JP4484704B2 - 流体ディスペンサ装置用のドーズインジケータ - Google Patents

Description

本発明は、ドーズインジケータおよびこうしたドーズインジケータを有する流体ディスペンサ装置に関する。

複数のドーズを投与するための流体ディスペンサ装置の分野、特にスプレーの分野では、投与済みのドーズ数や未投与で残っている分のドーズ数を表示するためのシステムが多く開発されてきた。
それらのシステムの殆どには多くの問題が見られる。そうした問題は一般的に、複数の歯車がギアを形成し、その歯車の数はカウントすべきドーズの量によって決まるということに起因している。結果として、カウンタまたはインジケータは極めて複雑となり寸法は相当に大きくなるため、製造や組み立てのコストが高くなる。また、インジケータには一般的に数字が使用されており、特にディスペンサ装置がたとえば２００ドーズに達する大きなドーズ数を投与するよう作られている場合には、ユーザが読み取るのが困難であることがしばしばある。さらに、現在用いられているドーズカウンタまたはインジケータのシステムは、視力障害者や特に盲人が使用するには不適当である。別の主要な問題が、既存のカウンタは一般的に、ディスペンサ装置を組み立てるための組み立て工程を必要とし、この工程は、カウンタが存在することによって変更を加えられるため一般的な組み立て工程とは異なるものになる、という点に存する。これによって装置はより複雑になり、その結果コストはさらに増大することになる。

さらに、たいていのドーズインジケータシステムは、容器の軸方向の末端に配置され、駆動中に容器が移動（変位）される軸に対して垂直方向にあり、システムは容器が装着された後に組み付けられることになる。このことにより組み立ては複雑になり、組み立てのコストは増大する。米国特許：５ ４２１ ４８２号の文書には、こうしたインジケータシステムが開示されている。

本発明は、上記の問題を生じない流体ディスペンサ装置用ドーズインジケータを提供することを目的とする。
具体的に言えば、本発明は、製造および組み立てが簡単かつ低コストであって、特に組み立て工程に変更を加えることなく既存の全ての流体ディスペンサ装置に適用することができる、というドーズインジケータを提供することを目的とする。

本発明はさらに、ディスペンサ装置に貯蔵されたドーズ数にかかわらず寸法が小さい、というドーズインジケータを提供することを目的とする。
本発明はさらに、特にインジケータを駆動するための駆動手段を含み、完成された別個のユニットを形成するドーズインジケータを提供することを目的とする。
本発明はさらに、ユーザは容易に読み取りすることができ、視力障害者や特に盲人による使用が可能である、というドーズインジケータを提供することを目的とする。

本発明はさらに、容器を装着する前に組み立てることができるドーズインジケータを提供することを目的とする。
本発明はさらに、容器の軸方向の末端に配置されることのないドーズインジケータを提供することを目的とする。

本発明は、本体（２１）内の流体容器（１９）が当該流体容器の軸方向に移動されると、当該流体容器（１９）の１ドーズ分の内容物が放出される流体ディスペンサ装置（Ｂ）用のドーズインジケータ（Ａ）であって、前記インジケータは回転移動が可能な回転部材（１）と並進移動が可能なスライド部材（４）とを有し、前記回転部材（１）はプロフィール（２）を有し、当該プロフィールは前記スライド部材（４）の突起（５）と協働して前記回転部材（１）が回転するたびに前記スライド部材（４）を並進移動させ、前記スライド部材（４）の位置は投与済みのドーズ数または未投与で残っている分のドーズ数を示し、前記回転部材（１）は一連の歯（３）を有する厚みの小さい回転ディスクであって、前記一連の歯（３）は駆動手段（１１，１７）と協働して前記回転ディスク（１）を回転させるよう作られており、前記回転部材（１）の回転ディスク（１）は、前記流体容器（１９）の軸方向に沿って配置され、前記駆動手段は前記一連の歯（３）を取り囲むリング（１２）に連結されたドライブ部材（１１）を有し、前記ドライブ部材（１１）は、１ドーズ分の分量が投与されるたびに前記一連の歯（３）と協働することを特徴とする。

効果的な実施の形態として、前記プロフィールは螺旋状のプロフィールである。
また、効果的な実施の形態として、前記回転部材と前記スライド部材とは、表示窓を有するカバーに配置されている。
また、効果的な実施の形態として、回転部材、スライド部材、駆動手段、そしてカバーは、流体ディスペンサ装置に組み入れることができるユニットを形成する。

また、効果的な実施の形態として、前記スライド部材は、前記カバーに設けられたリブなどのガイド手段の中でスライド移動する。
また、本発明の第２の実施の形態では、前記リングは戻り防止手段を有し、当該戻り防止手段は、前記回転ディスクが前記ドライブ部材によって回転される方向に対して反対方向に回転しないようにする。

また、効果的な実施の形態として、前記駆動手段は、可撓性のあるタブを少なくとも１つ有する。
また、効果的な実施の形態として、前記駆動手段は伝動部材を有し、当該伝動部材は、前記流体容器が軸方向に移動されるたびに当該流体容器と協働するよう作られており、さらに、前記伝動部材は、前記ドライブ部材と協働して前記回転ディスクを回転させる。

また、効果的な実施の形態として、前記伝動部材は、前記ドライブ部材に連結されたショルダーであって、流体ディスペンサ装置の前記流体容器に設けられた部分と協働する。
また、効果的な実施の形態として、前記スライド部材は、インジケータ手段が一方の側面に、そして前記突起が他方の側面に設けられた厚みの小さいプレートで成り、前記インジケータ手段をユーザが視認および／あるいは触知できるような形で、前記インジケータ手段は表示窓と協働する。

また、効果的な実施の形態として、前記インジケータ手段は、視認性および／あるいは触知性である。
また、効果的な実施の形態として、前記視認性インジケータ手段は、色の異なった複数の部分を有し、前記厚みの小さいプレートが並進移動すれば表示窓における前記色の現れる方が変化する。

また、効果的な実施の形態として、前記触知性インジケータ手段は、突起部分を有し、当該突起部分は、前記窓の周囲に設けられた突起と協働し、それによって、移動する前記突起部分の固定された前記突起に対する相対位置を、触ることによって確認できるようにする。
また、本発明は、本体内の流体容器と前記流体容器に設置されたポンプまたは弁などの投与部材と、を有し、本体内の流体容器が当該流体容器の軸方向に移動されると、当該流体容器の１ドーズ分の内容物が放出される流体ディスペンサ装置であって、前記ドーズインジケータを有することを特徴とする。

また、効果的な実施の形態として、前記ドーズインジケータは、前記流体容器が軸方向に移動されている間、前記インジケータの伝動部材と協働する部分によって駆動されることとする。

本発明に関する他の特徴および効果については、添付図面を参照しながら、非限定的な例として示す特定の実施の形態に関する以下の詳細な説明を読めば、さらに明らかになるだろう。
本発明のドーズインジケータＡは、いかなる種類の流体ディスペンサ装置にも用いられる。しかし、さらに具体的に言えばスプレーに、そして、効果的な構成としては、投与用の流体と推進ガスとを貯蔵する容器に設置された形で絞り弁を有する噴霧器に実装できる。

図１および２は、本発明のドーズインジケータＡが特に適用されたディスペンサＢを概略的に示す。装置は、本体２１と絞り弁２０が取り付けられた容器１９とを有し、装置Ｂは、本体２１内部の容器１９が軸方向に移動（変位）されると駆動し、前記移動によって弁２０のロッドは圧縮され、マウスピース２２を通して１ドーズ分の内容物が放出される。当然のことながら、本発明は、他の種類のディスペンサ装置（具体的には鼻用のスプレー装置、または弁の代わりにポンプを有する装置）にも実装できる。

図３乃至６は、特に上記の流体ディスペンサ装置Ｂと共に使用することが可能なドーズインジケータＡの実施の形態をさらに具体的に示す図である。ドーズインジケータは、回転ディスクの様態に作られた回転部材１を有し、これは、前記ディスク１に対してほぼ垂直となる回転軸を中心に回転するよう作られて
いる。回転ディスク１は厚みが小さく、プロフィール（好ましい形態として螺旋状に成形されたプロフィール２）が設けられており、当該プロフィールは、効果的な構成としてリブで形成されている。ディスク１の周縁部にはさらに、一連の歯３が設けられており、当該一連の歯は、前記ディスク１を回転させるよう作られた駆動手段と協働する。一連の歯については、後ほどさらに詳細な説明をする。

図に示すインジケータＡにはさらに、並進移動するように作られたスライド部材４が設けられている。スライド部材４は、突起５または他の同等の手段を有し、当該手段は回転ディスク１の前記螺旋状のプロフィール２と協働する。具体的に言えば、回転ディスク１が回転すれば、突起５は螺旋状のプロフィールの内部で移動（変位）され、これによってスライド部材４は並進移動される。スライド部材４は、好ましい形態として厚みの小さいプレートの様態に作られており、一方の側面にインジケータ手段６を、そして他方の側面に回転ディスク１と協働する前記突起５を支持している。

効果的な構成として、回転部材１とスライド部材４とはカバー７の中に配置されており、さらに、好ましい形態として当該カバーは厚みの小さい構造であって、表示窓８を有し、スライド部材４のインジケータ手段６は当該表示窓と協働することによって目に見えるようになったり、ユーザが触れられるようになったりする。
インジケータ手段６は、視認性（visual）および／あるいは触知性（tactile）とすることができる。視認性インジケータ手段は、色の異なる部分を複数有するようにし、前記窓８において前記厚みの小さいプレート４が並進移動すれば前記色のうち窓に現れるものが変化する、という形にしてもよい。前記窓にどの色がくるかによって、ユーザは、未投与で残っている分のドーズ数または投与済みのドーズ数を見ることができる。スライド部材４に異なった色（たとえば緑と赤）のついた複数の部分を設けるか、あるいは、スライドプレート４は
１つの規定の色を有し、その下に配置された回転ディスク１は別の色を有する、という形にすることで、プレート４が窓８で並進移動されるのにつれ、別の色をつけられた回転ディスク１が前記窓に次第に現れるようにする。このようにすれば、ユーザは投与分のドーズの進捗を視認できる。効果的な構成として、本発明はさらに、触知性インジケータ手段を提供する。これは、スライド部材４に設けられた突起部分６と、たとえばカバー７に一体化させた形で
前記表示窓８の周囲に設けることができる突起１０とを有するものである。これにより、ユーザは、スライド部材４の前記移動式の突起部分６の前記カバー７の前記固定突起１０に対する相対的な位置を、触ることによって確認できる。本実施の形態によれば、視力障害者や特に盲人がドーズインジケータの位置を認識することで、未投与で残っている分のドーズ数または投与済みのドーズ数を認識することができる。当然のことながら、触知性および／あるいは視認性インジケータ手段は他の形で作ることも可能であり、上記の説明は非限定的な例として示したものにすぎない。

効果的な構成として、インジケータＡ（具体的に言えば回転ディスク１）は、前記インジケータＡに一体化された駆動手段によって駆動される。図３乃至６を参照する。駆動手段は、回転ディスク１の一連の歯３を取り囲むリング１２に連結された形でドライブ部材１１を有している。ドライブ部材１１は、１回分のドーズが投与されるたびに前記一連の歯３と協働するよう作られている。効果的な構成として、具体的には前記リング１２の中に、戻り防止手段１３が設けられており、駆動中に前記回転ディスク１がドライブ部材１１によって回転される方向に対して反対方向にディスクが回転しないようにする。

効果的な構成として、駆動手段にはさらに伝動部材１７を有し、当該伝動部材は、駆動のたびに流体ディスペンサ装置Ｂと協働するよう作られており、前記伝動部材１７は前記ドライブ部材１１とも協働して前記回転ディスク１を回転させる。具体的には、図１に示すように、前記伝動部材１７はドライブ部材１１に連結されたショルダーであって、流体ディスペンサ装置Ｂのうち駆動中に動く部分１８と協働する。図示する例においては、前記部分１８は、絞り弁２０を容器１９に固定するための固定リングである。当然のことながら、さらに一般的に言えば、装置Ｂが駆動される間に移動される部分であればいずれであってもショルダー１７と協働してドーズインジケータＡを駆動させるのに適している。

図６を参照する。駆動手段はドライブ部材を形成する可撓性タブ１１を有するようにしてもよく、前記可撓性タブ１１には２つの可撓性のある部分１３，１４を、その各部分が斜面の様態に形作られた底部を有するピン１５，１６を保持する形で設けることができる。また、可撓性タブ１１は前記ショルダー１７を保持しており、スプレー装置Ｂが駆動されると、容器の固定リング１８はアーム１１の可撓性のある部分１４を回転ディスク１に対して並行に曲げ、前記ディスクを一連の歯３と協働するピン１６からの力によって回転させる。同時に、可撓性のある部分１３は、傾斜したピン１５の底部に対する一連の歯３の作用を受けて、回転ディスク１に対して垂直の方向に曲げられる。容器１９が休止位置に戻る際に、可撓性のある部分１４は負担がなくなり、ピン１６からの一連の歯３に対する力の作用を受けて、回転ディスク１に対して垂直に曲げられる。こうすればピン１６は、一連の歯３のうち次の歯とかみ合って、装置は次の駆動ができるようになる。明らかな点として、回転ディスク１が回転を１回加えるたびに、スライド部材４は回転ディスク１の螺旋状のプロフィール２と協働する突起５を介して並進移動される。

効果的な構成として、カバー７は、横木やリブなどのガイド手段９を有しており、当該ガイド手段はスライド部材４と協働してスライド部材が並進移動するよう誘導する。
一連の歯３の数と回転ディスク１の螺旋状のプロフィール２における回転数とで、ドーズインジケータの特性、特にインジケータが数えることのできるドーズ数が決定される。図６に示す例では、一連の歯３は３０本の歯を有し、螺旋状のプロフィール２は７本の渦巻を有する。結果として、図示されたドーズインジケータＡは、およそ２１０回分のドーズを数えるよう作られていることになる。当然のことながら、この数は、螺旋状のプロフィール２の構造に変更を加えたり一連の歯３の数に変更を加えたりする形で、必要に応じて変化させることができる。したがって、本発明によれば、前記インジケータの形状または寸法に変更を加えることなく、いかなるドーズ数でも数えられる、という作りのドーズインジケータを製造することができる。先に述べたように、本発明のインジケータの構造はとりわけ厚みという点において特に小さいため、インジケータＡは図１および２に示すように、既存の流体ディスペンサ装置Ｂに容易に一体化できる。

変形例では、回転ディスク１の螺旋状のプロフィール２に、変形させたプロフィールを有する末端部分を設けてもよい。螺旋の末端部分は、最後のドーズが数えられる際にスライド部材４の突起５と協働する部分である。変形させたプロフィールは、螺旋の曲がり具合に変形を加えたものか、それどころか直線部分にすることさえできる。それら変形させたプロフィールは、スライド部材４の並進移動を変化させる、という作用を有し、特にその並進移動を加速させたりさらに遠くまで動かしたりする、という形で作用する。こうすれば、最後のドーズ分が投与され装置が空になったということがユーザにわかる。

本発明のドーズインジケータは、装置から投与済みのドーズ数や未投与で残っている分のドーズ数を容易にしたがって安価に表すことを可能にする。インジケータの構造は、表示する必要のあるドーズ数にかかわらず極めて厚みが小さく、実装先の装置への変更の必要を伴う突起部分は全く有さない。図１に示すように、本発明のインジケータＡは既存の装置に極めて容易に実装することができ、前記装置に変更を加える必要はない。また、インジケータＡがあっても、装置Ｂを組み立てるための組み立て工程に変更を加える必要はない。さらに詳しく言えば、インジケータは容器が所定の位置に置かれる前に組み立てることができる。例えば、インジケータは装着用に装置Bの本体２１の前面部分にこれを目的として設けられた穴を介して装置に実装することができる。本発明のインジケータの別の効果としては、インジケータの駆動手段が統合されているため、インジケータが独立した別個のユニットを形成することになり、当該ユニットは前もって組み立てておいて、具体的には容器を組み付ける前のタイミングで容易に流体ディスペンサ装置に一体化させることができる、というものがある。また、上で説明したように、本発明のインジケータは、盲人または視力障害者による使用も可能であり、視認性表示と触知性表示との組み合わせによって、投与済みのドーズ数や未投与で残っている分のドーズ数に関する確実な情報を全てのユーザに保証する。

ここまで、本発明に関して、図示された実施の形態に関連付けて説明してきたが、当然のことながら、本発明は決してそれら特定の実施の形態に限定されるものではない。それどころか、当業技術者であれば、本特許請求の範囲によって規定される本発明の精神を逸脱しない形で、いかなる変更を施すことも可能であろう。

本発明の効果的な実施の形態を構成するドーズインジケータを有する流体ディスペンサ装置の部分切欠概略側面図である。 図２は、図１と同様の図であり、正面図である。 図３は、本発明の効果的な実施の形態を構成するドーズインジケータの一部を示す、概略斜視図である。 図４は、本発明の効果的な実施の形態を構成するドーズインジケータの一部を示す、分解図である。 図５は、図４と同様の図であり、異なった角度から見た図である。 図６は、３乃至５のインジケータの一部分を示す部分切欠概略断面図である。

Claims (15)

1. 本体（２１）内の流体容器（１９）が当該流体容器の軸方向に移動されると、当該流体容器（１９）の１ドーズ分の内容物が放出される流体ディスペンサ装置（Ｂ）用のドーズインジケータ（Ａ）であって、
   前記インジケータは回転移動が可能な回転部材（１）と並進移動が可能なスライド部材（４）とを有し、
   前記回転部材（１）はプロフィール（２）を有し、当該プロフィールは前記スライド部材（４）の突起（５）と協働して前記回転部材（１）が回転するたびに前記スライド部材（４）を並進移動させ、前記スライド部材（４）の位置は投与済みのドーズ数または未投与で残っている分のドーズ数を示し、
   前記回転部材（１）は一連の歯（３）を有する厚みの小さい回転ディスクであって、前記一連の歯（３）は駆動手段（１１，１７）と協働して前記回転ディスク（１）を回転させるよう作られており、
   前記回転部材（１）の回転ディスク（１）は、前記流体容器（１９）の軸方向に沿って配置され、
   前記駆動手段は前記一連の歯（３）を取り囲むリング（１２）に連結されたドライブ部材（１１）を有し、前記ドライブ部材（１１）は、１ドーズ分の分量が投与されるたびに前記一連の歯（３）と協働することを特徴とするインジケータ。
2. 前記プロフィール（２）は螺旋状のプロフィールであること、
   を特徴とする請求項１に記載のインジケータ。
3. 前記回転部材（１）と前記スライド部材（４）とは、表示窓（８）を有するカバー（７）に配置されていること、
   を特徴とする請求項１または２に記載のインジケータ。
4. 回転部材（１）、スライド部材（４）、駆動手段（１１，１７）、そしてカバー（７）は、流体ディスペンサ装置（Ｂ）に組み入れることができるユニットを形成すること、
   を特徴とする請求項３に記載のインジケータ。
5. 前記スライド部材（４）は、前記カバー（７）に設けられたリブなどのガイド手段（９）の中でスライド移動すること、
   を特徴とする請求項３または４に記載のインジケータ。
6. 前記リング（１２）は戻り防止手段（１３）を有し、当該戻り防止手段は、前記回転ディスク（１）が前記ドライブ部材（１１）によって回転される方向に対して反対方向に回転しないようにすること、
   を特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載のインジケータ。
7. 前記駆動手段は、可撓性のあるタブ（１１）を少なくとも１つ有すること、
   を特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載のインジケータ。
8. 前記駆動手段は伝動部材（１７）を有し、当該伝動部材は、前記流体容器（１９）が軸方向に移動されるたびに当該流体容器（１９）と協働するよう作られており、さらに、前記伝動部材（１７）は、前記ドライブ部材（１１）と協働して前記回転ディスク（１）を回転させること、
   を特徴とする請求項１乃至７のいずれか一項に記載のインジケータ。
9. 前記伝動部材（１７）は、前記ドライブ部材（１１）に連結されたショルダーであって、流体ディスペンサ装置（Ｂ）の前記流体容器（１９）に設けられた部分（１８）と協働すること、
   を特徴とする請求項８に記載のインジケータ。
10. 前記スライド部材（４）は、インジケータ手段（６）が一方の側面に、そして前記突起（５）が他方の側面に設けられた厚みの小さいプレートで成り、前記インジケータ手段をユーザが視認および／あるいは触知できるような形で、前記インジケータ手段（６）は表示窓（８）と協働すること、
    を特徴とする請求項１乃至９のいずれか一項に記載のインジケータ。
11. 前記インジケータ手段（６）は、視認性および／あるいは触知性であること、
    を特徴とする請求項１０に記載のインジケータ。
12. 前記視認性インジケータ手段は、色の異なった複数の部分を有し、前記厚みの小さいプレート（４）が並進移動すれば表示窓（８）における前記色の現れる方が変化すること、
    を特徴とする請求項１１に記載のインジケータ。
13. 前記触知性インジケータ手段は、突起部分（６）を有し、当該突起部分は、前記窓（８）の周囲に設けられた突起（１０）と協働し、それによって、移動する前記突起部分の固定された前記突起（１０）に対する相対位置を、触ることによって確認できるようにすること、
    を特徴とする請求項１１または１２に記載のインジケータ。
14. 本体（２１）内の流体容器（１９）と前記流体容器（１９）に設置されたポンプまたは弁などの投与部材と、を有し、本体（２１）内の流体容器（１９）が当該流体容器の軸方向に移動されると、当該流体容器（１９）の１ドーズ分の内容物が放出される流体ディスペンサ装置（Ｂ）であって、
    請求項１乃至１３のいずれか一項に記載のドーズインジケータ（Ａ）を有することを特徴とする流体ディスペンサ装置。
15. 前記ドーズインジケータ（Ａ）は、前記流体容器（１９）が軸方向に移動されている間、前記インジケータ（Ａ）の伝動部材（１７）と協働する部分（１８）によって駆動されること、
    を特徴とする請求項１４に記載の装置。

Images