JP4499439B2 - 横型帯鋸盤 - Google Patents

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Description

本発明は横型帯鋸盤に関する。さらに詳細には、帯鋸刃の被切断材への急速接近を検出する急速接近検出子と、切断領域の帯鋸刃の背部に当接して切断開始時の帯鋸刃の振動を抑制する振動抑制部材とを備えた横型帯鋸盤において、振動抑制部材に設けた切削液流出防止板と急速接近検出子との間隙を介して切削液を切断溝へ供給することを特徴とする横型帯鋸盤に関する。
肉厚の薄い環状の帯鋸刃を切削工具として使用する横型帯鋸盤においては、切断開始時においては、切削に関与する帯鋸刃の歯数が少ないこと、また切断溝が未だ安定して形成されていない状態にあること、すなわち、鋸刃が被切断材に食いつき状態になっていないことなどの要因により帯鋸刃に振動が発生する。
この振動を抑制するために帯鋸刃(13)の背部を刃先側に向けて押圧する鋸刃防振部材(35)を駆動側または従動側の鋸刃案内部材(23,25)に設けている(例えば、特許文献1)。
また、横型帯鋸盤において切削液を切断溝へ供給する手段として、帯鋸刃(17)を被切断材(W)の両側において、帯鋸刃(17)を案内する鋸刃案内部材(23,27)の間に、下端部が被切断材(W)の上部に当接自在の切削油供給管(35)を設け、この切削油供給管(35)を鋸刃ハウジング(9)に対して昇降自在に設けた技術がある(例えば、特許文献2)。
実開平6−31917号公報 実公昭57−7458号公報
上述の特許文献1における鋸刃防振部材は、切断領域から離れた位置にある駆動側または従動側の鋸刃案内部材に設けているので、帯鋸刃の背部が切断材料に没入後も制振作用が継続するメリットがあるが、振動の振幅が最も大きい切断領域に鋸刃防振部材がないため制振効果が小さいという問題がある。
また、上述の特許文献2における切削油供給手段においては、被切断材の上部に当接する切削油供給管の下端部の断面形状が逆L字形をなし、帯鋸刃が切削作用を行う直線部分に平行しており、帯鋸刃を覆うように帯鋸刃の背部側の上部板と帯鋸刃の側方において前記上部板に一体的に取り付けた垂直板から構成されている。
したがって、上部板の下端部から帯鋸刃の背部および切断溝とに供給された切削油が全て切断溝内に効率的に入るものではなく、被切断材(W)の長手方向前方へかなりの流量が流出してしまうという問題がある。
本発明は上述の如き問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、切断開始時に発生する帯鋸刃の振動を切断領域において効果的に抑制すると共に、切削液を切断溝内部へ効率的に供給することができる横型帯鋸盤を提供することである。
上述の課題を解決する手段として請求項1に記載の横型帯鋸盤は、上下動自在な鋸刃ハウジングに回転自在に支持された駆動ホイールと従動ホイールとに環状帯鋸刃を掛け回した構成の横型帯鋸盤において、前記環状帯鋸刃の切断領域の上方空間に該環状帯鋸刃に平行かつ水平方向に延設したキャリッジバーを昇降自在に設け、該キャリッジバーの一側端部の係止部に係合して該キャリッジバーを保持するキャリッジバー保持部を前記鋸刃ハウジングに設け、前記キャリッジバーに被切断材上部に接触可能な急速接近検出子を設けると共に、該急速接近検出子に該急速接近検出子に対して上下方向へ一定距離だけ移動可能な振動抑制部材を設け、該振動抑制部材に被切断材の切断溝へ切削液を供給する切削液供給路を設けると共に、前記急速接近検出子の前方の切断溝近傍の被切断材上部に当接可能な切削液流出防止板を前記振動抑制部材から下方へ延伸して設け、該切削液流出防止板と前記急速接近検出子との間隙を介して切削液を切断溝へ供給することを要旨とするものである。
請求項2に記載の横型帯鋸盤は、請求項1に記載の横型帯鋸盤において、前記振動抑制部材を前記急速接近検出子に対して前記振動抑制部材を下方へ押圧付勢する押圧付勢手段を設けたことを要旨とするものである。
本発明によれば、横型帯鋸盤において、鋸刃ハウジングの下降位置を検出する急速接近検出子に対して上下方向へ一定距離だけ移動可能な板状の振動抑制部材を設けると共に、この振動抑制部材の自重と、振動抑制部材を下方へ押圧付勢する押圧付勢手段の押しつけ力とを切断開始後の所定の間まで帯鋸刃の背部に負荷することにより、被切断材Wにまだ切断溝が形成されていない切断開始直後に発生する帯鋸刃の振動を効果的に抑制すると共に、切削液を切断溝内部へ効率的に供給することができる。これにより、切断時における騒音を低減させると同時に帯鋸刃の寿命も向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面によって説明する。
図1を参照するに、本発明の実施の形態に係る横型帯鋸盤1は、箱状のベースフレーム3を備えており、このベースフレーム3の上面には、紙面の裏面側から被切断材Wを横型帯鋸盤1へ搬入するための搬入台(図示省略)と、この横型帯鋸盤1で切断された製品を支持する後述の製品受台29(図3参照)が設けてある。
前記搬入台(図示省略)には、被切断材Wを挟持固定自在の固定バイスジョウー5Fと可動バイスジョー5Mとを対向して備えたバイス装置5が設けられている。上記バイス装置5の構成は一般的な構成であって公知であるから、上記バイス装置5の詳細についての説明は省略する。
前記ベースフレーム3には左右一対のガイドポスト7L、7Rが立設してあり、このガイドポスト7L、7Rの上端部側は、強度向上、及びガイドポスト7L、7Rの平行度維持を図るべく連結部材9を介して一体的に連結してある。前記左右のガイドポスト7L、7Rには円筒形状のスライドスリーブ11L、11Rが上下動自在に飯合してあり、この左右のスライドスリーブ11L、11Rのそれぞれ左右外側部には、左右のホイールブラケット13L、13Rがそれぞれ溶接等によって一体的に固定しである。
上記左右のホイールブラケット13L、13Rは、上部側が後側となるように(図 1 において上部側が裏面側となるように)傾斜してある。そして、前記スライドスリーブ11L、11Rの下部側及び左右のホイールブラケット13L、13Rの下部側は、左右方向に長いビーム部材14と一体的に連結しである。このビーム部材14や左右のホイールブラケット13L、13Rは、後述する駆動ホイール、従動ホイールを回転自在に支持する鋸刃ハウジングを構成するものであり、上側を開口したC型形状に構成してあり、高さ寸法を抑制することができるものである。
前記ホイールブラケット13Rは、図2に示すように、上部ブラケット13Aと下部ブラケット13Bとを備えた二重構造に構成してあり、上記上下のブラケット13A、13Bに両端側を支持された回転軸15を介して上下のブラケット13A、13Bの間に駆動ホイール17が回転自在に支持されている。なお、上記駆動ホイール17は、前記ホイールブラケット13Rに装着したモータ(図示省略)によって回転駆動されるものである。
左側の前記ホイールブラケット13Lには回転軸19を介して従動ホイール21が回転 自在に支持されており、この従動ホイール21と前記駆動ホイール17には環状帯鋸刃23が掛回してある。さらに、前記駆動ホイール17に対して接近離反する方向へ前記従動ホイール21を移動して前記環状帯鋸刃23に張力を付与するための張力付与手段25が前記ホイールブラケット13Lに装着してある。
上記張力付与手段 25は、前記回転軸19を支持した支持ブロック(図示省略)を前記駆動ホイール17に対して接近離反する方向へ移動することによって帯鋸刃23に張力を付与するもので、例えば油圧シリンダやネジ機構などよりなるものであり、この種の張力付与手段25は公知であるから、張力付与手段25についてより詳細な説明は省略する。
前記鋸刃ハウジングを上下動するために、例えば油圧シリンダのごとき上下動用アクチュエータ27(図2参照)が設けてあり、この上下動用アクチュエータ27におけるピストンロッド27Pが前記ベースフレーム3の一部に連結しであり、シリンダ本体が前記スライドスリーブ11Rと一体的に連結しである(連結構造の詳細は図示省略)。なお、鋸刃ハウジングを上下動するアクチュエータとしては油圧シリンダに限ることなく、モータによって回転されるボールネジ機構などを採用することも可能である。
前記駆動ホイール17及び従動ホイール21は、図2に示すように、左右方向の側方から見たとき駆動ホイール17、従動ホイール21の上部側が前記ガイドポスト7L、7Rより後側(図2においては右側)に位置し、前記駆動ホイール17、従動ホイール21の下部側が前記ガイドポスト7L、7Rの前側(図2においては左側)に位置するように前後に傾斜してある。
そして、側面視において、前記駆動ホイール17、従動ホイール21の軸心Sと両ホイール17、21の幅方向の中心線Lとの交点Oは、側面視において前記ガイドポスト7L、7Rの前後方向の幅にほぼ等しい位置又は前記幅内に位置するように構成しである。
したがって、前記駆動ホイール17と従動ホイール21とに掛回した前記環状帯鋸刃23における直線状の上側走行部23Uは前記一対のガイドポスト7L、7Rの後側に位置し、環状帯鋸刃23の直線状の下側走行部23Lは前記ガイドポスト7L、7Rの前側に位置している。そして、前記上側走行部23Uによって前記被切断材Wを切断するために、前記上側走行部23Uにおける鋸歯の歯先が垂直下方向を指向するように捻り起すための鋸刃ガイド(図示省略)が前記鋸刃ハウジングに備えられている。また、環状帯鋸刃23の前記下側走行部23Lは、前記鋸刃ハウジングが最上昇した場合であっても前記バイス装置5の被切断材支持面より下側に位置するようになっている。
さらに、前記ガイドポスト7L、7Rと前記スライドスリーブ11L、11Rとの間の微少クリアランスを一方向に寄せるために、すなわち、前記スライドスリーブ11L、11Rの上部側においては、前記ガイドポスト7L、7Rの後側(図2においての右側)のクリアランス及びスライドスリーブ11L、11Rの下部側においてはガイドポスト7L、7Rの前側(図2においての左側)のクリアランスが零になるように、前記鋸刃ハウジングの前側(傾斜下部側)に当該鋸刃ハウジングの重心が設けてある。
図1〜図4を参照するに、横型帯鋸盤1における前記ガイドポスト7L、7Rの間には、切断された製品を支持する製品受台29(図3参照)が紙面の裏面側に延伸するように設けてあり、この製品受台29の両側面と、前記連結部材9の下面にボルトなどにより固定した左右のガイドレール33L、33Rが鉛直方向に平行に立設してある。
前記環状帯鋸刃23の上側走行部の上方空間には、前記環状帯鋸刃23の上側走行部に平行に、かつ水平方向に延設したキャリッジバー31が設けてある。このキャリッジバー31の左端部には、水平方向に回転軸を軸支した1対のガイドローラ35、37が設けてあり、この左側ガイドローラ35、37が前記左側ガイドレール33Lを回転可能に係合挟持するように設けてある。
なお、前記右側ガイドレール33Rには、この右側ガイドレール33Rの第1ガイド面33Gに直交する第2ガイド面39Gを備えたガイドレール39が一体的に形成してある。
前記キャリッジバー31の右端部には、右側ガイドレール33Rを係合挟持する上下方向に離隔した2対の右側ガイドローラ35、37と、ガイドレール39を係合挟持する上下方向に離隔した2対のガイドローラ41、43とが設けてある。
また前記キャリッジバー31の右端部には、前述の右側のスライドスリーブ11Rの上部に設けたキャリッジバー保持部45の上面に係合する係止部47が設けてある。なお、キャリッジバー保持部45の上面に前記キャリッジバー31の位置を微調整するための位置調整ねじ手段49が設けてある(図3参照)。
上記構成において、前記鋸刃ハウジングが上下動すると、キャリッジバー保持部45に支持されたキャリッジバー31も鋸刃ハウジングの上下動に追従して昇降することになる。
図4に示す如く、上述のキャリッジバー31の右側には、キャリッジバー31からキャリッジバー31の後側(図4においては上側)へ水平に突出したブラケット31Bが一体的に設けてある。
図2および図4〜図6を参照するに、ブラケット31Bには、前記鋸刃ハウジングの下降位置を検出して、急速下降速度から切削下降速度に減速するための板状の急速接近検出子53が複数のボルト55によって固定してある。
なお、図3、図4に示す如く、上述の板状の急速接近検出子53の右端部は、前記バイス装置5の固定バイスジョウー5Fにほぼ一致した位置にあり、左端部は最大の被切断材幅のほぼ中心位置まで延伸して設けてある。
上述の鋸刃ハウジングの下降位置を検出するために、鋸刃ハウジングに一体的に固定された前記スライドスリーブ11Rには、前記キャリッジバー31に設けたドッグ57を検出する近接スイッチまたはリミットスイッチ等のセンサー59が設けてある。
上記構成において、鋸刃ハウジングが急速下降で被切断材Wに向けて下降すると、前記キャリッジバー31に設けたドッグ57とセンサー59も鋸刃ハウジングと共に下降するが、前記板状の急速接近検出子53が被切断材Wに当接すると、急速接近検出子53の下降は停止し、鋸刃ハウジングのみがさらに下降する。
このとき、前記ドッグ57に対してセンサー59が1〜2mm下がった位置において、鋸刃ハウジングの降下速度を急速下降速度から切削下降速度に減速するように制御装置(図示省略)により制御されるように設けてある。
図5、図6によく示されているように、前記急速接近検出子53の手前(図6では左側)の位置で、かつ前記環状帯鋸刃23の上側走行部23Uの上方には、前記急速接近検出子53に対して上下方向へ一定距離だけ移動可能な板状の振動抑制部材61が設けてある。なお、振動抑制部材61の下端部には、下端部から若干突出した耐摩耗性の高い材質からなる接触部材61Tが埋設してある。この耐摩耗性の高い材質には例えば超硬合金などを使用するのが望ましい。
上述の板状の振動抑制部材61には、振動抑制部材61を上下方向にガイドするための、上下方向に延伸する同一長さの3個のガイド用長穴63が設けてある。このうち2個の長穴63は上下方向に延伸する同一中心線上に設けてあり、残り1個の長穴63は、前記2個の長穴63から水平方向に離隔した位置に設けてある。
前記3個の長穴63の両面には、座金64が摺動接触するための摺動面としての座繰り穴65が設けてある。3個の座繰り穴65の両面に座金64を配置すると共に、この座金64と長穴63を挿通する筒状のスペーサー67を設け、このスペーサー67を挿通するボルト69を前記急速接近検出子53側から挿入し、前記両側面の座金64を皿ばね71を介してナット73により締め付けることにより、前記振動抑制部材61を前記急速接近検出子53に対して上下方向へ一定距離だけ移動可能に締め付け固定してある。
なお、適宜な強さの皿ばね71を選択することにより、摺動抵抗を適宜に設定することができると共に、上下方向への移動距離は長穴63の長さにより適宜な距離に規制することができる。
また、前記振動抑制部材61には、振動抑制部材61に一体的に固定したブラケット75が設けてあり、このブラケット75に振動抑制部材61をキャリッジバー31から下方へ押圧付勢して防振ダンパーとして作用するガススプリング77が取り付けてある。
前記ガススプリング77の上端部77Uは、前記キャリッジバー31に常時当接した状態でブラケット75に固定されており、振動抑制部材61はキャリッジバー31に対して常時下方へ押圧付勢された状態にある。なお、上述の防振ダンパーには前記ガススプリング77に代えて普通のスプリングを使用することも可能である。
上記構成において、鋸刃ハウジングが急速度で被切断材Wに向けて下降し、前記急速接近検出子53が被切断材Wに当接した後は、下降速度が急速下降速度から切削下降速度に減速され、さらに鋸刃ハウジングが下降して帯鋸刃23が被切断材Wに接触して切断加工が開始されるが、このとき、振動抑制部材61には振動抑制部材61の移動可能な前記一定距離の間だけは、振動抑制部材61の重量と前記防振ダンパーの押圧力が帯鋸刃背部に付加されることにより、被切断材Wにまだ切断溝が形成されていない切断開始直後に発生する帯鋸刃の振動を抑制することができる。
なお、振動抑制効果は振動抑制部材61の重量のみでも効果がある。また、前述の防振ダンパーとしてのガススプリング77のストローク量は、振動抑制部材61のストローク量より長くなるように設定してある。
図3〜図7に示すように、前記振動抑制部材61には被切断材Wの切断溝79へ水または防錆剤を含んだ水溶液、または切削油等の切削液FL(図7では矢印で示す)を供給する切削液供給路81が設けてある。
この切削液供給路81は振動抑制部材61の上部から下端部へ延伸しており、下端部には下方に開口した長方形の切削液流出口83が設けてある。切削液供給路81の上部には、接続端子85を介して切削液供給ポンプ(図示省略)に接続された切削液供給用管路87が接続してある。
前記振動抑制部材61には、振動抑制部材61の下端部から下方へ延伸する長方形の切削液流出防止板89が取り付けてある。この切削液流出防止板89の帯鋸刃23の走行方向の幅は、振動抑制部材61の下端部の幅とほぼ同一に設けてある。また、切削液流出防止板89の下端部から振動抑制部材61の下端部までの高さHPは、帯鋸刃23の胴幅HBより若干小さく設定してある(HP<HB)。
なお、切削液流出防止板89は、前記急速接近検出子53の前方の切断溝79の近傍に当接するように振動抑制部材61に取り付けてある。
上記構成において、図6に示すように、前述の如く鋸刃ハウジングが急速度で被切断材Wに向けて下降し、前記急速接近検出子53が被切断材Wに当接すると、下降速度が急速下降速度から切削下降速度に減速され、さらに鋸刃ハウジングのみが下降して帯鋸刃23が被切断材Wに接触して切断加工が開始されるが、このとき、前記振動抑制部材61の移動可能な前記一定距離の間だけは、振動抑制部材61の重量と前記防振ダンパーの押圧力が帯鋸刃背部に付加されると共に、切削液供給ポンプ(図示省略)が作動して切削液が振動抑制部材61の切削液供給路81を介して下端部の切削液流出口83から帯鋸刃背部に供給される。
図7に示すように、さらに鋸刃ハウジングが下降して安定した切断溝79が形成されると共に、帯鋸刃背部と振動抑制部材61の下端部とが離れても、防振ダンパーの下端部の切削液流出口83から流出する切削液は、切削液流出防止板89と前記急速接近検出子53により、被切断材Wの長手方向に流出することなく切断開始から終了時まで切断溝79の内部に確実にかつ効率的に供給されるようになっている。
なお、切削液流出防止板89と急速接近検出子53との間の距離を最小限にすることにより、より多くの切削液を切断溝79の内部に供給することができる。
本発明の実施の形態に係る横型帯鋸盤の概念的、概略的正面説明図である。 図1の右側面図の概念的、概略的正面説明図である。 図1における本願発明の要部部分の拡大説明図。 図3を上面から見た本願発明の要部部分の拡大説明図。 図4におけるP−P断面の拡大説明図。 図5におけるT−T断面の拡大説明図で、切断開始直後の状態を示した図。 図5におけるT−T断面の拡大説明図で、切断がある程度進行した状態を示した図。
符号の説明
1 横型帯鋸盤
3 ベースフレーム
5F 固定バイスジョウー
5M 可動バイスジョー
7L、7R ガイドポスト
9 連結部材
11L、11R スライドスリーブ
13L、13R ホイールブラケット
13A 上部ブラケット
13B 下部ブラケット
14 ビーム部材
15 回転軸
17 駆動ホイール
19 回転軸
21 従動ホイール
23 環状帯鋸刃
23U 上側走行部
23L 下側走行部
25 張力付与手段
27 上下動用アクチュエータ
27P ピストンロッド
29 製品受台
31 キャリッジバー
33L、33R ガイドレール
35、37 ガイドローラ
39 ガイドレール
41、43 ガイドローラ
45 キャリッジバー保持部
47 係止部
49 位置調整ねじ手段
53 急速接近検出子
55 ボルト
57 ドッグ
59 センサー
61 振動抑制部材
63 ガイド用長穴
64 座金
65 座繰り穴
67 スペーサー
69 ボルト
71 皿ばね
73 ナット
75 ブラケット
77 ガススプリング
79 切断溝
81 切削液供給路
83 切削液流出口
85 接続端子
87 切削液供給用管路
89 切削液流出防止板
B 帯鋸刃の胴幅
P 切削液流出防止板の高さ
L 中心線
O 交点
S 軸心

Claims (2)

  1. 上下動自在な鋸刃ハウジングに回転自在に支持された駆動ホイールと従動ホイールとに環状帯鋸刃を掛け回した構成の横型帯鋸盤において、前記環状帯鋸刃の切断領域の上方空間に該環状帯鋸刃に平行かつ水平方向に延設したキャリッジバーを昇降自在に設け、該キャリッジバーの一側端部の係止部に係合して該キャリッジバーを保持するキャリッジバー保持部を前記鋸刃ハウジングに設け、前記キャリッジバーに被切断材上部に接触可能な急速接近検出子を設けると共に、該急速接近検出子に該急速接近検出子に対して上下方向へ一定距離だけ移動可能な振動抑制部材を設け、該振動抑制部材に被切断材の切断溝へ切削液を供給する切削液供給路を設けると共に、前記急速接近検出子の前方の切断溝近傍の被切断材上部に当接可能な切削液流出防止板を前記振動抑制部材から下方へ延伸して設け、該切削液流出防止板と前記急速接近検出子との間隙を介して切削液を切断溝へ供給することを特徴とする横型帯鋸盤。
  2. 請求項1に記載の横型帯鋸盤において、前記振動抑制部材を前記急速接近検出子に対して前記振動抑制部材を下方へ押圧付勢する押圧付勢手段を設けたことを特徴とする横型帯鋸盤。
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