JP6224462B2 - レーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法およびレーザー加工装置 - Google Patents

レーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法およびレーザー加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物にレーザー加工を施すレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法およびレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列された分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々のデバイスを製造している。
上述した半導体ウエーハ等のウエーハを分割する方法として、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を用い、分割すべき領域の内部に集光点を位置付けてパルスレーザー光線を照射するレーザー加工方法が実用化されている。このレーザー加工方法を用いた分割方法は、ウエーハの一方の面側から内部に集光点を位置付けてウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を照射し、被加工物の内部に分割予定ラインに沿って改質層を連続的に形成し、この改質層が形成されることによって強度が低下した分割予定ラインに沿って外力を加えることにより、ウエーハを分割する技術である。
また、半導体ウエーハ等のウエーハを分割する方法として、ウエーハに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射することにより分割予定ラインに沿ってレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝が形成された分割予定ラインに沿って外力を加えることにより、ウエーハを分割する技術が提案されている。
上述したレーザー加工を施すレーザー加工装置は、被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、被加工物保持手段とレーザー光線照射手段とを加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動する加工送り機構と、被加工物保持手段とレーザー光線照射手段とをX軸方向に直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に移動する割り出し送り機構と、被加工物保持手段に保持された被加工物を撮像し加工すべき領域を検出する撮像手段とを具備している。(例えば、特許文献1参照。)
特開2008−12566号公報
而して、被加工物保持手段としての保持テーブルを支持する移動基台を案内レールに沿って加工送り方向(X軸方向)に移動せしめる加工送り機構は一般にボールネジ式移動機構が用いられており、ボールネジや案内レールには数μm程度の歪みがあると移動基台に支持された保持テーブルがY軸方向に揺動せしめられる。この結果、保持テーブルに保持されたウエーハの分割予定ラインからズレた位置にレーザー光線が照射され、デバイスを損傷させるという問題がある。
また、保持テーブルの保持面に歪みのない高精度な側面を有した治具を載置して加工送り機構を作動しながらマイクロメータによってY軸方向の変位を計測して補正値とし、加工送り機構によるY軸方向の歪みを補正値によって相殺する方法も採用されているが、治具が高価であるとともに、マイクロメータによる変位の計測が難しいという問題がる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、被加工物を保持する被加工物保持手段を加工送り方向(X軸方向)に移動せしめる加工送り機構によるY軸方向の歪みを容易に検出することができるレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法およびレーザー加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とを加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動する加工送り機構と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とをX軸方向に直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動する割り出し送り機構と、該加工送り機構によるX軸方向移動位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該割り出し送り機構によるY軸方向移動位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物を撮像し加工すべき領域を検出する撮像手段と、該レーザー光線照射手段と該加工送り機構および該割り出し送り機構を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法であって、
該被加工物保持手段に板状物を保持する板状物保持工程と、
該加工送り機構を作動して板状物を保持した該被加工物保持手段をX軸方向に移動するとともに該レーザー光線照射手段を作動して板状物に直線状のレーザー加工痕を形成するレーザー加工痕形成工程と、
該レーザー加工痕形成工程が実施された板状物を該被加工物保持手段から取り外すとともに該レーザー加工痕の始点と終点を結ぶ線を回転軸として180度反転させて該被加工物保持手段に保持する板状物反転工程と、
該加工送り機構を作動して該板状物反転工程が実施された板状物を保持する該被加工物保持手段を移動し、板状物に形成された該レーザー加工痕の始点を該撮像手段による撮像領域に位置付けるレーザー加工痕位置付け工程と、
該加工送り機構を作動するとともに該撮像手段を作動して板状物に形成された該レーザー加工痕の始点から終点までを撮像して該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を検出する変位検出工程と、
該変位検出工程によって検出された該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を表示手段に表示する表示工程と、を含む、
ことを特徴とするレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法が提供される。
上記表示工程は、レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量の1/2をレーザー加工時における補正値として表示する。
上記板状物はガラス板であり、変位検出工程はガラス板の表面に形成されたレーザー加工痕をガラス板の裏面から撮像する。
また、上記板状物はシリコン板であり、変位検出工程はシリコン板の表面に形成されたレーザー加工痕をシリコン板の裏面から赤外線によって撮像する。
上記板状物の一方の端部と他方の端部にはアライメントマークが設けられており、上記撮像手段の撮像領域にはX軸方向に延びる基準線が形成されており、上記レーザー加工痕形成工程は基準線に板状物の一方の端部に設けられたアライメントマークと板状物の他方の端部と他方の端部に設けられたアライメントマークを合致させる第1のアライメント工程を含み、上記レーザー加工痕位置付け工程は基準線に板状物の一方の端部に設けられたアライメントマークと板状物の他方の端部と他方の端部に設けられたアライメントマークを合致させる第2のアライメント工程を含んでいる。
また、本発明によれば、被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とを加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動する加工送り機構と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とをX軸方向に直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動する割り出し送り機構と、該加工送り機構によるX軸方向移動位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該割り出し送り機構によるY軸方向移動位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物を撮像し加工すべき領域を検出する撮像手段と、を具備するレーザー加工装置であって、
該被加工物保持手段に板状物を保持し該加工送り機構を作動して板状物を保持した該被加工物保持手段をX軸方向に移動するとともに該レーザー光線照射手段を作動して板状物に直線状のレーザー加工痕を形成し、該被加工物保持手段から板状物を取り外すとともに該レーザー加工痕の始点と終点を結ぶ線を回転軸として180度反転させて該被加工物保持手段に保持し、該加工送り機構を作動するとともに該撮像手段を作動して板状物に形成された該レーザー加工痕の始点から終点までを撮像して該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を検出し、検出した該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を格納するメモリを備えた制御手段と、
該制御手段の該メモリに格納された該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を表示する表示手段と、を具備している、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記制御手段は、レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量の1/2をレーザー加工時における補正値としてメモリに格納する。
本発明によるレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法は、被加工物保持手段に板状物を保持する板状物保持工程と、加工送り機構を作動して板状物を保持した被加工物保持手段をX軸方向に移動するとともにレーザー光線照射手段を作動して板状物に直線状のレーザー加工痕を形成するレーザー加工痕形成工程と、レーザー加工痕形成工程が実施された板状物を被加工物保持手段から取り外すとともにレーザー加工痕の始点と終点を結ぶ線を回転軸として180度反転させて被加工物保持手段に保持する板状物反転工程と、加工送り機構を作動して板状物反転工程が実施された板状物を保持する被加工物保持手段を移動し、板状物に形成されたレーザー加工痕の始点を撮像手段による撮像領域に位置付けるレーザー加工痕位置付け工程と、加工送り機構を作動するとともに撮像手段を作動して板状物に形成されたレーザー加工痕の始点から終点までを撮像してレーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を検出する変位検出工程と、変位検出工程によって検出されたレーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を表示手段に表示する表示工程とを含んでいるので、高価な治具を用いることなく容易にレーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を検出することができる。従って、オペレータは表示手段に表示されたレーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量によって加工送り機構の作動特性を確認することができ、レーザー加工する際に補正する必要があるか否かを判断することができる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段および撮像手段のブロック構成図。 図1に示すレーザー加工装置に装備される制御手段のブロック構成図。 本発明によるレーザー加工装置におけるX軸移動機構の作動特性検出方法に用いる板状物の斜視図。 本発明によるX軸移動機構の作動特性検出方法におけるレーザー加工痕形成工程の説明図。 本発明によるX軸移動機構の作動特性検出方法における板状物反転工程の説明図。 本発明によるX軸移動機構の作動特性検出方法における変位検出工程の説明図。 本発明によるX軸移動機構の作動特性検出方法によって作成されるX軸移動機構の作動特性マップ。
以下、本発明によるレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法およびレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と静止基台2上に配設されたレーザー光線照射手段としてのレーザー光線照射ユニット4とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上にX軸方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上にX軸方向に移動可能に配設された第1の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上にX軸方向と直交する矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持された支持テーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361の上面である保持面上に被加工物である例えば円板形状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。このように構成されたチャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。なお、チャックテーブル36には、半導体ウエーハ等の被加工物を保護テープを介して支持する環状のフレームを固定するためのクランプ362が配設されている。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面にY軸方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動させるための加工送り機構37を具備している。加工送り機構37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第1の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記チャックテーブル36のX軸方向位置を検出するためのX軸方向位置検出手段374を備えている。X軸方向位置検出手段374は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール374aと、第1の滑動ブロック32に配設され第1の滑動ブロック32とともにリニアスケール374aに沿って移動する読み取りヘッド374bとからなっている。このX軸方向位置検出手段374の読み取りヘッド374bは、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36のX軸方向位置を検出する。なお、上記加工送り機構37の駆動源としてパルスモータ372を用いた場合には、パルスモータ372に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36のX軸方向位置を検出することもできる。また、上記加工送り機構37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36のX軸方向位置を検出することもできる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、Y軸方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿ってY軸方向に移動させるための割り出し送り機構38を具備している。割り出し送り機構38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿ってY軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記第2の滑動ブロック33のY軸方向位置を検出するためのY軸方向位置検出手段384を備えている。Y軸方向位置検出手段384は、案内レール322に沿って配設されたリニアスケール384aと、第2の滑動ブロック33に配設され第2の滑動ブロック33とともにリニアスケール384aに沿って移動する読み取りヘッド384bとからなっている。このY軸方向位置検出手段384の読み取りヘッド384bは、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36のY軸方向位置を検出する。なお、上記割り出し送り機構38の駆動源としてパルスモータ382を用いた場合には、パルスモータ382に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36のY軸方向位置を検出することもできる。また、上記割り出し送り機構38の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36のY軸方向位置を検出することもできる。
上記レーザー光線照射ユニット4は、上記静止基台2上に配設された支持部材41と、該支持部材41によって支持され実質上水平に延出するケーシング42と、該ケーシング42に配設されたレーザー光線照射手段5を具備している。このレーザー光線照射手段5について、図2を参照して説明する。
レーザー光線照射手段5は、上記ケーシング42内に配設されたパルスレーザー光線発振手段51と、該パルスレーザー光線発振手段51によって発振されたパルスレーザー光線の出力を調整する出力調整手段52と、該出力調整手段52によって出力が調整されたパルスレーザー光線を下方に向けてチャックテーブル36の保持面に向けて方向変換する方向変換ミラー53と、該方向変換ミラー53によって方向変換されたパルスレーザー光線を集光してチャックテーブル36に保持された被加工物Wに照射する集光レンズ541を備えた集光器54を具備している。このように構成された集光器54は、図1に示すようにケーシング42の先端に装着される。
図2を参照して説明を続けると、上記ケーシング42内には方向変換ミラー53と集光器54との間に配設された光路変更手段61と、該光路変更手段61を介してチャックテーブル36に保持された被加工物Wのレーザー加工すべき加工領域を検出する撮像手段62が配設されている。光路変更手段61は、方向変換ミラー53と集光器54との間の光路に進退可能に配設された反射ミラー611と、該反射ミラー611を方向変換ミラー53と集光器54との間の光路上の作用位置と該光路上から退避する退避位置に作動せしめるミラー位置付け手段612とからなっている。撮像手段62は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。なお、撮像手段62は、撮像領域にX軸方向に延びる基準線621が形成されている。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、図3に示す制御手段7を具備している。制御手段7はコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)71と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)72と、演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)73と、カウンター74と、入力インターフェース75および出力インターフェース76とを備えている。制御手段7の入力インターフェース75には、上記X軸方向位置検出手段374、Y軸方向位置検出手段384および撮像手段62等からの検出信号が入力される。そして、制御手段7の出力インターフェース76からは、上記パルスモータ372、パルスモータ382、パルスレーザー光線発振手段51、出力調整手段52、ミラー位置付け手段612、表示手段70等に制御信号を出力する。なお、ランダムアクセスメモリ(RAM)73は、後述する加工送り機構37の作動特性値を格納する第1の記憶領域73aやその他の記憶領域を備えている。
上述したレーザー加工装置を構成するチャックテーブル36を支持する第1の滑動ブロック32を案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動せしめる加工送り機構37はネジ式移動機構が用いられており、ネジや案内レールには数μm程度の歪みがあると第1の滑動ブロック32に支持されたチャックテーブル36がY軸方向に揺動せしめられる。この結果、チャックテーブル36に保持された被加工物の設定された加工領域からズレた位置にレーザー光線が照射され、被加工物がウエーハの場合にはデバイスを損傷させるという問題がある。
そこで、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、加工送り機構37によってチャックテーブル36をX軸方向に移動する際のX座標におけるY軸方向の変位量を検出し、この検出されたX座標におけるY軸方向の変位量を加工送り機構37の作動特性として検出してランダムアクセスメモリ(RAM)73に格納するともに、表示手段70(モニター)に表示して加工送り機構37の作動特性を確認できるようにする。
以下、加工送り機構37によってチャックテーブル36をX軸方向に移動する際のX座標におけるY軸方向の変位量を検出する方法について説明する。
図4には、チャックテーブル36をX軸方向に移動する際のX座標におけるY軸方向の変位量を検出するための板状物の斜視図が示されている。図4に示す板状物10は、円板状に形成され、表面10aの外周部には互いに180度反対の位置にアライメントマーク101、102が設けられている。この板状物10は、透明体であるガラス板によって形成してもよく、非透明体であるシリコン板によって形成してもよい。
上述した板状物10を用いて加工送り機構37によってチャックテーブル36をX軸方向に移動する際のX座標におけるY軸方向の変位量を検出するには、図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36上に板状物10の表面10aを上側にして裏面を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、チャックテーブル36上に板状物10を吸引保持する(板状物保持工程)。
上述した板状物保持工程を実施したならば、制御手段7は加工送り機構37を作動して板状物10を吸引保持したチャックテーブル36を撮像手段62による撮像領域、即ち集光器54の直下に移動する。次に、制御手段7はミラー位置付け手段612を作動して反射ミラー611を図2において2点差線で示す作用位置に位置付け、撮像手段62を作動する。そして、チャックテーブル36上に板状物10に設けられたアライメントマーク101を集光器54の直下に位置付ける。次に、制御手段7は加工送り機構37を作動して板状物10に設けられたアライメントマーク102を集光器54の直下に位置付ける。このとき、アライメントマーク101とアライメントマーク102がX軸方向の同一線(撮像手段62に形成された基準線621)上に位置しない場合には、制御手段7は上記円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータを作動してチャックテーブル36を回動し、アライメントマーク101とアライメントマーク102がX軸方向の同一線(撮像手段62に形成された基準線621)上に位置するように調整する(第1のアライメント工程)。
上述したように第1のアライメント工程を実施したならば、制御手段7は加工送り機構37を作動して図5の(a)に示すようにチャックテーブル36に保持された板状物10に設けられたアライメントマーク101を集光器54の直下に位置付けるとともに、ミラー位置付け手段612を作動して反射ミラー611を図2において実線で示す退避位置に位置付ける。次に、パルスレーザー光線発振手段51および出力調整手段52を作動して集光器54からパルスレーザー光線を照射しつつ、加工送り機構37を作動してチャックテーブル36をXaで示す方向に所定の移動速度で移動せしめる。そして、図5の(b)で示すように集光器54の照射位置がアライメントマーク102の位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル36の移動を停止する。この結果、板状物10の表面10aには図5の(c)に示すようにアライメントマーク101とアライメントマーク102との間にレーザー加工痕103が形成される(レーザー加工痕形成工程)。
次に、レーザー加工痕形成工程が実施された板状物10をチャックテーブル36から取り外すとともに図6の(a)に示すようにレーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)と終点(アライメントマーク102)を結ぶ線を回転軸として180度反転し、図6の(b)に示すようにチャックテーブル36上に載置し、図示しない吸引手段を作動して吸引保持する。従って、チャックテーブル36上に載置された板状物10は、アライメントマーク101とアライメントマーク102との間にレーザー加工痕103が形成された表面10aが下側となり、裏面10bが上側となる(板状物反転工程)。
上述した板状物反転工程を実施したならば、制御手段7は加工送り機構37を作動して板状物10を吸引保持したチャックテーブル36を撮像手段62による撮像領域、即ち集光器54の直下に移動する。次に、制御手段7はミラー位置付け手段612を作動して反射ミラー611を図2において2点差線で示す作用位置に位置付け、撮像手段62を作動する。そして、チャックテーブル36上の板状物10に形成されたレーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)を集光器54の直下に位置付ける。次に、制御手段7は加工送り機構37を作動して板状物10に形成されたレーザー加工痕103の終点(アライメントマーク102)を集光器54の直下に位置付ける。このとき、レーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)とレーザー加工痕103の終点(アライメントマーク102)がX軸方向の同一線(撮像手段62に形成された基準線621)上に位置しない場合には、制御手段7は上記円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータを作動してチャックテーブル36を回動し、レーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)とレーザー加工痕103の終点(アライメントマーク102)がX軸方向の同一線(撮像手段62に形成された基準線621)上に位置するように調整する(第2のアライメント工程)。
次に、制御手段7は加工送り機構37を作動して図7の(a)に示すようにチャックテーブル36上の板状物10に形成されたレーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)を集光器54の直下に位置付ける(レーザー加工痕位置付け工程)。そして、撮像手段62を作動するとともに加工送り機構37を作動してチャックテーブル36をXaで示す方向に所定の移動速度で移動せしめる(変位検出工程)。そして、図7の(b)で示すように集光器54の位置(撮像手段62による撮像領域)がレーザー加工痕103の終点(アライメントマーク102)に達したら、チャックテーブル36の移動を停止する(変位検出工程)。この変位検出工程においては、制御手段7はX軸方向位置検出手段374からの検出信号に基づいて、図7の(c)で示すようにレーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)に対応するX1座標からレーザー加工痕103の終点(アライメントマーク102)に対応するXn座標間におけるY軸方向の変位量(ΔY)(撮像手段62に形成された基準線621からの変位量ΔY)を求める。そして、制御手段7は、図8に示すようにレーザー加工痕103の始点(アライメントマーク101)に対応するX1座標からレーザー加工痕103の終点(アライメントマーク102)に対応するXn座標間におけるY軸方向の変位量(ΔY)とレーザー加工する場合の補正量を示す加工送り機構37の作動特性マップを作成する。
即ち、レーザー加工痕形成工程において形成された図5の(c)に示すレーザー加工痕103には、チャックテーブル36がX1座標からXn座標まで移動する際に生じるY軸方向の変位量が記録されている。しかし、レーザー加工痕103は撮像手段62でX1座標からXn座標まで撮像しても基準線と一致しておりレーザー加工痕103に記録されたY軸方向の変位量を検出することができない。そこで、レーザー加工痕103の始点であるアライメントマーク101とレーザー加工痕103の終点であるアライメントマーク102とを結ぶ線を回転軸として板状物10を180度反転させてチャックテーブル36に保持し、その後、板状物10を裏面から撮像手段62でX1座標からXn座標まで撮像するとレーザー加工痕103に記録されたY軸方向の変位量が撮像手段62に形成された基準線621に対して実際の変位量の2倍にマイナス(−)を掛けた値が反転座標として撮像される。従って、撮像手段62によって検出されたY軸方向の変位量(ΔY)は実際の変位量の2倍にマイナス(−)を掛けた値が作動特性マップに記録される。また、図5の(c)に示すレーザー加工痕103の歪みをなくした直線のレーザー痕を形成するためには、X1座標からXn座標においてY軸方向の変位量を相殺するように実際の変位量にマイナス(−)を掛けた値を補正値として割り出し送り機構38を作動する必要があり、補正値としてΔY/2が作動特性マップに記録される。
次に、制御手段7は、図8に示す作動特性マップをランダムアクセスメモリ(RAM)73の第1の記憶領域73aに格納するとともに、表示手段70に表示する。
上述した変位検出工程においては、レーザー加工痕103が形成された板状物10の表面10aは下側に位置しているが、板状物10が透明体であるガラス板の場合は裏面から可視光によって撮像することができる。一方、板状物10がシリコン板の場合には、裏面がら赤外線によって撮像する。
以上のようにして、図8に示す作動特性マップをランダムアクセスメモリ(RAM)73の第1の記憶領域73aに格納するとともに、表示手段70に表示することにより、オペレータは加工送り機構37の作動特性を確認することができ、レーザー加工する際に補正する必要があるか否かを判断することができる。そして、補正する必要があると判断した場合には、レーザー加工時に作動特性マップに記載された補正値を用いて割り出し送り機構38を制御する。
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で種々の変形は可能である。上述した実施形態においては、アライメントマーク101とアライメントマーク102が形成された板状物10を用いた例を示したが、アライメントマークが形成されていない板状物にレーザー加工痕を形成してレーザー加工痕の始点とレーザー加工痕の終点とを結ぶ線を回転軸として180度反転させ、レーザー加工痕の始点をX1座標としレーザー加工痕の終点をXn座標としてY軸方向の変位量(ΔY)を検出してもよい。
また、上述した実施形態においては表示手段70としてモニターを用いた例を示したが、紙に印字する構成でもよい。
更に、上述した実施形態においては被加工物保持手段としてのチャックテーブル36をX軸方向、Y軸方向に移動する例を示したが、レーザー光線照射手段5をX軸方向、Y軸方向に移動する構成にしてもよい。従って、被加工物保持手段とレーザー光線照射手段はX軸方向およびY軸方向に相対的に移動する。
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
36:チャックテーブル
37:加工送り機構
374:X軸方向位置検出手段
38:割り出し送り機構
384:Y軸方向位置検出手段
4:レーザー光線照射ユニット
5:レーザー光線照射手段
51:パルスレーザー光線発振手段
52:出力調整手段
54:集光器
61:光路変更手段
62:撮像手段
7:制御手段
10:板状物

Claims (7)

  1. 被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とを加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動する加工送り機構と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とをX軸方向に直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動する割り出し送り機構と、該加工送り機構によるX軸方向移動位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該割り出し送り機構によるY軸方向移動位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物を撮像し加工すべき領域を検出する撮像手段と、該レーザー光線照射手段と該加工送り機構および該割り出し送り機構を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法であって、
    該被加工物保持手段に板状物を保持する板状物保持工程と、
    該加工送り機構を作動して板状物を保持した該被加工物保持手段をX軸方向に移動するとともに該レーザー光線照射手段を作動して板状物に直線状のレーザー加工痕を形成するレーザー加工痕形成工程と、
    該レーザー加工痕形成工程が実施された板状物を該被加工物保持手段から取り外すとともに該レーザー加工痕の始点と終点を結ぶ線を回転軸として180度反転させて該被加工物保持手段に保持する板状物反転工程と、
    該加工送り機構を作動して該板状物反転工程が実施された板状物を保持する該被加工物保持手段を移動し、板状物に形成された該レーザー加工痕の始点を該撮像手段による撮像領域に位置付けるレーザー加工痕位置付け工程と、
    該加工送り機構を作動するとともに該撮像手段を作動して板状物に形成された該レーザー加工痕の始点から終点までを撮像して該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を検出する変位検出工程と、
    該変位検出工程によって検出された該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を表示手段に表示する表示工程と、を含む、
    ことを特徴とするレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法。
  2. 該表示工程は、該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量の1/2をレーザー加工時における補正値として表示する、請求項1記載のレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法。
  3. 板状物はガラス板であり、該変位検出工程はガラス板の表面に形成された該レーザー加工痕をガラス板の裏面から撮像する、請求項1又は2記載のレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法。
  4. 板状物はシリコン板であり、該変位検出工程はシリコン板の表面に形成された該レーザー加工痕をシリコン板の裏面から赤外線によって撮像する、請求項1又は2記載のレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法。
  5. 板状物の一方の端部と他方の端部にはアライメントマークが設けられており、
    該撮像手段の撮像領域にはX軸方向に延びる基準線が形成されており、
    該レーザー加工痕形成工程は、該基準線に板状物の一方の端部に設けられたアライメントマークと板状物の他方の端部と他方の端部に設けられたアライメントマークを合致させる第1のアライメント工程を含み、
    該レーザー加工痕位置付け工程は、該基準線に板状物の一方の端部に設けられたアライメントマークと板状物の他方の端部と他方の端部に設けられたアライメントマークを合致させる第2のアライメント工程を含んでいる、請求項1から4のいずれかに記載のレーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法。
  6. 被加工物を保持する被加工物保持手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とを加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動する加工送り機構と、該被加工物保持手段と該レーザー光線照射手段とをX軸方向に直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動する割り出し送り機構と、該加工送り機構によるX軸方向移動位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該割り出し送り機構によるY軸方向移動位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該被加工物保持手段に保持された被加工物を撮像し加工すべき領域を検出する撮像手段と、を具備するレーザー加工装置であって、
    該被加工物保持手段に板状物を保持し該加工送り機構を作動して板状物を保持した該被加工物保持手段をX軸方向に移動するとともに該レーザー光線照射手段を作動して板状物に直線状のレーザー加工痕を形成し、該被加工物保持手段から板状物を取り外すとともに該レーザー加工痕の始点と終点を結ぶ線を回転軸として180度反転させて該被加工物保持手段に保持し、該加工送り機構を作動するとともに該撮像手段を作動して板状物に形成された該レーザー加工痕の始点から終点までを撮像して該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を検出し、検出した該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を格納するメモリを備えた制御手段と、
    該制御手段の該メモリに格納された該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量を表示する表示手段と、を具備している、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  7. 該制御手段は、該レーザー加工痕のX座標におけるY軸方向の変位量の1/2をレーザー加工時における補正値として該メモリに格納する、請求項6記載のレーザー加工装置。
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