JP4483910B2 - オイルパン構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用エンジン等に代表される内燃機関に備えられたオイルパンの構造に係る。特に、本発明は、浅底部と深底部とを備えるオイルパンの形状の改良に関する。
従来より、自動車用エンジン等にあっては、シリンダブロックの下部に設けられたオイルパンにエンジンオイル(以下、単にオイルと呼ぶ)を貯留している。そして、クランクシャフトの回転力を利用してオイルポンプを駆動し、オイルパン内のオイルを、ストレーナを介して吸い上げてエンジン各部に圧送し、各部の潤滑や冷却を行っている。そして、各部の潤滑や冷却を行ったオイルは再びオイルパン内部に落下回収されることになる(例えば下記の特許文献1参照)。尚、オイルポンプとしては電動式のものも知られている。
ところで、自動車が傾斜路を走行する場合や旋回に伴って横G(遠心力)が作用する場合には、上記オイルパンに貯留されているオイルがオイルパン内の一方側に片寄ってしまうことになる。この場合に、上記ストレーナのオイル吸込口が空気中に露出する状態(以下、この状態をエア吸い状態と呼ぶ)となる可能性がある。このエア吸い状態になると、オイルポンプ内に潤滑油が導入されなくなり(所謂ポンプのドライ状態となり)、オイル循環動作が円滑に行えないばかりでなく、オイルポンプ内のポンプ機構における各摺動部分の潤滑性が悪化してポンプ構成部品の摩耗を招いたり、シール箇所のシール性が確保できなくなって、ポンプの信頼性を悪化させることに繋がってしまう。
このようなエア吸い状態を回避するための技術として下記の特許文献2及び特許文献3が提案されている。これら特許文献のものでは、オイルパンの底部形状として、浅底部と深底部とを形成しておき、オイル貯留深さを大きく確保できる深底部にストレーナを位置させることで上記エア吸い状態を回避するようになっている。特に、SUV(Sport Utility Vehicle)等に搭載される比較的大排気量のエンジンにあっては、貯留されるオイル量も多いため、オイルパンとしては大型のものが採用され、且つ上記深底部の深さ寸法も大きめに設定されている。
そして、特許文献2では、深底部に位置させた吸い込み部材の外周面に、上下方向に延びる縦リブ及びこの縦リブの上端部分において水平方向に張り出した上面リブを設け、これにより、オイル吸込口への空気の流れ込みを阻止している。
また、特許文献3では、自動車の旋回等によって油面が傾斜した際に油面下に没入する構成部材を、支持部を介してシリンダブロックにボルト止めし、この没入した体積分だけ油面を上昇させることでエア吸い状態を回避するようにしている。
特開2003−49624号公報 特開平8−189324号公報 特開平6−101568号公報
しかしながら、上述した特許文献2及び特許文献3の構成にあっては、以下に述べる不具合があった。
先ず、特許文献2のものでは、吸い込み部材の外周面に縦リブ及び上面リブを設ける必要があるため、この吸い込み部材の構造が複雑になり、また、その製作も煩雑である。また、この縦リブ及び上面リブによって空気の流れ込みを効果的に阻止するためには、これら縦リブ及び上面リブの外縁部を、オイルパンの深底部の内面に近接させる必要がある。このため、縦リブ及び上面リブの外縁部形状や深底部の内面形状の設計が煩雑であり、且つその設計自由度も低く、その結果、オイルパンの形状も大幅に制約されたものとなってしまうため、実用性に欠けるものであった。
また、特許文献3のものでは、シリンダブロックに対して支持部を介して構成部材をボルト止めする必要があるため、部品点数の増大及び組み立て作業の煩雑化を招いてしまうことになり、上記特許文献2の場合と同様に実用性に欠けるものであった。
また、上述した特許文献2及び特許文献3のものは、何れも、ある程度の量のオイルがオイルパンの深底部に貯留されているといった状況下においてエア吸い状態を回避するといった技術である。つまり、オイルパンが傾斜状態となっても深底部に貯留されているオイルの油面高さを維持することでエア吸い状態を回避するといった技術的思想のものであった。このため、オイルポンプによってストレーナから吸い上げられるオイル量に比べて深底部に回収されてくるオイル量が極端に少なくなる状況、つまり、エンジン各部を循環して深底部に回収されるオイル量が極端に少なくなる状況が比較的長い時間継続する場合に対しては、エア吸い状態を回避する効果は期待できないものとなっている。以下、この点について具体的に説明する。
図8は、浅底部b及び深底部cを備えたオイルパンaであって、浅底部bを車両前側に、深底部cを車両後側にそれぞれ位置させたものにおいて、車両が降坂路を走行している場合のオイル貯留状態及びオイル回収状態を説明するための図である。
このような降坂路の走行状態が継続する場合であっても、オイルポンプの駆動に伴って、深底部cのオイルはストレーナdを介して吸い上げられていく。一方、オイルパンaに回収されるオイルは、シリンダブロックの内壁面やクランクシャフトの外面を流れながら回収されることになるが、この場合、オイルは、自重によってシリンダブロックの内壁面やクランクシャフトの外面を車体前方側に向けて流下していく。このため、オイルパンaに回収されるオイルの大部分は浅底部bに達することになる。図8に示す矢印の長さは、オイルパンaの各領域に滴下または流下することで回収されるオイルの回収量を示しており、矢印の長さ寸法が長い領域においてはオイル回収量が多くなっており、矢印の長さ寸法が短い領域においてはオイル回収量が少なくなっている。また、図8における仮想線は、車両が降坂路の走行を開始した時点における深底部c及び浅底部bそれぞれの油面を示しており、実線は、降坂路の走行が所定時間継続した時点における深底部c及び浅底部bそれぞれの油面を示している。この実線で示すように、深底部cのオイルは吸い上げられていくのに対し、オイルパンaに回収されるオイルの大部分は、深底部cには流れ込まず、浅底部bに達している。
このようなオイル回収状態では、上記浅底部bに回収されていくオイルの油面が、この浅底部bと深底部cとの間の稜線部eの上端縁を越えない限り(稜線部eの上端縁から深底部cに向けてオイルがオーバフローしない限り)、深底部cに十分な量のオイルは回収されないといった状況を招いてしまうことになる。
その結果、オイルパンa全体としては十分な量のオイルが回収されているものの、その大部分は浅底部bに存在しており、深底部cに貯留されているオイル量は極端に少なくなっていて油面が大きく低下し、上記エア吸い状態を引き起こしてしまうことが懸念される。このような状況は、たとえ上記特許文献2や特許文献3に開示されているような構成を採用したとしても回避することはできず、エア吸い状態の発生が懸念される状況となる。
特に、上述したようにSUV等の車両に搭載される比較的大排気量のエンジンにあっては大型のオイルパンが採用されているため、浅底部の容積も比較的大きくなっており、オイルパン全体として大量のオイルが回収されない限り、オイルの油面が上記稜線部の上端縁を越えて深底部に流れ込むといった状況は生じ難い。そして、このように浅底部に大量のオイルが回収されている状況では、深底部では既に油面が大きく低下しており、エア吸い状態が発生している可能性が高くなってしまっている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浅底部と深底部とを備えるオイルパンに対し、オイルパンの傾斜状態が継続される状況となっても深底部に回収されるオイル量を十分に確保することでエア吸い状態を回避することができるオイルパン構造を提供することにある。
−課題の解決原理−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、浅底部が下側に移行するようなオイルパン傾斜状態が生じた場合に、浅底部における油面高さが比較的低い状況であっても浅底部から深底部へのオイルの流れ込みを可能とする比較的高さの低い領域を上記稜線部の一部分に設けておき、上記オイルパン傾斜状態が継続したとしても深底部に回収されるオイル量を十分に確保できるようにしている。
−解決手段−
具体的に、本発明は、内燃機関の下部に備えられ、底面位置が高く設定された浅底部と、この浅底部に隣接され且つ浅底部よりも底面位置が低く設定されていると共に内部にオイル吸い込み部材が配設された深底部と、この深底部を形成している縦壁と上記浅底部を形成している底壁とを連続させる稜線部とを備えたオイルパンを前提としている。このオイルパンに対し、上記稜線部に、上記深底部の縦壁と浅底部の底壁とを接続面により接続する第1の連続部と、上記深底部の縦壁の上端位置が上記浅底部の底壁の高さ位置よりも低い位置にあり且つ上記浅底部の底壁の先端位置が上記深底部の縦壁の立ち上がり位置よりも後退した位置にある領域において、上記深底部の縦壁の上端から上記浅底部の底壁の先端に亘って設けられた第2の連続部とを備えさせている。そして、オイルパンが傾いていない状態において、上記第2の連続部における上記深底部の縦壁の上端に対する接続位置を、上記第1の連続部よりも低い位置に設定している一方、上記第2の連続部における上記浅底部の底壁の先端に対する接続位置を、上記浅底部の底壁に対して上記第1の連続部が接続している高さ位置と同一高さ位置となるように設定している。
この特定事項により、自動車が平坦路を走行している場合などのように、オイルパンが傾斜していない状態では、オイルパン内の大部分のオイルは、上記深底部に貯留され、また、内燃機関の各部を潤滑及び冷却したオイルは、この深底部及び浅底部に回収される。更に、浅底部に回収されたオイルは迅速に深底部に流れ込むことになり、これにより、深底部におけるオイルの油面高さを十分に高く確保することができる。その結果、オイル吸い込み部材(オイルストレーナ等)のオイル吸込口が空気中に露出する「エア吸い状態」を招くことはない。
一方、自動車が坂路を走行するなどして上記浅底部が下側に移行するようなオイルパン傾斜状態が生じた場合、内燃機関の各部を潤滑及び冷却したオイルの大部分はその自重により浅底部に回収されていくことになるが、この浅底部と深底部との間の稜線部の一部には、深底部の縦壁と浅底部の底壁とを低い位置で接続する第2の連続部が備えられているため、浅底部における油面高さが比較的低い状況であっても、つまり、浅底部へのオイル回収量が比較的少ない状況であっても、この浅底部における油面高さは容易に第2の連続部を越え、この第2の連続部を経て深底部へのオイルの流れ込みが行われる。このため、このようなオイルパン傾斜状態においても、深底部におけるオイルの油面高さを十分に高く確保することができることになり、オイル吸い込み部材のオイル吸込口が空気中に露出する「エア吸い状態」を招くことが回避される。
また、オイルパンの形状を改良するのみで上記効果を奏することができるため、他の部材の影響を受けてオイルパン形状の設計自由度が阻害されてしまうことがない。更に、上記第1の連続部及び第2の連続部はオイルパンに一体成形されるものであるため、オイルパンの部品点数の増大や組み立て作業の煩雑化を招くこともなく、実用性の高いオイルパンを提供できる。
尚、上記第2の連続部は浅底部と深底部との稜線部の一部のみに設けられており、その他の部分はR曲面接続等による第1の連続部により比較的高い位置で浅底部と深底部とが接続されている。このため、オイルパンが傾斜していない状態では、この第1の連続部の形成箇所にあっては深底部から浅底部側へのオイルの流れ込みが効果的に阻止されており、この第1の連続部が、深底部におけるオイルの油面高さを高く確保することに寄与している。
上記第2の連続部の形成位置としては、稜線部の長手方向の一端部のみに設けている。
また、この第2の連続部の具体的な形状としては、深底部の縦壁と浅底部の底壁とを接続する傾斜面で形成している。
一般に、オイルパンはアルミニウム合金のプレス加工により成形される場合が多いが、第2の連続部の形成位置を稜線部の長手方向の一端部に設定したり、この第2の連続部を傾斜面で形成することにより、稜線部の上記形状を容易に加工することが可能になる。
本発明では、オイルパンの浅底部と深底部との境界部分である稜線部の一部分に、オイルパン傾斜状態において浅底部における油面高さが比較的低い状況であっても浅底部から深底部へのオイルの流れ込みを可能とする比較的高さの低い領域を設けている。このため、上記オイルパン傾斜状態が継続したとしても深底部に回収されるオイル量を十分に確保することができ、ストレーナのオイル吸込口が空気中に露出してしまうエア吸い状態を効果的に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、SUV(Sport Utility Vehicle)に搭載されるエンジンに設けられたオイルパンに本発明を適用した場合について説明する。
(オイルパンの構成)
図1は本実施形態に係るオイルパン1の斜視図であり、図2はオイルパン1の分解斜視図である。これらの図に示すように、オイルパン1は、アルミニウム合金製のオイルパンアッパ2と鉄製のオイルパンロア3とが一体的に組み付けられて構成されている。例えば、オイルパンアッパ2は鋳造加工により、オイルパンロア3は板金プレス加工によりそれぞれ形成されている。これらオイルパンアッパ2及びオイルパンロア3の材質及び加工方法はこれらに限定されるものではない。
また、上記オイルパンロア3の内部には、このオイルパンロア3に貯留されているオイルを吸い上げるためのオイルストレーナ4が収容されている(図2参照)。このオイルストレーナ4は、エンジン出力を受けて駆動するオイルポンプの吸い込み側に接続されている。これにより、オイルポンプの駆動に伴い、オイルパンロア3内のオイルがオイルストレーナ4を介して吸い上げられて、エンジン各部に圧送され、これら各部の潤滑や冷却が行われる。また、各部の潤滑や冷却を行ったオイルは再びオイルパン1の内部に落下回収されることになる。
図3(a)は、上記オイルパンアッパ2、オイルパンロア3、オイルストレーナ4が一体的に組み付けられた状態における図1のA−A線に対応した位置での断面図である。
この図3(a)にも示すように、上記オイルパンアッパ2は、シリンダブロック(図示省略)の下面に取り付けられており、このシリンダブロックに対する取り付け部分となる上端縁の全周囲に亘って取付フランジ21が形成されている。また、この取付フランジ21の複数箇所には取り付け用のボルト孔21a,21a,…が形成されている(図1参照)。
また、このオイルパンアッパ2は、上記取付フランジ21の内側縁から略鉛直下方に延びる壁部22を備えている。また、この壁部22の下端位置は、オイルパンアッパ2の全周囲に亘って略同じ高さ位置に設定されており、この壁部22の下端から内側に向かって略水平方向に延びる(自動車が平坦路を走行しておりオイルパン1が傾いていない場合で水平方向に延びる)底部23が形成されている
また、上記オイルパンアッパ2の底部23における車両前後方向の後側部分には、この底部23の厚さ方向(上下方向)に貫通する比較的大径の開口24が形成されている。この開口24は、後述するように、オイルパンロア3の内部空間に連通するものである。
そして、この開口24の周縁部は、偏平で略筒型の縦壁部25として形成されており、この縦壁部25と底部23とが連続するように形成されている。この縦壁部25と底部23とが連続する部分の形状の詳細については後述する。そして、この縦壁部25の下端縁には上記オイルパンロア3の上端縁を連結するためのフランジ26が形成されている。
このようにオイルパンアッパ2は、比較的深さ寸法の浅いオイル貯留容器として形成されている。
一方、オイルパンロア3は、上記オイルパンアッパ2の底部23に連続して形成されている上記縦壁部25の下端に連結されることで、上記開口24に連通している。詳しくは、このオイルパンロア3は、上記開口24の開口縁形状に略合致する平面視形状を有しており、その上端縁の全周囲には、オイルパンアッパ2に対する取り付け部分となる取付フランジ31が形成されている。また、この取付フランジ31の複数箇所には取り付け用のボルト孔31a,31a,…が形成されている(図2参照)。
また、このオイルパンロア3は、上記取付フランジ31の内縁から略鉛直下方に延びる壁部32を備えている。この壁部32の高さ寸法は比較的長く設定されており、このオイルパンロア3の内部容積の拡大を図っている。そして、この壁部32の下端から内側に向かって略水平方向に延びる(自動車が平坦路を走行しておりオイルパン1が傾いていない場合で水平方向に延びる)底部33が形成されている。
このようにオイルパンロア3は、比較的深さ寸法の深いオイル貯留容器として形成されている。また、このように、オイルパンロア3をオイルパンアッパ2の底部23における車両前後方向の後側部分に設けた理由は、オイルパン1の下側を車幅方向に亘って延びるドライブシャフトとの干渉を回避するためである。図3における仮想線はドライブシャフトの配設位置を示している。このようにして、オイルパン1の一部分に、深さ寸法の深いオイル貯留容器となるオイルパンロア3を設けておくことで、ドライブシャフトとの干渉を回避しつつもオイルパン1のオイル貯留量を大きく確保できるようにしている。
以上のようにしてオイルパンアッパ2の下端にオイルパンロア3が連結されてオイルパン1が形成されている。このため、オイルパン1の内部空間は、図3に示すように、底面位置が高く設定された浅底部5と、この浅底部5よりも底面位置が低く設定された深底部6とを有する構成となっており、本実施形態では、上記オイルパンアッパ2の壁部22及び底部23によって上記浅底部5が構成されている一方、オイルパンアッパ2の縦壁部25及びオイルパンロア3に亘って上記深底部6が構成されている。
そして、本実施形態の特徴とするところは、上記浅底部5と深底部6との連続部分であって上記オイルパンアッパ2の底部23と縦壁部25との連続部分である稜線部7の形状にある。以下、具体的に説明する。
この稜線部7としては、図1及び図2に示すように、この稜線部7の長手方向(本実施形態の場合は車幅方向)の一端部から中央部に亘って延びる第1の連続部71と、この稜線部7の長手方向の他端部のみに形成された第2の連続部72とを備えている。例えば稜線部7の長手方向の寸法が500mmであった場合に、そのうち第1の連続部71の形成領域の長さ寸法は400mmであり、第2の連続部72の形成領域の長さ寸法は100mmとなっている。これらの長さ寸法や長さの比はこれに限定されるものではない。
図3(a)は、上述した如く図1のA−A線に対応した位置での断面図であり、上記第1の連続部71における断面を示している。一方、図3(b)は、図1のB−B線に対応した位置での断面図であり、上記第2の連続部72における断面を示している。
第1の連続部71は、図3(a)に示すように、上記深底部6を構成している縦壁部25の上端位置が上記浅底部5を構成している底部23の高さ位置にあり、且つこの底部23の先端位置が縦壁部25の立ち上がり位置にある領域において、これら縦壁部25の上端と底部23の先端とを所定の曲面(R曲面:例えば半径10mmのR曲面)によって連続するよう形成されている。
一方、第2の連続部72は、図3(b)に示すように、上記深底部6を構成している縦壁部25の上端位置が上記浅底部5を構成している底部23の高さ位置よりも低い位置にあり、且つこの底部23の先端位置が縦壁部25の立ち上がり位置よりも後退した位置(図3(b)における右側位置)にある領域において、これら低い位置にある縦壁部25の上端と後退位置にある底部23の先端とを連続させる傾斜面(スロープ)として形成されている。つまり、この第2の連続部72は、上記第1の連続部71よりも低い位置において深底部6の縦壁部25と浅底部5の底部23とを連続させる形状となっている。
(オイル貯留状態の説明)
次に、本実施形態に係るオイルパン1におけるオイル貯留状態について説明する。以下の説明では、自動車が平坦路を走行している場合のオイル貯留状態と、自動車が降坂路を走行している場合のオイル貯留状態とについて説明する。
図4(a)に示すように自動車Cが平坦路を走行している場合には、図4(b)に示すように、オイルパン1は傾斜しておらず、オイルパン1内の大部分のオイルは、上記オイルパンアッパ2の縦壁部25及びオイルパンロア3により構成されている深底部6に貯留され、また、エンジンの各部を潤滑及び冷却したオイルは、このオイルパンロア3及びオイルパンアッパ2に対して略均等に回収されていく(図4(b)に示す矢印を参照)。また、オイルパンアッパ2の壁部22及び底部23によって構成されている浅底部5に回収されたオイルは迅速にオイルパンロア3に流れ込むことになり、これにより、深底部6におけるオイルの油面高さは十分に高く確保される。その結果、オイルストレーナ4のオイル吸込口が空気中に露出する「エア吸い状態」を招くことはない。
そして、図5(a)に示すように自動車Cが降坂路を走行する場合には、図5(b)に示すようにオイルパン1が傾斜状態となり、エンジンの各部を潤滑及び冷却したオイルの大部分はその自重によりオイルパンアッパ2の底部23に向けて回収されていくことになる。つまり、オイルパン1の浅底部5に回収されていくことになる(図5(b)に示す矢印を参照:この矢印の長さ寸法は各領域におけるオイル回収量を示している)。これは、オイルが、自重によってシリンダブロックの内壁面やクランクシャフトの外面を車体前方側に向けて流下していくためである。
このような状況において、本実施形態では、上記浅底部5と深底部6との間の稜線部7の一部に、深底部6の縦壁部25と浅底部5の底部23とを低い位置で接続する第2の連続部72が備えられているため、浅底部5における油面高さが比較的低い状況から、つまり、浅底部5へのオイル回収量が比較的少ない時点から、この浅底部5における油面高さは第2の連続部72を越えることになり、この第2の連続部72より深底部6へのオイルの流れ込みが行われる。
図5(b)に示す油面のうち実線は、本実施形態において、浅底部5から深底部6へのオイルの流れ込みが開始される油面高さ位置を示している。一方、図5(b)に示す油面のうち仮想線は、従来例において、浅底部5から深底部6へのオイルの流れ込みが開始される油面高さ位置を示している。これらの比較から判るように、本実施形態のものでは、浅底部5における油面高さが比較的低い状態であっても、第2の連続部72により浅底部5から深底部6へのオイルの流れ込みが行われることになる。尚、図5(b)の一点鎖線は、従来のオイルパンにおける稜線部の形状を示している。
このように、本実施形態では、オイルパン傾斜状態においても、深底部6におけるオイルの油面高さを十分に高く確保することができることになり、オイルストレーナ4のオイル吸込口が空気中に露出する「エア吸い状態」を招くことが回避される。つまり、オイルパン1の形状を変更するのみで上記「エア吸い状態」を効果的に回避することができる。その結果、「エア吸い状態」の発生に伴ってオイルポンプ内に潤滑油が導入されなくなりオイル循環動作が円滑に行えなくなるといった状況を回避できる。また、オイルポンプ内のポンプ機構における各摺動部分の潤滑性も良好に維持できるため、ポンプ構成部品の摩耗を防止でき、且つシール箇所のシール性も良好に確保できて、オイルポンプに高い信頼性を確保することができる。
また、上述した如くオイルパン1の形状を改良するのみで上記効果を奏することができるため、他の部材の影響を受けてオイルパン形状の設計自由度が阻害されてしまうことがない。更に、上記第1の連続部71及び第2の連続部72はオイルパン1に一体成形されるものであるため、オイルパン1の部品点数の増大や組み立て作業の煩雑化を招くこともなく、実用性の高いオイルパン1を提供できる。
尚、上記第2の連続部72は浅底部5と深底部6との間の稜線部7の一部のみに設けられており、その他の部分はR曲面接続等による第1の連続部71により比較的高い位置で浅底部5と深底部6とが接続されている。このため、オイルパン1が傾斜していない状態にあっては、この第1の連続部71の形成箇所において、深底部6から浅底部5へのオイルの流れ込みが効果的に阻止されており、この第1の連続部71が、深底部6における油面高さを高く確保することに寄与している。
(変形例1)
上述した実施形態では、第2の連続部72を、傾斜面(スロープ)により形成していた。それに代えて、図6(図3(b)に相当する位置での断面図)に示すように階段形状の段差部により第2の連続部72を形成するようにしてもよい。
この場合にも、浅底部5と深底部6との間の稜線部7の一部に、深底部6の縦壁部25と浅底部5の底部23とを低い位置で接続する第2の連続部72が形成されることになり、上述した実施形態のものと同様の効果を奏することができる。
(変形例2)
また、上述した実施形態では、第2の連続部72の形成位置としては稜線部7の長手方向の一端部に設定していた。それに代えて、図7(図1に相当する図)に示すように稜線部7の長手方向の中央部に第2の連続部72を形成し、この第2の連続部72の両側に第1の連続部71,71を形成するようにしてもよい。
尚、図7では、第2の連続部72を、上述した実施形態と同様の傾斜面(スロープ)として形成しているが、上記変形例1のように階段形状の段差部としてもよい。
(他の実施形態)
以上説明した実施形態及び変形例は、SUVに搭載されるエンジンに設けられたオイルパン1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、その他の車種に搭載されるエンジンに設けられたオイルパンに適用することも可能である。また、本発明に係るオイルパン1を搭載するエンジンとしても特に限定されるものではなく、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンといった種別、直列エンジンやV型エンジンや水平対向エンジンといった気筒配列の種別、その気筒数に関わりなく適用することが可能である。
また、上述した実施形態及び変形例は、オイルパン1を、オイルパンアッパ2とオイルパンロア3とを備えた分割タイプのものとして構成したが、上記浅底部5と深底部6とが一体成形されたものに対しても本発明は適用可能である。
また、上述した実施形態及び変形例では、オイルパンロア3をオイルパンアッパ2の底部23における車両前後方向の後側部分に設けたオイルパン1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、オイルパンロア3を車両前後方向の前側部分に設けたオイルパン1に対しても適用可能である。この場合、車両が登坂路を走行している場合に、浅底部5のオイルを第2の連続部72を経て深底部6に回収することで深底部6の油面高さを高く確保するといった本発明の効果を奏することができる。
実施形態に係るオイルパンの斜視図である。 オイルパンの分解斜視図である。 オイルパンアッパ、オイルパンロア、オイルストレーナが一体的に組み付けられた状態における断面図であって、図3(a)は図1のA−A線に対応した位置での断面図、図3(b)は図1のB−B線に対応した位置での断面図である。 図4(a)は自動車の平坦路走行状態を示す図であり、図4(b)は平坦路走行時におけるオイルパン内のオイル貯留状態を示す断面図である。 図5(a)は自動車の降坂路走行状態を示す図であり、図5(b)は降坂路走時におけるオイルパン内のオイル貯留状態を示す断面図である。 変形例1に係るオイルパンを示す図3(b)相当図である。 変形例2におけるオイルパンの斜視図である。 従来例において、自動車の降坂路走行時におけるオイルパン内のオイル貯留状態を示す断面図である。
符号の説明
1 オイルパン
23 底部(底壁)
25 縦壁部(縦壁)
4 オイルストレーナ(オイル吸い込み部材)
5 浅底部
6 深底部
7 稜線部
71 第1の連続部
72 第2の連続部

Claims (3)

  1. 内燃機関の下部に備えられ、底面位置が高く設定された浅底部と、この浅底部に隣接され且つ浅底部よりも底面位置が低く設定されていると共に内部にオイル吸い込み部材が配設された深底部と、この深底部を形成している縦壁と上記浅底部を形成している底壁とを連続させる稜線部とを備えたオイルパンにおいて、
    上記稜線部は、
    上記深底部の縦壁と浅底部の底壁とを接続面により接続する第1の連続部と、
    上記深底部の縦壁の上端位置が上記浅底部の底壁の高さ位置よりも低い位置にあり且つ上記浅底部の底壁の先端位置が上記深底部の縦壁の立ち上がり位置よりも後退した位置にある領域において、上記深底部の縦壁の上端から上記浅底部の底壁の先端に亘って設けられた第2の連続部とを備えており、
    オイルパンが傾いていない状態において、上記第2の連続部における上記深底部の縦壁の上端に対する接続位置は、上記第1の連続部よりも低い位置に設定されている一方、上記第2の連続部における上記浅底部の底壁の先端に対する接続位置は、上記浅底部の底壁に対して上記第1の連続部が接続している高さ位置と同一高さ位置となるように設定されていることを特徴とするオイルパン構造。
  2. 上記請求項1記載のオイルパン構造において、
    上記第2の連続部は稜線部の長手方向の一端部のみに設けられていることを特徴とするオイルパン構造。
  3. 上記請求項1または2記載のオイルパン構造において、
    上記第2の連続部は、深底部の縦壁と浅底部の底壁とを接続する傾斜面で形成されていることを特徴とするオイルパン構造。
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