JP4481521B2 - 開口部閉塞方法及び開口部閉塞構造 - Google Patents

開口部閉塞方法及び開口部閉塞構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば放射線を扱う施設において、配管、電線管あるいはケーブル等の貫通体を貫通させるべく壁(天井又は床面を含む。以下同じ。)に設けられた開口部を閉塞するのに好適な開口部閉塞方法と構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線を扱う施設の建物の壁には配管や電線管やケーブルを貫通させるための開口部が設けられている。この開口部の遮蔽が十分でないと開口部から放射線が漏れる恐れがあり、このような放射線の漏洩がないように遮蔽処理が行われている。遮蔽材としては放射線遮蔽効果が密度と厚さの積で定義される面密度に比例する傾向にあることから、遮蔽材としては高密度のものが望ましく、さらに充填作業性にすぐれることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このような充填材として鉛毛あるいはこの鉛毛を袋詰めしたものが使用されている。しかしながら、鉛毛あるいはこの鉛毛を袋詰めしたものは、壁開口部に配管、電線管あるいはケーブル等が多数貫通している場合には配管、電線管あるいはケーブル等の相互間の隙間が小さくなり、このような隙間を充填する充填作業の効率が低くなることは勿論、隙間における鉛毛占有率(充填率)を十分にとり、かつ隙間全体にわたって均一に充填するために配置上の制約があった。
【0004】
このような問題を解消するために、含鉛粉硬化性樹脂組成物やモルタルを壁開口部に充填することが考えられる。しかし、含鉛粉硬化性樹脂組成物は硬化後、その固体化した硬化物を除去することが困難であるため、開口部に配管等を増設する場合に支障をきたすという問題があり、またモルタルの場合は充填後モルタルが固化するにつれて開口部の上側部とモルタルとの間に隙間が生じ、更なる充填処理が必要という問題があった。
【0005】
本発明は、上記状況を鑑みてなされたもので、その目的は、建物の壁の開口部に充填材を充填しても開口部と充填材との間に隙間が生じにくいような閉塞方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、建物の壁に設けられた開口部に貫通体を貫通してその貫通体の外側の前記開口部内の空隙に充填材を充填する開口部閉塞方法において、前記壁はほぼ鉛直な壁であって、前記開口部の下側面は水平をなし、前記開口部の上側面は前記壁の一方の面から他方の面に向って開口面積が大きくなるよう傾斜が形成されて構成され、前記開口部に貫通体を貫通した後に、前記開口部を覆う型枠を前記壁の両側に配置して前記壁と型枠で囲まれた内部空間を形成し、前記内部空間に流動性のある充填材を注入してその内部空間を充填すること、を特徴とする開口部閉塞方法である。
【0007】
また請求項2の発明は、前記壁の前記開口部の縁部に金物を埋設し、その金物に前記型枠を取り付けることを特徴とする請求項1記載の開口部閉塞方法である。
また請求項3の発明は、前記埋設金物の形状がアングル状の金物であって開口部全周部を覆う形状であることを特徴とする請求項2記載の開口部閉塞方法である。
【0008】
また請求項4の発明は、前記型枠に充填材を注入するためのノズルと空気抜きのためのノズルを設置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
また請求項5の発明は、前記充填材注入ノズルの出口端面が前記型枠の内面と同一平面上にあることを特徴とする請求項4記載の開口部閉塞方法である。
【0009】
また請求項6の発明は、前記充填材注入ノズルの設定位置を前記開口部の上部とすることを特徴とする請求項4または5記載の開口部閉塞方法である。
また請求項7の発明は、前記空気抜きのためのノズルを壁開口の両面に設置することを特徴とする請求項4ないし6のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0010】
また請求項8の発明は、前記壁は放射線遮蔽壁であって、前記充填材の比重は前記壁の比重以上であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
また請求項9の発明は、前記充填材はモルタルであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0011】
また請求項10の発明は、前記モルタルは無収縮性のものであることを特徴とする請求項9記載の開口部閉塞方法である。
また請求項11の発明は、前記モルタルは、ポルトランドセメント、生石灰系膨張材、分散剤、非金属系重量骨材のうち少なくとも一つ以上を成分として含むことを特徴とする請求項10記載の開口部閉塞方法である。
【0015】
また請求項12の発明は、前記型枠は前記貫通体が貫通する部分において貫通孔を有し、その貫通孔と貫通体との間の空隙面積を減ずるためのより小口径の貫通孔を有する補助プレートを設けていることを特徴とする請求項1ないし11いずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0016】
また請求項13の発明は、前記補助プレートを2分割し、前記貫通体をはさみ込む形で設置することを特徴とする請求項12記載の開口部閉塞方法である。
また請求項14の発明は、前記補助プレートの貫通孔に前記貫通体を事前に挿入した状態でその貫通体と前記補助プレートを前記開口部に設置することを特徴とする請求項12または13記載の開口部閉塞方法である。
【0017】
また請求項15の発明は、前記型枠は複数枚に分割されていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
また請求項16の発明は、前記型枠に表面処理剤を塗布し、前記充填材から発生し前記貫通体まわりの空隙を通じて流れ出た漏洩水による汚れを除去し易くすることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0018】
また請求項17の発明は、前記型枠の空隙部の下にテープを貼付し、前記充填材から発生して前記貫通体まわりの空隙を通じて流れ出た漏洩水による前記型枠の汚れを防止することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0019】
また請求項18の発明は、前記貫通体の周りに弾性体テープを巻き、その貫通体周りの空隙からの前記充填材の漏れを減ずることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0020】
また請求項19の発明は、前記型枠は充填材を充填後に取り外さないことを特徴とする請求項1ないし18のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
また請求項20の発明は、前記充填材注入ノズルと前記空気抜きノズルは透明ホースとし、充填材の充填状態が目視確認できることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか記載の開口部閉塞方法である。
【0022】
また請求項21の発明は、建物の壁に設けられた開口部を貫通した貫通体と、前記貫通体の外側の前記開口部内の空隙を前記壁の両側から覆って前記壁の開口部に内部空間を形成する型枠と、前記内部空間に充填された充填材と、を有することを特徴とする開口部閉塞構造である。
【0023】
請求項1ないし21の発明によれば、配管、電線管あるいはケーブル等の貫通体が建物の壁の開口部に設置され、その開口部に充填材を充填しても開口部の上側部と充填材との間に隙間が生じることはない。
特に請求項11の発明によれば、充填材の流動性を確保しつつ、比重及び無収縮性を実現することが可能である。
【0024】
また、請求項12ないし15の発明によれば、配管、電線管あるいはケーブル等の貫通体が建物の壁の開口部に設置され、その開口部に隙間の生じない充填材の充填が可能になるとともに、種々の形状の貫通体が建物の壁の開口部に設置されても開口部に隙間の生じないように充填材を充填できる。
【0025】
さらに請求項16ないし18の発明によれば、配管、電線管あるいはケーブル等の貫通体が建物の壁の開口部に設置され、その開口部に隙間の生じない充填材の充填が可能になるとともに、その開口部に充填材を充填後の型枠の汚れを最小限にとどめることができる。
【0026】
さらに請求項19または20の発明によれば、配管、電線管あるいはケーブル等の貫通体が建物の壁の開口部に設置され、その開口部に隙間の生じない充填材の充填が可能になるとともに、その開口部に充填材を充填する作業の効率化を図ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態である建物の壁開口部を示す側断面図、図2は図1の正面図である。
図において、1は、例えば放射線取扱い施設の建物の側壁であり、この側壁1には複数の配管3を貫通させるために開口部2が開けられている。この開口部2の下側部2aは水平であるが、開口部2の上側部2bは図1中左側面から右側面に向って開口面積が大きくなるようにテーパ状に形成されている。
【0029】
複数の各配管3はその大きさと貫通位置は一定ではなく、また、複数の各配管3は開口部2内に設けられた配管サポート4で支持されている。
また、建屋側壁1に設けられた開口部2の下側部2a及び上側部2bのコーナには、例えば金属製のコーナアングル5が埋設されている。コーナアングル5は、開口部2の全周を取り囲む形状である。
【0030】
次に、建物の側壁の開口部の埋め戻し方法を図面を参照して説明する。
まず、建物の側壁1の開口部2の下側部2a及び上側部2bのコーナにコーナアングル5を設置する。次に、側壁1の斜線部分にコンクリートを打設する。この時開口部2は空間として残る。次に、各配管3を支持する配管サポート4を開口部2内に設置する。次に、開口部2を貫通する配管3を敷設し、配管サポート4で配管3を固定した後、開口部2の両側面に型枠6を敷設する。型枠6は例えばステンレス鋼製または通常の鋼製であって、コーナアングル5に溶接する。
【0031】
ここで、配管3とのクリアランスが充分に取られている場合は、例えば配管3の一部(特に開口部2の入口部と出口部)にゴムシートやゴムテープを巻装して針金で結束することにより配管の一部を太径とするなどの隙間処理を適宜行うことが好ましい(図示せず)。
【0032】
また、他の方法として図3(a)に示すように、配管より多少大きめの孔のあるプレート12a,12bを配管施工後に取り付け、更に他の孔のあるプレート13を用いて配管3とのクリアランスを吸収する。また、図3(b)に示すように、プレート12のみを用いてクリアランスを吸収することもできる。
【0033】
次に、図1、2に示すように、モルタル注入用配管(ノズル)7と弁8及び空気抜き配管(ノズル)9を型枠6に設置する。この空気抜き配管9は2〜4個程度設けるのが好ましい。図1、2では空気抜き配管9は壁1の両側それぞれに2個ずつ設けている。
【0034】
モルタル注入用配管7の出口端面は型枠6の内面と同一面上であることが好ましい。
なお、図1、2ではモルタル注入用配管7を1個だけとしているが、これを2個として、その両方を開口2の片面の型枠6に設置すると、さらに効果的である(図略)。
【0035】
モルタルの注入口は空気抜き配管9の設置高さ以下で、可能な限り高所に設置し、常にフレッシュモルタルが充填モルタルを覆うようにする。また、モルタルの注入口は、開口部2のコーナ部であることが好ましい。空気抜き配管9は開口部の一番高い場所に設ける。
【0036】
充填作業において、モルタルを注入する手段として、例えばポンプ(図示せず)を使用することが好ましい。またその際に、ポンプの下流に圧力計(図示せず)を設置し、この圧力計を監視しながら、ポンプ下流に設置された流量調節弁(図示せず)によって注入量を制御するのが好ましい。
【0037】
さらに、モルタル注入用配管(ノズル)7及び空気抜き配管(ノズル)9を透明ホースとして、充填作業においてモルタルの充填状態を目視確認することが好ましい。
また、型枠6に表面処理剤を塗布し、モルタルから発生し配管3の周りの空隙等を通じて流れ出た漏洩水による汚れを除去しやするするのが好ましい。
【0038】
さらに、型枠6の空隙部の下にスポンジテープ等(図示せず)を貼付し、モルタルから発生し配管3の周りの空隙等を通じて流れ出た漏洩水による汚れを防止するのが好ましい。
【0039】
開口部2にモルタルを充填した後、養生期間を置いて、図1(b)に示すように、ベント10にキャップ11を被せてキャップ止めする。
貫通体は配管3に限らず、電線管あるいはケーブルでもよい。貫通体の接続は、開口部2の閉塞後に行うことができる。
【0040】
ところで、開口部2の閉塞のために注入されるモルタルは、注入時から乾燥しながら収縮するので、どうしても開口部の上側部2bに隙間が発生する。従来はこの隙間を覆塞できなかったため完全な遮蔽ができなかったが、本実施の形態では、側壁開口部の上側部2bがテーパ状になっているので、空気溜りは上側部2bのテーパ上部へと押しやられ、やがては高所にある空気抜き配管9から排出されるため、既設の側壁面とほとんど隙間なくモルタルを充填できる。
【0041】
また、開口部内側の側面は、図4に示すように壁厚半分の位置に段差を設けた形状となっており、万一上側部に隙間が生じても壁厚半分の遮蔽機能は維持される。
【0042】
上記実施の形態で、壁1として2.15以上の乾燥比重のものが用いられているのに対して、開口部を閉塞する充填材(モルタル)は乾燥比重が2.2以上(生比重2.4以上)としているため、万一モルタル充填時において空気溜りが発生した場合でも、空気溜りによる遮蔽評価上の欠損を比重差0.05としてカバーできる。また、無収縮モルタル(体膨張率0.3%)を使うことによって隙間そのものの発生を防止できる。
【0043】
モルタルは、例えば、ポルトランドセメント、生石灰系、膨張材、分散剤、非金属系重量骨材等が好ましい。さらに、充填材としてはモルタルに限らず、シリコン樹脂などでもよく、側壁1の比重以上を持つ充填材であれば遮蔽効果を維持することができる。
【0044】
また、図5(a)に示すように、4本の配管3が真っ直ぐの場合は、配管に対応する孔の開いた1枚のプレート15を用いてもよいが、図5(b)に示すように、1本の配管3は真っ直ぐ、他の2本配管3a,3bは上方向、横方向など複雑な構成の場合は、1枚のプレートを3枚のプレート16a,16b,16cに分割して配管のプレートへの挿入及び固定を容易にすることができる。
【0045】
さらに、型枠の補強が必要な場合は、図6(a)に示すように型枠6の外側に補強アングル17を取り付け、補強アングル17をナット18で止める。この補強アングル17は所定の養生期間後に取り外せるものであってもよい。型枠6の外側に補強アングル17を設置できない場合には、図6(b)に示すように、型枠6の内側に補強リブ19を取り付ける。この時、補強リブ19は、モルタル充填時の空気溜りが発生しない方向及び角度とする。
【0046】
上記実施の形態において、型枠6は、充填作業終了後に適宜取り外しても、取り外さずにそのままにしておいてもよい。
なお、建物の床又は天井面に開口部を設ける場合には、この開口部の形状は、床又は天井の上側から下側に向って開口面積が小さくなるように形成すれば、上記実施の形態と同様に開口部に隙間の生じないように充填材を充填できる。この時、プレート13はプレート12の上面に載せるだけでよく、溶接等による接続は特に必要としない。
【0047】
上記実施の形態では建物の壁の開口部に、配管、電線管あるいはケーブル等の貫通体を貫通させる場合の開口部閉塞方法について説明したが、貫通体を貫通させない場合でも、一般的に、建物の壁の開口部の閉塞方法として同様に適用することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、建物の壁の開口部に充填材を充填したとき、開口部と充填材との間に隙間が生じにくく、特にこの壁が放射線遮蔽材の場合は、遮蔽効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である建物の壁開口部を示す側断面図であって、(a)はその全体図、(b)はモルタル充填後のベント部の状況を示す図。
【図2】図1(a)の正面図。
【図3】図1の配管施工における施工誤差を吸収する方法を説明するための図。
【図4】図1の平面図。
【図5】図1の配管施工と型枠との関係を説明するための図。
【図6】図1の型枠の補強を示す図で、(a)は型枠外側の補強アングルを示す平面図、(b)は型枠内側の補強リブを示す側面図。
【符号の説明】
1…側壁、2…開口部、3,3a,3b…配管、4…配管サポート、5…コーナアングル、6,6a,6b,6c…型枠、7…モルタル注入用配管(ノズル)、8…弁、9…空気抜き配管(ノズル)、10…ベント、11…キャップ、12,12a,12b…プレート、13…プレート、15…プレート、16a,16b,16c…分割プレート、17…補強アングル、18…ナット、19…補強リブ。

Claims (21)

  1. 建物の壁に設けられた開口部に貫通体を貫通してその貫通体の外側の前記開口部内の空隙に充填材を充填する開口部閉塞方法において、
    前記壁はほぼ鉛直な壁であって、前記開口部の下側面は水平をなし、前記開口部の上側面は前記壁の一方の面から他方の面に向って開口面積が大きくなるよう傾斜が形成されて構成され、
    前記開口部に貫通体を貫通した後に、前記開口部を覆う型枠を前記壁の両側に配置して前記壁と型枠で囲まれた内部空間を形成し、前記内部空間に流動性のある充填材を注入してその内部空間を充填すること、を特徴とする開口部閉塞方法。
  2. 前記壁の前記開口部の縁部に金物を埋設し、その金物に前記型枠を取り付けることを特徴とする請求項1記載の開口部閉塞方法。
  3. 前記埋設金物の形状がアングル状の金物であって開口部全周部を覆う形状であることを特徴とする請求項2記載の開口部閉塞方法。
  4. 前記型枠に充填材を注入するためのノズルと空気抜きのためのノズルを設置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  5. 前記充填材注入ノズルの出口端面が前記型枠の内面と同一平面上にあることを特徴とする請求項4記載の開口部閉塞方法。
  6. 前記充填材注入ノズルの設定位置を前記開口部の上部とすることを特徴とする請求項4または5記載の開口部閉塞方法。
  7. 前記空気抜きのためのノズルを壁開口の両面に設置することを特徴とする請求項4ないし6のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  8. 前記壁は放射線遮蔽壁であって、前記充填材の比重は前記壁の比重以上であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  9. 前記充填材はモルタルであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  10. 前記モルタルは無収縮性のものであることを特徴とする請求項9記載の開口部閉塞方法。
  11. 前記モルタルは、ポルトランドセメント、生石灰系膨張材、分散剤、非金属系重量骨材のうち少なくとも一つ以上を成分として含むことを特徴とする請求項10記載の開口部閉塞方法。
  12. 前記型枠は前記貫通体が貫通する部分において貫通孔を有し、その貫通孔と貫通体との間の空隙面積を減ずるためのより小口径の貫通孔を有する補助プレートを設けていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  13. 前記補助プレートを2分割し、前記貫通体をはさみ込む形で設置することを特徴とする請求項12記載の開口部閉塞方法。
  14. 前記補助プレートの貫通孔に前記貫通体を事前に挿入した状態でその貫通体と前記補助プレートを前記開口部に設置することを特徴とする請求項12または13記載の開口部閉塞方法。
  15. 前記型枠は複数枚に分割されていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  16. 前記型枠に表面処理剤を塗布し、前記充填材から発生し前記貫通体まわりの空隙を通じて流れ出た漏洩水による汚れを除去し易くすることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  17. 前記型枠の空隙部の下にテープを貼付し、前記充填材から発生して前記貫通体まわりの空隙を通じて流れ出た漏洩水による前記型枠の汚れを防止することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  18. 前記貫通体の周りに弾性体テープを巻き、その貫通体周りの空隙からの前記充填材の漏れを減ずることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  19. 前記型枠は充填材を充填後に取り外さないことを特徴とする請求項1ないし18のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  20. 前記充填材注入ノズルと前記空気抜きノズルは透明ホースとし、充填材の充填状態が目視確認できることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか記載の開口部閉塞方法。
  21. 建物の壁に設けられた開口部を貫通した貫通体と、前記貫通体の外側の前記開口部内の空隙を前記壁の両側から覆って前記壁の開口部に内部空間を形成する型枠と、前記内部空間に充填された充填材と、を有し、
    前記壁はほぼ鉛直な壁であって、前記開口部の下側面は水平をなし、前記開口部の上側面は前記壁の一方の面から他方の面に向って開口面積が大きくなるよう傾斜が形成されて構成されていることを特徴とする開口部閉塞構造。
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