JP4495529B2 - 耐火被覆及び耐火被覆の施工方法 - Google Patents

耐火被覆及び耐火被覆の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、建造物の柱や梁等の表面に形成される耐火被覆及びその施工方法に関する。
鉄骨造の建物においては、鋼材から成る柱や梁に耐火被覆を施すことが必要である。それは、鋼材は不燃材料であるが、温度が450°C以上になると強度が急激に落ちて、800〜1200°Cに達すると、火災には必然的に耐えられなくなるからである。そのため、建設省は、建物の部位ごとに、一定の耐火性能を指定している。
そこで、従来より、鋼材から成る柱や梁の耐火性能を向上させる目的で、その表面に、湿式吹きつけによりロックウール被覆を形成したり(非特許文献1参照)、耐火モルタルを塗布したり(特許文献1、特許文献2参照)、ケイ酸カルシウム板を張り付けることが行われてきた。
しかし、上記の方法で形成される耐火被覆は施工後の外観が必ずしも美しくないという問題があった。その理由としては、以下のものが挙げられる。
(i)上記の方法で形成される耐火被覆は比較的厚付けするものが多いので、被覆材が基材から大きくつきだし、圧迫感を与える。
(ii)ロックウール、耐火モルタル、ケイ酸カルシウム板は施工後の欠損の補修が困難であるため、欠損が生じるとそのまま残ってしまう。
(iii)ロックウールは所望の色に仕上げることが困難であり、また、表面強度が弱いため、物が当たったときに欠けやすい。
(iv)ケイ酸カルシウム板は衝撃に弱いため欠けやすく、定形の板であるため継ぎ目が生じてしまう。
また、上記の耐火被覆を建築現場で施工する際には、大量の塗材等を搬入しなければならず、重量も大きいため運送費用がかさむという問題があった。
更に、上記の耐火被覆は厚付け、厚みが大きいので、建物の利用空間が小さくなるという問題があった。
そこで、建物においてある程度の耐火性が必要であり、人目にふれるため、外観の美しさが必要とされる部位に、発泡耐火塗料を使用することが行われている(特許文献3、特許文献4参照)。発泡耐火塗料は、比較的薄付けであるため圧迫感が少なくすっきりとした外観に仕上げることができ、建物の利用空間が小さくなることがない。また、軽量であるため、資材運搬上の負担も軽減することができる。
建設省住宅局建築指導課監修、「耐火防災 構造・材料等便覧」、(日本)、新日本法規出版株式会社、昭和45年2月16日発行、第440−133〜440−140、391〜394頁 特公平4−54634号公報 特公平4−63835号公報 特許第2862419号公報 特開2001−40290号公報
しかしながら、人目に触れない部位にロックウール被覆等を形成し、人目に触れる部分に発泡耐火塗料を塗布する場合には、ロックウール被覆等と発泡耐火塗料との境目が生じる。この境目において十分な耐火被覆が形成できなければ、建物の耐火性能が低下してしまうおそれがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、耐火性能が高く、外観の美しさを備えた耐火被覆及びその施工方法を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
基材の表面に形成される耐火被覆であって、発泡耐火塗料から成るA領域と、非発泡性の耐火材から成るB領域とを有するとともに、前記A領域と前記B領域との境界において、前記発泡耐火塗料と前記非発泡性の耐火材とが重なる重なり部を有し、前記重なり部において、前記発泡耐火塗料と、前記基材との間に、前記非発泡性の耐火材が存在することすることを特徴とする耐火被覆を要旨とする。
本発明の耐火被覆では、図1(a)に示すように、発泡耐火塗料から成るA領域と非発泡性の耐火材から成るB領域との境界にあり、発泡耐火塗料と非発泡性の耐火材とが重なる重なり部において、発泡耐火塗料7が非発泡性の耐火材5の上に塗布されている。非発泡性の耐火材5の上に塗布された発泡耐火塗料7は、加熱されると、図1(b)に示すように、周囲に向かって扇形に発泡し、その一部は、A領域の方に広がる。そのため、A領域のうち、重なり部に近い部分においては、非発泡性の耐火材5の上に塗布された発泡耐火塗料7の寄与により、発泡耐火塗料7の層が厚くなる。その結果として、本発明の発泡耐火被覆は、従来耐火性能が不十分となり易かった、A領域とB領域との境界においても、耐火性能が高い。
また、本発明の耐火被覆は、例えば、人目に触れる部分は発泡耐火塗料から成るA領域とし、人目に触れない部分は、非発泡性の耐火材から成るB領域とすることができる。このことにより、外観の美しさの欠けることがある非発泡性の耐火材が人目に触れることがなく、耐火性能と外観の美しさとを両立させることができる。
また、本発明の耐火被覆では、A領域には発泡耐火塗料を使用するので、非発泡性の耐火材のみを用いる場合と比べて、非発泡性の耐火材の使用量が少なくて済む。そのため、非発泡性の耐火材の搬入や運送に要する労力や費用が少なくて済む。
・前記基材としては、例えば、鋼材から成る建材が挙げられ、具体的には、例えば、柱、梁などが挙げられる。
・前記発泡耐火塗料とは、例えば、発泡剤、炭化剤、樹脂、着色顔料、添加剤等を含むものをいう。
上記発泡剤としては、ポリリン酸アンモニウム、ジシアンジアミド、アゾカルボンアミド、メラミン及びその誘導体、尿素、グアニジン、トリメチロールメラミン、ヘキサメチロールミラミンなどから任意に使用できる。発泡剤の配合量は、樹脂100重量部に対して、100〜600重量部の範囲が好ましい。
上記炭化剤としては、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、ポリペンタエリスリトール等の多価アルコール、多糖類、膨張性黒鉛等の炭素、酸素、水素のみによって形成されるものを用いることができる。炭化材の配合量は、樹脂100重量部に対して、25〜300重量部の範囲が好適である。
上記樹脂としては、例えば、メラミン樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は単独に用いてもよく、あるいは共重合したものにして、またこれらを混合して用いることもできる。更に、これらの樹脂の形態は、有機溶媒に溶解させたもの、あるいはエマルジョンとして水に分散させたもの、のどちらもでもよい。樹脂は、常温時における塗膜の付着性、耐候性を与える役目をする。
上記着色顔料としては、例えば、二酸化チタン、ケイ酸塩、炭酸塩、酸化アルミニウム、粘土、クレー、シラス、マイカ等が挙げられる。着色原料の配合量は、樹脂100重量部に対して、25〜200重量部の範囲が好適である。
上記添加剤としては、例えば、消泡剤、分散剤、たれ止め剤等が挙げられる。消泡剤としては、例えば、スルホン酸型、リン酸エステル型等の陰イオン系消泡剤、アルキルフェノール型、脂肪酸エステル型、ポリエチレングリコール型等の非イオン系消泡剤、イミダゾリン型等の陽イオン系消泡剤、ベタイン型等の両性系消泡剤等が挙げられる。
分散剤としては、例えば、スルホン酸型、リン酸エステル型等の陰イオン系分散剤、アルキルフェノール型、脂肪酸エステル型、ポリエチレングリコール型等の非イオン系分散剤、イミダゾリン型等の陽イオン系分散剤、ベタイン型等の両性系分散剤等が挙げられる。
・非発泡性の耐火材としては、例えば、ロックウール、耐火モルタル、ケイ酸カルシウム板等が挙げられる。
・前記重なり部の長さとしては、例えば、2〜100mmの範囲が好適である。2mm以上であることにより、発明の効果が一層著しくなる。100mmを越えても発明の効果は奏するが、耐火被覆材料の無駄が大きくなる。
また、重なり部の長さは、非発泡性の耐火材の厚みと同一の長さから、その厚みの3倍の長さの範囲が好適であり、発泡耐火塗料(発泡前)の厚みの2倍以上の長さが好適である
(2)請求項の発明は、
前記非発泡性の耐火材がロックウールであることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆を要旨とする
本発明では、非発泡性の耐火材としてロックウールを用いる。このロックウールは多孔質であるので、(特に非発泡性耐火材の施工後に発泡耐火塗料を塗布する場合は)発泡耐火塗料がしみ込み易い。そのことにより、本発明では、ロックウールと発泡耐火塗料とがよく馴染み、投錨効果のある発泡を行うことが出来る。
・前記ロックウールとしては、例えば、セメント(例えば、普通ポルトランドセメント(JIS R 5201)、高炉セメント(JIS R 5211)、ホワイトセメント)25〜40重量部と、ロックウール(JIS A 9504)60〜75重量部とから成るものが好適である。
)請求項の発明は、
前記非発泡性の耐火材が耐火モルタルであることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆を要旨とする。
本発明の耐火被覆で用いている耐火モルタルは、吹付け、こて塗り等の方法で施工する際に作業性がよい。そのため、本発明の耐火被覆も施工時の作業性が良い。
また、耐火モルタルは、厚みを薄くでき、こて塗り仕上げができるため、意匠性に優れている。そのことにより、本発明の耐火被覆は意匠性に優れている。
更に、耐火モルタルと発泡耐火塗料とは、(特に非発泡性耐火材の施工後に発泡耐火塗料を塗布する場合は)よく馴染む。そのことにより、本発明の耐火被覆は、投錨効果のある発泡を行うことが出来る。
・前記耐火モルタルとしては、例えば、水硬性セメントと軽量骨材を含むものが挙げられる。
水硬性セメントとしては、例えば、ポルトランドセメント、アルミナセメント等の単味セメント、石灰混合セメント、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、高硫酸塩スラグセメント等の混合セメントが挙げられる。
軽量骨材としては、天然鉱物の発泡又は膨張した物質である膨張パーライト、膨張頁岩、膨張バーミキュライト、軽石、シラスパーン等の他、シリカゲルを発泡させたもの、各種のスラッグを造粒した発泡させたもの、ガラス屑を造粒して発泡させたもの、粘土粉体を造粒して発泡させたもの等のような人工軽量骨材が挙げられる。軽量骨材の配合量は、水硬性セメント100重量部に対して、20〜300重量%の範囲が好適である。
また、耐火モルタルは、更に、再乳化性合成樹脂エマルジョン粉末を含んでいてもよい。再乳化性合成樹脂エマルジョン粉末としては、乳化重合によって得られた合成樹脂エマルジョンを粒子状態で乾燥して得られたものや、後乳化して得た合成樹脂エマルジョンを粒子状態で乾燥して得たもの等がある。通常はビニル系の合成樹脂エマルジョンがこのような形態に調整され、アクリル酸エステル、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂が代表的な物質として例示でき、就中酢酸ビニル系の樹脂は、水硬性セメントとの混和性、耐火被覆作業性の上から、また実際に入手し易いところから、最も好ましい。これら以外にも、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等も再乳化性粉末に調整し得る。再乳化性合成樹脂エマルジョン粉末の配合量は、水硬性セメント100重量部に対して3〜50重量%の範囲が好適である。
また、耐火モルタルは、吸熱作用のある材料(例えば水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム等の吸熱物質、水等)や、断熱性能を付与する材料(スチレン、アルミ箔等)を含んでいてもよい。
)請求項の発明は、
前記非発泡性の耐火材がケイ酸カルシウム板であることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆を要旨とする。
本発明の耐火被覆は、非発泡性の耐火材としてケイ酸カルシウム板を用いているので、発泡耐火塗料の厚みを均一にすることが可能であり、均一な発泡を得ることができる。
・前記ケイ酸カルシウム板としては、例えば、ケイ酸カルシウム、繊維等を含むものが挙げられる。
上記繊維としては、例えば、ロックウール等の鉱物繊維、パルプ繊維、綿、麻等の植物繊維、ナイロン、ビニロン、アクリル等の合成繊維、耐アルカリガラス繊維が挙げられる。
)請求項の発明は、
前記基材が建造物の柱又は梁であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の耐火被覆を要旨とする。
本発明によれば、火災時強度が要求される柱や梁の耐火性能を高めることができる。
また、本発明によれば、柱や梁のうち、人目に触れる部分は発泡耐火塗料から成るA領域とし、人目に触れない部分は、非発泡性の耐火材から成るB領域とすることができる。このことにより、外観の美しさの欠けることがある非発泡性の耐火材が人目に触れることがなく、耐火性能と外観の美しさとを両立させることができる。
耐火発泡層の塗布と、非発泡性の耐火材の取り付けとは、例えば、柱や梁の周囲を覆うように行うことができる。
)請求項の発明は、
請求項1〜のいずれかに記載の耐火被覆の施工方法であって、
まず基材表面に非発泡性の耐火材を取り付け、次に発泡耐火塗料を塗布するという順序で前記重なり部における積層を行うことを特徴とする耐火被覆の施工方法を要旨とする。
本発明によれば、請求項1〜のいずれかに記載の耐火被覆を形成することができる
以下に本発明の耐火被覆およびその施工方法の形態の例(実施例)を説明する。
a)まず、本実施例1の耐火被覆を施工する方法を図1(a)を用いて説明する。
耐火被覆1を形成する基材3は、鋼材の板である。この基材3の表面のうちの一部に、ロックウール被覆5を、湿式吹きつけ方により25mmの厚みで形成した。ロックウール被覆の組成は、以下のものである。
普通ポルトランドセメント(JIS R 5201):25〜40重量部
ロックウール(JIS A 9504):60〜75重量部
尚、普通ポルトランドセメントの代わりに、高炉セメント(JIS R 5211)、ホワイトセメントも用いることができる。
ここで、ロックウール被覆5を形成した部分のうち、後述する発泡耐火塗料7と重ならない部分がB領域である。
次に、発泡耐火塗料7をスプレーで2mm厚に塗布した。この発泡耐火塗料7は、基材3の表面のうち、ロックウール被覆5を形成していない部分(A領域)に塗布するともに、ロックウール被覆5と発泡耐火被覆7との境界において重なりが生じるように塗布した。
従って、発泡耐火塗料7から成る層は、基材3上の部分である7aと、ロックウール被覆5の端面5aに重なる部分である7bと、ロックウール被覆5の上面5bに重なる部分である7cとを有しており、7cの部分と基材3との間には、ロックウール被覆5が存在するようになっている。7cの横方向(図1における左右方向)での長さは10mmである。
発泡耐火塗料5の組成は以下のものである。
発泡剤(ポリリン酸アンモニウム系):44重量部
炭化剤(多価アルコール類):11重量部
樹脂(酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂系):27重量部
着色顔料(酸化チタン系):14重量部
添加剤(消泡剤、分散剤、たれ止め剤等):4重量部
b)次に、加熱時における本実施例1の耐火被覆1の作用を図1(b)を用いて説明する。
耐火被覆1及び基材3に対し、ISO843の加熱条件に沿って加熱試験を行た。この加熱試験では、雰囲気温度を下記式(1)とした。
式(1) T=345×log10(8t+1)+20
ここで、Tは耐火被覆1及び基材3を収容した炉内の雰囲気温度であり、tは試験開始後の時間(単位は分)である。
tが1時間となったとき(すなわち炉内の雰囲気温度が945°Cとなったとき)、加熱を停止して自然放冷し、試験体を取り出した。
取り出した耐火被覆1及び基材3を観察すると、発泡耐火塗料7は図1(b)に示すように発泡していた。このとき、ロックウール被覆5が形成されていない部分における発泡耐火塗料7の厚みは、全て30mm以上であった。
特に、ロックウール被覆5の端面5a付近では、発泡耐火塗料7の厚みは、端面5aから遠い部分よりも、一層厚くなった。
これは、ロックウール被覆5の端面5a付近では、基板3上に塗布された発泡耐火塗料7aに加えて、ロックウール被覆5の端面5a上に塗布された発泡耐火塗料7b及びロックウール被覆5の上面5bに塗布された発泡耐火塗料7cが発泡するためである。
また、ロックルール被覆5の上面5bにおける発泡耐火塗料7の厚みは15mmとなった。
c)次に、本実施例1の耐火被覆1が奏する効果を説明する。
(i)本実施例1の耐火被覆1では、ロックウール被覆5と発泡耐火塗料7との境目においても、耐火被覆が薄くなってしまうことがない。そのため、耐火被覆1のどの部分についても、耐火性能が高い。
(ii)本実施例1の耐火被覆1は、例えば、人目に触れる部分は発泡耐火塗料7を塗布した部分とし、人目に触れない部分は、ロックウール被覆5をを形成した部分とすることができる。このことにより、耐火性能と、外観の美しさとを両立させることができる。
(iii)本実施例1の耐火被覆1は、ロックウール被覆5のみを用いる場合と比べて、塗
剤の量が少なくて済み、塗剤の搬入や運送に要する労力や費用が少なくて済む。
[参考例1]
a)まず、本参考例1の耐火被覆1を施工する方法を図2(a)を用いて説明する。
まず、基材3の表面のうちの一部に、発泡耐火塗料7をスプレーで2mm厚に塗布した。尚、発泡耐火塗料7を塗布した部分のうち、後述するロックウール被覆5と重ならない部分がA領域である。
次に、ロックウール被覆5を湿式吹きつけ方により、25mmの厚みで形成した。ロックウール被覆5は、発泡耐火塗料7で覆われていない部分(B領域)を覆うとともに、ロックウール被覆5と発泡耐火塗料7との境界において、それらが重なりを持つように形成した。
従って、発泡耐火塗料7から成る層は、ロックウール被覆5の下面に重なる(すなわち、ロックウール被覆5と基材3との間に存在する)部分7dと、それ以外の部分7eとを有している。
尚、基材3、ロックウール被覆5、及び発泡耐火塗料7の組成は前記実施例1と同じである。
b)次に、加熱時における本参考例1の耐火被覆1の作用効果を図2(b)を用いて説明する。
耐火被覆1及び基材3を前記実施例1と同様に加熱したところ、発泡耐火塗料は図2(b)に示すように発泡した。このとき、ロックウール被覆5が形成されていない部分における発泡耐火塗料7の厚みは、全て30mm以上であった。
特に、ロックウール被覆5の端面5a付近では、発泡耐火塗料7の厚みは、端面5aから遠い部分よりも、一層厚くなった。
これは、発泡耐火塗料7のうち、ロックウール被覆5の下側にある部分7dは、上方がロックウール被覆5で抑えられているため、加熱されてもその場で発泡することができず、ロックウール被覆5と基材3との隙間から右側に押し出されるので、その分だけ、端面5a付近での発泡耐火塗料7の厚みが増したものである。
参考例1の耐火被覆1は前記実施例1と同様の効果を奏する。
[参考例2]
a)まず、本参考例2の耐火被覆を施工する方法を図3(a)を用いて説明する。
基材3の表面のうちの一部(B領域)に、繊維混入ケイ酸カルシウム板(ケイ酸カルシウム板)9を張り付けた。この繊維混入ケイ酸カルシウム板9の厚みは20mmであり、その組成は以下のものである。
ケイ酸カルシウム:82重量部
無機質繊維:13重量部
有機質:5重量部
尚、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の構成比(重量比)としては、ケイ酸カルシウム75〜89%、無機質繊維11%以上、有機質6%以下が好適である。
次に、発泡耐火塗料7をスプレーで2mm厚に塗布した。発泡耐火塗料7は、基材3の表面のうち、繊維混入ケイ酸カルシウム板9を張り付けていない部分(A領域)に塗布するともに、繊維混入ケイ酸カルシウム板9のうち、A領域との境目に位置する端面9aにも塗布し、繊維混入ケイ酸カルシウム板9と発泡耐火被覆7との境界において重なり部が生じるようにした。
図3(a)では、発泡耐火塗料7を繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9aの全てに塗布しているが、端面9aに対して発泡耐火塗料7の標準膜厚の1.2倍以上の塗布幅が確保されているのが好ましい。
従って、発泡耐火塗料7から成る層は、基材3の表面に塗布された部分7aと、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9aと重なる部分7bとを有する。
尚、基材3、及び発泡耐火塗料7の組成は前記実施例1と同じである。
b)次に、加熱時における本参考例2の耐火被覆1の作用効果を図3(b)を用いて説明する。
耐火被覆1及び基材3を前記実施例1と同様に加熱したところ、発泡耐火塗料7は図3(b)に示すように発泡した。このとき、繊維混入ケイ酸カルシウム板9が形成されていない部分における発泡耐火塗料7の厚みは、全て30mm以上であった。
特に、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9a付近では、発泡耐火塗料7の厚みは、端面9aから遠い部分よりも、一層厚くなった。これは、基板3上に塗布された発泡耐火塗料7aに加えて、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9a上に塗布された発泡耐火塗料7bが発泡するためである。
参考例2の耐火被覆1は前記実施例1と同様の効果を奏する。
[参考例3]
a)まず、本参考例3の耐火被覆1を施工する方法を図4(a)を用いて説明する。
まず、基材3の表面のうちの一部に、発泡耐火塗料7をスプレーで2mm厚に塗布した。尚、発泡耐火塗料7を塗布した部分のうち、後述する繊維混入ケイ酸カルシウム板9と重ならない部分がA領域である。
次に、基材3上に、繊維混入ケイ酸カルシウム板(ケイ酸カルシウム板)9を張り付けた。この繊維混入ケイ酸カルシウム板9は、基材3の表面のうち、発泡耐火塗料7を塗布していない部分(B領域)を覆うとともに、繊維混入ケイ酸カルシウム板9と発泡耐火被覆7との境界において重なり部が生じるように張り付けた。
従って、発泡耐火塗料7から成る層は、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の下面に重なる(すなわち、繊維混入ケイ酸カルシウム板9と基材3との間に存在する)部分7dと、それ以外の部分7eとを有する。
尚、基材3、ロックウール被覆5、及び発泡耐火塗料7の組成は前記実施例1と同じである。また、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の組成は前記参考例2と同じである。
b)次に、加熱時における本参考例3の耐火被覆1の作用効果を図4(b)を用いて説明する。
耐火被覆1及び基材3を前記実施例1と同様に加熱したところ、発泡耐火塗料7は図4(b)に示すように発泡した。このとき、繊維混入ケイ酸カルシウム板9が形成されていない部分における発泡耐火塗料7の厚みは、全て30mm以上であった。
特に、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9a付近では、発泡耐火塗料7の厚みは、端面9aから遠い部分よりも、一層厚くなった。
これは、発泡耐火塗料7のうち、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の下側にある部分7dは、上方が繊維混入ケイ酸カルシウム板9で抑えられているため、加熱されてもその場で発泡することができず、繊維混入ケイ酸カルシウム板9と基材3との隙間から右側に押し出されるので、その分だけ、端面9a付近での発泡耐火塗料7の厚みが増したものである。
参考例3の耐火被覆1は前記実施例1と同様の効果を奏する。
[実施例2]
本実施例の耐火被覆1は、基本的には前記参考例2と同様である。ただし本実施例では、図5(a)に示すように、発泡耐火塗料7は、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の上面9bにも塗布されている。
従って、発泡耐火塗料7から成る層は、基材3の表面の部分7aと、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9aと重なる部分7bと、上面9bと重なる部分7cとを有しており、7cの部分と基材3との間には、繊維混入ケイ酸カルシウム板9が存在するようになっている。7cの横方向(図5における左右方向)での長さは10mmである。
b)次に、加熱時における本実施例の耐火被覆1の作用効果を図5(b)を用いて説明する。
耐火被覆1及び基材3を前記実施例1と同様に加熱したところ、発泡耐火塗料7は図5(b)に示すように発泡した。このとき、繊維混入ケイ酸カルシウム板9が形成されていない部分における発泡耐火塗料7の厚みは、全て30mm以上であった。
特に、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9a付近では、発泡耐火塗料7の厚みは、端面9aから遠い部分よりも、一層厚くなった。これは、基板3上に塗布された発泡耐火塗料7aに加えて、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9a上に塗布された発泡耐火塗料7b、及び上面9b上に塗布された発泡耐火塗料7cが発泡するためである。
本実施例の耐火被覆1は前記実施例1と同様の効果を奏する。
[参考例4]
参考例4の耐火被覆1は、基本的には前記実施例と同様である。ただし本参考例4では、図6に示すように、B領域において、基材3と繊維混入ケイ酸カルシウム板9との間に、材質が繊維混入ケイ酸カルシウム板である捨張板11を備えている。つまり、本参考例4の繊維混入ケイ酸カルシウム板9は、捨張板11を介して基材3に取り付けられている。
捨張板11は、図6に示すように、B領域の一部のみにおいて基材3の表面を覆うように配置することができる。この場合は、B領域のうち、捨張板11が存在しない場所では繊維混入ケイ酸カルシウム板9と基材3との間に隙間13が形成される。また、捨張板11は、B領域の全てにおいて基材3の表面を覆うように配置しても良い。
参考例4の耐火被覆1の構成例を、図7、図8を用いて説明する。
図7(a)は、基材3が角形柱であり、その周囲を囲むように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けた例である。この図7(a)はB領域における断面図である。捨張板11は、B領域においては基材3の全周にわたって貼り付けられ、その上に繊維混入ケイ酸カルシウム板9が取り付けられている。
但し、捨張板11は、上記のように基材3の全周に貼り付けるのではなく、定尺の隙間が得られるように、基材3の周囲に部分的に貼り付けてもよい。この貼り付け方は、後述する図7(b)、図8(a)〜(c)の構成例においても実施可能である。
尚、A領域には捨張板11は取り付けられていないので、捨張板11は、基材3の長手方向に関しては部分的に貼り付けられている。
図7(b)は、基材3が丸形柱であり、その周囲を囲むように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けた例である。捨張板11は、基材3の外周面上の4ヶ所に、部分的に貼り付けられており、基材3の外周面には、捨張板11が張られていない部分がある。この捨張板11が張られていない部分は、繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けたときには、隙間13となる。
図7(c)は、基材3が、丸形柱部3aと、その丸形柱部3aに外接する断面正方形の下地軽鉄部3bとから成り、下地軽鉄部3bの周囲を囲むように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けた例である。捨張板11は、下地軽鉄部3bの全周にわたって貼り付けられ、その上に繊維混入ケイ酸カルシウム板9が取り付けられている。
図8(a)、図8(b)は、基材3がH型柱であり、その周囲を囲むように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けた例である。図8(a)では、H型柱の凹部を塞ぐように捨張板11を張り、その上に繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けている。また、図8(b)では、H型柱の全周にわたって捨張板11を張り、その上に繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けている。
図8(c)、図8(d)は、基材3がH型組合せ型柱であり、その周囲を囲むように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けた例である。これらの例では、いずれも、基材3の外側面4ヶ所にそれぞれ捨張板11を張り、その上に繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けている。
ただし、図8(c)では、断面形状が8角形となるように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付け、図8(d)では、断面形状が正方形となるように繊維混入ケイ酸カルシウム板9を取り付けている。また、図8(d)の例では、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の継ぎ目にL字型の補強金物15を取り付け、補強している。
尚、上記図7、8に用いられる捨張板11には、繊維混入ケイ酸カルシウム板には限定されず、不燃材料であれば任意に用いることができる。
(比較例1)
本比較例1の耐火被覆101を施工する方法を図9(a)を用いて説明する。
基材3の表面のうちの一部に、ロックウール被覆5を、湿式吹きつけ方により25mmの厚みで形成した。
次に、発泡耐火塗料7をスプレーで2mm厚に塗布した。発泡耐火塗料7は、発泡耐火塗料7とロックウール被覆5との間に隙間が生じないように、且つ、重なり合わないように塗布した。
尚、基材3、ロックウール被覆5、発泡耐火塗料7の組成は前記実施例1と同様である。
この耐火被覆101を前記実施例1と同様に加熱したところ、発泡耐火塗料7は図9(b)に示すように発泡した。このとき、発泡耐火塗料7の厚みは、ロックウール被覆5の端面5aから十分離れた位置では30mm以上であったが、端面5a付近では30mm以下であった。
これは、図10に示すように、発泡耐火塗料7の各位置では扇状に発泡が起こるため、端面5aから離れた点xでは、左側の点x'、右側の点x''の両方からの寄与があるため厚みが増すのに対し、端面5a付近の点yでは、左側からの寄与がないため、厚みが薄くなるためである。
比較例1の耐火被覆101は、上記のように端面5a付近で発泡耐火塗料7の厚みが薄くなるので、この部分での耐火性能が低下してしまう。
(比較例2)
本比較例2の耐火被覆101を施工する方法を図11(a)を用いて説明する。
まず、基材3の表面のうちの一部に、繊維混入ケイ酸カルシウム板9を張り付けた。
次に、発泡耐火塗料7をスプレーで2mm厚に塗布した。発泡耐火塗料7は、発泡耐火塗料7と繊維混入ケイ酸カルシウム板9との間に隙間が生じないように、且つ、重なり合わないように塗布した。
尚、基材3、繊維混入ケイ酸カルシウム板9、発泡耐火塗料7の組成は前記参考例2と同様である。
この耐火被覆101を前記実施例1と同様に加熱したところ、発泡耐火塗料7は図11(b)に示すように発泡した。このとき、発泡耐火塗料7の厚みは、繊維混入ケイ酸カルシウム板9の端面9aから十分離れた位置では30mm以上であったが、端面9a付近では30mm以下であった。これは、前記比較例1と同様に、端面9a付近では、その左側での発泡がないためである。
比較例2の耐火被覆101は、上記のように端面9a付近で発泡耐火塗料7の厚みが薄くなるので、この部分での耐火性能が低下してしまう。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記実施例1において、ロックウール被覆の代わりに、耐火モルタルを用いても良い。
耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。 発泡耐火塗料の発泡を表す説明図である。 耐火被覆の構成を表す断面図である。
符号の説明
1、101・・・発泡耐火被覆
3・・・基材
5・・・ロックウール被覆
7・・・発泡耐火塗料
9・・・繊維混入ケイ酸カルシウム板
11・・・捨張板

Claims (6)

  1. 基材の表面に形成される耐火被覆であって、
    発泡耐火塗料から成るA領域と、非発泡性の耐火材から成るB領域とを有するとともに、
    前記A領域と前記B領域との境界において、前記発泡耐火塗料と前記非発泡性の耐火材とが重なる重なり部を有し、
    前記重なり部において、前記発泡耐火塗料と、前記基材との間に、前記非発泡性の耐火材が存在することを特徴とする耐火被覆。
  2. 前記非発泡性の耐火材がロックウールであることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆。
  3. 前記非発泡性の耐火材が耐火モルタルであることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆。
  4. 前記非発泡性の耐火材がケイ酸カルシウム板であることを特徴とする請求項1に記載の耐火被覆。
  5. 前記基材が建造物の柱又は梁であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の耐火被覆。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の耐火被覆の施工方法であって、
    まず基材表面に非発泡性の耐火材を取り付け、次に発泡耐火塗料を塗布するという順序で前記重なり部における積層を行うことを特徴とする耐火被覆の施工方法。
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