JP4484917B2 - 歩行型作業機のハンドル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルフレームの後端部にハンドルを備え、ハンドルに押し当て可能なメインクラッチレバーを備えた歩行型作業機のハンドル構造に関する。
歩行型作業機のハンドル構造のなかには、ハンドルフレームの後端部にループ状のハンドルが備えられ、ハンドルフレームにメインクラッチレバーが回動可能に取り付けられたものが知られている。
ループ状のハンドルは、ハンドルフレームの左右の後端部から左右の立上部が立ち上げられ、左右の立上部の上端部がクロス部で連結されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−217116号公報
特許文献1のハンドル構造によれば、メインクラッチレバーを後方にスイング移動させてハンドル(すなわち、左右の立上部やクロス部)に押し当てることでメインクラッチを作動位置に切り換えるように構成されている。
よって、メインクラッチレバーをハンドルに押し当てた状態で、メインクラッチレバーの左側部およびハンドルの左立上部をまとめて握ることや、メインクラッチレバーの右側部およびハンドルの右立上部をまとめて握ることが可能である。
しかし、特許文献1のハンドル構造は、メインクラッチレバーの左側部およびハンドルの左立上部の2部材や、メインクラッチレバーの右側部およびハンドルの右立上部の2部材をまとめて握る必要がある。
このため、ハンドルをしっかり(確実に)握るためには、操作者に負担がかかることが考えられる。
また、メインクラッチレバーをハンドルに押し当てる際に、操作者が左右の立上部のいずれか一方を握っていた場合、メインクラッチレバーが立上部を握っている手に当たってしまう。
このため、操作者はメインクラッチレバーをハンドルに押し当てる際に、立上部を握っている手を開いて、メインクラッチレバーに当たらないようにする必要がある。
本発明は、操作者に負担をかけることなくハンドルをしっかり(確実に)握ることができ、ハンドルを握ったままの状態でメインクラッチレバーをハンドルに押し当てることができる歩行型作業機のハンドル構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、歩行型作業機の機体後部から後斜め上方へ延びるハンドルフレームの左右の後端部から左右の立上部をそれぞれ立ち上げ、該左右の立上部の上端部をクロス部で連結したループ状のハンドルと、前記ハンドルフレームの下側に回動可能に取り付けられるとともに、左側面視で略S字状に形成され、前記クロス部に押し当てることでクラッチオン状態に切り換えるメインクラッチレバーとを備え、前記メインクラッチレバーを前記クロス部に押し当てたときに、前記立上部と前記メインクラッチレバーとの間に、前記立上部を把持可能な間隔を確保するように前記メインクラッチレバーを形成したことを特徴とする。
請求項において、前記左右の立上部は、該左右の立上部を握った掌の幅寸法を基準として高さ寸法が設定されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、メインクラッチレバーをクロス部に押し当てた状態で、立上部とメインクラッチレバーとの間に間隔を確保するようにメインクラッチレバーを形成した。
よって、メインクラッチレバーをクロス部に押し当てた状態で、ハンドルの立上部を握っている手にメインクラッチレバーが当たることを防止できる。
これにより、ハンドルの立上部を握ったままの状態で、メインクラッチレバーをクロス部に押し当てることができる。
さらに、メインクラッチレバーをクロス部に押し当てた状態で、立上部とメインクラッチレバーとの間に間隔を確保することで、ハンドルの立上部およびメインクラッチレバーをまとめて一緒に握る必要がない。
これにより、操作者に負担をかけることなくハンドルをしっかり(確実に)握ることができる。
このように、立上部を把持したままの状態で、メインクラッチレバーをクロス部に押し当てることができ、かつ、メインクラッチレバーを握らないでハンドルの立上部のみを握ることで、操作者に負担をかけることなくハンドル(立上部)をしっかり(確実に)握ることができるので、歩行型作業機の操作性を高めることができるという利点がある。
また、請求項に係る発明では、メインクラッチレバーをハンドルフレーム下側に回動自在に取り付けた。
よって、ハンドルフレームのうち、メインクラッチレバーを取り付ける部位の上面側に、操作用部材を設けることができる。
これにより、操作用部材をハンドル側(すなわち、操作者側)に近づけることが可能になり、歩行型作業機の操作性を高めることができるという利点がある。
さらに、メインクラッチレバーを側面視で略S字状に形成した。よって、メインクラッチレバーのうち、上端部をクロス部に近づけ、左右の立上部と対向する部位を各立上部から前側に離すことができる。
これにより、メインクラッチレバーを略S字状に形成するだけの簡単な構成で、メインクラッチレバーをクロス部に押し当てたときに、立上部とメインクラッチレバーとの間に間隔を確保することができるという利点がある。
請求項に係る発明では、左右の立上部を握った掌の幅寸法を基準として左右の立上部の高さ寸法を設定した。
よって、左右の立上部を握った状態で、左右の立上部に連結されているハンドルフレームに小指を当て、クロス部に親指を当てることができる。
これにより、左右の立上部を握った手が上下方向にずれることをハンドルフレームおよびクロス部で防いで、操作者に負担をかけることなくハンドルをしっかり(確実に)握ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は操作者から見た方向にしたがい、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
なお、本実施の形態では歩行型作業機として歩行型耕耘機を例示するが、歩行型作業機は歩行型耕耘機に限定するものではない。
図1は本発明に係る歩行型作業機のハンドル構造を示す側面図である。
歩行型作業機10は、機体11の上部に搭載されたエンジン12と、機体11の下端部に車軸13を介して設けられた左右の車輪14と、機体11の後部に設けられた耕耘装置15と、機体11の後部に設けられたハンドル構造20とを備えている。
耕耘装置15は、機体11の後部に昇降自在に取り付けられた耕耘カバー16と、耕耘カバー16に回転軸17を介して設けられた複数の耕耘爪18と、回転軸17にエンジン12の回転を伝える動力伝達部(図示せず)とを備えている。
ハンドル構造20は、機体11の後部から後斜め上方へ延びるハンドルフレーム21と、ハンドルフレーム21の後端部に設けられたループ状のハンドル22と、ハンドルフレーム21に回動可能に取り付けられたメインクラッチレバー23とを備えている。
図2は本発明に係る歩行型作業機のハンドル構造を示す斜視図、図3は本発明に係る歩行型作業機のハンドル構造を示す側面図である。なお、図2、図3は、メインクラッチレバー23をオフ位置に保持した状態を示す。
ハンドルフレーム21は、機体11(図1参照)の左側後部から後斜め上方へ延びる左ハンドルフレーム部26と、機体11の右側後部から後斜め上方へ延びる右ハンドルフレーム部28とを備える。
左ハンドルフレーム部26は、後部に略水平に延びた左水平部27を備えた筒状のパイプ部材である。
右ハンドルフレーム部28は、後部に略水平に延びた右水平部29を備えた筒状のパイプ部材である。
ループ状のハンドル22は、左水平部27の後端部(ハンドルフレームの左後端部)27aから立ち上げられた左立上部31と、右水平部29の後端部(ハンドルフレームの右後端部)29aから立ち上げられた右立上部32と、左立上部31の上端部31aおよび右立上部32の上端部32aを連結するクロス部33とで門型に形成された筒状のパイプ部材である。
左立上部31を備えた左水平部27は、前端部27bの下側部(ハンドルフレーム下側)27cに左取付ブラケット35が設けられ、図4に示すように左水平部27の内側部27dにストッパピン36が設けられている。
図4は本発明に係るハンドル構造の左取付ブラケットを示す正面図である。
左取付ブラケット35は、左水平部27のうち、前端部27bの下側部27cに溶接された上壁部37と、上壁部37の内外の端部から下方にそれぞれ張り出された内外の側壁部38,39とで略コ字状に形成されている。
内外の側壁部38,39に左支持ピン42が回動自在に設けられている。左支持ピン42には、左コイルばね43が取り付けられている。左コイルばね43は、一端部43aが上壁部37に係止され、他端部43bが左係止ピン44に係止されている。
左係止ピン44は左突片64に設けられている。左突片64については後述する。
左支持ピン42に左コイルばね43を設けることで、左コイルばね43で左支持ピン42を反時計回り方向に付勢している。
図2、図3に戻って、右立上部32を備えた右水平部29は、前端部29bの下側部(ハンドルフレーム下側)29cに右取付ブラケット45が設けられている。
右取付ブラケット45は、左取付ブラケット35と左右対称の部材である。
この右取付ブラケット45は、右水平部29のうち、前端部29bの下側部29cに溶接された上壁部47と、上壁部47の内外の端部から下方にそれぞれ張り出された内外の側壁部48,49とで略コ字状に形成されている。
内外の側壁部48,49に右支持ピン52が、左支持ピン42と同軸上に回動自在に設けられている。
右支持ピン52には、右コイルばね53が取り付けられている。右コイルばね53は、左コイルばね43と同様に、一端部が上壁部47に係止され、他端部が右係止ピン54に係止されている。
右係止ピン54は右突片74に設けられている。右突片74については後述する。
右支持ピン52に右コイルばね53を設けることで、右コイルばね53で右支持ピン52を反時計回り方向に付勢している。
左立上部31は、左立上部31を握った左掌の幅寸法W(図7(a)参照)を基準として高さ寸法Hが設定されている。
右立上部32は、左立上部31と左右対称の部材である。
この右立上部32も、左立上部31と同様に、右立上部32を握った右掌の幅寸法W(図示せず)を基準として高さ寸法Hが設定されている。
左右の取付ブラケット35,45に左右の支持ピン42,52を介してメインクラッチレバー23が取り付けられている。
すなわち、メインクラッチレバー23は、左取付ブラケット35に左支持ピン42を介してスイング移動自在に取り付けられた左側脚部56と、右取付ブラケット45に右支持ピン52を介してスイング移動自在に取り付けられた右側脚部57と、左側脚部56の上端部56aおよび右側脚部57の上端部57aを連結するクロスバー58とを備えている。
左側脚部56は、筒状のパイプ部材で形成され、側面視で略S字状(クランク状)に形成され、左立上部31の前側に配置されている。
この左側脚部56は、図4に示すように、下端部に左ボス61が設けられ、左ボス61の嵌合孔62が左支持ピン42に嵌合され、左ボス61および左支持ピン42が左ロックピン63で固定され、左ボス61から左突片64が下向きに突出され、左突片64に左係止ピン44が取り付けられている。
なお、左側脚部56には、操作ケーブル66の後端部66aが連結ピン67を介して連結されている。
右側脚部57は、筒状のパイプ部材で左側脚部56と左右対称に、側面視で略S字状(クランク状)に形成され、右立上部32の前側に配置されている。
この右側脚部57は、下端部に右ボス71が設けられ、右ボス71の嵌合孔72が右支持ピン52に嵌合され、右ボス71および右支持ピン52が右ロックピン73で固定され、右ボス71から右突片74が下向きに突出され、右突片74に右係止ピン54が取り付けられている。
クロスバー58は、筒状のパイプを平坦に潰した部材で、左側脚部56の上端部56aおよび右側脚部57の上端部57aを連結することで、ハンドル22のクロス部に対して平行に配置された部材である。
以上説明したように、メインクラッチレバー23は、ハンドルフレーム21下側に回動自在に取り付けられ、左右のコイルばね43,53のばね力で反時計回り方向(すなわち、前方に向けてスイング移動する方向)に付勢されている。
このメインクラッチレバー23は、左右のコイルばね43,53のばね力でクラッチオフ位置P1(図3参照)に配置された状態で、左側脚部56がストッパピン36に当接する。
よって、メインクラッチレバー23は左右のコイルばね43,53のばね力でクラッチオフ位置P1に保持されている。
この状態で、メインクラッチをオフ状態に保つことができる。
メインクラッチレバー23のクロスバー58を左右のコイルばね43,53のばね力に抗して後方(クロス部33側)に引き寄せることで、メインクラッチレバー23が左右の支持ピン42,52を軸にしてハンドル22側にスイング移動する。
図5は本発明に係るハンドル構造のメインクラッチレバーをオン位置に保持した状態を示す側面図である。
メインクラッチレバー23がクラッチオン位置P2に配置された状態で、クロスバー58がハンドル22のクロス部33に当接される(押し当てられる)。
この状態で、メインクラッチをオン状態に保つことができる。
ここで、メインクラッチレバー23は、左側脚部56および右側脚部57が、それぞれ側面視で略S字状に形成されている。
具体的には、左側脚部56を略S字状に形成することで、左側脚部56の上半部56bは略く字状に形成されている。
よって、メインクラッチレバー23をクラッチオン位置P2に配置した状態(すなわち、クロスバー58がクロス部33押し当てられた状態)において、左側脚部56の略上半部56bが左立上部31から前側に所定距離Lだけ離れた位置に配置される。
同様に、右側脚部57を略S字状に形成することで、右側脚部57の上半部57bも略く字状に形成されている。
よって、メインクラッチレバー23をクラッチオン位置P2に配置した状態において、右側脚部57の略上半部57bが右立上部32から前側に所定距離Lだけ離れた位置に配置される。
これにより、メインクラッチレバー23を略S字状に形成するだけの簡単な構成で、メインクラッチレバー23のクロスバー58をクロス部33に押し当てたときに、左立上部31と左側脚部56との間に間隔Sを確保するとともに、右立上部32と右側脚部57との間に間隔Sを確保することができる。
なお、左立上部31と左側脚部56との間に間隔Sを確保するとともに、右立上部32と右側脚部57との間に間隔Sを確保した理由は図7で詳しく説明する。
ここで、前述したように、左取付ブラケット35は、左水平部27の前端部27bの下側部27cに設けられている。
よって、左取付ブラケット35近傍において、左水平部27の上側部27e側に空間を確保することができる。
これにより、左水平部27の上側部27eに、取付ブラケット76を介してメイン操作スイッチ(操作用部材)77を取り付けることが可能になる。
すなわち、メイン操作スイッチ77をハンドル22側(すなわち、操作者側)に近づけることが可能になり、歩行型作業機の操作性を高めることができる。
メイン操作スイッチ77は、電源(バッテリー)との接続、非接続の状態を切り換えるスイッチである。
なお、左水平部27の上側部27eと同様に、右水平部29の上側部29e(図2参照)側に空間を確保することができる。
よって、右水平部29の上側部29eにも操作用部材を設けることは可能である。
図6は本発明に係るハンドル構造のクロス部にクロスバーを押し当てた状態を示す断面図である。
メインクラッチレバー23がクラッチオン位置P2に配置された状態で、クロスバー58がハンドル22のクロス部33に押し当てられる。
すなわち、クロスバー58は、筒状のパイプが平坦に潰された部材である。このクロスバー58の後平坦部58aが、クロス部33の前壁33aに押し当てられる。
クロスバー58を平坦に潰すことで、クロスバー58の前平坦部58bをクロス部33に近づけることができる。
これにより、操作者はクロスバー58をクロス部33と一緒に無理なく握ることができる。
また、クロスバー58の後平坦部58aをクロス部33の前壁33aに押し当てることで、クロスバー58をクロス部33の前側に配置することができる。
これにより、メインクラッチレバー23をクラッチオフ位置P1(図3参照)に戻すときに、操作者はクロス部33に手をかけたままの状態を保ちながら、人差し指〜小指の4本の指を前に拡げるだけでクロスバー58の把持を解放することができる。
つぎに、ハンドル構造20の操作例を図7〜図9に基づいて説明する。なお、左右の立上部31,32は左右対称の部材なので、図7〜図9においては左立上部31についてのみ説明して、右立上部32の説明を省略する。
図7(a)、(b)は本発明に係るハンドル構造のクラッチレバーをオフ位置からオン位置に切り換える例を説明する図である。
(a)において、操作者が左手81で左立上部31を握った状態で、右手82の人差し指82a〜小指(人差し指82aのみ図示する)をメインクラッチレバー23のクロスバー58にかける。
左手81で左立上部31を握ったままの状態で、右手82を手前側に引き寄せることで、メインクラッチレバー23を矢印Aの如くスイング移動する。
(b)において、クロスバー58がハンドル22のクロス部33に押し当てられ、メインクラッチレバー23がクラッチオン位置P2に配置される。
この状態で、左立上部31と左側脚部56との間に間隔Sが確保される。
よって、メインクラッチレバー23をクラッチオン位置P2に配置した状態で、左立上部31を握っている左手81に左側脚部56が当たることを防止できる。
これにより、左立上部31を握ったままの状態で、メインクラッチレバー23のクロスバー58をクロス部33に押し当てることができる。
さらに、クロスバー58をクラッチオン位置P2に配置した状態で、左立上部31と左側脚部56との間に間隔Sを確保することで、左立上部31および左側脚部56を左手81でまとめて握る必要がない。
これにより、操作者に負担をかけることなく左立上部31をしっかり(確実に)握ることができる。
このように、左立上部31を把持したままの状態で、メインクラッチレバー23をクラッチオン位置P2に配置することができ、かつ、左側脚部56を握らないで左立上部31のみを握ることで、操作者に負担をかけることなくハンドル22(具体的には、左立上部31)をしっかり(確実に)握ることができる。
これにより、歩行型作業機の操作性を高めることができる。
メインクラッチレバー23をクラッチオン位置P2に配置することで、メインクラッチがオン状態になり歩行型作業機10(図1参照)が走行を開始する。
歩行型作業機10を走行させながら、複数の耕耘爪18(図1参照)を駆動することで、土壌の耕耘作業をおこなう。
ところで、歩行型作業機10による耕耘作業中や、歩行型作業機10の発進/停止時に、ハンドル22が上下方向や、前後方向に移動(振動)することが考えられる。
この時、一般的に操作者は歩行型作業機10の姿勢を安定させるためにハンドル22の動きを抑えようとする。
ここで、左立上部31を左手81で握ることで、左手の甲81aを横向きにすることができる。
左手の甲81aを横向きに配置することで、左腕を身体に付けた状態(いわゆる、脇をしめた状態)を保つことができる。
これに対して、左手81でクロス部33およびクロスバー58を握った場合、左手の甲81aは上向きになる。左手の甲81aが上向きになることで、左腕が身体から離れた状態(いわゆる、脇がしまらない状態)になる。
よって、左手の甲81aを横向きにした場合と左手の甲81aを上向きにした場合とを比較すると、左手の甲81aを横向きにした場合のほうが、ハンドル22に腕の力を伝えやすい。
これにより、左手81で左立上部31を握ることで、ハンドル22の上下方向や前後方向への移動(振動)を良好に抑えることができる。
さらに、左立上部31は、左立上部31を握った左手81掌の幅寸法Wを基準として、すなわち、左手81掌の幅寸法Wに合わせて高さ寸法Hが設定されている。
よって、左立上部31を左手81で握った際に、左手81の小指81bを左立上部31の下端部31bに配置することができる。左立上部31の下端部31bは、湾曲状に形成されているので、左手81が下方に移動することを防ぐことができる。
換言すると、左立上部31を左手81で握った際に、左手81の小指81bを左水平部27の後端部27aに当てることが可能になり、左手81が下方に移動することを防ぐことができる。
また、左立上部31を左手81で握った際に、親指81cをクロス部33に当てることができる。親指81cをクロス部33に当てることで、左手81が上方に移動することを防ぐことができる。
これにより、左立上部31を握った左手81が上下方向に滑る(ずれる)ことを防いで、操作者に負担をかけることなく左立上部31をしっかり(確実に)握ることができる。
したがって、左立上部31を握った左手81で、ハンドル22が上下方向や前後方向に移動(振動)することを一層良好に抑えることができる。
図8は本発明に係る歩行型作業機を左旋回させる例を説明する図である。
歩行型作業機10が矢印Bの如く左旋回するとき、左立上部31を左手81で握った状態を保つことができる。
前述したように、左立上部31を左手81で握ることで、左手の甲81aを横向きに配置して左腕を身体に付けた状態(いわゆる、脇をしめた状態)を保つことができる。
これに対して、左手81でクロス部33およびクロスバー58を握った場合、左手の甲81aは上向きになる。
左手の甲81aが上向きにすることで、左腕が身体から離れた状態(いわゆる、脇がしまらない状態)になる。
よって、左手の甲81aを横向きにした場合と左手の甲81aを上向きにした場合とを比較すると、左手の甲81aを横向きにした場合のほうが、左手81でハンドル22に十分な操作力をかけることが可能になる。
これにより、歩行型作業機10の左旋回にハンドル22を容易に対応させて移動することができ、歩行型作業機の操作性を高めることができる。
図9(a),(b)は本発明に係るハンドル構造のクラッチレバーをオン位置からオフ位置に切り換える例を説明する図である。
(a)において、メインクラッチレバー23をクラッチオン位置P2に配置することで、クロスバー58がクロス部33の前壁33aに押し当てられる。
この状態で、クロスバー58はクロス部33の前側に位置する。
(b)において、クロスバー58がクロス部33の前側に位置しているので、操作者はクロス部33に右手82をかけたままの状態を保ちながら、人差し指82a〜小指の4本の指(人差し指82aのみを図示する)を前に拡げるだけでクロスバー58の把持を解放することができる。
クロスバー58の把持を解放することで、メインクラッチレバー23を左右のコイルばね43,53のばね力で矢印Cの如くクラッチオフ位置P1(図3参照)に戻すことができる。
なお、前記実施の形態では、歩行型作業機のハンドル構造を歩行型耕耘機10に適用した例を示したが、これに限らないで、歩行型芝刈機や歩行型草刈機などの他の歩行型作業機のハンドル構造に適用することも可能である。
また、前記実施の形態では、操作用部材としてメイン操作スイッチ77を例示したが、これに限らないで、その他の操作スイッチや操作レバーを設けることも可能である。
本発明のハンドル構造は、ハンドルフレームの後端部にハンドルを備え、ハンドルに押し当て可能なメインクラッチレバーを備えた歩行型作業機への適用に好適である。
本発明に係る歩行型作業機のハンドル構造を示す側面図である。 本発明に係る歩行型作業機のハンドル構造を示す斜視図である。 本発明に係る歩行型作業機のハンドル構造を示す側面図である。 本発明に係るハンドル構造の左取付ブラケットを示す正面図である。 本発明に係るハンドル構造のメインクラッチレバーをオン位置に保持した状態を示す側面図である。 本発明に係るハンドル構造のクロス部にクロスバーを押し当てた状態を示す断面図である。 本発明に係るハンドル構造のクラッチレバーをオフ位置からオン位置に切り換える例を説明する図である。 本発明に係る歩行型作業機を左旋回させる例を説明する図である。 本発明に係るハンドル構造のクラッチレバーをオン位置からオフ位置に切り換える例を説明する図である。
符号の説明
10…歩行型耕耘機、11…機体、20…歩行型作業機のハンドル構造(ハンドル構造)、21…ハンドルフレーム、22…ハンドル、23…メインクラッチレバー、27a…左水平部の後端部(ハンドルフレームの左後端部)、27c,29c…前端部の下側部(ハンドルフレーム下側)、29a…右水平部の後端部(ハンドルフレームの右後端部)、31…左立上部、31a…左立上部の上端部、32…右立上部、32a…右立上部の上端部、33…クロス部、H…高さ寸法、S…間隔、W…掌の幅寸法。

Claims (2)

  1. 歩行型作業機の機体後部から後斜め上方へ延びるハンドルフレームの左右の後端部から左右の立上部をそれぞれ立ち上げ、該左右の立上部の上端部をクロス部で連結したループ状のハンドルと、
    前記ハンドルフレームの下側に回動可能に取り付けられるとともに、左側面視で略S字状に形成され、前記クロス部に押し当てることでクラッチオン状態に切り換えるメインクラッチレバーとを備え、
    前記メインクラッチレバーを前記クロス部に押し当てたときに、前記立上部と前記メインクラッチレバーとの間に、前記立上部を把持可能な間隔を確保するように前記メインクラッチレバーを形成したことを特徴とする歩行型作業機のハンドル構造。
  2. 前記左右の立上部は、該左右の立上部を握った掌の幅寸法を基準として高さ寸法が設定されたことを特徴とする請求項1記載の歩行型作業機のハンドル構造。
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