JP4461991B2 - 画像転送装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばメモリカード等の媒体を装着するためのスロットを備えたデジタルカメラに用いられる画像転送装置及びプログラムに関する。
近年のデジタルカメラの普及により、デジタル写真のプリント手段が多様化している。例えば、インターネットを介して特定のサーバに画像を送り、その画像の印刷を依頼するといった所謂「ネットワークプリント」もその1つである。
一方、デジタルカメラでは、機器の小型化に伴い、カード装着用のスロットを1つしか持たないものや、通信機能を内蔵していないものが多い。このようなデジタルカメラでは、メモリカードに記録された画像を外部に転送する場合に、メモリカードからバッファメモリとして使用されるワークRAM(DRAM)へ転送用の画像を一旦コピーし、その後、通信カードがスロットに装着されたときに、ワークRAMから通信カードを介して画像を外部へ転送するといった方法が一般的に取られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−209129号公報
しかしながら、前記のようにワークRAMを使用する方法では、多数の画像を外部に転送しようとした場合、そのワークRAMのメモリ容量が少ないと、カードの着脱操作を何回も繰り返す必要がある。この場合、ワークRAMのメモリ容量を増やせば、カードの着脱操作を減らすことができるが、その分だけコスト高となる。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、バッファメモリの容量を増やすことなく、また、何度もカードを繰り返して着脱操作することなく、多数の画像を効率的に転送することのできる画像転送装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一の観点に係る画像転送装置は、
この装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリと、
画像の転送を指示する第1の転送指示手段と、
この第1の転送指示手段によって画像の転送が指示された場合に、前記スロットに装着され、前記内蔵メモリとは別に画像記録用として使用される第1の媒体に記録されている画像を前記内蔵メモリへ転送する第1の転送処理手段と、
この第1の転送処理手段によって転送された画像を前記内蔵メモリの中から他の画像と区別して検索する転送画像検索手段と、
この転送画像検索手段により検索された画像を、前記第1の媒体に代えて前記スロットに装着された第2の媒体へ転送する第2の転送処理手段と
前記内蔵メモリの空き容量が所定容量を満たさない場合に、前記内蔵メモリから転送対象外の画像を少なくとも1つ選出し、当該選出した画像を前記第1の媒体に待避させて前記内蔵メモリに記録可能領域を作成する領域作成手段と、
前記転送画像検索手段により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたか否かを判断する装着判断手段と、
前記装着判断手段によって、前記転送画像検索手段により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたと判断された場合、前記領域作成手段によって当該第1の媒体に待避させた画像を、当該装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリに復帰させる復帰処理手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明の第二の観点に係るプログラムは、
1つのスロットを有する装置本体と、この装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリとを備えた装置を制御するコンピュータによって実行されるプログラムであって、
前記コンピュータに、
画像の転送を指示する転送指示機能と、
この転送指示機能によって画像の転送が指示された場合に、前記スロットに装着され、前記内蔵メモリとは別に画像記録用として使用される第1の媒体に記録されている画像を前記内蔵メモリへ転送する第1の転送処理機能と、
この第1の転送処理機能によって転送された画像を前記内蔵メモリの中から他の画像と区別して検索する転送画像検索機能と、
この転送画像検索機能により検索された画像を、前記第1の媒体に代えて前記スロットに装着された第2の媒体へ転送する第2の転送処理機能と
前記内蔵メモリの空き容量が所定容量を満たさない場合に、前記内蔵メモリから転送対象外の画像を少なくとも1つ選出し、当該選出した画像を前記第1の媒体に待避させて前記内蔵メモリに記録可能領域を作成する領域作成機能と、
前記転送画像検索機能により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたか否かを判断する装着判断機能と、
前記装着判断機能によって、前記転送画像検索機能により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたと判断された場合、前記領域作成機能によって当該第1の媒体に待避させた画像を、当該装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリに復帰させる復帰処理機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、比較的容量の大きな内蔵メモリを有効利用して画像の転送を行うようにしたため、バッファメモリの容量を増やすことなく、また、何度もカードを繰り返して着脱操作することなく、多数の画像を効率的に転送することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像転送装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)は主に前面の構成、同図(b)は主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状の装置本体2の前面に、撮影レンズ3、セルフタイマランプ4、光学ファインダ窓5、ストロボ発光部6、マイクロホン部7などを有し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9などが設けられている。
電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、撮影時に撮影タイミングを指示するキーである。
また、この装置本体2の背面には、撮影モード(R)キー10、再生モード(P)キー11、光学ファインダ12、スピーカ部13、メニュー(MENU)キー14、リングキー15、セット(SET)キー16、表示部17などが設けられている。
撮影モードキー10は、電源オフの状態から操作することで自動的に電源オンとして静止画の撮影モードに移行する一方で、電源オンの状態から繰返し操作することで、静止画モード、動画モードを循環的に設定する。静止画モードは、静止画を撮影するためのモードである。また、動画モードは、動画を撮影するためのモードである。
前記シャッタキー9は、これらの撮影モードに共通に使用される。すなわち、静止画モードでは、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで静止画の撮影が行われる。動画モードでは、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで動画の撮影が開始され、シャッタキー9が再度押下されたときにその動画の撮影が終了する。
再生モードキー11は、電源オフの状態から操作することで自動的に電源オンとして再生モードに移行する。
メニューキー14は、各種メニューの表示を指示するためのキーである。リングキー15は、上下左右各方向への項目選択用のキーが一体に形成されたものであり、このリングキー15の中央に位置するセットキー16は、その時点で選択されている項目を設定する際に操作する。
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生モード時には選択した画像等を再生表示する。
また、このデジタルカメラ1の装置本体2の側面には、カード装着用のスロット18が1つ設けられており、ここにメモリカード19または通信カード20が装着される。メモリカード19は、メモリ機能を備えたカード形状の記録媒体であって、後述する内蔵メモリ38とは別に画像記録用として使用される。通信カード20は、無線通信機能を備えたカード形状の通信媒体であって、画像を外部に転送する場合に用いられる。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられている。
図2はデジタルカメラ1の電子回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、前記撮影レンズ3を構成する図示せぬフォーカスレンズおよびズームレンズを含むレンズ光学系22がモータ21の駆動により光軸方向に所定の範囲内で移動可能に設けられており、その光軸後方に撮像素子であるCCD23が配設されている。このCCD23は、撮影レンズ3を通して入力される被写体の各部位からの光を受光し、その光の強度に応じた電気信号を出力する。
基本モードである記録モード時において、CCD23がタイミング発生器(TG)24、ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。このCCD23の光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換される。
そして、カラープロセス回路28において、画素補間処理及びγ補正処理を含む画像処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号U,V(Cb,Cr)が生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号U,Vを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書き込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行う。
制御部32は、デジタルカメラ1全体の制御を行うものであり、CPUと、このCPUで実行される動作プログラムを記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAMなどを含むマイクロコンピュータにより構成される。この制御部32は、前記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読み出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書き込む。
デジタルビデオエンコーダ35は、前記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読み出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部17に出力する。
この表示部17は、上述した如く撮影時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように、表示部17にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、例えば静止画撮影を行いたいタイミングでシャッタキー9を押下操作すると、トリガ信号が発生する。
制御部32は、このトリガ信号に応じて、その時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書き込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出して、JPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路37に書き込み、このJPEG回路37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データを該JPEG回路37から読み出して1画像のデータファイルとして内蔵メモリ38またはメモリカード19に書き込む。内蔵メモリ38は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリからなり、メモリカード19とは別の画像記録用メモリとして比較的容量の大きいものが使用される。
1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び内蔵メモリ38またはメモリカード19への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
制御部32には、さらに音声処理部39、USBインタフェース(I/F)40、ストロボ駆動部41、カードインタフェース(I/F)42が接続される。
音声処理部39は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には前記マイクロホン部(MIC)7より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格に従ってデータ圧縮して音声データファイルを作成して内蔵メモリ38またはメモリカード19へ送出する一方、音声の再生時には内蔵メモリ38またはメモリカード19から読み出された音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化して、スピーカ部(SP)13を通じて出力する。
USBインタフェース40は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データ、その他の送受を行う場合の通信制御を行う。ストロボ駆動部41は、撮影時に図示せぬストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいてストロボ発光部6を閃光駆動する。カードインタフェース(I/F)42は、スロット18に装着されるメモリカード19または通信カード20との間のインタフェース制御を行う。
なお、前記キー入力部36は、上述したシャッタキー9の他に、電源キー8、撮影モードキー10、再生モードキー11、メニューキー14、リングキー15、セットキー16などから構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部32へ送出される。
また、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が押下操作されたときに、上述したJPEG回路37によりmotion−JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの手法により撮影動画をデータ圧縮して内蔵メモリ38またはメモリカード19へ記録する。再度シャッタキー9が操作されると、動画データの記録を終了する。
一方、基本モードである再生モード時には、制御部32が内蔵メモリ38またはメモリカード19に記録されている画像データを選択的に読み出し、JPEG回路37で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で、圧縮されている画像データを伸長する。そして、この伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読み出してビデオ信号を発生し、表示部17で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合には、その動画データを構成する複数フレームの静止画データを時系列の順で順次再生して表示し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、例えば、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画データを表示するなどを行う。
ここで、本実施形態におけるデジタルカメラ1の処理動作を説明する前に、理解を容易にするため、図3を参照してデジタルカメラ1にて行われるネットワークプリントの手順について簡単に説明しておく。
今、メモリカード19に記録された少なくとも1枚の画像(静止画)を特定のサーバ50へ転送して、その画像の印刷を依頼する場合を想定する。
まず、図3(a)に示すように、デジタルカメラ1のスロット18にメモリカード19を装着した後、所定の操作により当該メモリカード19内の各画像の中で印刷を依頼する画像や印刷サイズ、印刷枚数などを設定すると、これらの設定情報を記憶した印刷依頼ファイル19aが作成される。
印刷依頼の設定操作が終了すると、図3(b)に示すように、前記印刷依頼ファイル19aに従って、印刷依頼設定された画像がメモリカード19から内蔵メモリ38へ自動的にコピーされる。このときのコピーは、通常のメモリ間コピーではなく、印刷依頼のための特殊なメモリ間コピーである。この特殊なメモリ間コピーは、図5に示すようなコピーモード選択画面51にて[印刷コピー]53を選択することで実行される。これに対し、通常のメモリ間コピーは、コピーモード選択画面51にて[通常コピー]52を選択することで実行される。
ここで、本実施形態におけるデジタルカメラ1では、メモリカード19とは別に内蔵メモリ38を画像記録用メモリとして使用可能であり、撮影時にメモリカード19が未装着の場合には内蔵メモリ38を記録先として選択し、メモリカード19が装着されている場合にはメモリカード19を記録先として選択する機能を備えている。
また、このような自動選択機能とは別に、例えば図示せぬメニュー画面上で撮影画像の記録先としてメモリカード19または内蔵メモリ38をユーザに指定させる機能も備える。この場合、ユーザによって指定された記録先が優先となる。すなわち、例えばユーザが内蔵メモリ38を記録先として指定している場合には、撮影時にメモリカード19が装着されていても、CCD23を通じて得られた撮影画像は内蔵メモリ38に記録されることになる。
また、この内蔵メモリ38には、メモリカード19に記録された画像をコピー対象として任意に選択してコピーすることも可能である。このときのコピーは、図5に示したコピーモード選択画面51の[通常コピー]52を操作することで行なわれる。
このように、内蔵メモリ38には、メモリカード未装着のときに記録された画像や、撮影時の記録先として内蔵メモリ38が選択されているときに記録された画像や、メモリカード19から通常のコピーモード及び特殊なコピーモードでコピーされた画像などが多数混在している。そこで、本実施形態では、図4に示すように、内蔵メモリ38の所定の領域に各画像を管理するための管理テーブル38aを設け、前記[印刷コピー]53の操作によって特殊コピーされた画像(つまり、印刷依頼設定された画像)に対しては印刷依頼フラグF1をセットしておくことで、他の画像と区別できるようにしてある。この印刷依頼フラグF1は、印刷依頼設定された画像であることを示す識別情報である。図4の例では、番号3〜5の各画像に対して印刷依頼フラグF1がセットされている。
また、後述するように、内蔵メモリ38の容量が一杯のため、印刷依頼設定された画像をメモリカード19から内蔵メモリ38へコピーできない場合には、内蔵メモリ38から他の画像(印刷対象外画像)を一時的にメモリカード19に待避させる。この場合、どの画像を待避させたのかが分かるように、前記管理テーブル38aの中で前記待避させた画像に待避フラグF2をセットしておく。この待避フラグF2は、メモリカード19に待避させた画像であることを示す識別情報である。図4の例では、番号6の画像に対して待避フラグF2がセットされている。
しかして、印刷依頼設定された画像がメモリカード19から内蔵メモリ38へコピーされると、その旨のメッセージが表示あるいは音声にて出力される。これにより、図3(c)に示すように、ユーザはメモリカード19に代わって通信カード20をデジタルカメラ1のスロット18に装着する。
この通信カード20の装着に伴い、図3(d)に示すように、印刷依頼設定された画像が内蔵メモリ38から通信カード20に転送され、そして、この通信カード20を介してネットワーク上の特定のサーバ50へ送られることになる。サーバ50側では、デジタルカメラ1から印刷依頼設定された画像を受け付けてプリント処理を行う。
次に、デジタルカメラ1の処理動作について、図3で説明したようなネットワークプリントを想定して詳しく説明する。
図6および図7はデジタルカメラ1の処理動作の全体の流れ示すフローチャートである。なお、この図6および図7に示すフローチャートを含め、以下の各フローチャートで示される処理は、マイクロコンピュータである制御部32がROMやRAMなどに記憶されたプログラムを読み込むことにより実行される。
まず、図6に示すように、ユーザはデジタルカメラ1のスロット18にメモリカード19を装着した後(ステップA11)、コピーモードの選択操作を行う(ステップA12)。詳しくは、例えばメニューキー14の操作により、図5に示すようなコピーモード選択画面51を表示部17に表示して、そのコピーモード選択画面51上にて[通常コピー]52または[印刷コピー]53を選択する。
ここで、[通常コピー]52が選択された場合には(ステップA13のNo)、通常のコピー処理が実行される。通常のコピー処理とは、メモリカード19に記録された各画像をユーザの指示に従って内蔵メモリ38にコピーしていく処理である。この場合、コピー対象とする画像を選択しながら1枚ずつコピーすることでも、全ての画像を一括してコピーすることも可能である。
一方、[印刷コピー]53が選択された場合には(ステップA13のYes)、メモリカード19の中で印刷依頼設定された画像のみを対象とした特殊なコピー処理が実行される。
すなわち、まず、[印刷コピー]53の選択に伴い、図示せぬ印刷依頼設定画面が表示部17に表示される。この印刷依頼設定画面上にてメモリカード19内の各画像の中で印刷を依頼したい画像や印刷サイズ、印刷枚数などを設定することにより、これらの設定情報に基づいて印刷依頼ファイル19aがメモリカード19の中に作成される(ステップA14)。なお、例えば「DPOF(digital print order format)」などの自動印刷依頼機能を用いれば、予め前記のような印刷依頼ファイル19aを撮影画像と共にメモリカード19に保存しておくことができる。
ここで、デジタルカメラ1に設けられた制御部32は、前記印刷依頼ファイル19aを参照してメモリカード19の中から印刷依頼設定された画像を検索する(ステップA15)。該当する画像があれば(ステップA16のYes)、制御部32は、内蔵メモリ38へコピーする前にその画像の解像度をチェックする(ステップA17)。その結果、解像度が予めその画像に対して設定された印刷サイズの印刷を行うのに不適切なものであった場合には(ステップA18のNo)、当該画像に対して解像度調整処理(図8参照)を行う(ステップA19)。
図8は前記ステップA19で実行される解像度調整処理を示すフローチャートである。
解像度が不適切と判断される要因としては、解像度が不十分の場合と必要以上に高い場合の2つのケースがある。
画像の解像度が不十分の場合、つまり、画像の解像度が予め設定された印刷サイズの解像度よりも低い場合には(ステップB11のYes)、制御部32は、例えば「画像の解像度が不十分です。調整しますか?」といったような警告メッセージを表示部17に表示するか、あるいは音声にて出力する(ステップB12)。この警告メッセージを受けてユーザから所定の操作により実行指示があれば(ステップB13のYes)、制御部32は、印刷サイズに合わせて画素の補間処理を行うことで画像サイズを強制的に上げる(ステップB15)。
また、実行指示がなければ、あるいは、印刷依頼のキャンセルが明示的に指示された場合には(ステップB13のNo)、制御部32は、当該画像に対する印刷依頼をキャンセルし、その旨をユーザに通知するなどした上で次の画像の検索に移る(ステップB14)。
一方、画像の解像度が必要以上に高い場合、つまり、画像の解像度が予め設定された印刷サイズの解像度よりも高い場合には(ステップB11のNo)、制御部32は、印刷サイズに合わせて画素の間引き処理を行うことで画像サイズを強制的に下げる(ステップB16)。
このように、印刷依頼設定された画像の解像度を事前にチェックし、解像度が不十分であれば画像サイズを上げるか、あるいは、その印刷依頼をキャンセルすることで、低品質な画像の印刷依頼を防ぐことができる。また、逆に画像の解像度が必要以上に高ければ、画像サイズを自動的に下げておくことで、無駄なデータの転送を避けて通信時間を短縮し、その分の通信コストを削減することができる。
図6に戻って、メモリカード19から読み出した画像(印刷依頼設定された画像)の解像度を必要に応じて調整した後、制御部32は、その画像を装置本体2に設けられた内蔵メモリ38へコピーする(ステップA21)。なお、このときに内蔵メモリ38が容量不足のためにコピーできない場合には待避処理を行うことになるが、これについては後に詳しく説明する。
内蔵メモリ38へコピーできた場合には、図4に示した管理テーブル38aの中に当該画像の番号を追加すると共に印刷依頼フラグF1をセットすることにより、他の画像と区別できる状態にしておく(ステップA22)。このようにして、メモリカード19から印刷依頼設定された画像を1枚ずつ読み出し、その画像の解像度をチェックしながら内蔵メモリ38へコピーしていく。
(a)印刷依頼設定されたすべての画像を一度にコピーできた場合
今、印刷依頼設定されたすべての画像をメモリカード19から内蔵メモリ38へ一度にコピーできた場合を想定する(ステップA16のNo→A23)。
図7に示すように、制御部32は、例えば「コピーが完了しました。メモリカードを外して通信カードを装着して下さい」といったようなメッセージを表示部17に表示するか、あるいは、音声にて出力する(ステップA24)。通信カード20がデジタルカメラ1のスロット18に装着されると(ステップA25のYes)、制御部32は、この通信カード20を用いて、内蔵メモリ38にコピーされた画像つまり印刷依頼画像の転送処理(図9参照)を行う(ステップA26)。なお、メモリカード19や通信カード20の装着の有無は、例えばスロット18に設けられた図示せぬカード装着検出部にて機械的あるいは電気的に検出される。
図9は前記ステップA26で実行される画像転送処理を示すフローチャートである。
すなわち、通信カード20が装着されたとき、制御部32は、管理テーブル38aにセットされた印刷依頼フラグF1に基づいて内蔵メモリ38の中から印刷依頼設定された画像を検索する(ステップC11)。該当する画像があれば(ステップC12のYes)、制御部32は、その画像を転送対象として表示部17の画面上に表示することでユーザに確認させる(ステップC13)。
そして、ユーザから所定の操作によりキャンセル指示があれば(ステップC14のYes)、制御部32は、当該画像の転送をキャンセルした後(ステップC16)、次の印刷依頼画像の検索に移る。また、キャンセル指示がなければ、あるいは、当該画像の転送が明示的に指示された場合には(ステップC14のNo)、制御部32は、内蔵メモリ38から当該画像を読み出して通信カード20に送り、この通信カード20を介して図3に示したサーバ50に転送する(ステップC15)。
このように、内蔵メモリ38の中から印刷依頼用の画像のみを検索して画面上に一旦表示してから、ユーザの指示に従って転送することで、例えばユーザが誤って印刷依頼した画像があれば、それをキャンセルして無駄な印刷依頼を防ぐことができる。
なお、図9の処理では、内蔵メモリ38の中から印刷依頼設定された画像を1枚ずつ検索して表示するようにしたが、該当する画像の一覧をサムネイル形式で表示し、その表示画面の中でユーザがキャンセルした画像を除いて各画像を一度に転送するような構成であっても良い。
印刷依頼設定されたすべての画像の転送が終了すると(ステップC12のNo)、制御部32は内蔵メモリ38から前記サーバ50へ転送できた画像を削除すると共に、それに合わせて管理テーブル38aを更新する(ステップA27)。
ここで、制御部32は、例えば「通信カードを外してメモリカードを装着して下さい」といったようなメッセージを表示部17に表示するか、あるいは、音声にて出力してユーザにメモリカード19の装着を促す(ステップA28)。なお、ここでユーザにメモリカード19の装着を促すのは、後述する待避処理にてメモリカード19に待避させた画像を戻す必要があるかも知れないためである。
メモリカード19が装着されると(ステップA29のYes)、ステップA15の処理に戻る。この時点で、印刷依頼設定されたすべての画像のコピーと転送が完了していれば(ステップA16→A23のNo)、制御部32は、例えば「印刷を依頼しました」といったような印刷依頼完了メッセージが表示あるいは音声にて出する(ステップA33)。その際、制御部32は、待避画像の有無を判断し(ステップA34)、待避画像があれば、それを復帰させてから(ステップA35)、すべての処理を終える。なお、この待避画像については後に説明する。
(b)印刷依頼設定されたすべての画像を一度にコピーできなかった場合
次に、印刷依頼設定されたすべての画像をメモリカード19から内蔵メモリ38へ一度にコピーできなかった場合を想定する(ステップA20のNo→A30)。
印刷依頼設定された画像を内蔵メモリ38にコピーする際に、その内蔵メモリ38が容量不足でコピーできなかった場合において、制御部32は、管理テーブル38aを参照して、内蔵メモリ38の中に1枚以上の画像をコピーできているか否かを判断する(ステップA30)。なお、内蔵メモリ38の容量不足とは、内蔵メモリ38に1枚分の画像も書き込めない状態を言う。この容量不足か否かの判断は、内蔵メモリ38の空き容量を取得し、その空き容量が所定容量(画像1枚分の容量)を満たすか否かを判断することで行う。
内蔵メモリ38の中に1枚以上の画像をコピーできていた場合には(ステップA30のYes)、制御部32は、通信カード20の装着メッセージを表示あるいは音声にて出力する(ステップA23→A24)。
そして、通信カード20がスロット18に装着されたことを検出すると(ステップA25のYes)、制御部32は、現在内蔵メモリ38にコピーされている印刷依頼画像を通信カード20を介して転送する(ステップA26)。上述したように、内蔵メモリ38内の印刷依頼画像の判別は管理テーブル38aにセットされる印刷依頼フラグF1によって行う。印刷依頼画像を転送した後、制御部32は、その転送画像を内蔵メモリ38から削除する(ステップA27)。その際に、管理テーブル38aから当該画像の情報を削除しておく。
このようにして、コピー済みの印刷依頼画像を転送して内蔵メモリ38にその画像転送分の空き領域(記録可能領域)を作り出すと、制御部32は、メモリカード19の装着をメッセージ出力によりユーザに促す(ステップA28)。そして、メモリカード19の装着を確認した後(ステップA29)、ステップA15に戻って、メモリカード19に残っている印刷依頼画像のコピーを再開する。
また、コピー再開途中で再び内蔵メモリ38の容量が一杯になり、コピー不可状態となれば(ステップA20のNo)、前記同様に、現在コピー済みの印刷依頼画像を転送することで空き領域を作り出す(ステップA30→A24〜A29)。
このようなコピーと転送の繰り返しにより、印刷依頼設定されたすべての画像の転送が完了すると(ステップA16→A23のNo)、制御部32は、例えば「印刷を依頼しました」といったような印刷依頼完了メッセージを表示あるいは音声にて出力する(ステップA33)。その際、制御部32は、待避画像の有無を判断し(ステップA34)、待避画像があれば、それを復帰させてから(ステップA35)、すべての処理を終える。なお、この待避画像については後に説明する。
(c)待避処理
一方、前記ステップA30において、印刷依頼設定された画像を内蔵メモリ38に1枚もコピーできていない状態であれば、以下のような待避処理を行うことで(図10参照)、内蔵メモリ38に空き領域を強制的に作り出す(ステップA31)。
図10は前記ステップA31で実行される待避処理を示すフローチャートである。
すなわち、制御部32は、メモリカード19を待避対象メモリとして利用し、このメモリカード19に1枚分の空き容量があるか否かを判断する(ステップD11)。その結果、1枚分の空き容量がなければ、つまり、メモリカード19の方の容量も一杯の状態であった場合には(ステップD11のNo)、制御部32は、例えば「印刷依頼設定された画像を転送できません」といったような印刷依頼不可メッセージを表示あるいは音声にて出力して、当該画像の待避処理を禁止する(ステップD14)。
なお、前記印刷依頼不可メッセージに、例えば「メモリカードまたは内蔵メモリから不要な画像を削除してからやり直し下さい」といったようなメッセージを追加するようにしても良い。
また、メモリカード19に1枚分の空き容量があれば(ステップD11のYes)、制御部32は、内蔵メモリ38から任意の画像(印刷対象外画像)を選出し、これをメモリカード19へ待避させる(ステップD12)。その際、どの画像をメモリカード19へ待避させたのかを後で判断できるように、管理テーブル38aに待避フラグF2をセットしておく(ステップD13)。
このようにして、内蔵メモリ38内の任意の画像を待避させて空き領域を強制的に作り出すと、制御部32は、メモリカード19から読み出した印刷依頼画像をその内蔵メモリ38の空き領域にコピーする(ステップD13→A32)。
前記空き領域に印刷依頼画像をコピーした後、制御部32は、通信カード20の装着メッセージを表示あるいは音声にて出力する(ステップA32→A24)。そして、通信カード20の装着を確認後(ステップA25のYes)、制御部32は、当該印刷依頼画像を通信カード20を介して転送し(ステップA26)、その転送した印刷依頼画像を内蔵メモリ38から削除する(ステップA27)。
続いて、制御部32は、メモリカード19の装着をメッセージ出力によりユーザに促す(ステップA28)。そして、メモリカード19の装着を確認した後(ステップA29)、ステップA15に戻って、メモリカード19に残っている印刷依頼画像のコピーを再開する。この場合、内蔵メモリ38には、前記待避処理によって1枚分の空き領域しか確保されていないため、画像を1枚コピーした後、直ぐにその画像を転送する処理を実行する(ステップA30→A24〜A29)。
具体的に説明すると、今、図11に示すように、メモリカード19の中に印刷依頼設定された3枚の画像1,2,3をコピーする場合に、その受け手側である内蔵メモリ38が1枚分の空き領域すらない容量不足であると、これらの画像1,2,3をコピーすることができない。そこで、内蔵メモリ38内のある任意の画像Xをメモリカード19に待避させることで、内蔵メモリ38の中に1枚分の空き領域38bを強制的に確保する。これが上述した待避処理である。前記画像Xは、内蔵メモリ38に予め記録されていた印刷対象外の画像である。
ここで、まず、メモリカード19から画像1を内蔵メモリ38の空き領域38bへコピーする。この画像1をコピーしたことで、内蔵メモリ38の容量が一杯になる。そこで、画像1を通信カード20へ転送して、再び1枚分の空き領域38bを作る。そこへ、次の画像2をコピーする。この画像2をコピーしたことで内蔵メモリ38の容量が一杯になるため、画像2を通信カード20へ転送して、再び1枚分の空き領域38bを作る。そこへ、次の画像3をコピーする。このように、1枚分の空き領域38bを利用して画像のコピーと転送を繰り返すことになる。
このような繰り返しにより、印刷依頼設定されたすべての画像のコピーと転送が完了すると(ステップA16→A23のNo)、制御部32は、例えば「印刷依頼設定された画像の転送を完了しました」といったような印刷依頼完了メッセージを表示あるいは音声にて出力する(ステップA33)。その際、制御部32は、待避画像の有無を判断する(ステップA34)。この待避画像の有無は、管理テーブル38aにセットされる待避フラグF2によって判断できる。
すなわち、印刷依頼完了メッセージの出力後、制御部32は、管理テーブル38aを参照して、待避フラグF2がセットされた画像があるか否かを調べる(ステップA34)。そして、該当する画像があれば(ステップA34のYes)、制御部32は、待避画像ありと判断し、メモリカード19から当該画像を読み出して内蔵メモリ38に戻すといった処理を行う。図11の例であれば、画像1,2,3の転送が完了した時点で、メモリカード19に待避させておいた画像Xを内蔵メモリ38に戻すことになる。
以上のように、メモリカード19に記録された印刷依頼用の画像を内蔵メモリ38に一旦コピーしてから、通信カード20を介して外部のサーバ50へ印刷依頼する場合に、内蔵メモリ38に多数の画像が記録されていても、その内蔵メモリ38の中から印刷依頼用の画像のみを検索して転送することができる。したがって、ユーザ自身が印刷依頼用の画像を選別して転送するといった面倒な操作を不要とし、誰でも簡単に必要な画像のみ外部に印刷依頼することが可能となる。
また、比較的容量の大きな内蔵メモリ38をバッファメモリとして利用しているので、メモリカード19の中に印刷依頼された画像が多数存在する場合に、何度もメモリカード19と通信カード20の着脱操作を繰り返しながら各画像を少しずつ転送するといった面倒なことをしなくとも、これらの画像を内蔵メモリ38にまとめてコピーすることで、通信カード20を介して外部に効率的に転送することができる。
また、メモリカード19からコピーするときに、その受け手側である内蔵メモリ38が容量不足でコピー不可の状態にあった場合でも、上述したような待避処理により内蔵メモリ38に1枚分の空き領域を確保することで、印刷依頼設定された画像を1枚単位でコピーしながら外部へ転送することができる。
なお、前記実施形態では、内蔵メモリ38が容量不足の場合に、内蔵メモリ38に1枚分の空き領域を確保するようにしたが、別の方法として、例えば最初からコピーすべき枚数分の空き領域を確保するべく、複数画像分の待避処理を行うようにしても良い。ただし、この方法では待避側であるメモリカード19の空き容量も多く必要とするため、メモリカード19の空き容量をチェックして、その空き容量に応じた分だけ待避させるといった処理が必要となる。その場合の処理を図12に示す。
図12はその他の処理として複数画像分の待避処理を行う場合のフローチャートである。なお、全体の処理の流れについては前記第1の実施形態と基本的には同様であるため、ここでは複数画像分の待避処理に関わる部分だけを説明する。
すなわち、メモリカード19から内蔵メモリ38へ印刷依頼設定された画像をコピーするときに、内蔵メモリ38が容量不足のためにコピーできなかった場合(ステップA20のNo)において、制御部32は以下のような処理を実行する。
まず、制御部32は、印刷依頼の設定枚数(Nとする)をチェックする(ステップE 11)。この設定枚数Nは、メモリカード19に作成された印刷依頼ファイル19aから判断できる。続いて、制御部32は、その時点で内蔵メモリ38へコピーした画像の枚数(Mとする)をチェックする(ステップE12)。このコピー枚数Mは、内蔵メモリ38に作成された管理テーブル38aから判断できる。そして、制御部32は、印刷依頼の設定枚数Nとコピー枚数Mに基づいて、以下のように残りコピー枚数(Tとする)を算出する(ステップE13)。
T=N−M
ここで、制御部32は、メモリカード19の空き容量を検出し(ステップE14)、その空き容量がT枚分あるか否かを判断する(ステップE15)。その結果、メモリカード19にT枚分の空き容量があれば(ステップE15のYes)、制御部32は内蔵メモリ38から印刷依頼対象外の画像をT枚分選出し、これらの画像を一度にメモリカード19へ待避させる(ステップE16)。
一方、メモリカード19にT枚分の空き容量がなければ(ステップE15のNo)、制御部32は内蔵メモリ38からその空き容量分だけの印刷依頼対象外画像を選出し、これらの画像を一度にメモリカード19へ待避させる(ステップE17)。この場合、メモリカード19に1枚分の空き容量さえなければ、前記図10のステップD11,D14で説明したように、その旨のメッセージを出力して待避処理を禁止するものとする。
このようにして、メモリカード19の空き容量に応じて複数枚の画像を待避させると、前記同様に、これらの画像に対して待避フラグF2をセットしておく。そして、内蔵メモリ38にコピーされた印刷依頼用の画像をすべて転送したときに、前記複数枚の待避画像を内蔵メモリ38に戻すといった処理を行う。
なお、前記ステップE16のようにT枚分の画像を待避させている場合には、メモリカード19から内蔵メモリ38へN枚分の画像を一度にコピーできるため、これらの画像の転送を1回で完了することができる。一方、前記ステップE17のようにメモリカード19の空き容量分だけの画像を待避させている場合には、その空き容量分の画像のコピーを終了後、一旦これらの画像を通信カード20を介して外部へ転送してから、再び残りの分の画像を内蔵メモリ38へコピーして外部へ転送するといった処理を繰り返す必要がある。
このように、内蔵メモリ38が容量不足でコピー不可の状態であっても、メモリカード19の空き容量に応じて複数枚の画像を待避させて内蔵メモリ38に空き容量を確保すれば、一度にコピーできる枚数を増やすことができるため、より効率的に印刷依頼用の画像を転送することができる。
なお、前記実施形態では、ネットワークプリントを行う場合を想定して説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば電子メールを利用して任意の相手にメモリカード19上の画像を転送する場合でも同様である。すなわち、メモリカード19から内蔵メモリ38へ転送設定された画像を一旦コピーした後、通信カード20の装着に伴い、内蔵メモリ38から当該画像のみを検索してメール相手に転送する。この場合も、内蔵メモリ38が容量不足でコピー不可の状態であったならば、上述した待避処理により空き領域を確保することで対処する。
また、本発明は、メモリカード19と通信カード20を用いた画像の転送処理に場合に限らず、例えば2枚のメモリカードを用いて画像を転送する場合でも適用可能である。すなわち、例えばメモリカードAからメモリカードBへ予め設定された画像を転送する場合において、スロット18には1枚のカードしか装着できないため、メモリカードAから内蔵メモリ38へ転送設定された画像を一旦コピーした後、別のメモリカードBの装着に伴い、内蔵メモリ38から当該画像のみを検索してメモリカードBに転送する。この場合も、内蔵メモリ38が容量不足でコピー不可の状態であったならば、上述した待避処理により空き領域を確保することで対処する。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
撮影時において、現在使用中のメモリに撮影画像を記録する際に、その記録先のメモリに既に他の画像が多数記録されていて当該画像を記録できない場合がある。このような場合において、通常は別のメモリを用意しておき、当該画像をその別のメモリに記録するといった方法が取られる。しかしながら、例えば運動会など、あるテーマに関する撮影を行っている途中で、別のメモリにその続きの画像を記録してしまうと、後でメモリ間で画像を移動操作しなければならない、といった不具合が生じる。
そこで、このような不具合を解消するため、撮影時にメモリ容量不足でも当該画像を現在使用中のメモリに記録可能とする方法を提案する。
図13は本発明の他の実施形態としてのデジタルカメラ1の処理動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、内蔵メモリ38に撮影画像を記録する場合を想定して説明する。
撮影を行うに際し、デジタルカメラ1のスロット18に通信カード20を装着しておく(ステップF11)。所定の操作により静止画の撮影を行うと(ステップF12)、制御部32は、まず、その撮影画像の記録先である内蔵メモリ38に少なくとも1枚分の空き容量があるか否かを判断する(ステップF13)。その結果、内蔵メモリ38に少なくとも1枚分の空き容量があれば(ステップF13のYes)、制御部32は、その撮影画像を通常通り内蔵メモリ38に記録、保存する(ステップF20)。
一方、内蔵メモリ38に1枚分の空き容量もなければ(ステップF13のNo)、制御部32は、内蔵メモリ38の中で予め転送設定された画像を検索する(ステップF14)。「転送設定された画像」とは、例えば印刷依頼設定された画像のことである。また、電子メールで予め設定された相手に転送する画像なども含む。この種の画像は、前記実施形態と同様に、管理テーブル38a上でその旨を示すフラグによって他の画像と区別可能に管理されているものとする。
ここで、前記のような転送設定画像が内蔵メモリ38の中にあれば(ステップF15のYes)、制御部32は、その画像分の容量を差し引いた空き容量を算出する(ステップF16)。そして、制御部32は、その差し引き空き容量が当該撮影画像を保存可能な容量であるか否かを判断する(ステップF17)。
この場合、差し引き空き容量をQ1、撮影画像の保存に必要な容量をQ2とすれば、Q1>Q2であれば、制御部32は保存可能であると判断し(ステップF17のYes)、前記転送設定画像を内蔵メモリ38から読み出して通信カード20を介して外部へ転送した後(ステップF18)、その転送済みの画像を内蔵メモリ38から削除する(ステップF19)。
一方、前記ステップF15において、転送設定画像が内蔵メモリ38に存在しない場合には、制御部32は、例えば「撮影した画像を記録できません」といったような保存不可メッセージを表示あるいは音声にて出力して(ステップF15のNo→ステップF21)、ここでの一連の処理を終える。また、前記ステップF17において、前記差し引き空き容量Q1が撮影画像の保存に必要な容量Q2に足りない場合も同様であり、制御部32は、例えば「撮影した画像を記録できません」といったような保存不可メッセージを表示あるいは音声にて出力して(ステップF17のNo→ステップF21)、ここでの一連の処理を終える。
このように、記録先の内蔵メモリ38の容量が一杯のときに、予め転送設定された画像を検索し、該当する画像があれば、これを先に転送して空き領域を確保してから当該撮影画像をそこに記録、保存する。これにより、例えば同じテーマで撮影した多数の画像を同じメモリ内に保存しておくことができ、後に画像の移動操作を行う手間をなくすことができる。
なお、ここでは記録先のメモリを内蔵メモリ38としたが、メモリカード19であっても同様である。この場合には、例えばカメラ本体に内蔵の通信機などを用いて、メモリカード19内に存在する転送設定画像を転送すれば良い。
また、前記転送設定画像は、通信カード20などを用いた外部への転送には限らず、他のメモリカードなどに転送することを含むものとする。
また、前記各実施形態では、無線通信カードを例にして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、有線通信カードにも適用可能である。
さらに、前記各実施形態では、デジタルカメラを例にして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、メモリカードや通信カードなどの媒体を用いて画像データを転送可能な装置であれば、これらのすべての装置に適用可能である。
要するに、本発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
さらに、上述した各実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
は本発明の一実施形態に係る画像転送装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)は主に前面の構成、同図(b)は主に背面の構成を示す斜視図。 同実施形態におけるデジタルカメラの電子回路構成を示すブロック図。 同実施形態におけるデジタルカメラにて行われるネットワークプリントの手順を説明するための図。 同実施形態におけるデジタルカメラの内蔵メモリに設けられた管理テーブルの構成を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラのコピーモード選択画面の構成を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラの処理動作の全体の流れ示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの処理動作の全体の流れ示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの解像度調整処理を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの画像転送処理を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの待避処理を示すフローチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラの待避処理を具体的に説明するための図。 同実施形態におけるデジタルカメラのその他の処理として複数画像分の待避処理を行う場合のフローチャート。 本発明の他の実施形態としてのデジタルカメラの処理動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…装置本体、3…撮影レンズ、4…セルフタイマランプ、5…光学ファインダ窓、6…ストロボ発光部、7…マイクロホン部、8…電源キー、9…シャッタキー、10…撮影モードキー、11…再生モードキー、12…光学ファインダ、13…スピーカ部、14……メニュー(MENU)キー、15…リングキー、16…セット(SET)キー、17…表示部、18…スロット、19…メモリカード、20…通信カード、21…モータ、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…キー入力部、37…JPEG回路、38…内蔵メモリ、39…音声処理部、40…USBインタフェース(I/F)、41…ストロボ駆動部、42…カードインタフェース、50…サーバ。

Claims (19)

  1. 1つのスロットを有する装置本体と、
    この装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリと、
    画像の転送を指示する第1の転送指示手段と、
    この第1の転送指示手段によって画像の転送が指示された場合に、前記スロットに装着され、前記内蔵メモリとは別に画像記録用として使用される第1の媒体に記録されている画像を前記内蔵メモリへ転送する第1の転送処理手段と、
    この第1の転送処理手段によって転送された画像を前記内蔵メモリの中から他の画像と区別して検索する転送画像検索手段と、
    この転送画像検索手段により検索された画像を、前記第1の媒体に代えて前記スロットに装着された第2の媒体へ転送する第2の転送処理手段と
    前記内蔵メモリの空き容量が所定容量を満たさない場合に、前記内蔵メモリから転送対象外の画像を少なくとも1つ選出し、当該選出した画像を前記第1の媒体に待避させて前記内蔵メモリに記録可能領域を作成する領域作成手段と、
    前記転送画像検索手段により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたか否かを判断する装着判断手段と、
    前記装着判断手段によって、前記転送画像検索手段により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたと判断された場合、前記領域作成手段によって当該第1の媒体に待避させた画像を、当該装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリに復帰させる復帰処理手段と、
    を具備することを特徴とする画像転送装置。
  2. 前記第1の媒体はメモリカード、前記第2の媒体は通信カードであることを特徴とする請求項1記載の画像転送装置。
  3. 前記第1および第2の媒体はそれぞれメモリカードであることを特徴とする請求項1記載の画像転送装置。
  4. 前記第1の転送指示手段は、前記第1の媒体に記録されている画像の中から任意の画像を転送設定画像として選択する画像選択手段を含み、
    前記第1の転送処理手段は、この画像選択手段により選択された画像を前記内蔵メモリへ転送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  5. 画像の転送を指示する第2の転送指示手段を備え、
    前記第1の転送処理手段は、前記第2の転送指示手段によって画像の転送が指示された場合に、前記第1の媒体に記録されている画像を前記内蔵メモリへ転送することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  6. 前記内蔵メモリの中から前記第2の転送処理手段により前記第2の媒体へ転送された画像を削除する画像管理手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  7. 画像を入力する画像入力手段と、
    この画像入力手段により入力された画像の記録先として、前記内蔵メモリまたは前記第1の媒体を選択可能な記録先選択手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  8. 被写体を撮影するための撮像手段と、
    この撮像手段によって得られた画像を前記内蔵メモリまたは前記第1の媒体に記録する記録制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  9. 前記領域作成手段は、
    前記内蔵メモリの空き容量を取得する空き容量取得手段と、この空き容量取得手段によって得られた前記内蔵メモリの空き容量が所定容量を満たすか否かを判断する容量判断手段と、この容量判断手段により前記内蔵メモリの空き容量が前記所定容量を満たさないと判断された場合に、前記内蔵メモリから転送対象外の画像を少なくとも1つ選出する画像選出手段とを含み、この画像選出手段により選出された画像を前記第1の媒体に待避させて前記内蔵メモリに記録可能領域を作成し、
    前記第1の転送処理手段は、
    前記領域作成手段によって作成された前記内蔵メモリの記録可能領域に前記第1の媒体に記録されている画像を転送する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  10. 前記容量判断手段は、
    前記空き容量取得手段によって得られた前記内蔵メモリの空き容量が画像1枚分の容量を満たすか否かを判断する手段を含み、
    前記画像選出手段は、
    前記容量判断手段により前記内蔵メモリの空き容量が前記画像1枚分の容量を満たないと判断された場合に、前記内蔵メモリから転送対象外の画像を1つ選出する手段を含むことを特徴とする請求項記載の画像転送装置。
  11. 前記容量判断手段は、
    前記空き容量取得手段によって得られた前記内蔵メモリの空き容量が、前記第1の転送処理手段によって前記内蔵メモリに転送すべき画像枚数分の容量を満たすか否かを判断する手段を含み、
    前記画像選出手段は、
    前記容量判断手段により前記内蔵メモリの空き容量が前記画像枚数分の容量を満たないと判断された場合に、前記内蔵メモリの空き容量と前記内蔵メモリに転送すべき画像枚数分の容量とに基づいて前記第1の媒体に待避すべき画像の数を決定する退避数決定手段を含み、この退避数決定手段により決定された数の画像を選出することを特徴とする請求項記載の画像転送装置。
  12. 退避先である前記第1の媒体の空き容量を検出する退避先容量検出手段と、
    この退避先容量検出手段によって検出された前記第1の媒体の空き容量が、前記画像選出手段により選出された画像枚数分の容量を満たすか否かを判断する退避先容量判断手段とをさらに備え、
    前記領域作成手段は、
    前記退避先容量判断手段により前記第1の媒体の空き容量が前記画像枚数分の容量を満たすと判断された場合に、前記画像選出手段により選出された画像を前記第1の媒体に待避させて前記内蔵メモリに記録可能領域を作成する手段を含むことを特徴とする請求項10乃至11のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  13. 前記退避先容量判断手段により前記第1の媒体の空き容量が前記画像枚数分の容量を満たさないと判断された場合に、メッセージを出力して前記領域作成手段による画像の待避処理を禁止する待避禁止手段をさらに備えたことを特徴とする請求項12記載の画像転送装置。
  14. 前記第2の転送処理手段により前記内蔵メモリから前記第2の媒体へ画像が転送される前に当該画像の解像度をチェックして、不適切な場合に解像度の調整処理を行う解像度調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  15. 前記解像度調整手段は、画像の解像度が規定サイズの解像度よりも低い場合に前記規定サイズに合わせて画像サイズを上げる処理を行うことを特徴とする請求項14記載の画像転送装置。
  16. 前記解像度調整手段は、画像の解像度が規定サイズの解像度よりも低い場合に当該画像の転送を中止することを特徴とする請求項14記載の画像転送装置。
  17. 前記解像度調整手段は、画像の解像度が規定サイズの解像度よりも高い場合に前記規定サイズに合わせて画像サイズを下げる処理を行うことを特徴とする請求項14記載の画像転送装置。
  18. 前記転送画像検索手段によって前記内蔵メモリから転送対象として検索された画像を画面上に表示する表示手段と、
    この表示手段によって前記画面上に表示された画像に対する転送の中止を指示する転送中止指示手段と、
    前記転送中止指示手段によって中止指示があった場合に、前記第2の転送処理手段による当該画像の転送を中止する転送中止手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1つに記載の画像転送装置。
  19. 1つのスロットを有する装置本体と、この装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリとを備えた装置を制御するコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    画像の転送を指示する転送指示機能と、
    この転送指示機能によって画像の転送が指示された場合に、前記スロットに装着され、前記内蔵メモリとは別に画像記録用として使用される第1の媒体に記録されている画像を前記内蔵メモリへ転送する第1の転送処理機能と、
    この第1の転送処理機能によって転送された画像を前記内蔵メモリの中から他の画像と区別して検索する転送画像検索機能と、
    この転送画像検索機能により検索された画像を、前記第1の媒体に代えて前記スロットに装着された第2の媒体へ転送する第2の転送処理機能と
    前記内蔵メモリの空き容量が所定容量を満たさない場合に、前記内蔵メモリから転送対象外の画像を少なくとも1つ選出し、当該選出した画像を前記第1の媒体に待避させて前記内蔵メモリに記録可能領域を作成する領域作成機能と、
    前記転送画像検索機能により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたか否かを判断する装着判断機能と、
    前記装着判断機能によって、前記転送画像検索機能により検索された画像が前記第2の媒体へ転送された後に、再度、前記第2の媒体に代えて前記第1の媒体が前記スロットに装着されたと判断された場合、前記領域作成機能によって当該第1の媒体に待避させた画像を、当該装置本体に内蔵された画像記録用の内蔵メモリに復帰させる復帰処理機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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