JP4462589B2 - 船外機 - Google Patents

船外機 Download PDF

Info

Publication number
JP4462589B2
JP4462589B2 JP2001036081A JP2001036081A JP4462589B2 JP 4462589 B2 JP4462589 B2 JP 4462589B2 JP 2001036081 A JP2001036081 A JP 2001036081A JP 2001036081 A JP2001036081 A JP 2001036081A JP 4462589 B2 JP4462589 B2 JP 4462589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
throttle valve
control cable
intake silencer
valve device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001036081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002242707A (ja
Inventor
智典 井熊
和田  哲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001036081A priority Critical patent/JP4462589B2/ja
Priority to US10/061,123 priority patent/US6561861B2/en
Priority to CA002370727A priority patent/CA2370727C/en
Publication of JP2002242707A publication Critical patent/JP2002242707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4462589B2 publication Critical patent/JP4462589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機におけるスロットル弁装置の開度を制御するコントルールケーブルの配線の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
船外機は、クランクシャフト縦置きのエンジン、エンジンの補機類等を覆うエンジンカバー、エンジンカバーの下方に設けたアンダーカバー、この下方に設けたエクステンションケース、これの下方に設けたギヤボックス等からなり、クランクシャフトに連結したバーチカル軸を下方に垂下し、ギヤを介してギヤボックス後方に向けて設けたプロペラにエンジン動力を伝え、スターンブラケットを介してチルト動(上下動)可能に船尾に取り付け、推進力を得る構造である。
【0003】
ところで、船外機はキャブレター又は燃料噴射装置のスロットル弁装置を備えており、スロットル弁の開度はコントロールケーブルで船内側から操作される。近年のエンジンの大型化により、実用新案登録第2577611号のようにスロットル弁をエンジンルーム後半に設けたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したコントルールケーブルは、エンジンカバー内を通り、エンジンカバー外に導出し、スロットルグリップ等で操作するものであが、コントロールケーブルが配線されるエンジンカバー内は、スペース的に制約が多く、スロットル弁装置以外のエンジン補機類がぎっしり詰っており、コントロールケーブルの配線スペースが確保し難く、機器内を通したり、多くのクランプ手段を介して機器類を回避しつつ曲りくねって配線したりしており、不利である。
又配線構造が複雑、面倒なものとなり、更に紆余曲折して配線すると、スロットル弁装置の作動荷重が重く感じされる。
【0005】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたもので、その目的とする処は、船外機のエンジンルーム内の狭小なスペースを有効利用しながら、スロットル弁装置の配線を曲りくねらせることなく、取り付け、交換作業等を容易に、合理的に、且つスロットル弁の制御作動の円滑を図りつつ配線することを可能とした船外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、エンジンの上方に吸気消音装置を配設し、エンジンの上方で吸気消音装置に隣接してスロットル弁装置を配設し、スロットル弁装置に隣接してインテークマニホールドを設け、吸気消音装置の接続口とスロットル弁装置の上流部とを連通接続し、インテークマニホールドの上流部とスロットル弁装置の下流部とを接続するようにし、エンジン及びエンジン補機類等をエンジンカバーで覆った船外機であって、スロットル弁装置のスロットル弁を開閉制御動させるコントロールケーブルは、吸気消音装置の上面を通って配線されており、コントロールケーブルは押し引き2本のケーブルで構成され、該コントロールケーブルの2本の上流端は、エンジンの一部に軸支された回転駒体の外周に、該駒体の回転で押し引き動するように連結され、回転駒体は、エンジンカバー外に導出され、スロットル操作子と連結した1本の操作ケーブルの操作により、押し引きされる揺動アームを介して揺動し、スロットル操作子の操作ケーブルの押し引き動で回転駒体を回転させ、コントロールケーブルによってスロットル弁の開度制御機構を駆動し、スロットル弁の開度制御を行うようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求1では、スロットル弁装置に隣接し、これにエアを供給する吸気消音装置の上面にコントロールケーブルを配線するので、容量の大きい吸気消音装置の上面のデッドスペースを有効に利用することができる。
【0008】
請求項2は、請求項1において、コントロールケーブルは、エンジンカバー内において後方から前方にかけて吸気消音装置の上面を通るようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2では、コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面で、前後方向に配線されるので、配線がエンジンの周辺機器類やエンジン側部に干渉することなく行える。
【0010】
請求項3は、請求項2において、コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面の左右方向の一側から他側にかけて通るようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項3では、コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面の左右方向の一側から他側にかけて通るので、吸気消音装置の上面のスペース利用性が高まる。
【0012】
請求項4は、請求項1〜請求項3において、吸気消音装置の上面には、前記コントロールケーブルのガイドを設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項4では、吸気消音装置上面のガイド部を介してコントロールケーブルが配線されるので、コントロールケーブルの配線の支持が容易に、確実に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、船外機の上部のエンジンカバーで覆われる部分の縦断側面図である。図においてFrは船外機の前方を、Rrは後方を示す。
図は船外機1の上部を示しており、2はエンジンで、前後方向中間部のシリンダブロック3、シリンダブロック3のスカート部3cの前方に配設されたクランクケース4、後方のシリンダヘッド5、これの後方に配置されたシリンダヘッドカバー6からなり、図で明らかなようにクランクシャフト7が縦置きのバーチカルエンジンであって、シリンダブロック3には、上下に横向きにシリンダ3a…(…は複数を表す。以下同じ)が複数、実施の形態では片側上下に3気筒配設されており、各シリンダ3a…に内装したピストン3b…は、クランクシャフト7にコンロッドを介して連結されており、シリンダヘッド5には、シリンダ3a…と対応するように燃焼室5a…が設けられている。
【0015】
エンジン2は、実施の形態では図2に示すように平面視V型エンジンであって、左右のシリンダブロック3の夫々上下に上下に横向きにシリンダが3個づつ設けられ、V型6気筒エンジンである。
シリンダヘッド6の後方には、上下方向に延びるようにインテークマニホールド8が設けられており、該インテークマニホールド8の後方には吸気用の外気取入れガイド9が設けられている。
エンジン2の上面で、シリンダヘッド5の上面にはカムシャフトプーリ10及びプーリカバーが、シリンダブロック3の後部上面にはガイドプーリ11が、又スカート部3cの上面には、クランクシャフト7で駆動される第1駆動プーリ12が夫々設けられ、プーリ10と12との間にはタイミングベルト13を掛け回し、クランクシャフト7でカムシャフトを駆動する。
【0016】
前記したようにエンジンの前部を構成するクランクケース4の上部前面には発電機(交流発電機:ACG)14を駆動軸を縦向きとして取付、支持する。発電機14は、発電機のボディ14aの上部、中間部、下部にかけて縦長の冷却風吸入用スリット14b…,14c…,14d…を備える。
発電機14の上面には、発電機駆動用の被動プーリ15を備え、一方、前記したクランクシャフト7の上端には第2駆動プーリ16を第1駆動プーリ12と同軸に上下に設け、該第2駆動プーリ16と被動プーリ15とをタイミングベルト17で連結し、クランクシャフト7の動力で発電機14を駆動する。
【0017】
以上のエンジン2の上に配設したベルト・プーリ機構の前後方向中間部〜後部にかけてボックス状の吸気消音装置18を設置し、吸気消音装置18の後半部18aで前記したプーリ16の上方に配置され、吸気消音装置18の前半分18bは棚状として発電機14のプーリ15を覆うカバーを構成した。
吸気消音装置18の後部には接続管18cを一体に備え、接続管18cはエンジン2の前部上に配設されたスロットル弁装置19の吸気道の上流部にグロメット20で接続されている。
【0018】
図において21はスロットル弁の開度を制御するコントルールケーブルを示し、コントロールケーブル21は吸気消音装置18の上面の一側部を通って前方に延び、且つ後半部18bから下方に垂下されてクランクケース4の一側を通り、船外機1の前方に延出され、船内の操作部に連結される。22はオイルフィルターを示し、又23は下方に延出された排気管を示す。
以上のエンジン2及びこれに付随して設けた機器類の周りをエンジンカバー30で覆う。エンジンカバー30は逆帽状の本体31と、上面の後部上を覆うように固着されたトップカバー32と、ガラリ状のスリット33aを備えるリッド状の前面板33とからなる。
【0019】
トップカバー32の前後方向中間部には把持用の開口部32aを備え、又トップカバー32の後部とエンジンカバー本体31の後部の上面との間には外気取入れ用の空隙33が形成されている。以上のトップカバー30は、合成樹脂や軽金属、或いは鋼板素材のプレス成形で形成されている。
エンジンカバー30の下方にはアンダーカバー35が連結して配設され、この下方に既知のように図示しないエクステンションケースが垂下、連設されており、この下方には既知のように図示しないスクリューを備えるギヤボックスが垂下、連設されている。
又アンダーカバー35の前部には、既知のようにチルト機構を含むスターンブラケット36が設けられており、船尾に船外機1を取付、支持するものである。
【0020】
尚、図1において36はエンジンカバー本体31の前部下部に設けた外気取入れ用の開口、37は下部に第1通路38、第2通路39を備え、水分分離機構を構成する発電機カバーである。又吸気消音装置18の接続口18cの上流部に設けた40は、シリンダヘッド内に繋がるブローバイガス還流通路に設けたミスト分離用のフィルターである。
【0021】
図2は、船外機上部の横断平面図である。
エンジン2は、シリンダヘッド5,5を後方且つ左右に拡開して設けた平面視V型エンジンで、V型バンクS内に吸気消音装置18の接続口18cが配設され、これの後方でV型バンクS内にスロットル弁装置19が配設されており、インテークマニホールド8はシリンダヘッド5,5の後方に位置し、これの上流部の吸気口部8aはV型バンクS内に位置する。
又インテークマニホールド8の左右の設けた吸入管8b,8bは、V型バンクS内の左右においてシリンダヘッド55,の吸気口と接続されている。尚、図中23a,23aは前記した排気管23に繋がるエキゾーストマニホールドである。
【0022】
図3は、吸気消音装置18の前半部18aを構成するボックス状本体の上部材41の平面図、図4は図3の4−4線断面図である。
吸気消音装置18の前半部は上下の2部材からなり、上下の半体18d,18eを重ね合せて一体化して構成する(図1参照)。
平面図で明らかなように、図では本体の上部材41の後部の左右には、後方に向いて拡開するように2個の筒状の外気取入れ部42,42が設けられており、左右の外気取入れ部42,42間の一方寄り部分の前端部からフラットな後端部にかけて凹溝状の係止溝43を設ける。
【0023】
係止溝43は、その後端部43a及び前端部43bが前後に開放しており、上部材41の左右方向にフラットな前端部41aの左右方向の中間部には凹溝状の係止片43cを一体に設ける。前端部41aの端縁左右にはスティ片44,44を備え、棚状の前半体18bの後端部を結合する。
以上の係止溝43は、若干一側方に弯曲しており、係止溝43に前記したスロットル弁装置19のコントロールケーブル(以下ケーブルと記す)21が上から没入するように挿入されて係止、保持される。係止溝43の深さは、ケーブルの外径等で決定されるが、ケーブルは押し側と引張側で21a,21bと2本必要であり、図4のように2本のケーブル21a,21bを上下に配置して夫々を係止するため、係止溝43はある程度の深さとする。
【0024】
ケーブル21(21a,21b)は、係止溝43内に挿入され、その後端部43aから前端部43bのわたって係止しつつ延ばされる。
係止溝43の前端部43bから反対側に直角に曲げられ、本体の上部材41の前端部41aに沿って図の下方で示したケーブル21の導入側とは反対側に延出される。曲げられて一側方に延ばされたケーブル21は、前端部41aの左右方向中間部の凹溝状の係止片43cで曲げられた中間部を係止、保持され、図1に示すように棚状の前半部18bの一側方からクランクケース4の一側方に垂下、延出される。
【0025】
図5は、図2の矢視5方向の要部の拡大図、図6は、図5の機構の分解斜視図である。
図5、図6を参照しつつスロットル弁装置の制御機構を説明する。
スロットル弁装置19は、吸気消音装置18のスロットル弁への吸気上流部を構成する接続口18cとインテークマニホールド8の吸気口8aとの間に介装されており、吸気口8aとスロットル弁装置19との間に介装したのはスペーサ50である。
スロットル弁装置のボディ51(スロットルボディ)には、前後方向に連通する吸気道52を備え、該吸気道52内にはスロットル弁53が嵌合設置されており、スロットルシャフト54でスロットル弁53はボディ51に回転可能に支持されており、回転することで吸気道52の開度を制御し、エンジン回転数を制御する。
【0026】
ボディ52の一側面51a(図1の矢視5で示した側)にスロットルシャフトの一端部54aを突出させ、この側面51aのスロットルシャフト下方にボス部55aを介して支軸55を突設する。
前記したスロットルシャフトの一端部54aに揺動アーム56の基部56aを支持孔56bを介して嵌合し、基部56aには捩りバネ57を一端部を係合しておき、該バネ57の他端部はスロットルシャフト一端部54aに設けた係止部54bに係止し、スロットルシャフト54の戻し付勢力を与える。
以上の揺動アーム56の先端部には、外側方に突出する係合ピン58を突設する。
【0027】
スロットルボディ51の一側面51a下部に突設した支軸55には、カムアーム59の基部59aを支持孔59bを介して回転可能に係合する。基部59aの外側面には溝付きドラム60を固着し、該溝付きドラム60の半周にケーブル21、具体的は、押し引き夫々の2本のケーブル21a,21bの下流部を嵌合し、この端部を止め具61,61で固着する。
カムアーム59は長い板状のアーム状をなし、上半部に図5で理解できるように側面視略逆L形のカム開口62を備える。該カム開口62に前記した揺動アーム56先端部の係合ピン58を係合する。
【0028】
ケーブル21は内外二重構造で、ケーブルインナー21a,21bが前記ドラム60に取り付けられ、アウター21c,21cは下流端部をスロットルボディ51の側面51a等に取り付けたスティ63の支持片部63aにネジ結合64,64して支持した。
以上のようにスロットル弁装置19の一側(図2の上方で示した側面)にスロットル弁53の開度制御機構を配置し、これのケーブル21(21a,21b)は、この側から▲1▼のように吸気消音装置18の上面に沿って前方に延ばす。
吸気消音装置18の上面の一側寄り部分には、前記したように前後方向に係止溝43が設けられ、この係止溝43内に係合されて▲2▼のように前後に通り、これの前端部から吸気消音装置の本体部の上面前端部に沿うように直角に曲って反対側に▲3▼のように延びる。
【0029】
図7は、図2の矢視7方向の要部の拡大図である。
吸気消音装置18の後半部18aと前半部18bの半体側の境界部からケーブル21は下方に垂下、延出される。ケーブル21は、クランクケース4のこの側の側面に沿って下方に延びる。
クランクケース4のこの側の側面にはベース部材70のL字形のフランジ部70aをボルト70bで固定することによって取り付け、該ベース部材70の上部に、ケーブル21のアウター21c,21cの上流端部をスティ71を介してネジ72,72を介して支持し、ベース部材70の下部には支軸74を介して溝車状の回転駒体73(回転ドラム)を設置する。
【0030】
前記したケーブル21a,21bの上流部を回転駒体73の溝に係合させて掛け回し、端部の止め具75を介して端部を回転駒体73に結合する。
回転駒体73には、アーム76の基部を連結し、該アーム76の先端部と揺動アーム77の先端部とをピン78は枢着し、揺動アーム77を1本の操作ケーブル79の先端部に連結し、該操作ケーブル79のアウター79aをエンジンカバー本体31の下方に配設したアンダーカバー35の前部の下部から図示しない船尾方向に導出し、船外機1の前方に設けたスロットルグリップ等に連結する。
【0031】
スロトルグリップ等の操作で操作ケーブル79は押し、引きされ、回転駒体73が正逆回転し、これに連結したケーブル21a,21bは一方が引かれ、他方が押されで押し引きし、この結果溝付きドラム60は正逆回転する。
これによりカムアーム59は回転(揺動)し、例えば、図5においてカムアーム59が時計方向(右方向)に回転するとカム開口62に係合するピン58は同方向に回転し、スロットル弁53を開度が大きくなる方向に回転させる。弁閉方向への挙動は、バネ57の作用でなされ、カム開口62の余分な空間で復帰は円滑になされる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、エンジンの上方に吸気消音装置を配設し、エンジンの上方で吸気消音装置に隣接してスロットル弁装置を配設し、スロットル弁装置に隣接してインテークマニホールドを設け、吸気消音装置の接続口とスロットル弁装置の上流部とを連通接続し、インテークマニホールドの上流部とスロットル弁装置の下流部とを接続するようにし、エンジン及びエンジン補機類等をエンジンカバーで覆った船外機であって、スロットル弁装置のスロットル弁を開閉制御動させるコントロールケーブルは、吸気消音装置の上面を通って配線されており、コントロールケーブルは押し引き2本のケーブルで構成され、該コントロールケーブルの2本の上流端は、エンジンの一部に軸支された回転駒体の外周に、該駒体の回転で押し引き動するように連結され、回転駒体は、エンジンカバー外に導出され、スロットル操作子と連結した1本の操作ケーブルの操作により、押し引きされる揺動アームを介して揺動し、スロットル操作子の操作ケーブルの押し引き動で回転駒体を回転させ、コントロールケーブルによってスロットル弁の開度制御機構を駆動し、スロットル弁の開度制御を行うようにした。
【0033】
請求1では、スロットル弁装置に隣接し、これにエアを供給する吸気消音装置の上面にコントロールケーブルを配線するので、容量の大きい吸気消音装置の上面のデッドスペースを有効に利用することができる。
又エンジン上方の吸気消音装置にコントロールケーブルを支持するので、吸気消音装置を設置したエンジンのシリンダブロック側部やシリンダヘッド側部等に配線することがなくなり、エンジンシリンダブロック等に配線クランプ等を設ける必要がなくなる。
これにより、エンジン側部にクランプ等を介して配線を引回すことな無くなった結果、船外機のエンジンカバーの側部の張り出し等が少なくなり、船外機のコンパクト化、外形デザインの自由度の向上等が図れる。
【0034】
請求項2は、請求項1において、コントロールケーブルは、エンジンカバー内において後方から前方にかけて吸気消音装置の上面を通るようにした。
【0035】
請求項2では、請求項1の効果に加えるに、コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面で、前後方向に配線されるので、配線がエンジンの周辺機器類やエンジン側部に干渉することなく行え、請求項1の効果を確実化することができる。又配線も吸気消音装置の上面の前後方向に配線するので、配線作業の容易化、配線の交換作業等の容易化が図れ、特にエンジンカバーを外してメンテナンスする際、配線は頂部なのでメンテナンス作業が容易である。
【0036】
請求項3は、請求項2において、コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面の左右方向の一側から他側にかけて通るようにした。
【0037】
請求項3では、請求項1及び請求項2に効果に加えるに、コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面の左右方向の一側から他側にかけて通るので、吸気消音装置の上面のスペース利用性が高めることができる。
【0038】
請求項4は、請求項1〜請求項3において、吸気消音装置の上面には、前記コントロールケーブルのガイドを設けた。
【0039】
請求項4では、吸気消音装置上面のガイド部を介してコントロールケーブルが配線されるので、コントロールケーブルの配線の取付、支持が容易に、確実に行え、コントロールケーブルの配線上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 船外機の上部のエンジンカバーで覆われる部分の縦断側面図
【図2】 船外機上部の横断平面図
【図3】 吸気消音装置の前半部を構成するボックス状本体の上部材の平面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図2の矢視5方向の要部の拡大図
【図6】 図5の機構の分解斜視図
【図7】 図2の矢視7方向の要部の拡大図
【符号の説明】
1…船外機、 2…エンジン、 4…クランクケース、 8…インテークマニホールド、 18…吸気消音装置、 19…スロットル弁装置、 21,21a,21b…コントロールケーブル、 31…エンジンカバー、 43…ガイド部である凹溝、 56,59,60…スロットル弁開度制御機構、 73…回転駒体、 74…支軸、 77…揺動アーム、 79…操作ケーブル。

Claims (4)

  1. エンジンの上方に吸気消音装置を配設し、エンジンの上方で吸気消音装置に隣接してスロットル弁装置を配設し、スロットル弁装置に隣接してインテークマニホールドを設け、吸気消音装置の接続口とスロットル弁装置の上流部とを連通接続し、インテークマニホールドの上流部とスロットル弁装置の下流部とを接続するようにし、エンジン及びエンジン補機類等をエンジンカバーで覆った船外機であって、
    前記スロットル弁装置のスロットル弁を開閉制御動させるコントロールケーブルは、前記吸気消音装置の上面を通って配線されており、
    前記コントロールケーブルは押し引き2本のケーブルで構成され、該コントロールケーブルの2本の上流端は、エンジンの一部に軸支された回転駒体の外周に、該駒体の回転で押し引き動するように連結され、
    前記回転駒体は、エンジンカバー外に導出され、スロットル操作子と連結した1本の操作ケーブルの操作により、押し引きされる揺動アームを介して揺動し、
    スロットル操作子の操作ケーブルの押し引き動で前記回転駒体を回転させ、コントロールケーブルによってスロットル弁の開度制御機構を駆動し、スロットル弁の開度制御を行うようにした、
    ことを特徴とする船外機。
  2. 前記コントロールケーブルは、エンジンカバー内において後方から前方にかけて吸気消音装置の上面を通るようにしたことを特徴とする請求項1記載の船外機。
  3. 前記コントロールケーブルは、吸気消音装置の上面の左右方向の一側から他側にかけて通るようにしたことを特徴とする請求項2記載の船外機。
  4. 前記吸気消音装置の上面には、前記コントロールケーブルのガイドを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の船外機。
JP2001036081A 2001-02-13 2001-02-13 船外機 Expired - Fee Related JP4462589B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036081A JP4462589B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 船外機
US10/061,123 US6561861B2 (en) 2001-02-13 2002-01-31 Outboard motor
CA002370727A CA2370727C (en) 2001-02-13 2002-02-05 Positioning of control cable for outboard motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036081A JP4462589B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 船外機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002242707A JP2002242707A (ja) 2002-08-28
JP4462589B2 true JP4462589B2 (ja) 2010-05-12

Family

ID=18899415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001036081A Expired - Fee Related JP4462589B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 船外機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6561861B2 (ja)
JP (1) JP4462589B2 (ja)
CA (1) CA2370727C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4520058B2 (ja) * 2001-02-14 2010-08-04 本田技研工業株式会社 船外機の発電機冷却構造
DE10238364A1 (de) * 2002-08-22 2004-03-04 Andreas Stihl Ag & Co Betätigungsvorrichtung
JP4286636B2 (ja) * 2003-11-12 2009-07-01 ハスクバーナ・ゼノア株式会社 角度を成す弁軸間の伝導結合機構
ITGE20070072A1 (it) * 2007-07-27 2009-01-28 Ultraflex Spa Dispositivo di comando per imbarcazioni
JP5915195B2 (ja) * 2012-01-17 2016-05-11 マツダ株式会社 エンジンの吸気装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5762044A (en) * 1995-03-02 1998-06-09 Ford Motor Company Throttle valve return mechanism for engine throttle valve
JPH11294277A (ja) * 1998-04-07 1999-10-26 Sanshin Ind Co Ltd エンジン

Also Published As

Publication number Publication date
US6561861B2 (en) 2003-05-13
CA2370727A1 (en) 2002-08-13
CA2370727C (en) 2005-11-15
US20020111086A1 (en) 2002-08-15
JP2002242707A (ja) 2002-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3946315B2 (ja) 船外機
JP3969549B2 (ja) 船外機用エンジンの吸気通路構造
JP4462589B2 (ja) 船外機
JP2000186642A (ja) 船外機の吸気装置
JPH11189200A (ja) 小型船
US6044817A (en) Camshaft and accessory drive arrangement for engine powering an outboard motor
JP4556495B2 (ja) 船外機のオイルパン構造
JP2883626B2 (ja) 駆動軸オフセット型船外機
JP3413443B2 (ja) 船外機用エンジン
JP3974424B2 (ja) 船外機
JP2005344525A (ja) 船外機の吸気構造
JPH09268927A (ja) クランク室過給式多気筒エンジン
JP3698766B2 (ja) 船外機の船体搭載構造
JP6763921B2 (ja) エンジン
JP2587210B2 (ja) 船外機のエンジン
JPH0777107A (ja) 船外機用エンジンの吸気装置
JPH0443857A (ja) 自動二輪車用エンジンの吸気装置
JP3783437B2 (ja) 船外機
JP2002097948A (ja) V型エンジンの吸排気構造
JP4161774B2 (ja) 4サイクルエンジンにおけるカムシャフト支持構造
EP1069292B1 (en) Outboard motor
JP3594638B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置
JP2004232591A (ja) 船外機の吸気装置
JP2002070674A (ja) 船外機
JP3395544B2 (ja) 船外機のスロットル制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4462589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees