JP4505600B1 - 欠陥修正方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ使用効率が改善され、ランニングコストが大幅に安価になる欠陥修正装置及び方法を実現する。
【解決手段】突起欠陥53を修正又は除去する欠陥修正装置であり、ワーク13を保持するステージ14と、研磨処理を行う研磨ユニットと、研磨ユニットを、ステージ14のワーク13に対して、研磨テープ42の走行方向と直交する方向に移動させる移動手段とを具える。研磨ユニットは、研磨テープ走行手段44と、研磨ユニットに対してテープ走行方向と直交する方向に移動可能に装着され、研磨テープ42をワーク13表面に対して当接させるヘッドチップ46と、ヘッドチップ46を、研磨ユニットに対してテープ走行方向と直交し、前記方向とは反対向きの方向に相対移動させる移動手段と50、51を有する。研磨処理中、突起欠陥53に対して研磨テープ42だけがテープ走行方向と直交する方向に変位し、ヘッドチップ46は静止状態に維持される。
【選択図】図5

Description

本発明は、カラーフィルタ基板等の各種ワークの表面に存在する突起欠陥を研磨テープにより修正する欠陥修正方法及び欠陥修正装置に関するものである。
FPD(フラット パネル ディスプレイ)用のガラス基板等の各種ワーク表面に存在する突起欠陥を修正する方法として、走行する研磨テープにより突起欠陥を修正する方法が実用化されている。この研磨テープを用いた欠陥修正方法では、テープ走行機構が搭載されている研磨ユニットを所定量だけ降下させながら研磨テープを走行させ、走行する研磨テープにより突起欠陥を研磨し、突起欠陥が許容高さ以下となるように修正されている。このテープ研磨方法では、研磨テープを突起欠陥に当接させる手段として研磨ユニットの先端に装着された押圧ローラが用いられ、押圧ローラから突起欠陥に対して所定の押圧力を作用させながら研磨テープを所定の長さだけ走行させている(例えば、特許文献1参照)。別の突起欠陥修正方法として、研磨ユニットの先端にZ軸方向に変位可能なヘッドピンを設け、ヘッドピンを介して研磨テープを突起欠陥に対して押圧し、研磨テープを走行させている(例えば、特許文献2参照)。
上述した従来の欠陥修正装置においては、突起欠陥の修正処理に際し、研磨ユニットを降下させて研磨テープを突起欠陥に当接させる。同時に、巻取りリールを駆動して研磨テープを走行させ、走行する研磨テープにより突起欠陥を研磨する。研磨テープを所定の長さだけ走行させ又は所定の研磨時間だけ走行させると研磨は終了し、研磨ユニットを所定の位置まで上昇させる。続いて、研磨ユニットを別の突起欠陥の位置に移動させ、次の欠陥について修正処理が行われる。
特開平6−198554号公報 特開2007−253317号公報
上述した研磨テープを用いた欠陥修正方法では、数10μm程度の微少な突起欠陥を高精度に修正又は除去することができ、カラーフィルタ基板の突起欠陥を修正する装置として極めて有用である。しかしながら、研磨処理毎に研磨テープを所定長だけ巻き取るため、テープの使用効率が低い欠点がある。図1は、研磨処理後の研磨テープの研磨の痕跡を示す図である。図1に示すように、研磨テープ1の幅は約3.81mmであり、突起欠陥と接触して研磨に利用される研磨領域2の幅は、約200μm程度である。従って、残りの大部分の領域は研磨処理に使用されず、テープ使用効率が極めて低く、ランニングコストが高価になる欠点があった。
本発明の目的は、テープ使用効率が改善され、ランニングコストが大幅に安価になる欠陥修正装置及び欠陥修正方法を実現することにある。
本発明による欠陥修正装置は、走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置であって、
ワークを保持するステージと、
ワークに対して研磨処理を行う研磨ユニットと、
研磨ユニットを、ステージ上のワークに対して、研磨テープの走行方向であるテープ走行方向と直交する第1の方向に相対移動させる第1の移動手段とを具え、前記研磨ユニットは、
前記研磨テープを走行させる研磨テープ走行手段と、
前記研磨ユニットに対して前記第1の方向に相対移動可能に装着され、前記研磨テープをワーク表面に対して当接させるヘッドチップと、
前記ヘッドチップを、研磨ユニットに対して前記第1の方向に沿って相対移動させる第2の移動手段とを有し、
研磨処理中に、前記研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動することを特徴とする。
本発明による欠陥修正装置では、研磨処理中に研磨テープを走行させるだけでなく、研磨ユニット及びヘッドチップをテープ走行方向と直交する方向に移動させる。研磨テープを走行させながら研磨ユニットをテープ走行方向と直交する方向に移動させることにより、走行する研磨テープは、テープ走行方向と直交する方向に相対移動しながら突起欠陥と接触することになる。すなわち、研磨テープの速度ベクトルは、突起欠陥に対してテープ走行方向の速度ベクトル成分及びテープ走行方向と直交する方向の速度ベクトル成分を有する。他方において、研磨テープを突起欠陥に対して当接させるヘッドチップは、研磨ユニットに対して研磨ユニットの移動方向とは反対方向に同じ速度で相対移動するため、突起欠陥に対して静止状態に維持される。この結果、研磨処理中、突起欠陥は、走行する研磨テープに対してその走行方向(進行方向)に対して斜めの方向に沿って接触することになる。よって、研磨テープ上には、研磨テープの中心に対して斜めの角度(90°及び0°以外の角度)で交差する研磨痕跡が形成され、研磨テープのほぼ全面を研磨処理に利用することが可能になる。
研磨ユニットをテープ走行方向と直交する方向に移動させる手段として、ガントリー構造体のワークに対する相対移動及びガントリー構造体に設けた修正ヘッドのワークに対する相対移動を利用することができ、或いは、研磨ユニットを修正ヘッドに対して相対的にテープ走行方向と直交する方向に移動させる手段を利用することができる。
本発明による別の欠陥修正装置は、走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置であって、
ワークを保持するステージと、
ステージに対して一方向に沿って相対移動するガントリー構造体と、
ガントリー構造体を移動させる第1の移動手段と、
ガントリー構造体に、その移動方向と直交する方向に移動可能に装着された修正ヘッドと、
修正ヘッドを移動させる第2の移動手段とを具え、前記修正ヘッドは、
ワークに対して研磨処理を行う研磨ユニットと、ワークに存在する欠陥を観察する光学ヘッドとを有し、前記研磨ユニットは、
前記研磨テープを走行させる研磨テープ走行手段と、
前記研磨テープをワーク表面に対して当接させるヘッドチップと
前記ヘッドチップを、研磨テープの走行方向であるテープ走行方向と直交する第1の方向にガイドするガイド手段と、
ヘッドチップを前記ガイド手段に沿って研磨ユニットに対して相対移動させる第3の移動手段とを有し、
研磨処理中に、研磨ユニットは、前記第1の移動手段又は第2の移動手段により研磨テープの走行方向と直交する第1の方向に移動し、前記ヘッドチップは、前記第3の移動手段により、研磨ユニットに対して前記第1の方向に沿って研磨ユニットの移動方向とは反対向きの方向に相対移動し、
研磨処理中、前記研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動し、前記ヘッドチップは修正されるべき欠陥に対してほぼ静止状態に維持されることを特徴とする。
本発明による別の欠陥修正装置は、走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置であって、
ワークを保持するステージと、
ステージに対して一方向に相対移動するガントリー構造体と、
ガントリー構造体に対して相対移動可能に装着された修正ヘッドとを具え、前記修正ヘッドは、
ワークに対して研磨処理を行う研磨ユニットと、研磨ユニットを第1の方向に沿って移動させる第1の移動機構とを有し、前記研磨ユニットは、
前記研磨テープを前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って走行させる研磨テープ走行手段と、
前記第1の方向に相対移動可能に装着され、前記研磨テープをワーク表面に対して当接させるヘッドチップと
前記ヘッドチップを、第1の方向に沿って研磨ユニットに対して相対移動させる第2の移動機構とを有し、
研磨処理中に、研磨テープは第2の方向に走行し、研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動し、当該ヘッドチップは、修正されるべき欠陥に対してほぼ静止状態に維持されることを特徴とする。
本発明によるテープ研磨装置は、走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置に用いられるテープ研磨装置であって、
研磨テープを巻き上げる巻き上げリールと、研磨テープが収納されている供給リールと、前記巻き上げリールを研磨テープを巻き上げる方向に駆動する第1の回転駆動手段と、前記供給リールを巻き上げ方向と反対の巻き戻し方向に駆動する第2の回転駆動手段と、研磨テープをワークの表面に当接させるヘッドチップと、ヘッドチップをテープ走行方向と直交する方向に沿って移動させるヘッドチップ移動手段とを具え、
前記研磨テープが突起欠陥と当接しながら走行する研磨処理中に、前記ヘッドチップは、前記研磨テープの走行と同期して、走行する研磨テープに対してその走行方向と直交する方向に相対移動することを特徴とする。
本発明による欠陥修正方法は、走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正方法であって、
研磨テープを走行させる研磨テープ走行手段、研磨テープをワーク表面に存在する突起欠陥に当接させるヘッドチップ、ヘッドチップを研磨テープの走行方向であるテープ走行方向と直交する第1の方向に移動させるヘッドチップ移動手段が搭載されている研磨ユニットを降下させ、研磨テープを突起欠陥に当接させる工程と、
研磨テープを走行させてワーク表面の突起欠陥を修正する欠陥修正工程と、
欠陥修正処理が終了した後、前記研磨ユニットを所定の位置まで上昇させる工程とを具え、
前記欠陥修正工程中に、前記研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動することを特徴とする。
本発明によれば、走行する研磨テープが突起欠陥と接触して突起欠陥を修正する研磨処理中に、研磨テープは、走行しながら突起欠陥に対してテープ走行方向と直交する方向に相対移動し、ヘッドチップは突起欠陥に対して静止状態に維持される。よって、研磨テープには、突起欠陥との接触により斜めに横切るような研磨痕跡が形成される。この結果、研磨テープのほぼ全面を研磨処理に利用することが可能になり、欠陥修正装置のランニングコストが大幅に安価になる。
従来の欠陥修正方法により研磨テープに研磨される研磨痕跡を示す図である。 本発明による欠陥修正装置の全体構成を示す図である。 修正ヘッドの一例を示す図である。 研磨ユニットに搭載されたテープ走行機構の一例を示す図である。 研磨ユニットのテープ走行方向から見た線図的側面図である。 研磨テープ上に形成される形成痕跡を示す図である。 本発明による欠陥修正方法のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。 本発明による欠陥修正装置の修正ヘッドの変形例を示す図であり、正面方向から見た線図である。 図8に示す修正ヘッドをテープ走行方向から見た線図である。 本発明による欠陥修正方法における研磨テープの巻き戻し方法の変形例を示す図である。
図2は本発明による欠陥修正装置の全体構成を示す図であり、図1(A)は線図的平面図、図1(B)はガントリー構造体の移動方向から見た側面図である。欠陥修正装置10は、架台11を有し、架台11上にベースステージ12を配置する。ベースステージ12上にワーク13を支持するワークステージ14を配置する。本例では、欠陥修正されるワークとして、RGBのカラーフィルタ素子が配列されているカラーフィルタ基板を用い、カラーフィルタ基板13の表面に存在する突起欠陥を修正する。ワークステージ14には真空吸着装置(図示せず)が搭載され、ワーク13は真空吸着によりワークステージ14上に保持される。
ベースステージ12上には、突起欠陥を修正するための修正ヘッド15が搭載されているガントリー構造体16を配置する。ガントリー構造体16は、X軸駆動機構及びY軸駆動機構を有し、コントローラ(図示せず)から供給される欠陥のアドレス情報に基づいて2つの駆動機構を駆動し、修正ヘッド15をワーク13に対して2次元的に移動させて欠陥の真上に位置させることができる。ガントリー構造体16は、2本の支持軸17a及び17bを有し、これら2本の支持軸をベースステージ12に設けた2つのY軸レール18a及び18b上に移動可能に装着する。Y軸駆動機構として、例えばリニアモータを用いることができ、ガントリー構造体16は、リニアモータからの駆動力によりY軸レールに沿って移動する。
ガントリー構造体16は、X軸駆動機構を駆動して修正ヘッド15をX軸方向に移動させる。X軸駆動機構の一例として、ボールネジ機構19とモータ20を用いる。モータ20には、ロータリーエンコーダ21が連結され、修正ヘッド15のX軸方向の位置が検出される。検出された位置情報は、コントローラに供給する。後述するように、本例では、ガントリー構造体のX軸駆動機構は、研磨処理中に研磨ユニットをテープ走行方向と直交する方向に移動させる移動手段としても用いられる。従って、研磨中の研磨ユニットのテープ走行方向と直交する方向の位置情報として、ロータリーエンコーダ21から出力される位置情報が用いられる。
図3は修正ヘッドの一例を示す図である。修正ヘッドは、ガントリー構造体に連結された固定ベース部材30を有する。固定ベース部材30には、Z軸方向に延在する2本のガイドレール31a及び31bが設けられ、これらガイドレール31a及び31bには、研磨ユニット40を構成する可動ベース部材41を昇降可能に連結する。固定ベース部材30には、Z軸駆動用のモータ32を取付け、モータ32にはボールネジ33を構成するネジ軸を連結する。ボールネジ33のネジ軸には、可動ベース部材41に取り付けられたナットを移動可能に装着する。従って、可動ベース部材41は、モータ32の駆動によりZ軸方向に沿って自在に昇降することができる。尚、Z軸駆動装置として、モータとボールネジの組合せ以外の各種駆動機構を用いることができる。
研磨ユニットのZ軸方向の位置を検出するため、位置検出装置であるリニアエンコーダ34を装着する。固定ベース部材30には、リニアエンコーダのZ軸スケール35を設け、可動ベース部材41にはスケールヘッド36を設ける。スケールヘッドにより読み取られた位置情報は、コントローラに供給され、基準座標系に対する研磨ユニットのZ軸方向の位置情報として利用する。
可動ベース部材41には、研磨テープ42が巻回されている供給リール43と巻き上げリール(巻取リール)44とを含むテープカセット45を交換可能に装着する。研磨テープ42は、例えば4本のガイドローラとヘッドチップ(ヘッドピン)46を介して2つのリール間に装着され、巻取りリールに連結したモータにより所定の走行速度で走行する。
図4は、研磨ユニットに搭載されている研磨テープ走行機構を説明するための図である。研磨ユニットを構成する可動ベース部材41には、回転駆動装置である第1及び第2の2個のモータ47及び48を取り付ける。第1のモータ47は供給リール43を駆動し、第2のモータ48は巻き上げリール44を駆動する。研磨テープの走行経路中に配置したガイドローラにロータリーエンコーダ(図示せず)を連結する。当該ロータリーエンコーダにより、研磨処理中の研磨テープの走行長を計測すると共に研磨処理が終了した後のテープ巻き上げ量(テープ巻取り量)を計測する。計測されたテープ走行長及び巻き上げ量は、コントローラに出力する。コントローラは、ロータリーエンコーダからの出力信号に基づいて研磨テープの巻き上げ量及び巻き戻し量を制御する。
ここで、研磨テープの走行方向について説明する。本明細書では、研磨テープの走行方向は、供給リールから巻き上げリールに向かう方向とする。具体的には、図2〜図4に示す実施例においては、研磨テープは、ガントリー構造体の移動方向であるY方向に走行する。よって、テープ走行方向と直交する方向は、修正ヘッドの移動方向であるX方向となる。
図5は研磨ユニットに搭載されているヘッドチップの動作を説明するための研磨テープの走行方向側から見た線図的側面図である。可動ベース部材41には、X方向に延在するガイド部材50を設ける。ガイド部材50には、ヘッドチップ46をX方向に移動可能に連結する。また、可動ベース部材41には、ヘッドヘッドチップ46をX方向に移動させるヘッドチップ移動機構を設ける。本例では、ヘッドチップ移動機構としてボールネジ機構を用いる。ボールネジ機構は、可動ベース部材41に取り付けた第3のモータ51と、その回転軸であるネジ軸52と、ヘッドチップ46に連結したナット(図示せず)とを含む。研磨テープ42を突起欠陥53に対して押圧するヘッドチップは、ガイド部材50とボールネジ機構によりX方向に移動することができる。また、ヘッドチップのX方向の位置を検出する位置検出器(図示せず)を設け、検出されたヘッドチップのX方向の位置情報をコントローラに供給する。位置検出器として、例えばリニアエンコーダを用いることができる。尚、ヘッドチップ移動機構として各種駆動機構を利用することができ、例えばリニアアクチュエータ、直動アクチュエータを用いることもできる。
次に、修正ヘッドに設けた光学ヘッドについて説明する。可動ベース部材41には、突起欠陥の高さを測定すると共に突起欠陥を観察するための光学ヘッド55を装着する。光学ヘッド55は、共焦点光学系により構成される撮像装置を有する。この撮像装置は、集束したライン状の光ビームを発生する照明光学系と、ライン状光ビームによりワーク表面を走査する走査系と、ワーク面からの反射光を受光するラインセンサとを含み、ワーク面を集束したライン状光ビームにより走査することによりワーク表面の2次元共焦点画像を撮像する。ラインセンサからの出力信号は、画像信号としてコントローラに供給され、ワーク13の表面の2次元画像信号が出力され、モニタ上にワーク面の2次元画像が表示される。従って、オペレータは、光学ヘッドを介して突起欠陥を画像を観察することにより、欠陥の形状等の性状を把握することができる。また、光学ヘッド55による観察により、修正された突起欠陥の状態を把握し、1回の修正処理により許容範囲内に修正されたか否か判定すると共に観察結果により修正が不十分であると判定した場合、同一の突起欠陥について再度修正処理を行うことができる。
共焦点光学系の特性として、照明ビームの集束点をワーク面に対して連続的に変位させてZ軸走査を行った場合、集束点(焦点)が試料表面上に位置すると受光素子には最大輝度値が検出される。従って、ワーク面上に焦点が位置した時の位置情報と焦点が突起欠陥の表面上に位置した時の位置情報とを信号処理装置に供給して信号処理を行うことにより、突起欠陥の高さを計測することができる。
次に、研磨ユニット及びヘッドチップの突起欠陥に対する相対移動について説明する。前述したように、研磨処理中に、研磨テープ走行機構及びヘッドチップを含む研磨ユニット40は、修正ヘッド15のX方向移動により、テープ走行方向と直交する第1の方向に移動する。同時に、研磨テープ42を突起欠陥54に対して押圧するヘッドチップ46は、研磨ユニットに対して相対的にX方向に沿って第1の方向とは反対方向である第2の方向に研磨ユニットの移動速度と同一の速度で同期して移動する。従って、突起欠陥の修正処理中に、研磨テープ42は突起欠陥に対して相対的にテープ走行方向と直交する方向である第1の方向に移動する。また、ヘッドチップ46は研磨テープに対して第1の方向と反対方向である第2の方向に相対移動するが、突起欠陥53に対しては静止状態に維持される。すなわち、ヘッドチップは、ヘッドチップ自身の第2の方向の移動により研磨ユニットの第1の方向の移動が相殺されるので、突起欠陥に対して静止状態に維持され、研磨テープだけが突起欠陥に対してテープ走行方向と直交する方向に移動する。
本例による欠陥修正装置では、1回の研磨処理毎に研磨テープを所定長だけ巻き上げ、研磨終了後に所定長だけ巻き戻すと共に研磨ユニット及びヘッドチップを元の位置に戻し、その後新たな研磨処理を行うように制御する。本例では、研磨処理は時間制御するものとし、1回の研磨処理時間中における研磨テープの巻き上げ量をd1とし、研磨処理後の巻き戻し量をd2とし、巻き上げ量と巻き戻し量との差は、一例として300μmとする。すなわち、1回の研磨処理において研磨テープと突起欠陥とが接触する幅は、高々200μm程度であることが経験的に把握されている。このため、公差を見込んで研磨処理間の研磨テープの幅方向の間隔を300μmに設定する。すなわち、d1−d2=300μmとなるように設定する。また、テープ幅が3.81mmの研磨テープを用いる場合、研磨ユニットのテープ走行方向と直交する方向の移動量Wを一例として3.4mmとする。
図6は、研磨処理により研磨テープに形成される研磨の痕跡を示す。尚、図面を明瞭にするため、研磨痕跡間の間隔は拡大して図示する。研磨テープが突起欠陥と接触を開始すると共に研磨テープが走行を開始する。研磨テープの走行の開始と同時に研磨ユニット及びヘッドチップの相対移動も開始する。この間に、研磨テープはテープ長d1だけ走行すると共にテープ走行方向と直交する方向(X方向)に距離Wだけ移動する。この結果、研磨テープ上には、テープ中心線Lに対して斜めに研磨の痕跡が形成される。研磨時間の終了に伴い研磨ユニット及びヘッドチップの相対移動も終了する。研磨時間が終了すると、巻き戻し用のモータが駆動し、研磨テープをテープ長d2だけ巻き戻す。また、テープ巻き戻し期間中に修正ヘッド及びヘッドチップが元の位置に戻り、研磨ユニットが研磨のスタート位置に戻ると共にヘッドチップもスタート位置まで移動する。続いて、修正ヘッドが次の突起欠陥のアドレス位置に移動し、次の突起欠陥の修正作業を開始する。このように、本発明による欠陥修正装置では、研磨処理により研磨テープ上に形成される研磨の痕跡は研磨テープに対して斜めに形成されるので、研磨テープのほぼ全面を研磨処理に利用することが可能になる。
次に、本発明による欠陥修正方法のアルゴリズムについて説明する。図7は本発明による欠陥修正装置の修正アルゴリズムの一例を示すフローチャートである。研磨に先立って、欠陥検査装置により検出された欠陥のアドレス情報を用いて、修正ヘッドを突起欠陥の真上に位置させる。続いて、光学ヘッドを利用して修正すべき突起欠陥を観察すると共に突起欠陥の高さを測定し、研磨ユニットの降下量を設定する。
ステップ1において、欠陥のアドレス情報を用いて、研磨ユニットを修正すべき突起欠陥の真上に位置させ、研磨ユニットの降下を開始する。研磨ユニットの降下量は、光学ヘッドにより測定しておく。続いて、僅かな時間だけ遅延して研磨テープの巻き上げを開始する(ステップ2)。さらに、ステップ3において、研磨テープの巻き上げの開始に対応して研磨ユニットとヘッドチップの相対移動を開始する。すなわち、研磨ユニットとヘッドチップを同期してテープ走行方向と直交する方向に互いに反対向きに同一の速度で移動させる。尚、図7において、研磨テープの巻き上げ開始(ステップ2)と研磨ヘッド及びヘッドチップの相対移動の開始(ステップ3)とを別々に記載したが、これらステップ2とステップ3は同時に開始する。
ステップ4において、所定の研磨時間経過したか否かを判定する。所定の研磨時間が経過した場合、研磨処理は終了する(ステップ5)。そして、研磨テープの巻取り、研磨ユニットの降下、及び研磨ユニットとヘッドチップの相対移動を停止する。
ステップ6において、研磨ユニットの上昇を開始して所定の待機位置に戻す。
ステップ7において、研磨テープの巻き戻しを開始し、巻取りモータに連結したロータリーエンコーダの出力に基づき、テープ長d2だけ巻き戻す。尚、研磨テープの巻き戻し量は一例であり、突起欠陥の特性や研磨の目的及びグレード等に基づいて適宜設定することができる。
ステップ8において、研磨テープの巻き戻しに対応して、研磨ユニット及びヘッドチップをそれぞれ反対方向に距離Wだけ移動させ、ロータリーエンコーダからの出力を用いて研磨開始位置まで移動させる。
ステップ9において、光学ヘッドが修正された突起欠陥の真上に位置するように設定し、修正処理された突起欠陥をレビューする。レビューの結果、突起欠陥が修正されたことが確認できた場合、研磨処理は終了し、次の突起欠陥の修正に移行する。研磨処理が不十分な場合、必要な距離だけ研磨ユニットを降下させて再度研磨を行う。
図8及び図9は本発明による欠陥修正装置の変形例を示す図であり、図8は研磨ユニットを正面から見た線図的側面図であり、図9は修正ヘッドをテープ走行方向から見た線図的側面図である。上述した実施例では、ガントリー構造体に設けた修正ヘッドのX方向移動により研磨テープをテープ走行方向と直交する方向に移動させる構成を採用した。これに対して、本例では、研磨ユニットを修正ヘッドに対して相対移動させることにより研磨テープをテープ走行方向と直交する方向に移動させる。尚、図2〜図6で用いた部材と同一の構成要素には同一符号を付して説明する。修正ヘッド15の固定ベース部材30にZ軸駆動用のモータ32を取り付ける。モータ32はボールネジ機構33を構成し、そのボールネジのナットは第1の支持部材60に固定する。従って、第1の支持部材60は、固定ベース部材30に設けられZ軸方向に延在する2本のガイドレール31a及び31b沿って案内され、Z軸方向に沿って昇降する。第1の支持部材60には、XY面内で延在する第2の支持部材61を取り付ける。
第2の支持部材61には、リニアモータ62を装着する。リニアモータ62の固定子部材は第2の支持部材61にX軸方向に延在するように固定する。また、可動子部材は、XY面内に延在する第3の支持部材63に固定する。第3の支持部材63には、研磨ユニットを構成する可動ベース部材41を装着する。前述したように、可動ベース部材41には、テープ走行機構及びヘッドチップ移動機構を装着する。
第2の支持部材61には、X軸方向に延在する2本のガイドレール64a及び64bを装着する。また、第3の支持部材には、ガイドレール64a及び64bとそれぞれ係合するスライダ65a及び65bを取り付ける。さらに、第3の支持部材63にはリニアスケール66が装着され、第3の支持部材のX軸方向の位置、すなわち、研磨ユニット及び研磨テープのX軸方向の位置が検出される。ニリアスケール66の出力信号は、コントローラへ供給する。リニアモータ62が駆動すると、テープ走行機構及びヘッドチップ移動機構を支持する可動ベース部材41はX軸方向に沿って往復移動し、研磨ユニットは修正ヘッド15に対してX軸方向に相対移動する。また、研磨テープ及びヘッドチップのX軸方向の位置はリニアスケール66により検出される。
突起欠陥を修正する際、欠陥のアドレス情報に基づいてヘッドチップが突起欠陥の真上に位置するように位置決めされる。続いて、モータ32が駆動して研磨ユニットを降下させ、突起欠陥の修正を開始する。同時に、研磨テープ42を含むテープ走行機構がX軸方向に沿って第1の方向に移動を開始する。また、テープ走行機構のX軸方向の移動と同期してヘッドチップ46がX軸方向に沿って第1の方向とは反対方向に同一の速度で移動する。この結果、修正されるべき突起欠陥に対して研磨テープはテープ走行方向と直交するX軸方向に沿って移動し、ヘッドチップは突起欠陥に対して静止状態に維持される。このように、研磨ユニットを修正ヘッドに対してX方向に相対移動させることにより、研磨テープだけをテープ走行方向と直交する方向に移動させることも可能である。
図10は、テープ巻き戻し方法の変形例を示す図である。図10において、符号70は研磨テープを示し、符号71は研磨テープに形成される研磨痕跡を示す。前述した実施例では、1回の研磨処理ごとに、研磨テープを所定長だけ巻き戻すと共に研磨ユニット及びヘッドチップを元の位置に戻し、その後研磨処理を行うように設定した。一方、図10に示すように、1回の研磨処理の後、研磨ユニット及びヘッドチップを元の位置に戻さず、研磨処理直後の位置をスタートと位置とし、研磨痕跡よりも長い微少距離d3だけ研磨テープを走行させる。その状態をスタート状態とし、別の突起欠陥の修正を行う。この際、巻き戻し用のモータを駆動して所定長だけ研磨テープを巻き戻しながら研磨ユニットを降下させ研磨処理を行う。研磨処理が終了した後、微少距離d3だけ研磨テープを走行させ、続いて次の突起欠陥について研磨処理を行う。このようにして研磨処理を行う場合でも、研磨テープのほぼ全面を利用することが可能になる。
10 欠陥修正装置
11 架台
12 ベースステージ
13 ワーク
14 ワークステージ
15 修正ヘッド
16 ガントリー構造体
18a,18b Y軸レール
19 ボールネジ機構
20 モータ
21 ロータリーエンコーダ
30 固定ベース部材
40 研磨ユニット
41 可動ベース部材
42 研磨テープ
43 供給リール
44 巻き上げリール
45 テープカセット
46 ヘッドチップ

Claims (17)

  1. 走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置であって、
    ワークを保持するステージと、
    ワークに対して研磨処理を行う研磨ユニットと、
    研磨ユニットを、ステージ上のワークに対して、研磨テープの走行方向であるテープ走行方向と直交する第1の方向に相対移動させる第1の移動手段とを具え、前記研磨ユニットは、
    前記研磨テープを走行させる研磨テープ走行手段と、
    前記研磨ユニットに対して前記第1の方向に相対移動可能に装着され、前記研磨テープをワーク表面に対して当接させるヘッドチップと、
    前記ヘッドチップを、研磨ユニットに対して前記第1の方向に沿って相対移動させる第2の移動手段とを有し、
    研磨処理中に、前記研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動することを特徴とする欠陥修正装置。
  2. 請求項1に記載の欠陥修正装置において、研磨処理中に、前記第1の移動手段は研磨ユニットを第1の方向に沿ってワークに対して相対移動させ、前記第2の移動手段は、ヘッドチップを前記第1の方向に沿って研磨ユニットに対してその移動方向とは反対向きの方向に相対移動させ、前記ヘッドチップは、前記ワークに対してほぼ静止状態に維持されることを特徴とする欠陥修正装置。
  3. 請求項1又は2に記載の欠陥修正装置において、さらに、前記ステージ上のワークに対して相対移動するガントリー構造体と、ガントリー構造体を相対移動させる移動手段と、ガントリー構造体に装着された修正ヘッドとを具え、前記研磨ユニットは前記修正ヘッドに設けられ、
    前記第1の移動手段として、前記ガントリー構造体を移動させる移動手段を用い、研磨処理中ガントリー構造体の移動により研磨ユニットを前記第1の方向に移動させることを特徴とする欠陥修正装置。
  4. 請求項1又は2に記載の欠陥修正装置において、さらに、前記ステージ上のワークに対して相対移動するガントリー構造体と、ガントリー構造体に装着され、ワークに対して相対移動可能な修正ヘッドと、修正ヘッドをワークに対して相対移動させる移動手段とを具え、前記研磨ユニットは前記修正ヘッドに設けられ、
    前記第1の移動手段として、前記修正ヘッドを相対移動させる移動手段を用い、研磨処理中修正ヘッドの移動により研磨ユニットを第1の方向に移動させることを特徴とする欠陥修正装置。
  5. 請求項1又は2に記載の欠陥修正装置において、さらに、前記ステージ上のワークに対して相対移動するガントリー構造体と、ガントリー構造体に装着された修正ヘッドとを具え、前記研磨ユニットは、修正ヘッドに対して相対移動可能に支持され、当該研磨ユニットは、修正ヘッドに対する相対移動により前記第1の方向に移動することを特徴とする欠陥修正装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の欠陥修正装置において、前記ヘッドチップは、研磨テープと当接する凸状の湾曲面を有することを特徴とする欠陥修正装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の欠陥修正装置において、前記研磨テープ走行手段は、使用された研磨テープを巻き取る巻き上げリールと、未使用の研磨テープが収納されている供給リールと、巻き上げリールを巻き上げ方向に駆動する第1の回転駆動手段と、供給リールを前記巻き上げ方向とは反対の巻き戻し方向に駆動する第2回転駆動手段とを有し、研磨処理において第1の回転駆動手段の駆動により巻き取られる研磨テープの巻き上げ量をL1とし、研磨処理が終了した後第2の回転駆動手段の駆動により巻き戻される巻き戻し量をL2とした場合に、L1>L2となるように設定されていることを特徴とする欠陥修正装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の欠陥修正装置において、研磨処理が終了した研磨テープの表面には、研磨テープの中心線に対して0°及び90°以外の斜めの角度をなす研磨痕跡が形成されることを特徴とする欠陥修正装置。
  9. 走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置であって、
    ワークを保持するステージと、
    ステージに対して一方向に沿って相対移動するガントリー構造体と、
    ガントリー構造体を移動させる第1の移動手段と、
    ガントリー構造体に、その移動方向と直交する方向に移動可能に装着された修正ヘッドと、
    修正ヘッドを移動させる第2の移動手段とを具え、前記修正ヘッドは、
    ワークに対して研磨処理を行う研磨ユニットと、ワークに存在する欠陥を観察する光学ヘッドとを有し、前記研磨ユニットは、
    前記研磨テープを走行させる研磨テープ走行手段と、
    前記研磨テープをワーク表面に対して当接させるヘッドチップと
    前記ヘッドチップを、研磨テープの走行方向であるテープ走行方向と直交する第1の方向にガイドするガイド手段と、
    ヘッドチップを前記ガイド手段に沿って研磨ユニットに対して相対移動させる第3の移動手段とを有し、
    研磨処理中に、研磨ユニットは、前記第1の移動手段又は第2の移動手段により研磨テープの走行方向と直交する第1の方向に移動し、前記ヘッドチップは、前記第3の移動手段により、研磨ユニットに対して前記第1の方向に沿って研磨ユニットの移動方向とは反対向きの方向に相対移動し、
    研磨処理中、前記研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動し、前記ヘッドチップは修正されるべき欠陥に対してほぼ静止状態に維持されることを特徴とする欠陥修正装置。
  10. 走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置であって、
    ワークを保持するステージと、
    ステージに対して一方向に相対移動するガントリー構造体と、
    ガントリー構造体に対して相対移動可能に装着された修正ヘッドとを具え、前記修正ヘッドは、
    ワークに対して研磨処理を行う研磨ユニットと、研磨ユニットを第1の方向に沿って移動させる第1の移動機構とを有し、前記研磨ユニットは、
    前記研磨テープを前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って走行させる研磨テープ走行手段と、
    前記第1の方向に相対移動可能に装着され、前記研磨テープをワーク表面に対して当接させるヘッドチップと
    前記ヘッドチップを、第1の方向に沿って研磨ユニットに対して相対移動させる第2の移動機構とを有し、
    研磨処理中に、研磨テープは第2の方向に走行し、研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動し、当該ヘッドチップは、修正されるべき欠陥に対してほぼ静止状態に維持されることを特徴とする欠陥修正装置。
  11. 走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正装置に用いられるテープ研磨装置であって、
    研磨テープを巻き上げる巻き上げリールと、研磨テープが収納されている供給リールと、前記巻き上げリールを研磨テープを巻き上げる方向に駆動する第1の回転駆動手段と、前記供給リールを巻き上げ方向と反対の巻き戻し方向に駆動する第2の回転駆動手段と、研磨テープをワークの表面に当接させるヘッドチップと、ヘッドチップをテープ走行方向と直交する方向に沿って移動させるヘッドチップ移動手段とを具え、
    前記研磨テープが突起欠陥と当接しながら走行する研磨処理中に、前記ヘッドチップは、前記研磨テープの走行と同期して、走行する研磨テープに対してその走行方向と直交する方向に相対移動することを特徴とするテープ研磨装置。
  12. 請求項11に記載のテープ研磨装置において、前記ヘッドチップ移動手段は、ヘッドチップを支持すると共にヘッドチップをテープ走行方向と直交する方向にガイドするガイド手段と、ヘッドチップを前記カイド手段に沿って移動させる移動手段とを具えることを特徴とするテープ研磨装置。
  13. 請求項12に記載のテープ研磨装置において、前記第1の回転駆動手段、第2の回転駆動手段、ガイド手段、及びヘッドチップ移動手段は単一の支持部材に装着され、
    前記研磨処理中、前記ヘッドチップは、前記ヘッドチップ移動手段により、前記支持部材に対してテープ走行方向と直交する方向に相対移動することを特徴とするテープ研磨装置。
  14. 走行する研磨テープによりワークの表面に存在する突起欠陥を修正又は除去する欠陥修正方法であって、
    研磨テープを走行させる研磨テープ走行手段、研磨テープをワーク表面に存在する突起欠陥に当接させるヘッドチップ、ヘッドチップを研磨テープの走行方向であるテープ走行方向と直交する第1の方向に移動させるヘッドチップ移動手段が搭載されている研磨ユニットを降下させ、研磨テープを突起欠陥に当接させる工程と、
    研磨テープを走行させてワーク表面の突起欠陥を修正する欠陥修正工程と、
    欠陥修正処理が終了した後、前記研磨ユニットを所定の位置まで上昇させる工程とを具え、
    前記欠陥修正工程中に、前記研磨ユニットとヘッドチップは、互いに同期して、前記第1の方向に沿って互いに反対向きの方向に相対移動することを特徴とすることを特徴とする欠陥修正方法。
  15. 請求項14に記載の欠陥修正方法において、前記研磨処理中に前記ヘッドチップはワークに対してほぼ静止状態に維持されることを特徴とする欠陥修正方法。
  16. 請求項14又は15に記載の欠陥修正方法において、前記研磨ユニットは、ステージ上に配置されたワークに対して相対移動するガントリー構造体に移動可能に装着された修正ヘッドに装着され、研磨ユニットの第1の方向の移動は、ガントリー構造体のワークに対する相対移動又は修正ヘッドのワークに対する相対移動により行われることを特徴とする欠陥修正方法。
  17. 請求項14又は15に記載の欠陥修正方法において、前記研磨ユニットは、ステージ上に配置されたワークに対して相対移動するガントリー構造体に相対移動可能に装着された修正ヘッドに設けられ、研磨ユニットは、修正ヘッドに対してテープ走行方向と直交する方向に移動可能に装着され、前記研磨ユニットの第1の方向の移動は、研磨ユニットの修正ヘッドに対する相対移動により行われることを特徴とする欠陥修正方法。
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