JP4497628B2 - 手押し車用制動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、シルバーカー又は老人車と呼称されている主に脚腰に不安を感じる年配者が買い物又は散歩等において使用するのに便利な手押し車に関し、より詳細には、当該シルバーカーの制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先に本件出願人は、図11に示すようなシルバーカー1であって、一方の押棒2に取り付けた操作手段3の操作レバー4を操作することにより後方の両輪5、6へ同時にストッパー手段が作用して車輪5、6を停止状態にするストッパー装置について開示した(特願平10−289057)。このストッパー装置においては、操作レバー4を操作すると、シルバーカーを停止する停止力が、力分岐手段7によって2方向に分岐され、そこから該停止力が左右の各々の後輪へ伝達され、そこでシルバーカーの停止作用を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このストッパー装置においては、シルバーカー1を停止状態に保持するか又はその停止状態を解除するかの操作が可能なだけで、例えば急な下り坂等において、シルバーカーにブレーキを作動させながら降りるというような動作は出来なかった。そのため、例えば沢山の買い物をシルバーカーへ積載した状態で長い坂道等を降りようとする場合には、しばしばシルバーカーの操作者が脚を取られるというような懸念があった。また、これまでブレーキ装置は種々のものが開示されているが、それらの装置においては、シルバーカーへブレーキ作動を行うだけで、同時にシルバーカーを移動不能に停止ロックすることは出来なかった。さらに、これまでの装置はかなり複雑な要素を必要としており、年配者が容易に使いこなせるほど簡便な構造とはなっていなかった。そこで本件発明は、シルバーカー用の制動装置であって、シルバーカーを停止状態に保持することが出来ると共に、完全な停止状態ではないが下り坂等においてシルバーカーをゆっくり走行させることが出来るいわゆるブレーキ作動状態での走行もおこなうことが出来るシルバーカー用制動装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本件発明の手押し車用の制動装置、手押し車へ装着されている操作部と、手押し車の車輪へ近接して装着されている作動部と、操作部と作動部とを連結する操作ワイヤーと、より構成されており、操作部が、固定部材と、固定部材に関して枢動可能となっている枢動部材と、枢動部材に関して枢動可能となっているロック部材と、ロック部材を枢動部材に対して弾接する第1コイルバネと、を有しており、固定部材が手押し車へ固定されており、枢動部材が操作レバーの一端部を保持すると共に操作ワイヤーの一端を保持しており、ロック部材が固定部材に対する枢動部材の位置を制御しており、作動部が、第2コイルバネと、制動部材と、を有し、制動部材が、車輪の外表面へ接触してブレーキ作用を行うブレーキ片と、車輪の中心部へ作用して車両を停止状態に鎖状する係止片と、を有しており、第2コイルバネの一端部が手押し車へ他端部がブレーキ片へ保持されている。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本件発明にかかる制動装置を装着したシルバーカー等の手押し車10(以下、シルバーカーと言う)を示す。このシルバーカー10は、概括的には、下端に前輪11を有しているU字形状の前脚12と、下端に後輪13を有し上端が前脚12へ枢支されている一対の後脚14と、使用者がいつでもどこでも後ろ向きに腰を卸すことが出来るため各側の前脚12へ枢支されているU字形状の折り畳み可能な座部15と、前脚12上に配置されかつU字形状前脚の上方の幅方向伸長部から吊るされているショッピングバッグ16と、一対の押棒17と、片側の押棒17の下端部から前脚12を経てショッピングバッグ16の下部を保持しかつ他側の前脚12を経て他側の押棒17へ至るU字形状のショッピングバッグ保持体18と、押棒17の下端と後脚14とを連結している一対の連結体19と、後脚同士を連結しており使用者の邪魔にならないように上方へU字形状に曲げられている保持体20と、前脚12と押棒17とを連結している一対の第1補助棒21と、ショッピングバッグ16を抱き抱えているU字形状部材であってショッピングバッグの1側面から伸び片側の前脚12から座部15の下部を支承しかつ他側の前脚12を経てショッピングバッグの他側面へ至っている第2補助棒22と、第1補助棒21と第2補助棒22とを連結している一対の第3補助棒23と、一対の押棒17の上部を連結強化している第4補助棒24と、シルバーカーの組み立て位置を保持するためのフック手段25と、より構成されている。このシルバーカー10はフック手段25を解放することにより前後方向に折り畳み可能となっている。
【0006】
本件発明の制動装置30は、左右一対の押棒17にそれぞれ装着されている一対の操作部31と、左右一対の後輪13にそれぞれ作動する一対の作動部32と、により構成されている。一対の操作部31と一対の作動部32とは実質的に同一の構成を有しているので、以下においては一方の操作部31及び作動部32について記載する。なお、この制動装置30は、上記公知のシルバーカー1のストッパー装置と異なり、例えば左側(右側)の操作部31を操作すると左側(右側)の作動部32のみが作動するものであり、両側の作動部32を同時に作動するためには、両側の操作部31を同時に操作する必要がある。
【0007】
図2に示すように、操作部31は、押棒17へピン33によって固定されている固定部材34と、該ピン33の周りに枢動可能となっておりかつ操作レバー35を受け入れ該レバーと一緒に枢動する枢動部材36と、操作レバー35を枢動部材36に対して固着しているピン37の周りに回動可能となっておりかつ作動部32(図1参照)を車輪13に対して係止させシルバーカー10の移動を停止状態にロックするロック部材38と、より構成されている。
【0008】
図3は、図2の操作部31を図2の矢線3−3に沿って見た図である。ピン33とロック部材38との間には第1コイルバネ39が設けてあり、ロック部材38を常時、枢動部材36へ弾接するように付勢している。
【0009】
図4は、固定部材34の斜視図を示している。この固定部材34は、押棒17が貫通する第1中空部40と、該第1中空部40の下方部位からシルバーカー10の進行方向後方へ向かって好ましくは一体的に伸びている後方伸長部41と、を有している。後方伸長部41の上部面42は後方かつ下方へ向かって傾斜しており、先端部付近には第1長孔43が設けてある。第1中空部40の内径は押棒17の外径にほぼ一致しており、該第1中空部40の上方部位にはピン33(図2及び図3参照)が押棒17を介して直径方向に貫通するための一対の孔44が設けてある。
【0010】
図5は、枢動部材36の斜視図を示している。枢動部材36は、概ねL字形状に曲げられている操作レバー35(図1及び図2参照)の一端部を受け入れるための有底の第2中空部50と、該第2中空部50の下方側壁部位から前方へ向かって好ましくは一体的に伸びている一対の伸長壁部51と、を有している。ここで第2中空部50と伸長壁部51とは互いに鈍角をなして交差している。第2中空部50の内径は操作レバー35の外径にほぼ一致しており、該第2中空部50の上方部位にはピン37(図2及び図3参照)が該操作レバー35を介して直径方向に貫通するための一対の孔52が設けてある。同様に、両伸長壁部51の前方部位にはピン33(図2及び図3参照)が前記固定部材34の孔44及び押棒17を介して直径方向に貫通するための孔53が設けてある。さらに、第2中空部50の底部54(図3参照)にはその中心部付近に短い第2長孔55が設けてある。この第2長孔55にはそこを介して操作ワイヤー56(図1、図4及び図5参照)が伸びている。該ワイヤー56の上端部には抜け止め片57が固定されており、この抜け止め片57が該第2長孔55へ係止しそこから抜け出ない様になっている。このワイヤー56は矢印58にて示すように下方へ伸び、次いで図4に矢印45にて示すように固定部材34の第1長孔43を貫通して作動部32まで伸びている。
【0011】
図6は、ロック部材38の斜視図を示している。ロック部材38は、円筒体を縦方向に半割りしたような半円筒体形状を有する本体60と、該本体60の上方部位から前方へ伸びている一対の突出部61と、本体60の一方の側面から該側面に対してほぼ垂直に突き出している操作片62と、本体60の他方の側面から該側面に対してほぼ垂直に突き出しているバネ受け片63と、本体60の下端部に設けてある補強のための三日月状を有している底部64と、を有している。前記一対の突出部61には、ピン37(図2及び図3参照)が前記枢動部材36の孔52及び操作レバー35を介して直径方向に貫通するための孔65が設けてある。バネ受け片63には、一端部がピン33(図3参照)へ保持されている第1コイルバネ39の他端部が保持されている。
【0012】
一方、作動部32は、第2コイルバネ70(図1参照)と、後部車輪13へ作用する制動部材71(図1及び図7参照)と、により構成されている。図1に示すように第2コイルバネ70の上端部は後脚14へ取り付けられたピン状のバネ受け部材26へ保持されている。制動部材71は、図7に示すように、前方の直状板からなるブレーキ片74と、後方の概ねU字形状を有している係止片75と、により構成されている。概ねU字形状を有している係止片75は、一枚の直状板からなり、その両端部が互いに外方へ折り曲げられた折り曲げ部76と、該折り曲げ部76から互いにブレーキ片74の方向へ平行に伸びており後脚14を間に挟持している平行部77と、これらの平行部77の他方の端部から直角に折り曲げられている中央の連結部78と、により構成されている。この連結部78を介して係止片75はブレーキ片74へ溶接等により固着されている。平行部77にはそれぞれ2つの孔79、80が設けてある。後脚14を挟持している平行部77の孔79には該後脚14を介して枢動ピン27(図1参照)が貫通している。また孔79の後方に設けられた孔80には前記操作ワイヤー56の下端部を固定するための固定具28(図1参照)が装着され、該固定具28へ操作ワイヤー56の下端部が長さ調整可能に固着されている。該固定具28は通常の自転車のブレーキワイヤを調整可能に固着している固定具と同様の部材により形成することが出来る。
【0013】
ブレーキ片74は前記第2コイルバネ70(図1参照)の下端部を受け入れると共に、操作部31を操作することにより後輪13の外周面へ接触して該車輪へブレーキを付与する機能を有している。図7に示すブレーキ片74は、図11に示すと同様に、両側の後輪5、6がそれぞれ二重車輪となっているときに、該ブレーキ片74の両端部がそれらの二重車輪の外周面へ接触して該車輪へブレーキ力を付与するものである。よってもし両側の後輪がそれぞれ単一車輪となっているときには、制動部材71は、一方の折り曲げ部76と、片側の平行部77と、該平行部77の端部から前記折り曲げ部76に対して同一方向に平行に伸びるブレーキ片74と、によりのみ構成されることが出来る。また、2つの平行部にそれぞれ孔80を形成しているのは操作ワイヤー56の取り付け位置を左右の後輪によってそれぞれ変更することが出来る様にするためである。
【0014】
以下に本件発明における制動装置30の作用について述べる。制動装置30が図1及び図2に示すような位置にある場合、操作部31においては、ロック部材38が第1コイルバネ39によって枢動部材36の後面に弾接しかつ該ロック部材38が固定部材34の傾斜した上部面42(図4参照))へ載置されている。さらに操作レバー35が、図1に示すように、シルバーカー10を操縦するための押棒17の上端部分から幾分下方へ離れている。即ち、シルバーカー10の使用者が、操作レバー35を全く操作しておらず、操作部31が通常位置即ち走行位置にある。一方、作動部32においては、制動部材71が操作ワイヤー56によって牽引されて、図10において破線で示すように、概ね水平状態を保持している。この位置においては、制動部材71のブレーキ片74が後輪13の外周面から僅かに離れており、該ブレーキ片74が後輪13に対して作用することはない。従ってこの位置においては、シルバーカー10は自由に操縦出来る状態となっている。
【0015】
次いで、使用者が操作レバー35(図1参照))を上方へ引き上げると、操作部31は図8に示す位置を取る。即ち、操作レバー35を上方へ引き上げると、操作部31の枢動部材36とロック部材38とが一緒にピン33の周りを枢動してロック部材38が固定部材34の上面部42から上方へ持ち上げられる。このため、枢動部材36内に収容されている操作ワイヤー56が上方へ移動して操作ワイヤー56(図1及び図10参照)を引き上げる。そのため図10において、操作ワイヤー56が破線位置から上方へ引き上げられる。その結果、制動部材71が、図10において、第2コイルバネ70のバネ力に抗して破線位置から、ピン27の周りに反時計方向に回転される。このため、該制動部材71のブレーキ片74が後輪の外周面へ接触し、該後輪13へブレーキ力が付与される。従って、シルバーカー10の移動速度が低速状態となる。即ちブレーキ作動状態である。この状態にて操作レバー35を解放すると、第2コイルバネ70のバネ力によって制動部材71は枢動ピン27の周りを時計方向に回転してブレーキ片74を後輪の外周面から引き離し、ブレーキ作用を停止する。同時に操作ワイヤー56が下方へ引かれ、操作部31の枢動部材36とロック部材38は、図2に示す通常位置へ戻る。
【0016】
シルバーカー10を移動不能な停止ロック状態即ち施錠状態にする場合には、図2の状態にある操作部31において、ロック部材38の操作片62を操作し、ロック部材38を、第1コイルバネ39(図3参照))のバネ力に抗して、ピン37の周りに反時計方向に回転し、該ロック部材38を固定部材34の上部面42を滑動して図9に示すような位置へ移動する。この位置ではロック部材38は第1コイルバネ39の弾性力によって固定部材34の後方伸長部41の先端部へ弾接すると共に、枢動部材36の伸長壁部51が固定部材34の後方伸長部41の上部面42へ接触するまでピン33の周りを時計方向に回転する。このとき、操作レバー35(図1参照))は、図1に示す位置からピン33の周りを時計方向に移動する。このため、第2コイルバネ70(図1及び図10参照)の弾性力によって、制動部材71がピン27の周りを時計方向に回転し、操作ワイヤー56を下方へ引く。その結果、制動部材71の折り曲げ部76が、公知の様に後輪13の中心部分へ一体的に設けられた放射状に伸長している複数(図示の例では8個)の突起部90が形成する放射状溝91内へ嵌合する。このため、シルバーカー10の移動は不可能となる。この状態にて、使用者は、座部15へ腰を下ろして安全に休むことが出来る。
【0017】
この状態からシルバーカー10を移動可能状態にするためには、操作レバー35を単にピン33周りに上方へ僅かに移動する。これによりロック部材38が図9の位置から上方へ移動し容易に図2の位置へ復帰する。ロック部材38の移動を容易にするため、固定部材34の後方伸長部41へ設けた上部面42は後方下方へ傾斜し、更に該後方伸長部41の先端部45(図4参照)は垂直に切り落とされておらず、後方下方へ向かって傾斜面となっている。
【0018】
【発明の効果】
本件発明の制動装置においては、押棒付近に配置した操作部を操作するだけで、車両を移動不能な停止ロック状態即ち施錠状態に保持すること及びブレーキ作動状態に保持することが達成出来る。このため脚腰の弱まった人でも安心して下り坂の走行が可能である。本件発明の制動装置30を構成している操作部31は、傾斜面を有している固定部材34と、操作レバー35を有している操作部材36と、固定部材34の傾斜面を滑動するロック部材38と、から構成されており、構造が簡単で、操作が容易である。従って、年配者においても、走行位置、ブレーキ位置、施錠位置への切り換え操作が簡単に出来る。本件発明の制動装置は、上述のシルバーカーのみならず、ベビーカー、ショッピングカーその他の手押し車にも便利に使用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明にかかる制動装置を装着した手押し車の側面図である。
【図2】本件発明にかかる制動装置の走行時における操作部を示す図である。
【図3】図2の矢線3−3に沿って見た図である。
【図4】固定部材の斜視図である。
【図5】枢動部材の斜視図である。
【図6】ロック部材の斜視図である。
【図7】制動部材の斜視図である。
【図8】ブレーキ作動時の操作部の位置関係を示す図である。
【図9】手押し車が移動不能なロック状態にある時の操作部の位置関係を示す図である。
【図10】作動部の動作を説明するための図である。
【図11】公知の制動装置の例を示す図である。
【符号の説明】
10:手押し車 30:制動装置
31:操作部 32:作動部
34:固定部材 35:操作レバー
36:枢動部材 38:ロック部材
39:第1コイルバネ40:第1中空部
41:後方伸長部 42:上部面
43:第1長孔45:先端部
50:第2中空部51:伸長壁部
54:底部 55:第2長孔
56:操作ワイヤー 60:本体
61:突出部 62:操作片
63:バネ受け片 70:第2コイルバネ
71:制動部材 74:ブレーキ片
75:係止片 76:折り曲げ部
77:閉口部 78:連結部
90:突起 91:放射状溝
Claims (2)
- 手押し車用の制動装置30であって、
手押し車へ装着されている操作部31と、
手押し車の車輪へ近接して装着されている作動部32と、
操作部31と作動部32とを連結する操作ワイヤー56と、より構成されており、
操作部31が、
固定部材34と、
固定部材34に関して枢動可能となっている枢動部材36と、
枢動部材36に関して枢動可能となっているロック部材38と、
ロック部材38を枢動部材36に対して弾接する第1コイルバネ39と、を有しており、
固定部材34が手押し車へ固定されており、
枢動部材36が操作レバー35の一端部を保持すると共に操作ワイヤー56の一端を保持しており、
ロック部材38が固定部材34に対する枢動部材36の位置を制御しており、
作動部32が、第2コイルバネ70と、制動部材71と、を有しており、
制動部材71が、
車輪の外表面へ接触してブレーキ作用を行うブレーキ片74と、
車輪の中心部へ作用して車両を停止状態に鎖状する係止片75と、を有しており、
前記第2コイルバネ70の一端部が手押し車へ他端部が制動部材71へ保持されており、
前記制動部材71は、前記操作ワイヤー56の他の一端を保持し、
前記ブレーキ片74及び前記係止片75は、前記操作ワイヤー56により、車輪と接触せず、手押し車を自由に操縦出来る状態に保持され、
前記自由に操縦出来る状態から、前記操作レバー35を操作し、前記操作ワイヤー56を動かすことにより、ブレーキ作用を行い、
前記ロック部材38が前記第1コイルバネ39の弾性力で前記枢動部材36に対して弾接する前記自由に操縦出来る状態から、前記ロック部材38を前記枢動部材36と共に前記第1コイルバネ39の弾性力に抗して移動し、前記ロック部材38を前記第1コイルバネ39の弾性力で前記固定部材34に弾接させることで、前記第2コイルバネ70の弾性力により、停止状態に鎖状される、ことを特徴とする手押し車用の制動装置。 - 固定部材34が、手押し車へ装着するための第1中空部40と、該第1中空部40から手押し車の進行方向後方へ向かって伸びている後方伸長部41と、を有しており、
かつ後方伸長部41の上部面42は後方かつ下方へ向かって傾斜しておりかつ第1長孔43を有しており、
枢動部材36が、操作レバー35の一端部を受け入れるための有底の第2中空部50と、該第2中空部50から前方へ向かって伸びている一対の伸長壁部51と、を有し、
更に、第2中空部50の底部54に第2長孔55を有しており、
ロック部材38が、本体60と、一対の突出部61と、操作片62と、バネ受け片63と、を有し、
前記一対の伸長壁部51は、前記第1中空部40に取り付けられ、
前記一対の突出部61は、前記第2中空部50に取り付けられ、
前記バネ受け片63には、前記第1コイルバネ39の一端が取り付けられ、
前記操作ワイヤー56は、前記底部54に取り付けられ、前記第2長孔55及び前記第1長孔43を貫通して前記作動部32に延び、
前記ロック部材38は、前記自由に操縦出来る状態では、前記後方伸長部41の上部面42へ載置され、停止状態に鎖状する場合には、前記後方伸長部41の先端部へ弾接させる、ことを特徴とする請求項1に記載の手押し車用の制動装置。
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