JP4492496B2 - 鋼板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼板の製造方法に関し、特に、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能な、鋼板の製造方法に関する。
冷却床は、圧延工程と、精整工程との中間に配設され、工場能力を大きく左右する重要な設備である。圧延工程において所定の板厚および板幅、板長に調整され、その後の矯正作業を経た鋼板は、600〜800℃程度の高温下にあり、これを材質に影響のないゆるやかな冷却速度でかつ形状を損わない均一冷却を行なうため、冷却床において100〜200℃程度まで冷却される。
一方で、冷却床は、圧延ライン(熱間圧延工程)と精整ライン(せん断加工工程)との処理能力の差を吸収するバッファとしての役割をも担っている。そのため、冷却床には、上記冷却を行い得る面積を有し、かつ、物流バッファとしての機能を有することが必要とされる。
冷却床に関する技術は、これまでに開示されてきている。例えば、特許文献1には、鋼板冷却床の自動制御装置に関する技術が開示されており、かかる技術によれば、鋼板を冷却する冷却床の自動運転制御を行うことが可能になる、としている。
特開平9−108722号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、冷却床の物流バッファとしての機能を十分に活かすことが困難であり、圧延ラインと精整ラインとの処理能力差や精整ラインの突発トラブルへの対応に劣るという問題があった。
そこで、本発明では、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能な、鋼板の製造方法を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
第1の発明(請求項に係る発明)は、圧延ライン(1)及び精整ライン(2)、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なる2つの冷却床(3a、3b)を備えた製造ライン(100)で使用される、鋼板の製造方法であって現在の時点における精整ライン(2)での時間当たりの鋼板生産量Xと、現在の時点から任意の時間将来の時点における前記精整ライン(2)での時間当たりの鋼板生産量Xと、現在の時点と、鋼板生産量がXの時点との間の各時点における、精整ライン(2)での時間当たりの鋼板生産量X、X、…、及びXn−1と、を算出した後、X、X、X、…、Xn−1、及びXから生産量に関する基準値L0を定める、基準値算出工程と、基準値算出工程後に、Xと基準値L0とを比較して、X≧L0の場合には、処理速度が速い冷却床(3a)を選択し、X<L0の場合には、処理速度が遅い冷却床(3b)を選択する、冷却床選択工程と、を有することを特徴とする、鋼板の製造方法により、上記課題を解決する。
ここに、「処理速度が異なる2つの冷却床」とは、各冷却床内の鋼板搬送速度が異なる形態のほか、鋼板搬送速度は同じだが冷却床の長さが異なるため結果として処理速度に差が生じる形態をも含む概念である。さらに、「時間当たりの生産量」とは、圧延ライン(1)や精整ライン(2)の任意の位置において、単位時間当たりに通過する鋼板量を意味している。また、「現在の時点から任意の時間遡った時点」の具体例としては、現在の時点から60sec遡った時点等を挙げることができる。さらにまた、時間当たりの鋼板生産量(以下において、単に「鋼板生産量」と記述することがある。)がXである時点の具体例としては、鋼板生産量がXである現在の時点から60sec遡った時点を、鋼板生産量がXである時点の具体例としては、鋼板生産量がXである時点から60sec遡った時点を、鋼板生産量がXである時点の具体例としては、鋼板生産量がXn−1である時点から60sec遡った時点を、それぞれ挙げることができる。さらに、nの具体的な数値は特に限定されるものではないが、その具体的な数値の例としては、10〜20等を挙げることができる。加えて、「処理速度が速い(遅い)冷却床を選択する」とは、圧延ライン(1)から鋼板を搬送すべき冷却床を、鋼板生産量Xと生産量に関する基準値L0との大小関係に応じて選択することを意味している。
第2の発明(請求項に係る発明)は、圧延ライン(1)及び精整ライン(2)、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なる2つの冷却床(3a、3b)を備えた製造ライン(100)で使用される、鋼板の製造方法であって製造ライン(100)の過去の操業データから算出される生産量に関する基準値をK0とするとき、現在の時点における精整ライン(2)での時間当たりの鋼板生産量X、及び、現在の時点における圧延ライン(1)での時間当たりの鋼板生産量Y、を算出する、生産量算出工程と、生産量算出工程後に、(X−Y)と基準値K0とを比較して、(X−Y)≧K0の場合には、処理速度が速い冷却床(3a)を選択し、(X−Y)<K0の場合には、処理速度が遅い冷却床(3b)を選択する、冷却床選択工程と、を有することを特徴とする、鋼板の製造方法により、上記課題を解決する。
以上、冷却床が2つの場合についての発明であるが、同様の考えにより冷却床がm個(m≧3)でも同様の効果を有する鋼板の製造方法を提供することができる。すなわち、
第3の発明(請求項に係る発明)は、圧延ライン及び精整ライン、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なるm個(m≧3)の冷却床を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって現在の時点における精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量Xと、現在の時点から任意の時間将来の時点における精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量Xと、現在の時点と、鋼板生産量がXの時点との間の各時点における、精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X、X、…、及びXn−1と、を算出した後、X、X、X、…、Xn−1、及びXから生産量に関する基準値L1、…、及びLm−1を定める、基準値算出工程と、基準値算出工程後に、Xと基準値L1、…、及びLm−1とを比較して、X≧Lm−1の場合には、処理速度が最も速い冷却床を選択し、Lw≦X<Lw+1(w=1〜m−2)の場合には、処理速度がw+1番目に遅い冷却床を選択し、X<L1の場合には、処理速度が最も遅い冷却床を選択する、冷却床選択工程と、を有することを特徴とする、鋼板の製造方法により、上記課題を解決する。
第4の発明(請求項に係る発明)は、圧延ライン及び精整ライン、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なるm個(m≧3)の冷却床を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって製造ラインの過去の操業データから算出される生産量に関する基準値をK1、…、及びKm−1とするとき、現在の時点における精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X、及び、現在の時点における圧延ラインでの時間当たりの鋼板生産量Y、を算出する、生産量算出工程と、生産量算出工程後に、(X−Y)と基準値K1、…、及びKm−1とを比較して、(X−Y)≧Km−1の場合には、処理速度が最も速い前記冷却床を選択し、Kw≦(X−Y)<Kw+1(w=1〜m−2)の場合には、処理速度がw+1番目に遅い前記冷却床を選択し、(X−Y)<K1の場合には、処理速度が最も遅い冷却床を選択する、冷却床選択工程と、を有することを特徴とする、鋼板の製造方法により、上記課題を解決する。
第1の発明および第3の発明に記載の発明によれば、精整ライン(2)における現在の鋼板生産量に応じて、鋼板を搬送すべき冷却床(3a、3b)を選択することができるので、冷却床(3a、3b)及び圧延ライン(1)における鋼板の待機時間を短縮しつつ、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能な、鋼板の製造方法を提供することができる。
第2の発明および第4の発明によれば、精整ライン(2)のみならず圧延ライン(1)における現在の鋼板生産量に応じて、鋼板を搬送すべき冷却床(3a、3b)を選択することができるので、冷却床(3a、3b)及び圧延ライン(1)における鋼板の待機時間を短縮しつつ、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能な、鋼板の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
1.2つの冷却床が備えられる場合
図1は、本発明の鋼板の製造方法を適用可能な、製造ラインの形態例を示す概略図である。図示の製造ライン100は、圧延ライン1及び精整ライン2と、これら圧延ライン1と精整ライン2との間に配設される2つの冷却床3a、3bと、圧延ライン1で圧延された鋼板が搬送されるべき冷却床を選択する冷却床選択制御手段4と、を備えている。そして、鋼板振り分け手段5により、圧延ライン1上を搬送されてきた鋼板が冷却床3a、3bへ振り分けられる。圧延ライン1には、加熱炉11、粗圧延機12、仕上圧延機13、及び、冷却装置14が備えられ、圧延ライン1上を搬送される鋼板の情報(例えば、位置情報、寸法情報等)は、圧延ライントラッキング装置15を介して取得されている。一方、精整ライン2には、切断機21、22、検査手段23、及び、倉庫24が備えられ、精整ライン2上を搬送される鋼板の情報(例えば、位置情報等)は、精整ライントラッキング装置25を介して取得されている。加えて、冷却床3aには、入側搬送手段31a、床内搬送手段32a、及び、出側搬送手段33aが、冷却床3bには、入側搬送手段31b、床内搬送手段32b、及び、出側搬送手段33bが、それぞれ備えられ、冷却床3bは冷却床3aよりも床長さが長く、冷却床3aの処理速度は、冷却床3bの処理速度よりも速い。
圧延ライン1上を搬送される鋼板は、鋼板振り分け手段5により、冷却床3a、3bへと振り分けられ、当該鋼板振り分け手段5の動作は、冷却床選択制御手段4によって制御されている。冷却床選択制御手段4には、鋼板振り分け手段5の動作制御を実行するCPU41と、そのCPU41に対する記憶装置とが設けられている。CPU41は、マイクロプロセッサユニットおよびその動作に必要な各種周辺回路を組み合わせて構成され、CPU41に対する記憶装置は、例えば、鋼板振り分け手段5の動作制御に必要なプログラムや各種データを記憶するROM42と、CPU41の作業領域として機能するRAM43等を組み合わせて構成される。当該構成に加えて、さらに、CPU41が、ROM42に記憶されたソフトウエアと組み合わされることにより、製造ライン100における冷却床選択制御手段4が機能する。
圧延ライントラッキング装置15及び精整ライントラッキング装置25からの出力信号は、入力ポート45を介して、入力信号としてCPU41へと到達する。ここに、圧延ライントラッキング装置15は、圧延ライン1上を搬送される鋼板の情報を取得するための装置であり、当該装置15によって定期的(例えば、60秒毎)に取得され送信された信号が冷却床選択制御手段4で解析されることにより、圧延ライン1の鋼板生産量Yが算出される(生産量算出工程)。一方、精整ライントラッキング装置25は、精整ライン2上を搬送される鋼板の情報を取得するための装置であり、当該装置25によって定期的(例えば、60秒毎)に取得され送信された信号が冷却床選択制御手段4で解析されることにより、精整ライン2の鋼板生産量Xが算出される(生産量算出工程)。CPU41は、上述の各種入力要素からの信号、及びROM42に記憶されたプログラムに基づいて、出力ポート46を介して、鋼板振り分け手段5に対する動作指令を制御する。鋼板振り分け手段5は、CPU41から与えられた動作指令に応じて、圧延ライン1上を搬送される鋼板を冷却床3a、3bへと振り分ける。
本発明の鋼板の製造方法(以下において、単に「製造方法」と記述することがある。)における、鋼板振り分け手段5に対する動作指令の制御形態ついて、さらに具体的に説明する。
1.1.第1実施形態
第1実施形態にかかる製造方法では、まず、上述のようにして算出されたXと現在の時点から任意の時間将来の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量とから生産量に関する基準値L0を定める(基準値算出工程)。より具体的には、鋼板生産量X、X、X、…、Xn−1、及びXから生産量に関する基準値L0を定める。ここで、鋼板生産量Xは現在の時点から任意の時間将来の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量であり、X、X、…、Xn−2及びXn−1は、現在の時点と、鋼板生産量がXの時点との間の各時点における、精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量を意味する。
、X、…、Xn−1、及びXは、将来予測される鋼板生産量であり、例えば、精整ラインで切断される前の鋼板の長さl、板幅u、硬さh(抗張力TS)、切断回数(または分割数)pの関数により算出することができる。
Figure 0004492496
なお、上記式においてkはXの時点に精整ラインにて処理対象となっている鋼板の数を示す。また、関数fは予測精度に応じて各種形態を採用してもよいが,たとえば簡略化し、1次式で計算しても良い。ここで、a、b、c、dはパラメータである。
Figure 0004492496
当該基準値L0の算出方法の具体例としては、L0=(X+X+X+…+Xn−1+X)/(n+1)とする方法や、X、X、X、…、Xn−1、Xの分布を正規分布と仮定したときの最頻値や中央値をL0とする方法等を挙げることができる。
このようにして算出されたL0とXとを比較し、鋼板を装入すべき冷却床を選択する(冷却床選択工程)。X≧L0であれば、現時点における精整ライン2の鋼板生産量は、鋼板生産量X、X、X、…、Xn−1、Xから求めた生産量に関する基準値L0以上である。それゆえ、圧延ライン1から処理速度の大きい冷却床3aへ鋼板を装入しても、冷却床3aを経た鋼板を精整ライン2で効率良く処理することが可能になる。したがって、X≧L0の場合は、上記CPU41から鋼板振り分け手段5へ、鋼板を冷却床3aへ振り分ける旨の信号を出力し、この信号によって動作する鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3aへ振り分けられる。
これに対し、X<L0であれば、現時点における精整ライン2の鋼板生産量は、鋼板生産量X、X、X、…、Xn−1、Xから求めた生産量に関する基準値L0未満である。かかる場合に、圧延ライン1から処理速度の大きい冷却床3aへ鋼板を装入すると、精整ライン2で行われている鋼板の処理が終わるまで、冷却床3aの床内搬送手段32aを経た鋼板を冷却床3aの出側において待機させる必要が生じやすい。そうすると、鋼板の生産性が低下し、物流バッファ機能を有効に活用できない事態が生じる。そこで、第1実施形態にかかる製造方法において、X<L0である場合には、上記CPU41から鋼板振り分け手段5へ、鋼板を冷却床3bへ振り分ける旨の信号を出力し、この信号によって動作する鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3bへ振り分けられる。
すなわち、第1実施形態にかかる製造方法では、圧延ライントラッキング装置15と、精整ライントラッキング装置25と、冷却床選択制御手段4とを介して導出される、精整ライン2における鋼板生産量X及び生産量に関する基準値L0の大小関係と、冷却床3a、3bの処理速度とを対応させることで、冷却床3a、3bの物流バッファ機能を有効に活かし得る製造方法としている。
図2は、第1実施形態にかかる製造方法を概略的に示すフローチャートである。第1実施形態にかかる製造方法では、精整ライン2の鋼板生産量X、並びに予測鋼板生産量X、X、…、Xn−1、Xを算出した後(工程S11)、これらX、X、X、…、Xn−1、Xから生産量に関する基準値L0を定める(工程S12:基準値算出工程)。そして、工程S12に引き続き、XとL0とを比較する(工程S13)。X≧L0であれば、工程S13で肯定判断されるため、冷却床選択制御手段4において、処理速度が速い冷却床3aが選択され(工程S14)、鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3aへ振り分けられる(工程S15)。これに対し、X<L0であれば、工程S13で否定判断されるため、冷却床選択制御手段4において、処理速度が遅い冷却床3bが選択され(工程S16)、鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3bへ振り分けられる(工程S17)。このように、第1実施形態にかかる製造方法では、基準値算出工程と、工程S13〜S17によって構成される冷却床選択工程とを備える構成とすることで、鋼板が装入されるべき冷却床を選別している。
1.2.第2実施形態
第2実施形態にかかる製造方法では、過去の操業データから算出される生産量に関する基準値K0を用いて、鋼板振り分け手段5の動作を制御する。第2実施形態にかかる基準値K0の算出法の具体例としては、過去の実績値の平均値や、過去の実績値の分布を正規分布と仮定したときの最頻値や中央値をK0とする方法等を挙げることができる。そして、上記生産量算出工程により算出される、精整ライン2での鋼板生産量X及び圧延ライン1での鋼板生産量Yを用いて(X−Y)を算出した後、K0と(X−Y)とを比較し、鋼板を装入すべき冷却床を選択する(冷却床選択工程)。以下、K0=0と仮定して、説明を続ける。
(X−Y)≧0(=K0)の場合には、精整ライン2における鋼板生産量Xが、圧延ライン1における鋼板生産量Y以上であるため、製造ライン100の生産効率は、圧延ライン1の鋼板生産量Yに依存する。したがって、かかる場合には、処理速度の速い冷却床3aへ鋼板を振り分けることにより、冷却床の入側及び出側において鋼板を待機させることなく鋼板の生産効率を向上させることが可能になる。
一方、(X−Y)<0(=K0)の場合には、精整ライン2における鋼板生産量Xが、圧延ライン1における鋼板生産量Yよりも少ない。そのため、圧延ライン1上を搬送される鋼板を処理速度の速い冷却床3aへ振り分けると、精整ライン2における鋼板の処理が終了するまで冷却床3aから精整ライン2へ鋼板を搬送することができず、冷却床3aの出側において鋼板を待機させる事態が生じる虞がある。かかる事態が生じると、鋼板の流れが停滞して、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことができず、鋼板の生産効率が低下する。そこで、鋼板を待機させる事態の発生を抑制する等の観点から、(X−Y)<0(=K0)の場合には、処理速度の遅い冷却床3bへ鋼板を振り分ける。このようにすれば、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能になる。
図3は、第2実施形態にかかる製造方法を概略的に示すフローチャートである。第2実施形態にかかる製造方法では、まず、過去の操業データから生産量に関する基準値K0を算出し(工程S21)、次に、現時点における精整ライン2の鋼板生産量X及び圧延ライン1の鋼板生産量Yを算出する(工程S22:生産量算出工程)。そして、工程S22に引き続き、(X−Y)とK0とを比較する(工程S23)。(X−Y)≧K0であれば、工程S23で肯定判断されるため、冷却床選択制御手段4において、処理速度が速い冷却床3aが選択され(工程S24)、鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3aへ振り分けられる(工程S25)。これに対し、(X−Y)<K0であれば、工程S23で否定判断されるため、冷却床選択制御手段4において、処理速度が遅い冷却床3bが選択され(工程S26)、鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3bへ振り分けられる(工程S27)。このように、第2実施形態にかかる製造方法では、生産量算出工程と、工程S23〜S27によって構成される冷却床選択工程とを備える構成とすることで、鋼板が装入されるべき冷却床を選別している。
2.3つ以上の冷却床が備えられる場合
以上、2つの冷却床を備える製造ラインに適用可能な、本発明の鋼板の製造方法について記述したが、本発明の技術思想は、m個(m≧3)の冷却床を備える製造ラインにも適用可能である。そこで、以下に、処理速度がそれぞれ異なる3つの冷却床(3x、3y、3z)が備えられる製造ラインに、本発明の鋼板の製造方法を適用する場合について、説明する。なお、以下において、冷却床3xの処理速度が最も早く、冷却床3zの処理速度が最も遅いと仮定する。
図4は、3つの冷却床が備えられる製造ラインの形態例を示す概略図である。図4において、図1に示す製造ラインの各要素と同様の構成を採るものには、図1にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。
図示の製造ライン200は、圧延ライン1及び精整ライン2と、これら圧延ライン1と精整ライン2との間に配設される3つの冷却床3x、3y、3zと、冷却床選択制御手段4と、を備え、鋼板振り分け手段5により、圧延ライン1上を搬送されてきた鋼板が冷却床3x、3y、3zへと振り分けられる。冷却床3xには、入側搬送手段31x、床内搬送手段32x、及び、出側搬送手段33xが、冷却床3yには、入側搬送手段31y、床内搬送手段32y、及び、出側搬送手段33yが、冷却床3zには、入側搬送手段31z、床内搬送手段32z、及び、出側搬送手段33zが、それぞれ備えられている。
2.1.第1実施形態
第1実施形態にかかる上記製造方法を、3つの冷却床が備えられる製造ライン200に適用する場合には、まず、2つの冷却床が備えられる製造ラインの場合と同様の方法で、精整ライン2の鋼板生産量X、X、X、…、Xn−1、Xを算出し、(m−1)個の生産量に関する基準値、すなわち、3−1=2個の生産量に関する基準値L1、L2を定める(基準値算出工程)。当該基準値L1、L2の算出方法の具体例としては、X、X、X、…、Xn−1、Xの分布を正規分布と仮定して、分布の上位1/3が含まれる鋼板生産量の値をL1、分布の下位1/3が含まれる鋼板生産量の値をL2とする方法等を挙げることができる。以下、L1<L2と仮定して、説明を続ける。
このようにして算出されたL1、L2とXとを比較し、鋼板を装入すべき冷却床を選択する(冷却床選択工程)。L2≦Xであれば、精整ライン2の現時点における鋼板生産量Xが、過去の鋼板生産量の上位1/3に含まれるため、精整ライン2で多くの鋼板が生産(処理)されていることを意味している。そのため、かかる場合には、圧延ライン1から処理速度の大きい冷却床3xへ鋼板を装入しても、冷却床3xを経た鋼板を精整ライン2で効率良く処理することが可能になる。したがって、L2≦Xの場合は、CPU41から鋼板振り分け手段5へ、鋼板を冷却床3xへ振り分ける旨の信号を出力し、この信号によって動作する鋼板振り分け手段5により、冷却床3xへ鋼板が振り分けられる。
一方、L1≦X<L2であれば、精整ライン2の現時点における鋼板生産量Xは、過去の平均的な鋼板生産量に相当することを意味している。そのため、かかる場合には、3つの冷却床の中で中間の処理速度を有する冷却床3yへ鋼板を装入することで、圧延ライン1上における鋼板の待機を抑制し、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能になる。したがって、L1≦X<L2の場合には、鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3yへと振り分けられる。
他方、X<L1であれば、精整ライン2の現時点における鋼板生産量Xは、過去の鋼板生産量の下位1/3に含まれるため、精整ライン2における鋼板処理量が少ないことを意味している。そのため、かかる場合には、鋼板の待機を抑制する等の観点から、鋼板を冷却床3zへ振り分ける。このようにすれば、処理速度の遅い冷却床3z内を鋼板が搬送されている間に、精整ライン2における鋼板の処理が終わり、冷却床の出側における鋼板の待機を抑制することが可能になる。したがって、X<L1の場合には、鋼板振り分け手段5により、鋼板が冷却床3zへと振り分けられる。
2.2.第2実施形態
第2実施形態にかかる上記製造方法を、3つの冷却床が備えられる製造ラインに適用する場合には、まず、過去の操業データから算出される生産量に関する基準値K1、K2を用いて、鋼板振り分け手段5の動作を制御する。第2実施形態にかかる基準値K1、K2の算出法の具体例としては、過去の実績値の平均値や,過去の実績値の分布を正規分布と仮定したときの最頻値や中央値をK1、K2とする方法等を挙げることができる。そして、上記生産量算出工程により算出される、精整ライン2での鋼板生産量X及び圧延ライン1での鋼板生産量Yを用いて(X−Y)を算出した後、K1、K2と(X−Y)とを比較し、鋼板を装入すべき冷却床を選択する(冷却床選択工程)。なお、以下において、0=K1<K2と仮定する。
K2≦(X−Y)の場合には、精整ライン2における鋼板生産量Xが、圧延ライン1における鋼板生産量Yよりも多いため、製造ライン100の生産効率は、圧延ライン1の鋼板生産量Yに依存する。そのため、かかる場合には、処理速度の速い冷却床3xへ鋼板を振り分ける。このようにすれば、鋼板の待機を抑制して冷却床の物流バッファ機能を有効に活用し、鋼板の生産効率を向上させることが可能になる。
一方、(K1=)0≦(X−Y)<K2の場合には、精整ライン2における鋼板生産量Xが、圧延ライン1における鋼板生産量Y以上ではあるものの、XとYとの差はそれほど大きくない。そのため、かかる場合には、3つの冷却床の中で中間の処理速度を有する冷却床3yへ鋼板を振り分けることにより、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能になる。
他方、(X−Y)<0(=K1)の場合には、精整ライン2における鋼板生産量Xが、圧延ライン1における鋼板生産量Yよりも少ない。そのため、圧延ライン1上を搬送される鋼板を処理速度の速い冷却床3xへ振り分けると、鋼板の待機が生じ、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが困難になる虞がある。そこで、かかる事態を回避する等の観点から、(X−Y)<0(=K1)の場合には、処理速度の遅い冷却床3zへ鋼板を振り分ける。このようにすれば、冷却床の物流バッファ機能を十分に活かすことが可能になる。
本発明の鋼板の製造方法を適用可能な、製造ラインの形態例を示す概略図である。 第1実施形態にかかる本発明の鋼板の製造方法を概略的に示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる本発明の鋼板の製造方法を概略的に示すフローチャートである。 3つの冷却床が備えられる製造ラインの形態例を示す概略図である。
符号の説明
1 圧延ライン
2 精整ライン
3a、3b 冷却床
3x、3y、3z 冷却床
4 冷却床選択制御手段
5 鋼板振り分け手段
100、200 製造ライン

Claims (4)

  1. 圧延ライン及び精整ライン、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なる2つの冷却床を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、
    現在の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量Xと、
    現在の時点から任意の時間将来の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量 と、
    前記現在の時点と、前記鋼板生産量がX の時点との間の各時点における、前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X 、X 、…、及びX n−1 と、を算出した後、前記X 、X 、X 、…、X n−1 、及びX から生産量に関する基準値L0を定める、基準値算出工程と、
    前記基準値算出工程後に、前記Xと前記基準値L0とを比較して、 ≧L0の場合には、処理速度が速い前記冷却床を選択し、X <L0の場合には、処理速度が遅い前記冷却床を選択する、冷却床選択工程と、
    を有することを特徴とする、鋼板の製造方法。
  2. 圧延ライン及び精整ライン、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なる2つの冷却床を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、
    前記製造ラインの過去の操業データから算出される生産量に関する基準値をK0とするとき、
    現在の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X 、及び、前記現在の時点における前記圧延ラインでの時間当たりの鋼板生産量Y 、を算出する、生産量算出工程と、
    前記生産量算出工程後に、(X −Y と前記基準値K0とを比較して、(X −Y )≧K0の場合には、処理速度が速い前記冷却床を選択し、(X −Y )<K0の場合には、処理速度が遅い前記冷却床を選択する、冷却床選択工程と、
    を有することを特徴とする、鋼板の製造方法。
  3. 圧延ライン及び精整ライン、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なるm個(m≧3)の冷却床を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、
    現在の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X と、
    現在の時点から任意の時間将来の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X と、
    前記現在の時点と、前記鋼板生産量がX の時点との間の各時点における、前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X 、X 、…、及びX n−1 と、を算出した後、前記X 、X 、X 、…、X n−1 、及びX から生産量に関する基準値L1、…、及びLm−1を定める、基準値算出工程と、
    前記基準値算出工程後に、前記前記基準値L1、…、及びLm−1とを比較して、
    ≧Lm−1の場合には、処理速度が最も速い前記冷却床を選択し、
    Lw≦X <Lw+1(w=1〜m−2)の場合には、処理速度がw+1番目に遅い前記冷却床を選択し、
    <L1の場合には、処理速度が最も遅い前記冷却床を選択する、冷却床選択工程と、
    を有することを特徴とする、鋼板の製造方法。
  4. 圧延ライン及び精整ライン、並びに、これらの間に配設される、処理速度が異なるm個(m≧3)の冷却床を備えた製造ラインで使用される、鋼板の製造方法であって、
    前記製造ラインの過去の操業データから算出される生産量に関する基準値をK1、…、及びKm−1とするとき、
    現在の時点における前記精整ラインでの時間当たりの鋼板生産量X、及び、前記現在の時点における前記圧延ラインでの時間当たりの鋼板生産量Y、を算出する、生産量算出工程と、
    前記生産量算出工程後に、(X−Y)と前記基準値K1、…、及びKm−1とを比較して、
    (X−Y)≧Km−1の場合には、処理速度が最も速い前記冷却床を選択し、
    Kw≦(X −Y )<Kw+1(w=1〜m−2)の場合には、処理速度がw+1番目に遅い前記冷却床を選択し、
    (X−Y)<Kの場合には、処理速度が最も遅い前記冷却床を選択する、冷却床選択工程と、
    を有することを特徴とする、鋼板の製造方法。
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