JP4484679B2 - 内接式歯車ポンプ - Google Patents

内接式歯車ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP4484679B2
JP4484679B2 JP2004345070A JP2004345070A JP4484679B2 JP 4484679 B2 JP4484679 B2 JP 4484679B2 JP 2004345070 A JP2004345070 A JP 2004345070A JP 2004345070 A JP2004345070 A JP 2004345070A JP 4484679 B2 JP4484679 B2 JP 4484679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
oil groove
cam ring
oil
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004345070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006152927A (ja
Inventor
昌和 倉田
瑞生 大滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2004345070A priority Critical patent/JP4484679B2/ja
Publication of JP2006152927A publication Critical patent/JP2006152927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4484679B2 publication Critical patent/JP4484679B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、例えば、自動車のアンチロックブレーキシステムやパワーステアリング装置のアシスト用油圧パワーシリンダに油圧を供給する内接式歯車ポンプの改良に関する。
例えば自動車に用いられる内接式歯車ポンプとしては、内周側に複数の内歯が一体に形成されたアウターロータと、外周側に前記内歯に噛合する複数の外歯が一体に形成されたインナーロータとを備え、前記各内歯と外歯との間に形成された複数のポンプ室のうち、容積が最大となる閉じ込み部を挟んだ一方のポンプ室は吸入ポート領域に連通し、他方側のポンプ室は吐出ポート領域に連通している。
そして、この吐出側のポンプ室においては、前記アウターロータがインナーロータに対して離間する方向にポンプ吐出圧が作用するため、かかる閉じ込み部におけるアウターロータの内歯とインナーロータの外歯との両歯頂部間の噛み合い隙間(チップクリアランス)が大きくなって、高圧な吐出側のポンプ室の作動油が低圧な吸入側のポンプ室へリークしてしまい、この結果、ポンプ効率の低下を招いている。
そこで、以下の特許文献1に記載された内接式歯車ポンプにあっては、吐出側のアウターロータの外周側に、該アウターロータの両側面と第1、第2サイドプレートの対向面との間(サイドクリアランス)から径方向にリークした高圧油を導入する高圧導通通路を設ける一方、吸入側のアウターロータの外周側に、吸入圧(低圧)を導入する低圧導入通路を設け、これら高圧導入通路内の高圧と低圧導入通路内の低圧によってアウターロータを閉じ込み部側へ押圧するようになっている。
これにより、該閉じ込み部側での内歯と外歯のチップクリアランスが減少して、前記吐出側ポンプ室から吸入側ポンプ室への作動油のリークを防止するようになっている。
また、前記カムリングの内周側壁面には、シール部材が設けられ、該シール部材によって高圧側(吐出側)と低圧側(吸入側)との間をシールするようになっている。
特開平11−117876号公報
しかしながら、前記従来の内接式歯車ポンプにあっては、カムリングの内周側壁面に設けられたシール部材は、前記アウターロータの外周面と常時摺接しているため、ポンプの回転駆動に際して摺動抵抗になってしまう。
この結果、ポンプ効率が悪化すると共に、シール部材が経時的に摩耗して損傷するおそれがある。
本発明は、前記従来の内接式歯車ポンプの技術的課題に鑑みて案出されたもので、円環状のカムリングと該カムリングの軸方向両側に設けられた第1サイドプレート及び第2サイドプレートとによって構成され、内部に作動室を有するハウジングと、前記カムリングの内周側に当該カムリングの内周面に対し摺動自在に収容され、内周側に複数の内歯が周方向へ連続して形成されたアウターロータと、該アウターロータの内周側に回転自在に設けられ、外周側に前記内歯に噛合する外歯が周方向へ連続して形成されたインナーロータと、該インナーロータを正逆方向へ回転駆動する駆動軸と、前記内歯と外歯との間に形成される複数のポンプ室のうち、最大容積を有する閉じ込み部と最小容積を有する噛み合い部とを結ぶ軸線を中心に対称に設けられ、前記複数のポンプ室に開口する第1ポート及び第2ポートと、前記作動室の内周面の前記アウターロータとの摺接面でかつ前記閉じ込み部側に設けられ、前記第1ポートに連通する第1油溝と、前記第1ポートと第1油溝とを連通する第1連通路と、該第1連通路に設けられ、前記第1ポート側から前記第1油溝側へのポンプ油の流動を許容する第1逆止弁と、前記作動室の内周面の前記アウターロータとの摺接面でかつ前記閉じ込み部側に設けられ、前記第2ポートに連通する第2油溝と、前記第2ポートと第2油溝とを連通する第2連通路と、該第2連通路に設けられ、前記第2ポート側から前記第2油溝側へのポンプ油の流動を許容する第2逆止弁とを備え、前記第1、第2連通路を、前記第1サイドプレートまたは第2サイドプレートの内部に形成すると共に、該各連通路の前記各油溝側に臨む開口部を、前記各油溝の形成位置から前記カムリングの外周側へオフセットして形成したことを特徴としている。
この発明によれば、前記駆動軸の例えば正回転駆動によって、前記第2ポート側が吸入側になり、第1ポート側が吐出側になる場合に、この第1ポートの高圧油は、第1連通路を介して第1油溝へ供給される。そして、この第1油溝に供給された高圧油は、前記アウターロータに対して前記閉じ込み部側から噛み合い側へ付勢する押圧力を与える。
このため、閉じ込み部におけるインナーロータとアウターロータとの噛み合い力が高くなり、チップクリアランスを十分に低減させることが可能になる。
また、前記作動室内面とアウターロータとの間を通って前記第2連通路側へリークした高圧油は、第2逆止弁によって第2ポート側への流入が遮断されることから、高圧側(第1連通路)から低圧側(第2連通路側)へのリークを最小限に抑制することが可能になる。この結果、ポンプ効率を向上させることができる。
また、特に、この発明によれば、前記第1、第2連通路の各開口部を、各油溝に対してオフセットして形成したことにより、吐出側から第1あるいは第2連通路に供給された高圧油は、一旦、開口部を閉塞するカムリングの端面に当たってから各油溝内に供給されるため、前記開口部に臨むカムリングの端面に対する衝突により、脈動が減衰され、各油溝への圧力脈動を低減することができる。
以下、本発明に係る内接式歯車ポンプの実施形態を図面に基づいて詳述する。本実施形態に供される内接式歯車ポンプは、車両のパワーステアリング装置のアシスト用油圧シリンダの両油圧室に選択的に油圧を供給する正逆回転可能なトロコイドポンプに適用したものである。
すなわち、この内接式歯車ポンプは、図1及び図2に示すように、ハウジング1一部を構成する後述するカムリング12の内周側に形成された環状の作動室2と、該作動室2の内部に回転自在に収容され、内周側に複数の内歯3aが周方向へ連続して形成されたアウターロータ3と、該アウターロータ3の内周側に回転自在に設けられ、外周側に前記内歯3aに噛合する外歯4aが周方向へ連続して形成されたインナーロータ4と、該インナーロータ4を正逆回転駆動させる駆動軸5と、前記内歯3aと外歯4aとの間に形成される複数のポンプ室6のうち、後述する最大容積を有する閉じ込み部と最小容積を有する噛み合い部とを結ぶ軸線Xを中心に対称に設けられた第1ポート7及び第2ポート8とを備えている。この第1、第2ポート7,8は、前記各ロータ3,4の正逆回転に伴って吸入側と吐出側が相対的に反対になるように形成されており、正回転時(図2中、実線矢印方向)には、第2ポート8が吸入側になり、第1ポート7が吐出側になり、逆回転時(図2中、破線矢印方向)にはその反対側になる。
前記ハウジング1は、全体がリザーバタンク9内に収容配置され、このリザーバタンク9と図外のボルトによって結合されたブロック状アルミ合金製の第1サイドプレート10と、該第1サイドプレート10の一側面に図外のボルトによって固定され、前記リザーバタンク9内に臨む第2サイドプレート11と、この両サイドプレート10、11の間に挟持状態に配置されたほぼ円筒状の前記カムリング12とから構成されている。
なお、各サイドプレート10、11には、外周側の4隅部に前記ボルトが挿通するボルト挿通孔13が穿設されている。
前記第1サイドプレート10は、ほぼ中央に形成された軸孔10a内に前記駆動軸5の一端部が軸受14を介して回転自在に挿通支持されていると共に、内部に前記第1ポート7と第2ポート8にそれぞれ接続された各吐出通路15,16が形成されている。この各吐出通路15、16は下流側が前記油圧シリンダの選択された両油圧室に連通している。
前記第2サイドプレート11は、アルミ合金材によって薄肉ブロック状に形成され、ほぼ中央に形成された軸孔11aに前記駆動軸5の他端部が軸受17を介して回転自在に挿通支持されていると共に、前記第1,第2ポート7,8にそれぞれ接続された各吸入通路18,19が形成されている。この各吸入通路18,19は、リザーバタンク9の内部に連通している。
また、第1サイドプレート10と第2サイドプレート11の対向面と前記アウターロータ3の両側面との間には、該アウターロータ3の回転を確保するための微小なサイドクリアランスが形成されている。
前記カムリング12は、所定の肉厚に形成された焼結合金によって円環状に形成され、その中心位置が前記インナーロータ4の中心から所定量だけ偏心していると共に、外周面が前記リザーバタンク9内に臨んでいる。また、カムリング12の内周面12a(作動室2の内周面)と前記アウターロータ3の外周面3bとの間には、該アウターロータ3の回転を確保する円環状の微小隙間が形成されている。
前記アウターロータ3とインナーロータ4とは、図2に示すように、正回転(実線矢印)に対しては、第1ポート7と第2ポート8とを結ぶ前記軸線Xにおける内歯3aと外歯4aの各歯頂部が接触した部位が前記閉じ込み部20になっており、この閉じ込み部20の両側の左右のポンプ室6a、6bが最大容積となるように設定されており、この状態ではそれぞれのポンプ室6a、6bが各ポート7,8との連通が遮断されている。
また、かかる正回転時において前記軸線X上の前記閉じ込み部20と反対側に位置する内歯3aと外歯4aは、互いに十分に噛み合ってポンプ室6が最小ポンプ容積となる噛み合い部21になっている。
この閉じ込み部20と噛み合い部21とは、両ロータ4,5が逆回転方向(破線矢印)へ回転駆動される場合には、図2のそれぞれ反対側に形成されることになる。
前記駆動軸5は、図外の電動モータによって正逆方向へ回転駆動され、例えば正回転の回転駆動力によってインナーロータ4とアウターロータ3を同方向へ回転させて、前記ポンプ室6の容積を増減させながら第2ポート8領域から作動油を吸入すると共に、最大容積となった閉じ込み部20を通過した第1ポート7領域で作動油を吐出通路15に吐出するようになっている。一方、逆回転の回転駆動力によって第1ポート7領域から作動油を吸入すると共に、最大となった反対側の閉じ込み部20から第2ポート8領域で作動油を吐出通路16に吐出するようになっている。
そして、前記カムリング12の内周面の前記閉じ込み部20となる側、つまり各ロータ3,4の正回転あるいは逆回転時において前述したそれぞれ閉じ込み部20となる付近に前記第1ポート7あるいは第2ポート8と連通する第1,第2油溝22,23がそれぞれ形成されている。
この各油溝22,23は、前記軸線Xを挟んだほぼX軸対称位置に形成され、図1〜図3に示すように、カムリング12の円周方向に所定の短い長さに設定されていると共に、該カムリング12の軸方向へ貫通状態に形成されている。
また、前記第1サイドプレート10には、正逆回転に応じて前記吐出側となる第1ポート7あるいは第2ポート8と前記各油溝22,23と連通する第1、第2連通路24,25が形成されている。
第1、第2連通路24,25は、同一構成であるから便宜上、第1連通路24のみを図1に基づいて説明すると、第1サイドプレート10の内部に比較的小径な直線状に形成されて、上流端24aが前記吐出通路15に接続されている一方、下流側の開口部24bは、比較的大径な円形状に形成され、第1サイドプレート10の前記カムリング12側の端面に開口形成されて、前記第1油溝22に対して前記カムリング12径方向にオフセット状態に形成されている。
したがって、前記開口部24bは、前記第1油溝22を除くその上面が前記カムリング12の側端面、つまり後述する連通溝29の上壁面によって閉塞された形になっている。
また、前記開口部24bには、前記第1連通路24から第1油溝22方向へのみに高圧油の流入を許容する第1逆止弁26が設けられている。
この第1逆止弁26は、前記開口部24aに形成されたほぼ円柱状のボール収容部27と、該ボール収容部27内に移動自在に収容されて、前記開口部24bに臨む第1連通路24の小径通路部の開口縁に離着座して該開口を開閉するボール弁体28とから構成されている。
また、前記カムリング12の前記第1連通路24の開口部24bに対向する側端面には、図3にも示すように、下流側開口部24bと第1油溝22とを連通する連通溝29が形成されている。この連通溝29は、前記開口部24bの内径とほぼ同一の円弧状に形成されている。
なお、前記第2連通路25の図外の下流側開口部25bにも第1逆止弁26と同じ構成の第2逆止弁30や連通溝29aなどが設けられている。
また、前記カムリング12の前記第1油溝22や第2油溝23の対称位置には、同じくカムリング12の軸方向に沿って貫通された第3、第4油溝31,32が形成されている。
さらに、図1中、33,34は、前記各吸入通路18,19に設けられて、リザーバタンク9内の作動油を各吸入側となる各ポート7,8方向へのみ流入を許容する逆止弁である。
したがって、この内接式歯車ポンプにあっては、前記電動モータの例えば正回転方向へ回転駆動することによって両ロータ3,4が一方向へ回転すると、吸入側となる第2ポート8から各ポンプ室内に作動油が吸入されて、前記閉じ込み部20を通過して第1ポート7内から第1吐出通路15に高圧油が吐出されると、その一部が第1連通路24の上流端24aから内部に流入し、ここから油圧によってボール弁体28を押し開いて開口部24bから連通溝29内に流入し、さらにここから前記第1油溝22内に供給される。
この第1油溝22に供給された高圧油によってカムリング12が、アウターロータ4を噛み合い部21方向へ押圧する。このため、前記閉じ込み部20での内外歯3a、4aの圧接力が大きくなって、チップクリアランスを減少させることが可能になる。したがって、閉じ込み部20での高圧な吐出側のポンプ室6aから低圧な吸入側のポンプ室6bへの作動油のリークを十分に防止することができる。
また、前記開口部24bから連通溝2内に吐出した高圧油は、該連通溝2の上壁面に一旦衝突して第1油溝22に流入することから、ここで、高圧油の脈動が抑制され、これにより、第1油溝22には、圧力脈動が十分に低減された油圧を供給することが可能になる。この結果、カムリング12の振動などの発生を防止することができる。また、連通溝29に流入した高圧油は、前述のように、脈動を抑制されつつ該連通溝29から第1油溝22内へスムーズに供給される。
一方、前記カムリング12の内周面とアウターロータ3の外周面との間を通って第2油溝23内に流入した作動油は、連通溝29a介して下流側開口部から該第2連通路25に流入しようとするが、ここで第2逆止弁30のボール弁体によって第2連通路25の小径開口が閉止されることから、第2連通路25から第2ポート8側への流入が確実に阻止される。このため、高圧側(第1連通路24側)から低圧側(第2連通路25側)へのリークを最小限に抑制することが可能になる。この結果、ポンプ効率を向上させることができる。
また、前記各ロータ3,4が電動モータによって逆回転駆動した場合は、前述とは逆に、第2油溝23側に第2連通路25を介して高圧油が供給されるため、閉じ込み部側となる内外歯3a、4a間のチップクリアランスを十分に低減させることが可能になると共に、今度は第1逆止弁26によって第1油溝22から第1連通路24へのリークした作動油の流入が確実に阻止できることになる。
さらに、カムリング12を焼結合金によって成形し、この成形型から型抜きする場合に、前記第1油溝22及び第2油溝23の他、第3、第4油溝3132も一緒に型成形することができるので、かかる各油溝22,23、31,32の成形作業が容易になると共に、該各油溝の切削加工や研磨加工も容易になる。
また、この実施形態では、連通溝29、29aの各上壁面によって開口部24b、25bつまり各ボール収容部27が第1,第2油溝22,23を除いて閉塞された形になることから、それぞれのボール弁体28が外部に飛び出す虞がない。また、各構成部材の組付時に、前記ボール弁体28を前記開口部24b側からボール収容部27に簡単に入れることができるので、かかる組付作業性が良好になる。
前記実施形態から把握される前記請求項に記載した発明以外の技術的思想について以下に説明する。
請求項(1)少なくとも前記第1逆止弁を、前記開口部に設けられたボール収容部と、該ボール収容部に移動自在に収容されて、前記第1連通路の開口部側の縮径孔を開閉するボール弁体とから構成したことを特徴とする請求項3に記載の内接式歯車ポンプ。
前記開口部が油溝からオフセットされた位置に形成されて該油溝と連通する部位を除いてカムリングの端面によって開口部内が閉塞された形になることから、ボール収容部に収容された前記ボール弁体が外部に飛び出す虞がない。また、各構成部材の組付時に、前記ボール弁体を前記開口部側からボール収容部に簡単に入れることができるので、かかる組付作業性が良好になる。
請求項(2)前記カムリングの前記開口部に臨む端面に、該開口部と油溝にぞれぞれ連通する連通溝を形成したことを特徴とする請求項(1)に記載の内接式歯車ポンプ。
この発明によれば、第1,第2連通路から各開口部を通過した高圧油は、一旦、カムリングの端面に当たってそのまま各連通溝から各油溝内にスムーズに供給される。
本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、ハウジングとしては、第1、第2サイドプレートではなく、ハウジング本体とリアカバーとによって構成することも可能である。
また、前記実施形態では、各ロータ3,4が正逆回転駆動する場合について説明したが、一方向へのみ回転駆動するポンプにも適用することが可能である。また、作動室2を直接ハウジング1に形成することも可能である。
さらに、かかる内接式歯車ポンプを、従来と同じくブレーキ装置に適用することも可能である。
本発明に係る内接式歯車ポンプの一実施形態を示す図2のA−A線断面図である。 第2サイドプレートを外した内接式歯車ポンプの正面図である。 本実施形態に供されるカムリングの斜視図である。。
符号の説明
1…ハウジング
2…作動室
3…アウターロータ
4…インナーロータ
5…駆動軸
6…ポンプ室
7…第1ポート
8…第2ポート
10…第1サイドプレート
11…第2サイドプレート
12…カムリング
20…閉じ込み部
21…噛み合い部
22…第1油溝
23…第2油溝
24…第1連通路
24b…開口部
25…第2連通路
25b…開口部
26…第1逆止弁
27…ボール収容部
28…ボール弁体
29…連通溝
X…軸線

Claims (1)

  1. 円環状のカムリングと該カムリングの軸方向両側に設けられた第1サイドプレート及び第2サイドプレートとによって構成され、内部に作動室を有するハウジングと、
    前記カムリングの内周側に当該カムリングの内周面に対し摺動自在に収容され、内周側に複数の内歯が周方向へ連続して形成されたアウターロータと、
    該アウターロータの内周側に回転自在に設けられ、外周側に前記内歯に噛合する外歯が周方向へ連続して形成されたインナーロータと、
    該インナーロータを正逆方向へ回転駆動する駆動軸と、
    前記内歯と外歯との間に形成される複数のポンプ室のうち、最大容積を有する閉じ込み部と最小容積を有する噛み合い部とを結ぶ軸線を中心に対称に設けられ、前記複数のポンプ室に開口する第1ポート及び第2ポートと、
    前記作動室の内周面の前記アウターロータとの摺接面でかつ前記閉じ込み部側に設けられ、前記第1ポートに連通する第1油溝と、
    前記第1ポートと第1油溝とを連通する第1連通路と、
    該第1連通路に設けられ、前記第1ポート側から前記第1油溝側へのポンプ油の流動を許容する第1逆止弁と、
    前記作動室の内周面の前記アウターロータとの摺接面でかつ前記閉じ込み部側に設けられ、前記第2ポートに連通する第2油溝と、
    前記第2ポートと第2油溝とを連通する第2連通路と、
    該第2連通路に設けられ、前記第2ポート側から前記第2油溝側へのポンプ油の流動を許容する第2逆止弁と、を備え
    前記第1、第2連通路を、前記第1サイドプレートまたは第2サイドプレートの内部に形成すると共に、該各連通路の前記各油溝側に臨む開口部を、前記各油溝の形成位置から前記カムリングの外周側へオフセットして形成したことを特徴とする内接式歯車ポンプ。
JP2004345070A 2004-11-30 2004-11-30 内接式歯車ポンプ Expired - Fee Related JP4484679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004345070A JP4484679B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 内接式歯車ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004345070A JP4484679B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 内接式歯車ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006152927A JP2006152927A (ja) 2006-06-15
JP4484679B2 true JP4484679B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=36631510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004345070A Expired - Fee Related JP4484679B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 内接式歯車ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4484679B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4792342B2 (ja) * 2006-07-19 2011-10-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 内接歯車ポンプおよびパワーステアリング装置
DE102007020002B4 (de) * 2007-04-27 2018-10-04 Trw Automotive Gmbh Zahnradpumpe

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006152927A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7722342B2 (en) Pump apparatus and power steering
US6280150B1 (en) Variable displacement pump
JP2008215087A (ja) 電動ポンプユニット及び電動オイルポンプ
JP6135225B2 (ja) ポンプ
JP2006046283A (ja) 内接式歯車ポンプ
WO2005078285A1 (ja) オイルポンプ及びこれを備えた自動変速機
US6079955A (en) Variable displacement pump
JP4484679B2 (ja) 内接式歯車ポンプ
JP2017015058A (ja) スクロール圧縮機
JP2004324601A (ja) シングルスクリュー圧縮機
JP2014009596A (ja) ポンプ
JP2011064071A (ja) パワーステアリング装置
JPH07119648A (ja) 可変容量形ベーンポンプ
JP2006299845A (ja) 内接歯車ポンプ
EP1970570B1 (en) Internal gear pump
JP3631264B2 (ja) 可変容量形ポンプ
JP3642422B2 (ja) オイルポンプ
JP2006152928A (ja) 内接式歯車ポンプ
JP4061847B2 (ja) ギヤポンプ
CN110366639B (zh) 泵装置
JPH09242679A (ja) ベーンポンプ
JP2012197722A (ja) ポンプ装置
JP3768039B2 (ja) ベーンポンプのシール構造
JP2009052525A (ja) ベーンポンプ
JP3643937B2 (ja) ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070320

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090922

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees