JP4491723B2 - 車両用メータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば少なくともブザーやスピーカを備えた聴覚情報提供手段を用いて利用者に各種情報を提供する車両用メータに関する。
従来、この種の聴覚情報提供手段を備えた車両用メータにあっては、例えば車両用メータである車両用計器内に搭載された指針式表示部からなる表示手段の背後に位置する回路基板の裏面に聴覚情報提供手段である警報用のブザーを取り付け、ドライバー(利用者)がシートベルトを装着していない場合には前記ブザーを鳴らし、前記ブザーの警報(吹鳴)音を前記回路基板の背後を覆うカバーに設けた複数のスリット(孔)によって前記車両用計器の背後へ伝え、その後、前記車両用計器を収納するインストルメントパネル(インパネ)内部で反射を繰り返して前記利用者側に伝わるようになっていた。具体的には、前記警報音は前記車両用計器と前記インパネの隙間で反射を繰り返して、前記車両用計器と前記インパネとの隙間から漏れた音あるいは前記インパネ内部に設けられた別の隙間を通り前記利用者の足下等から漏れた音として前記利用者に伝わる構成であった(例えば下記特許文献1参照)。
実用新案登録第3094073号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用メータの場合、車両用メータである車両用計器の背後へ伝えられるブザー音(警報音)は、前記車両用計器と前記インパネの隙間で反射を繰り返すため、前記車両用計器と前記インパネの形状に応じて前記ブザー音の伝わり方が変わっていた。この結果、前記車両用計器から同じブザー音を発しても、前記利用者には車種により異なる音圧、音質として聞こえていた。また、前記利用者には、元来、前記ブザーが持っている音に対して劣化(変質)した音(前記警報音)が必然的に伝わることから、前記警報音の音圧が不足してしまう、もしくは前記警報音の音質が悪化してしまう。さらに前記車種によって音圧、音質等の音響特性が異なるという問題があり、車両用メータにおける聴覚情報提供手段の更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、利用者に対する聴覚情報提供手段の音響特性を良好にすることが可能な車両用メータの提供を目的とするものである。
本発明は、インストルメントパネルの収納部に収納されるとともに利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、前記車両用メータは前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネルと、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段と、前記利用者に前記各種状態を表示する表示部とを少なくとも備え、前記聴覚情報提供手段は少なくとも前記透視パネルの背後に配設されたブザーもしくはスピーカと、前記ブザーもしくは前記スピーカから発せられる音を前記利用者側に導く導音部材とを備え、前記導音部材から出る音は前記収納部と前記透視パネルとの間に形成される空間部から前記利用者側に導かれてなる構成とし、さらに前記導音部材から出る音が前記空間部を介して前記利用者側に導かれる際に前記聴覚情報に関係する視覚情報を前記表示部に表示させる構成としたことを特徴とする。
また本発明は、インストルメントパネルの収納部に収納されるとともに利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、前記車両用メータは前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段と、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段と、前記利用者に前記各種状態を表示する表示部とを少なくとも備え、前記聴覚情報提供手段は少なくともブザーもしくはスピーカと、前記ブザーもしくは前記スピーカから発せられる音を前記利用者側に導く導音部材とを備え、前記導音部材から出る音は前記収納部に開口形成された貫通孔部から前記利用者側に導かれてなる構成とし、さらに前記導音部材から出る音が前記貫通孔部を介して前記利用者側に導かれる際に前記聴覚情報に関係する視覚情報を前記表示部に表示させる構成としたことを特徴とする。
また本発明は、前記車両用メータが、前記表示手段の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネルを備え、前記ブザーもしくは前記スピーカは前記透視パネルの背後に配設されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記導音部材は、前記透視パネルの一部を覆い隠すバイザーによって隠蔽されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記空間部は、前記バイザーと前記透視パネルとの間に形成された間隙に連通してなることを特徴とする。
また本発明は、前記導音部材が、前記ブザーもしくは前記スピーカから発せられる音を前記利用者側に反射する音反射部を備えてなることを特徴とする。
また本発明は、前記導音部材は、前記表示手段を保持する保持部材と一体的に形成されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記表示手段の背後には前記聴覚情報提供手段を制御する制御手段を備えた回路基板が配設され、前記ブザーもしくは前記スピーカは前記回路基板上に配設されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、利用者に対する聴覚情報提供手段の音響特性を良好にすることが可能な車両用メータを提供できる。
(第1実施形態)以下、添付図面に基づいて本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本第1実施形態における車両用情報提供装置の一例の概観図を示すもので、車両用情報提供装置100は、第1,第2の表示手段D1,D2を備えた車両用メータからなる。第1の表示手段(表示部)D1は、TFT等の液晶表示パネルや有機ELパネル等からなり、図1中、車両用情報提供装置100の中央下方に配設され、車速を含む各種情報の表示を行うものである。
また第2の表示手段D2は、後述する指針と指標板とを備えた指針式表示部からなり、図1中、車両用情報提供装置100の左方に配設された回転計からなる第1の指針式表示部101と、図1中、車両用情報提供装置100の右方に配設された燃料計からなる第2の指針式表示部102と、温度計からなる第3の指針式表示部103とから構成される。また本実施形態の場合、各第2の表示手段D2における前記指標板の表面は、第1の表示手段D1の表示面と略同一面となるように設定されている。
図2は、図1の車両用情報提供装置100のブロック図である。その構成としては、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211と、車両インターフェース(車両I/F)手段201と、車両用情報提供装置100の制御を行う制御手段202と、処理プログラムを格納するROM等からなる記憶手段203と、表示部D1の表示制御及び各指針式表示部101,102,103の駆動制御を行う駆動手段204と、前記各種情報の聴覚的表示を行う聴覚情報提供手段220とを有している。
また、聴覚情報提供手段220の構成としては、音/音声を再生する音/音声合成手段221と、この音/音声合成手段221からの出力信号(音/音声出力信号)を増幅するアンプ222と、このアンプ222からの増幅信号を出力するスピーカ223と、このスピーカ223から発せられる音を車両内部である車室(車両を運転する利用者)に導く導音部材224とを有している。
スピーカ223は、本実施形態の場合、後述するセンターポールが挿入される貫通孔部を有するトッププレートと中央部に突出形成されたセンターポールを有するバックプレートと前記センターポールを取り巻くように前記両プレート間に狭持されたリング状マグネットとを備えた磁気回路と、前記センターポールと前記トッププレートとの間に形成される磁気空隙内に配設されるボイスコイルと、このボイスコイルの先端に連結されるコーン型の振動板と、前記磁気回路と前記振動板を所定の位置に支持するフレームとから主に構成され、前記ボイスコイルに電流を流すと前記ボイスコイルに力が作用し、前記ボイスコイルの動きに連動して前記振動板が振動することによって音を発する、所謂、動電型スピーカ(コーンスピーカ)からなる。
そして、かかるスピーカ223は、その前記振動板が図示しない枠体の開口に臨むように前記枠体内に収納されているため、スピーカ223の前方に出る音はスピーカ223の裏から回り込む音によって打ち消されないようになっている。
図3は、図1中、A−A線に沿った車両用情報提供装置100(第3の指針式表示部103)の要部断面図を示しており、以下、第3の指針式表示部103の構成について詳細説明を行う。なお、第1,第2の指針式表示部101,102の構成は第3の指針式表示部103の構成と略同一であるため、その詳細な説明は省略する。
第3の指針式表示部103は、回路基板301と、この回路基板301に導通装着され回転軸302が前方に延びる駆動装置303と、回転軸302にて回転駆動される指針304と、この指針304の背後に位置して回路基板301上に配設される指標板305と、この指標板305を照明する光源306と、指標板305を保持する保持部材(ケース体)307と、指針304や指標板305を露出させるための見返し部材308と、この見返し部材308の前方側に配置される透視パネル309と、この透視パネル309の外縁部を隠蔽するバイザー310とから構成される。
回路基板301は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、聴覚情報提供手段220を制御する制御手段202と、駆動装置303を駆動・制御する駆動手段204と、音/音声合成手段221と、アンプ222と、スピーカ223と、光源306と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。
駆動装置303は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸302が回路基板301を貫通するように、その主要部が回路基板301の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(駆動手段204)に電気接続される。
指針304は、合成樹脂からなり、その回転中心部はカバー(キャップ)にて覆われている。
指標板305は、PC等の合成樹脂からなり、略薄板状に形成され、その表面には指針304の指示する目盛,数字等からなる指標部305aが形成されている。この場合、指標部305aは指針304の回転軌道に沿って略円弧状に配列されている。
光源306は、例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、ケース体307の後述する第1の反射壁に対応する回路基板301の前方側に配設され、指標部305aを白色に発光させる発光体である。
ケース体307は、例えば白色系の合成樹脂からなり、その主要部が回路基板301と指標板305との間に位置しており、光源306からの照明光を前方側に反射する反射部材としての機能等を有している。ケース体307は、回転軸302を取り巻く筒状部311と、この筒状部311をさらに取り巻くように指標板305側に傾斜して延び光源306と対向する第1の反射壁312と、光源306を収納する開放部313と、この開放部313から外周に向けて指標板305に近接する皿形状の環状壁からなる第2の反射壁314とを備えている。
そして、この場合、第1の反射壁312は光源306からの光を主に外周に向けて放射状に反射する反射面を構成し、第2の反射壁314は第1の反射壁312を通じて外周に反射された光を指標板305側に反射する反射面を構成している。
また、315は、第2の反射壁314の周囲に延在しケース体307と聴覚情報提供手段220の導音部材224とを連結するための連結部であり、この連結部315は指標板305の板面方向に沿って延びる略平板状に形成され、第2の反射壁314の外縁部と導音部材224の外壁部とを繋ぐものである。
なお、導音部材224は、例えば白色系の合成樹脂からなり、その長手方向が指標板305の前記板面方向とは直交する方向に延びる略筒状に形成され、図3中、見返し部材308と後述するインパネとの間に位置している。かかる導音部材224は、その底部が回路基板301上に実装されたスピーカ223を取り囲むように回路基板301上に載置されるため、スピーカ223から発せられる音は、導音部材224内部を通過して前記底部とは反対側である導音部材224の開口部224a側に導かれるようになっている。つまり、スピーカ223における前記振動板が開口部224aと対向するように設定されている。
見返し部材308は、例えば黒色の合成樹脂からなり、指針304、指標板5の指標部305aを前記利用者にそれぞれ露出する開口窓部308aを備えている。
透視パネル309は、透光性合成樹脂からなり、見返し部材308の前方を覆う被覆部材としての機能を有している。この透視パネル309は、表示部D1によって表示される情報、並びに各指針式表示部D2の指針と指標板を前記利用者に対して視認可能に構成されている。
バイザー310は、例えば黒色の合成樹脂からなり、断面略「コ」字形状に形成され、透視パネル309の一部である透視パネル309外縁と導音部材224を隠蔽するように導音部材224の前方に配設されている。なお、316は、透視パネル309の前記外縁側に向けて傾斜して延びる略環状の傾斜壁であり、この傾斜壁316と透視パネル309外縁との間には、導音部材224の開口部224aから出るスピーカ223の音を前記利用者に伝達するための微小なクリアランスからなる間隙317が形成されている。また、この場合、間隙317は、導音部材224の開口部224a近傍に位置しており、後述する空間部に連通している。
以上の各部により、車両用情報提供装置100(第3の指針式表示部103)が構成され、この車両用情報提供装置100は、インストルメントパネル(インパネ)400に設けられた収納部401内に収納されている。そして、この収納部401と収納部401とは所定距離離れた位置に配設された透視パネル309とによって形成される空間部318から導音部材224(開口部224a)が臨むように構成され、開口部224から出る音はこの空間部318を通過して間隙317に至るよう構成されている。さらに、かかる車両用情報提供装置100は、図2に示すように多重通信ライン230を介して走行制御装置231と操作手段232とに接続されている。
次に、車両用情報提供装置100の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から、走行制御(オートクルーズ、レーンキープ)に関する車両状態、アラーム情報、及びオートクルーズ、レーンキープの操作に関する情報を入手し、この情報に基づいてオートクルーズ、レーンキープに関する車両状態報知、アラーム出力、及びオートクルーズ、レーンキープの操作に関するガイダンス、アンサーバックを、聴覚情報提供手段220のスピーカ223を介して効果音と音声(と表示部D1の画像)で行う。
ここで、前記アラーム情報を例に挙げて制御手段202の入力時の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から車両に関する情報を入手し、この情報に基づいて警告の発生条件があるか否か判定する。ここで警告の発生条件を検出すると警告情報を聴覚情報提供手段220で効果音と音声とで報知するとともに、前記警告情報に関係する表示形態を表示部D1によって表示する。図4は、その具体例を示すものであり、制御手段202は、シートベルトが未着用(未装着)であることを示す検出信号が車両情報端子210または多重通信入出力端子211を介して入力されると、効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」を出力するように聴覚情報提供手段220を制御する。なお、ここでは表示部D1を介して視覚情報も併用している。
以上のように本実施形態では、インパネ400の収納部401に収納されるとともに前記利用者に所定情報を報知する車両用メータである車両用情報提供装置100であって、車両用情報提供装置100は前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段D1(D2)と、この表示手段D1(D2)の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネル309と、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段220とを備え、聴覚情報提供手段220は透視パネル309の背後に配設されたスピーカ223と、スピーカ223から発せられる音を前記利用者側に導く導音部材224とを備え、導音部材224から出る音は収納部401と透視パネル309との空間部318から前記利用者側に導かれてなるものである。従って、スピーカ223の音が開口部224a,空間部318,間隙317を通じて前記利用者(前記車室内)に直接、伝達される構成となるため、元来、スピーカ223の持っている音が劣化することなく前記利用者に聴覚情報(例えば警告情報)として与えられ、これにより音響特性の良好な車両用メータを提供することができる。
また本実施形態では、導音部材224が、透視パネル309の一部(外縁)を覆い隠すためのバイザー310によって隠蔽されていることにより、車両用メータの外観品質を低下させることなく、前記利用者にスピーカの音を良好に伝えることが可能となる。
また本実施形態では、空間部318に連通する間隙317が、バイザー310と透視パネル309との間に形成されていることにより、スピーカ223の音が導音部材224の開口部224a並びに開口部224a(空間部318)の近傍に位置する間隙317を通じて前記利用者(前記車室内)に直接、伝達される構成となるため、音響特性の良好な車両用メータを提供することができる。
なお、このようにスピーカ223から発せられる音を空間部317を通じて前記利用者に伝達させる構成を採用する場合、必ずしも本発明の請求項1の構成を前提としなくてもよい。すなわち、スピーカ223の音を前記利用者に伝える場合、インパネ400の収納部401に収納されるとともに前記利用者に前記所定情報を報知する車両用メータである車両用情報提供装置100であって、車両用情報提供装置100は前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段D1(D2)と、この表示手段D1(D2)の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネル309と、この透視パネル309の一部を覆い隠すように透視パネル309の前方に配設されたバイザー310と、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段220とを少なくとも備え、聴覚情報提供手段220は少なくとも表示手段D1(D2)とバイザー310との間に配設されたスピーカ223を備え、バイザー310と透視パネル309との間にスピーカ223から発せられる音を前記利用者側に導く空間部318(間隙317)を形成し、この間隙317近傍にスピーカ223(前記振動板側となる部分)を配設してなる構成としてもよい。なお、この場合、スピーカ223は前記ボイスコイル両端部に接続された一対の電気コードを備えており、かかるスピーカ223はコネクタ等からなる接続部材(図示せず)を介してアンプ222と接続されている。
また本実施形態では、表示手段D1(D2)を保持するケース体307には連結部315を介して導音部材224が一体的に形成されていることにより、車両用メータを構成する部品点数が削減され、コスト上昇を抑えることができる。
(第2実施形態)次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が前記第1実施形態と比べ異なる点は、導音部材224の開口部224a近傍となるインパネ400(収納部401)箇所に開口部224aから出るスピーカ223の音を前記利用者側に導くための開口形状からなる貫通孔部402を形成した点である。かかる第2実施形態においても、開口部224aから出るスピーカ223の音は間隙317並びに貫通孔部402を通過して前記利用者に直接、伝達される構成となるため、より音響特性の良好な車両用メータを提供することができる。
また本第2実施形態では、間隙317並びに貫通孔部402を通じてスピーカ223から発せられる音を前記利用者に伝達する例について説明したが、請求項2に記載の車両用メータにあっては、貫通孔部402のみによってスピーカ223の音を前記利用者に伝達するようにしてもよい。
(第3実施形態)次に、図6を用いて、本発明の第3実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この第3実施形態が前記第1実施形態と比べ異なる点は、スピーカ223の音が回路基板301上(横方向)に沿って発せられるようにスピーカ223をケース体307の第2の反射壁314(連結部315)と対向する回路基板301上に搭載するとともに導音部材224に前記横方向に沿って発せられる音を前方側(導音部材224の開口部224a側)に反射させる傾斜面からなる音反射部224bを設けた点である。
この場合、導音部材224はその空洞部(導音経路)が略「L」字状に設定され、傾斜面からなる音反射部224bは、図6中、インパネ400側となる導音部材224の外周壁下端側に形成されている。つまり、音反射部224bは前記外壁部と、この外壁部よりも若干右方に配設された回路基板301端部とを繋ぐように前記外壁部から回路基板301端部側に向けて傾斜している。かかる第3実施形態においても、スピーカ223から発せられる音は導音部材224内部を通過する際に音反射部224bによって開口部224a側に反射され、さらに開口部224aから出るスピーカ223の音は空間部318,間隙317を通じて前記利用者に直接、伝達される構成となるため、前記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また本第3実施形態では、間隙317を通じてスピーカ223から発せられる音を前記利用者に伝達する例について説明したが、例えば間隙317ではなく前記第2実施形態にて採用したインパネ400の貫通孔部402を通じてスピーカ223の音を前記利用者に伝達するようにしてもよいし、間隙317及び貫通孔部402によってスピーカ223の音を前記利用者に伝達するようにしてもよい。
また本第3実施形態では、音反射部224bが所定角度を有する傾斜面からなる場合について説明したが、スピーカ223から発せられる音を前方側である開口部224a側に導くことが可能であれば音反射部224bの形状は任意であり、例えば音反射部224bを曲面形状にしてもよいし、角度の異なる前記傾斜面を複数個連続させて設けてもよい。
また前記各実施形態ではスピーカ223を用いてスピーカ223の音が前記利用者に直接、伝達される場合について説明したが、例えばスピーカの代わりにブザーを用いてブザーの音を前記利用者に直接、伝えるようにしてもよい。
また前記各実施形態では、スピーカ223が透視パネル307側となる回路基板301の表面に搭載された場合について説明したが、例えばスピーカ223を回路基板301の裏面に搭載してもよい。なお、この場合は、導音部材224は回路基板301を貫通するように配設し、さらに導音部材224を回路基板301の背後で迂回させる必要がある。つまり、このとき導音部材224は、略「J」字状に形成されることになる。なお、スピーカ223の音が前記横方向に沿って発せられるようにスピーカ223を回路基板301裏面に搭載することも可能であり、この場合にはスピーカ223を迂回させずに音反射部224bを回路基板301の裏面側に配設すればよい。
なお前記各実施形態では、導音部材224はその開口端部側(開口部224a側)が筒状に形成された例について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば導音部材224の前記開口端部に導音部材224空洞に連通する別の筒部を少なくとも1つ以上設けることも可能である。このことは、導音部材224の前記開口端部にスピーカ223の音を2方向以上に分岐させるための複数個の筒部を設けてもよいことを意味している。
本発明は、聴覚情報提供手段を利用した車両用情報提供装置に関し、車両情報を提供する車両用メータからなる車両用情報提供装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態による車両用情報提供装置の概観図である。 同実施形態による車両用情報提供装置のブロック図である。 同実施形態による車両用情報提供装置の断面図である。 同実施形態による警告情報の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態による車両用情報提供装置の断面図である。 本発明の第3実施形態による車両用情報提供装置の断面図である。
100 車両用情報提供装置(車両用メータ)
220 聴覚情報提供手段
223 スピーカ
224 導音部材
224a 開口部
224b 音反射部
301 回路基板
305 指標板
307 ケース体(保持部材)
309 透視パネル
310 バイザー
315 連結部
317 間隙
318 空間部
400 インストルメントパネル(インパネ)
401 収納部
402 貫通孔部
D1,D2 表示手段

Claims (8)

  1. インストルメントパネルの収納部に収納されるとともに利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、
    前記車両用メータは前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネルと、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段と、前記利用者に前記各種状態を表示する表示部とを少なくとも備え、
    前記聴覚情報提供手段は少なくとも前記透視パネルの背後に配設されたブザーもしくはスピーカと、前記ブザーもしくは前記スピーカから発せられる音を前記利用者側に導く導音部材とを備え、
    前記導音部材から出る音は前記収納部と前記透視パネルとの間に形成される空間部から前記利用者側に導かれてなる構成とし、さらに前記導音部材から出る音が前記空間部を介して前記利用者側に導かれる際に前記聴覚情報に関係する視覚情報を前記表示部に表示させる構成としたことを特徴とする車両用メータ
  2. インストルメントパネルの収納部に収納されるとともに利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、
    前記車両用メータは前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段と、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段と、前記利用者に前記各種状態を表示する表示部とを少なくとも備え、
    前記聴覚情報提供手段は少なくともブザーもしくはスピーカと、前記ブザーもしくは前記スピーカから発せられる音を前記利用者側に導く導音部材とを備え、
    前記導音部材から出る音は前記収納部に開口形成された貫通孔部から前記利用者側に導かれてなる構成とし、さらに前記導音部材から出る音が前記貫通孔部を介して前記利用者側に導かれる際に前記聴覚情報に関係する視覚情報を前記表示部に表示させる構成としたことを特徴とする車両用メータ
  3. 前記車両用メータが、前記表示手段の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネルを備え、前記ブザーもしくは前記スピーカは前記透視パネルの背後に配設されてなることを特徴とする請求項2記載の車両用メータ
  4. 前記導音部材は、前記透視パネルの一部を覆い隠すバイザーによって隠蔽されてなることを特徴とする請求項1または請求項3記載の車両用メータ
  5. 前記空間部は、前記バイザーと前記透視パネルとの間に形成された間隙に連通してなることを特徴とする請求項4記載の車両用メータ
  6. 前記導音部材が、前記ブザーもしくは前記スピーカから発せられる音を前記利用者側に反射する音反射部を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1つに記載の車両用メータ
  7. 前記導音部材は、前記表示手段を保持する保持部材と一体的に形成されてなることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1つに記載の車両用メータ
  8. 前記表示手段の背後には前記聴覚情報提供手段を制御する制御手段を備えた回路基板が配設され、前記前記ブザーもしくは前記スピーカは前記回路基板上に配設されてなることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか1つに記載の車両用メータ
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