JP4473068B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカに関し、より特定的には、例えば映像音響機器等の各種音響機器に使用されるスピーカに関する。
従来、テレビ等の映像音響機器においてスピーカは陰極線管の両脇に取り付けられる構造であったので、映像音響機器用のスピーカとしては角型や楕円型等の細長構造のスピーカが用いられてきた。さらに近年では、映像音響機器用のスピーカは、表示画面のワイド化に伴い、幅をさらに狭くすることが要求されると共に、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイのような奥行きの薄い装置に対応すべく、薄型化が要求されてきている。
ここで、従来の細長構造のスピーカについて図17〜図19を用いて説明する。図17は従来の細長構造のスピーカの平面図であり、図18は当該スピーカの長径方向の側断面図、図19は当該スピーカの短径方向の側断面図である。図17〜図19において、空気振動を発生する振動板1は細長い形状であり、この振動板1の外周部はエッジ2を介してフレーム3に保持されている。また、振動板1の平面部分にはボイスコイル4が固着されている。
一方、フレーム3の中央部にはヨーク5、磁石6、およびトッププレート7からなる磁気回路8が設けられる。図19において、磁石6は、振動板1に垂直な方向(図19に示す矢印Zの方向)に着磁されている。従って、ヨーク5の開口部(エッジ2の付近)とトッププレート7との間には、振動板1に垂直な方向を向く磁束が生じる磁気空隙9が生成される。ボイスコイル4は、この磁気空隙9中において磁束と垂直な向き(図19においては紙面に垂直な向き)に配置されている。従って、ボイスコイル4に交流電流を流すことによって、振動板1が図19に示す矢印Zの方向に振動し、音波が空間に放射される。
なお、上記の細長構造のスピーカに関する先行技術文献としては、例えば特許文献1および特許文献2がある。
特開平10−191494号公報 特開昭57−39697号公報
従来のスピーカにおいては、ボイスコイルは振動板の平板部分に接着剤で接着される。ここで、ボイスコイルの線材1本1本の断面は円形であるので、ボイスコイルと振動板との接触面積は小さい。また、接着剤は振動板上で面状に薄く広がり易いので、接着剤による接着層は薄くなってしまう。このような接触面積の小ささと接着層の薄さとが原因で、ボイスコイルと振動板との接着強度は小さかった。そのため、振動板とボイスコイルとが隔離してしまう結果、振動中における振動板の歪みが増大したり、振動不良が発生するという課題があった。
なお、特に細長構造のスピーカにおいては、振動中に振動板が歪みやすいことから、振動板とコイルとの接着強度を向上する必要がある。また、断面が横長形状のコイル(振動板の振動方向を縦方向とした場合、断面が縦に短く横に長い形状をしたコイル)においては、ボイスコイルと振動板との接着強度が小さいと、振動板の振動によってコイルの線材同士が離れてしまうおそれがある。コイルの線材同士が離れてしまうと、再生音の音質が低下してしまう。
それ故、本発明は、振動板とコイルとの接着強度を向上することが可能な細長構造のスピーカを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の特徴を有する。すなわち、第1の発明は、振動板と、エッジと、ボイスコイルとを備えるスピーカである。振動板は、断面が凹型の溝を有している。また、振動板は、横長または縦長の形状である。エッジは、振動板の外周に接続され、断面が略半円状である。ボイスコイルは、溝に接着される。ここで、ボイスコイルは、溝の深さよりも厚い。また、ボイスコイルの断面は、振動板に垂直な方向の長さよりも振動板の面に沿った方向の長さの方が長い。
なお、ボイスコイルと振動板とを接着する接着剤がボイスコイルの側面においてフィレット状に形成されてもよい。
また、溝とボイスコイルとの接着面には、ボイスコイルの線径よりも小さい複数の突起が設けられてもよい。
また、第2の発明は、振動板と、エッジと、ボイスコイルと、フィルムとを備えるスピーカである。振動板は、断面が凹型の溝を有している。また、振動板は、横長または縦長の形状である。エッジは、振動板の外周に接続され、断面が略半円状である。ボイスコイルは、溝に接着される。フィルムは、ボイスコイルと振動板との接着面の反対側においてボイスコイルを覆うように振動板およびボイスコイルに固着される。
なお、フィルムは、例えば、高分子フィルム、金属箔が蒸着された高分子フィルム、および金属箔のいずれかによって構成される。
また、フィルムは粘弾性を有する材質であってもよい。
また、第3の発明は、振動板と、エッジと、緩衝材と、ボイスコイルとを備えるスピーカである。振動板は、断面が凹型の溝を有している。また、振動板は、横長または縦長の形状である。エッジは、振動板の外周に接続され、断面が略半円状である。緩衝材は、溝に接着され、面状の形状である。ボイスコイルは、緩衝材を介して溝に接着される。
なお、振動板の長手方向に沿った断面は、エッジよりも低いアーチ形状であってもよい。
第1の発明によれば、ボイスコイルと振動板とを接着する接着剤が溝にたまり、十分な厚さの接着剤でボイスコイルと振動板とを接着することができる。従って、ボイスコイルと振動板との接着強度を従来よりも増すことができる。これによって、スピーカの再生音質を向上することができる。また、第1の発明によれば、ボイスコイルは横長形状となるように振動板に接着されるので、スピーカの厚さを薄くすることができるとともに、再生音の音質を向上することができる。さらに、第1の発明によれば、振動板とボイスコイルとを接着する際に振動板とボイスコイルとを十分に加圧することができるので、より強固に両者を接着することができる。さらに、第1の発明によれば、溝によって振動板の剛性が高くなるので、振動板の高域共振周波数を高くすることができ、再生特性に優れたスピーカを提供することができる。
また、ボイスコイルと振動板とを接着する接着剤をボイスコイルの側面においてフィレット状に形成する場合には、ボイスコイルと振動板との接着強度をさらに増すことができる。
また、溝に突起を設ける場合には、接着剤と振動板との接触面積が増加するので、振動板とボイスコイルとの接着強度をさらに増すことができる。
また、第2の発明によれば、第1の発明と同様、溝を有する構成によってボイスコイルと振動板との接着強度を増すことができ、スピーカの再生音質を向上することができる。さらに、振動板とフィルムとによってボイスコイルを挟みこむ構成とすることによっても、ボイスコイルと振動板との接着強度を増すことができる。
また、金属箔または金属箔を蒸着した高分子フィルムを上記フィルムとする場合には、フィルムの熱伝導効果によってボイスコイルの温度上昇を低減することができる。従って、より大きな入力に対しても動作可能なスピーカを実現することができる。
また、フィルムを粘弾性を有する材質によって構成する場合には、フィルムの内部損失によってボイスコイルの不要共振を防止することができる。従って、振動板の振動時の歪をさらに低減することができる。
また、第3の発明によれば、第1の発明と同様、溝を有する構成によってボイスコイルと振動板との接着強度を増すことができるので、スピーカの再生音質を向上することができる。さらに、振動板とボイスコイルとの間に緩衝材を設けることによって、緩衝材の内部損失によってボイスコイルの不要共振が抑えられ、スピーカの音質を向上することができる。
また、振動板の断面をアーチ状に形成する場合には、振動板の断面が直線である場合に比べて振動板の剛性を高くすることができる。これによって、振動板の高域共振周波数を高くすることができるので、再生特性に優れたスピーカを提供することができる。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係るスピーカについて説明する。図1は当該スピーカの平面図であり、図2は当該スピーカの長径方向の断面図(A−B断面図)であり、図3は当該スピーカの短径方向の断面図(C−D断面図)である。図1〜3において、スピーカは、振動板101、エッジ102、フレーム104、ボイスコイル105、ヨーク107、磁石108、およびトッププレート109を備えている。図1に示すように、スピーカは縦長(横長とも言える)の形状である。なお、以下においては、スピーカにおいて振動板101が設けられる側(図2では左側)を上面側と呼び、ヨーク107が設けられる側(図2では右側)を下面側と呼ぶ。また、略平面上の振動板101の長手方向を長径方向と呼び、長径方向に垂直な方向を短径方向と呼ぶ。
図1〜3に示すように、振動板101は、後述する溝103が設けられる以外は平面状の形状である。振動板101は縦長(横長とも言える)の形状である。具体的には、振動板101は、対向する平行な2辺を円弧で結んだ形状である。振動板101は、例えばポリイミド材のような薄くて強靭なフィルムを成型したものや、軽量高剛性な紙材である。この振動板101の外周部にはエッジ102が環状に設けられる。エッジ102は、断面が略半円状である。エッジ102の外周はフレーム104およびヨーク107に接続される。実施の形態1では、エッジ102の長径方向(図1では上下方向)の両端部はフレーム104に接続され、エッジ102の長径方向の中央部分はヨーク107に接続される。以上のように振動板101は、エッジ102を介してフレーム104およびヨーク107に保持されている。
また、図2および図3に示すように、フレーム104の長径方向に関する中央部にはヨーク107が接続される。ヨーク107の上面側には磁石108が接続される。さらに、磁石108の上面側にはトッププレート109が接続される。これらのヨーク107、磁石108、およびトッププレート109によって、磁気回路110が構成される。ボイスコイル105は、この磁気回路110の磁気空隙に配置されるように、振動板101に接着される。ボイスコイル105は、絶縁皮膜で覆われた銅やアルミ銀等からなる電線を複数回巻き線した構成である。以上の図1〜図3に示した構成によって、ボイスコイル105に交流電流を流すことによってボイスコイル105に駆動力が発生し、ボイスコイル105に接着された振動板101が振動して音が放射される。
ここで、実施の形態1においては、振動板101には断面が凹型の溝103が形成される(図2および図3参照)。ボイスコイル105は、この溝103の凹型部分の底部に接着剤106で接着される。溝103は、ボイスコイル105の形状に合わせて環状に形成される。すなわち実施の形態1では、ボイスコイル105を上面側から見た形状は長径方向に長い長方形であるので、溝103は長方形に形成される(図1参照)。なお、実施の形態1では、溝103は上面側に凸型に形成され、ボイスコイル105は振動板101の下面側に接着されているが、溝103は下面側に凸型に形成され、ボイスコイル105は振動板101の上面側に接着されてもよい。
以上のように、ボイスコイル105は、振動板101に設けられる溝103の位置に接着剤106によって接着される。溝103は断面が凹型に形成されているので、接着剤106は、振動板101の平面に沿って拡がらず、溝103の底部に貯留される。従って、ボイスコイル105と振動板101とを十分な厚さの接着剤106によって接着することができるので、ボイスコイル105と振動板101との接着強度を増すことができる。すなわち、実施の形態1によれば、振動板101の振動によってボイスコイル105が振動板101から剥がれることを防止することができるので、びびり音が発生したり、振動中における振動板の歪みが増大したりすることを防止することができる。その結果、再生音の音質を向上することができる。
また、実施の形態1において、ボイスコイル105は横長形状となるように振動板101に接着される。具体的には、ボイスコイル105の断面形状は、振動板101に垂直な方向の長さよりも振動板101の平面部分に沿った方向の長さの方が長い形状となるように接着される(図2および図3参照)。これは、スピーカを薄くする目的、および、ボイスコイル105と振動板101との接触部分を多くすることによって振動板101の振動を理想的なピストン運動とする目的のためである。ここで、ボイスコイル105が横長形状である場合、振動板101の振動によってボイスコイル105の1本1本の電線が離れてしまい易く、電線が離れてしまうと再生音の音質が低下するおそれがある。しかし、実施の形態1においては、振動板101とボイスコイル105との接着強度を強くできるので、ボイスコイル105の電線同士が離れてしまうおそれがない。従って、実施の形態1に係るスピーカによれば、再生音の音質が低下することを防止することができる。
また、実施の形態1において、ボイスコイル105は、溝103の深さよりも厚く構成される(図2および図3参照)。換言すれば、溝103の深さは、ボイスコイル105の厚さよりも低く形成される。これによって、振動板101とボイスコイル105とを接着する際に、振動板101とボイスコイル105とを加圧することができる。すなわち、振動板101とボイスコイル105との間に隙間が生じることなく両者が密着されるので、より強固に両者を接着することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、振動板101に溝103を設け、溝103の位置にボイスコイル105を接着することによって、振動板101とボイスコイル105との接着強度を向上することができる。これによって、再生音質の向上を図ることができる。
さらに、実施の形態1によれば、振動板101に溝103を設けることによって、振動板101の曲げ剛性を高くすることができる。振動板101の曲げ剛性を高くすることによって、高い周波数領域で発生する振動板固有の共振周波数(高域共振周波数)を高くすることができる。このため、より高い周波数まで振動板101にピストン運動を行わせることができる。
図4Aおよび図4Bは、実施の形態1に係るスピーカと従来のスピーカとの音圧周波数特性を示す図である。すなわち、図4Aは、図17に示した従来の平面状の振動板を用いたスピーカの音圧周波数特性をFEM(有限要素法)で解析計算した結果を示す図である。なお、図4Aおよび図4Bにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は音圧レベルを示す。図4Aにおいては、10[KHz]において高域共振が生じ、それ以上の周波数では音圧レベルが低下し、十分なレベルの音が再生されていないことがわかる。一方、図4Bは、実施の形態1に係るスピーカの音圧周波数特性をFEMで解析計算した結果を示す図である。図4Bにおいては、高域において共振が生じず、図4Aよりも高い周波数まで音の再生が可能であることがわかる。
以上の図4Aおよび図4Bに示したように、実施の形態1によれば、振動板101に溝103を設けることによって、振動板101の剛性を高くし、高域共振周波数を高くすることができる。特に、図1に示すような細長い形状の振動板では長径方向に関して共振が生じ易いが、振動板101に溝103を設けることによって、共振を抑えることができる。つまり、実施の形態1によれば、細長構造のスピーカにおいても十分な再生音質を得ることが可能となる。具体的には、本願出願人は、縦50.8[mm]、横7[mm]という細長い形状の振動板を用いた細長構造のスピーカ(スピーカの大きさは縦63[mm]、横11[mm])を作成し、当該スピーカにおいて十分な再生音質が得られることを確認した。
さらに、実施の形態1によれば、振動板101に溝103を設けることによって、振動板101に対するボイスコイル105の接着位置を容易かつ正確に定めることができる。ここで、ボイスコイル105は、磁気回路110による磁束密度の高い位置に配置されることが好ましく、当該位置に正確に取り付けられる必要がある。実施の形態1によれば、溝103がボイスコイル105の取り付け位置を規定する役割を果たすので、振動板101の適切な位置にボイスコイル105を正確に配置することができる。さらに、スピーカ個体毎のボイスコイル105の取り付け位置のばらつきを減らすことができるので、スピーカ個体毎の再生音圧レベルのばらつきを減らすことができる。
なお、図2および図3においては、ボイスコイル105は高さ方向(振動板101の振動方向)に2層で構成されるものとしたが、ボイスコイル105は1層以上で構成されればよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係るスピーカについて説明する。図5は、実施の形態2に係るスピーカの短径方向の断面図である。なお、実施の形態2に係るスピーカは、実施の形態1に係るスピーカと同様の外観を有し、スピーカの平面図は図1と同様であるので図面を省略する。図5は、実施の形態1における図3に相当する。なお、図5において、図1〜3と同じ構成要素については同じ参照符号を用いる。以下、実施の形態2に係るスピーカについて、実施の形態1に係るスピーカとの相違点を中心に説明する。
実施の形態2においても実施の形態1と同様、ボイスコイル105は振動板101の溝103の底部に接着される。ここで、実施の形態2においては、接着剤201は、ボイスコイル105の側面においてフィレット状に形成される。すなわち、ボイスコイル105の底面(振動板101との接触面)に加えて、側面にも接着剤201が形成される。実施の形態2によれば、振動板101とボイスコイル105との接着強度をさらに増すことができる。なお、後述する実施の形態3〜7においても、接着剤をフィレット状に形成してもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係るスピーカについて説明する。図6および図7は、実施の形態3に係るスピーカを示す図である。すなわち、図6は当該スピーカの平面図であり、図7は当該スピーカの短径方向の断面図(E−F断面図)である。なお、図6および図7において、図1〜3と同じ構成要素については同じ参照符号を用いる。以下、実施の形態3に係るスピーカについて、実施の形態1に係るスピーカとの相違点を中心に説明する。
実施の形態3においては、振動板101の溝103の底部に複数の突起301が設けられる。この突起301の大きさ(高さまたは幅)は、ボイスコイル105の線径よりも小さいことが好ましい。突起301は、溝103の底部に規則的に配置されてもよいし、不規則に配置されてもよい。また、突起301は、振動板101の上面側に凸型であってもよいし、下面側に凸型であってもよい。実施の形態3によれば、接着剤106と振動板101との接触面積が突起301によって増加するので、振動板101とボイスコイル105との接着強度をより増すことができる。
なお、実施の形態3においては、突起301に代えてリブ302を溝103の底部に設けるようにしてもよい。図8は、実施の形態3の変形例に係るスピーカの平面図である。図8において、リブ302は、ボイスコイル105の巻き線方向に垂直な方向に設けられる。このようなリブ302を振動板101に設けることによっても、振動板101に突起301を設ける場合と同様の効果を得ることができる。
なお、後述する実施の形態4〜7においても、振動板101に突起301またはリブ302を設ける構成としてもよい。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係るスピーカについて説明する。図9は、実施の形態4に係るスピーカの短径方向の断面図である。なお、実施の形態4に係るスピーカは、実施の形態1に係るスピーカと同様の外観を有し、スピーカの平面図は図1と同様であるので図面を省略する。図9は、実施の形態1における図3に相当する。なお、図9において、図1〜3と同じ構成要素については同じ参照符号を用いる。以下、実施の形態4に係るスピーカについて、実施の形態1に係るスピーカとの相違点を中心に説明する。
図9において、振動板101との接着面の反対側のボイスコイル105の面には、高分子フィルム401が固着される。高分子フィルム401は、ボイスコイル105を覆うように振動板101の平面部分とボイスコイル105とに固着される。図9に示すように、実施の形態4は、高分子フィルム401と溝103とによってボイスコイル105を挟む構成である。従って、ボイスコイル105と振動板101との接着強度をより増すことができる。
なお、実施の形態4では、金属箔403が蒸着されたフィルム402を高分子フィルム401に代えて用いてもよい(図10参照)。なお、金属箔403としては、熱伝導性に優れたアルミ箔や銅箔等を用いることが好ましい。これによれば、高分子フィルム401を設ける場合と同様の効果を得ることができるとともに、フィルムの熱伝導性能を高めることによって、ボイスコイル105の温度上昇を防ぎ耐入力性能を向上させる効果を得ることができる。さらに、高分子フィルム401に代えて金属箔のみを用いてもよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係るスピーカについて説明する。図11は、実施の形態5に係るスピーカの短径方向の断面図である。なお、実施の形態5に係るスピーカは、実施の形態1に係るスピーカと同様の外観を有し、スピーカの平面図は図1と同様であるので図面を省略する。図11は、実施の形態1における図3に相当する。なお、図11において、図1〜3と同じ構成要素については同じ参照符号を用いる。以下、実施の形態5に係るスピーカについて、実施の形態1に係るスピーカとの相違点を中心に説明する。
実施の形態5では、実施の形態4における高分子フィルム401に代えて、粘弾性を有するゴムシート501が振動板101の平面部分とボイスコイル105とに固着される。つまり、実施の形態5は、ゴムシート501と溝103とによってボイスコイル105を挟む構成である。この構成によって、実施の形態4と同様、ボイスコイル105と振動板101との接着強度をより増すことができる。さらに、実施の形態5では、粘弾性を有するゴムシート501を用いるので、ゴムシート501の内部損失によってボイスコイル105の不要共振を防止することができる。それ故、振動板101の振動時の歪をさらに低減することができる。
なお、実施の形態5では、ゴムシート501に代えて、粘弾性を有する高分子シートやゴム発泡体や高分子発泡体を用いてもよい。これら粘弾性を有する材質を用いることによって、ゴムシート501を用いる場合と同様の効果を得ることができる。また、ゴムシート501に代えて、ボイスコイル105の表面に形成される粘弾性皮膜502を用いてもよい(図12参照)。具体的には、液状の粘弾性体をボイスコイル105上に塗布した後乾燥させることによって、ボイスコイル105表面に薄い粘弾性皮膜502を形成することができる。なお、粘弾性皮膜の材質としては、内部損失の大きな高分子(例えばNBRやSBR等のゴム材を溶剤に溶かしたもの)、あるいは、水溶性エマルジョンタイプの接着剤や変成シリコン等が好適である。粘弾性皮膜502を用いることによっても、ゴムシート501を用いる場合と同様の効果を得ることができる。なお図12においては、接着剤201は、ボイスコイル105の側面においてフィレット状に形成されるものとしたが、フィレット状に形成されなくてもよい。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係るスピーカについて説明する。図13は、実施の形態6に係るスピーカの短径方向の断面図である。なお、実施の形態6に係るスピーカは、実施の形態1に係るスピーカと同様の外観を有し、スピーカの平面図は図1と同様であるので図面を省略する。図13は、実施の形態1における図3に相当する。なお、図13において、図1〜3と同じ構成要素については同じ参照符号を用いる。以下、実施の形態6に係るスピーカについて、実施の形態1に係るスピーカとの相違点を中心に説明する。
実施の形態6においては、ボイスコイル105は、緩衝材601を介して溝103の底部に接着される。すなわち、溝103には緩衝材601が接着され、緩衝材601にボイスコイル105が接着される。緩衝材601は、紙やポリイミド等、耐熱性に優れたシート材料によって構成されてもよいし、ゴム等の高粘弾性シート材料によって構成されてもよい。実施の形態6によれば、制動効果を有する緩衝材601をボイスコイル105と振動板101との間に配置することによって、ボイスコイル105の振動が緩衝材601を介して振動板101に伝えられることになる。つまり、緩衝材601の内部損失によってボイスコイル105の不要共振が抑えられ、スピーカの音質を向上することができる。さらに、緩衝材601として高耐熱シート材料を用いる場合には、ボイスコイル105で発生する熱が振動板101に伝わりにくくなるので、スピーカの耐久性を向上することができる。
なお、実施の形態6において、実施の形態4または5に示す構成をさらに組み合わせてもよい。すなわち、実施の形態6において、振動板101との接着面の反対側のボイスコイル105の面は、実施の形態4および5に示したフィルムに固着されるようにしてもよい。
(実施の形態7)
次に、実施の形態7に係るスピーカについて説明する。図14は当該スピーカの平面図であり、図15は当該スピーカの長径方向の断面図(G−H断面図)であり、図16は当該スピーカの短径方向の断面図(I−J断面図)である。なお、図14〜図16において、図1〜3と同じ構成要素については同じ参照符号を用いる。以下、実施の形態7に係るスピーカについて、実施の形態1に係るスピーカとの相違点を中心に説明する。
実施の形態7では、略平面状の振動板101に代えて、長径方向に沿った断面がアーチ形状の振動板701が用いられる。振動板701の外周部にはエッジ702が環状に設けられる。エッジ702は、実施の形態1のエッジ102と同様、断面が略半円状である。エッジ702の外周はフレーム104およびヨーク107に接続される。
図15に示すように、振動板701の断面は、中央部が端部よりも高いアーチ形状である。振動板701のアーチ形状は、エッジ702の高さ以下の範囲で構成される。振動板701の断面がアーチ形状である点を除けば、実施の形態7と実施の形態1とは同様である。すなわち、振動板701には、実施の形態1の溝103と同様の溝703が設けられる。また、溝703の底部には、ボイスコイル105が接着される。
実施の形態7によれば、振動板701の断面をアーチ状に形成することによって、振動板の曲げ剛性を高くすることができる。これによって、高域共振周波数を高くすることができるので、スピーカの再生帯域を拡大することができる。すなわち、より高音質の音の再生が可能なスピーカを提供することができる。さらに、振動板701のアーチ形状の高さはエッジ702の高さ以下であるので、振動板701がスピーカ全体の厚さに影響を与えることもない。すなわち、振動板をアーチ形状としてもスピーカの厚さは厚くならない。
なお、実施の形態7は、実施の形態1に係るスピーカの振動板101を断面がアーチ形状の振動板701にした構成であったが、実施の形態2〜6に係るスピーカの振動板101を振動板701にしてもよい。
本発明に係るスピーカは、歪みの少ない再生音を実現することが可能であり、各種音響機器、特に映像音響機器に使用されるスピーカとして有用である。また携帯端末等における音響再生用途としても利用することが可能である。
実施の形態1に係るスピーカの平面図 実施の形態1に係るスピーカの長径方向の断面図 実施の形態1に係るスピーカの短径方向の断面図 従来のスピーカの音圧周波数特性を示す図 実施の形態1に係るスピーカの音圧周波数特性を示す図 実施の形態2に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態3に係るスピーカの平面図 実施の形態3に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態3の変形例に係るスピーカの平面図 実施の形態4に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態4の変形例に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態5に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態5の変形例に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態6に係るスピーカの短径方向の断面図 実施の形態7に係るスピーカの平面図 実施の形態7に係るスピーカの長径方向の断面図 実施の形態7に係るスピーカの短径方向の断面図 従来の細長構造のスピーカの平面図 従来の細長構造のスピーカの長径方向の断面図 従来の細長構造のスピーカの短径方向の断面図
符号の説明
101,701 振動板
102,702 エッジ
103,703 溝
104 フレーム
105 ボイスコイル
106,201 接着剤
107 ヨーク
108 磁石
109 トッププレート
301 突起
302 リブ
401 高分子フィルム
402 フィルム
403 金属箔
501 ゴムシート
502 粘弾性皮膜
601 緩衝材

Claims (5)

  1. 断面が凹型の溝を有する横長または縦長形状の振動板と、
    前記振動板の外周に接続され、断面が略半円状であるエッジと、
    前記溝に接着されるボイスコイルと、
    前記ボイスコイルと前記振動板との接着面の反対側において前記ボイスコイルを覆うように前記振動板および前記ボイスコイルに固着される粘弾性を有するフィルムとを備える、スピーカ。
  2. 前記粘弾性を有する材質は、ゴムシート、高分子シート、ゴム発泡体、高分子発泡体のいずれかである、請求項記載のスピーカ。
  3. 前記粘弾性を有する材質は、内部損失の大きな高分子、水溶性エマルジョンタイプの接着剤、変性シリコンのいずれかからなる粘弾性皮膜である、請求項記載のスピーカ。
  4. 前記ボイスコイルと溝との間に緩衝材を備え、
    前記緩衝材は、前記溝に接着させる面状の緩衝材であり、
    前記ボイスコイルは、前記緩衝材を介して前記溝に接着されている、請求項1からのいずれか1項に記載のスピーカ。
  5. 前記緩衝材は、耐熱シート材料である、請求項記載のスピーカ。
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