない時の止め具の誤発射を防止するために、ドライバガイドの先端部近傍からトリガ部近傍に延在するコンタクトアームを設けた安全機構が採用されている。この安全機構によれば、コンタクトアームの先端が木材等の被取付部材に押し付けられた場合にのみ、コンタクトアームの他端が上方へ後退させられてトリガ機構に係合するので、始めてトリガの操作を有効とし、次いでトリガの引き込み操作をすれば、止め具が発射されて被取付部材に打ち込むことができる。
一方、下記特許文献1に開示されているように、本願出願人が先に提案した技術によれば、初期状態でコンタクトアームを、常時、上死点に付勢しておき、射出部先端のコンタクトアームに被取付部材が接触していない場合は、トリガの引き込み操作を行っても、コンタクトアームが下方に移動するだけで、打撃駆動部の起動ができない安全機構となっている。この技術によれば、コンタクトアーム先端部を被取付部材に強く押し付ける必要がないので、取付部材の仕上りおよび作業性が良好となり、かつ打込み効率および操作性を向上できるという利点がある。
特開2005−7547号公報
しかしながら、上記従来技術の1番目の安全機構では、初期状態でコンタクトアームが常時下死点に付勢され、止め具を打込みたい時にコンタクトアームの先端を被取付部材に押し付けるので、コンタクトアームが被取付部材以外の何かに接触し、下死点への付勢力に抗して上方に押込まれている場合、作業者は、コンタクトアームの位置が初期状態と違うことに気づかないまま、トリガの引き込み操作を行なってしまうという問題がある。また、トリガを引いた状態で止め具打込機を運搬する際、何等かの原因によりコンタクトアームが押込まれてしまうという問題も考えられる。このような場合、意図しない止め具の発射が行われることになる。
一方、特許文献1に開示されたような、初期状態でコンタクトアームが上死点側に付勢された安全機構では、射出部先端に取付部材以外の何かが接触している状態で、使用者が打込機本体を持ち上げようとハンドルを把持し、同時に、誤って指でトリガを引いてしまった場合、意図せずに止め具が発射されてしまうという問題がある。この問題は、射出部先端に何かが接触しているか否かに係らず、コンタクトアームの位置に変化がないために、使用者が射出部先端に何かが接触していることに気付き難いということに起因する。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、意図しない止め具の発射をより完全に防止した打込機を提供することにある。
本発明の他の目的は、操作性と安全性を両立した打込機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、以下のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、射出部に装填される止め具を打撃するドライバビットと、前記ドライバビットに往復運動を与えて前記射出部より前記止め具を打込む打撃駆動手段と、前記打撃駆動手段の起動または停止を制御するために所定方向に引き込み操作可能なトリガ手段と、前記トリガ手段および前記打撃駆動手段を機械的または電気的に結合する可動手段と、前記トリガ手段の引き込み操作をロックするロック位置または該ロック位置のロック状態を解除して前記トリガ手段の引き込み操作を可能とするロック解除位置を択一的に設定することが可能なロック手段とを具備する打込機において、前記トリガ手段は、前記ロック手段が前記ロック位置にある場合、前記打撃駆動手段を起動停止状態に保持し、前記ロック手段が前記ロック位置から前記ロック解除位置に解除された場合、前記打撃駆動手段を停止解除状態とするように、前記可動手段を介して前記打撃駆動手段に機械的または電気的に結合されて成り、前記ロック手段は、前記トリガ手段の引き込み操作をする度に、前記ロック位置から前記ロック解除位置に操作する解除操作手段と、前記トリガ手段の引き込み操作を開放したとき、前記ロック解除位置から前記ロック位置に自動的に復帰させる自動復帰手段とを具備し、前記ロック手段は、前記トリガ手段の引き込み操作方向と交差する方向に可動可能なロックボタンを有し、前記ロック位置から前記ロック解除位置への解除は、前記ロックボタンを可動させるように構成されている。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記自動復帰手段は、前記トリガ手段の引き込み操作を開放した場合、前記ロック手段が前記ロック位置において前記トリガ手段と係合するように、前記ロック手段を前記トリガ手段に対して付勢する押圧部材によって構成されている。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記打込機は、一端が前記射出部の先端部に位置して、他端が前記トリガ手段に機械的に結合されたコンタクトアームをさらに具備し、該コンタクトアームが被取付部材に接触している場合で、前記ロック手段が前記ロック位置から前記ロック解除位置に解除されたときに、前記トリガ手段の引き込み操作に基づいて前記止め具の打込み動作を可能にするように構成されている。
本発明のさらに他の特徴によれば、一端部より他端部に延在する胴体ハウジング部および該胴体ハウジング部より分岐して延びるハンドルハウジング部を有するハウジングと、前記胴体ハウジング部の前記一端部側に設けられ、射出路を有する射出部と、前記射出路に止め具を給送するために、連結止め具を保持するマガジンと、前記胴体ハウジング内に装着されて前記射出部に装填される止め具を打込むドライバビットを含む打撃駆動手段と、前記ハンドルハウジング部に設けられ、所定方向に引き込み操作可能なトリガと、前記トリガの引き込み操作により該トリガと当接可能な位置に配置され、前記トリガの引き方向と反対方向に第1の押圧手段によって付勢されたスイッチプランジャを有し、前記スイッチプランジャの付勢力に抗して前記トリガから押圧力を受けた場合、前記打撃駆動手段の起動を制御する起動用スイッチと、前記射出部に位置する下端部から前記トリガ近傍に位置する上端部まで前記ドライバビットの移動方向と並行して延在するコンタクトアームであって、前記射出部に対して移動可能に支持され、かつ第2の押圧手段によって常時上死点側に付勢されたコンタクトアームと、前記トリガ内に枢支部を介して回動可能に支持されたトリガアームであって、その一部が前記スイッチプランジャに対して係合可能に配置され、かつその自由端部が前記コンタクトアームに当接、係合するトリガアームと、を具備する打込機であって、前記ハンドルハウジング部の前記トリガ近傍に位置し、ロック解除位置からロック位置に第3の押圧手段によって付勢され、かつ前記両位置間で移動可能なロックスイッチをさらに具備し、前記ロックスイッチは、前記第3の押圧手段で付勢されている前記ロック位置で前記トリガに当接し前記トリガの引き込み操作を妨げ、一方、前記第3の押圧手段の付勢力に抗して前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動させたとき、前記トリガとの当接が外れて前記トリガの引き込み操作を可能とするように構成し、前記コンタクトアームは、前記トリガの引き込み操作と協働して前記起動用スイッチをONさせ、かつ前記上死点から下降する途中で、前記トリガアームの前記自由端部と前記コンタクトアームの前記上端部の係合状態が外れて、前記第2の押圧手段により前記上死点に復帰するように構成されている。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記ロックスイッチは、前記トリガの引き込み操作方向に対し直交方向に配置し、前記第3の押圧手段によって常時中央部のロック位置に付勢し、かつ前記第3の押圧手段による付勢力に抗して左右両方向のいずれか一方向に移動することによって、前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動し、前記トリガとの当接を外して前記トリガの引き込み操作を可能にするように構成されている。
上記本発明によれば、射出部先端が木材や体の一部等に接触した状態で、打込機本体のハンドルを把持し、かつ意図せずにトリガを把持した場合でも、トリガ手段は、ロック手段によるロックが解除されない限り、ロック手段により引き込み操作が阻止されるので、不意な止め具の発射を防止することができる。
本発明によれば、ロック手段は、使用者がトリガ手段の引き込み操作をする度にロック位置からロック解除位置に操作するので、より完全に止め具の誤発射を防止できる。一方、前記トリガ手段の引き込み操作を開放したときは、ロック手段が、自動復帰手段によってロック解除位置からロック位置に自動的に復帰するので、トリガ手段の引き込み操作を開放したときは、必ずロック手段がトリガ手段をロックできる。
さらに、本発明によれば、トリガ手段の引き込み操作方向と直交もしくは交差する方向にロック手段を操作するので、ハンドルハウジング部を把持する手によって、ロック手段(ロックスイッチ)をロック解除位置に押し込みながら、トリガ手段の引き込み操作を可能とし、これによって、ロック手段のロック解除が極めて容易となる。逆に、ロック手段をロック位置に戻すときは、トリガ手段の引き込み操作を完全に開放するだけで、自動的にロック位置に復帰できるので、安全性を確保しながら、操作性を向上させることができる。特に、本発明によれば、トリガ手段の把持を開放するだけで、自動的にロックされる構造となっているので、安全性と操作性を両立させることができる。
本発明は、圧縮空気方式、ガス燃焼方式、および電動モータ方式の打込機に適用できるが、エアホースや電源コードを必要とする圧縮空気方式の打込機に比較して、打込み作業終了時に打込機本体から蓄電池やガスボンベの駆動源を取り外すことを忘れがちな電動モータ方式またはガス燃焼方式の打込機に適用して、より顕著な効力を奏する。
本発明の上記およびその他の目的、ならびに上記および他の特徴は、以下の本明細書の記述および添付図面からさらに明らかにされる。
以下、本発明を電動モータ方式の打込機に適用した実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、本発明の打込機に関する以下の説明では、止め具が打込まれる方向を垂直方向に設置した状態で、便宜上、止め具が打込まれる方向を「下端または下方」、その対向方向を「上端または上方」の意味として表現したが、特別な実施形態または意図に限定するものではない。止め具が打込まれる方向を水平方向に設置した状態では、止め具が打込まれる水平方向の相対向する側を「左方向」および「右方向」の意味として説明することができ、それらはいずれも本発明の要旨を限定するものではない。
図1乃至図12は、実施形態に係る打込機の動作状態に従った構造図を示す。最初に、図1および図7を参照して打込機の構成について説明する。打込機1は、胴体ハウジング部10と、胴体ハウジング部10に収納され、胴体ハウジング部10の下端側に設けられる後述する射出部2内にある止め具35(図7参照)を打ち出すためのドライブビット9と、胴体ハウジング部10の下端から下向きに突出して装設され、止め具35が打ち出される射出部2と、胴体ハウジング部10から分岐して設けられたハンドルハウジング部11と、ハンドルハウジング部11の端部に着脱可能に装着され、電動モータ12と電気的接続される蓄電池(電池パック)13と、射出部2からハンドルハウジング部11にほぼ平行に延在して配置され、連結止め具35a(図7参照)を装填し、射出部2内に止め具35を一本毎に供給するマガジン14と、を具備する。
胴体ハウジング部10は、動力源となる電動モータ12の回転動力を伝達するための、一対の摩擦車41、43およびベルト42から成る伝動機構部40と、伝動機構部40の出力回転数を減速する減速機構部26と、該減速機構部26で減速された回転出力をドラム28に伝達または切断するためのクラッチ機構部27と、線材29に接続された打撃プランジャ8を、打撃バネ7による付勢力に抗して、下死点から上死点へ引き上げるドラム28と、をさらに内蔵している。
ハンドルハウジング部11の基部付近には、打込機1の打込み動作を制御する起動用スイッチ15と、起動用スイッチ15のスイッチボッタン15aと係合可能に配置され、起動用スイッチ15をONさせるためのスイッチプランジャ16とが配置されている。またスイッチプランジャ16の近傍には、ハンドルハウジング部11の外周を把持する手の指で引き操作(引き込み操作)できるトリガ(トリガ手段)20が設けられている。
コンタクトアーム4は、射出部2の先端側に位置する先端部(下端部)4aからトリガ20の近傍に位置する上端部まで延在し、図6に示すように、スプリング5によってコンタクトアーム4の上下可動方向の上死点に付勢されている。本実施形態では、コンタクトアーム4の先端部4aは、給送路30a(図6参照)の先頭の止め具35の打出し口である射出路3(図7参照)の一部を形成し、射出部2を構成するビットガイド30(図1参照)にガイドされると共にビットガイド30に往復動可能に支持されている。
コンタクトアーム4と協動した状態でトリガ20を引き操作すると、スイッチプランジャ16が、スイッチレバー23を介してハンドルハウジング部11に付設された起動用スイッチ15のスイッチボタン15aを押圧し、起動用スイッチ15をON状態とし、このON状態により蓄電池13に接続したモータ12が動作する。
モータ12が動作すると、モータ12の回転出力は伝動機構部40を介して減速機構部26へ伝達される。減速機構部26により減速された動力は、伝達または切断するクラッチ機構部27を介してドラム28を回転させる。ドラム28が回転すると、線材29をドラム28の外周に巻き取り始め、打撃プランジャ8を下死点から上死点に向けて引き上げ、打撃バネ7を圧縮する。ドラム28は、所定の回転角度を回転すると、クラッチ機構27によって動力の伝達が切断される。クラッチ機構27からの動力が切断されると、圧縮された打撃バネ7は、打撃プランジャ8および打撃プランジャ8に装設されたドライバビット9を下死点に向かって打撃する。その結果、ドライバビット9は射出路3に案内されつつ突き出され、これにより、給送路30a(図6参照)内に供給された、先頭の止め具35が1本づつ射出路3の先端から被取付部材36へ打ち出される。
本発明に従って、トリガ20の近傍には、トリガ20の引き込み操作を有効または無効に切り替えることが可能なロックスイッチ(ロックスイッチ手段)18がハンドルハウジング部11の基部(取付部)11a(図3参照)に設けられている。
ロックスイッチ(ロックボタン)18は、図3に示すように、内蔵されたスプリング19により、ハンドルハウジング部11の基部11aの中央部に付勢されており、両端がハンドルハウジング部11の基部11aの両壁から突出している。この初期状態(定常状態)において、ロックスイッチ18の凸部18aはトリガ20の壁部(突出部)20aの背後に隣接しており、トリガ20の引き操作を行っても、ロックスイッチ18の凸部18aとトリガの壁部20aが当接し、トリガ20の引き込み操作を無効にする。すなわち、定常状態において、ロックスイッチ18は、トリガ20に対してロック位置に設定されている。
ロックスイッチ18は、図4および図5に示すように、使用者がスプリング19による付勢力に抗してボタン突出部18cを左右いずれかの方向から押圧することにより、左右どちらにも移動操作が可能である。図4に示すように、例えば、右方向に一定量移動すると、トリガ20の壁部20aの背後に位置していたロックスイッチ18の凸部18aが、ロックスイッチの凹部18bに入れ替わる。引き続いて、図5に示すように、トリガ20の引き込み操作を行うと、トリガの壁部20aはロックスイッチの凹部18bに潜り込むことによって、トリガ20の引き込み操作を有効とするように構成されている。すなわち、ロック解除状態において、ロックスイッチ18は、トリガ20に対してロック解除位置に設定される。
このように本発明によるロックスイッチ18は、使用者がトリガ20の引き込み操作をする度に、ロック位置(凸部18aで当接)からロック解除位置(凹部18bで当接)に操作するボタン突出部18c(解除操作手段)と、使用者がトリガ20の引き込み操作を開放したとき、ロック解除位置(凹部18b)からロック位置(凸部18a)に自動的に復帰させるスプリング(自動復帰手段)19とを具備している。
このような、ロックスイッチ18によれば、トリガ20の引き込み操作方向と直交もしくは交差する方向にロックスイッチ18のボタン突出部18cを操作するので、ハンドルハウジング部11を把持する手の指、例えば親指、によって、ロックボタン突出部18cをロック解除位置に押し込みながら、人指し指等の他の指によってトリガ20の引き込み操作を可能とし、これによって、ロックスイッチ18のロック解除が極めて容易となる。逆に、ロックスイッチ18をロック位置に戻すときは、トリガ20の引き込み操作していた指をトリガ20から完全に開放すれば、スプリング19の作用によって自動的にロック位置に復帰されるので、安全性を確保しながら、操作性を向上させることができる。特にトリガ20の把持を開放するだけで、自動的にロックされる構造となっているので、安全性と操作性を両立させることができる。なお、ロックスイッチ18のロック解除は、ボタン突出部18cを左右いずれの方向に押圧してもよいので、ハンドルを把持する手が右手および左手のいずれでも操作可能となる。
トリガ20は、図2(図1の部分拡大図)に示すように、回動軸24を支点として回動操作が可能な如く胴体ハウジング部10に支持されている。トリガ20には、一端がトリガ20に設けられた枢支部25に枢支されつつ前後に摺動可能なように長穴21cを有するトリガアーム21が設けられている。トリガアーム21は、スプリング22により常時前方すなわち回動軸24側に押圧されている。トリガアーム21の最前の位置において、トリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム上端部4cと係合すると共にほぼ中央部21bがスイッチプランジャ先端16aと係合するように構成され、トリガアーム21は、さらに後退する途中で、図10に示されるように、トリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム上端部4cとの係合が外れるように構成されている。
トリガ20の中央部には、下方に突出し上下摺動可能に支持されたスイッチプランジャ16が設けられている。スイッチプランジャ16が下死点にある時、打込機1はOFF状態を保ち、スイッチプランジャ16がスプリング17の抗力に反して下死点から上死点に移動する過程において起動用スイッチ15がONとなり、モータ12が動作し、打込機1の打込み動作を開始する。
連結止め具35a(図7参照)は、側面が接着剤を介して互いに連結されており、連結止め具35aを前進させる給送部材32を収納支持するマガジン14の前端には打込機本体1に固定されて下方に延びるビットガイド30(図1参照)が設けられている。給送部材32(図7参照)は、図示しないスプリングによってビットガイド30側に押圧されている。
ビットガイド30は、図6に示すように、略平板状をなし、マガジン14内の連結止め具35aが通過する給送路30aが設けられ、給送路30aの下側には止め具35の足先端を支持する足受け部30b(図7参照)が形成されている。ビットガイド30(図1参照)の前面には給送路30aに平行に延びた案内凸部30cが突出して設けられている。
上記コンタクトアーム4についてさらに説明すれば、図6に示すように、コンタクトアーム4の先端部4aは、ビットガイド30の左前面の給送路30aの近傍に位置する略平板状を有する。コンタクトアーム4の中間部4b(図1参照)は、ビットガイド30によって上下摺動可能に支持されている。コンタクトアーム4の先端部4aには2本の案内竿4eが左右略対称に上下方向に延び、ビットガイド30に突出する案内凸部30cに嵌合して案内される。ビットガイド30の案内凸部30cをコンタクトアーム先端部4aの案内溝4f内に位置させることによって、コンタクトアーム4の先端部4aは、ビットガイド30に上下動可能に支持される。
コンタクトアーム4はビットガイド30との間に設けられたスプリング5によって常時上死点側に押圧される。スプリング5の荷重は、スイッチプランジャ16のスプリング17により下方に押圧されている荷重より小さく設定されている。
図6に示したビットガイド30の前面の給送路30a、コンタクトアーム案内竿4e、および案内溝4fは、図7に示すように、ガイドプレート31によってカバーされる。ガイドプレート31は、ビットガイド30に設けられたねじ穴に螺合する2個のねじ33によってビットガイド30に固定される。これにより、コンタクトアーム4は、ガイドプレート31とビットガイド30の間に、上下摺動可能に挟持される。
ガイドプレート31は、給送路30a(図6参照)の前面に設けられ、連結止め具35aを介して給送部材32に加わるスプリング(図示なし)による押圧力を受けるので、この押圧力はコンタクトアーム4に作用しない。従って、コンタクトアーム4を押し上げているスプリング5の押圧力を給送部材32の押圧力とは無関係に小さく設定できる。
本実施形態では、コンタクトアーム4の先端部4aは、ドライバビット9が上下動するためのガイド溝を有する。すなわち、コンタクトアーム4の先端部4aは、その一部を覆う略平板状のノーズ6と合体して射出路3を形成するように、ねじ34により固定されている。ノーズ6とコンタクトアーム4は一体となって上下方向に摺動可能となっている。また、図6に示すように、ノーズ6と一体となったコンタクトアーム先端部4aは、下方に行くに従って細くなるように先細りの形状とされ、2つを合せた下端部の厚さは被取付部材36の溝36a内に入る厚さ、例えば3.5mm程度に設定されている。
次に、上記打込機の動作について説明する。ノーズ6と一体となって射出路3を形成するコンタクトアーム先端部4aを被取付部材36の溝36aの表面に軽く当てる。次にロックスイッチ18の押し操作を行うが、初期状態ではロックスイッチ18の凸部18aがトリガ20の壁部20aに当接しているため、トリガ20の引き込み操作をすることはできない。これによって不用意な止め具の発射が防止される。
次に、ロックスイッチ18のスプリング19の付勢力に対抗してロックスイッチ18の移動操作を行うと、ロックスイッチ18の溝部18bがトリガ20の壁20aの背後に移動するので、トリガの引き込み操作が可能となる。打込機1を起動させるべくトリガ20の引き込み操作を行うと、トリガ20が回動軸24を中心にスイッチプランジャ16側に回動する。これによりトリガアーム21の枢支部25が上方に移動するためトリガアーム21の中央部21bがスイッチプランジャ先端部16aに当接する。
この結果、図7に示すように、スイッチプランジャ16の先端部16aが支点となり、また枢支部25が力点となってトリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム上端部4cを押し下げようとする。しかしながら、図7に示すようにコンタクトアーム4の先端部4aが被取付部材36の溝36aの表面に当接している場合は、コンタクトアーム4の下降が阻止されているので、スイッチプランジャ16は、コンタクトアーム4を押し下げられない。この下降阻止によって、コンタクトアーム4が移動しないため、トリガ20の引き込み操作に伴い、スイッチプランジャ16の先端部16aが力点となり、また枢支部25が支点となって、スイッチプランジャ16はトリガアーム21の中央部21bによって押し上げられる。これにより、スイッチレバー23が、回動して起動スイッチ15のスイッチボタン15aをONさせて、打込機本体1の動作が開始され、給送路30a内の止め具35は射出路3からドライバビット9によって打ち出される。(図7参照)
ドライバビット9によって止め具35が被取付部材36に打込まれると、打込機1は、図8に示すように、打込み反力により被取付部材36と反対の方向に移動する。またスプリング17は、スイッチプランジャ16をトリガアーム21の自由端部21aに対して常に下方に押圧しており、さらに、この荷重は、コンタクトアーム4を上死点に押し上げているスプリング5の荷重よりも大きく設定されているため、スイッチプランジャ16のトリガアーム21との接点が力点となり、また枢支部25が支点となってトリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム上端部4cを押し下げる。(図8参照)
その結果、打込機本体1は被取付部材36の溝部36aから離れるが、コンタクトアーム4の先端部4aは、被取付部材36の表面に常に当接するように、打込機本体1に対し相対的に下方に移動する。(図8参照)
コンタクトアーム4が打込機本体1に対し相対的に押し下げられると、図9および図10に示すように、下降する途中でコンタクトアーム上端部4cとトリガアーム21の自由端部21aとの係合が外れ、直後コンタクトアーム4はスプリング5により押圧され上死点に復帰する。この時、係合が外れたトリガアーム21の自由端部21aは、コンタクトアーム4の側面部4dに当接する。(図9および図10参照)
次に、トリガ20の引き操作を開放すると、トリガ20は、スイッチプランジャ16を下方に押圧するスプリング17により、トリガアーム21を介し、回動軸24を中心にスイッチプランジャ16から離れる向きに回動する。(図11参照)
トリガアーム21はスプリング22により常時前方に押圧されているため、トリガ20が回動し、コンタクトアーム4の側面部4dとトリガアーム21の自由端部21aとがある角度に達すると、トリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム側面部4dをすべり係合位置に再び復帰する。ロックスイッチ18を完全に開放すると、ロックスイッチ18は、ロックスイッチ18を付勢しているスプリング19によりトリガ20の引き操作を無効にする位置まで復帰する。つまり、ロックスイッチ18を完全に開放することにより、ロックスイッチ18はロック位置に自動復帰する。(図12参照)
以上説明した動作は、コンタクトアーム4の先端部4aを被取付部材36に押し当てながらトリガ20の通常の引き操作を行うことにより止め具35を打込む場合である。しかし、コンタクトアーム4の先端部4a付近に被取付部材36が無い場合、トリガ20の引き込み操作を行うと次のような動作となる。
先ず、ロックスイッチ18のボタン突出部18cの移動操作を行い、ロックスイッチ18をロック位置からロック解除位置へ移動する(図4参照)。次いで、トリガ20の引き込み操作を行う(図5参照)。これにより、上記したようにトリガアーム21の枢支部25が移動するため、トリガアーム21の中央部21bがスイッチプランジャ16の先端部16aに当接する。スイッチプランジャ16はスプリング17で常に下方に押圧されており、さらにこの荷重はコンタクトアーム4を上死点に押し上げているスプリング5の荷重よりも大きく設定されている。このため、図8に示した状態と同様な状態となって、スイッチプランジャ16の先端部16aが支点となり、枢支部25が力点となってトリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム4の上端部4cをスプリング5の荷重に打ち勝って下方に押し下げ、コンタクトアーム4は上死点から下死点位置にスプリング5の押圧に抗して移動する。(図8参照)
結果的に、スイッチプランジャ16は、上死点へ移動することなく、下死点の状態を保持し、起動スイッチ15をONさせることはない。すなわち、打込み作業以外の時に、ロックスイッチ18のロック解除の移動操作、およびトリガ20の引き込み操作を行っても、打込機本体1は起動しない。
上述したように、コンタクトアーム4が押し下げられると、下降する途中でコンタクトアーム上端部4cとトリガアーム21の自由端部21aとの係合が外れ、コンタクトアーム4は上死点に復帰する。さらにトリガ20を開放すると、トリガアーム21の自由端部21aがコンタクトアーム側面部4dをすべり係合位置に再び復帰する。(図12参照)
以上の実施形態の説明から明らかにされるように、上記本発明によれば、打込機の射出部先端が木材や体の一部等に接触した状態で、打込機本体のハンドルを把持し、かつ意図せずにトリガを把持した場合でも、トリガは、ロックスイッチによるロックが解除されない限り、ロックスイッチにより引き込み操作が阻止されるので、不意な止め具の発射を防止することができる。
また、本発明によれば、ロックスイッチは、使用者がトリガ手段の引き込み操作をする度にロック位置からロック解除位置に操作するので、より完全に止め具の誤発射を防止できる。一方、前記トリガ手段の引き込み操作を開放したときは、ロックスイッチが、自動復帰手段によってロック解除位置からロック位置に自動的に復帰するので、トリガの引き込み操作を開放したときは、ロックスイッチで必ずロックすることができる。この本発明のロック方式は、一度、ロック解除ボタンを引いてしまうと、そのまま引きっぱなしになり、その状態で無意識にトリガを引くと、止め具の誤発射となり易い、従来技術のロック方式に比較して、より安全性の高い打込機を提供することができる。
また、本発明によれば、ハンドルハウジング部を把持する手で、ロック解除およびトリガ手段の引き込み操作を可能とし、また、その把持した手をトリガの引き込み操作から完全に開放するだけで、自動的にロック位置に復帰できるので、安全性を確保しながら、操作性を向上させることができる。特に、本発明によれば、打込機を使用した後は、ロック手段がロック位置に必ず自動復帰するので、打込機を使用する度に、毎回ロックボタンを押し込むという安全意識も高揚することができる。
以上の実施形態では駆動源が電動モータ方式である打込機について説明したが、本発明は、圧縮空気方式およびガス燃焼方式の打込機にも適用することができる。特に、上記実施形態のように電動モータ方式の打込機に適用する場合は、打込機本体の保管時に蓄電池等の駆動源の取り外しを忘れても、必ず、ロックスイッチはロック位置に自動復帰するので、より安全性を確保することができる。また、上記実施形態では、コンタクトアームを押圧部材により常時上死点に押圧する、所謂、プッシュレス方式に適用したが、本発明はコンタクトアームの初期位置を下方向に押圧するプッシュレバー方式に適用することもできる。さらに、スイッチプランジャ等の可動手段はモータ等を含む打撃駆動手段に機械的または電気的に結合することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係る打込機の部分断面を含む側面図。 図1に示した打込機のトリガ部を拡大した拡大断面図。 図2に示したロックスイッチ部のA−A線に沿う断面図。 図3に示したロックスイッチの移動操作をした場合の状態断面図。 図3に示したロックスイッチの移動操作をしたロック解除状態の状態断面図。 図1に示したコンタクトアームの先端部を、ガイドプレートを外した状態で示す正面図。 図1に示した打込機の打込状態を示す側面図。 図1に示した打込機の打込直後の状態を示す側面図。 図1に示した打込機の打込後で、コンタクトアームが上死点に復帰した状態を示す側面図。 図9に示した側面図でトリガ部を拡大した拡大断面図。 図1に示した打込機で、トリガを開放する途中の状態を示す拡大断面図。 図1に示した打込機で、トリガを完全に開放した状態を示す側面図。
符号の説明
1:打込機 2:射出部 3:射出路 4:コンタクトアーム
4a:コンタクトアームの先端部 4b:コンタクトアームの中間部
4c:コンタクトアームの上端部 4d:コンタクトアームの側面部
4e:コンタクトアームの案内竿 4f:コンタクトアームの案内溝
5:スプリング 6:ノーズ 7:打撃バネ 8:打撃プランジャ
9:ドライバビット 10:胴体ハウジング部 11:ハンドルハウジング部
11a:ハンドルハウジング部の基部 12:電動モータ
13:蓄電池(電池パック) 14:マガジン 15:起動用スイッチ
15a:スイッチボタン 16:スイッチプランジャ
16a:スイッチプランジャの先端部 17:スプリング
18:ロックスイッチ 18a:ロックスイッチの凸部
18b:ロックスイッチの凹部 18c:ボタン突出部 19:スプリング
20:トリガ 20a:トリガの壁部(突出部) 21:トリガアーム
21a:トリガアームの自由端部 21b:トリガアームの中央部
21c:トリガアームの長穴部 22:スプリング 23:スイッチレバー
24:回動軸 25:枢支部 26:減速機構部 27:クラッチ機構部
28:ドラム 29:線材 30:ビットガイド 30a:給送路
30b:止め具足受け部 30c:案内凸部 31:ガイドプレート
32:給送部材 33:ねじ 34:ねじ 35:止め具
35a:連結止め具 36:被取付部材 36a:被取付部材の溝部
40:伝動機構部 41:摩擦車 42:ベルト 43:摩擦車

Claims (5)

  1. 射出部に装填される止め具を打撃するドライバビットと、前記ドライバビットに往復運動を与えて前記射出部より前記止め具を打込む打撃駆動手段と、前記打撃駆動手段の起動または停止を制御するために所定方向に引き込み操作可能なトリガ手段と、前記トリガ手段および前記打撃駆動手段を機械的または電気的に結合する可動手段と、前記トリガ手段の引き込み操作をロックするロック位置または該ロック位置のロック状態を解除して前記トリガ手段の引き込み操作を可能とするロック解除位置を択一的に設定することが可能なロック手段とを具備する打込機において、
    前記トリガ手段は、前記ロック手段が前記ロック位置にある場合、前記打撃駆動手段を起動停止状態に保持し、前記ロック手段が前記ロック位置から前記ロック解除位置に解除された場合、前記打撃駆動手段を停止解除状態とするように、前記可動手段を介して前記打撃駆動手段に機械的または電気的に結合されて成り、
    前記ロック手段は、前記トリガ手段の引き込み操作をする度に、前記ロック位置から前記ロック解除位置に操作する解除操作手段と、前記トリガ手段の引き込み操作を開放したとき、前記ロック解除位置から前記ロック位置に自動的に復帰させる自動復帰手段とを具備し、前記ロック手段は、前記トリガ手段の引き込み操作方向と交差する方向に可動可能なロックボタンを有し、前記ロック位置から前記ロック解除位置への解除は、前記ロックボタンを可動させることを特徴とする打込機。
  2. 前記自動復帰手段は、前記トリガ手段の引き込み操作を開放した場合、前記ロック手段が前記ロック位置において前記トリガ手段と係合するように、前記ロック手段を前記トリガ手段に対して付勢する押圧部材によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載された打込機。
  3. 前記打込機は、一端が前記射出部の先端部に位置して、他端が前記トリガ手段に機械的に結合されたコンタクトアームをさらに具備し、該コンタクトアームが被取付部材に接触している場合で、前記ロック手段が前記ロック位置から前記ロック解除位置に解除されたときに、前記トリガ手段の引き込み操作に基づいて前記止め具の打込み動作を可能にするように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された打込機。
  4. 一端部より他端部に延在する胴体ハウジング部および該胴体ハウジング部より分岐して延びるハンドルハウジング部を有するハウジングと、前記胴体ハウジング部の前記一端部側に設けられ、射出路を有する射出部と、前記射出路に止め具を給送するために、連結止め具を保持するマガジンと、前記胴体ハウジング内に装着されて前記射出部に装填される止め具を打込むドライバビットを含む打撃駆動手段と、前記ハンドルハウジング部に設けられ、所定方向に引き込み操作可能なトリガと、前記トリガの引き込み操作により該トリガと当接可能な位置に配置され、前記トリガの引き方向と反対方向に第1の押圧手段によって付勢されたスイッチプランジャを有し、前記スイッチプランジャの付勢力に抗して前記トリガから押圧力を受けた場合、前記打撃駆動手段の起動を制御する起動用スイッチと、前記射出部に位置する下端部から前記トリガ近傍に位置する上端部まで前記ドライバビットの移動方向と並行して延在するコンタクトアームであって、前記射出部に対して移動可能に支持され、かつ第2の押圧手段によって常時上死点側に付勢されたコンタクトアームと、前記トリガ内に枢支部を介して回動可能に支持されたトリガアームであって、その一部が前記スイッチプランジャに対して係合可能に配置され、かつその自由端部が前記コンタクトアームに当接、係合するトリガアームと、を具備する打込機であって、
    前記ハンドルハウジング部の前記トリガ近傍に位置し、ロック解除位置からロック位置に第3の押圧手段によって付勢され、かつ前記両位置間で移動可能なロックスイッチをさらに具備し、前記ロックスイッチは、前記第3の押圧手段で付勢されている前記ロック位置で前記トリガに当接し前記トリガの引き込み操作を妨げ、一方、前記第3の押圧手段の付勢力に抗して前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動させたとき、前記トリガとの当接が外れて前記トリガの引き込み操作を可能とするように構成し、
    前記コンタクトアームは、前記トリガの引き込み操作と協働して前記起動用スイッチをONさせ、かつ前記上死点から下降する途中で、前記トリガアームの前記自由端部と前記コンタクトアームの前記上端部の係合状態が外れて、前記第2の押圧手段により前記上死点に復帰するように構成したことを特徴とする打込機。
  5. 前記ロックスイッチは、前記トリガの引き込み操作方向に対し直交方向に配置し、前記第3の押圧手段によって常時中央部のロック位置に付勢し、かつ前記第3の押圧手段による付勢力に抗して左右両方向のいずれか一方向に移動することによって、前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動し、前記トリガとの当接を外して前記トリガの引き込み操作を可能にするように構成したことを特徴とする請求項4に記載された打込機。
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