JP2003205649A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003205649A
JP2003205649A JP2002007521A JP2002007521A JP2003205649A JP 2003205649 A JP2003205649 A JP 2003205649A JP 2002007521 A JP2002007521 A JP 2002007521A JP 2002007521 A JP2002007521 A JP 2002007521A JP 2003205649 A JP2003205649 A JP 2003205649A
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forming apparatus
image forming
image
unit
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JP2002007521A
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Tamotsu Kaneko
金子  保
Hideyuki Miyamoto
英幸 宮本
Tomoyuki Araki
荒木  友行
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Laser Beam Printer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立性を向上させ、かつ低コストでスキャナ
ユニットを精度よく支持、固定し得る画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 左右側板32a,32bに固定されて、
左右側板32a,32bに設けられた突き当て面38,
39に向けてスキャナユニットの突起部41を付勢する
コイルバネ42を有する支持部材43を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート等の転写材
(記録媒体)上に画像を形成する機能を備えた、例え
ば、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置な
どの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、従来から、複数の
感光体ドラム201を一列に並べたインライン型の多色
画像形成装置がある。
【0003】このような多色画像形成装置には大きく分
けて、図10(a)に示すように複数の感光体ドラム2
01を水平方向に並べた横配置200Aと、図10
(b)に示すように複数の感光体ドラム201を垂直方
向に並べた縦配置200Bの構成がある。
【0004】一般的である横配置構成は、高さが低いが
設置面積が大きくなるという特徴があった。一方、縦配
置構成200Bは高さが高いが設置面積を小さくできる
というメリットがあった。
【0005】インライン型の多色画像形成装置は感光体
ドラム、スキャナユニットが複数配置することで印字速
度は速くできるものの、作像系(感光体ドラム、スキャ
ナユニット)の配置スペースが必要になり製品全体が大
きくなってしまう。また、部品もそれぞれの感光体ドラ
ム、スキャナユニットに必要であるため、点数が多くな
ってしまう。
【0006】このようなことから、いかに小型でコスト
をおさえて製品を仕上げるかが大きな課題になってい
る。
【0007】さらに、画像色ずれの観点から、各感光体
ドラム201の平行度とそのドラムに対するスキャナユ
ニット202の位置精度が非常に重要と考えられてい
る。
【0008】従来では、図8に示すように感光体ドラム
201は左右側板203a,203bそれぞれに精度よ
く取り付けられたドラム支持ブロック204に突き当て
ることで位置決めを行っていた。
【0009】また、スキャナユニット202は左右側板
203a,203bを橋渡しするようスキャナ台205
を取付け、スキャナ台205上に精度よくスキャナユニ
ット202をビスで固定することで位置決めを行ってい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
において、近年多色画像形成装置の小型化や低価格化が
すすみ、性能(位置精度)を損なうことなく、部品の削
減が必要であった。
【0011】従来、カラープリンタにおいて印字画像に
おける各色の傾きずれが最大の問題となっている。
【0012】傾きずれGが生じた場合には、図9に示す
ように、例えばブラック(Bk)とマゼンタ(M)を重
ねてかいた際、各色間の感光体ドラムの傾き、感光体ド
ラムに対するスキャナユニットの傾きが直接画像に表れ
てしまう。
【0013】つまり、4本の感光体ドラム軸の平行が崩
れた場合、印字画像上で各色に傾きずれGを生じてしま
う。また、各感光体ドラム軸に対するスキャナユニット
光軸の平行度が崩れた場合、同様に印字画像上で各色に
傾きずれGを生じてしまう。
【0014】また、スキャナユニットはその内部にポリ
ゴンモータ(不図示)があり、振動源になっている。ス
キャナユニット自体の振動を押さえ込むためにも、本体
フレームにしっかり取り付ける必要がある。
【0015】従来、図8のようにスキャナユニット20
2はスキャナ台205にビス止めされ、しっかりと固定
されていた。スキャナ台の平面度は厳しく規定され、剛
性を高めるため板厚を厚くする等の部品精度、部品強度
の向上を図ることで対策をしていた。
【0016】上記の手段において、部品精度を厳しく規
定し位置を保証するには限界があった。カラープリンタ
において許容される色ずれ量は一般的に100μmと言
われており、様々な色ずれ要因の中で本体構成において
は数十μmに抑える必要があった。そのため、それぞれ
の部品を数μmの精度で作らなければならなく、スキャ
ナ台205において非現実的な寸法規定が必要になって
しまう。
【0017】また、スキャナ台は4枚必要になり、振動
を押さえ込むためにもスキャナユニットは4以上のビス
で締結されており、コストアップにつながっていた。
【0018】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、組立
性を向上させ、かつ低コストでスキャナユニットを精度
よく支持、固定し得る画像形成装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、像担持体と、前記像担持体へ向け
てビームを射出するスキャナユニットと、前記像担持体
及び前記スキャナユニットを支持する枠体と、を備えた
画像形成装置において、前記枠体に固定されて、前記枠
体に設けられた位置決め部に向けて前記スキャナユニッ
トを付勢する付勢手段を有する支持部材を備えることを
特徴とする。
【0020】前記支持部材は、前記位置決め部に向けて
付勢されている前記スキャナユニットに対して隙間を介
して設けられ、前記付勢手段の付勢力に抗して該スキャ
ナユニットが移動した場合に、該スキャナユニットの移
動を規制する規制部を備えることも好適である。
【0021】前記隙間は、2mm以下に設定されている
ことも好適である。
【0022】前記支持部材は、前記枠体に着脱可能に設
けられていることも好適である。
【0023】前記支持部材は、前記枠体に対して揺動可
能に設けられていることも好適である。
【0024】前記支持部材とは板金であるとともに、前
記付勢手段とは引張りコイルバネであり、前記引張りコ
イルバネの略両端を前記板金に係合させて、該引張りコ
イルバネの略中央部を前記スキャナユニットに設けられ
た湾曲部に当接させることにより付勢力を発揮させるこ
とも好適である。
【0025】前記像担持体及び前記スキャナユニットは
それぞれ複数設けられ、前記支持部材には、前記複数の
スキャナユニットをそれぞれ付勢する複数の付勢手段が
設けられていることも好適である。
【0026】前記像担持体は略垂直方向に複数配置され
るとともに、前記スキャナユニットは該複数の像担持体
のそれぞれの略水平方向に配置され、前記像担持体の下
方に配置された給紙部と、該像担持体の上方に配置され
た定着部と、すべての像担持体に接し、かつ前記給紙部
から給送された転写材を前記定着部まで搬送する静電転
写ベルトユニットと、前記スキャナユニットの下方に設
けられ、前記支持部材を前記枠体に対して揺動可能にす
る揺動軸と、を備えることも好適である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【0028】まず、多色画像形成装置の全体構成につい
て、図1を参照して概要説明する。図1は多色画像形成
装置の一態様であるフルカラーレーザービームプリンタ
100の全体構成を示す縦断面図である。
【0029】同図に示す多色画像形成装置100は、像
担持体として垂直方向に並設された4個の感光体ドラム
1(1a,1b,1c,1d)を備えている。
【0030】感光体ドラム1は、駆動手段(不図示)に
よって、同図中、反時計回りに回転駆動される。
【0031】感光体ドラム1の周囲には、その回転方向
に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯
電装置2(2a,2b,2c,2d)、画像情報に基づ
いてレーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜
像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,
3d)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として
現像する現像装置4(4a,4b,4c,4d)、感光
体ドラム1上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転
写装置5、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残
トナーを除去するクリーニング装置6(6a,6b,6
c,6d)等が配設されている。
【0032】ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現
像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ
化されプロセスカートリッジ7を形成している。
【0033】以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0034】感光体ドラム1は、例えば直径30mmの
アルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光
体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1
は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持され
ており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動
力が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動され
る。
【0035】帯電装置2としては、接触帯電方式のもの
を使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成
された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム
1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイア
ス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一
様に帯電させるものである。
【0036】スキャナユニット3は、感光体ドラム1の
略水平方向に配置され、レーザーダイオード(不図示)
によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモータ
ー(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9
(9a,9b,9c,9d)に照射される。ポリゴンミ
ラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(10a,
10b,10c,10d)を介して帯電済みの感光体ド
ラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するよう
に構成している。
【0037】現像装置4a,4b,4c,4dはそれぞ
れイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色のトナ
ーを夫々収納した現像器から構成される。
【0038】そして、すべての感光体ドラム1a,1
b,1c,1dに対向し、接するように循環移動する静
電転写ベルト11が配設される。静電転写ベルト11は
1011 〜1014 Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚
さ約150μmのフィルム状部材で構成される。
【0039】この静電転写ベルト11は、垂直方向に4
軸でローラに支持され、図中左側の外周面に転写材Sを
静電吸着して上記感光体ドラム1に転写材Sを接触させ
るべく循環移動する。これにより、転写材Sは静電転写
ベルト11により転写位置まで搬送され、感光体ドラム
1上のトナー像を転写される。
【0040】この静電転写ベルト11の内側に当接し、
4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した
位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12
d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の
電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印加さ
れ、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触
中の用紙に、感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転
写される。
【0041】静電転写ベルト11は周長約700mm、
厚み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動
ローラ14a,14b、テンションローラ15の4本の
ローラにより掛け渡され、図の矢印方向に回転する。こ
れにより、上述した静電転写ベルト11が循環移動して
転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ
搬送される間にトナー像を転写される。
【0042】給紙部16は、感光体ドラム1の下方に配
設され、画像形成部に転写材Sを給紙搬送するものであ
り、複数枚の転写材Sが給紙カセット17に収納されて
いる。画像形成時には給紙ローラ18(半月ローラ)、
レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転
し、給紙カセット17内の転写材Sを1枚毎分離給送す
るとともに、転写材S先端はレジストローラ対19に突
き当たり一旦停止し、ループを形成した後静電転写ベル
ト11の回転と画像書出し位置の同期をとって、レジス
トローラ対19によって静電転写ベルト11へと給紙さ
れていく。
【0043】定着部20は、感光体ドラム1の上方に配
設され、転写材Sに転写された複数色のトナー画像を定
着させるものであり、回転する加熱ローラ21aと、こ
れに圧接して転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ
21bとからなる。
【0044】すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を
転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ロー
ラ対21で搬送されるとともに、定着ローラ対21によ
って熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のト
ナー像が転写材S表面に定着される。
【0045】画像形成部の画像形成動作としては、プロ
セスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)が、印
字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じ
て感光体ドラム1a,1b,1c,1dが、反時計回り
方向に回転駆動される。そして、各々のプロセスカート
リッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動され
る。
【0046】この駆動により、帯電ローラ2は感光体ド
ラム1の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット
3は、その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光
を行って感光体ドラム1周面上に静電潜像を形成する。
【0047】現像装置4内の現像ローラは、静電潜像の
低電位部にトナーを転移させて感光体ドラム1周面上に
トナー像を形成(現像)する。
【0048】最上流にある感光体ドラム1周面上のトナ
ー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬
送されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印
字開始位置が一致するように、レジローラ対19が回転
を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0049】転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写
ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベル
ト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電
吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、誘
電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に
電荷を誘起し、転写材を静電転写ベルト11の外周に静
電吸着するように構成している。これにより、転写材S
は静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転
写部まで搬送される。
【0050】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電
界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写さ
れる。
【0051】4色のトナー像を転写された転写材Sは、
ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11
から曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材S
は、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙
ローラ対23によって、排紙部24から画像面を下にし
た状態で本体外に排出される。
【0052】次に、スキャナユニット3を支持する本体
フレームについて図2により説明する。
【0053】図2に示すように感光体ドラム1の長手方
向(二点鎖線)両端部には、軸受け31(31a,31
b)(ベアリング)が嵌合し、回転自在に取り付けてあ
る。軸受け31はEリング(不図示)により軸方向に規
制されている。図2においては、本発明の構成をわかり
やすく説明するため、感光体ドラム1と軸受け31のみ
を示したが、本実施の形態のカラープリンタにおいて
は、全体構成で説明したように帯電手段、現像手段、ク
リーニング手段を一体的に構成したカートリッジ(図1
中7)の構成になる。
【0054】また、軸受け31の外周面に当接するよう
な位置に左右側板32(左側板32a,右側板32b)
を配置している。
【0055】左右側板32はその下部において外側に曲
げが形成され、上方より底板33にビスで締結されてい
る。左右側板間のピッチは重要な寸法であり、そのピッ
チを規定するために、底板33でその幅方向の寸法、左
右側板位置決め部の平行度が厳しく規定されている。底
板33は、左右側板32同様、板金で形成され、正面側
にはシートが通るよう通紙穴33aが開けられている。
【0056】左右側板32は、正面(感光体ドラム挿入
側)にも曲げ形状を持たせ、単体部品の剛性をもたせて
いる。また、左右側板32は、曲げ形状部にかかるよう
に第1の開口穴34(34a〜34h)を8箇所開けて
ある。第1の開口穴34は感光体ドラム1の位置決めに
利用している。図2に示すように軸受け31はボールベ
アリングで構成され、第1の開口穴34の突き当て面に
押しつけることで位置決めされる。
【0057】さらに第1の開口穴34の同一平面上、か
つ略水平方向には、第2の開口穴35(35a〜35
h)が開けられている。第2の開口穴35は本発明の特
徴的な部分であるスキャナユニット3の位置決めに利用
している。スキャナユニット3も感光体ドラム1同様、
位置決め部としての突き当て面38,39(図4)に押
し付けることで位置決めされる。
【0058】また左右側板32の奥側には左右側板32
にまたがるよう背面ステー36が位置決めされビスによ
り締結されている。背面ステー36には前記2つの開口
穴34,35と略水平方向に第3の開口穴37(37a
〜37d)が開けられている。第3の開口穴もスキャナ
ユニット3の位置決めに利用している。
【0059】ここで、左右側板32(左側板32a,右
側板32b)、底板33、背面ステー36により枠体と
しての本体フレームは構成されている。
【0060】次に本発明の特徴部分であるスキャナユニ
ットの押圧、位置決め方法について図3,4により詳細
に説明する。図3は本体フレームにスキャナユニット3
を位置決め固定している状態を示した左側面図で、図4
は部分的な拡大図になっている。
【0061】左側板32aに開けられた第2の開口穴3
5(35a〜35d)からスキャナユニット3の突起部
41が左側板32aから外側(図3で手前側)に飛び出
している。突起部41の一端には湾曲部としての円弧形
状部41aが形成されている。
【0062】そして、円弧形状部41aに付勢手段とし
てのコイルバネ42が巻き付き角を持った状態で接する
ようかけられている。
【0063】円弧形状部41aはコイルバネ42の引っ
掛かりをなくすために設けているとともに、本実施の形
態ではスキャナユニット3は樹脂で構成しているため、
樹脂のスキャナユニット3とコイルバネ42の接触面積
を増加させることにより、バネ力による樹脂のダメージ
を軽減する効果も同時にあわせ持つ。
【0064】コイルバネ42(42a〜42d)は引張
りコイルバネであり、それぞれのスキャナユニット3
(3a〜3d)に対して配置されている。コイルバネ4
2(42a〜42d)はそのバネ力に抗した状態で支持
部材43に支持されている。
【0065】支持部材43は、スキャナユニット3の下
方で、左側板32aにかしめられた(揺動)軸46を中
心に揺動可能に支持されている。支持部材43は、左側
板32aに着脱可能に設けられていると好ましい。ま
た、左側板32aの上方には突起部47が曲げ起こしに
よって形成されている。これはバネ力によって支持部材
43が回転しようとする際、仮止めするのに利用する。
【0066】次に図4を用いて、コイルバネ42の取り
付けとその働きについて説明する。
【0067】支持部材43は1mmの板金で作られてお
り、左右側板に位置決めされたスキャナユニット3の突
起部41を挟むような位置に曲げ起こし形状部を設けて
いる。曲げ起こし形状部にはバネ端の引っ掛けが可能な
フック部45(45a,45b)を設けており、コイル
バネ42の両端部はフック部45(45a,45b)に
引っ掛けることで簡単に取り付けられている。
【0068】この状態において、コイルバネ42には図
4に示すような引っ張り力F1,F2が働いており、F
1,F2の合力、図中Fが突起部41に作用している。
この力Fにより、スキャナユニット3の突起部41は確
実に突き当て面38,39に突き当たるようになる。本
実施の形態ではFが約2kgf(19.6N)になるよ
う設定している。
【0069】図5は画像形成装置本体の概略上面図であ
る。これまで説明してきたスキャナユニット3の固定手
段は左側板32aの外側にあるとともに、右側板32b
の外側にも同様に設置している。また、背面ステー36
に設置してもよい。
【0070】これにより、スキャナユニット3は左右側
板32の突当て面38,39に確実に突き当て位置決め
することができ、重要である感光体ドラム1との位置精
度が向上した。また、軸46を中心に支持部材43を揺
動させることにより、それぞれの突起部41にそれぞれ
のコイルバネ42を接触させることができるので、4つ
のスキャナユニット3(3a〜3d)を同時に固定する
ことができ、組立性が向上している。
【0071】次に、支持部材43の詳細形状を図6によ
り説明する。
【0072】支持部材43は突当て面38,39に対向
する側に規制部としてのストッパ面48,49が形成さ
れている。ストッパ面48,49は突起部41の端面よ
りgの隙間を開けた位置に設定しており、スキャナユニ
ット3が衝撃により動いた際にストッパの役割を果た
す。隙間gは2mm以下であると好ましく本実施の形態
では隙間gは1mmに設定しており、物流時の衝撃を受
けた際、ストッパ面48,49によりスキャナユニット
3の動きは制限されるとともに、コイルバネ42の塑性
変形が防止される。
【0073】ここで、物流時の衝撃値は30Gにもなる
ことがある。従来のようなビス固定であればこの衝撃値
は問題ないことであるが、バネによるスキャナユニット
3の押圧力を考えると、約10kgf(98N)のバネ
圧が必要となり、スキャナユニット3の突起部41にダ
メージを与えてしまう。また、10kgf(98N)の
バネは実際の組立が困難である。
【0074】そこで、本実施の形態ではストッパ面4
8,49を設けることで衝撃がかかった際のスキャナユ
ニット3の動きを規制している。これにより、必要以上
にバネ圧を高く設定する必要はなくなる。スキャナユニ
ット3がずれた際に元の位置に戻すことが可能な最低圧
設定をすれば、スキャナユニット3にダメージを与え
ず、組立が容易なバネ圧設定が可能になる。
【0075】次に、実際の組立手順について図7を用い
て説明する。
【0076】まずスキャナユニット3を本体フレームに
セットし、その状態でコイルバネ42(42a〜42
d)が取り付けられた支持部材43を軸46に嵌める。
支持部材43が軸46から抜けないようEリング(不図
示)を止める。この状態ではバネ力は働かないので、支
持部材43は左側板32aに揺動自在に支持されてい
る。
【0077】次に図中矢印方向に、バネ力に抗しながら
左側板32aの曲げ起こし47を越える位置まで支持部
材43を回転させセットする。その際、前述したよう
に、突起部41には円弧形状部41aがあるため、バネ
が引っかかることなくセットすることができる。
【0078】その位置でビスを1箇所とめて支持部材4
3を左側板32aに固定することにより、スキャナユニ
ット3の左側の固定が完了する。右側板32b側につい
ても同様の手順で固定を行いスキャナユニットの固定が
完了する。
【0079】本実施の形態では、バネ力に抗しながら支
持部材43を回転させることにより部品を取り付けるた
め、大きな反力を受けての組立も容易に行える。よっ
て、4つのスキャナユニットのそれぞれの押圧バネを1
度でセットすることを可能にしている。また、組立が容
易であると同時に分解も簡単な操作でできるため、スキ
ャナユニット3の交換が必要な際、短時間での脱着を可
能にしている。
【0080】本実施の形態では左右側板32(32a,
32b)の外側に配置させているが、左右側板32の内
側に配置することでも同様に固定が可能である。
【0081】以上のような構成でスキャナユニット3は
本体フレームによって3点で支持され、ビスでの締結を
行わずバネによる付勢で位置決め支持している。
【0082】従って、従来のようなスキャナ台やビスが
不要となり、組立性の向上・部品点数の削減が可能とな
り、コストダウン・装置本体の軽量化が可能となる。さ
らには、スキャナユニット3はビス固定時の歪みの影響
を全く受けず、凹凸のある床面に装置本体を設置し装置
本体が歪んだ場合においても、スキャナユニット3は安
定した性能を発揮することができる。また、感光体ドラ
ム1を位置決め支持する本体フレームに、スキャナユニ
ット3を位置決めする位置決め部を設け、付勢手段によ
り位置決め部に向けて付勢しているので、スキャナユニ
ット3を精度よく支持、固定することができる。
【0083】また、スキャナユニット3と2mm以下の
隙間をもたせた突当て面38,39を支持部材43に設
けることにより、物流時に大きな衝撃がかかった場合で
も、スキャナユニット3が突き当て面38,39に当接
することで必要以上に動くことがなくなり、コイルバネ
42が塑性変形することはなく、スキャナユニット3が
ずれてもバネにより元の位置に戻ることができる。従っ
て、スキャナユニット、付勢手段にダメージを与えるこ
とがない。また、必要以上の力で押さえる必要がないの
で、スキャナユニットにダメージを与えることがなく、
組立も容易となる。
【0084】さらに、支持部材43は着脱のため、取り
付け位置に対してスキャナユニット3から退避すべく揺
動可能に構成していることで容易に組立が可能になり、
スキャナ交換のサービス性が向上する。
【0085】また、支持部材43を板金で構成するとと
もに、付勢手段を引張りコイルバネで構成し、コイルバ
ネ42の両端を支持部材43に係合させて、バネの略中
央部をスキャナユニット3の円弧形状部に当接させるこ
とで、スキャナユニットにダメージを与えることなく低
コストでスキャナユニットの支持が可能となる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のようなスキャナ台やビスが不要となるので、組立
性の向上・構成の簡素化が実現可能となり、低コストで
スキャナユニットを精度よく支持、固定し得る画像形成
装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るスキャナユニットの
支持状態を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略上面図である。
【図6】スキャナユニットと支持部材との嵌合状態を説
明するための図である。
【図7】組立手順を説明するための図である。
【図8】従来の画像形成装置を示す概略斜視図である。
【図9】色ずれ画像を示す図である。
【図10】従来の画像形成装置を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 スキャナユニット 4 現像装置 5 静電転写装置 6 クリーニング装置 7 プロセスカートリッジ 9 ポリゴンミラー 10 結像レンズ 11 静電転写ベルト 12 転写ローラ 13 駆動ローラ 14a,14b 従動ローラ 15 テンションローラ 16 給紙部 17 給紙カセット 18 給紙ローラ 19 レジストローラ対 20 定着部 21 定着ローラ対 22 静電吸着ローラ 23 排紙ローラ対 24 排紙部 31 軸受け 32 左右側板 33 底板 33a 通紙穴 34,35,37 開口穴 36 背面ステー 38,39 突き当て面 41 突起部 41a 円弧形状部 42 コイルバネ 43 支持部材 45 フック部 46 軸 47 突起部 48,49 ストッパ面 100 フルカラーレーザープリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 友行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA10 AA45 CA18 CA22 DA04 2H071 BA03 BA04 BA16 DA02 DA06 DA08 DA13 DA15 EA18 2H076 AB02 EA01 EA11 EA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、 前記像担持体へ向けてビームを射出するスキャナユニッ
    トと、 前記像担持体及び前記スキャナユニットを支持する枠体
    と、 を備えた画像形成装置において、 前記枠体に固定されて、前記枠体に設けられた位置決め
    部に向けて前記スキャナユニットを付勢する付勢手段を
    有する支持部材を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記支持部材は、 前記位置決め部に向けて付勢されている前記スキャナユ
    ニットに対して隙間を介して設けられ、前記付勢手段の
    付勢力に抗して該スキャナユニットが移動した場合に、
    該スキャナユニットの移動を規制する規制部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記隙間は、2mm以下に設定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記支持部材は、前記枠体に着脱可能に設
    けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記支持部材は、前記枠体に対して揺動可
    能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記支持部材とは板金であるとともに、前
    記付勢手段とは引張りコイルバネであり、 前記引張りコイルバネの略両端を前記板金に係合させ
    て、該引張りコイルバネの略中央部を前記スキャナユニ
    ットに設けられた湾曲部に当接させることにより付勢力
    を発揮させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記像担持体及び前記スキャナユニットは
    それぞれ複数設けられ、 前記支持部材には、前記複数のスキャナユニットをそれ
    ぞれ付勢する複数の付勢手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】前記像担持体は略垂直方向に複数配置され
    るとともに、前記スキャナユニットは該複数の像担持体
    のそれぞれの略水平方向に配置され、 前記像担持体の下方に配置された給紙部と、 該像担持体の上方に配置された定着部と、 すべての像担持体に接し、かつ前記給紙部から給送され
    た転写材を前記定着部まで搬送する静電転写ベルトユニ
    ットと、 前記スキャナユニットの下方に設けられ、前記支持部材
    を前記枠体に対して揺動可能にする揺動軸と、 を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。
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