JP6482043B2 - 光ポートオートネゴシエーション方法、光モジュール、中央局終端デバイス、及び終端デバイス - Google Patents

光ポートオートネゴシエーション方法、光モジュール、中央局終端デバイス、及び終端デバイス Download PDF

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Description

本願は、光通信技術、特に、光ポートオートネゴシエーション方法、光モジュール、中央局終端デバイス、及び終端デバイスに関する。
ユーザの帯域幅要求の連続的な増加及び様々な国の政府のブロードバンド戦略からのサポートにより、パッシブ光ネットワーク(Passive Optical Network、PON)は世界中で大規模に展開されている。
通常、PONシステムは、中央局内に位置する光回線終端装置(Optical Line Terminal、OLT)、ユーザ側に位置する複数の光ネットワークユニット又は光ネットワーク端末(Optical Network Unit、ONU、又は、Optical Network Terminal、ONT)、及び光回線終端装置と光ネットワークユニットとの間の光信号に対して多重化/逆多重化を実行するために用いられる光分配ネットワーク(Optical Distribution Network、ODN)を含む。光回線終端装置及び光ネットワークユニットは、光回線終端装置及び光ネットワークユニットに配置される光モジュールを用いることによりアップストリーム及びダウンストリームデータを送受信することを実行する。現在展開されている、又は今後展開されるギガビットパッシブ光ネットワーク(Gigabit PON、GPON)、イーサネット(登録商標)パッシブ光ネットワーク(Ethernet(登録商標) PON、EPON)、10GPON、又は10GEPONは、単一波長システムである、すなわちアップストリーム(ONUからOLTへの方向は、アップストリームと称される)方向及びダウンストリーム(OLTからONUへの方向は、ダウンストリームと称される)方向に1つの波長のみがあるので、アップストリーム帯域幅及びダウンストリーム帯域幅は、複数のONUにより共有され、各ONUの帯域幅向上を制限している。説明しやすくするために、以下のONUは、ONU及び/又はONTの代替名である。
同一のファイバについての伝送帯域幅を向上させるために、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU Telecommunication Standardization Sector、ITU−T)標準化機構は、時間波長分割多重パッシブ光ネットワーク(Time Wavelength Division Multiplex PON、TWDM‐PON)を策定している。TWDM‐PONは、時分割多重(Time Division Multiplex、TDM)及び波長分割多重(Wavelength Division Multiplex、WDM)のハイブリッドシステムである。ダウンストリーム方向では、WDM方式で伝送される複数(一般に4から8)の波長があり、アップストリーム方向では、また、WDM方式で伝送される複数(一般に4から8)の波長がある。各ONUは、任意のダウンストリーム波長のデータを受信することを選択してよく、任意のアップストリーム波長を用いることによりデータをアップロードする。具体的な波長割り当ては、OLTにより制御され、機能制御は、OLTのメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)モジュールにより主に実行される。各波長はTDMモードで動作する。すなわち、1つの波長が複数のONUに結び付けられ得、ダウンストリーム方向において同一の波長に結び付けられた各ONUは、一部のタイムスロットの帯域幅を占有し、アップストリーム方向において同一の波長に結び付けられた各ONUは、時分割方式でデータをアップロードする。TWDM‐PONにおいて、ONUがどの波長に登録されるかはOLTにより制御される。電気‐光変換を実行するレーザダイオード(Laser Diode、LD)及び光‐電気変換を実行する光検出器(Photo Detector又はPhoto Diode、PD)は、概して、スモール・フォームファクタ・プラガブル(Small Form‐factor Pluggable、SFP)のようなプラガブル光モジュールである、光モジュール内にあるので、OLTは、受信及び送信のための特定の波長を選択すべく、ONUのMACを用いてONUの光モジュールを制御する必要がある。従って、1つは、OLTとONUとの間で複雑なインタラクションが必要とされる、もう1つは、光モジュールがONU及びOLTについて独立して動作できないという、2つの課題が存在しており、すなわち、TWDM‐PONで用いられる光モジュールは、別のWDMシナリオにおいて用いられることができない、例えば、イーサネット(登録商標)スイッチ光ポートの光モジュールとして用いられることができない。
同一のファイバの伝送帯域幅を向上させるための別の方式は、波長分割多重パッシブ光ネットワーク(Wavelength Division Multiplex PON、WDM−PON)である。具体的な構造は図3に示される。各AWGポートを通過する波長が既定されており、各ONUの光モジュールが異なる波長で動作するので、各ONUの動作波長は、アレイ導波路回折格子(Array Waveguide Grating、AWG)により決定される。WDM‐PONでは、主に2つのタイプの光モジュールがある。1つは、各ONUの光モジュールの波長が固定されている、すなわち、光モジュールはカラー型である。この場合、N個の異なるタイプの光モジュールが1のWDM‐PONを展開するのに必要とされる。Nは、AWGのポートの数である。光モジュールの保管及び管理は比較的煩わしい。もう1つの光モジュールは、調節可能な波長を有し、カラーレス光モジュールとも称される。カラーレス光モジュールを実装するために複数の方式がある。CN201010588118.2は、セルフシードカラーレスWDM‐PONの解決手段を提供する。外付けのキャビティレーザは、ODN構造を変更し、2つのAWG間にリフレクタを追加することにより実装される。各ONU光モジュールの波長を選択すべく、AWGを用いることにより自律的な波長選択が直接実行される。図4は、波長可変レーザベースのWDM‐PONである。セルフシードカラーレスWDM‐PONは、既存のODNネットワークを修正する必要があり、スプリッタ(Splitter)ベースのODNネットワークに適していない。これらスプリッタベースのODNネットワークは、グローバルスケールに展開されてきており、GPON又はEPONアクセスルーティングのために用いられている。波長可変レーザベースのカラーレスWDM‐PON光モジュールについての波長の割り当て及び管理は、依然としてOLT及びONUデバイスを管理する。デバイスと光モジュールとの間の緊密な結合は、そのようなカラーレス光モジュールが、波長割り当て及び管理をサポートするWDM‐PONデバイスのみに適用可能であるという制限を有するので、既に広く利用されているイーサネット(登録商標)スイッチの光モジュールとして直接利用されることができない。
従って、先行技術は、従来のイーサネット(登録商標)スイッチ又は既に展開されている別のネットワークデバイスの光モジュールとして直接用いられ得るカラーレス光モジュール依然として提供できない。
前述の課題を解決すべく、本発明の実施形態は、光ポートオートネゴシエーション方法、光モジュール、中央局終端デバイス、及び終端デバイスを提供する。本発明の実施形態についての技術的な解決手段は以下のとおりである。
第1態様によれば、光ポートオートネゴシエーション方法は、a:第1光モジュールにより、ダウンストリーム被受信波長を選択する段階と、b:選択された受信されるべきダウンストリーム波長において、ダウンストリームメッセージをリスニングし、第2光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された場合、cを実行し、特定又は固定の時間内に波長アイドルメッセージが受信されない場合、aに戻る段階であって、波長アイドルメッセージは、ダウンストリーム被受信波長が占有されていない、又は、割り当てられていないことを識別するために用いられる、段階と、c:ダウンストリーム波長に対応するアップストリーム波長において波長申請メッセージを送信し、波長許可メッセージがダウンストリーム方向において受信された場合、dに進み、そうでない場合、a又はbに戻る段階であって、波長申請メッセージは、第1光モジュールが第2光モジュールにダウンストリーム波長を割り当てることを要求することを識別するために用いられ、波長許可メッセージは、第2光モジュールがダウンストリーム波長を第1光モジュールに割り当てることを識別するために用いられる、段階と、d:第1光モジュールにより、光ポートオートネゴシエーション成功フラグビットを設定する段階と含み、波長申請メッセージは、データ信号に結合され、データチャネルを用いることにより第2光モジュールに送信される。
第1態様に関して、第1態様の第1の可能な実装方式では、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係が表の形式で第1光モジュールに格納され、対応関係は、事前に合意されている、又は、ONUデバイスとONU側の第1光モジュールとの間のインタフェースを用いることで光ネットワークユニットONUデバイスにより動的に構成される、又は、制御メッセージを用いることによりONU側の第1光モジュールのプロセッサに送られる。
第1態様の第1の可能な実装方式に関して、第1態様の第2の可能な実装方式では、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係が、事前に合意されている、又は、動的に構成されている場合、第1光モジュールは、波長申請メッセージが送信される前の任意の時点で、第1光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又は被送信波長を設定する。
第1態様の第1の可能な実装方式に関して、第1態様の第3の可能な実装方式では、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係が制御メッセージを用いることにより送られる場合、第1光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又はアップストリーム波長は、第2光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された後、かつ、波長申請メッセージが送信される前に設定される。
第1態様又は第1態様の任意の可能な実装方式に関して、第1態様の第4の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージ及び波長許可メッセージは、ブロードキャスト又はマルチキャストメッセージである。
第1態様及び第1態様の任意の可能な実装方式に関して、第1態様の第5の可能な実装方式では、波長申請メッセージのメッセージフレームはローカル被送信波長フィールドを含み、ローカル被送信波長フィールドは、絶対値、相対値、又はチャネル番号を用いることにより波長情報を示す。
第1態様及び第1態様の任意の可能な実装方式に関して、第1態様の第6の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームは、許容レーザスペクトル幅フィールド、チャネル間隔フィールド、又はシステムタイプフィールドを含む。
第1態様及び第1態様の任意の可能な実装方式に関して、第1態様の第7の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームはランダム符号を用いることにより符号化される。
第1態様の第7の可能な実装方式に関して、第1態様の第8の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームのフレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さMが、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号Nの長さと同一であるとき、フレームヘッダを表すために複数のビットが用いられ、MがNと同一でないとき、フレームヘッダを表すために1ビットが用いられる。
第1態様の第7の可能な実装方式に関して、第1態様の第9の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージがランダム符号を用いることにより符号化されるとき、異なる長さのランダムシーケンスが、0及び1をそれぞれ表すために用いられる。
第1態様及び第1態様の任意の可能な実装方式に関して、第1態様の第10の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームは、矩形波周波数信号又は正弦波周波数信号を用いることにより符号化される。
第2態様によれば、光ポートオートネゴシエーション方法は、ローカル光モジュールにより、波長アイドルメッセージをピア光モジュールに定期的に送信し、アップストリーム方向でリスニングする段階であって、波長アイドルメッセージは、第1波長がアイドル波長であること、又は、第1波長が占有されていない若しくは割り当てられていないことを識別するために用いられる、段階と、第1波長の割り当てを要求するために、ピア光モジュールにより送信されたメッセージが受信されたとき、波長アイドル情報を送信することを一時中断する段階と、波長申請成功メッセージをピア光モジュールに送信する段階と、ピア光モジュールにより送信された応答メッセージが受信されたとき、内部状態を設定する段階とを含み、設定する段階は、波長ネゴシエーションの完了を識別するために用いられ、波長アイドルメッセージ又は波長申請成功メッセージは、データ信号に結合され、データチャネルを用いることによりピア光モジュールに送られる。
第2態様に関して、第2態様の第1の可能な実装方式では、方法は、内部状態が設定される前に、波長確認応答メッセージをピア光モジュールに送信する段階を更に含む。
第2態様及び第2態様の第1の可能な実装方式に関して、第2態様の第2の可能な実装方式では、方法は、ローカル光モジュールの送信コンポーネント及び受信コンポーネントが、調節可能な波長を有する又は波長を調節することができるコンポーネントであるとき、光モジュールにより、構成情報に従って送信コンポーネント及び受信コンポーネントの動作波長を設定する段階を更に含む。
第2態様に関して、第2態様の第3の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージ及び波長申請成功メッセージは、周波数シフトキーイングFSKを使って符号化される。
第2態様の第3の可能な実装方式に関して、第2態様の第4の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージ及び波長申請成功メッセージは、スペクトラム拡散方式で符号化され、スペクトラム拡散方式は、スペクトラム拡散がランダム符号を用いることにより元の信号0及び1に対して実行されることを識別するために用いられ、次に、信号がデータ信号と重畳されて伝送される。
第3態様によれば、光モジュールは、送信コンポーネント、処理コンポーネント、及び受信コンポーネントを含み、受信コンポーネントは、ダウンストリーム被受信波長を選択するように構成され、処理コンポーネントは、選択されたダウンストリーム被受信波長においてダウンストリームメッセージをリスニングし、ピア光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信されたとき、送信コンポーネントを用いることによりダウンストリーム被受信波長に対応するアップストリーム波長において波長申請メッセージを送信するように構成され、処理コンポーネントは、受信コンポーネントがダウンストリーム方向において波長許可メッセージを受信したとき、光モジュールの光ポートネゴシエーションフラグビットを成功に設定するように更に構成され、処理コンポーネントは、波長要求メッセージをデータ信号に結合することで、波長要求メッセージがデータチャネルを用いることにより送信されるように更に構成される。
第3態様に関して、第3態様の第2の可能な実装方式では、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係が事前に合意されている、又は、動的に構成される場合、光モジュールの処理コンポーネントは、波長申請メッセージが送信される前の任意の時点で、光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又は被送信波長を設定するように更に構成される。
第3態様に関して、第3態様の第3の可能な実装方式では、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係が制御メッセージを用いることにより送られる場合、光モジュールの処理コンポーネントは、ピア光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された後、かつ、波長申請メッセージが送信される前に、光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又はアップストリーム波長を設定するように更に構成される。
第3態様及び第3態様の任意の可能な実装方式に関して、第3態様の第4の可能な実装方式では、波長申請メッセージのメッセージフレームはローカル被送信波長フィールドを含み、ローカル被送信波長フィールドは、絶対値、相対値、又はチャネル番号を用いることにより波長情報を示す。
第3態様及び第3態様の任意の可能な実装方式に関して、第3態様の第5の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームは、許容レーザスペクトル幅フィールド、チャネル間隔フィールド、又はシステムタイプフィールドを含む。
第3態様及び第3態様の任意の可能な実装方式に関して、第3態様の第6の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームはランダム符号を用いることにより符号化される。
第3態様の第6の可能な実装方式に関して、第3態様の第7の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームのフレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さMが、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号Nの長さと同一であるとき、フレームヘッダを表すために複数のビットが用いられ、MがNと同一でないとき、フレームヘッダを表すために1ビットが用いられる。
第3態様の第6の可能な実装方式に関して、第3態様の第8の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージがランダム符号を用いることにより符号化されるとき、異なる長さのランダムシーケンスが、0及び1をそれぞれ表すために用いられる。
第3態様及び第3態様の任意の可能な実装方式に関して、第3態様の第9の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージのメッセージフレームは、矩形波周波数信号又は正弦波周波数信号を用いることにより符号化される。
第4態様によれば、光モジュールは、送信コンポーネント、受信コンポーネント、及び処理コンポーネントを含み、送信コンポーネントは、波長アイドルメッセージをピア光モジュールに定期的に送信し、受信コンポーネントは、アップストリーム方向においてリスニングし、波長アイドルメッセージは、第1波長がアイドル波長であること、又は、第1波長が占有されていない若しくは割り当てられていないことを識別するために用いられ、受信コンポーネントは、第1波長の割り当てを要求するために、ピア光モジュールにより送信されたメッセージを受信したとき、波長アイドル情報を送信することを一時中断し、送信コンポーネントは、波長申請成功メッセージをピア光モジュールに送信するように更に構成され、処理コンポーネントは、ピア光モジュールにより送信された応答メッセージを受信コンポーネントが受信したとき、光モジュールの光ポートネゴシエーションフラグビットを成功に設定するように構成され、処理コンポーネントは、波長アイドルメッセージ又は波長申請成功メッセージをデータ信号に結合するように更に構成され、その結果、波長アイドルメッセージ又は波長申請成功メッセージはデータチャネルを用いることによりピア光モジュールに送信される。
第4態様に関して、第4態様の第1の可能な実装方式では、送信コンポーネントは、内部状態が設定される前に波長確認応答メッセージをピア光モジュールに送信するように更に構成される。
第4態様又は第4態様の第1の可能な実装方式に関して、第4態様の第2の可能な実装方式では、ローカル光モジュールの送信コンポーネント及び受信コンポーネントが、調節可能な波長を有する又は波長を調節することができるコンポーネントであるとき、光モジュールは、構成情報に従って送信コンポーネント及び受信コンポーネントの動作波長を設定する。
第4態様に関して、第4態様の第3の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージ及び波長申請成功メッセージは、周波数シフトキーイングFSKを使って符号化される。
第4態様に関して、第4態様の第4の可能な実装方式では、波長アイドルメッセージ及び波長申請成功メッセージは、スペクトラム拡散方式で符号化され、スペクトラム拡散方式は、スペクトラム拡散がランダム符号を用いることにより元の信号0及び1に対して実行されることを識別するために用いられ、次に、信号がデータ信号と重畳されて伝送される。
第5態様は、第4態様及び第4態様の任意の可能な実装方式に係る光モジュールを含む中央局終端デバイスを提供する。
第6態様は、第3態様及び第3態様の任意の可能な実装方式に係る光モジュールを含む終端デバイスを提供する。
本願において提供される光モジュールは、制御情報をデータ信号に結合し、その結果、光モジュールは、光ポートオートネゴシエーションを自律的に完了し、これにより、デバイスの関与なしに自動的な波長ネゴシエーション及び調節可能な光モジュールの構成を実現する。従って、本願において提供される光モジュールは、既存のネットワークデバイス又はイーサネット(登録商標)デバイスの光モジュールとして用いられることができ、調節可能な光モジュールの汎用性を高め、利用の複雑さ並びに通信ネットワークの管理及び保守費用を下げることができる。
既存のGPONパッシブ光ネットワークシステムの概略構造図である。
既存のTWDM‐PONパッシブ光ネットワークシステムの概略構造図である。
既存のセルフシードカラーレスWDM‐PONパッシブ光ネットワークシステムの概略構造図である。
既存の波長可変レーザベースのWDM‐PONパッシブ光ネットワークシステムの概略構造図である。
本発明の実施形態に係るPONシステムの概略構造図である。
本発明の実施形態に係る光モジュールの概略構造図である。
本発明の実施形態に係るOLT側光モジュールの光ポートオートネゴシエーションについてのフローチャートである。
本発明の実施形態に係るONU側光モジュールの光ポートオートネゴシエーションについてのフローチャートである。
本発明の実施形態に係る制御メッセージのフレームフォーマットについての概略図である。
本発明の実施形態に係る制御メッセージの別のフレームフォーマットについての概略図である。
本発明の実施形態に係る制御メッセージの別のフレームフォーマットについての概略図である。
本発明の実施形態に係る制御メッセージの別のフレームフォーマットについての概略図である。
本発明の実施形態に係るランダム符号を用いることにより制御メッセージフレームを表現することについての概略図である。
本発明の実施形態に係る矩形波周波数信号を用いることにより制御メッセージフレームの符号化又は周波数変調を実行することについての概略図である。
本願において提供される光ポートオートネゴシエーション機能を有する光モジュール及び光ポートオートネゴシエーション方法並びにこれらのシステムは、具体的な実施形態を参照して以下に詳細に説明される。
図1は、GPONパッシブ光ネットワークシステムの概略構造図である。パッシブ光ネットワークシステムは、光回線終端装置OLT110及び複数の光ネットワークユニットONU120を含む。OLT110は、光分配ネットワークODN130を用いることによりONU120に接続される。OLT110は、データ処理モジュール111及び光モジュール112を更に含む。データ処理モジュールはまた、MACモジュールと称され得、光モジュール112を管理及び制御するように構成される。ODN130は、フィーダファイバ133、第1レベルスプリッタ131、第1レベル分配ファイバ134、第2レベルスプリッタ132、及び第2レベル分配ファイバ135を更に含む。ONUは、ダウンストリーム光信号を受信し、アップストリーム光信号を送信するように構成される光モジュール123を更に含む。
図2は、TWDM‐PONパッシブ光ネットワークシステムの概略構造図である。TWDM‐PONシステムは、OLT210、複数のONU220、及びODN230を含む。OLT210は、ポイントツーマルチポイント(Point to Multi−Point、P2MP)方式でODN230を用いることにより複数のONU220に接続される。複数のONU220は、ODN230の光伝送媒体を共有する。ODN230は、フィーダファイバ231、光パワースプリッタモジュール232、及び複数の分配ファイバ233を含んでよい。光パワースプリッタモジュール232は、リモートノード(Remote Node、RN)に配置されてよい。光パワースプリッタモジュールは、一方では、フィーダファイバ231を用いることによりOLT210に接続され、他方では、複数の分配ファイバ233を用いることにより複数のONU220に接続される。TWDM‐PONシステムにおいて、OLT210と複数のONU220との間の通信リンクは複数の波長チャネルを含んでよく、複数の波長チャネルがODN230の光伝送媒体をWDM方式で共有する。各ONU220は、TWDM‐PONシステムにおいて複数の波長チャネルのうちの1つで動作してよく、各波長チャネルは、1又は複数のONU220のサービス機能を担ってよい。さらに、同一の波長チャネル上で動作するONU220は、波長チャネルをTDM方式で共有してよい。図2において、TWDM‐PONシステムが4つの波長チャネルを有する例を用いることにより説明が提供される。実際のアプリケーションでは、TWDM‐PONシステムの波長チャネルの数がネットワーク要求に従って更に決定され得ることが理解されるべきである。
説明しやすくするために、図2中のTWDM‐PONシステムの4つの波長チャネルは、それぞれ波長チャネル1、波長チャネル2、波長チャネル3、及び波長チャネル4と名付けられている。各波長チャネルは、1組のアップストリーム及びダウンストリーム波長を個々に用いる。例えば、波長チャネル1のアップストリーム波長及びダウンストリーム波長は、それぞれλu1及びλd1であってよく、波長チャネル2のアップストリーム波長及びダウンストリーム波長は、それぞれλu2及びλd2であってよく、波長チャネル3のアップストリーム波長及びダウンストリーム波長は、それぞれλu3及びλd3であってよく、波長チャネル4のアップストリーム波長及びダウンストリーム波長は、それぞれλu4及びλd4であってよい。各波長チャネルは、対応する波長チャネル識別子を個々に有してよい(例えば、前述の4つの波長チャネルのチャネル番号は、それぞれ1、2、3及び4であってよい)。すなわち、波長チャネル識別子は、波長チャネル識別子により識別される波長チャネルのアップストリーム及びダウンストリーム波長の整合関係を有する。OLT210及びONU220は、波長チャネル識別子に従って波長チャネルのアップストリーム波長及びダウンストリーム波長を覚えてよい。
OLT210は、光カプラ211、第1波長分割多重化装置212、第2波長分割多重化装置213、複数のダウンストリーム光送信機Tx1からTx4、複数のアップストリーム光受信機Rx1からRx4、及び処理モジュール214を含んでよい。 複数のダウンストリーム光送信機Tx1からTx4は、第1波長分割多重化装置212を用いることにより光カプラ211に接続され、複数のアップストリーム光受信機Rx1からRx4は、第2波長分割多重化装置213を用いることにより光カプラ211に接続され、カプラ211は、ODN230のフィーダファイバ231に更に接続される。
複数のダウンストリーム光送信機Tx1からTx4の伝送波長は異なる。ダウンストリーム光送信機Tx1からTx4のそれぞれは、TWDM‐PONシステムにおける1つの波長チャネルに個々に対応し得る。例えば、複数のダウンストリーム光送信機Tx1からTx4の伝送波長は、それぞれλd1からλd4であってよい。ダウンストリーム光送信機Tx1からTx4は、これらの伝送波長λd1からλd4を個々に用いることにより、ダウンストリームデータを対応する波長チャネルに伝送してよく、その結果、ダウンストリームデータが、対応する波長チャネル上で動作するONU120により受信される。それに応じて、複数のアップストリーム光受信機Rx1からRx4の受信波長が互いに異なり得る。アップストリーム光受信機Rx1からRx4のそれぞれは、TWDM‐PONシステムにおける1つの波長チャネルにも個々に対応する。例えば、複数のアップストリーム光受信機Rx1からRx4の受信波長は、それぞれλu1からλu4であってよい。アップストリーム光受信機Rx1からRx4は、これらの受信波長λu1からλu4を個々に用いることにより、対応する波長チャネル上で動作するONU220により送信されたアップストリームデータを受信し得る。
第1波長分割多重化装置212は、複数のダウンストリーム光送信機Tx1からTx4により伝送され、かつ、λd1からλd4の波長をそれぞれ有するダウンストリームデータに対して波長分割多重化処理を実行し、光カプラ211を用いることによりODN230のフィーダファイバ231にダウンストリームデータを送信するように構成され、その結果、ODN230を用いることによりダウンストリームデータをONU220に提供する。さらに、光カプラ211は、複数のONU220から来たものであり、かつ、λu1からλu4の波長をそれぞれ有するアップストリームデータを第2波長分割多重化装置213に提供するように更に構成されてよい。第2波長分割多重化装置213は、波長がλu1からλu4であるアップストリームデータをデータ受信用のアップストリーム光受信機Rx1からRx4に逆多重化してよい。
処理モジュール214は、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)モジュールであってよい。一方では、処理モジュール214は、波長ネゴシエーションを使って複数のONU220に動作波長チャネルを規定し、特定のONU220の動作波長チャネルに従って、ONU220へ送信されるダウンストリームデータを波長チャネルに対応するダウンストリーム光送信機Tx1からTx4に提供してよく、その結果、ダウンストリーム光送信機Tx1からTx4は、ダウンストリームデータを対応する波長チャネルに伝送する。他方では、処理モジュール214は、波長チャネル上のアップストリーム伝送のために、動的帯域幅割当(Dynamic Bandwidth Allocation、DBA)を更に実行して、TDM方式で同一の波長チャネルに多重化されるONU220にアップストリーム伝送タイムスロットを割り当て、特定のタイムスロットにおいて対応する波長チャネルを用いることによりアップストリームデータを送信する権限をONU220に与えてよい。
各ONU220のアップストリーム伝送波長及びダウンストリーム受信波長は調節可能である。ONU220は、OLT210により規定された波長チャネルに従って、ONU220のアップストリーム伝送波長及びダウンストリーム受信波長を、波長チャネルのアップストリーム波長及びダウンストリーム波長に個々に調整してよく、これにより、波長チャネルを用いることによりアップストリーム及びダウンストリームデータを送信及び受信する。
本願において提供される光ポートオートネゴシエーション機能を有する光モジュールは、スプリッタベース又は光分配器ベースのポイントツーマルチポイントファイバ光ネットワークを用いることにより接続されるネットワークデバイスに適用可能である。図5を参照すると、図5は、スプリッタベースのポイントツーマルチポイントファイバ光ネットワークを用いることにより接続される通信システムの概略構造図である。通信システムは、少なくとも1又は複数の光回線終端装置OLT510、1又は複数の光ネットワークユニットONU520、及びスプリッタベースのポイントツーマルチポイント光分配ネットワークODN530を含む。OLTは、マルチポートデバイス又はシングルポートデバイスであってよい。マルチポートデバイスは、複数のOLTポートが1つのデバイスに提供されることに関するものであり、シングルポートデバイスは、デバイス1つのOLTポートのみを有することに関するものである。図5において提供されるマルチポートOLTデバイスでは、各ポート511は、OLTポート、OLTサービスポート、OLT光学ポート、OLT光ポート、光モジュールインタフェース、又はインタフェースと称され得る。OLTサービスポート511は、OLT側光モジュール512に対するインタフェースを提供する。ONUは、1又は複数の光学ポート521を有してよく、各光学ポート521は、光インタフェース又はインタフェースと称され得る。プラガブル光モジュール522が各インタフェースに挿入されてよく、又は、1又は複数のONU側光モジュール522が各インタフェースに取り付けられてよく、光モジュールは、光インタフェース521を提供する(この場合、光モジュール又は光モジュールの機能がONUの内部に統合される)。OLT側光モジュール512及びONU側光モジュール522は、同一タイプの光モジュールであってよい。代替的に、複数のOLT側光モジュール512が一緒に統合されてよい。この場合、OLTサービスポート511は、マルチパス統合OLTサービスポート、マルチパス統合OLT光インタフェース、又はマルチパス統合OLT光学ポートとも称される。本願において提供される光ポートオートネゴシエーション機能を有する光モジュールは、OLT側に適用されてよく、ONU側に適用されてもよい。光ポートオートネゴシエーション機能を有する光モジュールは、図4に示されるWDM‐PONパッシブ光ネットワークに適用されてもよい。
1又は複数のOLT側光モジュール512のダウンストリーム信号は、結合器540を用いることによりフィーダファイバ531に結合される。結合器540は、AWGのような、スプリッタ又はWDMデバイスであってよい。アップストリーム信号は、フィーダファイバ531から結合器540を通過した後に、1又は複数のOLT側光モジュール512により受信される。OLT510は、中央局(Central Office、略してCO)のような中心的な位置に通常位置しており、1又は複数の光ネットワークユニットONU520を同時に管理してよい。OLT510は、ONU520と上位層ネットワーク(図には示されていない)との間の媒体としての機能を果たしてよく、ダウンストリームデータとして、上位層ネットワークから受信したデータを利用し、ODN530を用いることによりダウンストリームデータをONU520に転送し、ONU520から受信したアップストリームデータを上位層ネットワークに転送する。
図6に示されるように、具体的な実施の実例において、図6は、OLT側光モジュール512又はONU側光モジュール522の概略構造図である。光モジュールは、受信コンポーネント610、制限増幅器(Limiting Amplifier、略してLA)又はポストアンプ(Post Amplifier、略してPA)620、送信コンポーネント630、レーザダイオードドライバ(Laser Diode Driver、略してLDD)640、マルチプレクサ(MUX)670、デマルチプレクサ(DEMUX)660、及びメディアアクセス制御(Media Access Control、略してMAC)モジュール650を含む。受信コンポーネントは調節可能な受信コンポーネントである。調節可能な受信コンポーネント610は、電気−光変換及び事前増幅のために用いられる可変フィルタ(Tunable Filter、略してTF)611、及びコンポーネント612を更に含んでよい。送信コンポーネント630は調節可能な送信コンポーネントであってよく、波長可変レーザ(Tunable Laser、略してTL)を主に含む。
OLT側光モジュール512は固定波長光モジュールであってもよい。この場合、受信コンポーネント610は、可変フィルタ611を含まず、固定波長フィルタを含んでよい。OLT側光モジュール512が固定波長光モジュールであるとき、送信コンポーネント630はまた、固定波長送信コンポーネントである。
MACモジュール(処理コンポーネントとも称され得る)650は、OLT側光モジュール512とONU側光モジュールとの間の光ポートネゴシエーション機能を実装するように構成され、光ポートネゴシエーション機能は、ローカル制御信号を生成すること、ピア制御信号を受信すること、及び制御信号を処理することのような機能を含む。ここで、制御信号は、制御メッセージと称されてもよく、以下の具体的な実施形態において、OLT側光モジュール512とONU側光モジュールとの間で交換される、波長アイドルメッセージ、波長申請メッセージ、波長許可メッセージ、又は波長確認応答メッセージのようなメッセージを指す。ネゴシエーションプロセスにおいて両側で光モジュールにより送信又は受信され、かつ、波長ネゴシエーションに関連するメッセージは、制御信号として全て理解され得る。制御信号は、独立して存在してよく(これは、主に、光モジュールがちょうど電源オンにした後、システムのデータ受信及び/又は送信機能が開始されていないときに、光モジュールが光インタフェースにちょうど挿入され、又は、システムがリセットされる局面における場合である)、低周波数信号の形式でデータ信号と結合されてよく、高周波数信号の形式でデータ信号と結合されてよく、又は、データ信号の先頭に重畳される方式でデータ信号と結合されてよく、すなわち、振幅変調がデータ信号に対して実行される。
OLT側光モジュール512において、マルチプレクサ670は、プロセッサ650により生成されるダウンストリーム制御信号及びダウンストリームデータ信号を多重化するように構成される。デマルチプレクサ660は、ONUにおいてONU光モジュール522により送信されるアップストリームデータ信号及び制御信号を分離するように構成される。
ONU側光モジュール522において、マルチプレクサ670は、プロセッサ650により生成されるアップストリーム制御信号及びアップストリームデータ信号を多重化するように構成される。デマルチプレクサ660は、OLT側光モジュール522により送信されるダウンストリームデータ信号及び制御信号を分離するように構成される。
任意選択で、マルチプレクサ670は、周波数結合器であってよく、周波数領域において、LDD640により駆動されるデータ信号を、プロセッサ650により生成される制御信号に結合する。例えば、制御信号が0から10MHzの低周波数信号であり得るとき、マルチプレクサ670は、周波数領域において、低周波数制御信号及び高周波数データ信号を多重化する。
任意選択で、マルチプレクサ670は、ハイパスフィルタ(High Pass Filter、略してHPF)及びローパスフィルタ(Low Pass Filter、略してLPF)を含み、これらは、結合する前にデータ信号及び制御信号をフィルタするようにそれぞれ構成される。
任意選択で、HPF又はLPFは、マルチプレクサ670の外部に実装されてもよい。例えば、HPFは、LDD640内に実装され、LPFは、プロセッサ650内に実装されてよい。
任意選択で、送信コンポーネント630が電流駆動されるとき、LDD640は、駆動電流をデータ信号に対して提供し、プロセッサ650は、駆動電流を制御信号に対して提供する。この場合、マルチプレクサ670は省略されてよく、又は、送信コンポーネント630を駆動すべく、LDD640の駆動電流及びプロセッサ650の駆動電流のみが重畳される。この場合、LDD640及びプロセッサ650は、送信コンポーネント630のカソード又はアノードに接続される。
任意選択で、送信コンポーネント630が電圧駆動されるとき、LDD640は駆動電圧をデータ信号に対して提供し、プロセッサ650は制御信号に対して駆動電圧を提供する。この場合、マルチプレクサ670は、電圧信号を重畳し、次に、送信コンポーネント630を直接駆動し、又は、追加の回路を用いることにより送信コンポーネント630を駆動するように構成される。
任意選択で、マルチプレクサ670はレーザダイオードドライバに統合されてよい。送信コンポーネント630が電流駆動されるとき、レーザダイオードドライバは、ハイブリッド駆動電流信号を出力して送信コンポーネント630のカソード又はアノードを駆動する。送信コンポーネント630が電圧駆動するとき、レーザダイオードドライバは、ハイブリッド駆動電圧信号を出力して送信コンポーネント630を駆動する。
任意選択で、デマルチプレクサ660は、受信コンポーネント610により受信されるデータ信号及び制御信号を分離するように構成される。任意選択で、デマルチプレクサ660はHPF及びLPFを含む。任意選択で、HPF又はLPFは、デマルチプレクサ660の外部に実装されてもよい。例えば、HPFは、制限増幅器LA又はポストアンプ620内に実装されてよく、LPFは、プロセッサ650内に実装されてよい。
任意選択で、デマルチプレクサ660は、制限増幅器LA又はポストアンプ620内に統合されてよい。
任意選択で、OLT側光モジュール512は、固定波長を有する受信コンポーネント610及び送信コンポーネント630を用いてよい。
任意選択で、OLT側光モジュール512は、調節可能な波長を有する受信コンポーネント610及び送信コンポーネント630を用いてよい。
一実施形態では、ONU側光モジュール522との光ポートオートネゴシエーションを実行するためにOLT側光モジュール512の状態マシンは、3つの状態を含み、状態1は、波長アイドル状態(Wavelength Idle)であり、波長アイドル状態は、光モジュールにより用いられる波長がいずれのONUに対しても割り当てられていないこと、又は、電源オン又はリセットされた後に、光モジュールがいずれの光モジュールとも光ポートオートネゴシエーションを実行していないことを示し、状態2は、波長事前占有状態(Wavelength Pre‐Occupied)であり、この状態は、光モジュールがONU側光モジュールとの光ポートオートネゴシエーションを実行しているが、ネゴシエーションプロセスを完了していないこと、すなわち、波長割り当てネゴシエーションが実行されていることを示し、状態3は、波長占有状態(Wavelength Occupied)であり、それは、この状態において、ONU側光モジュールとの光ポートオートネゴシエーション機能を光モジュールが成功裏に完了したことを示す。
具体的に、本願発明において提供されるOLT側光モジュールは、送信コンポーネント630、受信コンポーネント610、及び処理コンポーネント650を含む。
送信コンポーネント630は、波長アイドルメッセージをピア光モジュールに定期的に送信し、受信コンポーネント610を用いることによりアップストリーム方向においてリスニングする。波長アイドルメッセージは、第1波長がアイドル波長であること、又は、第1波長が占有されていない若しくは割り当てられていないことを識別するために用いられる。
受信コンポーネント610は、第1波長の割り当てを要求するために、ピア光モジュールにより送信されたメッセージを受信したとき、波長アイドル情報を送信することを一時中断する。
送信コンポーネント630は、波長許可メッセージをピア光モジュールに送信するように更に構成される。
処理コンポーネント650は、ピア光モジュールにより送信された応答メッセージを受信コンポーネント610が受信したとき、内部状態を設定するように構成され、設定は、波長ネゴシエーションの完了を識別するために用いられる。処理コンポーネント650は、波長アイドルメッセージ又は波長許可メッセージのような制御メッセージを生成するように更に構成され、最終的に、これらの制御信号はピア光モジュールに送信される。
更に、波長アイドルメッセージは、波長がいずれのONUに対しても割り当てられていないこと、又は、電源オン又はリセットされた後、光モジュールがいずれの光モジュールとも光ポートオートネゴシエーションを実行していないことを示すために用いられる。波長許可メッセージは、光モジュールがONU側光モジュールとの光ポートオートネゴシエーションを現在実行しているが、ネゴシエーションプロセスを完了していないこと、すなわち、波長割り当てネゴシエーションが実行されていることを示すために用いられる。
任意選択で、受信コンポーネント610は、アップストリーム方向において波長ネゴシエーション成功メッセージを受信するように更に構成される。波長ネゴシエーション成功メッセージは、ONU側光モジュールとの光ポートオートネゴシエーション機能を光モジュールが成功裏に完了したことを示すために用いられる。
任意選択で、送信コンポーネントは、内部状態が設定される前に、波長確認応答メッセージをピア光モジュールに送信するように更に構成される。
それに応じて、図7に示されるように、固定波長を有する受信コンポーネント610及び送信コンポーネント630を用いるOLT側光モジュールの光ポートオートネゴシエーション処理プロセスは以下の段階を含む。
段階701、波長アイドルメッセージを定期的に送信し、アップストリーム受信メッセージをリスニングし、波長アイドルメッセージは、波長がアイドル波長であること、又は、波長が占有されていない若しくは割り当てられていないことを識別するために用いられる。
段階702、ONU側光モジュールにより送信された波長要求メッセージが受信された後に、波長アイドル情報を送信することを一時中断し、次の段階703を実行する。
段階703、波長要求メッセージを送信するONU側光モジュールに波長申請成功メッセージを送信し、波長申請成功メッセージは波長が事前占有されているメッセージを識別するために用いられ、応答を待ち、応答メッセージが受信された場合、段階704を実行し、そうでない場合、段階701に戻る。
段階704、内部状態を設定し、波長ネゴシエーションが完了したことを示し、波長申請メッセージ又は応答メッセージは、データ信号に結合され、データチャネルを用いることによりピア光モジュールに送信される。
任意選択で、段階704では、内部状態が設定される前又は後に、波長確認応答メッセージがONU側光モジュールに更に送信されてよい。
段階701の前に、OLT側光モジュール512は、構成情報に従って、調節可能な送信コンポーネント630の被送信波長及び/又は調節可能な受信コンポーネント610の受信波長を設定する必要がある。構成情報は、OLTデバイスとOLT側光モジュールとの間のインタフェースを用いることで、OLTデバイスによりOLT側光モジュール512に送られる。構成情報は、OLT光モジュール512内の1又は複数のレジスタ、又は、1又は複数のレジスタ内の1又は複数の構成ビットであってよい。
オートネゴシエーション処理プロセスにおいて送信及び/又は受信されたメッセージは、ネゴシエーション又はインタラクションメッセージと称される。任意選択で、インタラクションメッセージの符号化モードは、周波数シフトキーイング(Frequency Shift Keying、FSK)形式を用いてよい。すなわち、特定の期間において、第1周波数f0が信号「0」を表すために用いられ、第2周波数f1が信号「1」を表すために用いられる。例えば、1MHzが「0」を表すために用いられ、1.5MHzが「1」を表すために用いられ、各「0」及び「1」は、1msの持続時間にわたって継続する(制御チャネルのデータ伝送レートは1Kbpsである)。インタラクションメッセージ及びデータ信号は、周波数領域に重畳され、次に、伝送される、又は、インタラクションメッセージは、インタラクションメッセージを用いることによりデータ信号に対して振幅変調が実行された後に伝送される、又は、インタラクションメッセージは、直接伝送される。
各インタラクションメッセージの符号化モードは、特定の周波数信号を用いることにより表されてよい。例えば、波長アイドルメッセージは、周波数がf0(例えば、f0=2MHz)である信号を用いることにより表され、波長が占有されていることを示すメッセージは、周波数がf1である信号を用いることにより表される。
更に、インタラクションメッセージの符号化モードは、スペクトラム拡散方式で実行される。すなわち、スペクトラム拡散は、ランダム符号を用いることにより元の信号「0」及び「1」に対して実行され、次に、信号がデータ信号と重畳されて伝送される、又は、スペクトラム拡散の後の信号が直接伝送される。
一実施形態では、ONU側光モジュール522が、調節可能な波長を有する受信コンポーネント610及び送信コンポーネント630を用いるとき、OLT側光モジュール512との光ポートオートネゴシエーションを実行するONU側光モジュール522の状態マシンは4つの状態を含み、状態1は、初期状態(Initial State)であり、ONU側光モジュール522が電源オン又はリセットされた後に入る状態、又は、ONU側光モジュール522が電源オンされて有効化された後に入る状態を表すために用いられる。この状態において、処理モジュールは、特定のアルゴリズムルール(例えば、ランダム選択、又はチャネルの昇順に従う方法)に従って波長を選択し、調節可能な受信コンポーネントを選択された受信波長に構成する。すなわち、調節可能な受信コンポーネントは、選択された波長のダウンストリーム制御信号を受信してよい。状態2は、波長探索状態(Wavelength Hunt)である。この状態において、光モジュール522は、選択されたダウンストリーム波長においてダウンストリーム制御メッセージをリスニングする。特定の時間内に波長アイドルメッセージが受信されない場合、状態1に戻り、そうでない場合、状態3に入る。状態3は、波長事前ロック状態(Wavelength Pre−Locking)であり、波長事前ロック状態は、この状態において、特定のOLT側光モジュール512に対応する波長が占有されていないことを光モジュール522が検出したことを示す、又は、対応する波長を用いるアプリケーションを示す。状態4は、波長ロック状態(Wavelength Locked)であり、波長ロック状態は、ONU側光モジュール522が特定のOLT側光モジュール512に対応する波長をロックしたことを示す、又は、光ポートオートネゴシエーションが完了したことを示す。
具体的に、ONU側光モジュールは、送信コンポーネント630、処理コンポーネント650、及び受信コンポーネント610を具体的に含む。
受信コンポーネント610は、ダウンストリーム被受信波長を選択するように構成される。
処理コンポーネント650は、選択されたダウンストリーム被受信波長においてダウンストリームメッセージをリスニングし、ピア光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された場合、送信コンポーネント630を用いることによりダウンストリーム被受信波長に対応するアップストリーム波長において波長申請メッセージを送信するように構成される。
任意選択で、処理コンポーネント650は、受信コンポーネント610がダウンストリーム方向において波長許可メッセージを受信したとき、光モジュールの光ポートネゴシエーション成功フラグビットを設定するように更に構成されてよい。
波長申請メッセージは、ONU側光モジュールがアイドル波長又は波長リソースの利用のためにOLT側光モジュールに適用されることを示す、又は、ONU側光モジュールが波長事前ロック状態にあることを示すために用いられる。
任意選択で、送信コンポーネント630は、応答メッセージをピア光モジュールに送信するように更に構成される。応答メッセージは、ONU側光モジュールが波長事前ロック状態にあることを示すために用いられる。処理コンポーネント650は、波長申請メッセージ又は応答メッセージをデータ信号に結合して、データチャネルを用いることによりピア光モジュールに波長申請メッセージ又は応答メッセージを送信する、又は、波長申請メッセージ又は応答メッセージをピア光モジュールに直接送信するように更に構成される。
任意選択で、光モジュールは、ストレージコンポーネントを更に含む。ストレージコンポーネントは、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係を格納するように構成される。
それに応じて、図8に示されるように、ONU側光モジュール522及びOLT側光モジュール512を用いる光ポートオートネゴシエーション処理インタラクションプロセスは、以下の段階を含む。
段階801、光モジュール522は、特定のアルゴリズム仕様に従って波長を選択し、選択された波長で動作するように調節可能な受信コンポーネントを構成する。
段階802、ダウンストリーム被受信波長においてダウンストリームメッセージをリスニングし、OLT側光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された場合、803を実行し、波長がアイドルであることを示す波長アイドルメッセージが特定の時間T1内に検出されない場合、段階801に戻る。
段階803、ダウンストリーム波長に対応するアップストリーム波長において波長申請メッセージを送信し、OLT側光モジュール512が波長許可メッセージを送信するのを待ち、特定の時間T2内に波長許可メッセージが受信された場合、804を実行し、そうでない場合、801又は802に戻る。
段階804、ONU側光モジュール522は、光ポートオートネゴシエーションインタラクションが成功した動作状態に入って、光ポートオートネゴシエーションインタラクション完了フラグビットを設定する、又は、光ポートオートネゴシエーションインタラクションが成功した動作状態に入って、応答メッセージをOLT側光モジュール512に送信した後に、光ポートオートネゴシエーションインタラクション完了フラグビットを設定する。波長申請メッセージ又は応答メッセージは、データ信号に結合され、データチャネルを用いることによりピア光モジュールに送信される。波長申請メッセージは、第1光モジュールが、波長を割り当てることを第2光モジュールに要求することを識別するために用いられ、波長許可メッセージは、第2光モジュールが波長を第1光モジュールに割り当てることを識別するために用いられる。
更に、ONUデバイスは、ONUデバイスと光モジュール522との間のインタフェースを用いることにより光ポートオートネゴシエーション完了フラグビットを読み出してよい。フラグビットが設定されたことが決定された場合、インタラクションが完了したこと、又は、波長ネゴシエーションが完了したことを示し、次に、データ信号の受信及び/又は送信が開始されてよい。
803では、ダウンストリーム波長に対応するアップストリーム波長、又は、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係が表の形式で光モジュール522に格納される。対応関係は、事前に合意されてよい、又は、ONUデバイスとONU側光モジュール522との間のインタフェースを用いることでONUデバイスにより動的に構成されてよい、又は、波長がアイドルであることを示す制御メッセージを用いることでONU側光モジュール522のプロセッサに送られてよい。
任意選択で、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係は、事前に合意され又は動的に構成され、光モジュール522は、波長申請メッセージを送信する前の任意の時点で、調節可能な送信コンポーネントの動作波長又は被送信波長を設定してよく、例えば、動作波長又は被送信波長は、段階801又は段階802において設定される。
任意選択で、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係は、波長アイドルメッセージを用いることにより送られ、調節可能な送信コンポーネントの動作波長又はアップストリーム波長は、波長アイドルメッセージが受信された後、かつ、波長申請メッセージが送信される前に設定されてよい。
803では、特定の時間T2内に波長申請確認応答メッセージが受信されない場合、更に決定することが実行されてよい。N番目の波長において波長申請制御メッセージを送信する特定の回数が特定の数値より少ない場合、段階802にジャンプし、これは、波長申請の試みが特定のN番目の波長においてさらに行われる必要があることを示す。そうでない場合、段階801にジャンプし、これは、特定の数の試みが特定のN番目の波長において行われた後に、波長申請が依然として成功しておらず、別の波長に適用することの試みが、801に進むことによりさらに行われる必要があることを示す。
波長がアイドルであることを示すメッセージは、ブロードキャスト又はマルチキャスト形式のSN‐Requestメッセージであってよく、SNを報告するようモジュールに要求すべく、波長を受信できる全てのONU側光モジュール522にブロードキャスト又はマルチキャストされる。
波長申請を示すメッセージは、光モジュール522のSN番号を報告するようなSN‐Responseメッセージであってよい、又は、光モジュールを一意に識別できる任意の識別子情報若しくは符号情報であってよい。
波長申請確認を示すメッセージは、ユニキャスト形式のSN‐Requestメッセージ、例えば、特定の光モジュール522のSNを有するメッセージであってよい。
応答メッセージは、光モジュール522のSN番号を報告するようなSN‐Responseメッセージであってよい、又は、光モジュール情報を一意に識別できる任意の識別子若しくは符号化情報であってよい。
具体的な実装方式において、波長がアイドルであることを示すメッセージのフレーム構造、波長が占有されていることを示すメッセージ、又はダウンストリーム方向において送信される別のメッセージが図9及び図10に示される。フレームは、フレームヘッダフィールド及びデータフィールドを含む。データフィールドは、制御メッセージフィールドと称され得る。フレームは、フレーム末尾を更に含んでよい。
フレームは、バースト方式で送信されてよい。図9に示されるように、フレームは接続されていなくてよく、制御メッセージが2つのフレーム間に送られない。図10に示されるように、フレームは連続的な方式で送信されてもよい。フレームは、接続される、又は、アイドルフレームで埋められる。メッセージフレームの長さは固定又は可変であってよい。
図11に示されるように、メッセージフレームが固定長を有するとき、データフィールドは、メッセージタイプフィールド(Message Type)及びメッセージデータフィールド(Message Data)を含み、チェックフィールドを更に含んでよい。チェックフィールドは、巡回冗長検査フィールド、ビットパリティチェックフィールド、又は別のタイプチェックフィールドであってよい。メッセージデータフィールドは、固定バイトのメッセージデータを含む。
別の具体的な実装方式では、図12に示されるように、メッセージフレームが非固定長又は可変長を有するとき、データフィールドは、メッセージタイプフィールド(Message Type)、長さフィールド(Length)、及びメッセージデータフィールド(Message Data)を含み、チェックフィールドを更に含んでよい。チェックフィールドは、巡回冗長検査フィールド、ビットパリティチェックフィールド、又は別のタイプのチェックフィールドであってよい。メッセージデータフィールドの長さは、長さフィールドにより特定される。
メッセージタイプフィールド(Message Type)は、1又は複数のフィールドを更に含んでよい。1つのフィールドは、メッセージがブロードキャストメッセージ、マルチキャストメッセージ、又はユニキャストメッセージであることを説明するために用いられてよい。具体的に、メッセージタイプフィールドが、1バイトを用いることにより記述され、かつ、1つのフィールドのみを有するとき、「0x01」、「0x02」、「0x03」等が、前述のブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Request、ユニキャストSN‐Request、SN‐Response等をそれぞれ表すために用いられる。代替的に、メッセージは、2つのフィールドを用いることにより表されてもよく、上位4ビットは、ブロードキャスト/マルチキャスト、又はユニキャストを表すために用いられ、下位4ビットが具体的なメッセージタイプを表す。例えば、「0x11」及び「0x01」は、ブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Request及びユニキャストSN‐Requestをそれぞれ表す。
メッセージデータフィールド(Message data)は、例えば、ローカル被送信波長フィールド、ローカル被受信波長フィールド、又は予期される被受信波長フィールド等、1又は複数のフィールドを更に含んでよい。ローカル被送信波長フィールドは、ローカル光モジュールにより送信された波長をピア光モジュールに送るために用いられる。ローカル被受信波長フィールド又は予期される被受信波長フィールドは、ローカル光モジュールにより受信された光信号の波長又はピアエンドにより送信されることが予期される光信号の波長をピア光モジュールに送るために用いられる。代替的に、メッセージデータフィールドは、1又は複数のTLV(タイプType、長さLength、及び値Value)構造からなる。各TLV構造は、OLT側光モジュールとONU側光モジュールとの間で交換されるべき属性、パラメータ、構成、又は性能モニタリングを表し、3つのフィールドT、L、及びVを含む。フィールドTはTLV構造の情報のタイプを表し、フィールドLは情報の長さを表し、フィールドVは送られる具体的なデータ、コンテンツ、情報等を表す。
具体的に、ローカルエンドがOLT側光モジュールであるとき、ピアONU側光モジュールに送信される制御メッセージは、ローカル被送信波長フィールド又はTLVフィールド、及び/又は、ローカル被受信波長フィールド、予期される被受信波長フィールド、又はTLVフィールドを含んでよい。説明は、例としてSN‐Requestメッセージを用いることによりここで提供される。ローカル被送信波長フィールドは、OLT側光モジュールにより送信されたダウンストリーム波長情報をONU側光モジュールに通知するために用いられる。ローカル被受信波長フィールド又は予期される被受信波長フィールドは、送信される光信号の波長をONU側光モジュールに通知するために用いられる。ONU側光モジュールがSN‐Requestメッセージに応答することを予定している場合、ONU側光モジュールは、波長可変レーザをまず調整して、SN‐Requestメッセージ内のローカル被受信波長フィールド又は予期される被受信波長フィールドにより特定される波長を送信し、次に、SN‐ResponseメッセージをOLT側光モジュールに送信する。
具体的に、ローカルエンドがONU側光モジュールであるとき、ピアOLT側光モジュールに送信されるメッセージは、ローカル被送信波長フィールド及び/又はローカル被受信波長フィールド、又は予期される被受信波長フィールドを含んでよい。説明は、例としてSN‐Responseを用いることによりここで提供される。ローカル被送信波長フィールドは、ローカルONU光モジュールにより送信された光信号の波長情報をOLT側光モジュールに送るために用いられる。ローカル被受信波長フィールド又は予期される被受信波長フィールドは、ローカルONU側光モジュールにより受信された光信号の波長情報をピアOLT側光モジュールに送るために用いられる。
更に、波長情報は、以下の3つの方式のうちの何れか1つで表現されてよい。
第1方式では、波長情報は絶対値を用いることにより表現される。例えば、送信される波長が1310.12nmである場合、ローカル被送信波長フィールドの値は131012であってよく、最後の2桁は、デフォルトで小数である。この場合、波長情報の1つの要素を送るために用いられるのに3バイトが必要である。
第2方式では、波長情報は相対値を用いることにより表現される。波長情報は参照波長と比べた差である。参照波長は1300nmに設定される。送信される波長が1310.12nmであることを想定すると、ローカル被送信波長フィールドの値は、131012−130000=1012であってよく、後ろの2桁は小数を示す。現在の通信波長が、全て1670nm未満なので、この場合、波長情報の1要素が2バイトのみを用いることにより送られてよい。
第3方式では、波長情報はチャネル番号を用いることにより表現される。この場合、波長は、事前に番号付けされる必要があり、波長を標準化するためのチャネルは、波長情報を説明するために用いられる。例えば、1310.12nmがチャネル1であり、1311.55nmがチャネル3であることが合意される。チャネル番号が説明のために用いられる場合、ローカル被送信波長フィールドの値が1であるとき、それは、ローカル被送信波長が1310.12nmであることを示す。ローカル被送信波長フィールドの値が3であるとき、それは、ローカル被送信波長が1311.55nmであることを示す。
異なるタイプのレーザのスペクトル幅が異なり得るので、OLT側及びONU側光モジュールが異なるスペクトル幅のレーザを用いるとき、隣接する波長間又は同一のチャネルにおける干渉の課題が存在し得る。OLT側に複数の光モジュールがあり、光モジュール間の波長間隔が100GHzであり得る、すなわち、100GHzチャネル間隔がサポートされることが想定される。ONU側光モジュールのレーザのスペクトル幅が100GHzより大きい場合、チャネル間隔を超える光信号が隣接するチャネルに漏れる。 従って、ONU側光モジュールがデータ又は制御メッセージをOLT側光モジュールに送信するとき、別のONU側光モジュールと対応するOLT側光モジュールとの間の通信が干渉される。課題を解決すべく、メッセージデータフィールドは、許容レーザスペクトル幅フィールド、チャネル間隔フィールド、又はシステムタイプフィールドを更に含んでよい。OLT側光モジュールによりONU側光モジュールに送られる制御管理情報が許容レーザスペクトル幅フィールドを含むとき、その値が0.4(0.4nmを表す)であると想定すると、それは、ONU側光モジュールのみのレーザスペクトル幅が0より小さいことを示す。OLT側光モジュールの制御メッセージに応答するために4nmが許可される。OLT側光モジュールによりONU側光モジュールに送られる制御メッセージがチャネル間隔フィールドを含むとき、その値が100(チャネル間隔が100GHzであることを示す)であると想定すると、それは、100GHzチャネル間隔に適用可能なONU側光モジュールのみが、OLT側光モジュールの制御メッセージに応答することを許可されていることを示す。OLT側光モジュールによりOLT側光モジュールに送られる制御メッセージがシステムタイプフィールドを含むとき、その値が1(1が粗密度波長分割多重を表し、2が100Gチャネル間隔の高密度波長分割を表し、3が50Gチャネル間隔の高密度波長分割を表す...ことが想定される)であることを想定すると、それは、粗密度波長分割多重システムに適用可能なONU側光モジュールのみが、OLT側光モジュールの制御メッセージに応答することが許可されていることを示す。
より具体的に、例として、OLT側光モジュールによりONU側光モジュールに送信されるブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Requestメッセージを用いることにより説明が提供される。OLT側光モジュールにより送信されたブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Requestメッセージは、許容レーザスペクトル幅が0.4nmであることを示す許容レーザスペクトル幅フィールドを含むことが想定される。メッセージを検出した後、ONU側光モジュールは、許容レーザスペクトル幅フィールドに従って、ローカルレーザスペクトル幅が0.4nmを超えるか否かを決定する。ローカルレーザスペクトル幅が0.4nmを超えている場合、ONU側光モジュールは、ブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Requestメッセージに応答しない。ローカルレーザスペクトル幅が0.4nmより小さい場合、ONU側光モジュールは、ピアOLT光モジュールに応答して、ONU側光モジュールにより構成された、OLT側光モジュールにより構成された、又はOLT側光モジュールにより選択された波長においてSN‐Responseメッセージを送信する。
メッセージフレームが固定長を有するとき、OLT側光モジュールとONU側光モジュールとの間の光ポートオートネゴシエーションに対するいくつかのメッセージの具体的な構造が例を用いることにより以下に説明される。実際のメッセージ構造は、フィールドの一部のみを含んでもよい。
ブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Requestメッセージにおいて、表1に示されるように、メッセージタイプは、1つのフィールドを用いることにより表現され得る。例えば、「000000001」は、メッセージがブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Requestメッセージであること、又は、メッセージタイプが2つのフィールドを用いることにより表現されることを示す。上位4ビットは、メッセージがブロードキャスト又はマルチキャストメッセージであること、又は、ユニキャストメッセージであることを示し(0001は、ここではブロードキャスト又はマルチキャストメッセージを表す)、下位4ビットは、メッセージタイプがSN‐Requestメッセージであることを示す。メッセージタイプが2つのフィールドを用いることにより表現されるとき、第1バイトが「00000001」である場合、それは、メッセージがユニキャストSN‐Requestであることを示す。第1バイトが「00010001」である場合、それは、メッセージがブロードキャスト又はマルチキャストSN‐Requestメッセージであることを示す。
制御メッセージフレームにおいて、ランダム符号は、メッセージフレーム内の「0」及び「1」を表現するために用いられてよく、言い換えれば、制御メッセージフレームはランダム符号を用いることにより符号化され、スペクトラム拡散は、ランダム符号を用いることにより制御メッセージフレームに対して実行される。フレームヘッダフィールド内のコンテンツはPNmを用いることにより表現されてよい。データフィールド内のコンテンツPNnを用いることにより表現される。例えば、「0」はPNnを用いることにより表現され、「1」は−PNnを用いることにより表現される(−PNnはPNn信号をネゲートする信号を指す)。PNはランダム符号を指し、添字n及びmはそれぞれランダム符号PNの長さを表す。フレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さmは、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号の長さnと異なり得る。mがnと等しくないとき、1ビット(0又は1であってよい、すなわち1つのPNm又は−PNmが用いられてよい)がフレームヘッダを表すために用いられてよい。m=nのとき、複数のビット(例えば、4ビット「1010」)がフレームヘッダを表すために用いられてよい。
具体的に、図13に示されるように、(疑似ランダム符号のような)ランダム符号が制御メッセージフレームを表すために用いられる。1101は制御機能モジュールにより生成されるメッセージフレームの2進表現である。例として3ビット「110」を用いることにより説明が提供される。メッセージフレームは、符号化シーケンス1102「PNx、PNx、−PNx」を生成すべく、ランダム符号を用いることにより符号化され、PNxは「1」を表し、−PNxは「0」を表す。ランダム符号を用いることによりメッセージフレームが符号化された後に生成された信号は、データ信号の振幅の再変調を実行して光ファイバに最終的に伝送される信号1103を生成するために更に用いられる。
制御メッセージフレームがランダム符号を用いることにより符号化されたとき、異なる長さのランダムシーケンスは、「1」及び「0」をそれぞれ表すために用いられてよい。例えば、PNaは「1」を表すために用いられ、PNbは、「0」を表すために用いられ、2つのランダム符号PNa及びPNbの長さは異なる。
制御メッセージフレームは、周波数信号を用いることにより符号化されてもよく、言い換えれば、周波数変調は周波数信号を用いることにより制御メッセージフレームに対して実行される。周波数信号は、矩形波周波数信号又は正弦波周波数信号であってよい。制御メッセージフレーム内のフレームヘッダフィールド及びデータフィールドは、同一の周波数信号を用いることにより符号化又は周波数変調されてよい、又は、異なる周波数信号を用いることにより符号化又は周波数変調されてよい。例えば、フレームヘッダフィールド内の「1」及び「0」は、1KHz及び1.5KHzの信号をそれぞれ用いることにより表されてよい。データフィールド内の「1」及び「0」は、4KHz及び3KHzの信号をそれぞれ用いることにより表される。フレームヘッダフィールド及びデータフィールド内の「1」及び「0」は、1KHz及び1.5KHzの信号をそれぞれ用いることにより表されてよい。フレームヘッダフィールド及びデータフィールドが異なる周波数信号を用いることにより表現されるとき、フレームヘッダは、期間のみの周波数を用いることにより表されてもよい。例えば、フレームヘッダは、10msの10KHz信号を用いることにより表される。
制御フレームに対して符号化又は周波数変調を実行するために矩形波周波数信号が用いられるとき、例として図14に示される概略図を用いることにより説明が提供され得る。周波数がfa及びfbである矩形波信号は、「1」及び「0」をそれぞれ表すために用いられることが想定される。周波数がfa及びfbである矩形波信号(又は矩形波周波数信号)を用いることにより元のフレーム1201内のデータ「1001」が符号化された後、「fa−fb−fb−fa」によりスプライスされ、かつ、1202により示される符号化された信号が取得される。最終的に、符号化された信号は、データ信号に対して再変調(1203)を実行するために用いられる、又は、ピアエンドに直接送信される。再変調された信号1203のみがここで提供されることに注目されるべきである。データ信号が存在しない又はデータ伝送が開始されていないとき、1202で符号化された信号は、ピアエンドに直接送信される。さらに、正弦波が、制御メッセージフレーム内のデータを表す又は符号するために用いられるとき、方式は矩形波信号に対して用いられるものと同様であり、詳細はここでは再び説明されない。
更に、同一の周波数が用いられてよく、逆位相の信号が制御メッセージ内の「1」及び「0」をそれぞれ表すために用いられる。
更に、本発明の実施形態は、中央局終端デバイスを更に提供する。前述の実施形態において提供されたOLT側光モジュールは中央局終端デバイスに配置される。
更に、本発明の実施形態は、終端デバイスを更に提供する。前述の実施形態において提供されたONU側光モジュールは終端デバイスに配置される。
前述の説明は、単に本願の具体的な実装方式の例に過ぎず、本願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本願に開示される技術的範囲内で当業者により容易に考え出される任意の変形又は置換は、本願の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象になるものとする。

Claims (19)

  1. a:ダウンストリーム被受信波長を選択する段階と、
    b:前記ダウンストリーム被受信波長においてダウンストリームメッセージをリスニングし、ピア光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された場合、cを実行し、特定又は固定の時間内に波長アイドルメッセージが受信されない場合、aに戻る段階であって、前記波長アイドルメッセージは、前記ダウンストリーム被受信波長が占有されていない、又は、割り当てられていないことを識別するために用いられ、前記波長アイドルメッセージのメッセージフレームのフレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さMが、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号の長さNと同一であるとき、複数のビットは、フレームヘッダを表し、MがNと同一でないとき、1ビットが前記フレームヘッダを表す、段階と、
    c:前記ダウンストリーム被受信波長に対応するアップストリーム波長において波長申請メッセージを送信し、波長許可メッセージがダウンストリーム方向において受信された場合、dに進み、そうでない場合、a又はbに戻る段階であって、前記波長申請メッセージは、光モジュールが前記ピア光モジュールに前記ダウンストリーム被受信波長を割り当てることを要求することを識別するために用いられ、前記波長許可メッセージは、前記ピア光モジュールが前記ダウンストリーム被受信波長を前記光モジュールに割り当てることを識別するために用いられる、段階と、
    d:前記光モジュールにより、光ポートオートネゴシエーション成功フラグビットを設定する段階と
    を備える光ポートオートネゴシエーション方法。
  2. アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係を表の形式で前記光モジュールに格納する段階を更に備え、前記対応関係は、事前に合意されている、又は、光ネットワークユニット(OU)デバイスとONU側の前記光モジュールとの間のインタフェースを用いることで前記ONUデバイスにより動的に構成される、又は、制御メッセージを用いることにより前記ONU側の前記光モジュールのプロセッサに送られる、請求項1に記載の方法。
  3. アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の前記対応関係が事前に合意されている、又は、動的に構成されている場合、前記光モジュールは、前記波長申請メッセージが送信される前の任意の時点で、前記光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又は被送信波長を設定する、請求項2に記載の方法。
  4. アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の前記対応関係が制御メッセージを用いることにより送られる場合、前記光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又はアップストリーム波長は、前記ピア光モジュールからの前記波長アイドルメッセージが受信された後、かつ、前記波長申請メッセージが送信される前に設定される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記波長アイドルメッセージの前記メッセージフレームは、許容レーザスペクトル幅フィールド、チャネル間隔フィールド、又はシステムタイプフィールドを有する、請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
  6. ローカル光モジュールにより、波長アイドルメッセージをピア光モジュールに定期的に送信し、アップストリーム方向でリスニングする段階であって、前記波長アイドルメッセージは、第1波長がアイドル波長であること、又は、第1波長が占有されていない若しくは割り当てられていないことを識別するために用いられ、前記波長アイドルメッセージのメッセージフレームのフレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さMが、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号の長さNと同一であるとき、複数のビットは、フレームヘッダを表し、MがNと同一でないとき、1ビットが前記フレームヘッダを表す、段階と、
    前記第1波長の割り当てを要求するために、前記ピア光モジュールにより送信されたメッセージが受信されたとき、前記波長アイドルメッセージを送信することを一時中断する段階と、
    波長申請成功メッセージを前記ピア光モジュールに送信する段階と、
    前記ピア光モジュールにより送信された応答メッセージが受信されたとき、内部状態を設定する段階と
    を備え、
    設定する前記段階は、波長ネゴシエーションの完了を識別するために用いられる、光ポートオートネゴシエーション方法。
  7. 前記波長アイドルメッセージ及び前記波長申請成功メッセージは、周波数シフトキーイングFSKを使って符号化される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記波長アイドルメッセージ及び前記波長申請成功メッセージは、スペクトラム拡散方式で符号化され、スペクトラム拡散は、ランダム符号を用いることにより元の信号0及び1に対して実行され、次に、前記信号がデータ信号と重畳されて伝送される、請求項6に記載の方法。
  9. 送信コンポーネントと、処理コンポーネントと、受信コンポーネントとを備え、
    前記受信コンポーネントは、ダウンストリーム被受信波長を選択し、
    前記処理コンポーネントは、前記選択されたダウンストリーム被受信波長においてダウンストリームメッセージをリスニングし、ピア光モジュールからの波長アイドルメッセージが受信された場合、前記送信コンポーネントを用いることによりアップストリーム波長で波長申請メッセージを送信し、前記波長アイドルメッセージのメッセージフレームのフレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さMが、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号の長さNと同一であるとき、複数のビットは、フレームヘッダを表し、MがNと同一でないとき、1ビットが前記フレームヘッダを表し、
    記処理コンポーネントは、更に、前記受信コンポーネントがダウンストリーム方向において波長許可メッセージを受信したとき、光モジュールの光ポートネゴシエーション成功フラグビットを設定する、光モジュール。
  10. 前記光モジュールは、ストレージコンポーネントを更に備え、前記ストレージコンポーネントは、アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の対応関係を格納する、請求項9に記載の光モジュール。
  11. アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の前記対応関係が事前に合意されている、又は、動的に構成されている場合、前記光モジュールは、前記波長申請メッセージを送信する前の任意の時点で、前記光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又は被送信波長を設定する、請求項10に記載の光モジュール。
  12. アップストリーム波長とダウンストリーム波長との間の前記対応関係が制御メッセージを用いることにより送られる場合、前記光モジュールの送信コンポーネントの動作波長又はアップストリーム波長は、前記ピア光モジュールからの前記波長アイドルメッセージが受信された後、かつ、前記波長申請メッセージが送信される前に設定される、請求項10に記載の光モジュール。
  13. 前記波長申請メッセージのメッセージフレームはローカル被送信波長フィールドを有し、前記ローカル被送信波長フィールドは、絶対値、相対値、又はチャネル番号を用いることにより波長情報を示す、請求項9から12の何れか一項に記載の光モジュール。
  14. 前記波長アイドルメッセージの前記メッセージフレームは、許容レーザスペクトル幅フィールド、チャネル間隔フィールド、又はシステムタイプフィールドを有する、請求項9から13の何れか一項に記載の光モジュール。
  15. 前記波長アイドルメッセージの前記メッセージフレームは、ランダム符号を用いることにより符号化される、請求項9から13の何れか一項に記載の光モジュール。
  16. 送信コンポーネント、受信コンポーネント、及び処理コンポーネントを備え、
    前記送信コンポーネントは、波長アイドルメッセージをピア光モジュールに定期的に送信し、前記受信コンポーネントは、アップストリーム方向でリスニングし、前記波長アイドルメッセージは、第1波長がアイドル波長であること、又は、第1波長が占有されていない若しくは割り当てられていないことを識別するために用いられ、前記波長アイドルメッセージのメッセージフレームのフレームヘッダフィールド内のデータを表すランダム符号の長さMが、データフィールド内のデータコンテンツを表すランダム符号の長さNと同一であるとき、複数のビットは、フレームヘッダを表し、MがNと同一でないとき、1ビットが前記フレームヘッダを表し、
    記受信コンポーネントは、前記第1波長の割り当てを要求するために、前記ピア光モジュールにより送信されたメッセージを受信したとき、前記波長アイドルメッセージを送信することを一時中断し、
    前記送信コンポーネントは、更に、波長申請成功メッセージを前記ピア光モジュールに送信し、
    前記処理コンポーネントは、前記ピア光モジュールにより送信された応答メッセージを前記受信コンポーネントが受信したとき、内部状態を設定し、前記設定することは、波長ネゴシエーションの完了を識別するために用いられる、光モジュール。
  17. 前記送信コンポーネントは、更に、前記内部状態が設定される前に、波長確認応答メッセージを前記ピア光モジュールに送信する、請求項16に記載の光モジュール。
  18. ローカル光モジュールの前記送信コンポーネント及び前記受信コンポーネントが、調節可能な波長を有する又は波長を調節することができるコンポーネントであるとき、前記光モジュールは、構成情報に従って前記送信コンポーネント及び前記受信コンポーネントの動作波長を設定する、請求項16又は17に記載の光モジュール。
  19. 前記波長アイドルメッセージ及び前記波長申請成功メッセージは、スペクトラム拡散方式で符号化され、スペクトラム拡散は、ランダム符号を用いることにより元の信号0及び1に対して実行され、次に、前記信号がデータ信号と重畳されて伝送される、請求項18に記載の光モジュール。
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