JP4499576B2 - 光波長多重システム、光終端装置および光ネットワークユニット - Google Patents

光波長多重システム、光終端装置および光ネットワークユニット Download PDF

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Description

本発明は、光送受信装置(センタ側)と複数の光送受信装置(ユーザ側)との間で双方向光通信を行う光波長多重システムに関する。また、本発明の光波長多重システムに用いる光終端装置および光ネットワークユニットに関する。
なお、光送受信装置(センタ側)は例えば光終端装置(OLT)と呼ばれ、光送受信装置(ユーザ側)は例えば光ネットワークユニット(ONU)と呼ばれるものであり、以下OLTおよびONUとして説明する。
図22は、従来の光波長多重システムの第1の構成例を示す(特許文献1)。図において、OLT50とユーザ1〜n(nは2以上の整数)に対応するONU60−1〜60−nは、光ファイバ伝送路71および光パワースプリッタ(光カプラ)72を介して1:nに接続されている。
OLT50は、複数の光送信器51−1〜51−nと波長多重器52から構成される。各光送信器51−1〜51−nは、互いに異なる波長の下り信号光を出力する。波長多重器52は、各光送信器から送信された下り信号光を波長多重し、波長多重信号光として光ファイバ伝送路71に送出する。この波長多重信号光は、光パワースプリッタ72でn分岐して各ONU60に伝送される。ユーザkのONU60−kは、波長選択フィルタ61と光受信器62から構成される。波長選択フィルタ61は、波長多重信号光からユーザkのONU60−kに割り当てられた波長の下り信号光を選択する。光受信器62は、波長選択された下り信号光の受信処理を行う。他のONUにおいてもそれぞれ割り当てられた波長の下り信号光の受信処理を行う。
特許文献1には、上り信号光に関する記述はないが、各ONU60が互いに異なる波長の上り信号光を送出するようにすれば、各上り信号光は光パワースプリッタ72で波長多重されてOLT50に到達する。OLT50では、波長多重された各ONUからの上り信号光を波長多重分離し、それぞれ光受信器で受信処理することにより、OLTと各ONU間で双方向通信が可能になる。
図23は、従来の光波長多重システムの第2の構成例を示す(特許文献2)。図において、OLT50と波長合分波器73は多重区間の光ファイバ伝送路71−1,71−2を介して接続され、波長合分波器73とユーザ1〜n(nは2以上の整数)に対応するONU60−1〜60−nは、それぞれアクセス区間の光ファイバ伝送路71−3,71−4を介して接続される。ここでは、OLTからONUへの下り信号用として1つの波長帯Dを割り当て、ONUからOLTへの上り信号用として1つの波長帯U(≠D)を割り当て、さらに波長帯Dの波長λd1〜λdnおよび波長帯Uの波長λu1〜λunをそれぞれ各ONUに割り当てる例を示す。
OLT50の光送信部53は、波長帯D(波長λd1〜λdn)の下り光信号と波長帯U(波長λu1〜λun)の上り用光キャリアを波長多重し、光ファイバ伝送路71−1を介して波長合分波器73へ送信する。波長合分波器73は、波長帯Dの下り光信号と波長帯Uの上り用光キャリアをそれぞれ各波長に分波し、波長λd1〜λdnの下り光信号および波長λu1〜λunの上り用光キャリアの各ペアを、光ファイバ伝送路71−3を介してそれぞれ対応するONU60−1〜60−nへ送信する。
ONU60−1は、伝送されてきた波長λd1の下り光信号と波長λu1の上り用光キャリアをWDMカプラ63で分波し、波長λd1の下り光信号を光受信器64で受信し、波長λu1の上り用光キャリアを光変調器(M)65で変調し、上り光信号として光ファイバ伝送路71−4を介して波長合分波器73へ送信する。他のONUについても同様である。各ONUから送信された波長λu1〜λunの上り光信号は波長合分波器73で波長多重され、上りの光ファイバ伝送路71−2を介してOLT50へ伝送され、光受信部54に受信される。
ここで、下り光信号の波長帯D(波長λd1〜λdn)と、上り光信号(上り用光キャリア)の波長帯U(波長λu1〜λun)は、図23に示すように、波長軸上で重ならないように配置される。波長合分波器73としてアレイ導波路回折格子(AWG)を用いる場合、FSR(フリースペクトルレンジ)間隔の下り信号波長(例えばλd1)と上り信号波長(例えばλu1)を同じポートに分波する機能を有する。各ONUでは、波長帯Dと波長帯Uからそれぞれ1波ずつ分波された下り光信号と上り用光キャリアがペアで入力されるので、図23に示すように波長帯Dと波長帯Uを分離する同一仕様のWDMカプラ63を用いることにより、下り光信号と上り用光キャリアを分離して互いに干渉を引き起こさないようにすることができる。
ところで、このような工夫は、ONU60−1〜60−nの構成要素の共通化(少品種化)を目的としている。すなわち、まずOLT50から各波長の上り用光キャリアを各ONUに供給することにより、各ONUはそれぞれ割り当てられる波長の光源を個々に備える必要がなく、同一仕様の波長帯Uの光変調器65で対応することができる。さらに、各ONUでは、下り光信号と上り用光キャリアを分波するために、波長帯Dと波長帯Uを分離する同一仕様のWDMカプラ63で対応することができる。
特公平3−44701号公報 特開2000−196536号公報
ところで、複数のONUが光パワースプリッタを介して1つのOLTに接続される光波長多重システムでは、各ONUの受信波長および送信波長を予め決めている。したがって、ONUを新たに追加する場合には、ONUを接続した地点で対応する受信波長および送信波長を設定する必要があった。
また、複数のONUが波長合分波器を介して1つのOLTに接続される光波長多重システムでは、各ONUの受信波長および送信波長は接続される地点に応じて決まる。したがって、ONUを新たに追加する場合には、ONUを接続した地点で対応する受信波長および送信波長を設定する必要があった。
さらに、複数のONUが光パワースプリッタまたは波長合分波器を介して1つのOLTに接続される光波長多重システムでは、複数のONUとOLTとの間で、各ONU対応の光損失にばらつきがある。このため、すべてのONUがほぼ同一のパワーで送信しても、OLTの受光パワーにばらつきが生じ、各ONUに対応する上り信号光間でクロストークが発生する問題があった。
本発明は、光パワースプリッタまたは波長合分波器を用いた光波長多重システムにおいて、ONUを新たに接続する際に、新設ONUの受信波長、送信波長および送信パワーをOLTからの制御により設定および調整することができる光波長多重システム、光終端装置および光ネットワークユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1の波長合分波器を用いた光波長多重システムのOLTは、下り信号光を波長多重し、上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、新設するONUに設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、各ONUに対応する各波長の下り信号光に多重化して送信する制御信号送信手段を備える。新設ONUは、波長合分波器で切り出された所定の波長の下り信号光に多重化された制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備える。
本発明の第1の波長合分波器を用いた光波長多重システムのOLTは、下り信号光を波長多重し、上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、新設するONUに設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、新設するONUに対応する所定の波長の下り信号光に多重化して送信する制御信号送信手段を備える。新設ONUは、所定の波長の下り信号光に多重化された制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備える。
本発明の第1の波長合分波器を用いた光波長多重システムのOLTは、下り信号光を波長多重し、上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、新設するONUに設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、各ONUに対応する下り信号光の波長帯に対して、波長合分波器の周期性分だけ離れた広帯域の下り信号光として送信する制御信号送信手段を備える。新設ONUは、広帯域の下り信号光から波長合分波器で切り出された波長の下り信号光から制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備える。
本発明は、複数のONUが光パワースプリッタまたは波長合分波器を介して1つのOLTに接続する光波長多重システムにおいて、ONUを新たに接続する際に、新設ONUの受信波長、送信波長および送信パワーをOLTからの制御により設定および調整することができる。これにより、新設するONUの接続位置で受信波長および送信波長の設定が不要となり、新設時の作業効率を高めることができる。また、複数のONUとOLTとの間で各ONU対応の光損失にばらつきがある場合でも、OLTからの制御により各ONUの最適な送信パワーを調整することができるので、各ONUに対応する上り信号光間でクロストークの発生を回避することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の光波長多重システムの第1の実施形態を示す。図において、OLT10とONU20−k(1≦k≦n)は、光ファイバ伝送路71および光パワースプリッタ(光カプラ)72を介して接続される。
OLT10は、複数n個の光送信器11−1〜11−n、複数n個の光受信器12−1〜12−n、波長合分波器13、複数の制御信号多重手段14−1〜14−n、処理部15および制御信号分配器16から構成される。各光送信器11−1〜11−nおよび各光受信器12−1〜12−nは、それぞれ対応するONUとの間で互いに異なる波長の下り信号光および上り信号光を送受信する。各ONUに対応する下り信号光の波長をλd1〜λdnとし、上り信号光の波長をλu1〜λunとする。波長合分波器13は、各光送信器11−1〜11−nから送信された波長λd1〜λdnの下り信号光を波長多重し、波長多重信号光として光ファイバ伝送路71に送出する。光ファイバ伝送路71に送出された波長多重信号光は、光パワースプリッタ72を介して各ONU20−1〜20−nに分配される。すなわち、ONU20−kにも波長λd1〜λdnの下り信号光を波長多重した波長多重信号光が入力される。一方、各ONU20−1〜20−nからそれぞれ送信された波長λu1〜λunの上り信号光は、光パワースプリッタ72で波長多重されてOLT10に入力される。OLT10に入力する波長多重信号光は、波長合分波器13で波長λu1〜λunの上り信号光に分離され各光受信器12−1〜12−nに受信する。
処理部15は、新設ONU20−kのIDと波長設定情報等を含む制御信号を生成し、制御信号分配器16はこの制御信号を各制御信号多重手段14−1〜14−nに分配する。各制御信号多重手段14−1〜14−nは、各ONUに送信する下り主信号に制御信号を多重して各光送信器11−1〜11−nに送出する。各光送信器11−1〜11−nは、それぞれ主信号と制御信号を含む波長λd1〜λdnの下り信号光を生成する。したがって、波長λd1〜λdnの下り信号光を波長多重した波長多重信号光が入力される新設ONU20−kでは、各波長の下り信号光のいずれからも制御信号を抽出することができる。一方、各光受信器12−1〜12−nは、それぞれ受信した上り主信号を出力するとともに、各上り主信号の受信状況(パワーや符号誤り率など)を示すモニタ信号を処理部15に送出する。また、各光送信器11−1〜11−nは、各上り主信号に多重された各ONUからの制御信号を分離して処理部15に送出するようにしてもよい。
新設ONU20−kは、WDMフィルタ21、波長選択フィルタ22、光受信器23、光送信器24、制御信号分離手段25、処理部26から構成される。WDMフィルタ21は、OLT10から送信された波長λd1〜λdnの波長帯の下り信号光(波長多重信号光)と、ONU20−kから送信する波長λukを含む波長λu1〜λunの波長帯の上り信号光を光ファイバ伝送路71に対して多重・分離する。波長選択フィルタ22は、WDMフィルタ21で分離された波長多重信号光から、ONU20−kに割り当てられた波長λdkの下り信号光を選択する。光受信器23は、波長選択された下り信号光の受信処理を行い、ONU20−k宛ての主信号を出力する。他のONUにおいてもそれぞれ割り当てられた波長の下り信号光の受信処理を行い、それぞれのONU宛ての主信号を出力する。
制御信号分離手段25は下り主信号から制御信号を分離し、処理部26はこの制御信号からONU20−kにおける波長設定情報を抽出し、波長選択フィルタ22および光送信器24にその波長λukを設定制御する。また、処理部26は、光送信器24のパワーを設定制御する。光送信器24は上り主信号を入力し、設定された波長λukおよびパワーに基づいて上り信号光を生成し、WDMフィルタ21を介して光ファイバ伝送路71に送信する。
波長選択フィルタ22は、波長λd1〜λdnの任意の信号光を選択可能な構成であり、例えば膜数や膜厚の制御により入力位置によって出力波長が変化する多層膜フィルタを用いることができる。また、波長選択フィルタ22として、温度による屈折率変化を介して出力波長が変化する半導体導波路型フィルタ、あるいは共振器を構成する2つの反射面の距離を変化させることにより出力波長が変化するファブリペロー型フィルタなどを用いることができる。
光送信器24は、波長λu1〜λunの任意の信号光を生成可能な構成であり、例えば電気信号により出力レーザを選択できるレーザアレイを用いることができる。また、光送信器24として、複数の駆動電流の組み合わせによって出力波長を選択できる分布ブラッグ反射型(DBR)レーザを用いることができる。
以上の構成に基づき、光波長多重システムに新設ONU20−kを接続する際に、波長選択フィルタ22に設定する未知の選択波長λdkおよび光送信器24に設定する未知の送信波長λukを認識し、設定するまでの処理手順について説明する。
図2は、第1の実施形態におけるONU設定制御シーケンス例を示す。このシーケンスでは、新設ONU20−kを同定するための指標となる番号(ID)に基づいてOLT10から波長λdk,λukを指定する。なお、OLTは、別途設けられるオペレーション・サポート・システムなどから、新設ONU20−kのIDを受け取るものとする。
OLT10は、処理部15で新設ONU20−kのIDと波長設定情報を有する制御信号を生成し、制御信号分配器16を介して制御信号多重手段14−1〜14−nに入力し、各主信号に多重化して光送信器11−1〜11−nにそれぞれ入力し、波長λλd1〜λdnの下り信号光を生成して送信する(S1)。各下り信号光は波長合分波器13で合波され、波長多重信号光として光ファイバ伝送路71に送出され、光パワースプリッタ72で分配されて各ONU20−1〜20−nに伝送される。なお、このとき制御信号が多重化される下り信号光はその時点で送信中のものであり、後述する多重化方法によりそれぞれの主信号に多重化される。また、このとき新設ONU20−kに対応する光送信器11−kも制御信号を多重化した任意の下り信号光の送信を開始してもよい。
その後、OLT10は、新設ONU20−kに対応する光受信器12−kが波長λukの上り信号光を受信し、処理部15がその受信状況(パワーや符号誤り率など)をモニタする(S2)。
新設ONU20−kは、WDMフィルタ21を介してOLT10から送信された波長多重信号光を入力し、波長選択フィルタ22の選択波長を任意に設定し、対応する波長の下り信号光を波長多重信号光から分離し、光受信器23で受信する。なお、波長選択フィルタ22の選択波長は、例えばλd1〜λdnの中から所定の順番で逐次変化させていくことにより、現在送信中の下り信号光のいずれかを受信することができる。ここで、受信した下り信号光に多重化されている制御信号を制御信号分離手段25で分離して処理部26に受信する(S3)。処理部26は、制御信号を解析して波長設定情報に対応する波長λukを光送信器24に設定し、かつ光送信器24の送信パワーを初期値に設定する(S4)。光送信器24は、設定された波長λukと送信パワーで任意の上り信号光の送信を開始する(S5)。このときの上り信号光は、連続光や繰り返しパタンなどどのようなものでもよい。
OLT10の処理部15は、光受信器12−kで検出される波長λukの上り信号光の受信状況(パワーや符号誤り率など)をモニタし、上り信号光の波長λukおよび送信パワーの確認処理を行うい、、上り信号光の受信状況を新設ONU20−kにフィードバックしながら送信パワーを徐々に上げてゆく(S6)。なお、新設ONU20−kは、OLT10からOK通知があるまで送信パワーを自動的に徐々に上げてゆくようにしてもよい。そして、他の信号との干渉がない所定の送信パワーへの設定が完了したら、OLT10と新設ONU20−kは、下り信号光の波長λdkと上り信号光の波長λukにより主信号の送受信試験を行い(S7)、主信号の送受信を開始する(S8)。
なお、本実施形態では、OLT10は送信中の下り信号光のすべてで同じ制御信号を多重送信するため、新設ONU20−kの波長選択フィルタ22の選択波長を変えても制御信号を見失うことなはい。このため、新設ONU20−kにおける下り信号光の波長λdkの選択(波長選択フィルタ22の選択波長の設定)は、主信号の送受信試験の開始以前(S3〜S6以前)の任意のタイミングで実行すればよい。
また、OLT10は、常に制御信号を通じて空き波長情報を送信し、新設ONU20−kがこの制御信号から得られる空き波長情報に基づいて使用する波長を設定するようにしてもよい。このとき、空き波長情報として、常に1組の上り信号光用波長と下り信号光用波長を送るようにすれば、OLT10はその時点から最初に新設されるONUがどの波長で上り信号光を送信してくるか分かるので、その波長に対応する光受信器の受信状況をモニタしていればよい。
ここで、図3に示すONUの処理手順および図4に示すOLTの処理手順を参照し、新設ONUにおける波長および送信パワーの設定方法について詳しく説明する。
図3において、新設ONUは、OLTから送信された制御信号を受信すると(S11)、光送信器の波長設定および送信パワー設定を行う(S12,S13)。送信パワーは、初期値として予め決められた中で最低のパワー(設定条件p=1)に設定する。この設定条件pで任意の上り信号光を送信した後に(S14)、一定時間待機する(S15)。この待機時間は、OLTが上り信号光を受信し、その受信状況に応じてONUに対して再設定等の制御信号の返信に要する時間である。例えば、少なくとも信号光が約 1.5kmの光ファイバ伝送路を往復する約10マイクロ秒以上であり、電気的な処理時間と余裕を考慮すると、数ミリ秒〜数秒としてもよい。この待機時間を経てOLTからOK通知があれば送信パワーを確定して処理を終了し、OK通知がなければパワーモードが最大値pmax になるまで逐次送信パワーを上げてゆく(S16,S17,S18)。逐次送信パワーを上げてゆく手順をとることにより、通常は送信パワーが高すぎる状態になることはない。しかし、何らかの理由で送信パワーが高すぎる場合には、OLTから送信パワー低下要求を受け、パワーモードを下げる手順をS15の後に挿入してもよい(S19,S20)。
一方、パワーモードを上限まで上げてもOLTからOK通知がない場合は、設定をリセットして処理を中止する。あるいは、制御信号の受信(S11)に戻り、一連の設定処理を最初からやり直すようにしてもよいし、さらにこのループを所定回数だけ回ったら設定をリセットして処理を中止するようにしてもよい。
なお、新設ONUにおける下り信号光の波長選択(波長選択フィルタの選択波長の設定)は、図2の波長設定シーケンスの説明と同様に、本動作フロー中の任意のタイミングで実行すればよい。
図4において、OLTは、制御信号を送信し、新設ONUに対応する光受信器(波長λukの上り信号光)の受信状況(パワーや符号誤り率など)をモニタする(S31)。新設ONUに対応する光受信器の受信状況から受光パワーを判定し(S32)、規定範囲内の受光パワーを検知した場合には、新設ONUに当該IDを含むOK通知を送信して設定処理を終了する(S32,S33)。新設ONUに対応する光受光器の受光パワーが規定以下であれば、新設ONUが自動的に送信パワーを逐次上げてゆく場合には特に要求を出す必要はなく、受光パワーの検知・判定処理に戻る(S32)。なお、この場合に新設ONUに対する制御信号に送信パワー上昇要求を入れるようにしてもよい。一方、新設ONUは送信パワーを逐次上げてゆくので、通常は送信パワーが高すぎる状態になることはないが、何らかの理由で送信パワーが規定以上になった場合には、新設ONUに送信パワー低下要求を送信し(S34)、一定時間待機後に受光パワーの検知・判定処理に戻るようにしてもよい(S35)。
以上説明した新設ONUの設定方法により、新設ONUはOLTの主導のもとで自動的に受信波長および送信波長を設定することができる。さらに、新設ONUでは、設定した送信波長による送信パワーをOLTにおける受信状況をモニタしながら低レベルから徐々に上げてゆくので、送信パワーが強すぎて他の信号光へのクロストーク(漏れ込み光)雑音が大きくなる事態を回避することができる。
なお、OLTから新設ONUへの下り信号光の送信は、本動作フロー中の任意のタイミングで開始すればよい。また、OLTから新設ONUへのOK通知に代えて、常時出しているNG通知を消滅させてもよい。
(制御信号の多重化方法)
制御信号は、主信号に対して時分割多重、周波数分割多重、符号分割多重などにより多重化することができる。
図5は、第1の実施形態における制御信号の時分割多重化方法を示す。図において、OLTの制御信号多重手段14では、主信号と制御信号がそれぞれバッファされ、識別子が付与され、互いに時間が重ならないように送信される。ONUの制御信号分離手段25では、主信号と制御信号は識別子に基づいて分離される。
図6は、第1の実施形態における制御信号の周波数分割多重化方法を示す。図において、OLTの制御信号多重手段14では、制御信号は予め主信号と周波数帯が重ならないように生成され、ミキサまたはフィルタによって主信号に周波数多重されて送信される。ONUの制御信号分離手段25では、主信号と制御信号はフィルタによって分離される。制御信号の変調方式には、強度シフトキーイング(ASK)、周波数シフトキーイング(FSK)、位相シフトキーイング(PSK)等を用いることができる。上記の時分割多重の場合には、バッファ回路や多重回路の実現性から主信号の速度や変調方式が限定されるが、周波数分割多重の場合には任意の速度、変調方式の主信号を利用することができる。
図7は、第1の実施形態における制御信号の符号分割多重化方法を示す。図において、OLTの制御信号多重手段14では、制御信号は例えばスペクトル拡散回路などの符号化回路によって符号化された後に、ミキサによって主信号に多重されて送信される。図示のように、主信号とのパワー比を十分に小さくすることにより、ONUで主信号をそのまま受信しても品質劣化とならないようにする。ONUの制御信号分離手段25では、主信号からの分岐を経て、例えばスペクトル逆拡散回路などの復号化回路を通した後に高域遮断フィルタによって主信号成分を除去し、制御信号を抽出する。上記の周波数多重の場合には、OLTの光送信器およびONUの光受信器は、主信号帯域に加えて制御信号帯域で動作する必要があるが、符号分割多重を用いれば主信号帯域のみに対して動作する光送受信器を利用することができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の光波長多重システムの第2の実施形態におけるOLTの構成例を示す。本実施形態におけるOLT10は、図1に示す第1の実施形態のOLT10に代わるものであり、新設ONU20−kに送信する制御信号を光段で重畳することを特徴とする。図1に示す第1の実施形態の新設ONU20−kの構成はそのまま用いることができる。
図8において、OLT10の波長合波器17は、各光送信器11−1〜11−nから送信された波長λd1〜λdnの下り信号光を波長多重する。この波長多重信号光は光変調器18に入力され、処理部15から出力される制御信号により変調される。これにより、各波長の下り信号光に一括して制御信号が重畳される。この制御信号が重畳された波長多重信号光は、WDMフィルタ19を介して光ファイバ伝送路71に送出される。なお、光変調器18に代えて光増幅器を用い、その駆動電流を制御信号により変調するようにしてもよい。一方、各ONU20−1〜20−nからそれぞれ送信された波長λu1〜λunの上り信号光は、光パワースプリッタ72で波長多重されてOLT10に入力される。OLT10に入力する波長多重信号光は、WDMフィルタ19および波長分波器17′で波長λu1〜λunの上り信号光に分離され、各光受信器12−1〜12−nに受信する。
本実施形態のOLT10と第1の実施形態の新設ONU20−kとの間において、下り信号光の波長選択(波長選択フィルタの選択波長の設定)と、上り信号光の波長選択(光送信器の波長設定)および送信パワーの調整は、第1の実施形態と同様に図2〜図4に示す制御手順に従って行うことができる。
また、制御信号の多重化方法については、主信号のバッファが困難なために時分割多重化方法を適用することは困難であるが、光変調器18により周波数分割多重方法あるいは符号分割多重方法を適用することは可能である。ただし、制御信号を多重化する際に、主信号に対して影響を与えない程度にそのパワー(変調度)を十分に低く設定する。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の光波長多重システムの第3の実施形態におけるOLTの構成例を示す。本実施形態におけるOLT10は、図1に示す第1の実施形態のOLT10に代わるものであり、新設ONU20−kに対してのみその制御信号を下り信号光として送信することを特徴とする。図1に示す第1の実施形態の新設ONU20−kの構成はそのまま用いることができる。
図9において、OLT10の処理部15は、新設ONU20−kの波長設定情報等を含む制御信号を生成し、制御信号多重手段14−kを介して光送信器11−kに送出する。光送信器11−kは、制御信号を含む波長λdkの下り信号光を送信する。一方、新設ONU20−kから送信された上り信号光を受信する光受信器12−kは、受信した上り主信号を出力するとともに、その受信状況(パワーや符号誤り率など)を示すモニタ信号を処理部15に送出する。
図1において、ONU20−kは、WDMフィルタ21を介してOLT10から送信された波長多重信号光を入力し、波長選択フィルタ22の選択波長を任意に設定し、対応する波長の下り信号光を波長多重信号光から分離し、光受信器23で受信する。ここで、下り信号光を受信し、それに含まれる制御信号が制御信号分離手段25を介して処理部26に受信されるまで、処理部26が波長選択フィルタ22の選択波長を逐次変化させてゆき、選択波長をλdkに設定したときに波長λdkの下り信号光に含まれる制御信号を受信することができる。処理部26は、制御信号の波長設定情報に対応する波長λukを光送信器24に設定し、かつ光送信器24の送信パワーを初期値に設定する。以下の処理手順は第1の実施形態と同様である。
本実施形態のONU設定制御シーケンス例を図10に示すが、図2に示す第1の実施形態のONU設定制御シーケンス例と異なる点は次の通りである。S1に代わるS41では、OLT10の処理部15で新設ONU20−kの波長設定情報を有する制御信号を生成し、制御信号多重手段14−kから光送信器11−kに入力し、波長λdkの下り信号光を生成して送信する。S3に代わるS42では、新設ONU20−kの波長選択フィルタ22の選択波長を逐次変えながら波長λdkの下り信号光を受信し、制御信号分離手段25を介して制御信号を処理部26に受信する。
本実施形態では、図11に示すように、OLT10の制御信号多重手段14−1〜14−nはスイッチを用い、各ONU20−1〜20−nの制御信号分離手段25はスイッチまたは分配器を用いることができる。新設ONU20−kに対しては、それぞれスイッチを切り替えることにより、設定モードでは制御信号を送受信し、定常モードでは主信号を送受信するようにしてもよい。すなわち、主信号へ制御信号を多重化する必要がなくなる。
(第4の実施形態)
図12は、本発明の光波長多重システムの第4の実施形態におけるOLTの構成例を示す。本実施形態におけるOLT10は、図1に示す第1の実施形態のOLT10に代わるものであり、制御信号用の光送信器11−0を備え、新設ONU20−kに送信する制御信号をその光送信器11−0から波長λd0の下り信号光として送信することを特徴とする。図1に示す第1の実施形態の新設ONU20−kの構成はそのまま用いることができる。
図12において、OLT10の波長合分波器13は、各光送信器11−0,11−1〜11−nから送信された波長λd0,λd1〜λdnの下り信号光を波長多重する。この波長多重信号光は光ファイバ伝送路71に送出される。処理部15は、新設ONUのIDと波長設定情報等を含む制御信号を生成して光送信器11−0に送出する。光送信器11−0は、制御信号を含む波長λd0の下り信号光を送信する。一方、各光受信器12−1〜12−nは、それぞれ受信した上り主信号を出力するとともに、各上り主信号の受信状況(パワーや符号誤り率など)を示すモニタ信号を処理部15に送出する。
図1において、ONU20−kは、WDMフィルタ21を介してOLT10から送信された波長多重信号光を入力し、波長選択フィルタ22の選択波長をλd0に設定し、制御信号を含む波長λd0の下り信号光を波長多重信号光から分離し、光受信器23で受信する。処理部26は、制御信号分離手段25を介して制御信号を受信し、制御信号の波長設定情報に対応する波長λukを光送信器24に設定し、かつ光送信器24の送信パワーを初期値に設定する。以下の処理手順は第1の実施形態と同様である。
本実施形態のONU設定制御シーケンスは、図11に示す第3の実施形態のONU設定制御シーケンスと同様である。ただし、S41において、OLT10の処理部15で新設ONU20−kの波長設定情報を有する制御信号を生成し、光送信器11−0に入力し、波長λd0の下り信号光を生成して送信する。S42において、新設ONU20−kの波長選択フィルタ22の選択波長をλd0に設定して制御信号を含む下り信号光を受信し、制御信号分離手段25を介して制御信号を処理部26で受信する。本実施形態の場合でも、第3の実施形態のように新設ONU20−kの制御信号分離手段25として、スイッチまたは分配器または周波数分離するフィルタを用い、設定モードでは制御信号を受信し、定常モードでは主信号を受信するようにしてもよい。
また、新設ONU20−kの波長選択フィルタ22における下り信号光の波長λdkの設定は、光送信器24の波長設定および送信パワーの設定が完了した後に、主信号の送受信を開始する直前に行う。新設ONU20−kの制御信号分離手段25としてスイッチを用いる場合の切替も同様である。
(第5の実施形態)
図13は、本発明の光波長多重システムの第5の実施形態におけるONUの構成例を示す。本実施形態におけるONU20−kは、図1に示す第1の実施形態のONU20−kに代わるものであり、波長選択フィルタ22の出力を2分岐する光タップ27と、制御信号専用の光受信器28を備えることを特徴とする。制御信号分離手段25は、主信号との分離機能は不要であり、制御信号のみを抽出できる構成であればよい。本実施形態のONU20−kに対応するOLTは、図1に示す第1の実施形態のOLTに限らず、図8に示す第2の実施形態のOLT、図9に示す第3の実施形態のOLT、図12に示す第4の実施形態のOLTを用いることができる。
(第6の実施形態)
図14は、本発明の光波長多重システムの第6の実施形態を示す。本実施形態では、図12に示す第4の実施形態のOLT10のみに対応するONU20−kの構成を示し、WDMフィルタ21で波長λd0の制御信号を含む下り信号光を分離して専用の光受信器28で受信し、検出した制御信号を処理部26に直接入力することを特徴とする。
本実施形態のONU設定制御シーケンスは、図10に示す第3の実施形態のONU設定制御シーケンスと同様である。ただし、S41において、OLT10の処理部15で新設ONU20−kの波長設定情報を有する制御信号を生成し、光送信器11−0に入力し、波長λd0の下り信号光を生成して送信する。S42において、光受信器28は、波長λd0の制御信号を含む下り信号光を受信し、制御信号を処理部26で受信する。すなわち、本実施形態では常に制御信号を受信しているので、これを選択する手順が不要となる。
(第7の実施形態)
図15は、本発明の光波長多重システムの第7の実施形態を示す。本実施形態では、OLT10から各ONU20−1〜20−nで上り信号光の送信に用いる上り用光キャリア(例えば無変調光)を供給し、各ONUでそれぞれ割り当てられた波長の上り用光キャリアを変調して折り返す構成を特徴とする。ここでは、図1に示す第1の実施形態の構成に適用した例を示すが、上記の各実施形態および以下に示す各実施形態の構成にも同様に適用することができる。
図において、OLT10は波長λu1〜λunの多波長光を出力する多波長光源19を備え、光カプラ73を介して光ファイバ伝送路71に送出する。ONU20−kでは、WDMフィルタ21で波長λu1〜λunの多波長光を一括して分離し、光送信器24に入力する。ここで、光送信器24は、反射型光変調器または注入同期レーザ(例えばファブリペローレーザ)241と波長選択フィルタ242で構成される。処理部26は、波長選択フィルタ242の選択波長をλukに設定することにより、多波長光から波長λukの上り用光キャリアが分離して反射型光変調器または注入同期レーザ241に入力し、主信号で変調した上り信号光を逆方向に送出する。このとき、送信パワーが上記の手順に従って制御される。
(第8の実施形態)
図16は、本発明の光波長多重システムの第8の実施形態を示す。本実施形態は、図1に示す第1の実施形態において、OLT10とONU20−k(1≦k≦n)を接続する光パワースプリッタ(光カプラ)72に代えて、波長合分波器74を介して各ONUが波長対応に接続されることを特徴とする。波長合分波器74を用いることにより、OLT10から送信された波長多重信号光は、各波長λd1〜λdnの下り信号光に分波されてそれぞれ対応するONU20−1〜20−nに伝送され、各ONU20−1〜20−nから送信された波長λu1〜λunの上り信号光は合波されてOLT10に伝送される。そのため、新設ONU20−kには波長λdkの下り信号光のみが受信されるので、波長選択フィルタ22は不要となる。
本実施形態のONU設定制御シーケンス例を図17に示すが、図10に示す第3の実施形態のONU設定制御シーケンス例と異なる点は次の通りである。S42に代わるS51では、新設ONU20−kの波長選択フィルタ22における波長選択動作はなく、光受信器23、制御信号分離手段25を介して制御信号を処理部26で受信する。本実施形態の場合でも、第3の実施形態のように新設ONU20−kの制御信号分離手段25をスイッチまたは分配器または周波数分離するフィルタを用い、設定モードでは制御信号を受信し、定常モードでは主信号を受信するようにしてもよい。
(第9の実施形態)
図18は、本発明の光波長多重システムの第9の実施形態におけるOLTの構成例を示す。本実施形態におけるOLT10は、図16に示す第8の実施形態のOLT10に代わるものであり、新設ONU20−kに送信する制御信号を光段で重畳することを特徴とする。図16に示す第8の実施形態の新設ONU20−kの構成はそのまま用いることができる。また、OLT10および新設ONU20−kの動作は、図8に示す第2の実施形態と同様である。
(第10の実施形態)
図19は、本発明の光波長多重システムの第10の実施形態におけるOLTの構成例を示す。本実施形態におけるOLT10は、図16に示す第8の実施形態のOLT10に代わるものであり、新設ONU20−kに対してのみその制御信号を下り信号光として送信することを特徴とすることを特徴とする。図17に示す第8の実施形態の新設ONU20−kの構成はそのまま用いることができる。また、OLT10および新設ONU20−k動作は、図9に示す第3の実施形態と同様である。
(第11の実施形態)
図20は、本発明の光波長多重システムの第11の実施形態におけるONUの構成例を示す。本実施形態におけるONU20−kは、図16に示す第8の実施形態のONU20−kに代わるものであり、WDMフィルタ21の出力を2分岐する光タップ27と、制御信号専用の光受信器28を備えることを特徴とする。制御信号分離手段25は、主信号との分離機能は不要であり、制御信号のみを抽出できる構成であればよい。本実施形態のONU20−kに対応するOLTは、図16に示す第8の実施形態のOLTに限らず、図18に示す第9の実施形態のOLT、図19に示す第10の実施形態のOLTを用いることができる。
(第12の実施形態)
図21は、本発明の光波長多重システムの第12の実施形態を示す。本実施形態におけるOLT10は、図16に示す第8の実施形態のOLT10に代わるものであり、制御信号用の光送信器11−0を備え、新設ONU20−kに送信する制御信号をその光送信器11−0から波長λd0の下り信号光として送信することを特徴とする。また、本実施形態におけるONU20−kは、図16に示す第8の実施形態のONU20−kに代わるものであり、WDMフィルタ21で波長λd0の制御信号を含む下り信号光を分離して専用の光受信器28で受信し、検出した制御信号を処理部26に直接入力することを特徴とする。
ここで、光送信器11−0の波長λd0は広帯域とする。波長合分波器74は、新設ONU20−kに対応する下り信号光の波長λdkを分波するとともに、広帯域の波長λd0の下り信号光から、波長合分波器74のFSRに対応するαだけ離れたλdk+αの下り信号光を同時に分波する。したがって、新設ONU20−kのWDMフィルタ21は、波長λdk+α、波長λdkの下り信号光、波長λukの上り信号光を分離する構成であれば、波長λdk+αの下り信号光を光受信器28に受信して制御信号を抽出することができる。
なお、下り信号光の波長λd1〜λdnと、上り信号光の波長λu1〜λunが、それぞれ波長合分波器74のFSRに対応する関係にあれば、双方向で1本の光ファイバ伝送路を用いることができる。
本実施形態のONU設定制御シーケンスは、図17に示す第8の実施形態のONU設定制御シーケンスと同様である。ただし、S41において、OLT10の処理部15で新設ONU20−kの波長設定情報を有する制御信号を生成し、光送信器11−0に入力し、波長λd0の下り信号光を生成して送信する。S51において、光受信器28は、波長λd0+αの制御信号を含む下り信号光を受信し、制御信号を処理部26で受信する。
本発明の光波長多重システムの第1の実施形態を示す図。 第1の実施形態におけるONU設定制御シーケンス例を示す図。 第1の実施形態におけるONUの処理手順を示すフローチャート。 第1の実施形態におけるOLTの処理手順を示すフローチャート。 第1の実施形態における制御信号の時分割多重化方法を説明する図。 第1の実施形態における制御信号の周波数分割多重化方法を説明する図。 第1の実施形態における制御信号の符号分割多重化方法を説明する図。 本発明の光波長多重システムの第2の実施形態におけるOLTの構成例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第3の実施形態におけるOLTの構成例を示す図。 第3の実施形態におけるONU設定制御シーケンス例を示す図。 第3の実施形態における制御信号の送信方法を説明する図。 本発明の光波長多重システムの第4の実施形態におけるOLTの構成例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第5の実施形態におけるONUの構成例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第6の実施形態を示す図。 本発明の光波長多重システムの第7の実施形態を示す図。 本発明の光波長多重システムの第8の実施形態を示す図。 第8の実施形態におけるONU設定制御シーケンス例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第9の実施形態におけるOLTの構成例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第10の実施形態におけるOLTの構成例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第11の実施形態におけるOLTの構成例を示す図。 本発明の光波長多重システムの第12の実施形態を示す図。 従来の光波長多重システムの第1の構成例を示す図。 従来の光波長多重システムの第2の構成例を示す図。
符号の説明
10 光終端装置(OLT)
11 光送信器
12 光受信器
13 波長合分波器
14 制御信号多重手段
15 処理部
16 制御信号分配部
17 波長合波器
17′ 波長分波器
18 光変調器
19 WDMフィルタ
20 光ネットワークユニット(ONU)
21 WDMフィルタ
22 波長選択フィルタ
23,28 光受信器
24 光送信器
25 制御信号分離手段
26 処理部
27 光タップ 71 光ファイバ伝送路
72 光パワースプリッタ
73 光カプラ
74 波長合分波器

Claims (23)

  1. 光送受信装置(センタ側)と最大複数n個の光送受信装置(ユーザ側)が光ファイバ伝送路および第1の波長合分波器を介して波長対応に接続され、光送受信装置(センタ側)から各光送受信装置(ユーザ側)へ送信する下り信号光と、各光送受信装置(ユーザ側)から光送受信装置(センタ側)へ送信する上り信号光の波長帯域が重ならないように配置し、各光送受信装置(ユーザ側)ごとに割り当てた波長の下り信号光および上り信号光を波長多重伝送する光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)は、前記下り信号光を波長多重し、前記上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、新設する光送受信装置(ユーザ側)に設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、前記各光送受信装置(ユーザ側)に対応する各波長の下り信号光に多重化して送信する制御信号送信手段とを備え、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)は、前記第1の波長合分波器で切り出された所定の波長の下り信号光に多重化された前記制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  2. 光送受信装置(センタ側)と最大複数n個の光送受信装置(ユーザ側)が光ファイバ伝送路および第1の波長合分波器を介して波長対応に接続され、光送受信装置(センタ側)から各光送受信装置(ユーザ側)へ送信する下り信号光と、各光送受信装置(ユーザ側)から光送受信装置(センタ側)へ送信する上り信号光の波長帯域が重ならないように配置し、各光送受信装置(ユーザ側)ごとに割り当てた波長の下り信号光および上り信号光を波長多重伝送する光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)は、前記下り信号光を波長多重し、前記上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、新設する光送受信装置(ユーザ側)に設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、前記新設する光送受信装置(ユーザ側)に対応する所定の波長の下り信号光に多重化して送信する制御信号送信手段とを備え、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)は、前記所定の波長の下り信号光に多重化された前記制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  3. 光送受信装置(センタ側)と最大複数n個の光送受信装置(ユーザ側)が光ファイバ伝送路および周期的透過特性を有する第1の波長合分波器を介して波長対応に接続され、光送受信装置(センタ側)から各光送受信装置(ユーザ側)へ送信する下り信号光と、各光送受信装置(ユーザ側)から光送受信装置(センタ側)へ送信する上り信号光の波長帯域が重ならないように配置し、各光送受信装置(ユーザ側)ごとに割り当てた波長の下り信号光および上り信号光を波長多重伝送する光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)は、前記下り信号光を波長多重し、前記上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、新設する光送受信装置(ユーザ側)に設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、前記各光送受信装置(ユーザ側)に対応する下り信号光の波長帯に対して、前記第1の波長合分波器の周期性分だけ離れた広帯域の下り信号光として送信する制御信号送信手段を備え、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)は、前記広帯域の下り信号光から前記波長合分波器で切り出された波長の下り信号光から前記制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)は、新設する光送受信装置(ユーザ側)に対応する波長の上り信号光の受信状況をモニタし、その受信状況を前記制御信号により新設する光送受信装置(ユーザ側)に通知する上り信号光モニタ手段を備え、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)は、前記光送受信装置(センタ側)から通知される受信状況に応じて所定の波長の上り信号光の送信パワーを増加または減少または保持する送信パワー制御手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  5. 請求項4に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)の送信パワー制御手段は、送信パワーを小から大まで複数の段階に対応するパワーモードを有し、前記光送受信装置(センタ側)から送信パワーの減少または保持に対応する指示がない場合に、所定の時間間隔でパワーモードを順番に上げてゆく構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  6. 請求項1に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段は、前記制御信号を主信号に電気段で多重化し、前記各光送受信装置(ユーザ側)に対応する各波長の下り信号光を生成する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  7. 請求項2に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段は、前記制御信号を主信号に電気段で多重化し、前記新設する光送受信装置(ユーザ側)に対応する所定の波長の下り信号光を生成する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  8. 請求項1に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段は、前記各光送受信装置(ユーザ側)に対応する各波長の下り信号光を波長多重した波長多重信号光に前記制御信号を光段で多重化する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  9. 請求項6または請求項7に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段は、前記主信号および前記制御信号にそれぞれ識別子を付加して時分割多重化する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  10. 請求項6〜8のいずれかに記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段は、前記主信号と前記制御信号が互いに異なる周波数帯域に設定され、周波数分割多重する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  11. 請求項6〜8のいずれかに記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段は、前記主信号と前記制御信号を符号分割多重する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  12. 請求項1または請求項2に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)の制御信号受信手段は、前記制御信号を含む下り信号光を受光し、出力される電気信号から前記主信号と前記制御信号を分離して前記制御信号を出力する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  13. 請求項1または請求項2に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)の制御信号受信手段は、前記制御信号を含む下り信号光を2分岐してそれぞれ受光し、その一方の電気信号から前記制御信号を抽出する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  14. 請求項3に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)の制御信号受信手段は、前記制御信号を含む所定の波長の下り信号光を分波して受光し、その電気信号から前記制御信号を抽出する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  15. 請求項2に記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)の制御信号送信手段および前記新設する光送受信装置(ユーザ側)の制御信号受信手段は、前記制御信号を含む下り信号光と前記主信号を含む下り信号光を切り替えて送受信する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  16. 請求項1〜3のいずれかに記載の光波長多重システムにおいて、
    前記新設する光送受信装置(ユーザ側)の制御信号受信手段は、波長設定時には前記制御信号を含む下り信号光を受光する波長を選択し、定常時には前記主信号を含む下り信号光を受光する波長を選択する構成である
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  17. 請求項1〜3のいずれかに記載の光波長多重システムにおいて、
    前記光送受信装置(センタ側)は、前記各光送受信装置(ユーザ側)に上り用光キャリアを供給する手段を備え、
    前記各光送受信装置(ユーザ側)は、前記上り用光キャリアからそれぞれ対応する波長の上り用光キャリアを変調して折り返し送信する手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システム。
  18. 光終端装置(OLT)と最大複数n個の光ネットワークユニット(ONU)が光ファイバ伝送路および第1の波長合分波器を介して波長対応に接続され、光終端装置から各光ネットワークユニットへ送信する下り信号光と、各光ネットワークユニットから光終端装置へ送信する上り信号光の波長帯域が重ならないように配置し、各光ネットワークユニットごとに割り当てた波長の下り信号光および上り信号光を波長多重伝送する光波長多重システムの光終端装置において、
    前記下り信号光を波長多重し、前記上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、
    新設する光ネットワークユニットに設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、前記各光ネットワークユニットに対応する各波長の下り信号光に多重化して送信する制御信号送信手段と
    を備えたことを特徴とする光波長多重システムの光終端装置。
  19. 請求項18に記載の光終端装置を備えた光波長多重システムの光ネットワークユニットにおいて、
    前記波長合分波器で切り出された所定の波長の下り信号光に多重化された前記制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システムの光ネットワークユニット。
  20. 光終端装置(OLT)と最大複数n個の光ネットワークユニット(ONU)が光ファイバ伝送路および第1の波長合分波器を介して波長対応に接続され、光終端装置から各光ネットワークユニットへ送信する下り信号光と、各光ネットワークユニットから光終端装置へ送信する上り信号光の波長帯域が重ならないように配置し、各光ネットワークユニットごとに割り当てた波長の下り信号光および上り信号光を波長多重伝送する光波長多重システムの光終端装置において、
    前記下り信号光を波長多重し、前記上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、
    新設する光ネットワークユニットに設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、前記新設する光ネットワークユニットに対応する所定の波長の下り信号光に多重化して送信する制御信号送信手段と
    を備えたことを特徴とする光波長多重システムの光終端装置。
  21. 請求項20に記載の光終端装置を備えた光波長多重システムの光ネットワークユニットにおいて、
    前記所定の波長の下り信号光に多重化された前記制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システムの光ネットワークユニット。
  22. 光終端装置(OLT)と最大複数n個の光ネットワークユニット(ONU)が光ファイバ伝送路および周期的透過特性を有する第1の波長合分波器を介して波長対応に接続され、光終端装置から各光ネットワークユニットへ送信する下り信号光と、各光ネットワークユニットから光終端装置へ送信する上り信号光の波長帯域が重ならないように配置し、各光ネットワークユニットごとに割り当てた波長の下り信号光および上り信号光を波長多重伝送する光波長多重システムの光終端装置において、
    前記下り信号光を波長多重し、前記上り信号光を波長分離する第2の波長合分波器と、
    新設する光ネットワークユニットに設定する上り信号光波長の波長設定情報を含む制御信号を、前記各光ネットワークユニットに対応する下り信号光の波長帯に対して、前記第1の波長合分波器の周期性分だけ離れた広帯域の下り信号光として送信する制御信号送信手段と
    を備えたことを特徴とする光波長多重システムの光終端装置。
  23. 請求項22に記載の光終端装置を備えた光波長多重システムの光ネットワークユニットにおいて、
    前記広帯域の下り信号光から前記第1の波長合分波器で切り出された波長の下り信号光から前記制御信号を受信し、この制御信号に応じて上り信号光波長を設定する制御信号受信手段を備えた
    ことを特徴とする光波長多重システムの光ネットワークユニット。
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