JP4485385B2 - ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、正常時に電気制動手段により車輪を制動し、電気制動手段が作動不能になる異常時にドライバーのブレーキ操作によりマスタシリンダが発生するブレーキ液圧で車輪を制動するブレーキ装置に関する。
ブレーキ液圧を発生する電動式流体圧出力手段が作動可能な正常時には、ドライバーがブレーキペダルを踏むことでブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと車輪を制動するディスクブレーキ装置との連通をフェイルセーフ用電磁切換弁で遮断した状態で、電動式流体圧出力手段が発生するブレーキ液圧でディスクブレーキ装置を作動させ、また電動式流体圧出力手段が作動不能になる異常時には、フェイルセーフ用電磁切換弁を開弁してマスタシリンダが発生するブレーキ液圧でディスクブレーキ装置を作動させる、いわゆるブレーキ・バイ・ワイヤ式のブレーキ装置が、下記特許文献1により公知である。
特許第3205570号公報
ところで電気系統が失陥してブレーキ・バイ・ワイヤ式のブレーキ装置が作動不能になる異常が発生したときは、正常時に匹敵する制動力を発生可能にして確実に緊急状態を回避できるようにすることが望ましいが、上記従来のものは異常時にマスタシリンダが発生するブレーキ液圧で前輪のディスクブレーキ装置だけが作動し、後輪のディスクブレーキ装置が作動しないため、異常時に発生する制動力の大きさが必ずしも充分であるとは言えなかった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ブレーキ・バイ・ワイヤ式のブレーキ装置が作動不能になる異常時に、ドライバーのブレーキ操作により発生するブレーキ液圧で正常時に匹敵する制動力を発生可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ドライバーのブレーキ操作によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、前輪を制動可能な前輪用ホイールシリンダと、後輪を制動可能な後輪用第1ホイールシリンダと、後輪を制動可能な後輪用第2ホイールシリンダと、マスタシリンダおよび前輪用ホイールシリンダを接続する前輪用液路と、前輪用液路の途中に設けられた前輪用遮断弁と、マスタシリンダおよび後輪用第1ホイールシリンダを接続する後輪用液路と、後輪用液路の途中に設けられた後輪用遮断弁と、前輪用遮断弁よりも前輪用ホイールシリンダ側の前輪用液路のブレーキ液圧を調整する前輪用ホイールシリンダ液圧制御手段と、後輪用第2ホイールシリンダに供給されるブレーキ液圧を調整する後輪用ブレーキ液圧制御手段とを備えたことを特徴とするブレーキ装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、ドライバーのブレーキ操作によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、前輪を制動可能な前輪用ホイールシリンダと、後輪を制動可能な後輪用第1ホイールシリンダと、後輪を制動可能な後輪用第2ホイールシリンダと、マスタシリンダおよび前輪用ホイールシリンダを接続する前輪用液路と、前輪用液路の途中に設けられた遮断弁と、遮断弁よりも前輪用ホイールシリンダ側の前輪用液路から分岐して第1、第2後輪用ホイールシリンダに連なる後輪用液路と、後輪用液路が第1、第2後輪用ホイールシリンダへと分岐する分岐部および前輪用ホイールシリンダ間に設けられた前後輪分離弁と、前記分岐部および後輪用第1ホイールシリンダ間に設けられ、正常時に閉弁して異常時に開弁する第1切換弁と、前記分岐部および後輪用第2ホイールシリンダ間に設けられ、正常時に開弁して異常時に閉弁する第2切換弁と、前後輪分離弁よりも前輪用ホイールシリンダ側の前輪用液路のブレーキ液圧を調整する前輪用ブレーキ液圧制御手段と、前後輪分離弁よりも後輪用第1、第2ホイールシリンダ側の後輪用液路のブレーキ液圧を調整する後輪用ブレーキ液圧制御手段とを備えたことを特徴とするブレーキ装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、後輪用第1ホイールシリンダがドラムブレーキ装置用であり、後輪用第2ホイールシリンダがディスクブレーキ装置用であることを特徴とするブレーキ装置が提案される。
請求項1の構成によれば、各弁が作動可能な正常時には、前輪用遮断弁および後輪用遮断弁を閉弁してマスタシリンダと前輪用ホイールシリンダおよび後輪用第1ホイールシリンダとの連通を遮断した状態で、前輪用ブレーキ液圧制御手段および後輪用ブレーキ液圧制御手段が発生したブレーキ液圧でそれぞれ前輪用ホイールシリンダおよび後輪用第2ホイールシリンダを作動させて前輪および後輪の両方を制動することができる。
また電源の失陥等で各弁が作動不能になる異常時には、ドライバーのブレーキ操作により作動するマスタシリンダが発生するブレーキ液圧を、開弁した前輪用遮断弁および後輪用遮断弁を介して前輪用ホイールシリンダおよび後輪用第1ホイールシリンダに供給し、前輪および後輪の両方を制動することができる。
このように、異常時にもドライバーのブレーキ操作によりマスタシリンダが発生するブレーキ液圧で前輪および後輪の両方を制動することができるので、異常時においても充分な制動力を発生させて車両を確実に停止させることができる。
請求項2の構成によれば、各弁が作動可能な正常時には、第1切換弁を閉弁して後輪用液路から後輪用第1ホイールシリンダを遮断するとともに、第2切換弁を開弁して後輪用液路に後輪用第2ホイールシリンダを接続した状態で、遮断弁を閉弁してマスタシリンダと前輪用ホイールシリンダおよび後輪用第2ホイールシリンダとの連通を遮断し、かつ前後輪分離弁を閉弁して前輪用ホイールシリンダと後輪用第2ホイールシリンダとの連通を遮断するので、前輪用ブレーキ液圧制御手段および後輪用ブレーキ液圧制御手段が発生したブレーキ液圧でそれぞれ前輪用ホイールシリンダおよび後輪用第2ホイールシリンダを作動させて前輪および後輪の両方を制動することができる。
また電源の失陥等で各弁が作動不能になる異常時には、第1切換弁を開弁して後輪用液路に後輪用第1ホイールシリンダを接続するとともに、第2切換弁を閉弁して後輪用液路から後輪用第2ホイールシリンダを遮断した状態で、ドライバーのブレーキ操作により作動するマスタシリンダが発生するブレーキ液圧を開弁した遮断弁、前後輪分離弁および第1切換弁を介して前輪用ホイールシリンダおよび後輪用第1ホイールシリンダに供給し、前輪および後輪の両方を制動することができる。
このように、異常時にもドライバーのブレーキ操作によりマスタシリンダが発生するブレーキ液圧で前輪および後輪の両方を制動することができるので、異常時においても充分な制動力を発生させて車両を確実に停止させることができる。
請求項3の構成によれば、後輪用第1ホイールシリンダがドラムブレーキ装置用であり、後輪用第2ホイールシリンダがディスクブレーキ装置用であるので、異常時に一時的に大きな制動力を発生可能なドラムブレーキ装置で後輪を制動することで、後輪をディスクブレーキ装置で制動する場合に比べて車両を安全に停止させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の第1実施例を示すもので、図1は車両用ブレーキ装置の正常時の液圧系統図、図2は図1に対応する異常時の液圧系統図である。
図1に示すように、タンデム型のマスタシリンダ10は、ドライバーがブレーキペダル11を踏む踏力に応じたブレーキ液圧を出力する第1、第2出力ポート12A,12Bを備えており、第1出力ポート12Aは例えば左前輪のディスクブレーキ装置13と、右後輪のディスクブレーキ装置14Aおよびドラムブレーキ装置14Bとに接続されるとともに、第2出力ポート12Bは例えば右前輪のディスクブレーキ装置と、左後輪のディスクブレーキ装置およびドラムブレーキ装置とに接続される。図1には、第1出力ポート12Aに連なる一方のブレーキ系統だけが図示されており、第2出力ポート12Bに連なる他方のブレーキ系統は図示されていないが、一方および他方のブレーキ系統の構造は実質的に同一である。以下、第1出力ポート12Aに連なる一方のブレーキ系統について説明する。
マスタシリンダ10の第1出力ポート12Aと前輪のディスクブレーキ装置13の前輪用ホイールシリンダ15とは液路16a,16b,16cで接続されており、液路16bから分岐する液路16d,16eが後輪のドラムブレーキ装置14Bの後輪用第1ホイールシリンダ17に接続される。後輪のドラムブレーキ装置14Bは後輪用第1ホイールシリンダ17により作動する一対のブレーキシュー18,18で後輪を制動する。液路16aと液路16bとの間に常開型電磁弁である前輪用遮断弁19が配置され、液路16dと液路16eとの間に常開型電磁弁である後輪用遮断弁20が配置される。マスタシリンダ10の直下流の液路16aには、マスタシリンダ10が発生するブレーキ液圧を検出する液圧センサ24Aが設けられる。
リザーバ21に連なる液路16fと前輪用ホイールシリンダ15に連なる液路16c とが液路16g,16hで接続されており、液路16gに液圧ポンプ22、アキュムレータ23および液圧センサ24Bが直列に配置されるともに、液路16hに常閉型電磁弁である前輪用液圧供給弁25が配置される。また前記液路16g,16hと並列に配置された液路16i,16j間に常閉型電磁弁である前輪用液圧調整弁26が配置される。
前記液路16g,16h間と後輪のディスクブレーキ装置14Aの後輪用第2ホイールシリンダ27とを接続する液路16k,16m間に常閉型電磁弁である後輪用液圧供給弁28が配置され、また後輪のディスクブレーキ装置14Aの後輪用第2ホイールシリンダ27とリザーバ21とを接続する液路16n,16o間に常開型電磁弁である後輪用液圧調整弁29が配置される。
破線で囲った液圧ポンプ22、アキュムレータ23、前輪用液圧供給弁25および前輪用液圧調整弁26は本発明の前輪用ブレーキ液圧制御手段30を構成し、鎖線で囲った液圧ポンプ22、アキュムレータ23、後輪用液圧供給弁28および後輪用液圧調整弁29は本発明の後輪用ブレーキ液圧制御手段31を構成する。
次に、上記構成を備えた本発明の第1実施例の作用を説明する。
図1に示す正常時には、図示せぬ電子制御ユニットからの指令で前輪用遮断弁19のソレノイドおよび後輪用遮断弁20のソレノイドが励磁され、前輪用遮断弁19が閉弁してマスタシリンダ10および前輪のディスクブレーキ装置13間の連通を遮断し、後輪用遮断弁20が閉弁してマスタシリンダ10および後輪のドラムブレーキ装置14B間の連通を遮断する。
この状態でドライバーがブレーキペダル11を踏み込んでマスタシリンダ10がブレーキ液圧を発生すると、前輪用遮断弁19で閉塞された液路16aの液圧を液圧センサ24Aが検出する。電子制御ユニットは、前輪用液圧供給弁25を開弁するとともに前輪用液圧調整弁26を所定のデューティで開閉し、かつ後輪用液圧供給弁28を開弁するとともに後輪用液圧調整弁29を所定のデューティで開閉することで、アキュムレータ23からのブレーキ液圧を前輪のディスクブレーキ装置13の前輪用ホイールシリンダ15および後輪のディスクブレーキ装置14Aの後輪用第2ホイールシリンダ27に供給して前輪および後輪を制動する。このとき、液路16gに設けた液圧センサ24Bの検出値が、液路16aに設けた液圧センサ24Aの検出値に一致するように、前輪用液圧調整弁26および後輪用液圧調整弁29の開度を調整する。また後輪用遮断弁20が閉弁することで、アキュムレータ23からのブレーキ液圧が後輪のドラムブレーキ装置14Bの後輪用第1ホイールシリンダ17に伝達されるのを防止する。
従って、図1に示す正常時には前輪のディスクブレーキ装置13および後輪のディスクブレーキ装置14Aが作動し、後輪のドラムブレーキ装置14Bは作動しない。
さて、バッテリ外れ等により電源が失陥したような異常時には全ての電磁弁のソレノイドの非励磁になるため、図2に示すように前輪用遮断弁19が開弁してマスタシリンダ10および前輪のディスクブレーキ装置13間が連通し、後輪用遮断弁20が開弁してマスタシリンダ10および後輪のドラムブレーキ装置14B間が連通する。また前輪用液圧供給弁25および後輪用液圧供給弁28が閉弁するため、アキュムレータ23が前輪のディスクブレーキ装置13および後輪のディスクブレーキ装置14Aから遮断される。
その結果、ドライバーがブレーキペダル11を踏み込んでマスタシリンダ10が発生したブレーキ液圧は、開弁した前輪用遮断弁19および後輪用遮断弁20を介して前輪のディスクブレーキ装置13の前輪用ホイールシリンダ15と、後輪のドラムブレーキ装置14Bの後輪用第1ホイールシリンダ17とを作動させ、前輪および後輪が制動される。このとき、電源の失陥により前輪用液圧調整弁26は閉弁するため、マスタシリンダ10が発生したブレーキ液圧が前輪用液圧調整弁26を介してリザーバ21に逃げることが防止される。
しかして、電源が失陥して各電磁弁が作動不能になたような場合でも、ドライバーがブレーキペダル11を踏んでマスタシリンダ10が発生したブレーキ液圧で前輪のディスクブレーキ装置13および後輪のドラムブレーキ装置14Bを支障なく作動させることができ、これにより異常時にも前輪および後輪の両方を制動して車両を安全に停止させることができる。
一般的に、ディスクブレーキ装置は放熱性が良く、連続的に使用しても性能が低下し難いという特性を持ち、またドラムブレーキ装置は自己サーボ機能を有しており、制動機能は高いが放熱性が悪いという特性を持っている、従って、正常時に使用するブレーキ装置としてはディスクブレーキ装置が優れており、緊急時に一時的に大きな制動力を発生させるのはドラムブレーキ装置が優れている。
本実施例では、異常時に制動機能が高い後輪をドラムブレーキ装置14Bで制動するため、後輪をディスクブレーキ装置14Aで制動する場合に比べて車両を更に安全に停止させることができる。
図3および図4は本発明の第2実施例を示すもので、図3は車両用ブレーキ装置の正常時の液圧系統図、図4は図3に対応する異常時の液圧系統図である。尚、第2実施において、第1実施例の構成要素に対応する構成要素に第1実施例と同じ符号を付すことで重複する説明を省略する。
第2実施例は、第1実施例の後輪用遮断弁20を備えておらず、その代わりに常開型電磁弁よりなる前後輪分離弁32と、常開型電磁弁よりなる第1切換弁33と、常閉型電磁弁よりなる第2切換弁34とを備える。
前後輪分離弁32は、マスタシリンダ10と前輪のディスクブレーキ装置13とを接続する液路16a,16b,16cの中間の液路16bに配置される。遮断弁19′および前後輪分離弁32間から分岐する液路16qは分岐部Pにおいて分岐し、その一方の液路16rは第1切換弁33を介して後輪のドラムブレーキ装置14Bに接続し、その他方の液路16sは第2切換弁34を介して後輪のディスクブレーキ14Aに接続する。
第2実施例のその他の構成は、上述した第1実施例と実質的に同じである。但し、第1実施例の後輪用液圧調整弁29は常開型電磁弁で構成されているのに対し、第2実施例の後輪用液圧調整弁29は常閉型電磁弁で構成されている。また第2実施例の遮断弁19′は、第1実施例の前輪用遮断弁19と構造は同じであるが機能が異なっている。
次に、上記構成を備えた本発明の第2実施例の作用を説明する。
図3に示す正常時には、図示せぬ電子制御ユニットからの指令で遮断弁19′のソレノイドが励磁されて閉弁し、マスタシリンダ10から前輪のディスクブレーキ装置13、後輪のディスクブレーキ装置14Aおよび後輪のドラムブレーキ装置14Bを遮断する。また前後輪分離弁32のソレノイドが励磁されて閉弁し、液路16bを遮断する。
この状態でドライバーがブレーキペダル11を踏み込んでマスタシリンダ10がブレーキ液圧を発生すると、遮断弁19′で閉塞された液路16aの液圧を液圧センサ24Aが検出する。電子制御ユニットが前輪用液圧供給弁25を開弁するとともに前輪用液圧調整弁26を所定のデューティで開閉することで、アキュムレータ23からのブレーキ液圧を前輪のディスクブレーキ装置13の前輪用ホイールシリンダ15に供給して前輪を制動する。また第1切換弁33が閉弁して第2切換弁34が開弁しているため、電子制御ユニットが後輪用液圧供給弁28を開弁するとともに後輪用液圧調整弁29を所定のデューティで開閉することで、アキュムレータ23からのブレーキ液圧を後輪のディスクブレーキ装置14Aの後輪用第2ホイールシリンダ27に供給して後輪を制動する。このとき、液路16gに設けた液圧センサ24Bの検出値が、液路16aに設けた液圧センサ24Aの検出値に一致するように、前輪用液圧調整弁26および後輪用液圧調整弁29の開度を調整する。
従って、図3に示す正常時には前輪のディスクブレーキ装置13および後輪のディスクブレーキ装置14Aが作動し、後輪のドラムブレーキ装置14Bは作動しない。
さて、バッテリ外れ等により電源が失陥したような異常時には全ての電磁弁のソレノイドの非励磁になるため、図4に示すように遮断弁19′および前後輪分離弁32が開弁し、かつ第1切換弁33が開弁して第2切換弁34が閉弁するため、マスタシリンダ10が前輪のディスクブレーキ装置13と後輪のドラムブレーキ装置14Bとに連通し、後輪のディスクブレーキ装置14Aとの連通が遮断される。
その結果、ドライバーがブレーキペダル11を踏み込んでマスタシリンダ10が発生したブレーキ液圧は、開弁した遮断弁19′および前後輪分離弁32を介して前輪のディスクブレーキ装置13の前輪用ホイールシリンダ15を作動させ、かつ開弁した遮断弁19′および第1切換弁33を介して後輪のドラムブレーキ装置14Bの後輪用第1ホイールシリンダ17を作動させ、前輪および後輪が制動される。このとき、電源の失陥により前輪用液圧供給弁25、前輪用液圧調整弁26、後輪用液圧供給弁28および後輪用液圧調整弁29の全てが閉弁するため、マスタシリンダ10が発生したブレーキ液圧がリザーバ21に逃げることはない。
しかして、この第2実施例によっても、上述した第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、図1および図2に示す第1実施例において、液路16dは前輪用遮断弁19の下流側の液路16bに接続しているが、その液路16dを破線で示す液路16pを介して前輪用遮断弁19の上流側の液路16aに接続しても良い。
第1実施例に係る車両用ブレーキ装置の正常時の液圧系統図 図1に対応する異常時の液圧系統図 第2実施例に係る車両用ブレーキ装置の正常時の液圧系統図 図3に対応する異常時の液圧系統図
符号の説明
10 マスタシリンダ
15 前輪用ホイールシリンダ
14A ディスクブレーキ装置
14B ドラムブレーキ装置
16a〜16c 前輪用液路(液路)
16d,16e 後輪用液路(液路)
16q〜16s 後輪用液路(液路)
17 後輪用第1ホイールシリンダ
19 前輪用遮断弁
19′ 遮断弁
20 後輪用遮断弁
27 後輪用第2ホイールシリンダ
30 前輪用ブレーキ液圧制御手段
31 後輪用ブレーキ液圧制御手段
32 前後輪分離弁
33 第1切換弁
34 第2切換弁
P 分岐部

Claims (3)

  1. ドライバーのブレーキ操作によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ(10)と、 前輪を制動可能な前輪用ホイールシリンダ(15)と、
    後輪を制動可能な後輪用第1ホイールシリンダ(17)と、
    後輪を制動可能な後輪用第2ホイールシリンダ(27)と、
    マスタシリンダ(10)および前輪用ホイールシリンダ(15)を接続する前輪用液路(16a,16b,16c)と、
    前輪用液路(16a,16b,16c)の途中に設けられた前輪用遮断弁(19)と、 マスタシリンダ(10)および後輪用第1ホイールシリンダ(17)を接続する後輪用液路(16d,16e)と、
    後輪用液路(16d,16e)の途中に設けられた後輪用遮断弁(20)と、
    前輪用遮断弁(19)よりも前輪用ホイールシリンダ(15)側の前輪用液路(16c)のブレーキ液圧を調整する前輪用ブレーキ液圧制御手段(30)と、
    後輪用第2ホイールシリンダ(27)に供給されるブレーキ液圧を調整する後輪用ブレーキ液圧制御手段(31)と、
    を備えたことを特徴とするブレーキ装置。
  2. ドライバーのブレーキ操作によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ(10)と、 前輪を制動可能な前輪用ホイールシリンダ(15)と、
    後輪を制動可能な後輪用第1ホイールシリンダ(17)と、
    後輪を制動可能な後輪用第2ホイールシリンダ(27)と、
    マスタシリンダ(10)および前輪用ホイールシリンダ(15)を接続する前輪用液路(16a,16b,16c)と、
    前輪用液路(16a,16b,16c)の途中に設けられた遮断弁(19′)と、
    遮断弁(19′)よりも前輪用ホイールシリンダ(15)側の前輪用液路(16b)から分岐して第1、第2後輪用ホイールシリンダ(17,27)に連なる後輪用液路(16q,16r,16s)と、
    後輪用液路(16q,16r,16s)が第1、第2後輪用ホイールシリンダ(17,27)へと分岐する分岐部(P)および前輪用ホイールシリンダ(15)間に設けられた前後輪分離弁(32)と、
    前記分岐部(P)および後輪用第1ホイールシリンダ(17)間に設けられ、正常時に閉弁して異常時に開弁する第1切換弁(33)と、
    前記分岐部(P)および後輪用第2ホイールシリンダ(27)間に設けられ、正常時に開弁して異常時に閉弁する第2切換弁(34)と、
    前後輪分離弁(32)よりも前輪用ホイールシリンダ(15)側の前輪用液路(16c)のブレーキ液圧を調整する前輪用ブレーキ液圧制御手段(30)と、
    前後輪分離弁(32)よりも後輪用第1、第2ホイールシリンダ(17,27)側の後輪用液路(16q,16r,16s)のブレーキ液圧を調整する後輪用ブレーキ液圧制御手段(31)と、
    を備えたことを特徴とするブレーキ装置。
  3. 後輪用第1ホイールシリンダ(17)がドラムブレーキ装置(14B)用であり、後輪用第2ホイールシリンダ(27)がディスクブレーキ装置(14A)用であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のブレーキ装置。
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