JP4478424B2 - 微細加工装置およびデバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造など微細加工のため、パターニングされた原版とウエハ等被転写基板とを接触、もしくはその間隔を近づけて転写するナノインプリントリソグラフィ、あるいはソフトコンタクトリソグラフィ、近接場光リソグラフィ、プロキシミティ露光などの微細加工装置に関するものである。
紫外線やX線、あるいはEBによる半導体基板への微細なパターン形成方法に代わる技術としてナノインプリントリソグラフィがある(特許文献1参照)。図15を用いてその技術を説明する。
図15(1)において、パターンが描かれ、原版となるモールド101をモールド台102に固定する。また、基板側はウエハ103上にパターニングを形成するレジスト104を塗布する。
次に、ナノインプリントの工程を説明する。図15(1)のようにモールド101とウエハ103を対向させ、図15(2)に示すようにモールド101をレジスト104に押し付けることによって、モールド101に描かれたパターンをレジスト104へ転写する。そしてモールド101をレジスト104から離型すると、図15(3)のようにレジスト104にモールド101のパターンにしたがって凹凸が形成され、その後リアクティブイオンエッチング(RIE)によって、図15(4)のようなパターニングができる。
また、従来のナノインプリントによる微細パターニング方法としては、ステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィという方法も提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。図16を用いてその技術を説明する。
図16(1)において、レジスト104がシリコンウエハ103にスピンコートされ、低粘性係数の有機物からなるエッチバリア121を転写位置に塗布する。
次に図16(2)において、原版はテンプレート101とリリースレイヤ122で構成されている。テンプレート101は転写パターンが形成されており、材質は石英からなる。またそのテンプレート101の表面にはリリースレイヤ122が存在する。そして、テンプレート101とウエハ103との位置合わせを行う。
そして図16(3)のように、テンプレート101の後方から、すなわちウエハ103とは反対方向から紫外線を照射し、エッチバリア121およびレジスト121を感光させる。
最後に図16(4)のように、原版とウエハ103を離型し、リアクティブイオンエッチング(RIE)を施すと、図16(5)のような形状を得ることができる。
半導体デバイスを製造するためには重ね合わせした転写が必要で、図16(2)の行程において、位置合わせを行っている。位置合わせのためのアライメント計測は原版とウエハ103との間隔を狭ギャップに設定した後、テンプレートとウエハ各々に描かれたオーバーレイパターンを顕微鏡で計測している。オーバーレイパターンはbox−in−boxやcross−in−boxを用いている。
米国特許第5772905号明細書 B.J.Choi、M.Meissl、M.Colburn、T.Bailey、P.Ruchhoeft、S.V.Sreenivasan、F.Prins、S.Banerjee、J.G.Ekerdt and C.G.Willson;"Layer−to−Layer Alignment for Step and Flash Imprint Lithography"、SPIE's 26th Intl.Symp.Microlithography:Emerging Lithographic Technologies、2001 Santa Clara、CA.
しかしながら、上記従来例では以下のような課題があった。
原版となるモールドと被転写基板となるウエハとを接触させてパターンを転写する微細加工装置においては、モールドとウエハとの相対的な位置合わせをどのように行うのかの具体的な提案がなかった。そのため、被転写基板を重ねてパターニングするような従来の半導体製造には用いることができなかった。もし、従来の技術で半導体製造に適用すると、重ね合わせ精度が低下し、半導体生産の歩留まりが低下する。
また、原版と被転写基板とを近接させてパターンを転写する微細加工装置においては、原版表面やウエハ表面の平面度より、原版とウエハとの間隔をほぼ接触するに近い状態に設定することができないため、box−in−boxやcross−in−boxのような計測方法は高精度な計測ができなかった。したがって、原版と被転写基板となるウエハとの相対的な位置合わせを高精度に行うことができなかった。さらに、原版とウエハの平面度が良く、それぞれをほぼ接触するに近い状態に設定できたとしても、従来の技術ではダイバイダイアライメントしか適用できない。グローバルアライメントを行うと、その都度、原版とウエハを引き離したり、接近させたりする駆動を伴うため、スループットが低下する。さらに、原版にエッチバリアが付着した状態でグローバルアライメントを行う可能性があり、アライメント計測精度を低下させるだけでなく、パーティクルやコンタミの発生原因となる。アライメント計測精度が低下すると重ね合わせ精度が低下する。また、スループットの低下や、パーティクルやコンタミの発生により、半導体デバイスの生産性が低下する。本発明はこのような従来技術の問題点に鑑み発明したものである。
そこで、本発明の例示的な目的は原版と被転写基板とを位置合わせすることが可能な微細加工装置であって位置合わせ精度およびスループットの少なくとも一方において有利な微細加工装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての微細加工装置は、原版と被転写基板上のレジストとを接触又は近接させて、前記原版のパターンを前記レジストに転写する微細加工装置であって、
前記原版を保持する保持手段と、
前記被転写基板の位置決めを行うために可動のステージと、
前記保持手段と前記ステージとの間に保持され、基準アライメントマークが形成されたアライメント基板と、
前記ステージ上に配置され、前記基準アライメントマークと前記原版に形成された原版アライメントマークとの間の第1の位置ずれを計測する第1アライメントスコープと、
前記基準アライメントマークと前記被転写基板に形成された基板アライメントマークとの間の第2の位置ずれを計測する第2アライメントスコープと、
を有し、
前記第1アライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれと前記第2アライメントスコープにより計測された前記第2の位置ずれとに基づいて前記ステージを移動させ、前記原版と前記被転写基板との位置合わせを行う、
ことを特徴とする微細加工装置である。
また、本発明の他の側面としての微細加工装置は、原版と被転写基板上のレジストとを接触又は近接させて、前記原版のパターンを前記レジストに転写する微細加工装置であって、
前記原版を保持する保持手段と、
前記被転写基板の位置決めを行うために可動のステージと、
前記ステージ上に配置された基準マーク台と、
前記保持手段と前記ステージとの間に保持され、基準アライメントマークが形成されているアライメント基板と、
前記基準アライメントマークに対する前記基準マーク台の位置ずれを第1の位置ずれとして計測するライメントスコープと、
オフアクシススコープであって、前記オフアクシススコープに対する前記基準マーク台の位置ずれを第2の位置ずれとして、前記第2アライメントスコープに対する前記被転写基板に形成された基板アライメントマークの位置ずれを第3の位置ずれとして、それぞれ計測するオフアクシススコープと、
を有し、
前記ライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれと前記オフアクシススコープにより計測された前記第2の位置ずれとに基づいて前記オフアクシススコープのベースライン補正を行い、前記ベースライン補正の行われた前記オフアクシススコープにより計測された前記第3の位置ずれ基づいて前記ステージを移動させ、前記原版と前記被転写基板との位置合わせを行う、
ことを特徴とする微細加工装置である。
さらに、本発明の他の側面としての微細加工装置は、原版と被転写基板上のレジストとを接触又は近接させて、前記原版のパターンを前記レジストに転写する微細加工装置であって、
前記被転写基板の位置決めを行うために可動のステージと、
前記ステージ上に配置された基準マーク台と、
前記原版に形成された原版アライメントマークと前記基準マーク台との間の第1の位置ずれ、及び前記原版アライメントマークと前記被転写基板に形成された複数の基板アライメントマークそれぞれとの間の第2の位置ずれを計測するアライメントスコープと、
を有し、
前記アライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれ及び前記第2の位置ずれに基づいて前記ステージを移動させ、前記原版と前記被転写基板との位置合わせを行う、
ことを特徴とする微細加工装置ある。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
例えば、原版と被転写基板とを位置合わせすることが可能な微細加工装置であって位置合わせ精度およびスループットの少なくとも一方において有利な微細加工装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を列挙する。
[実施形態1]
パターニングされた原版と、被転写となる基板表面とを接触させて転写する微細加工装置、または原版と被転写基板表面の間隔を近づけて転写する微細加工装置において、原版と被転写基板との相対的な位置合わせを行う補正駆動手段と、原版と被転写基板との相対的な位置ずれを計測するアライメント計測手段を有し、アライメント計測手段で計測した原版と被転写基板との相対的な位置ずれを補正駆動手段で補正するアライメント工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態2]
実施態様1において補正駆動手段は、アライメント基板を位置決めするアライメント基板ステージと、原版を所定の位置へ位置決めさせる原版位置補正手段と、被転写基板を所定の位置へ位置決めさせる基板ステージを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態3]
実施態様1においてアライメント計測手段は、アライメントマークがパターニングされたアライメント基板と、アライメント基板を原版と被転写基板の間に搬送、回収する搬送手段と、基板ステージ上に搭載される第一のアライメントスコープと、基板ステージ上に設置される基準マーク台と、原版側に搭載される第二のアライメントスコープを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態4]
実施態様1においてアライメント計測手段は、原版側に搭載されるオフアクシススコープを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態5]
実施態様1においてアライメント工程は、装置基準となるアライメント基板の位置を位置決めする工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態6]
実施態様1においてアライメント工程は、原版を装置基準に位置決めする工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態7]
実施態様1においてアライメント工程は、被転写基板を装置基準に位置決めする工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態8]
実施態様1においてアライメント工程は、ベースライン補正の工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態9]
実施態様1において、原版と被転写基板にアライメントマークを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態10]
実施態様3においてアライメント基板は、光を透過させる基板上にアライメントマークを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態11]
実施態様5において装置基準となるアライメント基板の位置を位置決めする工程は、搬送手段でアライメント基板を搬送し、第一のアライメントスコープが基板ステージ位置と、アライメント基板上のアライメントマークとの相対的な位置ずれを計測する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態12]
実施態様5において装置基準となるアライメント基板の位置を位置決めする工程は、実施態様11で計測した基板ステージ位置とアライメント基板上のアライメントマークとの相対的な位置ずれに対して、アライメント基板ステージまたは基板ステージの少なくともいずれか一方で補正駆動することにより、それらの位置合わせを行う工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態13]
実施態様11において位置ずれの計測は、第一のアライメントスコープが基準マーク台越しに、基準マーク台上のマークと、アライメント基板上のアライメントマークとの相対的な位置ずれを計測する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態14]
実施態様6において原版を装置基準に位置決めする工程は、第一のアライメントスコープで、装置基準に位置決めされたアライメント基板上のアライメントマークと、原版上のアライメントマークとの相対的な位置ずれを計測する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態15]
実施態様6において原版を装置基準に位置決めする工程は、実施態様14で計測した装置基準と原版上のアライメントマークとの相対的な位置ずれに対して、原版位置補正手段で補正駆動することにより、それらの位置合わせを行う工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態16]
実施態様6において原版を装置基準に位置決めする工程は、実施態様14で計測した装置基準と原版上のアライメントマークとの相対的な位置ずれに対して、アライメント基板ステージと基板ステージで補正駆動することにより、それらの位置合わせを行う工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態17]
実施態様7において被転写基板を装置基準に位置決めする工程は、第二のアライメントスコープで、装置基準に位置決めされたアライメント基板上のアライメントマークと、被転写基板上のアライメントマークとの相対的な位置ずれを計測する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態18]
実施態様7において被転写基板を装置基準に位置決めする工程は、オフアクシススコープで、被転写基板上のアライメントマークを計測することにより、装置基準と被転写基板との相対的な位置ずれを計測する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態19]
実施態様7において被転写基板を装置基準に位置決めする工程は、実施態様17または実施態様18で計測した装置基準と被転写基板上のアライメントマークとの相対的な位置ずれに対して、基板ステージで補正駆動することにより、それらの位置合わせを行う工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態20]
実施態様8においてベースライン補正の工程は、第二のアライメントスコープで装置基準に位置決めされたアライメント基板上のアライメントマークと、被転写基板または基準マーク台の少なくともいずれか一方のアライメントマークとの相対的な位置ずれを計測するベースライン補正第一の工程と、オフアクシススコープで基準マーク台または/および被転写基板を計測するベースライン補正第二の工程と、ベースライン補正第一の工程とベースライン補正第二の工程から装置基準とオフアクシススコープの相対的な位置ずれを補正するベースライン補正第三の工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態21]
実施態様1から実施態様20のいずれか記載により、原版と被転写基板を位置合わせした状態で転写の工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態22]
実施態様21において転写の工程は、原版と被転写基板を接触させ、押し付けることにより原版のバターンを被転写基板に転写する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態23]
実施態様21において転写の工程は、原版と被転写基板を接触させ、原版のパターンを被転写基板に付着させることにより転写する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態24]
実施態様21において転写の工程は、原版と被転写基板を接触、または各々の間隔を近づけ、原版の後方より光、もしくはX線、電子ビーム、イオンビームを照射して、原版のパターンを被転写基板に転写する工程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態25]
実施態様1において補正駆動手段は、原版を所定の位置へ位置決めさせる原版ステージと、被転写基板を所定の位置へ位置決めさせる基板ステージを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態26]
実施態様1においてアライメント計測手段は、アライメントマークがパターニングされた原版と、基板ステージ上に設置され、アライメントマークがパターニングされた基準マーク台と、各ショット位置にアライメントマークがパターニングされた被転写基板と、原版側に搭載されるアライメントスコープを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態27]
実施態様1においてアライメント行程は、原版を装置基準に位置決めする行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態28]
実施態様1においてアライメント行程は、原版と被転写基板とのギャップをアライメント計測のためのギャップに設定する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態29]
実施態様1においてアライメント行程は、原版と被転写基板との相対的な位置ずれを計測する行程と、その計測結果に基づき基板ステージで相対的な位置ずれを補正する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態30]
実施態様26において、原版は少なくとも三箇所以上のアライメントマークを有し、被転写基板は各転写ショットに少なくとも三箇所以上のアライメントマークを有し、アライメントスコープは少なくとも三組以上有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態31]
実施態様26においてアライメントマークは、回折格子を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態32]
実施態様27において原版を装置基準に位置決めする行程は、原版のアライメントマークと基準マーク台のアライメントマークを対向させる行程と、アライメントスコープで原版越しに原版と基準マーク台との位置ずれを計測する行程と、原版越しに原版と基準マーク台との位置ずれを原版ステージで補正する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態33]
実施態様28においてギャップの設定は、アライメントスコープで原版と被転写基板とのギャップを計測し、原版ステージと基板ステージの少なくともいずれか一方を駆動することにより設定する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態34]
実施態様28においてギャップの設定は、装置基準からの原版の高さを計測する原版高さセンサと、装置基準からの被転写基板の高さを計測する被転写基板高さセンサを有し、原版高さセンサと被転写基板高さセンサで原版と被転写基板とのギャップを計測し、原版ステージと基板ステージの少なくともいずれか一方を駆動することにより設定する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態35]
実施態様29において原版と被転写基板との相対的な位置ずれを計測する行程は、原版のアライメントマークと被転写基板のアライメントマークを対向させる行程と、アライメントスコープで原版越しに原版と基板との位置ずれを計測する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態36]
実施態様29において原版と被転写基板との相対的な位置ずれを計測する行程は、ウエハ上の複数の転写ショット位置で、あらかじめ原版と基板との位置ずれを計測する行程を有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態37]
実施態様26、30、31のいずれかにおいて原版のアライメントマークは、転写パターンと同じ高さの凹凸パターン、もしくは転写パターンの凸部よりも低いパターンであることを特徴とする微細加工装置。
[実施形態38]
請求37において原版のアライメントマークは、転写パターンの製作すると同時にアライメントマークを製作し、それぞれの高さが概略等しい凹凸パターンを有することを特徴とする微細加工装置。
[実施形態39]
実施態様37において原版のアライメントマークは、転写パターンの凸部よりも低いアライメントマーク台に金属膜のパターンを有することを特徴とする微細加工装置。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例の微細加工装置全体の構成を表している。図1において、凹凸からなる転写パターンが描かれた原版となるモールド1はモールド台2に固定されている。そして、モールド台2はモールド1を被転写基板に押し付ける加圧部3とモールド1の位置を微調整する補正駆動手段3に保持されている。加圧部3と補正駆動手段3はそれぞれ別の機能であるため別々に図示しても良いが、図1では簡略し一体に示した。
被転写基板となるウエハ4はウエハチャック5に保持され、ウエハチャック5はウエハステージ6に固定されている。ウエハステージ6はX、Y、Zとそれら各軸まわりの合計6軸に駆動できることが好ましい。基準マーク台7ははじめの装置の基準となるもので、ウエハステージ6上に固定されている。そして、第一のアライメントスコープ8は基準マーク台越しに位置ずれ計測を行うためのアライメント計測手段で、ウエハステージ6の上に搭載されている。
モールド1とウエハ4の位置合わせを行う際、その基準となるアライメントマーク9はアライメント基板10に描かれており、アライメント基板10はアライメント基板ステージ11に保持されている。アライメント基板ステージ11はベース12に固定されており、少なくともX、YとZ軸まわりの3軸に駆動できることが好ましい。
そして、第二のアライメントスコープ13はアライメントマーク9と、ウエハ4にパターニングされた不図示のアライメントマークとの位置ずれ計測を行うためのもので、アライメントステージ14に搭載されている。アライメントステージ14はベース12に固定されており、第二のアライメントスコープ13から投光する光がアライメントマーク9へ照射するように機能する。そのためアライメントステージ14は少なくともX、Yの2軸に駆動できることが好ましい。図1において、アライメントマーク9と第二のアライメントスコープ13、アライメントステージ14は一組のみを図示したが、三組以上搭載することが好ましい。
アライメント基板10の構造はガラスなど光学的に透過するものに、タンタルやタングステンなどの金属による回折格子をパターニングし、これをアライメントマーク9とする方法が有効である。アライメント基板10の製作方法は、ガラス基板にレジストを塗布し、電子ビームなどで回折格子をパターニングし、現像、エッチングなどのプロセスによってタンタルの回折格子を製作する方法が有効である。なお、ここではガラスとしたが、SiCメンブレンあるいはダイヤモンドメンブレンなど、光学的に透過するものであれば良く、アライメントマーク9の材質も金をはじめとする金属でも可能である。
さらに、第一のアライメントスコープ8ならびに第二のアライメントスコープ13はそれぞれ光を照射し、回折、反射して戻ってきた光の重心位置から相対的な位置ずれを計測する方法が有効である。
また、アライメント基板10をアライメント基板ステージ11へ着脱させるために搬送する搬送手段15が備わっている。
つぎに図2から図5を用いて、本発明のアライメント計測工程と転写の手順を示す。
図2はアライメントマーク9およびアライメント基板10を装置基準に位置決めする工程を示している。
図2に示したように、搬送手段15でアライメント基板10を搬送し、基準マーク台7がアライメントマーク9と対向する位置へ移動するように、ウエハステージ6を駆動する。そして、第一のアライメントスコープ8が基準マーク台7越しに、基準マーク台7とアライメントマーク9との位置ずれを計測する。例えば、基準マーク台7上のマークとアライメントマーク9はそれぞれ回折格子をパターニングし、その回折格子を利用してアライメント計測する方法が有効である。そして、第一のアライメントスコープ8の計測結果に基づき、それらの位置ずれを補正するため、ウエハステージ6またはアライメント基板ステージ11の少なくともいずれか一方で微調整する。
これによって、はじめの装置の基準となる基準マーク台7とアライメントマーク9の位置決めができたので、以降はアライメントマーク9およびアライメント基板10の位置を装置基準とする。
なお、はじめの装置の基準を基準マーク台7としたので、第一のアライメントスコープ8で基準マーク台7とアライメントマーク9との位置ずれを計測し、補正したが、これに限定されない。例えば、第一のアライメントスコープ8自身をはじめの装置の基準となせば、基準マーク台7なしで、アライメントマーク9の位置ずれ計測を行い、アライメントマーク9およびアライメント基板10を位置決めしても良い。その場合の計測には例えば顕微鏡による画像処理や干渉計などを用いれば良い。その他、搬送手段15でアライメント基板10を搬送し、アライメント基板ステージ11に保持した状態をはじめから装置の基準とする方法でも有効である。
次に、図3はモールド1を新しい装置基準、すなわちアライメントマーク9に位置決めする工程を示している。
図3に示したように、モールド1およびモールド2を不図示の搬送系で搬送し、加圧部3、補正駆動手段3に保持させる。そして、装置の基準に対して位置決めしたアライメントマーク9に対してモールド1を位置決めする。このとき、第一のアライメントスコープ8でアライメントマーク9およびアライメント基板10越しに、アライメントマーク9とモールド1との位置ずれを計測する。なお、モールド1にも回折格子をパターニングし、その回折格子を利用してアライメント計測する方法が有効である。回折格子はモールド1の転写パターンと同様に凹凸のパターンでも良く、また、別途タンタルやタングステンなどの金属でパターニングしても良い。凹凸のパターンでは、例えば次以降のレイヤでウエハ4のアライメント計測をするため、このレイヤでウエハ4へアライメント用のマークを転写するが、その転写パターンをここでのアライメント計測に用いても良い。
そして、第一のアライメントスコープ8の計測結果に基づき、それらの位置ずれを補正するため、補正駆動手段3で微調整する。なお、この補正はウエハステージ6とアライメント基板ステージ11の両者で微調整することも可能である。
これによって、装置の基準位置にモールド1の位置決めができる。
そして、図4はウエハ4を装置基準に位置決めする工程を示している。
図4に示したように、ウエハ4を装置基準に位置決めするために、第二のアライメントスコープ13で位置ずれ計測を行う。その前に、第二のアライメントスコープ13からのアライメント光の光軸と、アライメント基板10上のアライメントマーク9の位置関係を合わせるためにアライメントステージ14を駆動させる。ただし、第二のアライメントスコープ13からのアライメント光の光軸と、アライメントマーク9の位置関係が一定であれば、その光軸を移動させる必要がないため、このような場合にはアライメントステージ14を搭載していなくても良い。第二のアライメントスコープ13からのアライメント光の光軸と、アライメント基板10上のアライメントマーク9の位置関係が合えば、第二のアライメントスコープ13はアライメント基板10およびアライメントマーク9越しにウエハ4上にパターニングされたマークを計測することにより、アライメントマーク9とウエハ4の位置ずれが計測できる。第二のアライメントスコープ13の計測結果に基づき、ウエハステージ6で位置ずれを微調整する。
以上のアライメント工程によって、装置の基準に位置決めしたアライメントマーク9に対して、モールド1およびウエハ4はそれぞれ位置決めすることが可能であるため、モールド1とウエハ4の位置決めができている状態になる。
最後に図5を用いて転写の工程を説明する。モールド1とウエハ4の位置決めが完了した後、アライメント基板10を搬送手段15で退避し、モールド1をウエハ4上に塗布した不図示のレジストへ押し付けるように加圧部3を駆動させることによって、モールド1のパターンがウエハ4上のレジストへ転写する。なお、ここではアライメント基板10を搬送手段15で退避させると述べたが、アライメント基盤10がSiCやダイヤモンドなどのメンブレン構造であればアライメント基板10を退避させなくても良い。その場合、アライメント基板10を退避させることなくそのままモールド1のパターンをウエハ4へ転写しても、モールド1のパターン、すなわち凹凸部の力がアライメント基板10越しにウエハ4へ伝わるため転写することができる。
そして、ウエハ3上への転写が終了した後はリアクティブイオンエッチング(RIE)によってパターニングを仕上げる。
以上で説明したアライメントはアライメントマーク9とアライメント基板10をウエハステージ6上の基準、例えば基準マーク台7との相対的な位置ずれを補正してから、アライメントマーク9基準でモールド1やウエハ4を位置決めする方法について説明した。しかしながらこれに限定されず、搬送手段15でアライメント基板10を搬送し、装置に保持した位置を装置基準としても良い。いずれにせよ、アライメントマーク9の位置を参照してモールド1やウエハ4の位置決めをすれば良い。
なお、ここまでの説明では1ショットずつアライメントと転写を行う、いわゆるダイバイダイアライメントについて説明したが、これに限定されず、ウエハアライメントを計測してから転写を行う、いわゆるグローバルアライメントでも有効である。グローバルアライメントを行う場合、アライメント基板10を装置基準に位置決めする工程(図2)と、モールド1を装置基準に位置決めする工程(図3)は上記と同様でよく、ウエハ4を位置決めする工程(図4)において、第二のアライメントスコープ13でウエハ4面上の複数のショット位置をアライメント計測すれば良い。複数のショット位置とは3ショット以上あれば有効であるが、アライメント計測のショット数がより多くなるほど計測精度が向上するため、アライメント計測は8ショット程度行うことが好ましい。そして、搬送手段15でアライメント基板を退避させ、図5に示すような転写の工程をウエハ4面の所定のショット位置に行えば、グローバルアライメントでの転写が可能となる。
本実施例ではナノインプリントリソグラフィを用いて、原版と被転写基板とを接触、押し付けて転写する微細加工装置について説明した。しかしながら、本実施例ではナノインプリントリソグラフィに限定されず、原版と被転写基板とを接触、もしくはその間隔を近づけて転写する微細加工装置についても有効である。ナノインプリントリソグラフィ以外では例えば、ソフトコンタクトリソグラフィのように原版のパターンを被転写基板へ付着させて転写する微細加工装置や、近接場光リソグラフィやX線露光装置などのように光やX線、電子ビームあるいはイオンビームを原版後方より照射し、被転写基板へ原版のパターンを転写する微細加工装置にも有効である。
以上説明したように、実施例1では原版と被転写基板との転写軸上で位置合わせができるため、重ね合わせ精度をより向上させることができる。そのためデバイス生産の歩留まりをより向上させることができる。
実施例1ではアライメント基板上のアライメントマークを装置基準に位置決めし、原版となるモールドと被転写基板となるウエハの位置決めをアライメントマーク基準で行う方法について説明した。実施例2では実施例1で説明した発明をオフアクシスでアライメント計測する場合に適用する。図6と図7を用いて、実施例2を説明する。
図6は本実施例における全体の構成を表している。図6において、凹凸からなる転写パターンが描かれた原版となるモールド1はモールド台2に固定されている。そして、モールド台2はモールド1を被転写基板に押し付ける加圧部3とモールド1の位置を微調整する補正駆動手段3に保持されている。加圧部3と補正駆動手段3はそれぞれ別の機能であるため別々に図示しても良いが、図6では簡略し一体に示した。
被転写基板となるウエハ4はウエハチャック5に保持され、ウエハチャック5はウエハステージ6に固定されている。ウエハステージ6はX、Y、Zとそれら各軸まわりの合計6軸に駆動できることが好ましい。基準マーク台7ははじめの装置の基準となるもので、ウエハステージ6上に固定されている。そして、第一のアライメントスコープ8は基準マーク台越しに位置ずれ計測を行うためのアライメント計測手段で、ウエハステージ6の上に搭載されている。
モールド1とウエハ4の位置合わせを行う際、その基準となるアライメントマーク9はアライメント基板10に描かれており、アライメント基板10はアライメント基板ステージ11に保持されている。アライメント基板ステージ11はベース12に固定されており、少なくともX、YとZ軸まわりの3軸に駆動できることが好ましい。
そして、第二のアライメントスコープ13はアライメントマーク9と、ウエハ4にパターニングされた不図示のアライメントマークとの位置ずれ計測を行うためのもので、アライメントステージ14に搭載されている。アライメントステージ14はベース12に固定されており、第二のアライメントスコープ13から投光する光がアライメントマーク9へ照射するように機能する。そのためアライメントステージ14は少なくともX、Yの2軸に駆動できることが好ましい。図6において、アライメントマーク9と第二のアライメントスコープ13、アライメントステージ14は一組のみを図示したが、三組以上搭載するとなお好ましい。
アライメント基板10の構造はガラスなど光学的に透過するものに、タンタルやタングステンなどの金属による回折格子をパターニングし、これをアライメントマーク9とする方法が有効である。アライメント基板10の製作方法は、ガラス基板にレジストを塗布し、電子ビームなどで回折格子をパターニングし、現像、エッチングなどのプロセスによってタンタルの回折格子を製作する方法が有効である。なお、ここではガラスとしたが、SiCメンブレンあるいはダイヤモンドメンブレンなど、光学的に透過するものであれば良く、アライメントマーク9の材質も金をはじめとする金属でも可能である。
さらに、第一のアライメントスコープ8ならびに第二のアライメントスコープ13はそれぞれ光を照射し、回折、反射して戻ってきた光の重心位置から相対的な位置ずれを計測する方法が有効である。
また、アライメント基板10をアライメント基板ステージ11へ着脱させるために搬送する搬送手段15が備わっている。
次に、モールド1とウエハ4が対向、接触する転写軸上から離れた位置に、オフアクシススコープ16が搭載されている。図6ではオフアクシススコープ16がベース12に搭載するように示したが、これに限定されず、アライメント基板ステージ11など、転写軸とほぼ平行にウエハ4や基準マーク台7を計測できる位置であれば良い。またオフアクシススコープ16は顕微鏡による画像処理を用いる計測方法が有効である。図6に示した通り、オフアクシススコープ16は一組あれば良い。
通常のアライメント計測ではモールド1を位置決めし、オフアクシススコープ16からウエハ4上のアライメントマークを計測することによりウエハ4の位置ずれを補正すれば良い。モールド1の位置決めには第一の実施例で図3を用いて説明した技術を用いることが有効である。また、オフアクシススコープ16によるアライメント計測ではグローバルアライメントが有効であり、モールド1とウエハ4と対向する前にウエハ4上の複数ショット位置でアライメント計測を行う。複数のショット位置とは3ショット以上あれば有効であるが、アライメント計測のショット数がより多くなるほど計測精度が向上するため、アライメント計測は8ショット程度行うことが好ましい。
しかしながら、それだけではモールド1とウエハ4の転写軸と、オフアクシススコープ16のアライメント計測軸との位置関係がわからないため、オフアクシススコープ16単体のアライメント計測精度を向上させてもモールド1とウエハ4の位置ずれを補正させることはできない。そのためベースライン補正が必要となる。ここではアライメント基板10にパターニングされたアライメントマーク9を基準にベースライン補正を行う方法について、図7を用いて説明する。
まず、ベースライン補正を行う前に、アライメントマーク9およびアライメント基板10を位置決めし、その位置を新しい装置基準とする工程を行う。この方法は実施例1において、図2を用いて説明したので、ここでは簡単に説明する。
はじめに、搬送手段15でアライメント基板10を搬送し、基準マーク台7がアライメントマーク9と対向する位置へ移動するように、ウエハステージ6を駆動する。そして、第一のアライメントスコープ8が基準マーク台7越しに、基準マーク台7とアライメントマーク9との位置ずれを計測する。次に、第一のアライメントスコープ8の計測結果に基づき、それらの位置ずれを補正するため、ウエハステージ6またはアライメント基板ステージ11の少なくともいずれか一方で微調整する。
これによって、はじめの装置の基準となる基準マーク台7とアライメントマーク9の位置決めができたので、以降はアライメントマーク9およびアライメント基板10の位置を装置基準とする。
図7はベースライン補正を行う工程を示している。
第二のアライメントスコープ13で新しい装置基準となったアライメントマーク9越しにウエハ4上のアライメントマーク、もしくは基準マーク台7の少なくともいずれか一方を計測し、アライメントマーク9との位置ずれを補正する。つぎに、第二のアライメントスコープで計測したウエハ4上のアライメントマーク、もしくは基準マーク台7の少なくともいずれか一方をオフアクシススコープ16で計測する。このとき計測したウエハ4または/および基準マーク台7の位置ずれを補正すれば、ベースライン補正ができる。なお、このベースライン補正の工程の前に、第二のアライメントスコープ13からのアライメント光の光軸と、アライメント基板10上のアライメントマーク9の位置関係を合わせる必要があるが、実施例1において、図4を用いて説明したので、ここでは省略する。
以降、モールド1は実施例1で説明した技術と同様に、第一のアライメントスコープ8で位置ずれを計測し、補正駆動手段3で微調整する。なお、微調整にはウエハステージ6とアライメント基板ステージ11を用いても良い。そして、ウエハ4のアライメント計測はオフアクシススコープで位置ずれを計測し、ウエハステージ6で位置合わせを行う。そして、ウエハ4上に塗布した不図示のレジストへモールド1を押し付けるように加圧部3を駆動し、モールド1のパターンをウエハ4上のレジストへ転写する。最後に、ウエハ3上への転写が終了した後はリアクティブイオンエッチング(RIE)によってパターニングを仕上げる。
本実施例ではナノインプリントリソグラフィを用いて、原版と被転写基板とを接触、押し付けて転写する微細加工装置について説明した。しかしながら、本実施例ではナノインプリントリソグラフィに限定されず、原版と被転写基板とを接触、もしくはその間隔を近づけて転写する微細加工装置についても有効である。ナノインプリントリソグラフィ以外では例えば、ソフトコンタクトリソグラフィのように原版のパターンを被転写基板へ付着させて転写する微細加工装置や、近接場光リソグラフィやX線露光装置などのように光やX線、電子ビームあるいはイオンビームを原版後方より照射し、被転写基板へ原版のパターンを転写する微細加工装置にも有効である。
以上説明したように、実施例2においてはオフアクシスで被転写基板の位置合わせができるためスループットをより向上させることができる。
図8は本実施例の微細加工装置全体の構成を表している。図8において、凹凸からなる転写パターンが描かれた原版であるテンプレート1は原版ステージ2に保持されている。テンプレート1は石英や蛍石など、紫外線を透過する材質とする。原版ステージ2はテンプレート1を装置基準に位置決めするように働く。原版ステージ2は少なくともZ軸まわり(θ)の駆動軸を必要とするが、Z軸および、X軸まわり(ωy)とY軸まわり(ωx)も有することが好ましい。なお、原版ステージ2は各駆動軸の位置を計測するためのポジショニングセンサを有するが不図示とした。ベース12は不図示の本体定盤で固定されており、原版ステージ2とアライメントステージ14を固定している。アライメントステージ14は第二のアライメントスコープ13を固定し、第二のアライメントスコープ13がテンプレート1上のアライメントマークを探すように駆動する。第二のアライメントスコープ13はテンプレート1の装置基準からの位置ずれ量を計測し、さらにテンプレート1と被転写基板となるウエハ4との相対的な位置ずれを計測するものである。計測方法は、アライメントマークを回折格子とし、テンプレート1およびウエハ4にアライメントマークを描き、アライメントマークへ向かって光を照射し、回折、反射して第二のアライメントスコープ13に戻ってきた光の重心位置から相対的な位置ずれを計測する方法が有効である。ウエハ4はウエハチャック5に保持され、ウエハチャック5はウエハステージ6に固定されている。ウエハ4の上にはレジストがスピンコートされ、その上に低粘性係数の有機物からなるエッチバリアが転写位置に塗布されている。ウエハステージ6はX、Y、Z、ωx、ωy、θの合計6軸駆動することが好ましい。また、ウエハステージ6のX、Y方向はステージ定盤23から圧縮空気などで浮上した状態で、リニアモータで駆動させる。なお、ウエハステージ6には各駆動軸の位置を計測するために、レーザ干渉計などのポジショニングセンサを有するが不図示とした。ウエハステージ6上には装置基準となる基準マーク台7が固定されている。なお、基準マーク台7にも回折格子からなるアライメントマークが描かれている。そして、テンプレート1越しにウエハ4上の転写位置へ塗布したエッチバリアを紫外線で感光するためのUV光源24が不図示の本体定盤に固定されている。なお、図8において、アライメントステージ14と第二のアライメントスコープ13は一組しか図示していないが、少なくとも三組以上ある。それに併せて、テンプレート1上のアライメントマークは三箇所以上パターニングされており、ウエハ4上のアライメントマークも各転写ショットに三箇所以上パターニングされている。以降の図において、装置構成を簡略して示すため、同様に一組ずつ示す。
つぎに、図9から図11を用いて、本実施例のアライメント計測とその補正、および転写の手順を示す。
図9はテンプレート1を装置基準に位置決めする行程を示している。はじめに、テンプレート1のアライメントマークと基準マーク台7のアライメントマークが対向する位置へウエハステージ6を駆動する。つぎに、第二のアライメントスコープ13がテンプレート1上のアライメントマークを探すようにアライメントステージ14を駆動させる。そしてテンプレート1越しに、テンプレート1と基準マーク台7との位置ずれを計測する。計測した基準マーク台との位置ずれ量、すなわち装置基準との位置ずれ量に基づき、原版ステージ2で補正する。この状態で、テンプレート1は装置基準に位置決めされたことになる。
図10はウエハのアライメント計測の行程を示している。第二のアライメントスコープ13でテンプレート1越しに、テンプレート1とウエハ4との間隙(ギャップ)を計測し、アライメント計測のためのギャップ、例えば30μmに設定する。その設定のための駆動は原版ステージ2もしくはウエハステージ6の少なくともいずれか一方で行う。そして、第二のアライメントスコープ13でテンプレート1越しに、テンプレート1のアライメントマークとウエハ4上のアライメントマークを計測し、テンプレート1とウエハ4との相対的な位置ずれを求める。このとき、転写するショット位置ごとにアライメント計測を行うダイバイダイアライメント方式でも良いが、複数のショットをまとめてアライメント計測するグローバルアライメント方式が好ましい。
図11は転写の行程を示している。ウエハ4の転写位置がテンプレート1と対向するように位置決めする。このとき、すでにテンプレート1は装置基準に位置決めされているので、アライメント計測結果に基づき、ウエハ4の転写位置をテンプレート1に対して位置決めする。そして、原版ステージ2もしくはウエハステージ6の少なくともいずれか一方をZ軸方向へ駆動することによって、テンプレート1とウエハ4の転写位置を接触させ、UV光源24から紫外線を照射し、ウエハ4上のエッチバリアおよびレジストを感光させる。
そして最後に、原版とウエハ4を離型し、リアクティブイオンエッチング(RIE)を施すと、パターニングが完了する。
上記のアライメント計測を行うギャップ設定は第二のアライメントスコープでギャップを計測する方法について述べたが、これに限定されない。例えば図12に示すように、ベース12にウエハ高さセンサ25と、ウエハステージ6に原版高さセンサ26を設け、これらのセンサによって各々の高さを計測することによってギャップ計測とギャップ設定を行う方法でも良い。ウエハ高さセンサ25および原版高さセンサ26は光学式による計測方法が好ましいが、ウエハ高さセンサ2は静電容量方式でも良い。このような装置構成の場合、テンプレート1を装置基準に位置決めする際、あらかじめ原版高さセンサ26でテンプレート1の高さを計測し、テンプレート1を所定の高さに設定してから、テンプレート1のアライメントマークと基準マーク台7が対向する位置へウエハステージ6を駆動する。そして、ウエハのアライメント計測の際には、あらかじめウエハ4の高さを複数点計測して、ショットごとのギャップ設定する高さを求めておいても良いし、テンプレート1とウエハ4を対向させてからリアルタイムに計測してギャップが一定になるように制御しても良い。
本実施例ではステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィを用いて、原版と被転写基板とを接触させて転写する微細加工装置について説明した。しかしながら、本実施例ではステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィに限定されず、原版と被転写基板とを接触、もしくはその間隔を近づけて転写する微細加工装置についても有効である。ステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィ以外では、例えば原版と被転写基板を押し付けるナノインプリントリソグラフィや、原版のパターンを被転写基板へ付着させて転写するソフトコンタクトリソグラフィのような微細加工装置や、近接場光リソグラフィやX線露光装置などのように光やX線、電子ビームあるいはイオンビームを原版後方より照射し、被転写基板へ原版のパターンを転写する微細加工装置があり、これらのような微細加工装置にも有効である。
つぎに、実施例3では、アライメント計測を行うための原版としてのテンプレートについて説明する。
テンプレート1は図13(3)、図14(7)のように、凹凸のパターン部21とアライメントマーク22からなる。アライメントマーク22はパターン部21と同様に凹凸によるマークか、別途タンタルやタングステンなどの金属によるマークであることが好ましい。
図13のように、アライメントマーク22がパターン部21と同様に凹凸によるマークである場合、図13(1):石英などのガラス基板20にレジスト17を塗布し、図13(2) :所望のパターンとなるように電子ビームを用いて描画し、図13(3):現像、エッチングを行えば、パターン部21だけでなくアライメントマーク22もパターニングできる。そして、転写時はパターン部21と同様に、アライメントマーク22もウエハ上のエッチバリアおよびレジストへ転写し、次以降のレイヤにおけるウエハのアライメントマークとして、アライメント計測に利用する。
図14のように、アライメントマーク22がパターン部とは異なり、金属のマークである場合、テンプレート1のパターン部21の形成とは異なる行程でアライメントマーク22をパターニングする。はじめに、パターン部21の形成を行う。これは、図14(1):石英などのガラス基板にレジストを塗布し、図14(2):所望のパターンとなるように電子ビームを用いて描画し、図14(3):現像、エッチングを行い、パターン部21を形成する方法が有効である。そのとき、アライメントマーク22をパターニングするためのアライメントマーク台18は、パターン部21の凸部よりも低い位置になるように加工する。パターン部21の凸部とアライメントマーク22の高さが同じか、もしくはアライメントマーク22の方が高い場合、転写時において、パターン部21よりもアライメントマーク22がウエハ上のエッチバリアおよびレジストと接触しやすくなる。したがって、アライメントマーク台18はパターン部21の凸部よりも低くする。加工方法は、はじめにパターン部21の凸部と同じ高さに加工し、次にパターン部21にマスクをかけ、アライメントマーク台18の高さを制御して全体をエッチングする方法が有効である。そして、図14(4):アライメントマーク台18上にタンタルやタングステンなどの金属を、例えば厚さ0.5μm程度に蒸着し、図14(5):その金属蒸着19面上にレジストを塗布し、図14(6):電子ビームによってマークを描画し、図14(7):現像、エッチングを行うことによって、蒸着した金属のアライメントマーク22がパターニングする。転写時において、パターン部21の転写は従来の技術と同様にウエハ上のエッチバリアおよびレジストへ転写する。そして、アライメントマーク22の転写はアライメントマーク22とウエハ上のレジストとのギャップを近づけて、あるいは接触させて紫外線露光をすることにより、ウエハ上のレジストへアライメントマークを転写する。ウエハ上のレジストへ転写されたアライメントマークは次以降のレイヤにおけるウエハのアライメントマークとして、アライメント計測に利用する。なお、図14ではパターン部21を形成してからアライメントマーク22をパターニングする方法について説明したが、これに限定されない。その順番は逆でも良く、はじめにガラス基板20にアライメントマーク台を形成し、先述の説明の通りアライメントマーク22をパターニングする。そして、アライメントマーク上にマスクをかけ、ガラス基板20全体にレジスト17を塗布してからパターン部を形成する方法でも有効である。
図13と図14ではアライメントマーク22を一組示したが、実際には少なくとも三組パターニングする。
本実施例において、パターニングは全て電子ビームによる露光としたが、これに限定されない。パターニングにはマスクを用いない露光方式が好ましいので、電子ビームとしたが、集束イオンビーム(FIB)などでも有効である。さらに、集束イオンビームの場合にはレジストを用いず、直接加工しても良い。
以上の実施例1〜4によれば、原版と被転写基板のアライメントマークを回折格子としてアライメント計測できるため、原版と被転写基板をほぼ接触するに近い状態でなくても高精度にアライメント計測ができる。さらに、原版と被転写基板をほぼ接触するに近い状態でアライメント計測をしないので、アライメントマークにウエハ上のレジストなどが付着せず、高精度なアライメント計測ができ、さらにパーティクルやコンタミの発生を抑止することが可能となる。また、グローバルアライメントが可能であるので、アライメント計測精度を向上させるだけでなく、スループットを向上させることができる。したがって、高精度なアライメント計測が可能となるため、重ね合わせ精度が向上し、さらに、スループットが早く、パーティクルやコンタミの発生を抑止した、半導体デバイスの生産性が高い微細加工装置を提供することができる。
次に、上述の実施例1〜4の微細加工装置を用いたデバイスの製造方法の実施例について説明する。
図17は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネルやCCD)の製造フローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成した原版(モールド、テンプレート)を製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した原版とウエハとを用いて、ウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ5よって作成されたウエハを用いてチップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図18は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12ではウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジスト(感材)を塗布する。ステップ16(転写)では上記実施例1〜4のいずれかの微細加工装置によってレジストに回路パターンを転写し、更に異方性エッチングを行ってパターニングする。ステップ17(エッチング)ではパターニングされたレジストをマスクにウエハをエッチングする。ステップ18(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらステップを繰り返し行なうことによりウエハ上に回路パタ−ンが形成される。
本実施例の製造方法を用いれば、従来は難しかった高集積度のデバイスを製造することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
実施例1の装置構成を説明する図である。 実施例1のアライメント基板の位置決めの工程を説明する図である。 実施例1のモールド(原版)の位置決めの工程を説明する図である。 実施例1のウエハ(被転写面)の位置決めの工程を説明する図である。 実施例1の転写の工程を説明する図である。 実施例2の装置構成を説明する図である。 実施例2ベースライン補正の工程を説明する図である。 実施例3の装置構成を説明する図である。 実施例3のテンプレートを装置基準に位置決めする行程を説明する図である。 実施例3のウエハのアライメント計測の行程を説明する図である。 実施例3の転写の行程を説明する図である。 実施例3のギャップ計測の方法を説明する図である。 実施例4のテンプレートの製作方法を説明する図である。 実施例4のテンプレートの製作方法を説明する図である。 従来の技術のナノインプリントを示す図である。 従来の技術のステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィを示す図である。 デバイスの製造フローを示す図である。 図17のウエハプロセスを示す図である。
符号の説明
1 原版(モールド、テンプレート)
2 原版ステージ(モールド台)
3 加圧部、補正駆動手段
4 ウエハ
5 ウエハチャック
6 ウエハステージ
7 基準マーク台
8 第一のアライメントスコープ
9 アライメントマーク
10 アライメント基板
11 アライメント基板ステージ
12 ベース
13 第二のアライメントスコープ
14 アライメントステージ
15 搬送手段
16 オフアクシススコープ
17 レジスト
18 アライメントマーク台
19 金属蒸着
20 ガラス基板
21 パターン部
22 原版のアライメントマーク
23 ステージ定盤
24 UV光源
25 ウエハ高さセンサ
26 原版高さセンサ
101 原版(モールド、テンプレート)
102 モールド台
103 ウエハ
104 レジスト
121 エッチバリア
122 リリースレイヤ

Claims (10)

  1. 原版と被転写基板上のレジストとを接触又は近接させて、前記原版のパターンを前記レジストに転写する微細加工装置であって、
    前記原版を保持する保持手段と、
    前記被転写基板の位置決めを行うために可動のステージと、
    前記保持手段と前記ステージとの間に保持され、基準アライメントマークが形成されたアライメント基板と、
    前記ステージ上に配置され、前記基準アライメントマークと前記原版に形成された原版アライメントマークとの間の第1の位置ずれを計測する第1アライメントスコープと、
    前記基準アライメントマークと前記被転写基板に形成された基板アライメントマークとの間の第2の位置ずれを計測する第2アライメントスコープと、
    を有し、
    前記第1アライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれと前記第2アライメントスコープにより計測された前記第2の位置ずれとに基づいて前記ステージを移動させ、前記原版と前記被転写基板との位置合わせを行う、
    ことを特徴とする微細加工装置。
  2. 前記保持手段の位置を調整する第1駆動手段、
    を有し、
    前記第1アライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれに基づいて、前記原版の位置を前記第1駆動手段により調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の微細加工装置。
  3. 前記アライメント基板の位置を調整する第2駆動手段、
    を有し、
    前記第1アライメントスコープは、前記第1アライメントスコープと前記基準アライメントマークとの間の第3の位置ずれを計測し、
    前記第1アライメントスコープにより計測された前記第3の位置ずれに基づいて、前記アライメント基板の位置を前記第2駆動手段により調整する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の微細加工装置。
  4. 前記レジストに対して前記原版を押し付けることにより、前記パターンを前記レジストに転写する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の微細加工装置。
  5. 前記位置合わせを行った後、前記パターンを前記レジストに転写する前に、前記第2駆動手段は、前記アライメント基板を前記原版と前記被転写基板との間から退避させる、ことを特徴とする請求項3に記載の微細加工装置。
  6. 原版と被転写基板上のレジストとを接触又は近接させて、前記原版のパターンを前記レジストに転写する微細加工装置であって、
    前記原版を保持する保持手段と、
    前記被転写基板の位置決めを行うために可動のステージと、
    前記ステージ上に配置された基準マーク台と、
    前記保持手段と前記ステージとの間に保持され、基準アライメントマークが形成されているアライメント基板と、
    前記基準アライメントマークに対する前記基準マーク台の位置ずれを第1の位置ずれとして計測するライメントスコープと、
    オフアクシススコープであって、前記オフアクシススコープに対する前記基準マーク台の位置ずれを第2の位置ずれとして、前記第2アライメントスコープに対する前記被転写基板に形成された基板アライメントマークの位置ずれを第3の位置ずれとして、それぞれ計測するオフアクシススコープと、
    を有し、
    前記ライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれと前記オフアクシススコープにより計測された前記第2の位置ずれとに基づいて前記オフアクシススコープのベースライン補正を行い、前記ベースライン補正の行われた前記オフアクシススコープにより計測された前記第3の位置ずれ基づいて前記ステージを移動させ、前記原版と前記被転写基板との位置合わせを行う、
    ことを特徴とする微細加工装置。
  7. 前記保持手段の位置を調整する第1駆動手段と、
    前記アライメント基板の位置を調整する第2駆動手段と、
    前記ステージ上に配置されたステージ上アライメントスコープであって、前記基準マーク台と前記基準アライメントマークとの間の第4の位置ずれ、及び前記基準アライメントマークと前記原版に形成された原版アライメントマークとの間の第5の位置ずれを計測するステージ上アライメントスコープと、
    を有し、
    前記ステージ上アライメントスコープにより計測された前記第4の位置ずれに基づいて、前記基準アライメントマークの位置を前記第2駆動手段により調整し、前記ステージ上アライメントスコープにより計測された前記第5の位置ずれに基づいて、前記原版の位置を前記第1駆動手段により調整する、
    ことを特徴とする請求項に記載の微細加工装置。
  8. 原版と被転写基板上のレジストとを接触又は近接させて、前記原版のパターンを前記レジストに転写する微細加工装置であって、
    前記被転写基板の位置決めを行うために可動のステージと、
    前記ステージ上に配置された基準マーク台と、
    前記原版に形成された原版アライメントマークと前記基準マーク台との間の第1の位置ずれ、及び前記原版アライメントマークと前記被転写基板に形成された複数の基板アライメントマークそれぞれとの間の第2の位置ずれを計測するアライメントスコープと、
    を有し、
    前記アライメントスコープにより計測された前記第1の位置ずれ及び前記第2の位置ずれに基づいて前記ステージを移動させ、前記原版と前記被転写基板との位置合わせを行う、
    ことを特徴とする微細加工装置。
  9. 前記原版と前記被転写基板との間隔を計測する間隔計測手段、
    を有し、
    前記間隔計測手段の出力に基づいて前記ステージを移動させ、前記間隔が前記アライメントスコープによる計測のための前記間隔になるようにする、
    ことを特徴とする請求項8に記載の微細加工装置。
  10. 被転写基板にレジストを塗付する工程と、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の微細加工装置により原版のパターンを前記レジストに転写する工程と、
    を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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