JP4470553B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。特に、この発明は、電気光学装置の組立ての容易化を図ることのできる電気光学装置及び電子機器に関するものである。
携帯電話やその他の移動体通信機器などの携帯機器は、表示媒体として液晶表示装置などの電気光学装置が必要不可欠である。このような携帯機器は、携帯性を重視するため軽量化、小型化、薄型化などが求められる。従って、液晶表示装置などの電気光学装置にも軽量化、小型化、薄型化などが求められる。また、前記電気光学装置は、表示部を有する電気光学パネルが設けられおり、電気光学パネルには当該電気光学パネル等を駆動する電気部品が備えられたフレキシブル配線基板が実装されている。このように形成された従来の電気光学装置では、上記のように小型化等の要求に対応するために、前記表示部が形成される面の反対側の面に前記フレキシブル配線基板を折り曲げて使用していた。その際に、このフレキシブル配線基板の固定は、軽量化や薄型化の観点から、ビス等の固定部品を用いずに固定している。例えば、特許文献1では、フレキシブル配線基板は、導光板の、液晶パネルが配置される側の反対側の面に固定されている。このような場合、上記のように軽量化等を鑑みて、フレキシブル配線基板は両面接着テープで固定される。これにより、フレキシブル配線基板を固定する構造が不要になるので、軽量化や薄型化を図ることができる。
特開2002−98958号公報
しかしながら、上記のように両面接着テープを使用して固定する場合には、接着する面積や接着剤の量、または接着面の状態によって接着している部分が剥がれてしまう虞があった。また、両面接着テープで固定する場合には、両面接着テープを導光板等に接着する工程と、フレキシブル配線基板を両面接着テープに接着する工程があるため、フレキシブル配線基板を固定するための工数が多かった。また、フレキシブル配線基板の固定は、両面接着テープでの固定以外には、固定部材でフレキシブル配線基板を押え付けて固定する方法もあるが、固定部材を別体に形成すると、部品点数が増加してしまう。これらのように、工数が多い場合や部品点数の増加は、製造コストが増加する要因になっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部品点数や工数を減少させつつ、フレキシブル配線基板を確実に固定することのできる電気光学装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電気光学装置は、電気光学材料が配置されてなる電気光学パネルと、前記電気光学パネルに実装されるフレキシブル配線基板と、前記電気光学パネルに対して可視光を照射する照光手段と、積層された前記電気光学パネルと前記照光手段とを一体に保持し、且つ、前記フレキシブル配線基板を保持する保持部を有するフレームと、を具備し、前記照光手段は、光を射出する側の面を前記電気光学パネルの表示部が形成される面とは反対側の面に向けて配置され、前記フレキシブル配線基板は、前記電気光学パネルの表示部が形成される面とは反対側に折り曲げられ、当該折り曲げられた端部が前記照光手段の前記電気光学パネルが配置される側とは反対側の面上に前記保持部の弾性力によって固定されていることを特徴とする。これにより、電気光学パネルと照光手段とをフレームで一体に保持する際に、これらを保持すると同時にフレームが有する保持部によってフレキシブル配線基板を保持することができる。この結果、部品点数や工数を減少させつつ、フレキシブル配線基板を確実に固定することができる、という効果を奏する。また、部品点数や工数が減少するので、製造コストの低減を図ることができる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記フレキシブル配線基板は折り曲げて形成された曲部を有しており、前記保持部は、前記フレキシブル配線基板の一部を覆っていることを特徴とする。これにより、折り曲げられた状態のフレキシブル配線基板を、当該フレキシブル配線基板を覆う保持部で押さえることができる。この結果、部品点数や工数を減少させつつ、フレキシブル配線基板を確実に固定することができる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記保持部は開口部を有していることを特徴とする。これにより、電気光学装置に設けられるLEDの点灯時に発生する熱など、電気光学装置の作動時に発生する熱を、開口部から外部に放出することができる。電気光学装置の熱が上昇し過ぎた場合には、フレキシブル配線基板に搭載される電気部品などが作動不良を起こす虞があり、これにより電気光学パネルやバックライトユニットが作動不良を起こす虞がある。そこで、保持部に開口部を形成することにより、電気光学装置の作動時に発生する熱を開口部から外部に放出することができるので、温度が上昇し過ぎることを抑制できる。この結果、熱が上昇し過ぎることに起因する電気光学装置の作動不良を抑制することができる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記曲部は、前記開口部から露出していることを特徴とする。これにより、フレームは電気光学パネル及び照光手段の大きさに合わせて形成し、フレキシブル配線基板はフレームからはみ出させることができるので、フレームの大きさを小さくすることができる。この結果、電気光学装置全体の小型化を図ることができる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記保持部は、前記曲部を覆う部分が閉塞していることを特徴とする。これにより、保持部の強度が向上するので、フレキシブル配線基板の保持の確実性が向上する。また、フレキシブル配線基板付近のフレームの強度を向上させることができる。これらの結果、フレキシブル配線基板をより確実に保持することができ、さらに、電気光学装置の強度を向上させることができる、という効果を奏する。
また、本発明にかかる電子機器は、上記の発明のいずれかに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする。これにより、部品点数や工数を減少させつつ、フレキシブル配線基板を確実に固定することができる電気光学装置を有する電子機器とすることができる。このように、電気光学装置の部品点数や工数が減少するので、電子機器の製造コストの低減を図ることができる。また、フレキシブル配線基板を確実に固定することができるので、フレキシブル配線基板の固定が外れることが低減された、高品質な電子機器を得ることができる。
以下に、本発明に係る電気光学装置及び電子機器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明では、電気光学装置の一例として液晶表示装置を例に挙げて説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではなく、エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動表示装置、電子放出素子を用いた装置などの電気光学装置にも適用することが可能である。また、以下の説明では、液晶表示装置の表示部側を上面、反対側の面を下面として説明する。
図1は、本発明に係る液晶表示装置の実施例1を示す斜視図である。電気光学装置の一例である液晶表示装置1は、電気光学パネルとして後述する液晶表示パネル10と、照光手段として後述するバックライトユニット25を、ステンレス等の金属材料で形成されるフレームである金属フレーム30で保持している。なお、この金属フレーム30は、ステンレス以外に、アルミ、燐青銅、ベリリウム銅等を使用してもよい。この金属フレーム30は、液晶表示装置1の上面側に位置する上フレーム31と、液晶表示装置1の下面側に位置する下フレーム51とが結合して一体に形成されている。このように上フレーム31と下フレーム51とが結合して一体に形成することにより、金属フレーム30は前記液晶表示パネル10及びバックライトユニット25を保持している。また、上フレーム31には、矩形の表示孔33が形成されており、この表示孔33の内側方向には、前記液晶表示パネル10が有する表示部11が位置している。また、上フレーム31と下フレーム51とを結合させた状態では、当該金属フレーム30は略直方体の形状で形成されている。この上フレーム31と下フレーム51とは、上フレーム31の側面34が下フレーム51の側面53の外側に位置するように形成されており、この側面34、53に形成された結合部60によって上フレーム31と下フレーム51とは結合している。
図2は、図1の液晶表示装置を下方から見た状態を示す斜視図である。前記上フレーム31の側面34からは、前記液晶表示パネル10に実装され、後述するフレキシブル配線基板15の一部である曲部16が露出している。さらに、この前記フレキシブル配線基板15は、前記下フレーム51の下面52に接触し、下面52に沿って形成されている。また、このフレキシブル配線基板15の一部は、前記上フレーム31に一体に形成される保持部40によって覆われている。
図3は、図1の液晶表示装置の分解斜視図である。上フレーム31と下フレーム51との間には液晶表示パネル10及びバックライトユニット25が設けられている。前記上フレーム31は、ステンレスの薄い板によって形成されており、その上面32は略長方形の形状で形成されている。また、この上面32には、上記のように矩形状の表示孔33が形成されている。この上フレーム31は、上記長方形の4辺の各辺で折り曲げられ、上面32から下方に向けて形成された側面34を有している。この側面34は、前記上面32の長方形の長手方向に形成される2つの長側面35と、2つの長側面35の間に形成される2つの短側面36とにより形成されている。これらの側面34のうち、長側面35には、前記結合部60の一部である結合孔61が形成されている。また、2つの短側面36のうち、一方の短側面36には矩形状の開口部42が形成されている。
図4は、図3に示す上フレームを下方から見た状態を示す斜視図である。上フレーム31の2つの短側面36のうち、前記開口部42が形成されている側の短側面36の下方には、押え部41が形成されている。この押え部41は、前記短側面36の下側の辺で折り曲げられ、前記上面32と平行な面になる方向に形成されている。即ち、押え部41と短側面36と上面32とで、コの字状の形状となって形成されている。この押え部41は、前記上面32の長手方向における幅が所定の幅で形成され、前記短側面36の長さと同じ長さで形成されている。また、この押え部41には、前記上面32の長手方向における2つの端辺43のうち、当該押え部41が形成されている側の短側面36と対向する短側面36側に位置する端辺43に、切欠部44が形成されている。この切欠部44は、2つの端辺43のうちの一方の端辺43である当該切欠部44が形成される端辺43から、他方の端辺43に向けて形成されており、この切欠部44は、押え部41が形成される短側面36の形成方向において2ヶ所に形成されている。また、押え部41が形成されている短側面36の、前記長側面35側の辺は、当該長側面35と分離している。これらの押え部41及び当該押え部41が形成されている短側面36は、前記フレキシブル配線基板15を保持する保持部40として形成されている。このように、上フレーム31には、コの字状に形成された保持部40が形成されている。
前記液晶表示パネル10は、電気光学材料が配置されることによって形成されており、長方形で厚さが薄い板状の形状で形成されている。前記表示部11は、この液晶表示パネル10を形成する板状の形状の一方の面に形成されている。また、この液晶表示パネル10には、フレキシブル配線基板15が実装されている。また、フレキシブル配線基板15の、液晶表示パネル10の前記表示部11が形成されている面の反対側の面にはLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード(図示省略))が実装されたLED用フレキシブル配線基板(図示省略)が形成されている。このフレキシブル配線基板15には、前記液晶表示パネル10やLEDを駆動させる電気部品が搭載され、これらを電気的に接続する電気配線が形成されている。また、このフレキシブル配線基板15の端部には、外部の端子と接続可能な接続部17が設けられている。
前記バックライトユニット25は、プリズムシート(図示省略)、拡散シート(図示省略)、導光板(図示省略)及び反射シート(図示省略)が重ねられて形成されており、導光板の上側にプリズムシート及び拡散シートが重ねられ、導光板の下側には反射シートが重ねられて形成されている。これにより、液晶表示パネル10と前記バックライトユニット25とを上記のように金属フレーム30で一体に保持する際には、バックライトユニット25は、プリズムシート側の面を液晶表示パネル10側に向けて形成されている。このバックライトユニット25は、前記液晶表示パネル10と同様に長方形で厚さが薄い板状の形状で形成されており、その大きさは、前記液晶表示パネル10の大きさに近い大きさで形成されている。
前記下フレーム51は、前記上フレーム31と同様にステンレスの薄い板によって形成されており、その下面52の形状は略長方形の形状で形成されている。この下面52を形成する長方形の4辺のうち、2つの短い方の辺うちの1つの短い方の辺を除く3辺には、3辺の各辺で折り曲げられ、下面52から上方に向けて形成された側面53を有している。この側面53は、前記下面52の長方形の長手方向に形成される2つの長側面54と、2つの長側面54の間に形成される1つの短側面55とにより形成されている。この側面53が形成されていない残りの1辺には、当該液晶表示装置1を組立てた際に前記LEDを配置する部分であるLED配置部56と、前記バックライトユニット25が、この側面53が形成されていない側の辺の方向に移動することを規制する規制部57が形成されている。前記LED配置部56は、前記下面52と同一面上に、搭載するLEDの数と同数で形成されており、前記規制部57は、LED配置部56が形成されていない部分に下面52から上方に向けて形成された板状の形状で形成されている。前記長側面54には、上フレーム31と下フレーム51とを一体に組立てた際に、上フレーム31の長側面54に形成された前記結合孔61に対応する位置に、前記結合部60の一部である突起部62が形成されている。
この実施例1にかかる電気光学装置は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記液晶表示装置1を組立てる際には、まず、バックライトユニット25を下フレーム51に嵌め込む。その向きは、バックライトユニット25の反射シート側を下フレーム51の下面52側に向け、下フレーム51の2つの長側面54の間、及び短側面55と規制部57との間にバックライトユニット25が入り込むようにして、当該バックライトユニット25を下フレーム51に嵌め込む。
図5は、液晶表示パネルが嵌め込まれた下フレームを下方から見た状態を示す図である。次に、前記液晶表示パネル10を、バックライトユニット25の上から、前記下フレーム51に嵌め込む。その向きは、当該液晶表示パネル10に実装されているフレキシブル配線基板15が、下フレーム51の下面52の4つの辺のうち、前記側面53が形成されていない辺の方向に位置する向きで、前記表示部11が上方を向く向きで嵌め込まれる。この状態の下フレーム51を下面52方向から見ると、前記フレキシブル配線基板15が、当該フレキシブル配線基板15が位置している辺、即ち、下面52の4つの辺のうちの前記側面53が形成されていない辺から当該下面52の長手方向に突出するように形成される。このフレキシブル配線基板15には2つの仮止孔18が形成されており、この2つの仮止孔18は、上記の長手方向における位置が同じ位置となって形成されている。また、前記下面52には、前記フレキシブル配線基板15が位置している側の端部で、当該下面52の外側の面、つまり、液晶表示パネル10やバックライトユニット25が位置している側の面と反対側の面に、仮止部58が2つ形成されている。この2つの仮止部58は、前記仮止孔18と同様に上記の長手方向における位置が同じ位置となって形成されている。この仮止部58の形状は、下面52から離れる方向に下面52と直交して形成される板と、この板と直交して下面52と平行に形成され、フレキシブル配線基板15の方向に向かって形成される板とによって形成されている。この仮止部58を長側面54の方向から見るとL字状の形状で形成されている。なお、このように液晶表示パネル10が下フレーム51に嵌め込まれた場合には、前記LEDは、LED配置部56に配置され、前記バックライトユニット25の側方に位置した状態となる。
図6は、フレキシブル配線基板を折り曲げた状態を示す図である。次に、前記フレキシブル配線基板15を、下フレーム51の下面52方向に折り曲げる。つまり、下面52から突出するように形成されているフレキシブル配線基板15を、下面52の外側の面に接触するように折り曲げる。その際に、折り曲げる部分は、当該フレキシブル配線基板15が前記下面52から突出している部分付近で折り曲げ、折り曲げる部分のフレキシブル配線基板15を湾曲させて折り曲げる。この湾曲している部分は曲部16として形成されており、この曲部16は、前記長側面54の、当該フレキシブル配線基板15が形成されている側の端部よりも上記の長手方向に突出している。このように、折り曲げたフレキシブル配線基板15は、当該フレキシブル配線基板15に形成される仮止孔18に前記仮止部58を挿入し、この仮止孔18と仮止部58とを係合させることにより、フレキシブル配線基板15を折り曲げた状態で仮止めする。
図7は、図2のA−A断面図である。次に、上記のように液晶表示パネル10及びバックライトユニット25がはめ込まれ、フレキシブル配線基板15が折り曲げられて下面52に仮止めされた下フレーム51に、上フレーム31を結合させる。下フレーム51に対する上フレーム31の向きは、前記表示孔33が液晶表示パネル10側になり、前記開口部42がフレキシブル配線基板15の曲部16側となる向きで結合させる。結合させる際には、下フレーム51のフレキシブル配線基板15が折り曲げられている部分が、上フレーム31の保持部40のコの字状の間、即ち、上フレーム31の上面32と押え部41との間に入るようにする。その際に、上フレーム31の開口部42が形成されている短側面36と、この短側面36の両端の長側面35とは分離しており、上フレーム31は金属材料で形成されているため弾力性を有しているので、上面32と押え部41との間隔を開かせながら、下フレーム51をこの間に入れる。前記フレキシブル配線基板15の曲部16は、下フレーム51の長側面54のフレキシブル配線基板15側の端部よりも長手方向において突出しているが、保持部40には前記開口部42が形成されているので、曲部16はこの開口部42に挿通される。上フレーム31と下フレーム51とは、この状態で結合させる。
この上フレーム31と下フレーム51との結合は、下フレーム51に形成された突起部62が上フレーム31に形成された結合孔61に入り込み、これらが結合することによって、上フレーム31と下フレーム51とは結合する。このように、上フレーム31と下フレーム51とを結合させた際には、曲部16は開口部42から外側方向に露出する。これにより、フレキシブル配線基板15の曲部16は金属フレーム30の長手方向の全長L(図1参照)よりも、長手方向にはみ出て形成されている。また、保持部40の押え部41は、フレキシブル配線基板15の一部を覆うように形成され、下フレーム51に形成される前記仮止部58は押え部41の切欠部44が形成されている部分に位置して逃がされる。また、保持部40のコの字の間に下フレーム51を入れる際には開いていた上フレーム31の上面32と押え部41は、保持部40が有する弾性力により元の形状に戻り、さらに保持部40の弾性力により、押え部41はフレキシブル配線基板15を下フレーム51の下面52の方向に押さえ付ける。
このように、押え部41に押さえ付けられることによって保持部40に保持されているフレキシブル配線基板15の接続部17に外部の端子を接続し、フレキシブル配線基板15から電気信号等を送ることにより、液晶表示装置1を作動させる。この液晶表示装置1が作動する際には、前記液晶表示パネル10の表示部11がフレキシブル配線基板15からの電気信号等によって情報を表示する。また、前記バックライトユニット25の側方に位置するLEDが点灯し、バックライトユニット25を形成する各部の光学的な作用によって、バックライトユニット25から液晶表示パネル10の方向に可視光を照射する。この可視光は前記表示部11を透過し、この可視光を目視することにより、表示部11の情報を視認することができる。
以上の液晶表示装置1は、金属フレーム30で液晶表示パネル10とバックライトユニット25とを一体に保持すると同時に、上フレーム31が有する保持部40でフレキシブル配線基板15を保持している。従来の液晶表示装置のようにフレキシブル配線基板を両面接着テープで保持する場合には、両面接着テープを用意する必要がある。また、金属フレームの上フレームと下フレームと結合する工程とは別に、両面接着テープをバックライトユニット等に貼り付ける工程と、フレキシブル配線基板を両面接着テープに貼り付ける工程が必要である。そこで、前記液晶表示装置1では、上フレーム31に保持部40を設け、上フレーム31と下フレーム51とを結合すると同時に、前記保持部40でフレキシブル配線基板15を保持している。この結果、部品点数や工数を減少させつつ、フレキシブル配線基板15を確実に固定することができる。また、部品点数や工数が減少するので、製造コストの低減を図ることができる。
また、保持部40でフレキシブル配線基板15を保持する際に、保持部40でフレキシブル配線基板15の一部を覆っている。さらに、当該保持部40は弾力性を有しているので、その弾力性により、押え部41でフレキシブル配線基板15を下フレーム51に押え付けて保持している。この結果、部品点数や工数を減少させつつ、フレキシブル配線基板15を確実に固定することができる。
また、保持部40に開口部42が形成されているので、LEDの点灯時に発生する熱など液晶表示装置1の作動時に発生する熱を、この開口部42から外部に放出することができる。例えば、LEDの発熱により、LEDの近傍に設けられているフレキシブル配線基板15の熱が上昇し過ぎる虞がある。この場合、フレキシブル配線基板15に搭載されている電気部品の温度が上昇し過ぎて、電気部品が作動不良を起こし、これにより液晶表示パネル10やLEDが作動不良を起こす虞がある。そこで、保持部40に開口部42を形成して液晶表示装置1の作動時に発生する熱を開口部42から放出することにより、温度が上昇し過ぎることを抑制できる。この結果、熱が上昇し過ぎることに起因する液晶表示装置1の作動不良を抑制することができる。
また、フレキシブル配線基板15の曲部16は、金属フレーム30の開口部42から露出しており、金属フレーム30の長手方向の全長Lからはみ出して形成されている。このようにフレキシブル配線基板15を金属フレーム30からはみ出させて形成することにより、金属フレーム30をフレキシブル配線基板15に影響されずに形成することができ、大きさを小さくすることができる。この結果、液晶表示装置1全体の小型化を図ることができる。
また、液晶表示パネル10とバックライトユニット25とを上フレーム31と下フレーム51とで保持する際に、フレキシブル配線基板15を上フレーム31が有する保持部40で同時に保持している。フレキシブル配線基板15を両面接着テープで固定する場合には、固定する位置がずれたりして貼り間違えた場合、フレキシブル配線基板15を両面接着テープから剥がす際にフレキシブル配線基板15が折れるなどして、再使用が困難になる。そこで、フレキシブル配線基板15を、上フレーム31が有する保持部40で押えて付けて保持することにより、フレキシブル配線基板15の位置がずれたりした場合には、上フレーム31と下フレーム51との結合を外すことにより、フレキシブル配線基板15の位置を修正することができる。この結果、不良品が減少するため、歩留まりの向上を図ることができ、また、これにより製造コストの低減を図ることができる。
図8は、実施例1の液晶表示装置の変形例を示す要部斜視図であり、保持部が閉塞された状態を示す図である。図9は、図8のB−B断面図である。なお、上記の金属フレーム30の保持部40は開口部42を有し、フレキシブル配線基板15の曲部16は開口部42からはみ出して形成されているが、保持部は閉塞されていてもよい。例えば、図8に示すように、保持部70が形成される短側面71を閉塞してもよい。この短側面71は、図9に示すように、上フレーム31の長手方向においてフレキシブル配線基板15の曲部16の外方に位置させる。このように、曲部を覆う保持部70を閉塞させることにより、保持部70の強度を向上させることができる。この結果、フレキシブル配線基板15をより確実に保持することができ、さらに、液晶表示装置1の強度を向上させることができる。
図10は、実施例1の液晶表示装置の変形例を示す要部斜視図であり、保持部が湾曲した状態を示す図である。図11は、図10のC−C断面図である。また、保持部は、図10に示すように、上記図8の短側面71に該当する部分を湾曲させ、湾曲部81として形成してもよい。この湾曲部81は、図11に示すように、フレキシブル配線基板15の曲部16が上フレーム31の長手方向において凸となっている方向と同方向に凸となって湾曲している。このように、保持部80を、湾曲部81を有して形成することにより、上記の閉塞した短側面71を有する保持部80と比べて、湾曲の内側の体積が小さくなる。即ち、湾曲部81の外側の空間を大きくすることができる。これにより、液晶表示装置1が小型化され、湾曲部81の周囲に他の機器を配置することができる。この結果、保持部80に閉塞した湾曲部81を形成することにより、保持部80の強度を向上させつつ、液晶表示装置1の小型化を図ることができる。
実施例2では、実施例1において説明した電気光学装置を備える電子機器の具体例について説明する。図12〜図14は、それぞれ、上述した本発明に係る電気光学装置を搭載した電子機器の例である。図12は、携帯電話の一例を示す斜視図である。この図12において100は携帯電話本体を示し、そのうち101はこの発明に係る電気光学装置からなる表示部である。図13は、腕時計型の電子機器の一例を示す斜視図である。この図13において110は時計機能を内蔵した時計本体を示し、111はこの発明に係る電気光学装置からなる表示部である。そして、図14は、ワードプロセッサ機やパーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置の一例を示す斜視図である。この図14において、120は携帯型情報処理装置を示し、122はキーボードなどの入力部、124は演算手段や記憶手段などが格納されている情報処理装置本体部、126はこの発明に係る電気光学装置からなる表示部である。
これらの電子機器に本発明にかかる電気光学装置を使用すれば、高品質な電子機器を実現することができる。なお、電子機器は、電気光学装置を搭載可能であれば、これらに限らない。従って、このような電気光学装置を備えた電子機器としては、図12に示される携帯電話、図13に示される腕時計型の電気機器、図14に示される携帯型情報処理装置の他に、例えば、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、デジタルビデオカメラ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などの電気光学装置を備える電子機器を挙げることができる。
以上のように、本発明に係る電気光学装置は、部品点数や工数の減少に有用であり、特に、フレキシブル配線基板を確実に固定する場合に適している。
本発明に係る液晶表示装置の実施例1を示す斜視図である。 図1の液晶表示装置を下方から見た状態を示す斜視図である。 図1の液晶表示装置の分解斜視図である。 図3に示す上フレームを下方から見た状態を示す斜視図である。 液晶表示パネルが嵌め込まれた下フレームを下方からの斜視図である。 フレキシブル配線基板を折り曲げた状態を示す図である。 図2のA−A断面図である。 実施例1の液晶表示装置の変形例を示す要部斜視図である。 図8のB−B断面図である。 実施例1の液晶表示装置の変形例を示す要部斜視図である。 、図10のC−C断面図である。 電子機器の一例を示す図である。 電子機器の一例を示す図である。 電子機器の一例を示す図である。
符号の説明
1 液晶表示装置、10 液晶表示パネル、11 表示部、15 フレキシブル配線基板、16 曲部、17 接続部、18 仮止孔、25 バックライトユニット、30 金属フレーム、31 上フレーム、32 上面、33 表示孔、34 側面、35 長側面、36 短側面、40 保持部、41 押え部、42 開口部、43 端辺、44 切欠部、51 下フレーム、52 下面、53 側面、54 長側面、55 短側面、56 LED配置部、57 規制部、58 仮止部、60 結合部、61 結合孔、62 突起部、70 保持部、71 短側面、80 保持部、81 湾曲部

Claims (5)

  1. 電気光学材料が配置されてなる電気光学パネルと、
    前記電気光学パネルに実装されるとともに、仮止孔が備えられたフレキシブル配線基板と、
    前記電気光学パネルに積層され、該電気光学パネルに対して可視光を照射する照光手段と、
    前記電気光学パネルの一方の面側に配置された第1フレームと、
    前記電気光学パネルの他方の面側に配置され、前記第1フレームとの間で積層された前記電気光学パネルと前記照光手段とを保持する第2フレームと、
    を具備し、
    前記第2フレームの外側の面には、該面から離れる方向にL字状の形状となる仮止部が設けられ、
    前記フレキシブル配線基板は、前記仮止孔に前記仮止部が挿入されて係合することで、前記第2フレームの外側の面に接触するように折り曲げられた状態で仮止めされ、
    前記第1フレームには、該第1フレームの前記フレキシブル基板が折り曲げられる側の辺から下方に向けて形成された側面と、該側面から折り曲げられた押え部と、が備えられ、該押え部が、前記第2フレームの外側の面において、仮止めされた前記フレキシブル配線基板の一部を覆うとともに、弾力性を有して前記フレキシブル基板を前記第2フレームの外側の面に押え付けている電気光学装置であって、
    前記押え部の端辺には、前記仮止部に対応した切欠部が形成されており、前記押え部の前記切欠部の位置に前記フレキシブル配線基板を仮止めする前記仮止部が位置するように前記第1フレームと前記第2フレームとが結合されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1フレームの前記側面は開口部を有していることを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
  3. 折り曲げられた前記フレキシブル配線基板の曲部は、前記開口部から露出していることを特徴とする請求項に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1フレームの前記側面は、前記曲部を覆う部分が閉塞していることを特徴とする請求項に記載の電気光学装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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