JP4490908B2 - 排水処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、排水処理装置に関する。一例として、この発明は、2004年4月から施行された水質汚濁防止法の一部改正による窒素の総量規制および2001年4月から施行されたPRTR(Pollutant Release and Transfer Register)法による有害物質の排出量削減に対応する排水処理装置に関する。この発明は、例えば、主として半導体工場から排水されるアミノエタノールとジメチルスルホキシド含有排水と高濃度窒素排水(高濃度アンモニア排水、現像廃液およびジメチルホルムアミド廃液等)の2系統の排水を処理する排水処理装置に関する。アミノエタノールはPRTR法の第1種指定化学物質に指定されている。また、この発明は、一例として、悪臭処理ができ、かつ無希釈で微生物処理できるイニシャルコスト、ランニングコストおよびメンテナンスコストに優れた排水処理装置に関する。
従来、アミノエタノールとジメチルスルホキシドとを含有した排水、具体的一例としては、3000ppm程度の高濃度アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有した排水は、アミノエタノールの微生物毒性が高いので、一般的には、微生物処理できなかった。
アミノエタノールとジメチルスルホキシドとを含有した排水が微生物処理されているケースは、アミノエタノールとジメチルスルホキシドの濃度がそれぞれ数百ppmと低い濃度での処理が一般的であった。
そのため、3000ppm以上の高濃度のアミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有した排水は、物理的方法としての蒸発缶を用いて1/10程度まで濃縮し、その濃縮液を産業廃棄物として処分していた。
この蒸発缶で濃縮して、産業廃棄物として工場より排出する方法では、濃縮物が産業廃棄物に該当するので、事業所からの産業廃棄物の増加を招いていた。また、その産業廃棄物としての濃縮液の処分方法が、一般的には焼却であることから、重油等の燃料の使用による大気汚染等の課題があった。また、蒸発缶にて処理する方法は、エネルギーを多量に消費し、かつ大きなプラント設備となるため、イニシャルコスト、ランニングコストおよびメンテナンスコストが大きいことに課題があった。
また、従来技術としての生物処理法が、特許文献1(特許第3467671号公報)に記載されている。この生物処理法は、原水槽内の有機性排水を、送液ポンプにより脱窒槽および硝化槽に順々に送り込むとともに両槽間で循環させることより、有機性排水中に含まれるアンモニア態窒素を生物学的硝化および脱窒反応を用いて窒素ガスに還元して除去し、さらに吸引ポンプを用いて、硝化槽内の排水中に浸漬されたろ過膜ユニットにより汚泥と処理水とを分離する硝化脱窒方法である。
この硝化脱窒方法の特徴として、脱窒槽から硝化槽へ送る導管を途中で分岐させ、分岐部の先端を脱窒槽内に開口させ、脱窒槽から硝化槽へ送り込まれる有機性排水の一部を脱窒槽内の有機性排水中に吹き出させている。
また、今一つの従来技術としての生物処理法が、特許文献2(特許第3095620号公報)に記載されている。この生物処理法は、有機物を含む原水が流入する脱窒槽と、脱窒槽の脱窒槽混合液が流入する硝化槽と、硝化槽の硝化液を脱窒槽へ循環させる硝化液循環流路と、硝化槽内に配置した硝化槽散気装置とを備えた生物学的窒素除去装置による処理方法である。
より詳しくは、上記生物学的窒素除去装置では、脱窒槽に流入する原水中の浮遊物質を捕捉し、除去する脱窒菌固定化担体充填ゾーンを脱窒槽内に設けている。また、原水導入流路および硝化液循環流路を脱窒槽の脱窒菌固定化担体充填ゾーンの下方位置に連通させ、脱窒槽の底部に脱窒菌固定化担体充填ゾーンで捕捉し、除去した浮遊物質を堆積するための汚泥ホッパー部を設け、汚泥ホッパー部にホッパー散気装置を設けている。
しかし、上述の如く、従来は、3000ppm程度の高濃度のアミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有した排水は、生物毒性が高いため、一般的には、微生物処理はされていなかった。すなわち、生物毒性が高いため、微生物処理できない高濃度のアミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有した排水は、前述の濃縮法で処理されていた。
しかし、濃縮法では、エネルギーの多量消費と濃縮液による産業廃棄物の増加という問題が課題であった。
また一方で、排水処理時に発生したイオウを含む悪臭を、イニシャルコスト、ランニングコストおよびメンテナンスコストを低く抑えつつ、効率良く処理することが求められている。
特許第3467671号公報 特許第3095620号公報
そこで、この発明の課題は、被処理水と悪臭ガスを効率良く処理できると共に、イニシャルコストとランニングコストを低減できる排水処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この一参考例の排水処理方法は、悪臭ガスと汚泥とを接触させる工程と、
上記悪臭ガスと接触させた汚泥と被処理水とを微生物濃度が10000ppm以上の高濃度微生物槽に導入する工程とを備える。
この参考例の排水処理方法によれば、上記悪臭ガスと接触させたことで、この悪臭ガスの悪臭成分を含有する汚泥を、微生物濃度が10000ppm以上の高濃度微生物槽に導入する。これにより、上記悪臭ガスの悪臭成分と被処理水の被処理成分とを同時に処理することが可能となる。したがって、この参考例の排水処理方法によれば、悪臭除外設備と排水処理装置を兼用できる上に、悪臭ガスを処理するための薬品を使用する代わりに、例えば排水処理等で発生する汚泥を使用している。したがって、この発明によれば、被処理水と悪臭ガスを効率良く処理できると共に、イニシャルコストとランニングコストを低減できる。
また、一参考例の排水処理装置は、悪臭ガスと汚泥とが導入されると共に上記悪臭ガスと汚泥とを接触させる接触部と、
上記悪臭ガスと接触させた汚泥と被処理水とが導入されると共に微生物濃度が10000ppm以上の高濃度微生物槽とを備える。
この参考例の排水処理装置によれば、上記接触部で、悪臭ガスと汚泥とを接触させることによって、悪臭ガスの悪臭成分を上記汚泥に含有させる。そして、この悪臭成分を含有する汚泥と被処理水とを、微生物濃度が10000ppm以上の高濃度微生物槽に導入する。これにより、上記悪臭ガスの悪臭成分と被処理水の被処理成分とを同時に処理することが可能となる。したがって、この発明の排水処理装置によれば、悪臭除外設備と排水処理装置を兼用できる。しかも、悪臭ガスを処理するための薬品を使用する代わりに、例えば排水処理等で発生する汚泥を使用している。したがって、この発明によれば、被処理水と悪臭ガスを効率良く処理できると共に、イニシャルコストとランニングコストを低減できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記接触部はスクラバーである。
この参考例の排水処理装置によれば、上記接触部としてのスクラバーでもって、汚泥と悪臭ガスとを接触させることによって、悪臭ガスをより効率よく処理できる。
また、一参考例の排水処理方法では、上記悪臭ガスは、アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水を生物処理したときに発生するイオウを含む悪臭ガスである。
この参考例の排水処理方法によれば、アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水を脱窒処理したときに発生するイオウを含む悪臭ガスを汚泥に接触させて高濃度微生物槽で処理できる。したがって、一般的に処理が困難なイオウを含む悪臭ガスを低コストで処理できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記高濃度微生物槽は、塩化ビニリデン充填物を有する。
この参考例によれば、高濃度微生物槽に塩化ビニリデン充填物が存在していることによって、微生物が安定化し、汚泥に含まれる悪臭ガスの悪臭成分と被処理水中の被処理成分とを効率よく同時処理できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記高濃度微生物槽は、液中膜を有する。
この参考例の排水処理装置によれば、高濃度微生物槽に液中膜が存在することによって、微生物処理に特有のバルキング現象等がなくなり、高濃度微生物槽での固液分離を確実にできる。また、液中膜で濃縮した汚泥は、悪臭を吸着する能力が格段にある。
また、一参考例の排水処理装置では、悪臭ガスと汚泥とが導入されると共に上記悪臭ガスと汚泥とを接触させる接触部と、
上記悪臭ガスと接触させた汚泥と被処理水とが導入されると共に微生物濃度が10000ppm以上の高濃度微生物槽とを備え、
上記高濃度微生物槽は、下部の半嫌気部と、上部の好気部とを有する。
この参考例の排水処理装置によれば、高濃度微生物槽は、下部の半嫌気部と、上部の好気部とを有しているので、高濃度微生物槽で繁殖する微生物の種類が多くなり、被処理水や悪臭を効率良く処理できる。
また、一参考例の排水処理装置では、窒素排水を脱窒硝化処理する脱窒硝化処理部を備え、上記高濃度微生物槽は、上記脱窒硝化処理部が有する硝化槽である。
この参考例の排水処理装置によれば、脱窒硝化処理部が有する硝化槽によって、窒素排水に対する処理と悪臭ガスに対する処理との両方を行えるので、建設費(イニシャルコスト)を削減できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記脱窒硝化処理部は、脱窒槽と、上記硝化槽と、上記硝化槽から上記脱窒槽へ被処理水を循環させるエアーリフトポンプとを有する。
この参考例の排水処理装置によれば、脱窒槽と硝化槽との間で被処理水を循環させることで、窒素排水を効率よく処理できると共に、この循環をエアーリフトポンプで行うことによって、循環のための電力を削減できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記脱窒硝化処理部に、生物処理された処理水または生物処理で発生する汚泥を導入する。
この参考例の排水処理装置によれば、生物処理された処理水または生物処理で発生した汚泥によって、微生物に必要な各種ミネラルが脱窒硝化処理部に補給される。これにより、脱窒硝化処理部で微生物が活性化され、脱窒硝化処理が安定化する。
また、本発明の排水処理装置では、第1の排水処理を行うと共に悪臭ガスを発生する第1の排水処理部と、第2の排水処理を行うと共に上記第1の排水処理部が発生する悪臭ガスを分解処理する第2の排水処理部とを備え、
上記第1の排水処理部は、アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水が導入される第1の脱窒槽と、半嫌気部を有する第1の硝化槽とを有し、上記第2の排水処理部は、窒素排水が導入される第2の脱窒槽と、半嫌気部を有する第2の硝化槽と、上記第1の排水処理部からの悪臭ガスが導入されるスクラバーと、上記第2の硝化槽から上記スクラバーに汚泥を導入する第1汚泥導入部と、上記スクラバーから上記第2の硝化槽に上記汚泥を導入する第2汚泥導入部とを有する。
この発明の排水処理装置によれば、第1の排水処理部が有する第1の脱窒槽に、アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水が導入される。この第1の排水処理部が発生する悪臭ガスを、第1の排水処理部とは別の排水処理を行う別系統の第2の排水処理部で分解処理する。この悪臭ガスを分解処理する第2の排水処理部は、半嫌気部を有する第2の硝化槽を有し、この第2の硝化槽とスクラバーとの間で循環される汚泥でもって、第1の排水処理部からスクラバーに導入される悪臭ガスを処理する。
したがって、この発明によれば、アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水を第1の排水処理部で処理でき、高濃度窒素排水を第2の排水処理部で処理できると共に、第1の排水処理部で発生する悪臭ガスを第2の排水処理部で効率よく処理できる。
また、一参考例の排水処理方法では、上記悪臭ガスは、揮発性有機化合物を含むガスである。
この参考例の排水処理方法によれば、悪臭ガスに含まれる揮発性有機化合物を含有する汚泥を、高濃度微生物槽に導入して悪臭ガスに含まれる揮発性有機化合物を生物学的に処理できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記悪臭ガスは、揮発性有機化合物を含むガスである。
この参考例の排水処理装置によれば、悪臭ガスに含まれる揮発性有機化合物を含有する汚泥を、高濃度微生物槽に導入して悪臭ガスに含まれる揮発性有機化合物を生物学的に処理できる。
また、一参考例の排水処理方法では、悪臭ガスと汚泥とを接触させる工程と、
上記悪臭ガスと接触させた汚泥と被処理水とを微生物濃度が10000ppm以上の高濃度微生物槽に導入する工程とを備え、
上記高濃度微生物槽は、下部の半嫌気部と、上部の好気部とを有し、
上記汚泥は、マイクロナノバブルを含む汚泥である。
この参考例の排水処理方法によれば、上記汚泥はマイクロナノバブルを含む汚泥であるので、この汚泥が導入される高濃度微生物槽では、微生物が活性化しており、悪臭ガスの成分を活性化した微生物により効率的に分解処理できる。
また、一実施形態の排水処理装置では、上記汚泥は、マイクロナノバブルを含む汚泥である。
この実施形態の排水処理装置によれば、上記汚泥はマイクロナノバブルを含む汚泥であるので、この汚泥が導入される高濃度微生物槽では微生物が活性化しており、悪臭ガスの成分を活性化した微生物により効率的に分解処理できる。
なお、マイクロナノバブルは、マイクロバブル(直径50ミクロン以下)とナノバブル(直径1ミクロン以下)の両方を含んでいるバブルである。マイクロナノバブルによれば、水中の溶存酸素を上昇させて維持する機能を有していると考えられる。また、ナノバブルは直径が1ミクロン以下のバブルであるので、生物への細胞レベルでの直接的な作用があると考えられ、特に微生物の活性を増加させる。さらに、マイクロナノバブルの代表的機能として、界面活性作用、汚れ成分の吸着機能、物体表面の高速洗浄機能、触媒的機能等が挙げられる。
また、一参考例の排水処理方法では、上記悪臭ガスが含む揮発性有機化合物は、イソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチルのうちの少なくとも1つを含む。
この参考例の排水処理方法によれば、上記悪臭ガスに含まれる揮発性有機化合物としてのイソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチルのうちの少なくとも1つを含有する汚泥を、高濃度微生物槽に導入して上記イソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチル等を微生物によって容易に分解処理できる。
また、一参考例の排水処理装置では、上記悪臭ガスが含む揮発性有機化合物は、イソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチルのうちの少なくとも1つを含む。
この参考例の排水処理装置によれば、上記悪臭ガスに含まれる揮発性有機化合物としてのイソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチルのうちの少なくとも1つを含有する汚泥を、高濃度微生物槽に導入して上記イソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチル等を微生物によって容易に分解処理できる。
この発明の排水処理装置によれば、アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水を第1の排水処理部で処理でき、高濃度窒素排水を第2の排水処理部で処理できると共に、第1の排水処理部で発生する悪臭ガスを第2の排水処理部で効率よく処理できる。したがって、この発明の排水処理装置によれば、悪臭除外設備と排水処理装置を兼用させることができる上に、悪臭ガスを処理するための薬品を使用する代わりに、例えば排水処理等で発生する汚泥を使用している。したがって、この発明によれば、被処理水と悪臭ガスを効率良く処理できると共に、イニシャルコストとランニングコストを低減できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1に、この発明の排水処理装置の第1実施形態を模式的に示す。この第1実施形態は、悪臭ガスを発生する第1の排水処理部としての排水処理装置28と、第1の排水処理装置28が発生する悪臭ガスを処理する第2の排水処理部としての第2の排水処理装置29とを備える。
悪臭を発生する第1の排水処理装置28を最初に説明する。この第1の排水処理装置28は、第1脱窒槽1と第1硝化槽6を有する。
上記第1脱窒槽1の下部に、アミノエタノールとジメチルスルホキシドとを含有する排水が導入される。第1脱窒槽1では、重力により、上部よりも下部の方が、重力により微生物濃度が高濃度となっている。したがって、毒性のあるアミノエタノール含有排水を第1脱窒槽1の下部に導入することによって、微生物にとっての刺激が少なくなるので、微生物処理が安定する。
また、第1脱窒槽1には、生物処理された処理水または生物処理で発生した汚泥が導入される。この生物処理された処理水または生物処理で発生した汚泥に含まれるリン、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の微量要素が、第1脱窒槽1と第1硝化槽6の各槽での全ての微生物の活性を促進する。特に、第1硝化槽6の上部の好気部24に配置された液中膜7Aを利用した高濃度微生物処理では、上記微量要素が被処理水に含有されていないと、処理が安定しない。
また、第1脱窒槽1には槽内を撹拌するための撹拌機2が設置されている。なお、この撹拌機2は、嫌気性微生物とアミノエタノールとジメチルスルホキシドとを含有する排水を効率良く混合することができれば、通常の撹拌機に替えて、水中に設置する水中撹拌機でも構わない。ただし、第1脱窒槽1の微生物濃度がMLSS(混合液懸濁物質(Mixed Liquor Suspended Solid))で10000ppmと高濃度であるので、撹拌機2では第1脱窒槽1内に撹拌ができない部分いわゆるデットスペースができる。これに対処するため、この実施形態では、エアーリフトポンプ3による循環撹拌を実施している。
すなわち、第1脱窒槽1の上部には、第1硝化槽6の下部の半嫌気部23からの微生物を含む返送汚泥がエアーリフトポンプ3により多量に導入される。
このエアーリフトポンプ3は、縦配管3Aの下部先端部に散気管5Aが設置されている。この散気管5Aはブロワー16に接続されている。ブロワー16から発生する空気が、縦配管3A内の散気管5Aから吐出し、上昇流によって、微生物を含む返送汚泥が縦配管3A内の下部から縦配管3A内の上部に移動する。
次に、第1脱窒槽1に導入されたアミノエタノールとジメチルスルホキシドとを含有する排水は、嫌気的に処理された後、第1脱窒槽1の上部から自然流下によって、第1硝化槽6の下部の半嫌気部23に導入される。
この第1硝化槽6においては、上部の好気部24に液中膜7が設置されているので、微生物は第1硝化槽6内に留まるか、エアーリフトポンプ3によって第1脱窒槽1に返送されるかである。このエアーリフトポンプ3による返送汚泥の移送は、空気を利用した方法であり、多量の返送汚泥を少ない動力で移送することができる。すなわち、このエアーリフトポンプ3による移送方式は省エネルギー方式である。一般に、機械駆動力による圧送ポンプ等のポンプ方式は、揚程は多く確保できるが、エアーリフトポンプ方式と比較して多くの動力が必要であり、省エネルギー方式にならない。
上記エアーリフトポンプ3によって、第1脱窒槽1に返送された微生物汚泥は、再び第1硝化槽6に戻り、循環することとなる。両槽を微生物汚泥が循環することにより、両槽の微生物濃度がほぼ同様の濃度で維持される。前述の如く、微生物濃度が10000ppm以上と高いと通常の撹拌機や水中撹拌機では、撹拌ができないデットスペースが発生することに対する対策として、エアーリフトポンプ方式による循環撹拌を実施している。この第1脱窒槽1と第1硝化槽6の両槽の微生物濃度としては、MLSS(混合液懸濁物質(Mixed Liquor Suspended Solid))で10000ppm以上を維持する。なお、第1脱窒槽1には、嫌気性の度合いを測定するための酸化還元電位計(図示せず)が設置されている。
この第1脱窒槽1内では、エアーリフトポンプ3によって第1硝化槽6から導入された硝酸性窒素が、嫌気性微生物により、一般的な水素供与体であるメタノールの代替品としてのアミノエタノールの存在下で、窒素ガスまで還元処理される。この硝酸性窒素は、第1硝化槽6でアミノエタノールが微生物により分解されて硝酸性窒素に変化したものである。また、第1脱窒槽1内においては、アミノエタノール以外の有機物は、嫌気性微生物により、生物学的に分解処理される。
次に、第1脱窒槽1内より流出した被処理水は、第1硝化槽6の下部の半嫌気部23に導入される。ここで、嫌気部とは、溶存酸素が全く無い状態であり、好気部とは溶存酸素が数ppmに維持されている状態であり、半嫌気部とは溶存酸素が0ppmか、溶存酸素が存在していても0.5ppm程度と定義する。
この第1硝化槽6は、側面に分離壁4Aが設置されている。この分離壁4Aは、上部の好気部24と下部の半嫌気部23とを分離するためのものである。この分離壁4Aは、コンクリートで施工しても良いし、鋼鉄製で製作しても良い。すなわち、この分離壁4Aは、材質は限定しないが、鋼鉄製の場合、長期間使用の場合、塗装をしっかりして腐蝕防止することを要する。この分離壁4Aの設置により、第1硝化槽6の上部の好気部24で散気管5Bから吐出する空気により、水流が発生するが、この水流は下部の半嫌気部23に対して、多少は影響するが、より多くは影響しないことになる。この第1硝化槽6内の微生物濃度が高濃度であるため、図1に示す程度の大きさの分離壁4Aであっても、半嫌気部23に対する好気部24の影響を最小限とすることができる。
この実施形態では、第1脱窒槽1と第1硝化槽6との間のエアーリフトポンプ3による循環システムにおいて、この第1硝化槽6の下部に半嫌気部23を設けたことで、第1脱窒槽1で嫌気性微生物によって処理された被処理水と共に第1硝化槽6に移動してくる嫌気性微生物を、半嫌気部23を経て好気部24に導入している。これにより、上記嫌気性微生物を直接(ストレート)に好気部24に導入する場合に比べて、第1脱窒槽1から第1硝化槽6に移動して来る嫌気性微生物に対する環境ストレスが少なくなって、微生物で窒素を処理する際の効率を向上できる。
また、第1硝化槽6では、下部の半嫌気部23に特有の微生物が繁殖し、嫌気性微生物、好気性微生物のみならず半嫌気部23に繁殖する各種微生物によって被処理水を微生物処理することとなり、総合的な排水処理効率が向上する。また、第1硝化槽6の下部に半嫌気部23を設けたことで、この半嫌気部23で繁殖する微生物が汚泥の減溶化に役立つことを発見した。この半嫌気部23では、曝気設備が設置されていないので曝気されていないが、曝気されている上部の好気部24の多少の水流の影響を受け、半嫌気部の条件である溶存酸素が0ppmか、溶存酸素が存在していても0.5ppm程度となる。これにより、上記半嫌気部23で半嫌気性を維持できることとなる。
また、エアーリフトポンプ3は、第1硝化槽6の半嫌気部23から好気部24に延在する縦配管3Aを有し、散気管5Aが吐出する空気が縦配管3A内を上昇する際に、この第1硝化槽6の半嫌気部23からの返送汚泥も同時に上昇移送されることとなる。このエアーリフトポンプ3は、エアーリフトポンプ3は比較的少ない揚程しか確保できないが、圧送ポンプ等に比べて、少ない電力で多量の返送汚泥を第1脱窒槽1に移送できる。このように、エアーリフトポンプ3によって、多量の返送汚泥を第1脱窒槽1に移送することによって、この返送汚泥を第1脱窒槽1の水槽内の撹拌にも役立てることもできる。
また、好気部24には、液中膜7Aを空気洗浄するための散気管5Bが液中膜7Aの下方に設置されている。この散気管5Bへの空気供給はブロワー16からの吐出空気により実施される。この液中膜7Aとしては、平膜タイプと中空糸状膜の2種類が市販されているがどちらを採用しても良い。
液中膜7Aを通った処理水は、液中膜7Aに連結している重力配管9Aから、重力により、自然に流れ出てくる。すなわち、水頭差により重力配管9Aから処理水が出てくる。この水頭差による方法は電力を必要としないので、省エネルギー運転が可能となる。また、液中膜7Aが閉塞して、重力配管9Aからの吐出量が減少した場合は、液中膜7Aに配管によって連結している液中膜ポンプ8Aを運転することによって、処理水を確保できる。なお、液中膜7Aの活用方法の一例として、処理水の確保に重力配管方式と液中膜ポンプ方式の2種類を同時に採用して、それぞれの長所を生かし、処理水を確保することが、安全運転の観点からもより好ましい。また、液中膜7Aの透過水量が低下した場合、すなわち、処理水量が低下した場合は、液中膜7A自体を次亜塩素酸ソーダ等で洗浄している。この第1硝化槽6から、重力配管9Aまたは液中膜ポンプ8を経由して、導出された被処理水は第1処理水となる。
次に、この第1排水処理装置28で発生する悪臭について説明する。この第1排水処理装置28の第1脱窒槽1や第1硝化槽6においては、被処理水中のジメチルスルホキシドが分解されてイオウ化合物が発生する。イオウ化合物は悪臭ガス14となり、第1脱窒槽1や第1硝化槽6の上部から放出される。そこで、この第1排水処理装置28は、蓋部28Aを有し、この蓋部28Aで悪臭を発生する排水処理装置27全体を囲うと共に覆い、この蓋部28Aに接続した排気管L1と排気ファン10で悪臭ガス14をスクラバー11に導入する。
このスクラバー11の上部11Aには、脱臭用汚泥の往路配管12A,12Bを経由して、悪臭を処理する第2の排水処理装置29の第2硝化槽20から微生物汚泥が導入される。上記往路配管12A,12Bからスクラバー11の上部11Aに導入された微生物汚泥は、下部11Bに向かってスプレー式に流下する。その際、この流下する微生物汚泥は、排気ファン10でスクラバー11に導入される悪臭ガスと気液(気体と液体)接触することによって、悪臭ガスが処理される。こうして、悪臭ガスはスクラバー11によって処理されて、スクラバー11の最上部から処理ガス15として排出される。
第2排水処理装置29では、第2脱窒槽17の下部に、高濃度窒素排水が導入される。この高濃度窒素排水としては、半導体工場で発生する高濃度アンモニア排水、現像廃液、およびジメチルホルムアミド廃液がある。この実施形態では、第2脱窒槽17の上部に比べて、重力により微生物濃度が高濃度となっている下部に高濃度窒素排水を導入するので、微生物に加わる刺激が少なくなり、微生物処理にとって好適である。
また、第2脱窒槽17には、生物処理された処理水または生物処理で発生した汚泥が導入される。この生物処理された処理水または生物処理で発生した汚泥は、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の微量要素を含んでいるので、この微量要素が、各槽全ての微生物の活性を促進する。特に、第2硝化槽20の上部の好気部26に配置された液中膜7Bによる高濃度微生物処理では、この微量要素が被処理水に含有されていることで、処理を安定化できる。
また、上記第2脱窒槽17には槽内を撹拌するための撹拌機18が設置されている。この撹拌機18は、嫌気性微生物と高濃度窒素排水とを効率良く混合できれば、通常の撹拌機に替えて、水中に設置する水中撹拌機でも構わない。ただし、第2脱窒槽17の微生物濃度が10000ppmと高濃度であるので、撹拌機18だけでは第2脱窒槽17内に撹拌ができない部分いわゆるデットスペースができる。これに対処するため、エアーリフトポンプ19による循環撹拌を実施している。
このエアーリフトポンプ19は、第2硝化槽20の下部の半嫌気部25からの微生物を含む返送汚泥を、第2脱窒槽17の上部に多量に導入する。この悪臭を処理する第2の排水処理装置29では、エアーリフトポンプ19の縦配管19Aが第2硝化槽20の下部に達している。この縦配管19Aの下部先端部に、散気管5Cが設置され、ブロワー16から発生する空気が、縦配管19A内の散気管5Cから吐出し、上昇流によって、微生物を含む返送汚泥が配管内下部から配管内上部に移動する。
この第2脱窒槽17に導入された高濃度窒素排水は、嫌気的に処理された後、第2脱窒槽17の上部から、自然流下によって第2硝化槽20の下部の半嫌気部25に導入される。この第2硝化槽20においては、上部の好気部26に液中膜7Bが設置されているので、微生物は第2硝化槽20に留まるか、エアーリフトポンプ19によって第2脱窒槽17に返送されるかである。このエアーリフトポンプ19による返送汚泥の移送は、空気を利用した方法であり、多量の返送汚泥を比較的少ない動力で移送することができる省エネルギー方式のポンプである。一般に、圧送ポンプ等のポンプ方式は、揚程は多く確保できるが、エアーリフトポンプ方式と比較して多くの動力が必要であり、省エネルギー方式にはならない。
この第2脱窒槽17に返送された微生物汚泥は、第2脱窒槽17から再び第2硝化槽20に戻り、循環することとなる。両槽を微生物汚泥が循環することにより、両槽の微生物濃度がほぼ同様の濃度で維持される。前述したように、微生物濃度が10000ppm以上と高いと通常の撹拌機や水中撹拌機では、撹拌ができないデットスペースが発生することに対する対策として、エアーリフトポンプ方式による循環撹拌を実施している。両槽の微生物濃度としては、MLSS(Mixed Liquor Suspended Solid)で10000ppm以上を維持する。なお、第2脱窒槽17には、嫌気性の度合いを測定するための酸化還元電位計(図示せず)が設置されている。
この第2脱窒槽17内では、エアーリフトポンプ19よって、第2硝化槽20から導入された硝酸性窒素が、嫌気性微生物により、窒素ガスまで還元処理される。この硝酸性窒素は、第2硝化槽20で高濃度窒素排水が微生物により分解されて硝酸性窒素に変化したものである。また、第2脱窒槽17内においては、被処理水中の有機物は、嫌気性微生物により、生物学的に分解処理される。
次に、第2脱窒槽17内より流出した被処理水は、第2硝化槽20の下部の半嫌気部25に導入される。ここで、嫌気部とは、溶存酸素が全く無い状態であり、好気部とは溶存酸素が数ppm維持されている状態であり、半嫌気部とは溶存酸素が0ppmか、溶存酸素が存在していても0.5ppm程度と定義する。
この第2硝化槽20は、上部の好気部26と下部の半嫌気部25を分離するための分離壁4Bが第2硝化槽20の側面に設置されている。この分離壁4Bは、コンクリートで施工しても良いし、鋼鉄製で製作しても良い。すなわち、この分離壁4Bは、材質は限定しないが、鋼鉄製とした場合、長期間の使用を行う場合は、腐蝕を防ぐために塗装をしっかりしておく必要がある。
第2硝化槽20では、上部の好気部26で散気管5Dから吐出する空気によって水流が発生するが、分離壁4Bを設置したことで、上記水流は下部の半嫌気部25に対して、多少は影響するが、より多くは影響しないようにできる。この第2硝化槽20内では、微生物濃度が高濃度であるので、図1に示す程度の大きさの分離壁4Bであっても、半嫌気部25に対する好気部26の影響を最小限とすることができる。
このように、この実施形態では、第2脱窒槽17と第2硝化槽20との間のエアーリフトポンプ19による循環システムにおいて、第2硝化槽20の下部に半嫌気部25を設けた。これにより、第2脱窒槽17で嫌気性微生物によって処理された被処理水と共に第2硝化槽20に移動してくる嫌気性微生物を、半嫌気部25を経て好気部26に導入できる。これにより、上記嫌気性微生物を、直接(ストレート)に好気部26に導入する場合に比べて、移動して来る嫌気性微生物に対する環境ストレスを少なくすることができ、窒素を処理する際の効率を向上できる。また、半嫌気部25では、特有の微生物が繁殖し、嫌気性微生物、好気性微生物のみならず半嫌気部25に繁殖する各種微生物によって被処理水を処理することになり、総合的な微生物処理効率を向上できる。
また、第2硝化槽20の下部に半嫌気部25が存在することによって、半嫌気部25で繁殖する微生物が汚泥の減溶化に役立つことを発見した。この半嫌気部25では、曝気設備が設置されておらず、曝気されていないが、曝気されている上部の好気部26からの多少の水流の影響を受けて、半嫌気部の条件である溶存酸素が0ppmか、溶存酸素が存在していても0.5ppm程度となる。これにより、半嫌気部25での半嫌気性を維持できることとなる。
また、第2硝化槽20には、半嫌気部25と好気部26にまたがるエアーリフトポンプ19の縦配管19Aが設置されている。このエアーリフトポンプ19では、ブロワー16より吐出する空気が縦に設置された縦配管19Aの内部を上昇する際に返送汚泥も同時に上昇移送される。このエアーリフトポンプ19は比較的少ない揚程しか確保できないが、圧送ポンプに比べて少ない電力で多量の返送汚泥を第2脱窒槽17に移送できる。このエアーリフトポンプ19によれば、多量の返送汚泥を第2脱窒槽17に移送することができるので、第2脱窒槽17の水槽内の撹拌にも役立つこととなる。
また、この第2硝化槽20の好気部26では、液中膜7Bの下方に液中膜7Bを空気洗浄するための散気管5Dが設置されている。この散気管5Dへの空気供給はブロワー16からの吐出空気により行われる。液中膜7Bとしては、市販されている平膜タイプと中空糸状膜の2種類のうちのどちらを採用しても良い。
この第2硝化槽20での処理水は、液中膜7Bと連結している重力配管9Bから、重力により、第2処理水として自然に流れ出てくる。すなわち、重力配管9Bからの第2処理水は、水頭差によって、導き出される。この重力を利用する方法は電力を必要としないため、省エネルギー運転が可能となる。また、液中膜7Bが閉塞して、重力配管9Bからの吐出量が減少した場合には、液中膜7Bに配管で連結している液中膜ポンプ8Bを運転することによって処理水を確保できる。
なお、液中膜7Bの活用方法としては、第2処理水の確保に重力配管方式と液中膜ポンプ方式の2種類を同時に採用し、それぞれの長所を生かして、第2処理水を確保する方式とすることが、安全運転の観点からもより好ましい。また、液中膜7Bの透過水量が低下した場合、すなわち処理水量が低下した場合には、液中膜7B自体を次亜塩素酸ソーダ等で洗浄している。
このように、第2硝化槽20からの被処理水は、重力配管9または液中膜ポンプ8を経由して、第2処理水として導出される。
次に、この排水処理装置29による悪臭処理について説明する。この排水処理装置29が備える第2硝化槽20が有する上部の好気部26に存在する微生物汚泥は、イオウ化合物等の悪臭の原因となる物質を吸着して、この吸着後に微生物による一部分解が可能である。よって、好気部26の微生物汚泥を汚泥ポンプ22により、脱臭用の汚泥の往路配管12A,12Bを通じて、脱臭用汚泥としてスクラバー11の上部11Aに導入することで、排水処理装置28から導入された悪臭を吸着し一部分解処理することができる。すなわち、スクラバー11の上部11Aからスプレー式に微生物汚泥を散水して、悪臭ガスと接触させることにより、イオウ化合物等の悪臭成分を微生物汚泥で吸着して一部微生物分解する。このスクラバー11において、悪臭成分を吸着し一部微生物分解した後の汚泥は、スクラバー11の下部11Bに接続された脱臭用汚泥の帰路配管13を経由して、悪臭含有汚泥の導入配管21の上部に導入される。この導入配管21は、第2硝化槽20の上部から下部に亘って上下方向に延在している。
したがって、上記悪臭成分を含む汚泥は、導入配管21の上部から、導入配管21の下部に移動した後、半嫌気部25に導入されて、微生物により悪臭の原因物質の大部分が分解処理される。この悪臭の原因物質が分解された後の微生物汚泥は再び好気部26に移動して、汚泥ポンプ22により、好気部26から脱臭用汚泥の往路配管12を通じて、スクラバー11の上部11Aに導入される。すなわち、この排水処理装置29では、脱臭用汚泥の往路12A,12Bと帰路13を経由して、第2硝化槽20の微生物汚泥が、第2硝化槽20の好気部26,半嫌気部25とスクラバー11との間を循環することとなる。この脱臭用汚泥の循環により、排水処理装置28で発生する悪臭ガスに含まれるイオウ等の悪臭化合物は、脱臭用汚泥に吸着され、スクラバー11での1段目の一部分解と、半嫌気部25と好気部26の微生物により実施される2段目の大部分の分解とによって処理されることとなる。
(第2の実施の形態)
次に、図2に、この発明の排水処理装置の第2実施形態を示す。図1に示す第1実施形態では、第2硝化槽20の好気部26および半嫌気部25に充填材が充填されていなかったのに対し、この第2実施形態では、第2硝化槽20Nの好気部26Nおよび半嫌気部25Nに充填材として塩化ビニリデン充填物27が充填されている。よって、この第2実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて、詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第2の実施形態は、第2の排水処理部としての排水処理装置29Nの第2硝化槽20Nの好気部26Nおよび半嫌気部25Nに塩化ビニリデン充填物27が充填されたことで、高濃度窒素排水に対する窒素処理効率を上げると共に、イオウ等の悪臭化合物の大部分を効率よく分解することができる。
すなわち、この第2硝化槽20Nの好気部26Nと半嫌気部25Nとに塩化ビニリデン充填物27を充填したので、充填物が無い場合に比べて、好気部26Nと半嫌気部25Nでの微生物濃度が、槽全体を平均すると高濃度となる。その上、塩化ビニリデン充填物27に微生物が付着し繁殖するので、充填物が無い場合に比べて、微生物がより安定化し、窒素と悪臭成分の処理能力が向上する。なお、この塩化ビニリデン充填物27を第2硝化槽20Nの水槽全体に配置した場合には、微生物濃度が槽全体に高濃度となるので、好ましい。
この第2実施形態では、排水処理装置29Nは、試運転から時間の経過とともに塩化ビニリデン充填物27に微生物が繁殖してくる。この塩化ビニリデン充填物27の表面の微生物濃度は30000ppm以上となり、窒素と悪臭成分の処理効率のアップにつながる。この塩化ビニリデン充填物27の材質は、強固で化学物質に侵されない塩化ビニリデンであり、半永久的に使用できる。なお、塩化ビニリデン充填物27としては、バイオコード、リングレース、バイオマルチリーフ、バイオモジュール等の商品があるが、排水の性状に合わせて選定すれば良い。この第2硝化槽20Nの好気部26Nでは、被処理水中のアンモニア性窒素が好気性微生物により酸化分解されて硝酸性窒素や亜硝酸性窒素となる。
(第3の実施の形態)
次に、図3に、この発明の排水処理装置の第3実施形態を示す。図1に示す第1実施形態では、排水処理装置28の第1脱窒槽1と第1硝化槽6、および、排水処理装置29の第2脱窒槽17と第2硝化槽20に充填材が充填されていなかった。これに対して、この第3実施形態では、排水処理装置28Nの第1脱窒槽1Nと第1硝化槽6Nに充填材として塩化ビニリデン充填物27Aと27Bが充填されている。かつ、この第3実施形態では、排水処理装置29Nの第2脱窒槽17Nと第2硝化槽20Nに充填材として塩化ビニリデン充填物27Cと27Dが充填されている。よって、この第3実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて、詳細説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第3実施形態では、排水処理装置28Nの第1脱窒槽1N,第1硝化槽6Nに塩化ビニリデン充填物27A,27Bを充填して、アミノエタノールとジメチルスルホキシド含有排水におけるアミノエタノールとジメチルスルホキシドの分解と窒素処理効率を上げている。また、この第3実施形態では、排水処理装置29Nの第2脱窒槽17N,第2硝化槽20Nに塩化ビニリデン充填物27C,27Dを充填して、高濃度窒素排水における窒素処理効率を上げている。
すなわち、第1脱窒槽1N、第1硝化槽6N、第2脱窒槽17N、および第2硝化槽20Nにも塩化ビニリデン充填物27A、27B、27C、27Dを充填したことで、各槽内の微生物濃度が、槽全体を平均すると充填物がない状態に比べて高濃度となる。その上、塩化ビニリデン充填物27A〜27Dに微生物が付着し繁殖して、充填物がない状態に比べて微生物がより安定化し、アミノエタノール、ジメチルスルホキシドおよび窒素の分解と窒素の処理能力が向上する。微生物濃度が各槽の全体に高濃度とするために、塩化ビニリデン充填物27A〜27Dを各槽の水槽全体に配置することが好ましい。塩化ビニリデン充填物27A〜27Dが存在することによって、充填物が無い状態に比べて、嫌気度(酸化還元電位で測定)が増加し、脱窒反応を促進できる。この実施形態の排水処理装置は、試運転から時間の経過に伴って塩化ビニリデン充填物27A〜27Dに微生物が繁殖する。各塩化ビニリデン充填物27A〜27Dの表面の微生物濃度は30000ppm以上となり、アミノエタノール、ジメチルスルホキシドおよび窒素の分解と窒素の処理能力が向上する。
なお、塩化ビニリデン充填物27A〜27Dの材質は、強固で化学物質に侵されない塩化ビニリデンであり、半永久的に使用できる。この塩化ビニリデン充填物27A〜27Dとしては、バイオコード、リングレース、バイオマルチリーフ、バイオモジュール等の商品があるが、排水の性状に合わせて選定すれば良い。
上記第1脱窒槽1Nおよび第2脱窒槽17Nでは、第1硝化槽6Nおよび第2硝化槽20Nから、エアーリフトポンプ3およびエアーリフトポンプ19により、返送された被処理水中の硝酸性窒素が還元されて窒素ガスとなり、窒素が処理される。また、この第1硝化槽6Nおよび第2硝化槽20Nでは、被処理水中のアミノエタノールやアンモニア性窒素が好気性微生物により酸化分解されて硝酸性窒素や亜硝酸性窒素となる。
尚、上記第1〜第3実施形態では、排気ファン10が第1排水処理装置28からの悪臭ガス14をスクラバー11に導入するが、第1排水処理装置28外の揮発性有機化合物含有排ガスをスクラバー11に導入しない場合を説明したが、排気ファン10が第1排水処理装置28で発生する悪臭ガス14だけでなく、揮発性有機化合物を含むガスをもスクラバー11に導入してもよい。この場合、上記第1〜第3実施形態の一変形例となる。この一変形例では、スクラバー11内で両方のガスを合理的に微生物で処理する。なお、微生物によるガスの処理では、処理可能なガスの種類の適用範囲が広くて、スクラバー11では多種類のガスを処理できる。また、揮発性有機化合物を含むガスは悪臭ガスである場合もある。
また、上記第1〜第3実施形態では、好気部26の微生物汚泥をスクラバー11に導入するための脱臭用汚泥の往路配管12A,12Bを備えるが、脱臭用汚泥の往路配管12Cを備えない場合を説明したが、この一変形例では、配管12Bに替えて、マイクロナノバブル発生槽34を配設した一点鎖線で示す脱臭用汚泥の往路配管12Cを備えた。したがって、この一変形例では、悪臭を処理する第2の排水処理装置29の第2硝化槽20の微生物汚泥は、汚泥ポンプ22により脱臭用汚泥の往路配管12Cを経由して、マイクロナノバブル発生槽34に導入される。
マイクロナノバブル発生槽34内には、マイクロナノバブル発生機31が設置され、このマイクロナノバブル発生機31には空気吸い込み配管33からの空気がバルブ32で調整されながら導入される。また、マイクロナノバブル発生機31には、マイクロナノバブル発生槽34内の汚泥が循環ポンプ30によって送水管36から1.5kg/cm以上の圧力で送水される。上記汚泥は、大部分が水であるため、マイクロナノバブル発生機31は、マイクロナノバブルを効率良く発生させる。よって、マイクロナノバブル発生槽34では、上記汚泥とマイクロナノバブルとが混合されて、汚泥中の微生物が活性化される。
そして、このマイクロナノバブル発生槽34で発生したマイクロナノバブルを含む微生物汚泥は、マイクロナノバブル発生槽ポンプ35によって、脱臭用汚泥の往路配管12Aを経由して、スクラバー11の上部11Aで散水される。これにより、スクラバー11では、このマイクロナノバブルを含む微生物汚泥を上部11Aから散水して、悪臭ガスや揮発性有機化合物を含むガスに接触させることにより、イオウ化合物等の悪臭成分や揮発性有機化合物を微生物汚泥で吸着して一部微生物分解する。上記微生物汚泥中の微生物はマイクロナノバブルによって活性化されているので、スクラバー11内でのガス処理の効率が向上する。
このスクラバー11において、悪臭成分や揮発性有機化合物を吸着し一部微生物分解した後の汚泥は、スクラバー11の下部11Bに接続された脱臭用汚泥の帰路配管13を経由して、悪臭含有汚泥の導入配管21の上部に導入される。この導入配管21は、第2硝化槽20の上部から下部に亘って上下方向に延在している。
したがって、上記悪臭成分や揮発性有機化合物を含む汚泥は、導入配管21の上部から、導入配管21の下部に移動した後、半嫌気部25に導入されて、微生物により悪臭の原因物質,揮発性有機化合物の大部分が分解処理される。この悪臭の原因物質,揮発性有機化合物が分解された後の微生物汚泥は再び好気部26に移動して、汚泥ポンプ22により、好気部26から脱臭用汚泥の往路配管12C,マイクロナノバブル発生槽34を通じて、スクラバー11の上部11Aに導入される。すなわち、この排水処理装置29では、脱臭用汚泥の往路12A,12C,マイクロナノバブル発生槽34と帰路配管13を経由して、第2硝化槽20の微生物汚泥が、第2硝化槽20の好気部26,半嫌気部25とスクラバー11との間を循環することとなる。この脱臭用汚泥の循環により、排水処理装置28で発生する悪臭ガスに含まれるイオウ等の悪臭化合物,揮発性有機化合物含有排ガスに含まれる揮発性有機化合物は、脱臭用汚泥に吸着される。そして、スクラバー11での1段目の一部分解と、半嫌気部25と好気部26でマイクロナノバブルを含む汚泥によって活性化した微生物により実施される2段目の大部分の分解とによって処理されることとなる。
なお、上記一変形例において、上記揮発性有機化合物含有排ガスが含有する揮発性有機化合物としては、一例として、イソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチル等が挙げられる。もっとも、上記揮発性有機化合物としては、揮発性有機化合物(VOC(Volatile Organic Compounds)と呼ばれるもののいずれもが該当することは勿論である。
(実験例)
図2に示す第2実施形態と同じ構成の実験装置を製作した。この実験装置における第1脱窒槽1の容量は100リットル、第1硝化槽6の容量は200リットル、また、第2脱窒槽17の容量は100リットル、第2硝化槽20Nの容量は200リットルである。
また、工場の生産装置から排水されるアミノエタノールとジメチルスルホキシド含有排水として、アミノエタノール濃度2760ppm、ジメチルスルホキシド濃度130ppmの被処理水を採取した。そして、この実験装置での約2ケ月間にわたる微生物の訓養終了後、微生物濃度を17700ppmとして、上記被処理水を第1脱窒槽1に連続的に導入した。その1ケ月間の後、水質が安定するのを待って、第1処理水のアミノエタノール濃度を測定したところ、120ppmであり、ジメチルスルホキシド濃度を測定したところ8ppmであった。また、悪臭を発生する排水処理装置28(第1脱窒槽1と第1硝化槽6)から発生した悪臭ガス(人が実験装置に1m以内に近づいた時点で、臭気を感じるレベル)をスクラバー11で処理した後の排ガス15では、悪臭はほとんどしない状況であった。
なお、図4Aのタイムチャートに、上記第1〜第3実施形態において、第1脱窒槽に導入される排水のジメチルスルホキシド濃度が約80ppmで、第2脱窒槽に導入される排水の窒素濃度が約3000ppmである場合の各槽の滞留時間を示す。また、図4Bのタイムチャートに、上記第1〜第3実施形態において、第1脱窒槽に導入される排水のジメチルスルホキシド濃度が約160ppmで、第2脱窒槽に導入される排水の窒素濃度が約3000ppmである場合の各槽の滞留時間を示す。
この発明の排水処理装置の第1実施形態およびその一変形例を模式的に示す図である。 この発明の排水処理装置の第2実施形態およびその一変形例を模式的に示す図である。 この発明の排水処理装置の第3実施形態およびその一変形例を模式的に示す図である。 ジメチルスルホキシド濃度が約80ppmで窒素濃度が約3000ppmである場合の上記第1〜第3実施形態における各槽のタイムチャートである。 排水のジメチルスルホキシド濃度が160ppmで窒素濃度が約3000ppmである場合の上記第1〜第3実施形態における各槽のタイムチャートである。
1 第1脱窒槽
2 撹拌機
3 エアーリフトポンプ
4A、4B 分離壁
5A〜5D 散気管
6、6N 第1硝化槽
7A、7B 液中膜
8A、8B 液中膜ポンプ
9A、9B 重力配管
10 排気ファン
11 スクラバー
12A、12B、12C 脱臭用汚泥の往路配管
13 脱臭用汚泥の帰路配管
14 悪臭ガス
15 処理ガス
16 ブロワー
17、17N 第2脱窒槽
18 撹拌機
19 エアーリフトポンプ
20、20N 第1硝化槽
21 悪臭含有汚泥導入配管
22 汚泥ポンプ
23 半嫌気部
24 好気部
25 半嫌気部
26 好気部
27 塩化ビニリデン充填物
28、28N 悪臭を発生する排水処理装置
29、29N 悪臭を処理する排水処理装置
30 循環ポンプ
31 マイクロナノバブル発生機
32 バルブ
33 空気吸い込み管
34 マイクロナノバブル発生槽
35 マイクロナノバブル発生槽ポンプ

Claims (1)

  1. 第1の排水処理を行うと共に悪臭ガスを発生する第1の排水処理部と、
    第2の排水処理を行うと共に上記第1の排水処理部が発生する悪臭ガスを分解処理する第2の排水処理部とを備え、
    上記第1の排水処理部は、
    アミノエタノールとジメチルスルホキシドを含有する排水が導入される第1の脱窒槽と、
    半嫌気部を有する第1の硝化槽とを有し、
    上記第2の排水処理部は、
    窒素排水が導入される第2の脱窒槽と、
    半嫌気部を有する第2の硝化槽と、
    上記第1の排水処理部からの悪臭ガスが導入されるスクラバーと、
    上記第2の硝化槽から上記スクラバーに汚泥を導入する第1汚泥導入部と、
    上記スクラバーから上記第2の硝化槽に上記汚泥を導入する第2汚泥導入部とを有することを特徴とする排水処理装置。
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