JP4501318B2 - データ記録媒体、データ記録方法および装置、データ再生方法および装置、データ記録再生方法および装置 - Google Patents

データ記録媒体、データ記録方法および装置、データ再生方法および装置、データ記録再生方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンテンツのデータを記録したデータ記録媒体、データ記録方法および装置、データ再生方法および装置、データ記録再生方法および装置に関するもので、特に、多用途のコンテンツのデータ保護に係わる。
【0002】
【従来の技術】
オーディオコンテンツやビデオコンテンツのデータを記録媒体に記録する際に、著作権の保護を目的として、付加情報としてコピー管理情報をコンテンツのデータに重畳して埋め込むようにしたウォータマークの開発が進められている。このようなウォータマークとしては、スペクトラム拡散を用いて付加情報のスペクトラムを分散させてコンテンツのデータに重畳する方法、信号の下位ビットや圧縮時の高次係数に付加情報を挿入する方法、マスキング効果を利用してコンテンツに影響が生じないように付加情報を挿入する方法、所定範囲の第1のピーク若しくは第2のピークまたはその近傍に挿入する方法等が知られている。
【0003】
著作権の保護のためのコピー管理情報としては、音楽コンテンツでは、SCMS(Serial Copy Management System)が用いられている。また、ビデオコンテンツでは、CGMS(Copy Generation Management System)が用いられている。SCMSとCGMSとの最大の違いは、CGMSでは、オリジナルコンテンツからのコピー禁止が設定できることにあり、私的な複製を拒否できることである。
【0004】
SCMSのコピー管理情報は、図8に示すように、2ビットの情報を使ってコピーが管理されている。このSCMSのコピー管理情報は、コピーフリー、コピー禁止ばかりでなく、一世代コピー可というような、世代に渡るコピー管理が行える。
【0005】
すなわち、図8に示すように、SCMSのコピー管理情報では、2ビットの情報を使ってコピーが管理される。SCMSが(0,0)ならコピーフリー、(0,1)なら1世代コピー可、(1,1)なら、コピー禁止である。SCMSが(1,0)の場合は、リザーブである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
著作権の保護を目的として、一般市販用の記録媒体のコンテンツにコピー管理情報をウォータマークとして挿入する事が考えられている。このコピー管理情報として、SCMSのコピー管理情報を用いることが考えられる。SCMSのコピー管理情報では、コピーフリー、コピー禁止ばかりでなく、世代に渡るコピー管理が行える。
【0007】
ところが、コンテンツの記録媒体は一般市販用のみではなく、いろいろな用途がある。例えば、レンタル用に使う事が考えられる。その他、放送用等特殊な用途、カラオケ等々である。一般にこれらの用途には、コピー管理の内容が一般市販用とは異なると考えられる。
【0008】
従来は、これらの用途に対して別々の記録媒体が用意されるか、コピー管理の内容を無視する形で市販用と同一の記録媒体が用いられてきた。これは従来は、再生専用の記録媒体が市販用の記録媒体に用いられる場合は、コピー管理の内容が変更できなかった事による。
【0009】
したがって、この発明の目的は複数用途のコピー管理を簡単に行えるようにしたデータ記録媒体、データ記録方法および装置、データ再生方法および装置、データ記録再生方法および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、コンテンツデータと、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、その用途がコンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録媒体である。
【0011】
請求項に記載の発明は、コンテンツデータと、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、その用途がコンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録方法である。
【0012】
請求項17に記載の発明は、コンテンツのデータを記録媒体に記録する手段と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録する手段とを備え、その用途がコンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録装置である。
【0013】
請求項25に記載の発明は、コンテンツデータと、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生方法であって、記録媒体の用途を判別し、記録媒体に記録されている市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行うようにしの用途は、コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ再生方法である。
【0014】
請求項34に記載の発明は、コンテンツデータと、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生装置であって、記録媒体の用途を判別する手段と、記録媒体に記録されている市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段とを備え、その用途は、コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ再生装置である。
【0015】
請求項43に記載の発明は、コンテンツデータと、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体からコンテンツのデータを再生し、再生されたコンテンツのデータを他の記録媒体に記録する際に、記録媒体の用途を判別し、記録媒体に記録されている市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行い、その用途は、コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録し、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録し、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録再生方法である。
【0016】
請求項45に記載の発明は、コンテンツデータと、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体へのコンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体からコンテンツのデータを再生し、再生されたコンテンツのデータを他の記録媒体に記録するようにしたデータ記録再生装置であって、記録媒体の用途を判別する手段と、記録媒体に記録されている市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段と、再生されたコンテンツのデータを、コピー管理情報に基づいて制御して、他の記録媒体に記録する手段とを備え、その用途は、コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録し、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録し、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録再生装置である。
【0022】
記録媒体に、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとを同時に記録しておき、再生される用途が市販用なら、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nに応じてコピー制御が行われ、再生される用途がレンタル用なら、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rに応じてコピー制御が行われる。
【0023】
多くのコンテンツは、通常、CDやCD−ROMのように、市販用の記録媒体でコンテンツのデータが配布されている。一方、記録媒体はレンタル用としても貸与され、そのコピー管理情報は市販用のコピー管理情報とは一般に異なる。
【0024】
オリジナルの記録媒体に、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている場合には、市販用のオリジナルの記録媒体からの最初の世代のコピーは、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nが(0,1)なので、コピー可ということになる。オリジナルの記録媒体がレンタル用の記録媒体の場合のコピーは、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)はコピー禁止なので、コピー禁止となる。このように、記録媒体の用途に応じてコピーの制御が行える。また、1世代コピー可の制御を行う際にはコピーに際して、通常、管理情報の(0,1)から(1,1)への書き換えが行われる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。この実施形態は、記録媒体の用途毎の複数のコピー管理情報を用意しておき、この記録媒体の用途毎の複数のコピー管理情報を1つの記録媒体に同時に記録しておき、記録媒体の用途に対応するコピー管理情報を使って、コピー制御を行うようにしている。
【0026】
つまり、記録媒体としては、CD(Compact Disc)やCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)のような読み出し専用の記録媒体と、CD−R(Compact Disc Recordable)やCD−RW(Compact Disc Rewritable)のような記録可能な記録媒体とが使われており、共に市販用およびレンタル用に用いられる。このような記録媒体の用途に対応して、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rの2つのコピー管理情報が用意される。
【0027】
また、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rの記録方法としては、以下のものが考えられる。
【0028】
(1)ウォータマークの付加情報として、スペクトラム拡散で重畳したり、下位ビットに挿入したり、コンテンツのデータを圧縮したときの高次係数に挿入したり、マスキング効果を利用してコンテンツに現れないようにしたり、所定範囲の第1のピーク若しくは第2のピーク、またはその近傍に挿入するようにして記録する。
(2)サブコードやヘッダ等、所定のデータ領域に記録する。
(3)リードインやTOC(Table Of Contents)等、記録媒体の物理的な所定の領域に記録する。
【0029】
これら中の1つにコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rを記録しても良いし、これらの全てにコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rを記録しても良いし、勿論、これらの中のいくつかに、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rを記録しても良い。
【0030】
CDやCD−ROMのような記録媒体では、原盤を基に、配布、販売されるディスクがスタンパにより大量生産される。この原盤の作成方法や、CDおよびCD−ROMの作成方法については、周知の方法と同様である。
【0031】
つまり、図1は、原盤を作成する場合の記録装置の構成を示すものである。図1に示すように、原盤作成時には、入力端子1にコンテンツのデータが供給され、入力端子2および3に、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが供給される。入力端子1からのコンテンツのデータは、加算器12を介してエンコーダ4に供給され、エラー訂正符号化される。
【0032】
また、入力端子3からのコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rは、ウォータマーク発生回路7に供給される。ウォータマーク発生回路7で、ウォータマークの付加情報中に、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが含められる。このウォータマーク発生回路7の出力が加算器12において、入力端子1からのコンテンツのデータ中に重畳される。
【0033】
また、入力端子2からのコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rは、サブコードエンコーダ6に供給される。サブコードエンコーダ6で、サブコードデータ中に、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが含められる。このサブコードデータは、変調回路5に供給される。
【0034】
変調回路5の出力は、RFアンプ8を介して、光学ピックアップ9に供給される。光学ピックアップ9により、記録媒体としてのディスク10に、コンテンツのデータが記録される。また、このデータ中には、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが含められたウォータマークの情報が重畳される。サブコードのデータ中には、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが含められる。なお、コンテンツのデータを記録する光学ピックアップ9およびディスク10を回転させるスピンドルモータ11は、サーボ回路13によって制御される。
【0035】
販売、配布されるディスクは、このようにして作成された原盤を基に、スタンパにより大量生産される。
【0036】
このように、2つのコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rは、1つの記録媒体に同時に記録される。そして、記録媒体を再生するときに、2つのコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rの中から、その記録媒体の用途に対応するコピー管理情報が選ばれ、この選ばれたコピー管理情報に従って、コピー制御が行われる。
【0037】
なお、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rとしては、図7に示すように、SCMSのコピー管理情報と同様に、2ビットの情報を使ってコピーが管理される。つまり、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが(0,0)ならコピーフリー、(0,1)なら1世代コピー可、(1,1)なら、コピー禁止である。
【0038】
多くのコンテンツは、通常、CDやCD−ROMのように、読み出し専用の記録媒体でコンテンツのデータが配布されている。
【0039】
この発明の実施形態では、オリジナルのコンテンツのデータは主として読み出し専用の記録媒体で配布されていることを前提にし、その読み出し専用の記録媒体上に追加する形で、その記録媒体の用途が記録されているとするが、記録媒体が記録可能な記録媒体でも、説明のあらすじは同様である。
【0040】
読み出し専用の記録媒体上に、比較的少容量の記録部分を持たせる事は、例えば使用される光の波長で書き込み可能な物質を光ディスクの最内周に塗布し、そこに書き込みを行う事により達成される。また、光ディスクの反射膜に光で直接変形を起こさせるように書き込む方法などが知られている。
【0041】
同じような方法は記録可能な記録媒体でも用いられるが、CD−Rなどの一回書き込みのみが可能な記録媒体では、最内周の通常のデータ領域をそのまま転用することも行われる。
【0042】
追加で書き込むデータは、勿論直接用途を示すデータでも良いが、最内周の書き込みエリアにはユニークメディアIDとして数十ビットから数百ビットの番号が記録されることが多い。このユニークメディアIDは、そのディスクを個別に識別するために通常用いられるが、例えば、図2に示すように、この番号のある範囲を、例えば市販用、例えばレンタル用として決めておいても良い。図2の例では、全体の長さは128ビットであり、先頭の4ビットで用途を示し、一例として先頭の4ビットが(0000)から(1101)までは一般市販用であり、(1110)はレンタル用である。この先頭の4ビットで示す範囲の番号を書き込む事により市販用またはレンタル用と識別するわけである。
【0043】
この実施形態では、主として上述したような、記録媒体上に記録媒体の用途を記録する一例を説明するが、個々の記録媒体を識別する、例えばユニークメディアIDがある場合、このユニークメディアIDを使ってこの記録媒体と対応させた外部記録媒体、例えばメモリーカード(メモリ媒体)を用いて、個々の記録媒体の用途を再生装置に送ることができる。これは、例えばメモリーカード中に、ユニークメディアIDを記録し、それと対応する用途として例えば一般市販用とする事により実現できる。
【0044】
図3は、読み出し専用の記録媒体上の市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとの2つのコピー管理情報を使って、コンテンツのデータのコピーを行った場合のコピー制御を示すものである。なお、図3において、ハッチングのない記録媒体はオリジナルの読み出し専用の記録媒体であり、ハッチングの施された記録媒体はコピーを作るための書き込み可能な記録媒体である。
【0045】
図3において、先ず、オリジナルの記録媒体21Aを複製する場合について説明する。市販用のオリジナルの記録媒体21Aは、CDやCD−ROMのような読み出し専用の記録媒体であり、このオリジナルの記録媒体21Aには、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,0)が記録され、レンタル用の記録媒体用のSCMSのコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている。そして最内周に用途として、市販用途情報が記録されている。
【0046】
このような記録媒体21Aの情報を記録媒体21Bにコピーし、記録媒体21Aの1世代目の複製を作成するものとする。記録媒体21Bは、CD−RやCD−RWのような記録可能な記録媒体である。
【0047】
記録媒体21Aから記録媒体21Bに情報をコピーする際には、記録媒体21Aが再生され、記録媒体21Aのコピー管理情報がチェックされる。コピー管理情報としては、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとの2つのコピー管理情報があるが、オリジナルの記録媒体21Aは最内周の情報から市販用の記録媒体であるから、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nがチェックされる。市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nは(0,0)であり、コピーが許可されている。このため、記録媒体21Aから記録媒体21Bに情報がコピーできる。したがって、記録媒体21Aの情報が記録媒体21Bにコピーされ、記録媒体21Bに、オリジナルの記録媒体21Aの1世代目の複製が作成される。
【0048】
この1世代目の複製にあたる記録媒体21Bには、オリジナルの記録媒体21Aに記録されていた市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nおよびレンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rがそのまま記録される。したがって、1世代目の複製の記録媒体21Bには、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,0)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録される。
【0049】
記録媒体の用途もコピーされ、記録可能な記録媒体であるからリードインエリアやTOCなど特定のエリアに記録することもできるし、記録可能な記録媒体用の最内周の小容量の追加記録エリアにオリジナルと同じように記録する事もできる。
【0050】
そして、記録媒体21Bの情報を記録媒体21Cにコピーし、記録媒体21Aの2世代目の複製を作成するものとする。記録媒体21Cは、CD−RやCD−RWのような、記録可能な記録媒体である。
【0051】
記録媒体21Bから記録媒体21Cに情報をコピーする際には、記録媒体21Bが再生される。このとき、記録媒体21Bのコピー管理情報がチェックされる。記録媒体21Bはリードインや最内周などの情報から市販用の記録媒体であるから、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nがチェックされる。市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nは(0,0)であり、コピーが許可されている。このため、記録媒体21Bから記録媒体21Cに情報がコピーできる。したがって、記録媒体21Bの情報が記録媒体21Cにコピーされ、記録媒体21Cに、オリジナルの記録媒体21Aの2世代目の複製が作成される。
【0052】
この2世代目の複製にあたる記録媒体21Cには、記録媒体21Bに記録されていた市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nおよびレンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rがそのまま記録される。したがって、2世代目の複製の記録媒体21Cには、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,0)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録される。
【0053】
記録媒体の用途もコピーされ、リードインエリアや最内周など特定のエリアに記録される。
【0054】
このように、オリジナルの記録媒体21Aに、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,0)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている場合には、複数世代に渡って、コピーフリーということになる。
【0055】
次に、オリジナルの記録媒体22Aを複製する場合について説明する。市販用のオリジナルの記録媒体22Aは、CDやCD−ROMのような読み出し専用の記録媒体であり、このオリジナルの記録媒体22Aには、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている。また最内周に用途として、市販用途情報が記録されている。このような記録媒体22Aの情報を記録媒体22Bにコピーし、記録媒体22Aの1世代目の複製を作成するものとする。記録媒体22Bは、CD−RやCD−RWのような記録可能な記録媒体である。
【0056】
記録媒体22Aから記録媒体22Bに情報をコピーする際には、記録媒体22Aが再生され、このとき、コピー管理情報がチェックされる。オリジナルの記録媒体22Aは最内周の情報から市販用の記録媒体であるから、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nがチェックされる。市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nは(0,1)であり、1世代コピーが許可されている。このため、記録媒体22Aから記録媒体22Bに情報がコピーされる。したがって、記録媒体22Aの情報が記録媒体22Bにコピーされ、記録媒体22Bに、オリジナルの記録媒体22Aの1世代目の複製が作成される。
【0057】
この1世代目の複製にあたる記録媒体22Bには、オリジナルの記録媒体22Aに記録されていた市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−N(0,1)は書き換えられて、新たに市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−N(1,1)として記録される。レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rはそのまま記録される。したがって、1世代目の複製の記録媒体22Bには、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(1,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録される。
【0058】
記録媒体の用途もコピーされ、リードインエリアや最内周など特定のエリアに記録される。
【0059】
それから、記録媒体22Bの情報を記録媒体22Cにコピーし、記録媒体22Aの2世代目の複製を作成するものとする。記録媒体22Cは、CD−RやCD−RWのような記録可能な記録媒体である。
【0060】
記録媒体22Bから記録媒体22Cに情報をコピーする際には、記録媒体22Bが再生され、このとき、コピー管理情報がチェックされる。記録媒体22Bはリードインや最内周の情報から市販用の記録媒体であるから、市販用記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nがチェックされる。市販用記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nは(1,1)であり、コピーが禁止されている。したがって、記録媒体21Bの情報は、記録媒体21Cにコピーできない。
【0061】
このように、オリジナルの記録媒体22Aに、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている場合には、1世代のみコピー可ということになる。
【0062】
次に、オリジナルの記録媒体23Aを複製する場合について説明する。オリジナルの記録媒体23AはCDやCD−ROMのような読み出し専用の記録媒体であり、このオリジナルの記録媒体23Aには、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(1,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている。また最内周に用途として、市販用途情報が記録されている。このような記録媒体23Aの情報を、記録媒体23Bにコピーし、記録媒体23Aの1世代目の複製を作成するものとする。記録媒体23Bは、CD−RやCD−RWのような記録可能な記録媒体である。
【0063】
記録媒体23Aから記録媒体23Bに情報をコピーする際には、記録媒体23Aが再生され、このとき、コピー管理情報がチェックされる。オリジナルの記録媒体23Aは最内周の情報から市販用の記録媒体であるから、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nがチェックされる。市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nは(1,1)であり、コピーが禁止されている。このため、記録媒体23Aから記録媒体23Bへの情報のコピーはできない。
【0064】
このように、オリジナルの記録媒体23Aが市販用であって、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(1,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されている場合には、コピー禁止ということになる。
【0065】
ここで、SCMS−Rに(1,1)が記録されている事は以上の説明に関係がないので、オリジナルの記録媒体が市販用であればSCMS−Rの内容は何でも良い。
【0066】
以上の説明はオリジナルの記録媒体が市販用として説明したが、オリジナルの記録媒体がレンタル用としても、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rに夫々、(0,0)、(0,1)、(1,1)が記録されていれば、レンタル用として同じようにコピー制御が可能である。
【0067】
以上のように、記録媒体に、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとを同時に記録しておき、再生される記録媒体が市販用の記録媒体なら、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nに応じてコピー制御を行い、再生される記録媒体がレンタル用の記録媒体なら、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rに応じてコピー制御が行われる。
【0068】
この場合、コピーフリーと、1世代コピー可と、コピー禁止の制御が行える。
【0069】
図4は、このような2つのコピー管理情報を使って記録媒体のコピー制御を行うようにしたデータ再生装置の一例である。
【0070】
図4において、光ディスク101は、スピンドルモータ102によって、回転駆動される。光ディスク101からのデータを再生するための光ピックアップ103が設けられている。図示していないが、光ピックアップ103をディスク径方向に送る送りモータが設けられている。また、サーボ回路112は、スピンドルモータ102の回転、および光ピックアップのフオーカシングおよびトラッキングを制御する。
【0071】
光ディスク101に記録されているコンテンツのデータには、ウォータマークによる付加情報が重畳されている。ウォータマークとしては、スペクトラム拡散を用いて付加情報を入れる方法、信号の下位ビットや圧縮時の高次係数に付加情報を入れる方法、マスキング効果を利用して付加情報を入れる方法等を用いることができる。ウォータマークによる付加情報中には、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとからなるコピー管理情報が含まれている。
【0072】
また、光ディスク101には、コンテンツのデータと共に、サブコードのデータが記録できる。このサブコードのデータ中には、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとからなるコピー管理情報が含まれている。このウォータマークによる付加情報として記録されているコピー管理情報と、サブコードのデータ中のコピー管理情報とは、同一のものとされている。
【0073】
光ディスク101としては、CDやCD−ROM、CD2−ROMのような再生専用のものと、CD−RやCD−RW、CD2−RやCD2−RWのような記録可能なものとがある。そして、光ディスク101には、最内周の小容量追加記録エリアにディスクの用途の情報が含まれているものとする。
【0074】
光ディスク101の再生信号は、光ピックアップ103から再生アンプ104に供給される。再生アンプ104の出力が復調回路105に供給される。復調回路105で、データの復調処理がなされる。復調回路105の出力がエラー訂正回路106に供給されると共に、サブコードデコーダ107に供給される。
【0075】
また、再生アンプ104の出力が最内周復調回路113に供給される。最内周復調回路113の出力が用途判別回路115に供給される。用途判別回路115は、復調回路113の出力により、再生されているディスクの用途を判別している。
【0076】
この場合、ディスク最内周の小容量追加記録エリアへの記録はデータ記録エリアの変調とは異なったものとしているが、リードインエリアやTOCに記録された場合や、データエリアと同じ変調を用いた場合は、エラー訂正回路106の出力または復調回路105の出力が用途判別回路の入力とされる。
【0077】
エラー訂正回路106は、エラー訂正処理を行っている。エラー訂正回路106の出力は、スイッチ回路109に供給されると共に、ウォータマーク検出回路110に供給される。スイッチ回路109を介された出力は、スイッチ回路118を介して、データの出力端子121から出力されると共に、D/Aコンバータ119に供給される。D/Aコンバータ119の出力がアナログ信号の出力端子120から取り出される。
【0078】
エラー訂正回路106は、エラー訂正処理を行っており、エラー訂正回路106により、光ディスク101に記録されていたコンテンツのデータが復号される。
【0079】
また、この光ディスク101から再生されるコンテンツのデータ中には、ウォータマークによる付加情報が重畳されている。エラー訂正回路106の出力はウォータマーク検出回路110に供給され、ウォータマーク検出回路110により、コンテンツのデータ中にウォータマークにより付加情報が検出される。このウォータマークによる付加情報は、コピー管理情報抽出回路111に供給される。
【0080】
また、光ディスク101から再生されるデータ中にサブコードデータが含まれており、このサブコードデータ中には、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rが含まれている。復調回路105の出力はサブコードデコーダ107に供給され、サブコードデコーダ107で、サブコードデータが復号される。このサブコードデコーダ107の出力がコピー管理情報抽出回路108に供給される。
【0081】
コピー管理情報抽出回路111およびコピー管理情報抽出回路108には、用途判別回路115から、用途判別信号が供給される。前述したように、用途判別回路115では、ディスク最内周の小容量追加記録エリアの信号から、光ディスク101が市販用のディスクか、レンタル用のディスクかが判断されており、用途判別回路115からは、判別された用途を識別するための用途判別信号が出力されている。
【0082】
前述したメモリーカード(外部記録媒体)を用いて用途を送る場合は、外部メモリーリーダー122から読まれた情報は用途判別回路115に送られ、用途判別回路115からは、判別された用途を識別するための用途判別信号が出力されている。
【0083】
コピー管理情報抽出回路111で、用途判別回路115からの用途判別信号に基づいて、ウォータマークの情報中に含まれているコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rのうち、用途に対応するコピー管理情報が選択される。つまり、用途判別回路115で、光ディスク101が市販用のディスクであると判断されたときには、ウォータマークの付加情報中に含まれているコピー管理情報として、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nが出力され、光ディスク101がレンタル用のディスクであると判断されたときには、ウォータマークの情報中に含まれているコピー管理情報として、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rが出力される。
【0084】
また、コピー管理情報抽出回路108で、用途判別回路105の出力に基づいて、サブコード中に含まれているコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rのうち、用途に対応するコピー管理情報が選択される。つまり、用途判別回路115で、光ディスク101が市販用のディスクであると判断されたときには、サブコード中のコピー管理情報として、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nが出力され、光ディスク101がレンタル用のディスクであると判断されたときには、サブコード中のコピー管理情報として、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rが出力される。
【0085】
コピー管理情報抽出回路111の出力およびコピー管理情報抽出回路108の出力が照合回路116に供給される。照合回路116で、コピー管理情報抽出回路108からのサブコード中のコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rと、コピー管理情報抽出回路111からのウォータマークの情報中のコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rとが照合される。
【0086】
通常、サブコード中のコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rと、ウォータマークの付加情報中のコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rは同じものが入っているので、コピー管理情報抽出回路108からのサブコード中のコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rと、コピー管理情報抽出回路111からのウォータマークの付加情報中のコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rとは一致しているはずである。一致している場合には、スイッチ回路109がオンされる。
【0087】
照合回路116の出力が判断回路117に供給される。判断回路117は、コピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rに基づいて、スイッチ回路118を制御するものである。
【0088】
すなわち、判断回路117は、コピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rが(0,0)または(0,1)なら、コピーは許可または1世代許可なので(図7参照)、スイッチ回路118がオンされる。コピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rが(1,1)なら、コピーは禁止なので、スイッチ回路118がオフされる。
【0089】
このように、コピー管理情報抽出回路108からのサブコード中のコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rと、コピー管理情報抽出回路111からのウォータマークの情報中のコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rとが一致しているときには、スイッチ回路109がオンされる。
【0090】
そして、記録媒体の用途によりコピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rが選択され、選択されたコピー管理情報が(0,0)または(0,1)なら、スイッチ回路118がオンされる。スイッチ回路109がオンで、スイッチ回路118がオンの場合には、エラー訂正回路106によりデコードされた光ディスク101の出力は、スイッチ回路109、スイッチ回路111を介して出力端子121から出力される。このため、データ出力端子121に記録装置を接続すれば、データのコピーが可能になる。
【0091】
コピー管理情報SCMS−NまたはSCMS−Rが(1,1)なら、コピー禁止なので(図7参照)、スイッチ回路118がオフされる。スイッチ回路118がオフの場合には、エラー訂正回路106によりデコードされた光ディスク101の出力は、出力端子121から出力されない。このため、データ出力端子121に記録装置を接続しても、データのコピーは行えない。
【0092】
このように、光ディスク101のサブコードおよびウォータマーク中にコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rを記録しておくと、このコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rによりスイッチ回路118をオン/オフすることにより、不正コピーが防止できる。
【0093】
図5は、図4に示した再生装置100に、記録装置150を接続して、ディスクの複製を試みたときの動作を説明するものである。
【0094】
例えば、再生装置100に、市販用の光ディスク101Aを装着したとする。この光ディスク101Aのサブコードおよびウォータマーク情報中には、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nとして(0,1)が記録され、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとして(1,1)が記録されているとする。
【0095】
このような光ディスク101Aが再生装置100で再生されると、用途判別回路115では、ディスク最内周の小容量追加記録エリアの信号から、市販用のディスクであると判断される。
【0096】
サブコードデコーダ107では、光ディスク101Aの再生データのサブコード中に記録されているコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rがデコードされる。このサブコードデータがコピー管理情報抽出回路108に供給される。用途判別回路115でディスク101は市販用のディスクであると判断されるので、コピー管理情報抽出回路108からは、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nが選択されて出力される。
【0097】
ウォータマーク検出回路110では、光ディスク101Aから再生されるコンテンツデータ中にウォータマークとして重畳されている付加情報として記録されているコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rがデコードされる。このウォータマークとして付加されている付加情報がコピー管理情報抽出回路111に供給される。ディスク101Aは、市販用のディスクなので、コピー管理情報抽出回路111では、コピー管理情報SCMS−Nが選択される。
【0098】
コピー管理情報抽出回路108からのコピー管理情報SCMS−Nと、コピー管理情報抽出回路111からのコピー管理情報SCMS−Nとが一致していれば、スイッチ回路109がオンされる。そして、このとき、コピー管理情報抽出回路108で選択されたサブコード中のコピー管理情報およびコピー情報抽出回路111で抽出されたウォータマーク中のコピー管理情報SCMS−Nに応じて、スイッチ回路118が制御される。サブコード中のコピー管理情報およびウォータマーク中のコピー管理情報SCMS−Nは共に(0,1)なので、判断回路117の出力により、スイッチ118がオンされる。
【0099】
したがって、光ディスク101Aの再生情報は、復調回路105で復調され、エラー訂正回路106でエラー訂正された後、スイッチ回路109、スイッチ回路118を介して、出力端子121から出力され、出力端子121からのデータは、記録装置150の入力端子151に入力され、記録装置150に装着された光ディスク101Bに記録される。
【0100】
なお、このとき、複製された光ディスク101Bには、コピー管理情報SCMS−Nとして、オリジナルの光ディスク101Aのコピー管理情報(0,1)がコピーを行う事によって変更された新しいコピー管理情報(1,1)が記録され、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nが(1,1)、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rが(1,1)となる。
【0101】
記録媒体の用途もコピーされ、リードインエリアやTOCなど特定のエリアに記録される。
【0102】
次に、図6に示すように、光ディスク101Aのコンテンツのデータが複製された光ディスク101Bを再生装置100に装着し、記録装置150に、記録可能な光ディスク101Cを装着して、更にその複製を試みたとする。
【0103】
この場合、このような光ディスク101Bが再生されると、用途判別回路115では、市販用のディスクであると判断される。
【0104】
サブコードデコーダ107からは、サブコード中に記録されているコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rがデコードされ、ディスク101Bは、市販用のディスクなので、コピー管理情報抽出回路108からは、コピー管理情報SCMS−Nが選択されて出力される。
【0105】
ウォータマーク検出回路110からは、ウォータマーク中に含まれているコピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rがデコードされ、ディスク101Bは、市販用のディスクなので、コピー管理情報抽出回路111からは、コピー管理情報SCMS−Nが選択されて出力される。
【0106】
コピー管理情報抽出回路108からのコピー管理情報SCMS−Nと、コピー管理情報抽出回路111からのコピー管理情報SCMS−Nとが一致していれば、スイッチ回路109がオンされる。そして、このとき、コピー管理情報抽出回路108で選択されたサブコード中のコピー管理情報およびコピー情報抽出回路111で抽出されたウォータマーク中のコピー管理情報に応じて、スイッチ回路118が切り換えられる。サブコード中のコピー管理情報およびウォータマーク中のコピー管理情報は共にSCMS−Nが(1,1)なので、判断回路117の出力により、スイッチ118がオフされる。
【0107】
したがって、出力端子121からはデータは出力されず、記録装置150の光ディスク101Cには、光ディスク101Bの出力データを記録できない。このように、オリジナルの市販用の記録媒体101Aの市販用の記録媒体用のコピー管理情報が(0,1)で、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報が(1,1)のときには、1世代のみコピー可となる。
【0108】
なお、上述の例では、サブコードとウォータマークの双方に情報としてコピー管理情報を記録している。これは、コピー管理を強力にすると共に、コピー管理の信頼性を向上させるためである。
【0109】
勿論、サブコードまたはウォータマークのどちらか一方に、コピー管理情報を記録しておくようにしても良い。また、サブコードとウォータマークの双方にコピー管理情報を記録しておき、サブコードまたはウォータマークの情報のどちらか一方を使って、コピー管理を行うようにしても良い。
【0110】
また、サブコードやウォータマーク以外の所に、コピー管理情報を記録しておくようにしても良い。例えば、TOC(Table Of Contents)や、リードイン等、記録媒体の所定のエリアにコピー管理情報を記録するようにしても良い。また、コンテンツのヘッダにコピー管理情報を記録するようにしても良い。
【0111】
なお、上述までの例では、オリジナルの記録媒体は、読み出し専用の記録媒体であることを前提としているが、オリジナルの記録媒体が常に読み出し専用の記録媒体であるわけではない。オリジナルの記録媒体が記録可能の記録媒体で提供される場合もある。例えば、ユーザが自身が作成した記録媒体を配布したような場合や、自費出版のような少量生産の場合には、オリジナルの記録媒体が記録可能な記録媒体となる。また、ダウンロードしたコンテンツがオリジナルの場合にも、オリジナルの記録媒体は記録可能な記録媒体となる。
【0112】
オリジナルの記録媒体が記録可能な記録媒体である場合にも、前述と同様に、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとの2つのコピー管理情報が使用される。ディスク最内周やリードインエリア、TOC等への記録媒体の用途の書き込みも同様である。
【0113】
図7は、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nおよびレンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rの状態と、コピー制御についてまとめたものである。この例では、ビットb0〜b3のうち、ビットb0およびb1が市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nを示し、ビットb2およびb3がレンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rを示している。
【0114】
なお、図2の説明では、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとを分けて説明しているが、図7では、コピー管理情報を4ビットとして扱い、この4ビットのうちの上位ビットと下位ビットとで、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとが表現されている。図7は、コピー管理情報SCMS−NおよびSCMS−Rの定義を示すもので、これは、通常のSCMSと基本的に同じである。
【0115】
上述の実施形態では、複数の用途に応じたコピー管理情報を用意しておき、これら複数の用途に応じたコピー管理情報を1つの記録媒体に同時に記録しておき、記録媒体を再生するときに、その記録媒体の用途を判断して、対応する用途のコピー管理情報を選び、これに従ってコピー管理を行うようにしている。
【0116】
【発明の効果】
この発明に依れば、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nと、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rとを同時に記録しておき、再生される記録媒体が市販用の記録媒体なら、市販用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Nに応じてコピー制御が行われ、再生される記録媒体がレンタル用の記録媒体なら、レンタル用の記録媒体用のコピー管理情報SCMS−Rに応じてコピー制御が行われる。これにより、複数世代に渡るコピー制御を行うことができる。
【0117】
また、この発明に依れば、再生専用の記録媒体であっても、スタンパにより大量生産されるまでは複数のコピー管理情報を記録しておき、工場から出荷する時や実際に販売される時、レンタルされる時など用途に応じて、最内周の追加記録エリアに用途を書き込む事により用途に応じたコピー管理が可能となる。
【0118】
また、この発明に依れば、記録可能な記録媒体に、大量生産された再生専用の記録媒体からコピーを作製し、その最内周に用途を書き込む事により特定の用途に適したコピー管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された記録装置の一例の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用された記録媒体における、用途の識別案の一例の説明に用いる略線図である。
【図3】この発明が適用された記録媒体を使ったコピー制御の説明に用いる略線図である。
【図4】この発明が適用された再生装置の一例の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明が適用された再生装置の一例の説明に用いるブロック図である。
【図6】この発明が適用された再生装置の一例の説明に用いるブロック図である。
【図7】コピー管理情報の説明に用いる略線図である。
【図8】従来のコピー管理情報の説明に用いる略線図である。
【符号の説明】
21A、22A、23A・・・オリジナルの記録媒体、21B、22B、23B・・・1世代目の複製の記録媒体、21C、22C・・・2世代目の複製の記録媒体

Claims (46)

  1. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録媒体。
  2. 上記所定のデータ領域は、ヘッダの領域である請求項1に記載のデータ記録媒体。
  3. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録媒体。
  4. 上記所定の領域は、ディスクのリードインである請求項3に記載のデータ記録媒体。
  5. 上記所定の領域は、TOC(Table Of Contents)である請求項3に記載のデータ記録媒体。
  6. 上記所定の領域は、ディスクの内周に設けられた小容量追加記録エリアである請求項3に記載のデータ記録媒体。
  7. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録媒体。
  8. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録され、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録され、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録媒体。
  9. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録方法。
  10. 上記所定のデータ領域は、ヘッダの領域である請求項9に記載のデータ記録方法。
  11. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録方法。
  12. 上記所定の領域は、ディスクのリードインである請求項11に記載のデータ記録方法。
  13. 上記所定の領域は、TOC(Table Of Contents)である請求項11に記載のデータ記録方法。
  14. 上記所定の領域は、ディスクの内周に設けられた小容量追加記録エリアである請求項11に記載のデータ記録方法。
  15. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録方法。
  16. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録し、
    その用途が上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録され、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録され、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録方法。
  17. コンテンツのデータを記録媒体に記録する手段と、
    他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録する手段とを備え、
    その用途が上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録装置。
  18. 上記所定のデータ領域は、ヘッダの領域である請求項17に記載のデータ記録装置。
  19. コンテンツのデータを記録媒体に記録する手段と、
    他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録する手段とを備え、
    その用途が予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ記録装置。
  20. 上記所定の領域は、ディスクのリードインである請求項19に記載のデータ記録装置。
  21. 上記所定の領域は、TOC(Table Of Contents)である請求項19に記載のデータ記録装置。
  22. 上記所定の領域は、ディスクの内周に設けられた小容量追加記録エリアである請求項19に記載のデータ記録装置。
  23. コンテンツのデータを記録媒体に記録する手段と、
    他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録する手段とを備え、
    その用途が記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録装置。
  24. コンテンツのデータを記録媒体に記録する手段と、
    他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報とを記録する手段とを備え、
    その用途が上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録され、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録され、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録装置。
  25. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生方法であって、
    上記記録媒体の用途を判別し、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行うようにし、
    その用途は、上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ再生方法。
  26. 上記所定のデータ領域は、ヘッダの領域である請求項25に記載のデータ再生方法。
  27. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生方法であって、
    上記記録媒体の用途を判別し、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行うようにし、
    その用途は、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ再生方法。
  28. 上記所定の領域は、ディスクのリードインである請求項27に記載のデータ再生方法。
  29. 上記所定の領域は、TOC(Table Of Contents)である請求項27に記載のデータ再生方法。
  30. 上記所定の領域は、ディスクの内周に設けられた小容量追加記録エリアである請求項27に記載のデータ再生方法。
  31. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生方法であって、
    上記記録媒体の用途を判別し、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行うようにし、
    その用途は、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ再生方法。
  32. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生方法であって、
    上記記録媒体の用途を判別し、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行うようにし、
    その用途は、上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録し、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録し、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ再生方法。
  33. 上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、予め設定された記録媒体中の所定領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録される上記記録媒体の用途の全て、またはこれらのうちの一部の上記記録媒体の用途に基づいて判断を行うようにした請求項32に記載のデータ再生方法。
  34. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生装置であって、
    上記記録媒体の用途を判別する手段と、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段とを備え、
    その用途は、上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ再生装置。
  35. 上記所定のデータ領域は、ヘッダの領域である請求項34に記載のデータ再生装置。
  36. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生装置であって、
    上記記録媒体の用途を判別する手段と、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段とを備え、
    その用途は、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録されるようにしたことを特徴とするデータ再生装置。
  37. 上記所定の領域は、ディスクのリードインである請求項36に記載のデータ再生装置。
  38. 上記所定の領域は、TOC(Table Of Contents)である請求項36に記載のデータ再生装置。
  39. 上記所定の領域は、ディスクの内周に設けられた小容量追加記録エリアである請求項36に記載のデータ再生装置。
  40. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生装置であって、
    上記記録媒体の用途を判別する手段と、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段とを備え、
    その用途は、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ再生装置。
  41. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体を再生するデータ再生装置であって、
    上記記録媒体の用途を判別する手段と、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段とを備え、
    その用途は、上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録し、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録し、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ再生装置。
  42. 上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、予め設定された記録媒体中の所定領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録される上記記録媒体の用途の全て、またはこれらのうちの一部の上記記録媒体の用途に基づいて判断を行うようにした請求項41に記載のデータ再生装置。
  43. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体から上記コンテンツのデータを再生し、上記再生されたコンテンツのデータを他の記録媒体に記録する際に、
    記録媒体の用途を判別し、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、
    上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行い、
    その用途は、上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録し、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録し、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録再生方法。
  44. 上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、予め設定された記録媒体中の所定領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録される上記記録媒体の用途の全て、またはこれらのうちの一部の上記記録媒体の用途に基づいて判断を行うようにした請求項43に記載のデータ記録再生方法。
  45. コンテンツデータと、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御する市販用記録媒体用のコピー管理情報と、他の記録媒体への上記コンテンツデータのコピーを制御するレンタル用記録媒体用のコピー管理情報が記録されたデータ記録媒体から上記コンテンツのデータを再生し、上記再生されたコンテンツのデータを他の記録媒体に記録するようにしたデータ記録再生装置であって、
    記録媒体の用途を判別する手段と、
    上記記録媒体に記録されている上記市販用記録媒体用およびレンタル用記録媒体用のコピー管理情報の中から、上記判別された用途に対応するコピー管理情報を判断し、上記用途に対応するコピー管理情報に従って動作制御を行う手段と、
    上記再生されたコンテンツのデータを、上記コピー管理情報に基づいて制御して、上記他の記録媒体に記録する手段とを備え、
    その用途は、上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録し、および/または、予め設定された記録媒体中の所定の領域に記録し、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録してあるようにしたことを特徴とするデータ記録再生装置。
  46. 上記コンテンツのデータ中の所定のデータ領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、予め設定された記録媒体中の所定領域に記録される上記記録媒体の用途、および/または、記録媒体に対応したメモリ媒体に記録される上記記録媒体の用途の全て、またはこれらのうちの一部の上記記録媒体の用途に基づいて判断を行うようにした請求項45に記載のデータ記録再生装置。
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