JP4464007B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を採用するフルカラー複写機やフルカラープリンター等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10に示すように、従来から、複数の感光ドラムを一列に並べたインライン型の多色画像形成装置がある。このような多色画像形成装置には、大きく分けて、図10(a)に示すように、複数の感光ドラム200を水平方向に並べた横配置の画像形成装置200Aと、図10(b)に示すように、複数の感光ドラム200を垂直方向に並べた縦配置の画像形成装置200Bの構成がある。特徴として横配置構成の画像形成装置200Aは高さが低いが設置面積が大きくなり、逆に縦配置構成の画像形成装置200bは設置面積を小さくできるが高さが高くなってしまうという点があげられる。
【0003】
インライン型の多色画像形成装置の場合、凹凸のある床面に設置すると、画像形成装置本体にねじれを生じ、感光ドラム200とスキャナ201との位置関係が色ごとに変化し、画像色ずれにつながってしまう。
【0004】
また、無端ベルト状ユニット202を画像形成装置本体のフレームにならわせて位置決めする場合、前記画像形成装置本体のフレームに生じるねじれは、無端ベルトの寄り力の増大につながり、該本体フレームのねじれを最小限にとどめる必要があった。
【0005】
寄り力の増大は、ベルト端部の劣化や破損につながってしまい、無端ベルトの寿命を左右している。無端ベルト状の前記ユニットの例としては、複数の像担持体としての感光ドラムに接し、転写材を静電吸着させた状態で定着ローラと加圧ローラ等で構成される定着装置203まで搬送する静電転写ベルトユニットが挙げられる。また、複数の像担持体に接し、画像をベルト上に順次重ねて転写し、ベルト上の画像を一括して転写材に転写する中間転写ベルトユニットもその一例である。
【0006】
従来、凹凸のある床面におかれた際にも、前記本体フレームはねじれないよう底板のねじれ剛性を高くすることで対応していた。つまり、板厚を厚くすることや、縁曲げ高さを高くしたり、絞りを利用することで断面積を大きくしていたり、さらには底板を2種類の板金でサンドイッチ構造にすることでねじれ剛性を上げていた。
【0007】
また、図9に示すように、ドラム1とスキャナ3とを精度良く位置決めしたい上本体101と、カセット102やカセットレール103(103a、103b)で構成される下本体104の上下2体の構成をとり、前記上下本体間の接触面、及び締結個所105(105a、105b、105c)を3点としたものがある。この構成は下本体104を床面にならうように柔構造とし、床面の凹凸は下本体104で吸収し、上本体101にはその歪みを伝わらないよう考えられたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来技術において、底板のねじれ剛性を上げるため、底板の板厚を厚くしたり、絞り等の形状で断面積を増したりしていた。その結果、本体重量は重くなり部品コストの上昇につながってしまう。また、絞り形状による剛性アップは平面度、寸法精度の低下につながり、結果として感光ドラムやスキャナの取り付け位置精度の低下を招くおそれがあった。
【0009】
また、図9に示すように、前記上下本体間3点受けとすると、左右カセットレール103を橋渡しするようなステー106の強度が問題になってしまう。ステー106に本体荷重がかかるため、ステー106のたわみが発生しないような曲げ剛性の高いステー106が必要になる。
【0010】
さらに床面の凹凸量が大きい場合、下本体104(カセット、カセットレール)は床面にならってねじれるため、カセット102と感光ドラム1との位置関係が崩れ、印字精度、シート搬送性に影響が出てしまう場合がある。3点受けの際、受け面105の面積を小さくする必要があり、受け面105の強度、上下本体の締結力にも不安な点があった。
【0011】
本出願に係る発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、低コスト、かつ本体フレームの剛性を必要以上に上げることなく、いかなる床面に本体を設置した際でも複数の作像系(感光ドラム、スキャナユニット)の相互位置関係が崩れない画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、略鉛直方向に並んで配置された複数の感光ドラム上に形成される複数のトナー像に基づいて転写材上に画像形成を行う画像形成装置であって装置底面から突出して設けられ、床面に当接して前記装置本体を支持する4つの支持脚を有し、前記4つの支持脚のうち2つは前記装置本体に一体である固定脚で、他の2つは夫々が独立して前記装置本体に対して鉛直方向に伸縮可能で、各々が伸びる方向に付勢された可動脚であり前記装置底面に前記4つの支持脚及び前記装置本体の重心位置を投影すると、前記4つの支持脚によって形成される四角形において、前記固定脚と前記可動脚を結ぶ線分が該四角形の対角線となり、且つ前記2本の対角線の交点と前記2つの固定脚とで形成される三角形の内部に前記装置本体の重心が位置するよう前記固定脚と前記可動脚が配置され、前記2つの固定脚は前記複数の感光ドラムの略鉛直下方に配置されていことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に、本発明に係る多色画像形成装置の実施の形態について図面により詳しく説明する。
[多色画像形成装置の全体構成]
先ず、多色画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概要説明する。なお、図1は多色画像形成装置の一態様であるフルカラーレーザービームプリンタ100の全体構成を示す縦断面図である。
【0018】
図1に示す多色画像形成装置100は、垂直方向に並設された4個の感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)を備えている。感光体ドラム1は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2(2a、2b、2c、2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a、3b、3c、3d)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4(4a、4b、4c、4d)、感光体ドラム1上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写装置5、転写後の感光体ドラム1の表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6(6a、6b、6c、6d)等が配設されている。
【0019】
ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a、7b、7c、7d)を形成している。
【0020】
以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0021】
感光体ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動される。
【0022】
帯電装置2としては、接触帯電方式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1の表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものである。
【0023】
スキャナユニット3は、感光ドラム1の略水平方向に配置され、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9(9a、9b、9c、9d)に照射される。ポリゴンミラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(10a、10b、10c、10d)を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成している。
【0024】
現像装置4a,4b,4c,4dはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを夫々収納した現像器から構成される。
【0025】
すべての感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設される。静電転写ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約150μmのフィルム状部材で構成される。この静電転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中左側の外周面に転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に転写材Sを接触させるべく循環移動する。これにより、転写材Sは静電転写ベルト11により転写位置まで搬送され、感光体ドラム1上のトナー像を転写される。
【0026】
この静電転写ベルト11の内側に当接し、4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印加され、この電荷による電界により感光体ドラム1に接触中の用紙に感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転写される。
【0027】
静電転写ベルト11は周長約700mm、厚み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され、図の矢印方向に回転する。これにより、上述した静電転写ベルト11が循環移動して転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送される間にトナー像を転写される。
【0028】
給紙部16は、画像形成部に転写材Sを給紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセット17に収納されている。画像形成時には給紙ローラ(半月ローラ)18、レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット17内の転写材Sを1枚毎に分離給送するとともに、転写材S先端はレジストローラ対19に突き当たって一旦停止し、ループを形成した後静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同期をとって、レジストローラ対19によって静電転写ベルト11へと給紙されていく。
【0029】
定着部20は、転写材Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱ローラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとからなる。
【0030】
すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ローラ対21で搬送されるとともに、定着ローラ対21によって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー像が転写材S表面に定着される。
【0031】
画像形成の動作としては、プロセスカートリッジ7a、7b、7c、7dが、印字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1a、1b、1c、1dが、反時計回り方向に回転駆動される。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動により、帯電ローラ2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム1周面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラは、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0032】
最上流にある感光体ドラム1の周面上におけるトナー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印字開始位置が一致するように、レジローラ対19が回転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0033】
転写材Sは、静電吸着ローラ22と静電転写ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベルト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、誘電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に電荷を誘起し、転写材を静電転写ベルト11の外周に静電吸着するように構成している。これにより、転写材Sは静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転写部まで搬送される。
【0034】
このように搬送されながら転写材Sは、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写される。
【0035】
4色のトナー像が転写された転写材Sは、ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材Sは、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙ローラ対23によって、排紙部24から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
【0036】
次に、本発明の特徴部分である本体構成、及び本体脚部構成について図1及び図2により詳細に説明する。
【0037】
図2に示すように、感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)の長手方向両端部には本体左側板25a、本体右側板25bが設けられている。また、両側板25aと25bの下方には底板26が、また上方には天板27がそれぞれ両側板とビスで締結されて上本体100aが形成されている。
【0038】
さらにいくつかのステー(図示せず)が両側板25をつなぐよう設けられており、上本体100aの剛性を高めている。底板26、および天板27は本体左右側板25間の距離を精度良く位置決めするよう、その幅方向の位置決め寸法、位置決め部の平行度が厳しく規定されている。
【0039】
また、上本体100aを構成する底板26には左脚28a、右脚28bがそれぞれ3点で上方向からビス止めされている。左右脚28a、28bともに樹脂で形成されており、カセット29の装着ガイドと位置決めをする機能もあわせもっている。
【0040】
カセット29は図中矢印e方向(装置本体の正面側)に取り出すことができる。その際、脚28aと28bのガイド部30の上面に、カセットのガイド部31の下面が摺動し、滑らかな抜き差しが可能になっている。
【0041】
前述したように、左右脚28aと28bにはカセットの抜き差し側に、図1に示すように、床面に対する受け面32(32a、32b)が1個所ずつ一体的に形成されている。
【0042】
さらに、左右脚28aと28bの本体奥側内部には、本発明の特徴部分である可動脚41(41a、41b)が配設されている。
【0043】
可動脚41の内部には、圧縮バネ42(42a、42b)が内蔵されている。可動脚41は円筒形状に形成されており、肉厚2.5mmの樹脂で一体的に成型されている。また、圧縮バネ42はコイルバネを用いており、軽量、かつ低コストで構成している。
【0044】
次に、可動脚41の取り付けについて図3、図4に基づいて説明する。図3は可動脚41の斜視図である。可動脚41は前述のように樹脂で成型され、有底の円筒形状に形成され、爪43が外周の2個所に一体的に形成されている。爪43は周囲にスリット穴44が形成されることで弾性的に変形可能になっている。
【0045】
可動脚41は左右脚28aと28bの穴部に下方より押し込まれ、該爪43が内側に弾性変形することにより該穴部内に取り付けられ、該爪43が元の位置に復帰することで爪43が該穴部の内周段部に係合し、可動脚41の抜け落ちを防止している。このように、可動脚41は、弾性変形を利用し、ビス締結をすることなく、低コストでの取り付けを実現している。
【0046】
次に、図4を用いて可動脚の動きについて説明する。図4は左右脚28に可動脚41が取り付いた状態の断面図である。
【0047】
可動脚41は圧縮バネ42を内包するような形で取り付いている。本体設置時においては図4のように左右脚の基準面45に突き当たり位置決めされている。また、可動脚41の外周面は左右脚の内壁に嵌合するよう寸法設定されており、本体を持ち上げた際、可動脚41は内部の圧縮バネ42の力を受け図中矢印方向にスムーズに移動可能となっている。
【0048】
本実施の形態では5mm移動した時、爪43が左右脚28に形成されたストッパ面46に突き当たり、抜けの防止を行っている。圧縮バネ42のバネ圧は可動脚41にかかる本体重量の値以下に設定している。本実施の形態では可動脚41にかかる荷重が10kgf強であり、バネ圧はそれ以下の約5kgfに設定している。このバネは移動時(5mm変位時)にも圧が必要であるため、バネ定数は可能な限り小さく設定している。
【0049】
このような圧設定をすることで本体設置時には、可動脚41の上端面は基準面45に突き当たることで本体は安定した状態で設置される。
【0050】
次に、脚位置の設定について図7を用いて説明する。図7はフルカラーレーザービームプリンタ100を下方からみた図である。感光ドラム1を破線で示す。図7に示すように、本体を支持する脚は左右脚28(28a、28b)に一体的に成型された脚32(32a、32b)の2個所と、可動脚41(41a、41b)の計4個所としている。可動脚位置の設定で重要なのは、本体の重心と脚位置の関係になる。本体重心Gは脚32(32a、32b)の2個所と可動脚41aで形成される三角形の中にあること、かつ脚32(32a、32b)の2個所と可動脚41bで形成される三角形の中にあるよう脚位置を設定している。
【0051】
つまり、設置する床面に凹凸がある場合、受け部4個所のうち1箇所は必ず浮こうとする。その浮こうとする脚が必ず可動脚41(41a、41b)になるよう設定することが重要である。
【0052】
可動脚41の内部の圧縮バネの付勢力は、可動脚41が浮こうとした時に初めて効力を発揮する。例えば、図7において、脚32a位置に相当する床面が凸であった場合を考える。この場合、重心と脚位置の関係から可動脚41aが浮こうとする。圧縮バネ42がない時には、実際に脚41aが浮き、脚32aと脚41bで結ぶ直線より図中左上の領域の重量は本体フレームをねじろうとする力になってしまう。実際に本実施の形態の構成においても、脚41aが浮いた時点で脚41aの部位は0.5〜1.0mm程度落ち込んでしまい、本体のねじれが発生する。
【0053】
次に、可動脚41の働きについて図5、6を用いて説明する。図5、6はフルカラーレーザービームプリンタ100を奥側(スキャナユニット側)からみた断面図である。図5は凹凸のない床面に設置された状態であり、可動脚41の上端面は基準面45につきあたった状態で本体は安定した状態で設置されている。
【0054】
これに対し、図6は脚32a位置に相当する床面が凸であった場合の可動脚41a、41bの状態を表している。
【0055】
図6に示すように、左脚28aは本体フレームの剛性により上方に持ち上げられ浮き上がろうとする。その際、圧縮バネ42aの付勢力により、可動脚41aは左脚28aに対して下方に移動し、可動脚41aは床面に接した状態で安定する。この時、圧縮バネ42aは左脚28aを上方に持ち上げる付勢力Fを発揮する。この力が本体フレームをねじろうとする力の反力となり、本体フレームのねじれ量を最小限に抑えている。
【0056】
このように、床面の凹凸がある場合に限り、可動脚41は動作し、圧縮バネ42が本体フレームをねじろうとする力の反力となるよう構成している。
【0057】
本実施の形態の中で、本体の受け部に弾性部材を用いることで本体振動の増幅が考えられるが、受け面の位置を工夫することで対応できる。つまり、図1のように、左右脚28の受け面32の位置は、感光ドラム1の略鉛直下の2点とすることで、画像形成に重要な感光ドラム1、紙送り部の荷重をしっかり支えることができ、画像への振動の影響をなくすことが可能ある。また、この2点の受け面にゴム脚を利用することで装置本体の滑り止めの機能を持たせることができる。
【0058】
(第2の実施の形態)
図8は本発明に係る多色画像形成装置の第2の実施の形態を示す。なお、本実施の形態中で第1の実施の形態と同様の機能を果たす部分については、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
【0059】
本実施の形態は、第1の実施の形態中の可動脚41(41a、41b)の機能について、本体受け機能と床面凹凸吸収機能とを分離させた構成である。図8は左右脚28に可動部材47が取り付いた状態の断面図である。
【0060】
本実施の形態では、本体の受け面を上記した第1の実施の形態のように前述可動脚が形成するのではなく、左右脚28の可動部材47が取り付いている凹形状の穴部の外周に形成された凸部28cが床面と接するようになっている。つまり、可動部材47の上端面49は左右脚28の該穴部の上端面と突き当たらないよう設定し、可動部材47は本体重量を受けることなく、圧縮バネ42のバネ圧により、床面に押し付けられた状態で位置している。このことにより、可動部材47は必要以上の強度を必要としないため、肉厚を減らす等の機械的強度を下げるコストダウンを可能にしている。
【0061】
可動部材47は第1の実施の形態における可動脚と同様に、外周面を左右脚28の穴部の内壁に嵌合するよう寸法設定されており、本体を持ち上げた際、可動部材47は内部の圧縮バネ42の力を受け図中矢印方向にスムーズに移動可能となっている。
【0062】
なお、本実施の形態では、可動部材47と本体受け面である凸部28cを同芯円となるよう設定しているが、前述の本体重心位置と受け面との関係を満足していれば、本体受け面32の近傍に可動部材47を配置してもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な部品構成で凹凸吸収機構が構成されているため、低コスト化が達成できた。これにより、凹凸のある床面に本体を設置した際にも作像系(感光ドラム、スキャナ)の相互位置関係が崩れることないため、画像色ずれの問題がなくなった。
【0064】
また、無端ベルト上のユニットを本体フレームに習わせ位置決めする構成の画像形成装置において、凹凸のある床面に本体を設置した際にも、無端ベルトの寄り力増大は発生せず、無端ベルトの長寿命化につながった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多色画像形成装置の実施の形態を示す断面図
【図2】図1の多色画像形成装置の分解斜視図
【図3】図1の可動脚の斜視図
【図4】図1の可動脚の取付け状態を示す断面図
【図5】図1の多色画像形成装置が平面の床に設置された状態を示す断面図
【図6】図1の多色画像形成装置が凹凸のある床に設置された状態を示す断面図
【図7】図2の左右脚を床面側から見た図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る可動部材の断面図
【図9】従来の多色画像形成装置の分解斜視図
【図10】(a)(b)は従来の多色画像形成装置の断面図
【符号の説明】
1 感光ドラム
3 スキャナユニット
28(28a、28b) 脚
41(41a、41b) 可動脚
42(42a、42b) 圧縮バネ
43 爪
45 基準面
46 ストッパ面
47 可動部材
48 受け面
100 フルカラーレーザープリンタ

Claims (6)

  1. 略鉛直方向に並んで配置された複数の感光ドラム上に形成される複数のトナー像に基づいて転写材上に画像形成を行う画像形成装置であって
    装置底面から突出して設けられ、床面に当接して前記装置本体を支持する4つの支持脚を有し、
    前記4つの支持脚のうち2つは前記装置本体に一体である固定脚で、他の2つは夫々が独立して前記装置本体に対して鉛直方向に伸縮可能で、各々が伸びる方向に付勢された可動脚であり
    前記装置底面に前記4つの支持脚及び前記装置本体の重心位置を投影すると、前記4つの支持脚によって形成される四角形において、前記固定脚と前記可動脚を結ぶ線分が該四角形の対角線となり、且つ前記2本の対角線の交点と前記2つの固定脚とで形成される三角形の内部に前記装置本体の重心が位置するよう前記固定脚と前記可動脚が配置され、前記2つの固定脚は前記複数の感光ドラムの略鉛直下方に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体が前記床面に設置された際に、前記2つの固定脚が前記床面に当接して、且つ、前記可動脚のうち少なくとも一方は前記付勢力に抗して最も縮んだ位置で前記床面に当接し、前記可動脚のうち一方のみが最も縮んだ状態で前記床面に当接する場合、他方の可動脚は略鉛直方向に伸びて前記床面と当接することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記可動脚は、略鉛直方向に移動可能な可動部材と、前記装置底面に設けられ前記可動部材を移動可能に保持する保持部と、前記可動部材と前記保持部との間に設けられ前記可動部を前記装置底面から突出する方向へ付勢するバネと、からなり、前記バネのバネ圧は前記可動脚で受ける前記装置本体の重量より小さい荷重であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記可動脚が前記付勢力に抗して最も縮んだ位置では、前記可動部材と前記保持部が当接することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記保持部は前記装置底面より略鉛直方向に突出しており、前記可動脚が前記付勢力に抗して最も縮んだ位置では、前記保持部及び前記可動部材が前記床面に当接することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記可動部材は円筒形状の部材であり、前記保持部は内側に前記可動部材を保持するための穴部を有しており、
    前記穴部の内周には前記突出する方向に垂直なストッパ面を有するストッパ部が設けられ、前記可動部材の外周面には前記ストッパ面に係合して前記穴部から前記可動部材が前記突出する方向に抜け落ちないようにする爪が設けられており、
    前記可動部材を前記穴部に挿入する際、前記爪は内側に弾性変形して前記ストッパ部を乗り越えることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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