JP4466052B2 - 無線画像通信システム、無線画像通信装置及び無線画像通信方法 - Google Patents

無線画像通信システム、無線画像通信装置及び無線画像通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線画像通信装置および通信システムに係わり、特に無線基地局が集中制御するタイミングに基づいて間欠的に撮像およびデータ送信を行うことによって、無線画像通信装置の低電力化を実現する無線画像通信システム、無線画像通信装置及び無線画像通信方法に関する。
従来、店舗や家屋などの監視用途や、生態や気象あるいは交通量などの定点観測といった用途を対象に、画像センサおよび通信機能を搭載した画像通信装置による遠隔監視システムが利用されている。このシステムにおいては、通信回線を利用することで画像センサが撮影した画像を遠隔から監視することが可能であり、特に通信回線に携帯電話やPHS、無線LANなどの無線インタフェースを搭載するとともに、バッテリー蓄電や太陽・風力のような自然エネルギーによる発電機構を備えることによって通信ケーブルおよび電源ケーブルの敷設が不要となる装置が実用化されている。
しかし、これらの装置においては、連続動作時間を向上するために大型のバッテリーを搭載する必要があったり、発電量を確保するために大型の太陽電池パネルが必要となったりするなどの理由によって電源部分が大型になるため、設置の容易性を失ってしまうという問題がある。このため、駆動回路の低電力化により搭載する電源容量を減らし装置を小型化する必要が生じている。
この課題を解決する従来技術例として、撮像部の低電力化を実現するために、フレームレートに応じて撮像部の駆動を間欠的に制御する方式が提案されている。ここではフレームレート基づいた周期タイミングを利用した撮像部の間欠駆動制御および、可変ビットレート符号化および伝送誤りによる再送処理を考慮してデータ送信完了タイミングを利用した撮像部の間欠駆動制御がある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、複数の無線画像通信装置により構成される監視システムを考えた場合には、無線基地局におけるRF回路/アンテナ部分の簡素化および無線チャネルの利用効率を高めるため、図11のような構成によって同一の無線チャネルを共有する形態が一般にとられている。この方式としては、基地局が特定の無線画像通信装置に無線チャネルを一時的に優先割り当てするポーリング制御方式や、各無線画像通信装置がそれぞれ無線チャネルの利用状況を監視することによって競合を回避するCSMA/CA方式などがしばしば利用されている。
この例においては、複数の無線画像通信装置の撮像タイミングが一致した場合にデータ送信の競合によって送信待ち合わせ時間が発生するため(図12参照)、各無線画像通信装置は送信が可能となるまでのあいだ受信キャリアや制御フレームの検出をし続ける必要が生じてしまう。したがって、これにより無線回路の電力を浪費してしまうという問題が発生し、特にシステム内に構成される無線画像通信装置が増加するほどこの問題が発生しやすくなるといえる。
また、図13のように複数カメラを用いて多面的に対象物を撮影する場合などにおいて、各無線画像通信装置の撮影タイミングを一致させ同時刻の画像を撮影する必要のあるケースにおいては、台数に関わらず送信毎に必ず待ち合わせが発生するため、無線回路の電力を大きく浪費してしまうことになる。
以上の問題により、複数の無線画像通信装置により構成される監視システムにおいては、各無線画像通信装置の間における送信タイミングを制御して無線回路の低電力化を図る必要がある。
特開平11−168770号公報
遠隔監視システムでは近年、通信回線に携帯電話やPHS、無線LANなどの無線インタフェースを搭載するとともに、バッテリー蓄電や太陽・風力のような自然エネルギーによる発電機構を備えることによって通信ケーブルおよび電源ケーブルの敷設が不要となる装置が実用化されているが、連続動作時間を向上するために大型のバッテリーを搭載する必要があったり、発電量を確保するために大型の太陽電池パネルが必要となったりするなどの理由によって電源部分が大型になるため、設置の容易性を失ってしまうという問題がある。このため、駆動回路の低電力化により搭載する電源容量を減らし装置を小型化する必要が生じている。
しかしながら、同一の無線チャネルを共有する複数の無線画像通信装置によって構成される監視システムを考えると、複数の無線画像通信装置間における送信タイミングの一致によりデータ送信が競合し、送信待ち合わせ時間が発生するという問題が生じてしまう。この場合には送信が可能となるまでのあいだ受信キャリアや制御フレームの検出をし続ける必要があるため、無線回路部の電力を大きく浪費し低電力化を達成できなくなるという課題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、図1において、システム内の各無線画像通信装置100a〜cでは、タイマ40,41の周期に基づいて撮像処理部10および無線処理部30の間欠動作を行う。無線基地局110によりこれらのタイマの起動タイミング/周期を集中管理することで、各無線画像通信装置100a〜cに対して異なるタイミングを設定することができる無線画像通信システム、無線画像通信装置及び無線画像通信方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の無線画像通信システムは、画像データの無線送信を行う複数の無線画像通信装置と、複数の無線画像通信装置と無線同報通信を行う無線基地局と、を有する無線画像通信システムであって、各無線画像通信装置は、画像を撮像し、撮像画像を画像データとして圧縮する撮像処理部と、画像データの送信を行う無線処理部と、撮像処理部を所定の周期毎に起動する撮像タイマ部と、無線処理部を所定の周期毎に起動する送信タイマ部と、を有し、無線基地局は、無線基地局が送信タイマ部及び撮像タイマ部に対し、送信タイマ部の送信タイミング及び撮像タイマ部の撮像タイミングを設定するタイマ部設定手段を有し無線画像通信装置は、無線基地局から受信した、送信タイミング及び撮像タイミングに基づいて、無線処理部及び撮像処理部の間欠動作を行うことを特徴とする。
本発明の無線画像通信装置は、無線基地局との間で画像データの無線同報通信を行う無線画像通信装置であって、画像を撮像し、撮像画像を画像データとして圧縮する撮像処理部と、画像データの送信を行う無線処理部と、撮像処理部を所定の周期毎に起動する撮像タイマ部と、無線処理部を所定の周期毎に起動する送信タイマ部と、を有し、無線基地局から受信した、送信タイマ部の送信タイミング及び撮像タイマ部の撮像タイミングに基づいて、無線処理部及び撮像処理部の間欠動作を行うことを特徴とする。
本発明の無線画像通信方法は、無線基地局との間で画像データの無線同報通信が可能な装置が行う無線画像通信方法であって、画像を撮像し、撮像画像を画像データとして圧縮する撮像処理部を、所定の周期毎に起動するステップと、画像データの送信を行う無線処理部を、所定の周期毎に起動するステップと、無線基地局から受信した、画像データの送信タイミング及び撮像タイミングに基づいて、無線処理部及び撮像処理部の間欠動作を行うステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線画像通信装置が無線基地局の設定したタイマ起動タイミングを利用することで、すべての他の無線画像通信装置と異なるタイミングでデータ送信を行うことが可能である。したがって無線画像通信装置は、データ送信時間を最小限に抑えサスペンド時間を最大限に確保することによって低電力化を実現することが可能となる。つまり。各無線画像通信装置の無線区間での送信競合による待ち合わせ発生が抑止され、送信時間が最短になるため、無線処理部における電力消費を最小限に抑えることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(発明の特徴)
本発明は、画像センサおよび無線通信機能を搭載した無線画像通信装置による遠隔監視システムにおいて、無線基地局が集中制御する撮像タイミングおよび送信タイミングに基づいて各通信装置における回路の間欠動作を行うことによって低電力化を実現することを特徴とする。
図1において無線画像通信装置100aは、撮像処理部10およびバッファ20、無線処理部30を有している。撮像処理部10は、撮像タイマ部40の監視周期毎に起動され、バッファ20への撮像データ書き込みが完了するまでの間のみクロック供給されることによって間欠動作する回路である。同様に無線処理部30は、送信タイマ部41の監視周期毎に起動され、バッファ20の撮像データの送信が完了するまでの間のみクロック供給されることで間欠動作する回路である。これらのタイマ40,41は無線基地局110により設定されるものであり、各無線画像通信装置100毎に異なる送信タイミングが設定されるように送信タイミング管理テーブル114上で集中管理されている。
このようにして本願発明では、全ての無線画像通信装置100a〜100cの送信タイミングを集中制御することが可能となる。したがって、無線区間での送信競合による待ち合わせ発生が抑止され、送信時間が最短になることによって、無線処理部30における電力消費を最小限に抑えることが可能となる。
図1に本発明の実施例のブロック図を示す。本無線画像通信システムは、複数の無線画像通信装置100a〜cおよび無線基地局110、画像監視装置120から構成される。この無線画像通信装置100は、無線LANなど容易に構成可能な無線インタフェースを介して、同一の無線チャネルを共有し同一の無線基地局110に接続される。画像監視装置120はパーソナルコンピュータなどの汎用的な情報処理装置であり、イーサネット(R)などの一般的な有線インタフェースを利用して無線基地局110に接続される。
無線画像通信装置100は、画像センサおよび無線通信機能を搭載した装置であり、特に電源にバッテリーや太陽電池のような発電機構を搭載することで、外部からの有線ケーブルによる給電が不要であるものとする。この無線画像通信装置100は、撮像処理部10およびバッファ20、無線処理部30、撮像タイマ部40、送信タイマ部41、クロック供給部50を有している。
撮像処理部10は、CMOSやCCDデバイスから成る画像センサ11、画像センサ11が収集した撮影画像をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ12および、JPEGやMPEG方式のような画像符号化アルゴリズムに基づいて画像データの圧縮処理を行う符号化処理部13から構成される。また無線処理部30は、レイヤ2のフレーム制御を行うMAC(メディアアクセス制御)処理部31および、変復調処理を行うベースバンド処理部32、無線信号のアナログ処理を行うRF回路部33から構成される。
この撮像処理部10は、撮像タイマ部40の監視周期毎に起動されるものであり、バッファ20への撮像データ書き込みが完了するまでの間のみクロック供給されることによって間欠動作する回路である。同様に無線処理部30は、送信タイマ部41の監視周期毎に起動されるものであり、バッファ20の撮像データの送信が完了するまでの間のみクロック供給されることで間欠動作する回路である。
これらのタイマ40,41は、クロックが常時供給され常時動作するとともに、各無線画像通信装置100毎に異なる送信タイミングが設定されるよう、無線基地局110が指定したタイミングで周期的に満了を繰り返すものである。
無線基地局110は、無線LANなど容易に構成可能な無線処理部111を有し、無線画像通信装置100との通信を行うとともに、イーサネット(R)などの一般的な有線処理部112を利用して画像監視装置120との通信を行うことが可能な無線ブリッジ機能を果たす。
さらにこの基地局110は、ビーコンを利用して全ての無線画像通信装置100へ網同期をとるための情報を同報送信することが可能であり、同期情報を管理する網同期タイマ管理部113および、各無線画像通信装置100の送信タイミングをタイムスロットに割り当てて管理するための送信タイミング管理テーブル114、各無線画像通信装置100の撮像タイミングおよび撮像周期に関する情報を格納する動作パラメータ設定テーブル115を有する。
また、画像監視装置120は、無線画像通信装置100から送信されてくる画像データを表示する情報処理装置である。本画像監視装置120は、JPEGやMPEG方式のような画像符号化アルゴリズムに基づいて画像データの伸張処理を行う符号化処理機能、ディスプレイへの画像表示機能、磁気ディスクなどの記録媒体へ画像データを格納するデータ蓄積機能、無線基地局110の動作パラメータ設定テーブル115に対する設定を行うための保守機能を有する。
(実施例の動作)
図1に示す本実施例について、はじめに無線画像通信装置100がネットワークに導入されるまでの初期設定に関する動作を示す。図2のシーケンス図を参照すると、本システムでは無線画像通信装置100の動作に先立って、各無線画像通信装置100毎に動作パラメータ設定テーブル115の設定が行われる(ステップ201〜202)。これらのパラメータは撮像タイミングおよび撮像周期である(図3参照)。
図3の各値の単位はタイムスロット時間、撮像タイミング値は送信タイミングに対するオフセット値、STa,STb,STcはそれぞれ3台の無線画像通信装置100a,b,cを示している。また、図4にタイムスロットの割り当て状況を表す送信タイミング管理テーブル114の構成例を示す。
本実施例の説明では、1タイムスロット時間を100ms、タイムスロット数が40であるものとする。また後述のビーコンはこのタイムスロットに同期しており、タイムスロット時刻39毎に周期的に同報送信が行われているものとする。
次に、無線画像通信装置100の電源が投入されてから撮像タイマ40および送信タイマ41が起動するまでのシーケンスを示す。電源が投入されると無線画像通信装置100は無線処理部を起動し、無線基地局110からのビーコン監視を行う(ステップ203〜204)。
ビーコンには、基地局110と各無線画像通信装置100との間で網同期をとるための情報として、網内で利用されている絶対時刻および刻み幅、現在のタイムスロット時刻と1タイムスロット時間の値が含まれている。ビーコン周期になり無線画像通信装置100がこれを受信すると、無線画像通信装置100は網同期タイマ42の制御によりローカルに維持する絶対時刻および刻み幅の設定を行うとともに、このタイマ42に同期して動作するタイマ40,41の刻み幅を100ms(1タイムスロット時間)に設定する(ステップ206〜207)。
次いで、無線画像通信装置100は端末IDの通知および動作タイミングの設定要求を行う(ステップ208)。ここで基地局110は、動作パラメータ設定テーブル115を参照して該当の端末IDに関する撮像タイミングおよび撮像周期を認識する。ここでは無線画像通信装置100aの撮像周期が1sに設定されていることから、1秒周期で4回のタイムスロットを割り当て可能かどうかのチェックを行い、可能な場合にはタイムスロットの割り当てを行い、送信タイミング管理テーブル114の更新を行う(ステップ209,211)。
図4では、タイムスロット「04」,「14」,「24」,「34」が無線画像通信装置100aに、「02」,「22」が無線画像通信装置100bに、「09」が無線画像通信装置100cに割り当てられた例を示している。またビーコン送信用としてタイムスロット「39」が予約されており、このスロットに関しては各無線画像通信装置100への割り当てはできないものとする。ここで、仮に多数の無線画像通信装置100が既に収容されている等の理由によって新たなタイムスロット割り当てが不可能な状態である場合には、基地局110は画像監視装置120経由で保守者へのNG通知を行う(ステップ210)。この際には、保守者は該当の無線画像通信装置100に対して許容可能な動作パラメータを再度設定する手順からやり直す必要がある(ステップ201〜202)。
基地局110はこの後、タイマ通常値(1s)の通知および、現在のタイムスロット時刻を参照し、次に到達する割り当てタイムスロットまでの時間を初期値として送信タイマ部41に設定、この値に対して更にオフセットを考慮した値を撮像タイマ部40に設定する(ステップ212〜214)。
このステップ212〜214の動作を図5のタイムチャートに詳述する。以上のステップにより撮像タイマ40および送信タイマ41が起動すると無線画像通信装置100では無線回路部30をサスペンドすることによって全ての初期設定が完了し、タイマ部40,41以外の回路が動作していないサスペンド状態に遷移する(ステップ215)。なお、各無線画像通信装置100に対してこのオフセット値を適当に調整することによって、送信タイミングの異なる複数の無線画像通信装置100に対して同一の撮像タイミングを設定することも可能である。
次いで、サスペンド状態で各タイマ40,41が満了した際の動作を図6のタイムチャートに示す。タイムスロット時刻「02」にて撮像タイマ部40が満了すると、タイマ通常値(1s)でタイマを再起動するとともに、撮像処理部10への割り込み信号通知を行う。これによって、クロックの遮断が解除され回路動作が開始され、撮影・符号化されたデータがバッファ20へ書き込まれる。この一連の処理が完了すると、同処理部10は、再びクロックを遮断してサスペンド状態に遷移する。
次に、タイムスロット時刻「04」にて送信タイマ部41が満了すると、タイマ通常値(1s)でタイマを再起動するとともに、無線処理部30への割り込み信号通知を行う。これによって、クロックの遮断が解除され回路動作が開始され、バッファ20からデータを読み出して無線インタフェースでの送信を行う。この一連の処理が完了すると、同処理部30は、再びクロックを遮断してサスペンド状態に遷移する。
なお、図6に示す定常状態において、無線画像通信装置100は常時ビーコンを受信し続ける必要はないものの、水晶発信器の精度によって発生する網同期タイマ42の誤差を補正するために長周期でビーコンを受信する必要がある。これを実装する手法の一例としては、網同期タイマ42を構成するカウンタのオーバフロー契機を利用すればよく、データ送信完了時のクロック遮断を一時的にキャンセルしてタイムスロット一周分(100ms×40)の間ビーコンを捕捉することで実現可能である。
以上説明したように、本発明の実施例によれば、無線画像通信装置100は無線基地局110が設定したタイマ起動タイミングを利用することで、すべての他の無線画像通信装置100と異なるタイミングでデータ送信を行うことが可能である。したがって無線画像通信装置100は、データ送信時間を最小限に抑えサスペンド時間を最大限に確保することによって低電力化を実現することが可能となる。
また、単純なハードウェア回路により実現可能な送信タイマ部40を配備することによって、いったん無線基地局110がタイマを設定した後は基地局110からの制御が不要になるとともに、このタイマを利用することで、サスペンド状態においてはポーリング監視など一切のフレーム受信処理が不要となるため、RF回路を含めすべての無線回路の動作を停止できるというメリットがあるという点で低電力化に対する大きな効果がある。
加えて、定常状態においては他の無線画像通信装置100との競合が発生しないことから、データ送信中においてもポーリング監視やキャリアセンスなど一切のメディア競合制御処理を行う必要が無くなり、MAC処理部31における回路の電力を大幅に削減可能という効果がある。さらに、非アクセス時に電力消費が少ない不揮発性メモリでバッファ20を構成することによって、撮像処理部10および撮像処理部10のサスペンド状態において、回路全体の消費電力をさらに下げることも可能である。
さらには、これらにより搭載する無線画像通信装置100の電源容量を減らし、装置を小型化することが可能となる。
実施例2として、図7のように二つ以上の無線基地局110a,bが存在する大規模なシステムを考える。この実施例においては、複数の無線基地局110が画像監視装置120に対してデータを送信することになるため、システム内で発生するトラフィック量が大きく有線ネットワークの帯域や監視装置120の性能に影響を与える場合には、この箇所に存在する有線ネットワークや監視装置120自身における送信データの競合を考慮する必要がある。
この場合には、実施例1において無線基地局110が各無線画像通信装置100毎に管理していたタイムスロット割り当て状況(送信タイミング管理テーブル114)および撮像タイミング/撮像周期に関する情報(動作パラメータ設定テーブル115)を、図8のように画像監視装置120自身で管理するとともに、必要時に各基地局に対して情報の同期化を図ればよい。
この同期化タイミングは、フロー図2のステップ202およびステップ211の契機が該当する。加えて画像監視装置120および各無線基地局110a,bとの間では、それぞれの網同期タイマ管理部113,123が同期する必要がある。この手法の一例としては、監視装置120より各基地局110a,bに対し、周期的に時刻値やパルスなどの同期情報を同報する、という実装手段があげられる。
次に、実施例3として、無線画像通信装置100の電源容量に応じてフレームレートや送信データ量を動的に変動させる制御について説明する。
図9において電源容量監視部は、搭載するバッテリーの容量や太陽電池のような発電機構が生成する電力の容量を監視する機能をもつ。ここで検出した値があるしきい値を下回った場合には、監視部60は撮像タイマ部40および送信タイマ部41の制御を行い、撮像/送信周期の伸張を行う。具体動作としては、図3,図4のように無線画像通信装置100aのタイムスロットが割り当てられている場合において、撮像タイマ部40や送信タイマ部41のタイムアウト契機に行っていたクロック遮断解除動作を1/n回に間引くという処理が実施される。
したがって、フレームレートの動的な低下により撮像処理部10および無線処理部30の動作周期が伸張することによって、電源容量不足時における電力消費の抑制が可能となる。同様に、電源容量に応じた制御対象として、画素数、圧縮率といった符号化処理部13における符号化パラメータを動的な制御対象とすることよって送信データ量を削減し、無線処理部30の電力消費を抑制させるという手段をとってもよい。
本実施例における特徴として、無線画像通信装置100aがフレームレートや送信データ量を動的に変動させる際に基地局110に対する通知なしで自律的に実施することが可能であるため、他の無線画像通信装置100に割り当てられているタイムスロット構成への影響を与えることがなく、他の無線画像通信装置100におけるデータ送信タイミングに一切影響を与えないという点があげられる。
次に、実施例4として、タイマ部40,41の構成をさらに簡素化したケースについて説明する。
前述の実施例3においては、図6に示したように無線画像通信装置100内での撮像タイミングと送信タイミングが異なっていたが、これらを特に異なるタイミングで動作させる必要がなく、また複数の無線画像通信装置100における撮像タイミングを一致させる必要がない場合には、タイマ部40,41を別々に構成せず共用することも可能である(図10参照)。この場合には、撮像処理部10のデータ書き込み処理と、無線処理部30の読み出し処理が同時に行えるようにバッファ20を2フレーム格納できる2面構成にすればよく、この場合には回路構成をより簡素化させることが可能である。
以上、本発明の実施例1〜4について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、監視や定点観測の用途に用いられる画像通信システムに適用できる。
本発明の実施例1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施例1に係る動作パラメータ設定テーブルを示す図である。 本発明の実施例1に係る送信タイミング監視テーブルを示す図である。 本発明の実施例1の処理動作に係る信号を示すタイムチャートである。 本発明の実施例1の処理動作に係る信号を示すタイムチャートである。 本発明の実施例2の外部構成を示す図である。 本発明の実施例2の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4の構成を示すブロック図である。 従来技術のシステム構成を示すブロック図である。 従来技術の処理動作に係る信号を示すタイムチャートである。 従来技術の別のシステム構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 撮像処理部
11 画像センサ
12 A/Dコンバータ
13 符号化処理部
20 バッファ
30 無線処理部
31 MAC処理部
32 ベースバンド処理部
33 RF処理部
40 撮像タイマ部
41 送信タイマ部
42 網同期タイマ部
50 クロック供給部
60 電源容量監視部
100a、100b、100c 無線画像通信装置
110、110a、110b 無線基地局
111 無線処理部
112 有線処理部
113 網同期タイマ管理部
114 送信タイミング管理テーブル
115 動作パラメータ設定テーブル
120 画像監視装置
123 網同期タイマ管理部(主)
124 送信タイミング管理テーブル(主)
125 動作パラメータ設定テーブル(主)
130 撮像対象物

Claims (9)

  1. 画像データの無線送信を行う複数の無線画像通信装置と、
    前記複数の無線画像通信装置と無線同報通信を行う無線基地局と、
    を有する無線画像通信システムであって、
    前記各無線画像通信装置は、
    画像を撮像し、撮像画像を画像データとして圧縮する撮像処理部と、
    前記画像データの送信を行う無線処理部と、
    前記撮像処理部を所定の周期毎に起動する撮像タイマ部と、
    前記無線処理部を所定の周期毎に起動する送信タイマ部と、を有し、
    前記無線基地局は、
    前記無線基地局が前記送信タイマ部及び前記撮像タイマ部に対し、前記送信タイマ部の送信タイミング及び前記撮像タイマ部の撮像タイミングを設定するタイマ部設定手段を有し、
    前記無線画像通信装置は、前記無線基地局から受信した、前記送信タイミング及び前記撮像タイミングに基づいて、前記無線処理部及び前記撮像処理部の間欠動作を行うことを特徴とする無線画像通信システム。
  2. 前記無線画像通信装置は、前記送信タイマ部及び前記撮像タイマ部と同期する網同期タイマ部をさらに有し、
    前記無線画像通信装置が前記無線基地局からのビーコンを監視及び受信し、前記網同期タイマ部の制御により無線網内の絶対時刻及び刻み幅の設定を行う絶対時刻・刻み幅設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の無線画像通信システム。
  3. 前記無線画像通信装置が前記送信タイマ部及び前記撮像タイマ部の刻み幅を設定するタイマ部刻み幅設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の無線画像通信システム。
  4. 前記撮像タイマ部は、前記無線画像通信装置がサスペンド状態にある場合、前記撮像処理部へ割り込み信号通知を行うことにより、前記撮像処理部の動作が開始することを特徴とする請求項1記載の無線画像通信システム。
  5. 前記送信タイマ部は、前記無線画像通信装置がサスペンド状態にある場合、前記無線処理部へ割り込み信号通知を行うことにより、前記無線処理部の動作が開始することを特徴とする請求項1記載の無線画像通信システム。
  6. 前記無線画像通信装置から送信される画像データを受信し、所定の処理を行う画像監視装置を有し、
    前記画像監視装置は、前記無線基地局が有する前記送信タイミング及び前記撮像タイミングの情報を管理することを特徴とする請求項1記載の無線画像通信システム。
  7. 前記無線画像通信装置は、電力容量を監視する電源容量監視部をさらに有し、
    前記電源容量に応じてフレームレートや送信データ量を制御することを特徴とする請求項1記載の無線画像通信システム。
  8. 無線基地局との間で画像データの無線同報通信を行う無線画像通信装置であって、
    画像を撮像し、撮像画像を画像データとして圧縮する撮像処理部と、
    前記画像データの送信を行う無線処理部と、
    前記撮像処理部を所定の周期毎に起動する撮像タイマ部と、
    前記無線処理部を所定の周期毎に起動する送信タイマ部と、を有し、
    前記無線基地局から受信した、前記送信タイマ部の送信タイミング及び前記撮像タイマ部の撮像タイミングに基づいて、前記無線処理部及び前記撮像処理部の間欠動作を行うことを特徴とする無線画像通信装置。
  9. 無線基地局との間で画像データの無線同報通信が可能な装置が行う無線画像通信方法であって、
    画像を撮像し、撮像画像を画像データとして圧縮する撮像処理部を、所定の周期毎に起動するステップと、
    前記画像データの送信を行う無線処理部を、所定の周期毎に起動するステップと、
    前記無線基地局から受信した、前記画像データの送信タイミング及び撮像タイミングに基づいて、前記無線処理部及び前記撮像処理部の間欠動作を行うステップと、
    を有することを特徴とする無線画像通信方法。
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