JP3594638B2 - 2サイクルエンジンの排気制御装置 - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、排気ガスの吹き抜けによるCO,HC量を低減できるようにした2サイクルエンジンの排気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、船外機に搭載される2サイクルエンジンの排気装置として、縦置のクランク軸方向に並列配置された複数の気筒の各排気ポートを各排気分岐通路を介して排気合流通路に接続し、該合流通路を下方に延長するとともに下方に向けて開口した構造のものがある。
【0003】
上記2サイクルエンジンでは、排気ガスによる大気汚染を防止する観点から排気ガスの浄化が要請されている。このような排気ガスの浄化を図る方法としては、排気通路内に触媒を配設するのが一般的である。このような触媒の配置構造として、従来、排気通路の排気口近傍部分,屈曲部等の内壁に沿って触媒を配設したり、あるいはシリンダブロック内に形成された合流排気通路内に触媒を配設したものが提案されている(特開昭61−283713号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来の触媒によって排気ガスを浄化する方法の場合、燃料の吹き抜けの多い運転域では、排気ガス中のCO,HC量が多くなり、触媒の浄化能力等の如何によっては十分に対応できない場合があり、この点での改善が要請されている。
【0005】
本発明の目的は、燃料の吹き抜け量自体を低減することによって排気ガス浄化能力の向上を図るようにした2サイクルエンジンの排気制御装置を提供することにある。
【0006】
本件発明者らは、燃料の吹き抜けを抑制する方法について検討したところ、エンジン運転状態に応じて排気通路の面積を変化させることによって吹き抜けを抑制でき、これがCO,HC量の低減に有効である点に着目し、本発明を成したものである。
【0007】
そこで本発明は、クランク軸方向に並列配置された複数の気筒を有する船外機用2サイクルエンジンの排気制御装置において、上記各気筒の排気ポートをクランク軸方向に延びる排気合流通路に排気下流側に斜めに延びる排気分岐通路を介して接続し、上面にエンジンが搭載され船体側に支持されるエキゾーストガイドに、上記排気合流通路の排気口が連通する排気孔を形成し、該排気孔内に、丸棒の一部を切り欠いて弁部を形成してなる排気制御弁を、該弁部が上記排気孔の内面と面一となる全開位置と該排気孔を絞り込む全閉位置との間で回動するよう配設し、上記エキゾーストガイドの下面に上記排気孔に連通し、下方に延びる排気管を接続し、上記エキゾーストガイド内に冷却ジャケットを上記排気制御弁の周囲を囲むように形成し、上記排気制御弁に駆動ロッドを連結し、該駆動ロッドにスロットル弁を連結し、上記駆動ロッドを操作ハンドルで移動させるとスロットル弁の開度に応じて上記排気制御弁が開閉するようにしたことを特徴としている。
【0009】
また請求項2の発明は、上記エンジンが各バンク毎に設けられた各排気合流通路を並列配置してなるV型エンジンであり、各排気合流通路用排気制御弁が同軸をなすよう配置されていることを特徴としている。
【0010】
ここで、4サイクルエンジンでは、出力の向上を図る目的から排気通路に該通路面積を可変制御する排気制御弁を配設する場合がある。しかし2サイクルエンジンの場合は、上記排気制御弁で排気通路面積を変化させてもエンジン出力の向上には寄与しないことから、2サイクルエンジンにおいて排気制御弁を採用することは従来考えられていない。従って本発明の排気制御弁は、エンジン出力の向上を図るのではなく、上述の吹き抜けを抑制するためのものであり、上記4サイクルエンジンの場合とは異なる目的を有するものである。
【0011】
また上記排気制御弁はエンジン運転状態に応じて開閉制御されるわけであるが、この開閉制御は、例えば排気制御弁とスロットル弁とをリンク機構を介して連結し、スロットル開度に応じて上記排気制御弁を開閉制御する方法が採用でき、具体的には低回転,低負荷運転時ほど排気通路を絞り込むこととなる。またスロットル開度,エンジン回転数を検出し、該検出値に応じてサーボモータ等で排気制御弁を開閉制御する方法も採用できる。
【0012】
【作用】
本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装置によれば、各気筒の排気合流通路の下流側近傍に該通路面積を可変制御する排気制御弁を配設したので、エンジン運転状態に応じて上記排気制御弁で排気通路面積を変化させることにより、例えば吹き抜け量の多い低負荷運転時には上記排気通路面積を絞り込むことにより燃料の吹き抜けを抑制でき、それだけCO,HC量を低減できる。また、排気分岐通路を下流側に斜めに延びるように形成したので、排気制御弁までの排気通路容積が小さくなり、上記排気制御弁の制御応答性が向上し、結果的に吹き抜け量をより抑制できる。
【0013】
また、上記排気制御弁を剛性の高い強度部材としてのエキゾーストガイドに設けたので、外力による変形や排気熱等による焼付きを防止できる。
【0014】
さらにまた、上記エキゾーストガイドに形成された冷却ジャケットで上記排気制御弁の周囲を囲ったので、該制御弁の排気熱等による焼付をさらに確実に防止できる。
【0015】
さらに請求項2の発明によれば、各排気合流通路用の排気制御弁を同軸配置したので、共通の駆動機構で各通路の開閉制御を行なうことができ、各通路に別個の排気制御弁を配設する場合のような各駆動機構の同調をとる必要がなく、かつ部品点数の増加を回避でき、構造を簡素化できる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図について説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施例による2サイクルエンジンの排気制御装置を説明するための図であり、本実施例では船外機用2サイクルエンジンに適用した場合を例にとって説明する。
【0017】
図5において、1は本実施例装置が採用された船外機である。この船外機1は船体2の船尾2aに配設されており、これは推進プロペラ3が配設されたロアケース4の上部にアッパケース5を接続し、これの上部にエンジン6が収容されたトップカウル7を接続して構成されている。上記船外機1は、スイベルアーム9に図示しないダンパ部材を介して弾性支持されており、該スイベルアーム9は上記船体2に固定されたクランプブラケット8に左右方向に延在する回転軸廻りに上下方向に揺動自在に枢支されている。
【0018】
上記ロアケース4内には推進軸11が軸支されており、該推進軸11の後端部に上記推進プロペラ3がスプライン結合されている。また上記エンジン6の出力軸6aには垂直方向に延びる駆動シャフト12の上端が結合されており、該シャフト12の下端には上記推進軸11に噛合するかさ歯車10が結合されている。
【0019】
上記アッパケース5とトップカウル7との間には排気通路の一部を構成するアルミダイキャスト製のエキゾーストガイド13が配設されており、該エキゾーストガイド13の上面に上記エンジン6が搭載されている。このエキゾーストガイド13は上記ダンパ部材を介してスイベルアーム9に固定されている。
【0020】
上記エキゾーストガイド13にはエンジン6の各バンク用排気口6bに連通する一対の排気孔13aが形成されており、エキゾーストガイド13の下面には各排気孔13aに連通し、下方に延びる排気管14が接続されている。また上記エキゾーストガイド13の下面には上記排気管14を囲むマフラ16が接続されている。このマフラ16の下端は上記ロアケース4内に開口しており、該ケース4内を通って推進機3の後端から外部に連通している。
【0021】
上記エンジン6は水冷式2サイクルV型6気筒エンジンであり、クランク軸20が航走時に略垂直をなす縦置きに搭載される。このエンジン6は上記クランク軸20を収容するクランクケース22に、3対の気筒21がそれぞれVバンクをなすように配置形成されたシリンダボディ23を結合し、該シリンダボディ23にシリンダヘッド24を装着した構造のものである。
【0022】
上記シリンダボディ23の気筒21内に摺動自在に挿入されたピストン25はコンロッド26を介して上記クランク軸20に連結されている。
【0023】
また上記クランクケース22にはクランク室22a内に連通する開口22bが形成され、該開口22bにはこれを開閉するリード弁32を介在させて吸気通路30が接続されている。また上記吸気通路30の上流側にはスロットル弁31を内蔵したスロットルボディ33が接続されている。なお、34は吸気音を低減するサイレンサである。
【0024】
ここで、上記クランクケース22のシリンダボディ23との合面の図3右側部分にはクランク室22aの一部を形成する外方膨出部22cが形成されている。これによりクランク室22aの容積を拡大し、その分だけ吸入空気量の増大を図り、もってエンジン出力の向上が図られている。
【0025】
図1に示すように、上記シリンダボディ23にはクランク室22aと各気筒21とを連通する1つの対向掃気通路35aと2つの主掃気通路35b,35cがそれぞれ形成されている。
【0026】
また上記シリンダボディ23の各気筒21はピストン25が摺接する円筒状のスリーブ36によって構成されており、該スリーブ36の各掃気通路35a〜35cに臨む開口縁にはテーパ部36aが形成されている。このテーパ部36aと各掃気通路35a〜35cの開口縁とは段差のない連続面をなしている。また対向掃気通路35aのテーパ部36aは気筒21の中心に向かって漏斗状に拡がっている。これにより気筒21内への掃気通路抵抗が低減されており、よって吸入空気量を増大できるようになっている。
【0027】
上記シリンダボディ23のVバンク内にはクランク軸20に沿って上下方向に延び、かつ下方に向かって開口する2つの排気合流通路40,40が配置形成されており、各排気合流通路40の下端排気口6bはシリンダボディ23の下面に開口している。
【0028】
上記各気筒21の排気ポート41には上記排気合流通路40に向かって斜めに延びる排気分岐通路42が接続形成されており、この各排気分岐通路42は上記排気合流通路40に合流している。
【0029】
上記排気分岐通路42を斜めに形成したことにより各排気ポート41から後述する排気制御弁までの総通路長が短くなり、排気通路容積が小さくなっている。これにより制御応答性の向上が図られており、結果的に吹き抜け量がより抑制されている。
【0030】
また上記各気筒21の中心から排気合流通路40の軸芯までの長さは従来に比べて長く設定されている。これにより120度クランクを適正利用することにより掃気クローズから排気クローズの間に隣接気筒の排気パルスが当該気筒に伝播されるようになっており、それだけ吹き抜けの抑制が図られている。
【0031】
さらに上記各気筒21の中心から排気合流通路40の軸芯までを長く設定したことにより、その分だけ最下部に位置する両気筒21´,21´を排気合流通路40から遠ざけることとなる。これにより排気熱が集中する下流側部分の気筒への熱影響を抑制している。なお、上記排気合流通路40,各排気分岐通路42の断面形状は円形に形成されており、かつ各通路40,42の長手方向の断面積は略均一になっており、この点からも通路抵抗低減による吸入空気量の向上が図られている。
【0032】
上記各ピストン25のヘッド上面の排気ポート41に臨む部分にはピストン中心から外周側に向けて深くなり、かつピストン軸方向に見て略台形状の切り欠き凹部25aが凹設されており、これにより排気タイミングがピストンを交換するだけの簡単な構造でもって変えられるようになっている。
【0033】
上記エキゾーストガイド13の両排気孔13aに臨む部分にはこれと直交方向に弁孔13bが形成されている。この弁孔13bは上記最下部の両気筒21´の排気分岐通路42と排気合流通路40の合流点aの下流近傍に位置している。
【0034】
上記弁孔13b内には本実施例の特徴をなす排気制御弁43が挿入配置されている。この排気制御弁43は、図4に示すように、ステンレス鋼からなる丸棒の一部を切り欠くことにより上記両排気孔13aを開閉する弁部43b,43bを形成した構造のものであり、該両弁部43bは同軸をなしている。また上記弁部43bの一端には駆動軸43aが、他端には支持軸43cが一体形成されている。
【0035】
そして上記排気制御弁43は、各弁部43bが排気孔13a内面と面一となる全開位置と、該弁部43bが上流側に起立して排気孔13aを絞り込む全閉位置との間で回動するようになっている。
【0036】
上記エキゾーストガイド13の弁孔13bの周囲には冷却ジャケット13cが形成されており、該ジャケット13cにより上記排気制御弁40を冷却するようになっている。また上記弁孔13bの開口部には排気制御弁40を回転自在に支持し、かつ該弁孔13bの開口を閉塞する蓋部材45が挿着されている。
【0037】
上記排気制御弁43の駆動軸43aはエキゾーストガイド13から外部に突出されており、該突出部にはプレート46がボルト締め固定されている。このプレート46には、図2に示すように、連結棒47の一端が連結されており、該連結棒47の他端は駆動ロッド48に連結されている。またこの駆動ロッド48には上記スロットル弁31のスロットル軸31aに連結されたアーム部材49が連結されている。上記駆動ロッド48は、船外機前端に位置する操作ハンドルのレバーによって矢印a方向に移動される。
【0038】
上記駆動ロッド48を図2の矢印a方向に移動させることにより、上記スロットル弁31,排気制御弁43が矢印b,c方向に回動し、これにより上記スロットル弁31の開度に応じて上記排気制御弁43が開閉するようになっている。具体的にはスロットル開度に比例して開き、スロットル開度が70〜80%のときに上記排気制御弁43を全開するように設定されている。
【0039】
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の船外機1は、エンジン動力を駆動シャフト12を介して推進軸11に伝達し、該推進軸11により推進プロペラ3を回転駆動するものである。そして各気筒21からの排気ガスは、排気分岐通路42から排気合流通路40で合流し、ここから排気管14を通ってマフラ16内で膨張した後、ロアケース4内に排出され、ここから推進プロペラ3内を通って外部に放出される。
【0040】
そして本実施例の排気制御装置は、アイドル・低負荷時のようなスロットル弁31の開度が小さい運転領域では、排気制御弁43が略全閉位置に回動する。これにより該排気制御弁43の弁部43bが排気孔13aの通路面積を絞り込み、排気ガスの吹き抜けを抑制する。また上記スロットル弁31の開度が大きくなると該開度に略比例して上記排気制御弁43が開き、スロットル開度が70〜80%のときに全開する。
【0041】
このように本実施例によれば、各気筒21の排気合流通路40の合流点aの下流側に位置するエキゾーストガイド13の両排気孔13aにこれの通路面積を変化される排気制御弁43を配設したので、上述のようにエンジン運転状態に応じて排気ガスの吹き抜けを抑制でき、ひいてはCO,HC量を低減でき、排気ガス浄化をより確実に行うことができる。
【0042】
また本実施例では、上記排気制御弁43を、エンジン6を支持するためのものであることから高剛性に構成されたエキゾーストガイド13に配設したので、排気制御弁43の外力による変形を防止できるとともに、排気熱等による変形を防止できる。
【0043】
さらに上記エキゾーストガイド13に形成された冷却ジャケット13cで上記排気制御弁43を囲ったので、冷却効率を向上でき、この点からも排気熱等による変形を防止できる。
【0044】
また本実施例によれば、上記排気制御弁43に弁部43bを同軸をなすよう一体形成したので、1つの駆動機構によって各排気孔13aを開閉制御でき、排気制御弁を別個独立に配設する場合のような同調をとる必要もなく、かつ部品点数の増加を回避できる分だけコストを抑制できる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装置によれば、各気筒の排気ポートを排気下流側に延びる排気分岐通路を介してクランク軸方向に延びる排気合流通路に合流接続し、最下流側気筒用排気分岐通路と上記排気合流通路との合流点の下流側近傍に排気通路面積を可変制御する排気制御弁を配設したので、排気ガスの吹き抜けによるCO,HC量を低減でき、排気ガス浄化を確実に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による2サイクルエンジンの排気制御装置を説明するための断面図である。
【図2】上記実施例装置を備えたエンジンを示す側面図である。
【図3】上記実施例エンジンを示す断面平面図である。
【図4】上記実施例装置の排気制御弁を示す図である。
【図5】上記実施例装置が適用された船外機を示す側面図である。
【図6】上記実施例の変形例による排気制御装置を示す断面図である。

Claims (2)

  1. クランク軸方向に並列配置された複数の気筒を有する船外機用2サイクルエンジンの排気制御装置において、上記各気筒の排気ポートをクランク軸方向に延びる排気合流通路に排気下流側に斜めに延びる排気分岐通路を介して接続し、上面にエンジンが搭載され船体側に支持されるエキゾーストガイドに、上記排気合流通路の排気口が連通する排気孔を形成し、該排気孔内に、丸棒の一部を切り欠いて弁部を形成してなる排気制御弁を、該弁部が上記排気孔の内面と面一となる全開位置と該排気孔を絞り込む全閉位置との間で回動するよう配設し、上記エキゾーストガイドの下面に上記排気孔に連通し、下方に延びる排気管を接続し、上記エキゾーストガイド内に冷却ジャケットを上記排気制御弁の周囲を囲むように形成し、上記排気制御弁に駆動ロッドを連結し、該駆動ロッドにスロットル弁を連結し、上記駆動ロッドを操作ハンドルで移動させるとスロットル弁の開度に応じて上記排気制御弁が開閉するようにしたことを特徴とする2サイクルエンジンの排気制御装置。
  2. 請求項1において、上記エンジンがV型エンジンであり、上記排気合流通路が各バンク毎に設けられ、該両排気合流通路がクランク軸方向に延びるよう並列配置されており、各排気合流通路用排気制御弁が同軸をなすよう配置されていることを特徴とする2サイクルエンジンの排気制御装置。
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