JP4505363B2 - 空調システムの冷温水制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空調システムの冷温水制御方法に関する。
冷温熱源機から冷温水(冷水又は温水)を複数台の空調機に供給して複数の空調エリアを空調する空調システムが従来より用いられている。このような空調システムは、非特許文献1に開示されている。なお、冷温熱源機とは、冷水を生成する冷凍機、冷水及び温水を生成するヒートポンプ式熱源機、温水を生成するボイラなどをいう。
図8は従来の空調システムの構成図である。
複数台の空調機1は、それぞれ冷温水コイルを備える。各空調機1の冷温水コイルに冷温水配管3を通して冷温水が供給される。冷温水配管3は、各空調機1に冷温水を送り込む冷温水供給管3aと、各空調機1を通した冷温水を戻す冷温水還り管3bからなる。各空調機1の冷温水配管3の冷温水供給管3aには各空調機ごとに冷温水の流量を調整するための制御弁4が設けられる。
各空調機1は例えば建物のフロアごとに設置され、それぞれ空調系統別の給気ダクトが接続される。各空調機1は給気ファンを備え、給気ダクトを通して空調された空気を各空調系統の空調エリアに送り込む。
冷温水は冷温熱源機8で生成される。冷温水は一次冷温水ポンプ9で冷温熱源機8から一次ヘッダ10に送られ、ここから二次冷温水ポンプ11により二次ヘッダ12を介して各空調機1に供給される。
図9は、図8の空調システムの圧力線図である。図中(イ)〜(ト)は、図8の同じ文字(イ)〜(ト)の位置の圧力を示す。a,bは各フロアでの空調機と制御弁による圧力損失を示す。
従来の空調システムでは、各フロアの空調機に対し共通の二次冷温水ポンプ11で最上階まで冷温水を循環させるため、二次冷温水ポンプ11は最上階までのポンプ揚程を確保し、各フロアでの空調機の圧力損失aとともに制御弁の圧力損失bをカバーするだけの送水圧力を必要とする。この場合各フロアで、その上のフロアまで冷温水を供給するためには制御弁を絞る必要がある。したがって、各フロアでの制御弁の圧力損失がエネルギー的に無駄になって、システムの運転に寄与しない無駄な消費電力を生じることになる。また、ポンプ揚程についてみると、高さ方向の配管抵抗のため、往き側の配管圧力と還り側の配管圧力の差は下層階程広がり、結局制御弁による絞り圧力損失とともに高さ方向配管の圧力損失をカバーできる消費電力の大きい大型の二次冷温水ポンプが必要になる。
この場合、制御弁に代えて、各空調機ごとにローカルな冷温水ポンプ(以下ローカルポンプという)を設け、各ローカルポンプのインバータ制御により必要な量の冷温水を各空調機ごとに供給して制御弁による無駄な消費電力をなくすことが考えられる。しかしこれだけでは単に個々のローカルポンプが要求されるままに動作するだけで、冷温熱源機も含めたシステムトータルでの最大エネルギー効率を目指しているとはいえない。
「省エネルギー」第55巻第3号第105〜112頁 平成15年2月28日財団法人省エネルギーセンター発行
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、空調機ごとに制御弁を用いた冷温水の流量制御に代えて空調機ごとにローカルポンプを用いるとともに、空調システム全体の消費電力を考慮してシステム全体として最大のエネルギー効率で運転可能な空調システムの冷温水制御方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の二次側設備と、各二次側設備にそれぞれ備わる二次冷温水を供給するためのローカルポンプと、冷温水を生成する冷温熱源機と、該冷温熱源機で生成された冷温水を前記ローカルポンプに供給する一次冷温水ポンプと、前記冷温熱源機の出口側から前記二次側設備へ冷温水を供給する冷温水供給管と、前記二次側設備から戻る冷温水を冷温熱源機の入口側に戻す冷温水還り管と、前記冷温水供給管と前記冷温水還り管との間に設けたバイパス管とを備えた空調システムの冷温水制御方法において、前記ローカルポンプの消費電力と、冷温熱源機の消費電力と、前記一次冷温水ポンプの消費電力とを合計してシステム消費電力を算出し、二次側設備側の冷温水合計流量及び前記冷温水供給管及び冷温水還り管の冷温水温度の温度差から二次側熱量を算出し、前記二次側熱量÷前記システム消費電力からシステムCOPを算出し、該システムCOPが最大となるように前記冷温熱源機の出口温度を設定することを特徴とする空調システムの冷温水制御方法を提供する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記一次冷温水ポンプ及びローカルポンプの各々は、回転数を制御するためのインバータを備え、二次側設備側の冷温水合計流量が前記冷温熱源機を通して生成される冷温水流量と等しくなるように前記一次冷温水ポンプの流量をインバータにより制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、所定の周期で冷温熱源機の設定温度を所定の温度差だけ上昇方向又は下降方向に変化させるとともに、前記システムCOPを演算して前回演算したシステムCOPと比較し、増加した場合には、前記所定の温度差だけ設定温度を同じ方向に変化させ、減少した場合には前記所定の温度差だけ設定温度を逆方向に変化させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、いずれかのローカルポンプのインバータ出力がポンプの最大出力に近くなった場合(例えば95%以上)には、前記冷温熱源機の出口設定温度を、冷水の場合には下げ、温水の場合には上げることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数台の空調機等の二次側設備の各々に対し、それぞれ従来の制御弁に代えてローカルポンプを設けて制御弁の絞りによる無駄な消費電力を削減するとともに、冷温熱源機及び一次冷温水ポンプの消費電力を含むシステム全体の消費電力を算出し、このシステム全体消費電力に対する二次側設備で消費される二次側熱量からシステムCOPを求め、このシステムCOPが最大となるように冷温熱源機の設定温度が制御されるため、システム全体として最大の省エネルギー効果が得られる。
請求項2の発明によれば、一次冷温水ポンプ及びローカルポンプはインバータにより回転数制御され、バルブ絞り等による無駄な圧力損失を生じることなく必要な流量が得られるため、最大効率で省エネルギー効果が得られる。また、二次側設備側の冷温水流量と冷温熱源機を流れる冷温水の流量を等しくすることにより、冷温熱源機から二次側設備へ冷温水を供給する冷温熱源機の入口及び出口の冷温水配管にヘッダを設ける必要がなくなる。これにより、配管構成が簡素化するとともに、ヘッダによる圧力損失がなくなり、さらに省エネルギー効果を高めることができる。
請求項3の発明によれば、周囲の温度変化や熱負荷の変動に追従して冷温熱源機の設定温度を調整し、常にリアルタイムでシステム全体を最大効率で運転できる。
請求項4の発明によれば、ローカルポンプが最大出力付近(例えば95%以上)で運転するようになって冷温水流量をそれ以上大きくできない場合であって、二次側設備がさらに熱負荷に対処する熱量を必要とする場合に、冷温水の流量を増やすことなく、二次側設備の熱負荷に対処することができる。
図1は、本発明に係る空調システムの全体構成図である。本発明に係る空調システムで用いる空調機は、冷温水コイルを備えていれば各種形式のものが使用可能である。例えば、変風量方式、定風量方式あるいはファンコイルシステム等のノンダクト方式にも用いられる。
空調機1が例えば建物の各フロアごとに設置される。各空調機1には、空調エリアごとの系統別の給気ダクトが接続される。
各空調機1は冷温水コイルを備える。各冷温水コイルに冷温水配管3の往き側となる冷温水供給管3aが接続される。各空調機1ごとに接続された冷温水供給管3aにローカルポンプ16が設けられる。このように空調機ごとにローカルに設けられたローカルポンプ16は、それぞれ回転数制御用のインバータ16aを備え、流量がインバータにより制御される。
冷温水を生成する冷温熱源機8の出口側及び入口側が、往き側の冷温水供給管3aの根元部(最下層部)及び冷温水還り管3bの根元部に接続される。根元部の冷温水供給管3aと冷温水還り管3bは、バイパス管17で連通する。冷温熱源機8で生成された冷温水は、一次冷温水ポンプ18により冷温水供給管3aに送り込まれる。一次冷温水ポンプ18は、インバータ18aを備え、インバータによる回転数制御により流量が制御される。
図2は、図1の空調システムの圧力線図である。図中(イ)〜(ト)は、図1の同じ文字(イ)〜(ト)の位置の圧力を示す。aは各フロアでの空調機による圧力損失を示す。
図から分かるように、本発明の空調システムにおいては、各フロアの空調機ごとにローカルポンプ16(図1)を備え、空調機による個々の圧力損失をそれぞれローカルポンプの送水圧力(揚程)でカバーすることにより、従来個々に設けられていた制御弁を省き、制御弁の絞りによる無駄な圧力損失をなくして効率よく省エネルギーを達成できる。
図3は、本発明に係る空調システムの冷温水制御系の構成図である。
二次側設備である各空調機1にそれぞれローカルポンプ16及びその回転数制御を行うインバータ16aが備わるとともに、電力計21が備わる。冷温水還り管3bの根元部に全ての空調機の合計冷温水量を計測する流量計22が設けられる。冷温水供給管3a及び冷温水還り管3bの根元部にはそれぞれ温度計25,26が設けられる。
バイパス管17より冷温熱源機8側の冷温水配管32に設けられた一次冷温水ポンプ18にはインバータ18aとともに電力計23が備わる。この冷温水配管32に、冷温熱源機8を通して循環する冷温水流量を計測するための流量計24が備わる。冷温熱源機8には、生成する冷温水の温度(出口側温度)を設定する温度設定装置30及び電力計31が備わる。
ローカルポンプ16の電力計21、一次冷温水ポンプ18の電力計23及び冷温熱源機8の電力計31は、システム消費電力演算装置28に接続される。二次側の冷温水配管3の流量計22及び温度計25,26は、二次側熱量演算装置27に接続される。二次側熱量演算回路27及びシステム消費電力演算回路28は、コントローラ29に接続される。コントローラ29は、一次冷温水ポンプ18のインバータ18a及び冷温熱源機8の温度設定装置30に接続される。
次に上記構成の冷温水制御系による冷温水制御方法について説明する。
二次側熱量演算装置27は、温度計25,26で検出された二次側冷温水供給管3a及び還り管3bの冷温水温度T1及びT2の温度差(T2−T1)[°C]と、流量計22で検出された二次側の冷温水流量F[L/h]とから二次側熱量Q[kW]を演算する。
Q=F・(T2−T1)/860
システム消費電力演算装置28は、空調機ごとに設けられたローカルポンプ16の電力計21の合計電力と、一次冷温水ポンプ18の電力計23の電力と、冷温熱源機8の電力計31の電力を合計してシステム消費電力Q0[kW]を算出する。
コントローラ29は、システム消費電力Q0と二次側熱量Qとから
システムCOP=Q÷Q0
を算出する。コントローラ29は、システムCOPが最大となるように冷温熱源機8の設定温度(出口温度)を変更する。これにより、各ローカルポンプ16により制御弁の無駄な絞り損失を発生することなく冷温水温度に応じて効率よく各フロアの二次側設備の熱負荷を処理できるとともに、システム全体の電力を考慮してシステム全体として最大の省エネルギー効果が得られる。
いずれかのローカルポンプのインバータ出力が例えば95%以上になっている場合は、出口設定温度を下げる(温水の場合は上げる)。すなわち、いずれかのローカルポンプがほぼ最大流量(95%以上)で運転されているときは、その系統の二次側設備(空調機)の熱負荷が大きい場合であって、この熱負荷に対処するためにさらに冷水(冷房時の場合)を必要とする状況である。しかしローカルポンプはこれ以上冷水量を増やせないため、熱源機の冷水設定温度を下げて熱負荷に対処する。暖房時の場合は、その逆であり、温水流量を増やす代わりに熱源機での温水の設定温度を上げて熱負荷に対処する。
さらにコントローラ29は、冷温水還り管3bの流量計22の流量が一次側の冷温水配管32の流量計24の流量と等しくなるように一次冷温水ポンプ18のインバータ18aを制御する。これにより、冷温熱源機8を通して温度制御される冷温水流量が二次側設備を循環する冷温水流量と等しくなって、冷温熱源機8の能力が最大に発揮されエネルギー効率が高まるとともに、冷温熱源機8の入口側及び出口側のヘッダが不要になり、配管構成の簡素化及び圧力損失の低減が図られる。ただし、一次冷温水ポンプ18により熱源機8の最低流量は確保する。この場合、最低流量が還り管3bの流量より大きいときにはバイパス管17を冷温水が流れる。
図4は、本発明の空調システムにおける冷温熱源機と冷温水ポンプの消費電力を示すグラフである。
図示したように、冷水(温水)温度が高く(低く)なれば冷温熱源機(冷水の場合冷凍機)の消費電力は少なくなる。この場合、冷水(温水)量が多く必要になるため冷温水ポンプの消費電力は逆に大きくなる。このように冷温熱源機と冷温水ポンプの消費電力はトレードオフの関係にあるが、本発明では、システム全体の消費電力を考慮して最大のエネルギー効率で冷温熱源機及び冷温水ポンプを運転することができる。
図5は、冷温水ポンプとシステム全体の消費電力を示すグラフである。
前述のように、冷水(温水)温度が高く(低く)なると、冷温熱源機の消費電力はグラフaで示すように低下する。一方、この場合、一次冷温水ポンプ及びローカルポンプの消費電力は冷水(温水)量が多く必要になるため消費電力はグラフb,cで示すように大きくなる。これらの冷温熱源機の消費電力(グラフa)及び一次冷温水ポンプ及びローカルポンプの消費電力(グラフb、c)の合計がグラフdで示す合計消費電力である。図から分かるように、システム全体の消費電力(グラフd)は、温度T0で最小値となる。この最小値の冷温水温度T0となるように冷温熱源機8(図3)の設定温度を制御する。すなわち、冷温熱源機の設定温度をT0とすることによりシステムの合計消費電力が最小になる。
図6は、前記システムCOPに基づいて冷温水設定温度を定める方法を示す説明図である。
コントローラは、一定周期F(例えば10分)で冷温水出口温度を設定するとともに、システムCOPを算出し、そのシステムCOPが前回設定値のシステムCOPより高いか低いかに応じて次回の設定値を決定する。
図の例でさらに説明すると、時間a0,a1,a2のときのシステムCOPをそれぞれ、COP0,COP1,COP2とし、設定温度をT0,T1,T2とする。時間a0では、設定温度を一定量ΔTだけ上げる(下げる)。一定周期F後の時間a1でのCOP1が前回のCOP0より大きければ、COPが高まる方向であるため、そのまま今回も設定温度をΔTだけ上げる(下げる)(図示した状態)。逆に今回(時間a1)でのCOP1が前回のCOP0より小さければ、COPが低下する方向に進んでいるため、前回とは逆に設定温度をΔTだけ下げる(上げる)。同様に時間a2においてもCOP2を算出し、その前のCOP1と比較して上昇しているか下降しているかに応じて設定温度を変更する。すなわち、
COP1≦COP2かつT1>T0ならばT2=T1+ΔT (1)
COP1≦COP2かつT1<T0ならばT2=T1−ΔT (2)
COP1>COP2かつT1>T0ならばT2=T1−ΔT (3)
COP1>COP2かつT1<T0ならばT2=T1+ΔT (4)
と設定する。温水の場合は各式の+と−が逆になる。
以上のようなCOPに基づいて冷温水出口温度のカスケード制御を行うことにより、A部で示されるように、冷温水温度の上昇下降を繰り返しながら最適な水温に定まる。また、負荷の変動があったときには、B部に示されるように、負荷変動等に追従して最適な設定温度に定まる。
図7は、上記図6の時間a1及びa2でのCOPを比較する方法のフローチャートであり、前述の式(1)〜(4)と同じ内容をフローで表したものである。
本発明は、ヒートポンプ式の冷凍機及び冷凍サイクルのみの冷凍機やボイラを含む冷温熱源機を備えたあらゆる空調システムに利用でき、システム全体の運転効率を最大にして省エネルギーを有効に達成できる。
本発明に係る空調システムの構成図。 図1の空調システムの圧力線図。 図1の空調システムの冷温水制御系の構成図。 本発明の空調システムの冷温熱源機と冷温水ポンプの消費電力の説明図。 本発明の合計消費電力の説明図。 本発明のシステムCOPに基づいて冷温水設定温度を定める方法を示す説明図。 図6の時間a1及びa2でのCOPを比較する方法のフローチャート。 従来の空調システムの構成図。 従来の空調システムの圧力線図。
符号の説明
1:空調機、3:冷温水配管、3a:冷温水供給管、3b:冷温水還り管、4:制御弁、8:冷温熱源機、9:一次冷温水ポンプ、10:一次ヘッダ、11:二次冷温水ポンプ、12:二次ヘッダ、16:ローカルポンプ、16a:インバータ、17:バイパス管、18:一次冷温水ポンプ、18a:インバータ、21:電力計、22:流量計、23:電力計、24:流量計、25:温度計、26:温度計、27:二次側熱量演算装置、28:システム消費電力演算装置、29:コントローラ、30:温度設定装置、31:電力計、32:冷温水配管。

Claims (4)

  1. 複数の二次側設備と、
    各二次側設備にそれぞれ備わる二次冷温水を供給するためのローカルポンプと、
    冷温水を生成する冷温熱源機と、
    該冷温熱源機で生成された冷温水を前記ローカルポンプに供給する一次冷温水ポンプと、
    前記冷温熱源機の出口側から前記二次側設備へ冷温水を供給する冷温水供給管と、
    前記二次側設備から戻る冷温水を冷温熱源機の入口側に戻す冷温水還り管と、
    前記冷温水供給管と前記冷温水還り管との間に設けたバイパス管とを備えた空調システムの冷温水制御方法において、
    前記ローカルポンプの消費電力と、冷温熱源機の消費電力と、前記一次冷温水ポンプの消費電力とを合計してシステム消費電力を算出し、
    二次側設備側の冷温水合計流量及び前記冷温水供給管及び冷温水還り管の冷温水温度の温度差から二次側熱量を算出し、
    前記二次側熱量÷前記システム消費電力からシステムCOPを算出し、
    該システムCOPが最大となるように前記冷温熱源機の出口温度を設定することを特徴とする空調システムの冷温水制御方法。
  2. 前記一次冷温水ポンプ及びローカルポンプの各々は、回転数を制御するためのインバータを備え、二次側設備側の冷温水合計流量が前記冷温熱源機を通して生成される冷温水流量と等しくなるように前記一次冷温水ポンプの流量をインバータにより制御することを特徴とする請求項1に記載の空調システムの冷温水制御方法。
  3. 所定の周期で冷温熱源機の設定温度を所定の温度差だけ上昇方向又は下降方向に変化させるとともに、前記システムCOPを演算して前回演算したシステムCOPと比較し、増加した場合には、前記所定の温度差だけ設定温度を同じ方向に変化させ、減少した場合には前記所定の温度差だけ設定温度を逆方向に変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調システムの冷温水制御方法。
  4. いずれかのローカルポンプのインバータ出力がポンプの最大出力に近くなった場合には、前記冷温熱源機の出口設定温度を、冷水の場合には下げ、温水の場合には上げることを特徴とする請求項2又は3に記載の空調システムの冷温水制御方法。
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