JP4485404B2 - 自励式スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、直流入力電圧を所望の出力電圧に変換して電子機器に供給するスイッチング電源装置であって、サブ巻線の共振電圧によりスイッチング素子の制御端子をオンさせる自励式スイッチング電源装置に関する。
従来の自励式スイッチング電源装置は、図5や特許文献1に開示すように、回路構成は直流電圧が入力する一対の入力端子Vin間に、トランスTの1次巻線NpとMOS−FET等のスイッチング素子Tr1が直列に接続されている。さらに、一対の入力端子Vin間には、抵抗R1の一端が+側に接続され、抵抗R1の他端はツェナダイオードZD1のカソードに接続され、アノードが入力端子Vinの−側に接続されている。さらに、ツェナダイオードZD1のカソードは、抵抗R2を介してスイッチング素子Tr1の制御端子であるゲートに接続されている。
1次巻線Npには、トランスTの2次巻線Nsが隣接し、2次巻線Nsのドットのない側の端子はダイオードD2のアノードに接続され、カソードが一対の出力端子Voの+側に接続されている。ダイオードD2のカソードと2次巻線Npのドットのある方の端子間には、コンデンサC4が接続され、さらに抵抗R9とフォトカプラPCのLED及びシャントレギュレータSRから成る直列回路が、コンデンサC4と並列に接続されている。この直列回路は、フォトカプラPC内のLEDのアノード端子が抵抗R9に接続され、カソードは、シャントレギュレータSRのカソードに接続されている。そして、シャントレギュレータSRのアノードが2次巻線Nsのドットのある側に接続されている。また、出力端子Vo間には、出力抵抗R10,R11が直列に接続され、その中点は、シャントレギュレータSRの制御端子に接続されている。
トランスTには、サブ巻線Nsubが設けられ、サブ巻線Nsubの両端は、コンデンサC2、抵抗R7、ダイオードD1の直列回路に接続され、ダイオードD1のアノードが、サブ巻線Nsubのドットのない側の端子に接続されているとともに、入力端子Vinの−側に接続されている。サブ巻線Nsubのドットのある側の端子には、コンデンサC3、抵抗R3の直列回路の一端が接続され、この直列回路の他端はスイッチング素子Tr1の制御端子に接続されている。
スイッチング素子Tr1の制御端子は、抵抗R8を介して入力端子Vinの−側に接続されているとともに、npn型のトランジスタTr2のコレクタが接続され、そのエミッタは−側の入力端子−Vinに接続されている。トランジスタTr2のベースは、抵抗R4とツェナダイオードZD2を介してサブ巻線Nsubのドットのある側の端子に接続されているとともに、抵抗R5を介してサブ巻線Nsubのドットのある側に接続されている。さらに、トランジスタTr2のベースは、コンデンサC1を介して入力端子−Vinに接続されているとともに、フォトカプラPCのフォトトランジスタのエミッタに接続されている。フォトカプラPCのフォトトランジスタのコレクタは、ダイオードD1のカソードに接続されているとともに、抵抗R6を介してサブ巻線Nsubのドットのある側に接続されている。
この従来の自励式スイッチング電源装置の動作は、図6に示すように、起動時に一対の入力端子Vin間に入力電圧が印加されると、入力電圧が抵抗R1,R2を介してスイッチング素子Tr1の制御端子に加わり、スイッチング素子Tr1がオンして電流Idが流れる。これにより、1次巻線Npに入力電圧Viが印加され、サブ巻線Nsub間に電圧が誘起され、コンデンサC3、抵抗R3を介してスイッチング素子Tr1の制御端子に正帰還による電圧が掛かり、オン状態を維持する。このとき、2次側のダイオードD2には逆電圧が掛かり、2次巻線Nsには電流は流れない。1次巻線Npに流れる励磁電流は、時間に比例して増大し、トランスT内の磁束密度が増加し、エネルギーとして蓄積される。
また、スイッチング素子Tr1がオン状態の時、サブ巻線Nsubに発生した電圧は、抵抗R5、ツェナダイオードZD2及び抵抗R4を介してコンデンサC1を充電する。これにより、トランジスタTr2のベース電圧が上昇し、所定の閾値を超えると、トランジスタTr2がオンする。トランジスタTr2がオンすると、スイッチング素子Tr1の制御端子電位を0V近くに引き下げるので、スイッチング素子Tr1はオフし、電流Idは流れなくなる。電流Idが流れなくなると1次巻線Np間とサブ巻線Nsub間電圧は反転する。これにより、スイッチング素子Tr1はオフする。
スイッチング素子Tr1がオフすると、トランスT内に蓄積されたエネルギーにより2次巻線Nsに電流が流れる。そして、2次巻線Nsに電流が流れてトランスT内に蓄積されたエネルギーを放出し終えると、トランスTの巻線間電圧は各巻線間のインダクタンスと、トランスTの線間容量やスナバ回路などの容量と共振する。
また、サブ巻線Nsubは、0Vを中心として、出力に比例した電圧の振幅で共振し、この共振電圧がスイッチング素子Tr1の制御端子のオン電圧よりも高くなると、スイッチング素子Tr1は急速にオンする。以上の動作を行って、自励式スイッチング電源回路は自励発振している。
さらに、電源装置の出力電圧の制御は、シャントレギュレータSRの制御端子にかかる電圧が所定の閾値以上なると、フォトカプラPCのLEDがオンしてフォトトランジスタをオンさせ、コンデンサC1を充電する。これにより、上記と同様にトランジスタTr2をオンさせてスイッチング素子Tr1をオフさせ、スイッチング素子Tr1のオン時間を制御して出力電圧を一定に保つ。
特開平10−108462号公報
上記従来の自励式スイッチング電源装置の場合、サブ巻線Nsubの共振電圧によりスイッチング素子Tr1の制御端子に正帰還をかけて自励発振しているので、電源装置に過電流が流れ、出力が低下した場合、図6の点線で示すように、サブ巻線Nsubのマイナス電位が0Vに近づくため、共振の振動の振幅が小さくなってスイッチング素子Tr1の制御端子の閾値電圧に達しなくなる場合がある。これにより、自励発振がうまくいかず、図7(a)に示すように、出力電流が大きく低下する問題があった。また、サブ巻線Nsubの共振の振幅を補うように抵抗R2からバイアスを行なう場合は、図7(b)に示すように、短絡電流に過大な電流が流れてしまうと言う問題があった。
そこで、従来これらの問題を解決するために、スイッチング素子の制御端子の閾値を選別して確実にオンする素子を用いる場合があった。しかしこの場合、素子の選別等によりコストアップに繋がると言う問題があった。
また、2次側の整流用ダイオードに順方向電圧の高いものを用いて、出力が低下しても2次巻線に残る電圧を増やすようにし、サブ巻線Nsubの共振の振幅を増やすことも可能であるが、この場合効率が落ち素子の形状も大型化してしまうと言う問題がある。
さらに、2次側のインピーダンスを上げることも考えられるが、この場合は、電源装置の効率が落ちてしまうと言う問題があり、トランスの2次巻線とサブ巻線の結合を上げることも有効であるが、この場合トランスが複雑化し、コストアップにつながるものである。その他、短絡電流に対して壊れない大きなトランスや半導体素子を用いても良いが、装置が大型化しコストアップにもつながると言う問題がある。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、簡単な回路構成で過電流時の動作が安定し、短絡電流等も防止し、部品コストの低減や電源小型化が可能な自励式スイッチング電源装置を提供することを目的とする。
この発明は、1次巻線と2次巻線及びサブ巻線を有したトランスと、前記1次巻線に直列に接続されたMOS−FET等のスイッチング素子とを有し、前記スイッチング素子の制御端子へ前記1次巻線及びサブ巻線に発生した電圧を帰還させて前記スイッチング素子をオン・オフする自励式スイッチング電源装置であって、前記スイッチング素子がオフしている期間内の前記トランスに蓄積されたエネルギーが放出された後に、前記サブ巻線に発生している電圧が前記スイッチング素子の制御端子の閾値電圧に達しない所定電圧前記スイッチング素子をオンさせる強制ドライブ回路を設けた自励式スイッチング電源装置である。例えば、前記強制ドライブ回路は、前記サブ巻線に発生した電圧が0Vになったことを検知して前記スイッチング素子をオンさせるものである。
また、前記スイッチング素子がオン状態となったときは、前記強制ドライブ回路の動作を停止させる動作停止回路を有する。また、前記2次巻線による出力電圧が所定値以下となった場合に、前記強制ドライブ回路を動作させる動作開始回路を有するものでも良い。
この発明の自励式スイッチング電源装置は、過電流等で出力電圧が低下し、サブ巻線による帰還が弱くなった場合も、強制ドライブ回路により確実にスイッチング素子をオンし、自励発振がうまくいかなくなることを防止することができる。さらに、スイッチング素子のオンタイミングを適宜設定することができ、スイッチング素子のオンタイミングを共振時間だけ遅らせることも可能である。これにより、スイッチング素子のクロス損失を減らすことができる。
また、請求項3,4記載の発明によれば、強制ドライブ回路の動作停止回路や動作開始回路により、過電流等による異常時のみ強制ドライブ回路を動作させるようにし、電源装置の効率を上げることも可能である。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の第一実施形態の自励式スイッチング電源装置の回路を示すもので、図5の従来の回路と同様の構成は同一符号を付して説明を簡略化または省略する。この回路は、直流電圧が入力する一対の入力端子Vin間に、トランスTの1次巻線NpとMOS−FET等のスイッチング素子Tr1が直列に接続されているとともに、抵抗R1とツェナダイオードZD1が接続され、ツェナダイオードZD1のカソードが、抵抗R2を介してスイッチング素子Tr1の制御端子に接続されている。
1次巻線Npには、トランスTの2次巻線Nsが隣接し、2次巻線Nsのドットのない側の端子はダイオードD2のアノードに接続され、カソードが一対の出力端子Voの+側に接続されている。一対の出力端子Vo間には、コンデンサC4が接続され、さらに並列に、抵抗R9とフォトカプラPC内のLED及びシャントレギュレータSRの直列回路が接続されている。シャントレギュレータSRのアノードが2次巻線Nsのドットのある側に接続され、出力端子Vo間の出力抵抗R10,R11の中点が、シャントレギュレータSRの制御端子に接続されている。
また、トランスTにはサブ巻線Nsubが設けられ、サブ巻線Nsubの両端は、コンデンサC2、抵抗R7、ダイオードD1の直列回路に接続され、ダイオードD1のアノードが、サブ巻線Nsubのドットのない側の端子に接続されているとともに、入力端子Vinの−側に接続されている。サブ巻線Nsubのドットのある側の端子には、コンデンサC3、抵抗R3の直列回路の一端が接続され、この直列回路の他端はスイッチング素子Tr1の制御端子に接続されている。
スイッチング素子Tr1の制御端子は、抵抗R8を介して入力端子Vinの−側に接続されているとともに、npn型のトランジスタTr2のコレクタに接続され、そのエミッタは−側の入力端子−Vinに接続されている。トランジスタTr2のベースは、抵抗R4とツェナダイオードZD2を介してサブ巻線Nsubのドットのある側の端子に接続されているとともに、抵抗R5を介してサブ巻線Nsubのドットのある側に接続されている。さらに、トランジスタTr2のベースは、積分用のコンデンサC1を介して入力端子−Vinに接続されているとともに、フォトカプラPCのフォトトランジスタのエミッタに接続されている。フォトカプラPCのフォトトランジスタのコレクタは、ダイオードD1のカソードに接続されているとともに、抵抗R6を介してサブ巻線Nsubのドットのある側に接続されている。
さらに、スイッチング素子Tr1の制御端子には、スイッチング素子Tr1を強制的に駆動する強制ドライブ回路10を構成するダイオードD3のカソードが接続されている。ダイオードD3のアノードは、pnp型のトランジスタTr3のコレクタに接続され、トランジスタTr3のエミッタは、ツェナダイオードZD1のカソードに接続されている。トランジスタTr3のエミッタ−ベース間には、抵抗R15が接続され、トランジスタTr3のベースは、抵抗R16及びnpn型のトランジスタTr4を介して、入力端子Vinの−側に接続されている。トランジスタTr4は、コレクタが抵抗R16に接続され、エミッタが−側の入力端子−Vinに接続されている。
また、トランジスタTr4のベースは、抵抗R14を介してツェナダイオードZD1のカソード側に接続されているとともに、pnp型のトランジスタTr5のエミッタに接続されている。トランジスタTr5は、コレクタが−側の入力端子−Vinに接続され、ベースは抵抗R12,R13間に接続されている。そして、抵抗R12の他端は、サブ巻線Nsubのドットのある側に接続され、抵抗R13の他端は、−側の入力端子−Vinに接続されている。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置の動作は、図6に示すように、通常動作は上記従来の電源装置とほぼ同様であり、起動時に一対の入力端子Vin間に入力電圧が印加されると、入力電圧が抵抗R1,R2を介してスイッチング素子Tr1の制御端子に加わり、スイッチング素子Tr1がオンして電流Idが流れる。これにより、1次巻線Npに入力電圧が印加され、サブ巻線Nsub間に電圧が誘起され、コンデンサC3、抵抗R3を介してスイッチング素子Tr1の制御端子に正帰還による電圧が掛かり、オン状態を維持する。このとき、2次側のダイオードD2には逆電圧が掛かり、2次巻線Nsには電流は流れない。
また、スイッチング素子Tr1がオン状態の時、サブ巻線Nsubに発生した電圧は、抵抗R5、ツェナダイオードZD2及び抵抗R4を介してコンデンサC1を充電する。これにより、トランジスタTr2のベース電圧が上昇し、所定の閾値を超えると、トランジスタTr2がオンする。トランジスタTr2がオンすると、スイッチング素子Tr1はオフし、電流Idは流れなくなる。電流Idが流れなくなると、1次巻線Np間電圧とサブ巻線Nsub間電圧は反転する。これにより、スイッチング素子Tr1はオフする。スイッチング素子Tr1がオフすると、トランスT内に蓄積されたエネルギーにより2次巻線Nsに電流が流れる。そして、2次巻線Nsに電流が流れてエネルギーを放出し終えると、トランスTの巻線間電圧は0Vへ推移する。
また、サブ巻線Nsubは、0Vを中心として、出力に比例した電圧の振幅で共振する。そして、共振電圧が0Vを超えると、後述する動作で強制ドライブ回路10により、スイッチング素子Tr1の制御端子に電荷を注入し、スイッチング素子Tr1を急速にオフする。この実施形態の自励式スイッチング電源装置の動作は、以上の動作を行って自励発振している。
さらに、出力電圧の制御は、シャントレギュレータSRの制御端子にかかる電圧が所定の閾値以上なると、フォトカプラPCのLEDがオンしてフォトトランジスタをオンさせ、コンデンサC1を充電し、上記と同様にトランジスタTr2をオンさせてスイッチング素子Tr1をオフさせ、スイッチング素子Tr1のオン時間を制御し、出力電圧を調整している。
強制ドライブ回路10の動作は、スイッチング素子Tr1がオフからオンに移行するとき、図6に示すように、サブ巻線Nsub両端の電圧は、出力電圧に比例した振幅によりマイナス電圧からプラス電圧に移行する。このとき、抵抗R12,R13で分圧された電位もマイナスからプラスに移行し、トランジスタTr5のベース電位が0Vになると、トランジスタTr5のベース電流Ib5が流れなくなり、トランジスタTr5はオフする。トランジスタTr5がオフすると、同時にトランジスタTr4のベース電位が上昇し、トランジスタTr4のベースに電流Ib4が流れると、トランジスタTr4がオンする。トランジスタTr4がオンすると、トランジスタTr3のベース電位は、抵抗R15,R16で分圧された電位に下がり、トランジスタTr3がオンする。これにより、トランジスタTr3に電流Ic3が流れ、スイッチング素子Tr1の制御端子に電荷を充電し、スイッチング素子Tr1をオンする。トランジスタTr3は、スイッチング素子Tr1が確実にオンするまで電荷を流し込む。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置は、強制ドライブ回路10により、サブ巻線Nsubによる正帰還が過電流等により弱くなった状態でも、確実にスイッチング素子Tr1をオンさせることができる。これにより、スイッチング素子Tr1をオンできず出力電流が急激に減少したり、過大な短絡電流が流れると言うことを防止することができる。しかも、強制ドライブ回路10は簡単な構成であり、部品の小型化が可能であり、装置自体も小型化することができ、コストの削減にも寄与する。
次に、この発明の第二実施形態について、図2を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の強制ドライブ回路12は、トランジスタTr4のベースに、抵抗R12,R13の中点が接続されている。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置は、スイッチング素子Tr1がオフからオンするときに、サブ巻線Nsubの電圧を、抵抗R12,R13で分圧し、トランジスタTr4のベースに印加し、その分圧電位がトランジスタTr4のオン電位に達すると、ベース電流Ib4が流れ、トランジスタTr4がオンし、上記と同様にスイッチング素子Tr1をオンさせる。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置によれば、トランジスタTr4がオンするタイミングをR12とR13で任意に設定可能であり、スイッチング素子Tr1のオンタイミングを適宜設定することができる。これにより、スイッチング素子Tr1のオンタイミングを共振時間だけ遅らせることも可能であり、これを遅らせることにより、スイッチング素子Tr1のドレイン−ソース電圧Vdsがより下がった状態でオンさせることができ、スイッチング素子Tr1のクロス損失を減らすことができる。
次に、この発明の第三実施形態について、図3を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態では、図1の強制ドライブ回路10のトランジスタTr4のベースに、強制ドライブ回路10の動作を停止させる動作停止回路14を接続したものである。
動作停止回路14は、トランジスタTr4のベースにコレクタが接続されたnpn型のトランジスタTr6を有し、トランジスタTr6のベースが抵抗R17,R18の中点に接続されている。抵抗R17の他端は、サブ巻線Nsubのドットのある側に接続され、抵抗R18の他端は、−側の入力端子−Vinに接続されている。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置は、スイッチング素子Tr1がオンすると、サブ巻線Nsubの電圧が急激に上昇し、入力電圧に比例した電圧となる。そして、サブ巻線Nsubの電位が抵抗R17,R18で分圧され、トランジスタTr6のベースに印加されて、トランジスタTr6をオンさせる。トランジスタTr6がオンすることにより、ベース電流Ib6が流れ、トランジスタTr4をオフさせる。これにより、強制ドライブ回路10は、停止状態となる。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置によれば、スイッチング素子Tr1がオンすると強制ドライブ回路10は停止状態となるので、スイッチング素子Tr1がオフするときに、トランジスタTr3を介して、トランジスタTr2に電流が流れることが無く、強制ドライブ回路10の駆動損失を抑えることができる。
次に、この発明の第四実施形態について、図4を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態では、図1の強制ドライブ回路10のトランジスタTr4のベースに、強制ドライブ回路10の動作を開始させる動作開始回路16を接続したものである。
動作開始回路16は、トランジスタTr4のベースにコレクタが接続されたnpn型のトランジスタTr7を有し、トランジスタTr7のベースが抵抗R19,R20の中点に接続されている。抵抗R19の他端は、−側の入力端子−Vinに接続され、抵抗R20の他端は、トランジスタTr7のエミッタに接続されているとともに、コンデンサC5を介して、−側の入力端子−Vinに接続されている。さらに、トランジスタTr7のエミッタは、ダイオードD4のアノードに接続され、ダイオードD4のカソードは、サブ巻線Nsubのドットのある側に接続されている。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置は、過電流等により出力電圧が設定値よりも低下した場合にのみ強制ドライブ回路10を動作させるようにしたものである。この動作開始回路16は、スイッチング素子Tr1がオフの期間に、サブ巻線NsubからコンデンサC5、ダイオードD4の経路で電流が流れ、コンデンサC5には出力電圧に比例した電圧がピークホールドされる。このピークホールドされた電圧は、抵抗R19,R20で分圧され、トランジスタTr7のベースに印加されている。これにより、トランジスタTr7がオンしている間は、トランジスタTr4はオフし、強制ドライブ回路10は、停止状態となっている。
そして、過電流等により出力電圧が低下すると、コンデンサC5の電圧が低下し、トランジスタTr7のベース電位が低下し、所定電位以下でトランジスタTr7がオフする。これにより、トランジスタTr4,Tr5がオン可能となり、上記と同様に強制ドライブ回路10は動作する。トランジスタTr7がオフする電位は適宜設定することができる。
この実施形態の自励式スイッチング電源装置によれば、正常動作中は強制ドライブ回路10が作動しないので、電源装置の効率低下を防止することができる。
なお、この発明の自励式スイッチング電源装置は上記実施形態に限定されるものではなく、強制ドライブ回路の構成は適宜設定可能なものであり、動作停止回路及び動作開始回路の両方を接続したものでも良い。また、トランジスタTr6は、MOS−FETに置き換えても良く、ダイオードD3は、ショットキーバリアダイオードにしても良い。
この発明の第一実施形態の自励式スイッチング電源装置の概略回路図である。 この発明の第二実施形態の自励式スイッチング電源装置の概略回路図である。 この発明の第二実施形態の自励式スイッチング電源装置の概略回路図である。 この発明の第二実施形態の自励式スイッチング電源装置の概略回路図である。 従来の自励式スイッチング電源装置の概略図である。 従来の自励式スイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャートである。 従来の自励式スイッチング電源装置の異常動作を示す。波形図である。
符号の説明
10,12 強制ドライブ回路
14 動作停止回路
16 動作開始回路
Np 1次巻線
Ns 2次巻線
Nsub サブ巻線
T トランス
Tr1 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 1次巻線と2次巻線及びサブ巻線を有したトランスと、前記1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子とを有し、前記スイッチング素子の制御端子へ前記1次巻線及びサブ巻線に発生した電圧を帰還させて前記スイッチング素子をオン・オフする自励式スイッチング電源装置において、前記スイッチング素子がオフしている期間内の、前記トランスに蓄積されたエネルギーが放出された後に、前記サブ巻線に発生している電圧が前記スイッチング素子の制御端子の閾値電圧に達しない所定電圧前記スイッチング素子をオンさせる強制ドライブ回路を設けたことを特徴とする自励式スイッチング電源装置。
  2. 前記強制ドライブ回路は、前記サブ巻線に発生した電圧が約0Vになったことを検知して、前記スイッチング素子をオンさせる請求項1記載の自励式スイッチング電源装置。
  3. 前記スイッチング素子がオン状態となったときは、前記強制ドライブ回路の動作を停止させる動作停止回路を備えた請求項1または2記載の自励式スイッチング電源装置。
  4. 前記2次巻線による出力電圧が所定値以下となった場合に、前記強制ドライブ回路を動作させる動作開始回路を備えた請求項1,2または3記載の自励式スイッチング電源装置。

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