JP4502574B2 - 増幅装置およびこれを備えたx線ct装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気信号を増幅する増幅装置およびこの増幅装置を備えたX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、被検体を間にして対向配置したX線管とX線検出器とを被検体の周囲に回転させて、X線管から照射したX線の被検体を透過した量(透過X線量)をX線検出器で計測し、この計測データをデータ収集装置にて投影データとして収集し、収集した投影データを、コンピュータを用いて画像再構成処理することによって、被検体の断層像を得るものである。なお、X線管とX線検出器とは、回転架台に固定されており、この回転架台は固定架台に回転可能に支持されている。また、撮影に際して被検体は、回転架台のほぼ回転中心に置かれる。そして、このようなX線CT装置(X線CTスキャナ)において、回転部と固定部との間で双方向にデータの伝送が行われるが、高速スキャンを実現するために回転部を一方向へ連続回転させており、この場合回転部と固定部との間では一般にスリップリングを介してデータの伝送が行なわれていた。しかしながら、スリップリングは機械的な磨耗が避けられず、信頼性やデータ伝送品質にも問題があった。
このような問題を解決するものとして、発光素子と受光素子を介して、回転部と固定部との間で光学的にデータの伝送を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような伝送路は、必要に応じて複数チャンネル設けられて、例えば、X線管の制御データ、位置(回転架台の回転角度)データ、X線透過データ、X線検出器チャンネルデータ等、複数のデータを双方向に伝送することが可能である。
また、X線CT装置において、X線検出系に故障が生じた際に、故障チャンネルに関する情報を遠隔的に表示するシステムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。このシステムは、X線を曝射することなく、X線検出系の故障チャンネルを解析し表示するので、X線の被曝が軽減されるとともに、故障がないにも拘わらず、サービスマンがユーザの元へ出向いて、故障の点検をするような作業の削減を可能とするものであった。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−261003号公報(第3−4頁、図3)
【特許文献2】
特開平9−24044号公報(第3−5頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、医療用のX線CT装置等にあっては、断層像の撮影中に装置に故障が生じると撮影を継続することができなくなって、患者に適切な診断や処置を講ずることができなくなるおそれがあった。
しかしながら、上述の従来のX線CT装置では、故障が生じた際に、故障チャンネルに関する情報を遠隔的に伝送し、故障個所を具体的に明示するのみであり、サービスマンによって故障個所の修理が完了するまで装置を使用することはできなかった。
そこで本発明は、上記のような問題を解決して、故障が生じた場合でも、サービスマンが到着するまでの間は正常動作を保持させることができるようにすることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、X線を発生するX線発生手段および被検体を透過したX線を検出するX線検出手段を、固定架台に回転可能に支持された回転架台に搭載し、前記固定架台と前記回転架台との間でデータ伝送手段を介してデータを伝送するX線CT装置において、前記データ伝送手段を介して伝送されたデータに関する電気信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の動作特性からその経時変化の程度をモニタするモニタ手段と、このモニタ手段のモニタに基づいて外部に警報を行う警報手段とを備え、前記増幅手段は、前記電気信号を増幅する第1の増幅手段と、この第1の増幅手段の出力をさらに増幅する第2の増幅手段とを有し、前記モニタ手段は、前記第1の増幅手段のバイアス電圧レベルをモニタする第1のモニタ手段と、前記第2の増幅手段の振幅電圧レベルをモニタする第2のモニタ手段とを有し、前記補正手段は、前記第1のモニタ手段により前記第1の増幅手段のバイアス電圧レベルが所定の閾値より低下していると判定されたときに、そのバイアス電圧レベルを通常のレベルに補正する第1の補正手段と、前記第2のモニタ手段により前記第2の増幅手段の振幅電圧レベルが所定の閾値より低下していると判定されたときに、その振幅電圧レベルを通常のレベルに補正する第2の補正手段とを有することを特徴とするX線CT装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る増幅装置とこれを備えたX線CT装置の一実施の形態について、図1ないし図6を参照して詳細に説明する。なお、この増幅装置はX線CT装置の、回転部と固定部との間の、制御データやX線透過データなどを伝送する伝送系に備えられるものとして説明する。
図1は、本発明に係るX線CT装置の、一実施の形態の概略構成を示した外観図であり、図2は、同じく本発明に係るX線CT装置の概略的な系統図である。このX線CT装置は、固定架台1と、固定架台1の前面に配置される寝台2と、固定架台1および寝台2を操作し、かつ、X線CT装置を構成する各ユニットを有機的に制御する操作卓3から構成される。固定架台1の略中心部には、撮影部となる開口部4が設けられている。また、寝台2の上面には、被検体が載置される天板5が設けられている。操作卓3の操作によって、寝台2の高さは適宜調節され、天板5も固定架台1側へスライドさせられる。よって、撮影時には、天板5に載置された状態で被検体が、固定架台1の開口部4へ送り込まれる。
操作卓3上には、キーボードを始めマウスやトラックボール、ジョイスティックなどのポインティングデバイスを備えた入力器6やモニタ7が配置され、操作卓3内には後述する制御部20が収納されている。
【0010】
固定架台1内には、この固定架台1に回転可能に支持された回転架台13が備えられている。回転架台13には、図2に示すように、天板5に載置されて開口部4に位置する被検体Pを間にして、X線管11とX線検出器12とが対向するように固定されている。なお、X線管11の焦点からはコーン状(円錐状)のX線ビームが照射されるが、X線の照射口には図示しないスリットが設けられ、コーン状のX線ビームを所要の大きさに整形して、扇状のX線ビームとして被検体Pへ照射される。そして、被検体Pを透過したX線は、多数の検出素子を一列に配列した一次元のX線検出器12で検出される。なお、X線検出器12は一次元のX線検出器を幅方向へ複数列配列した二次元X線検出器であってもよい。
このX線管11とX線検出器12とは、回転架台13に固定されているので、回転架台13とともに被検体Pの周りに連続回転される。この回転架台13は、回転駆動部14によって制御部20から供給される駆動制御信号に基づき駆動される。なお、寝台2には寝台制御部15が設けられており、制御部20から供給される寝台制御信号に基づき、例えば、天板5を所望のスライス位置へと所定量ずつ間欠的に移動させ、或いは、所定のスキャン範囲にわたって連続的に移動させる。
【0011】
また、回転架台13に固定されているX線管11は、高電圧発生装置16に接続されており、この高電圧発生装置16は、制御部20から供給されるX線制御信号に基づき、X線管11に供給する管電流、管電圧などを決定し、これにより所定のタイミングでX線を発生させる。
さらに、回転架台13に固定されているX線検出器12には、データ収集システム(data acquisition system;以下、DASと略称する。)17が接続されている。このDAS17は、X線の発生に関連するタイミングで、制御部20から供給されるデータ収集制御信号に基づき、X線検出器12から得られるX線パス毎のX線透過率を反映した投影データを収集する。なお、図示は省略したが、DAS17は、X線検出器12の各X線検出素子からの出力を時間的に積分する積分器や、積分器の出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータなどから構成されている。
【0012】
次に、上述のようなX線CT装置において、固定架台1と回転架台13との間で双方向にデータの伝送を行うデータ伝送系に設けられる増幅装置について、図3を参照して説明する。なお、固定架台1と回転架台13との間でデータの伝送を行うデータ伝送系は、本実施の形態としては光伝送のような非接触的な手段によるものとして説明する。
図3は、本発明に係る増幅装置の一実施の形態を示した系統図であり、増幅装置30は光受信回路40、クロック回路50、バイアス電圧制御回路60、振幅電圧制御回路70を備えている。
光受信回路40には、ホトダイオードのごとき光電気変換素子41と、光電気変換素子41から得られる微弱な電気信号を増幅するプリアンプ42と、プリアンプ42から得られる信号を更に増幅して所定の振幅の信号を得るリミッティングアンプ43を備えている。そして、光電気変換素子41は、図示しないレーザーダイオードのような電気信号を光信号に変換する電気光変換素子から送出された光信号を受信して、電気信号に変換するものであり、この信号は例えば500Mbps程度の速度で伝送される。
また、クロック回路50は、光電気変換素子41で受信される元のデータに含まれているクロック信号に同期したクロック信号を発生し、後述する補正回路の動作タイミングを一致させるために使用される。
バイアス電圧制御回路60には、プリアンプ42のバイアス電圧レベルをモニタするバイアス電圧レベルモニタ61と、モニタした結果、プリアンプ42のバイアス電圧レベルが所定の閾値よりも低かったときに、プリアンプ42のバイアス回路へ正帰還をかけてバイアス電圧レベルを正常動作時のレベルに保持させるバイアスレベル補正回路62と、バイアス電圧レベルモニタ61により、プリアンプ42のバイアス電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定されたときに、警報を発生する警報器63とを備えている。
さらに振幅電圧制御回路70には、リミッティングアンプ43の入力側の振幅電圧レベルをモニタする振幅電圧レベルモニタ71と、モニタした結果、振幅電圧レベルが所定の閾値よりも低かったときに、リミッティングアンプ43の入力側に正帰還をかけて、入力側の振幅電圧レベルを正常動作時のレベルに保持させる振幅レベル補正回路72と、振幅電圧レベルモニタ71により、リミッティングアンプ43の入力側振幅電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定されたときに、警報を発生する警報器73とを備えている。
【0013】
次に、上記のように構成された増幅装置30の動作について説明する。
例えば、光受信回路40がX線CT装置の固定架台1側に設けられているものとすれば、その光電気変換素子41は、X線CT装置の回転架台13側に設けられている図示しない電気光変換素子から送出された光信号を受信する。そして、光受信回路40における通常の信号の流れは、受信した光信号を光電気変換素子41で電気信号に変換し(ステップ1)、変換された電気信号は、プリアンプ42へ供給されて増幅され(ステップ2)、プリアンプ42の出力はリミッティングアンプ43でさらに増幅される(ステップ3)。そして、リミッティングアンプ43から所定レベルの信号が送出され、この信号が次段の制御回路或いは駆動回路などへ供給されることになる。このような信号の流れをフローチャートに示すと、図4のようになる。
なお、光受信回路40は回転架台13側に設けられていてもよく、その場合光受信回路40は、固定架台1側から送出される光信号を受信することになり、そのときの動作は先に述べた固定架台1側に設けられているときと同様である。
【0014】
さて、光受信回路40における通常の動作の下で、プリアンプ42やリミッティングアンプ43に、経時変化に伴い動作特性が劣化することが予想される。このような動作特性が劣化すると、プリアンプ42ではバイアス電圧レベルが所定の閾値よりも低下するため所定の増幅度を得ることができなくなる。同様にリミッティングアンプ43でも、動作特性が劣化することにより、入力レベルが低下して所定の増幅度を得ることができなくなる。そこで本発明では、プリアンプ42やリミッティングアンプ43に対して、動作特性の変化の様子をモニタするとともに、所定の閾値より低下していると判定した際に警報を発し、さらに、動作特性の劣化に対して一時的に所定の動作特性を保持するような応急処置を講ずるようにしている。
【0015】
このような本実施の形態に係る増幅装置30の動作の流れを、図3および図5に示したフローチャートを参照してさらに説明する。
図示しない電気光変換素子などからの光信号は、光電気変換素子41で受信され、ここで光信号は電気信号に変換される(ステップ11)。変換された電気信号は、プリアンプ42へ供給されて増幅される(ステップ12)が、プリアンプ42のバイアス電圧レベルはバイアス電圧レベルモニタ61によって常時モニタされる(ステップ13)。モニタした結果、プリアンプ42のバイアス電圧レベルが所定の閾値以上(YES)であれば、プリアンプ42の出力はリミッティングアンプ43へ供給され、所定振幅の出力信号を得るように増幅される(ステップ14)。
しかしながら、バイアス電圧レベルモニタ61でモニタした結果、プリアンプ42のバイアス電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定(NO)されたときには、バイアスレベル補正回路62がプリアンプ42のバイアス回路へ正帰還をかけるように動作して、バイアス電圧レベルを正常動作時のレベルに保持させる(ステップ15)。また、ステップ13において、すなわちバイアス電圧レベルモニタ61により、プリアンプ42のバイアス電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定(NO)されたときに、警報器63を動作させて警報を発生させる(ステップ16)。この警報器63の動作は、表示器を点灯したり、警報音を発生したり、あるいは遠隔地の監視センターなどへ信号を送出したりするものである。
【0016】
一方、リミッティングアンプ43の入力側の振幅電圧レベルも振幅電圧レベルモニタ71によって常時モニタされる(ステップ17)。そしてモニタした結果、振幅電圧レベルが所定の閾値以上(YES)であれば、リミッティングアンプ43から所定レベルの出力信号が次段の制御回路或いは駆動回路などへ送出される。
しかしながら、振幅電圧レベルモニタ71でモニタした結果、リミッティングアンプ43の入力側の振幅電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定(NO)されたときには、振幅レベル補正回路72がリミッティングアンプ43の入力回路へ正帰還をかけるように動作して、入力側の振幅電圧レベルを正常動作時のレベルに保持させて(ステップ18)、所定レベルの出力信号が得られるようにする。また、ステップ17において、すなわち振幅電圧レベルモニタ71により、リミッティングアンプ43の入力側の振幅電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定(NO)されたときに、警報器73を動作させて警報を発生させる(ステップ19)。この警報器73の動作も警報器63と同様に、表示器を点灯したり、警報音を発生したり、あるいは遠隔地の監視センターなどへ信号を送出したりする。
ここで、光電気変換素子41を介して伝送される信号は、所定のクロック信号に同期したものとなっている。そのため、バイアスレベル補正回路62と振幅レベル補正回路72とによって補正される信号のタイミングを合わせることが必要となる。クロック信号は伝送されるデータに含まれているので、クロック回路50において、光電気変換素子41で受信される元のデータに含まれているクロック信号に同期したクロック信号を発生し、これをバイアスレベル補正回路62と振幅レベル補正回路72とへ供給し、その動作タイミングを一致させている。
【0017】
このように本実施形態によれば、増幅装置30を構成する能動素子の特性が、経年変化などにより低下してきたことを、比較的早い段階で知ることができる。そして、特性の低下がある閾値以下になった場合、その旨を警報するので、サービスマンなどにより速やかに、部品の交換や修理など必要な処置を講ずることが可能となる。さらに、サービスマンなどにより処置が講じられるまでの間は、バイアスレベル補正回路62や振幅レベル補正回路72が作動して、応急措置として増幅装置30を通常の動作状態に保持させるので、X線CT装置を使用し続けることができる。よって、特性の低下が患者の撮影中に起こったとしても、撮影を継続することができ、再撮影に伴うX線被曝の増加を防止することができる。なお、伝送系が複数系統あって、本実施の形態に係る増幅装置30が複数ユニット設けられているような場合であって、警報器63と警報器73とが動作した時にLEDなどを点灯させるものの場合には、各増幅装置30にそれぞれ警報器63および警報器73を備えておくことにより、特性の低下している増幅装置30がどれであるかが容易に見分けることができ、サービスマンなどによるその後の保守作業が容易に実施できるようになる。勿論、複数の増幅装置30についての警報器63および警報器73を、X線CT装置の制御卓に集中的に配置しておいてもよい。
【0018】
また、病院などの医療サイトには、X線CT装置を始め磁気共鳴イメージング装置(MRI)など種々の医療機器が設置されていることが多く、例えば図6に系統図で示すように、これら医療サイト100、110、・・・に設置されている各医療機器100A、110A、・・・、100B、110B、・・・が保守・管理などのために、医療サイト100、100B、・・・内または遠隔地にあるサービスセンタ200に、ネットワーク300を介して接続されている場合がある。このような場合、警報器63および警報器73からの情報をサービスセンタ200へ伝送するようにしておいてもよい。
【0019】
なお本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。例えば増幅装置30はX線CT装置に備えられるものとして説明したが、X線CT装置に限らず種々の装置に使用することができる。勿論その装置は、医療機器に限定されるものでもない。また、伝送される信号は、光信号を光電気変換素子によって電気信号に変換されたものに限られるものではなく、油圧や風圧などの圧力或いは振動などを電気信号に変換したものであってもよい。さらに、非接触的に伝送される信号である必要もなく、従来のように、スリップリングのような機械的手段によるものであってもよい。
なお、実装スペースが広がることや、コストの上昇が容認されるような場合には、予備のプリアンプやリミッティングアンプを備えておき、バイアス電圧レベルや振幅電圧レベルが所定の閾値よりも低いと判定されたときに、これらを切り替えて使用するようにしても、増幅装置30を通常の状態で動作させ続けることが可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、増幅装置を構成する能動素子の特性が、経年変化などにより低下してきたことを、比較的早い段階で知ることができ、装置に不具合が発生する前に当該不具合へ対処したり、そのための準備をしたりすることが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線CT装置の、一実施の形態の概略構成を示した外観図である。
【図2】本発明に係るX線CT装置の、一実施の形態の概略的な系統図である。
【図3】本発明に係る増幅装置の一実施の形態を示した系統図である。
【図4】本実施形態に係る増幅装置における信号の流れの概略を説明するために示したフローチャートである。
【図5】本実施形態に係る増幅装置の動作を説明するために示したフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る増幅装置およびこれを備えたX線CT装置の応用例を説明するために示した系統図である。
【符号の説明】
30 増幅装置
40 光受信回路
41 光電気変換素子
42 プリアンプ
43 リミッティングアンプ
50 クロック回路
60 バイアス電圧制御回路
61 バイアス電圧レベルモニタ
62 バイアスレベル補正回路
63 警報器
70 振幅電圧制御回路
71 振幅電圧レベルモニタ
72 振幅レベル補正回路
73 警報器

Claims (6)

  1. X線を発生するX線発生手段および被検体を透過したX線を検出するX線検出手段を、固定架台に回転可能に支持された回転架台に搭載し、前記固定架台と前記回転架台との間でデータ伝送手段を介してデータを伝送するX線CT装置において、
    前記データ伝送手段を介して伝送されたデータに関する電気信号を増幅する増幅手段と、
    この増幅手段の動作特性からその経時変化の程度をモニタするモニタ手段と、
    このモニタ手段のモニタに基づいて外部に警報を行う警報手段とを備え、
    前記増幅手段は、前記電気信号を増幅する第1の増幅手段と、この第1の増幅手段の出力をさらに増幅する第2の増幅手段とを有し、
    前記モニタ手段は、前記第1の増幅手段のバイアス電圧レベルをモニタする第1のモニタ手段と、前記第2の増幅手段の振幅電圧レベルをモニタする第2のモニタ手段とを有し、
    前記補正手段は、前記第1のモニタ手段により前記第1の増幅手段のバイアス電圧レベルが所定の閾値より低下していると判定されたときに、そのバイアス電圧レベルを通常のレベルに補正する第1の補正手段と、前記第2のモニタ手段により前記第2の増幅手段の振幅電圧レベルが所定の閾値より低下していると判定されたときに、その振幅電圧レベルを通常のレベルに補正する第2の補正手段とを有することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記モニタ手段により前記増幅手段の動作特性が所定の閾値より低下していると判定されたとき、前記増幅手段の動作特性を通常の動作特性に補正する補正手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記警報手段は、前記モニタ手段のモニタに基づいて、サービスセンターへ警報を伝送することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記データは、前記回転架台の側から前記固定架台の側へ前記データ伝送手段を介して伝送される前記X線検出器により検出されたX線検出データであって、
    前記増幅手段、前記モニタ手段および前記補正手段は、前記データ伝送手段または前記固定架台の側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記第1の補正手段および前記第2の補正手段は、所定のクロック信号に同期して動作することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  6. 前記第1のモニタ手段により、前記第1の増幅手段のバイアス電圧レベルが所定の閾値より低下していると判定されたときおよび/または前記第2のモニタ手段により、前記第2の増幅手段の振幅電圧レベルが所定の閾値より低下していると判定されたときに、警報を発する警報手段を具備することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
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