JP4481765B2 - 工業用二層織物 - Google Patents
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Description
このように工業用織物の中でも最も要求が厳しい抄紙用織物について説明すればほとんどの工業用織物の要求とその解決について理解できるので、以下抄紙用織物を代表して本発明を説明する。
製紙用織物としては特に紙に織物のワイヤーマークを転写しにくい優れた表面性、走行中にマシンとの接触により生じる摩耗に耐え得る耐摩耗性が非常に重要である。これらを満足させる織物として研究が進められているが、最近では上面側緯糸と下面側緯糸と織り合わされて上面側表面組織の一部、下面側表面組織の一部の両方を形成しつつも接結機能を有する経地糸接結糸を用いた二層織物が使用されている。特開2004−52188号公報にも経地糸接結糸を用いた二層織物が公開されている。この織物は下面側緯糸ロングクリンプを形成する組織であるため耐摩耗性に優れるが、比較的線径の細い経地糸接結糸が単独で下面側緯糸の下側を通る組織であるため経地糸接結糸が摩耗して切断してしまうことがあり、また上面側表面を形成する経方向の糸の線径もまちまちであるため均一な表面を形成することは困難であった。
「1. 上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組と、上面側緯糸および下面側緯糸と織り合わされて上面側表面組織の一部と下面側表面組織の一部を形成する経地糸接結糸により構成された工業用二層織物において、
上面側経糸と経地糸接結糸の線径が同じで、下面側経糸の線径が経地糸接結糸と上面側経糸の線径より大きく、
下面側層では下面側経糸と経地糸接結糸が交互に配置され、下面側緯糸が隣接する1本の下面側経糸と経地糸接結糸の上を通った後、複数本の下面側経糸と経地糸接結糸の下側を通る組織であることを特徴とする工業用二層織物。
2. 上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組の隣に、2本の経地糸接結糸の組が配置されており、上面側表面は組になった経地糸接結糸がそれぞれ別の上面側緯糸と織り合わされ、それらが協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能している、1項に記載された工業用二層織物。
3. 上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組の隣に、上面側経糸と経地糸接結糸の組が配置されており、上面側表面は組になった上面側経糸と経地糸接結糸が順次それぞれ別の上面側緯糸と織り合わされ、それらが協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能している、1項に記載された工業用二層織物。
4. 2項に記載された組になった経地糸接結糸が、一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の上面側緯糸の上を通って上面側表面を形成しているところの下側で、もう一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の下面側緯糸と織り合わされ、且つ、一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の下面側緯糸と織り合わされているところの上側で、もう一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の上面側緯糸の上を通って上面側表面を形成し、1組の経地糸接結糸が上面側表面組織と下面側表面組織を互いに補完し合って上面側では上面側完全組織を構成する1本の経糸、そして下面側では下面側完全組織を構成する1本の経糸として機能している、工業用二層織物。
5. 上面側完全組織が1種類の経糸完全組織から構成されている、1項ないし4項のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
6. 上面側完全組織が2種類以上の経糸完全組織から構成されている、1項ないし4項のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
7. 上面側表面組織が、2シャフトの平織、4シャフトの綾織り、4シャフトの崩し綾織り、8シャフトの綾織り、8シャフトの崩し綾織りのいずれかである、1項ないし6項のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
8. 上層面側緯糸本数が下層面側緯糸本数の1から2倍の本数である、1項ないし7項のいずれか1項に記載された工業用二層織物。」
に関する。
本発明の明細書内において、上面側完全組織とは上面側表面を形成する織物組織の最小単位をいい、これを繰り返して上面側織物が形成される。これに対して下面側完全組織とは下面側表面を形成する織物組織の最小単位をいい、これを繰り返して下面側織物が形成される。また、上面側完全組織を構成する1本の経糸組織のことを上面側の経糸完全組織という。この上面側の経糸完全組織をシフトして配置することで上面側完全組織が形成される。経糸完全組織は1種類であっても、2種類以上であってもよい。それぞれの経糸完全組織を適宜配置し、順次シフトさせて上面側完全組織、下面側完全組織を形成する。また下面側完全組織、下面側の経糸完全組織についても同様である。そして、本発明においては上面側層と下面側層が織り合わされた二層構造であるため、上記の上面側完全組織と下面側完全組織が上下に組み合わされて織物の完全組織となる。この織物の完全組織を繰り返して織物が構成される。
上面側組織は特に限定されなく、組になった経地糸接結糸がそれぞれ別の上面側緯糸と織り合わされ、それらが協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能する。あるいは組になった上面側経糸と経地糸接結糸がそれぞれ別の上面側緯糸と織り合わされ、それらが協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能する。このようにして形成された上面側の経糸完全組織と、下面側経糸と組になっている上面側経糸の経糸完全組織を同じとしても、違う組織としても構わない。もちろん複数種類の経糸完全組織で構成される上面側完全組織であってもよい。
抄紙用ワイヤーとしては一般的には、上面側経糸、下面側経糸、経地糸接結糸、上面側緯糸には剛性があり、寸法安定性に優れるポリエステルモノフィラメントを用いるのが好ましい。また、耐摩耗性が要求される下面側緯糸にはポリエステルモノフィラメントとポリアミドモノフィラメントを交互に配置する等、交織するのが剛性を確保しつつ耐摩耗性を向上できて好ましい。
また、織物構成糸としては上面側経糸と経地糸接結糸の線径が同じで、且つ下面側経糸の線径がそれより大きければ特に限定はなく、例えば上面側経糸を0.13mm、経地糸接結糸を0.13mm、そして下面側経糸を0.20mm、上面側緯糸を0.13mm、下面側緯糸を0.25mm等にすればよい。線径は目的に応じて選択でき、板紙抄造用等には0.15mm等の経地糸接結糸、上面側経糸を用い、これに準じて全体的に太線径とすればよい。打ち込み本数等も使用する糸や使用目的等に合わせて決定すればよい。
図1、4、7は本発明の実施例の完全組織を示す意匠図である。完全組織とは、織物組織の最小の繰り返し単位であって、この完全組織が上下左右につながって織物全体の組織が形成される。図2は図1の織物の上面側経糸1と下面側経糸1の組の断面図と、経地糸接結糸2の組の断面図である。図3は図1の織物の緯糸1´に沿った断面図である。図5は図4の織物の上面側経糸1と下面側経糸1の組の断面図と、経地糸接結糸2の組の断面図である。図6は図4の織物の緯糸1´に沿った断面図である。図8は図7の織物の上面側経糸1と下面側経糸1の組の断面図と、経地糸接結糸2の組の断面図である。図9は図7の織物の緯糸1´に沿った断面図である。
図1は組になった2本の経地糸接結糸の組織が異なる例である。図4は組になった2本の経地糸接結糸の組織が同じである例である。図4は上面側経糸と経地糸接結糸が組になっている例である。
また、×印は上面側経糸が上面側緯糸の上側に位置していることを示し、○印は下面側経糸が下面側緯糸の下側に位置していることを示す。◆印は経地糸接結糸および、経地糸接結糸と組になった上面側経糸が上面側緯糸の上側に位置していることを示し、◇印は経地糸接結糸が下面側緯糸の下側に位置していることを示す。
上面側経糸と下面側経糸、および上面側緯糸と下面側緯糸は上下に重なって配置されている。意匠図では糸が上下に正確に重なって配置されることになっているが、これは図面の都合上であって実際の織物ではずれて配置されても構わないものである。また、組を形成する2本の経地糸接結糸、そして上面側経糸と経地糸接結糸は意匠図上では離れて示されているが、実際は互いにくっつき合って上面側表面で上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能している。下面側層においても同様である。
図1の意匠図において、1、3、5・・・11は上下に配置された上面側経糸、下面側経糸の組であり、2、4、6・・・12は2本の経地糸接結糸の組で、経糸の組と経地糸接結糸の組が交互に配置されている。1´、2´、3´・・・24´は上面側緯糸と、下面側緯糸であり、偶数番号のところには下面側緯糸は配置されていない。
線径を上面側経糸と経地糸接結糸を0.13mm、下面側経糸を0.20mm、上面側緯糸を0.13mm、下面側緯糸0.25mmの織物とした。本実施例では上面側緯糸の線径を上面側経糸と同じとしたが、異なるものであってもよい。上面側経糸と経地糸接結糸の線径が同じで、下面側経糸の線径がそれらより大径であれば構わない。
上面側経糸は上面側緯糸と交互に織り合わされて上面側表面に平織組織を形成しており、組になった2本の経地糸接結糸は異なる組織であるが、交互に上面側表面に表れてそれぞれが協働して1本の経糸として機能し上面側経糸と同じ平織組織を形成している。上面側経糸と、経地糸接結糸の組が上面側表面に形成する組織は同じであるが、異なる組織であってもよく複数の上面側の経糸完全組織であってもよい。しかし、本実施例のように上面側表面を、同じ線径、同じ経糸組織とすることで均一な表面とすることができる。
そして、一方の経地糸接結糸が上面側緯糸と織り合わされて上面側組織を形成しているとき、もう一方の経地糸接結糸は下面側緯糸と織り合わされて下面側組織を形成している。つまり、一方の経地糸接結糸が下面側表面組織を形成している部分ではもう一方の経地糸接結糸が上面側表面組織を形成し、一方の経地糸接結糸が上面側表面組織を形成している部分ではもう一方の経地糸接結糸が下面側表面組織を形成している。2本の経地糸接結糸が互いに組織を補完し合い、上面側表面組織と下面側表面組織を形成しているのである。本実施例において組になった経地糸接結糸のそれぞれは異なる組織のものであり、もちろん同じであっても構わない。
また、下面側層では、下面側経糸と経地糸接結糸が交互に配置され、下面側緯糸が隣接する1本の下面側経糸と経地糸接結糸の上を通った後、複数本の下面側経糸と経地糸接結糸の下側を通る組織とした。経地糸接結糸が下面側緯糸の下側を通って下面側緯糸を織り込んでいる部分では、常に隣接する大径の下面側経糸も下面側緯糸を織り込んでいるため、比較的小径の経地糸接結糸が下面側経糸よりも下面側表面に突出することはなく、経地糸接結糸は摩耗しにくい。これにより、表面性、耐摩耗性はもちろんのこと、剛性、繊維支持性、走行安定性等、工業用織物に必要とされる諸物性を得ることができる。実施例1において図3を見てもわかるように、走行面側緯糸1´は隣接する下面側経糸1と経地糸接結糸2の上を通り、次いで下面側経糸3、経地糸接結糸4、下面側経糸5、経地糸接結糸6の下を通り、次いで下面側経糸7、経地糸接結糸8の上を通り、次いで下面側経糸9、経地糸接結糸10、下面側経糸11、経地糸接結糸12の下側を通る組織とした。もちろん、小径の経地糸接結糸2と8は下面側経糸7よりも下面側表面に突出しないため、下面側経糸よりも先に摩耗はしない。
図4も図1と同じ配置とし、経地糸接結糸の組織を変えたものである。実施例1では組になった経地糸接結糸の組織が異なるパターンであったが、本実施例では組になった経地糸接結糸の組織を同じとした。上面側表面に形成される組織、下面側表面に形成される組織は実施例1と同じである。このように経地糸接結糸の組織を変えても同じ上面側完全組織、下面側完全組織を形成することもできる。本実施例においても、一方の経地糸接結糸が上面側緯糸と織り合わされて上面側表面組織を形成している部分の下側では、もう一方の経地糸接結糸が下面側緯糸と織り合わせて下面側表面組織を形成し、一方の経地糸接結糸が下面側緯糸と織り合わされて下面側表面組織を形成している部分の上側では、もう一方の経地糸接結糸が上面側緯糸と織り合わされて上面側表面組織を形成している。このように2本の経地糸接結糸が互いに組織を補完し合い、上面側表面組織を形成する経糸完全組織と下面側表面組織を形成する経糸完全組織を形成しているのである。
また、下面側層では、下面側経糸と経地糸接結糸が交互に配置され、下面側緯糸が隣接する1本の下面側経糸と経地糸接結糸の上を通った後、複数本の下面側経糸と経地糸接結糸の下側を通る組織とした。経地糸接結糸が下面側緯糸の下側を通って下面側緯糸を織り込んでいる部分では、常に隣接する大径の下面側経糸も下面側緯糸を織り込んでいるため、比較的小径の経地糸接結糸が下面側表面に突出することはなく、経地糸接結糸は摩耗しにくい。これにより、表面性、耐摩耗性はもちろんのこと、剛性、繊維支持性、走行安定性等、工業用織物に必要とされる諸物性を得ることができる。
図7は上面側経糸と下面側経糸の組の隣に上面側経糸と経地糸接結糸の組を配置したものである。経地糸接結糸は上面側緯糸と下面側緯糸の両方と織り合わされているが、経地糸接結糸と組になった上面側経糸は上面側緯糸のみと織り合わされている。組を形成する経地糸接結糸と上面側経糸は協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能している。例えば図8にある経地糸接結糸2と上面側経糸2の組では、経地糸接結糸2は下面側緯糸1´の下を通り、次いで上面側緯糸5´の上側を通り、次いで下面側緯糸11´の下側を通る組織である。上面側経糸2は上面側緯糸1´の上を通り、次いで上面側緯糸2´から8´の下側を通り、次いで上面側緯糸9´の上を通り、次いで上面側緯糸10´から12´の下を通り、次いで上面側緯糸13´の上を通り、次いで上面側緯糸14´から16´の下を通る組織である。経地糸接結糸2が上面側緯糸5´で織り合わされているところでは、上面側経糸2が上面側表面に表れることなく、2本が協働して経糸1本分の上面側表面組織を形成している。
また、下面側層では、下面側経糸と経地糸接結糸が交互に配置され、下面側緯糸が隣接する1本の下面側経糸と経地糸接結糸の上を通った後、複数本の下面側経糸と経地糸接結糸の下側を通る組織とした。経地糸接結糸が下面側緯糸の下側を通って下面側緯糸を織り込んでいる部分では、常に隣接する大径の下面側経糸も下面側緯糸を織り込んでいるため、比較的小径の経地糸接結糸が下面側表面に突出することはなく、経地糸接結糸は摩耗しにくい。これにより、表面性、耐摩耗性はもちろんのこと、剛性、繊維支持性、走行安定性等、工業用織物に必要とされる諸物性を得ることができる。
2、4、6・・・16 上面側経糸と経地糸接結糸の組
1´〜24´ 上面側緯糸、下面側緯糸
Claims (7)
- 上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組と、上面側緯糸および下面側緯糸と織り合わされて上面側表面組織の一部と下面側表面組織の一部を形成する経地糸接結糸により構成された工業用二層織物において、上面側経糸と経地糸接結糸の線径が同じで、下面側経糸の線径が経地糸接結糸と上面側経糸の線径より大きく、上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組の隣に、2本の経地糸接結糸の組が配置されており、上面側表面は組になった経地糸接結糸がそれぞれ別の上面側緯糸と織り合わされ、それらが協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能し、下面側層では下面側経糸と経地糸接結糸が交互に配置され、下面側緯糸が隣接する1本の下面側経糸と経地糸接結糸の上を通った後、複数本の下面側経糸と経地糸接結糸の下側を通る組織であることを特徴とする工業用二層織物。
- 上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組と、上面側緯糸および下面側緯糸と織り合わされて上面側表面組織の一部と下面側表面組織の一部を形成する経地糸接結糸により構成された工業用二層織物において、上面側経糸と経地糸接結糸の線径が同じで、下面側経糸の線径が経地糸接結糸と上面側経糸の線径より大きく、上下に配置された上面側経糸と下面側経糸の組の隣に、上面側経糸と経地糸接結糸の組が配置されており、上面側表面は組になった上面側経糸と経地糸接結糸が順次それぞれ別の上面側緯糸と織り合わされ、それらが協働して上面側完全組織を構成する1本の経糸として機能し、下面側層では下面側経糸と経地糸接結糸が交互に配置され、下面側緯糸が隣接する1本の下面側経糸と経地糸接結糸の上を通った後、複数本の下面側経糸と経地糸接結糸の下側を通る組織であることを特徴とする工業用二層織物。
- 請求項1に記載された組になった経地糸接結糸が、一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の上面側緯糸の上を通って上面側表面を形成しているところの下側で、もう一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の下面側緯糸と織り合わされ、且つ、一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の下面側緯糸と織り合わされているところの上側で、もう一方の経地糸接結糸が少なくとも1本の上面側緯糸の上を通って上面側表面を形成し、1組の経地糸接結糸が上面側表面組織と下面側表面組織を互いに補完し合って上面側では上面側完全組織を構成する1本の経糸、そして下面側では下面側完全組織を構成する1本の経糸として機能している、工業用二層織物。
- 上面側完全組織が1種類の経糸完全組織から構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
- 上面側完全組織が2種類以上の経糸完全組織から構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
- 上面側表面組織が、2シャフトの平織、4シャフトの綾織り、4シャフトの崩し綾織り、8シャフトの綾織り、8シャフトの崩し綾織りのいずれかである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
- 上層面側緯糸本数が下層面側緯糸本数の1から2倍の本数である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された工業用二層織物。
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