JP4460391B2 - 圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造 - Google Patents

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本発明は、下水処理装置または工場廃液等を含む工業用排水の処理装置から排出されるスラリー(汚泥ケーキ)を脱水処理する圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造に関するものであり、特に、汚泥ケーキを迅速かつ確実に濾布から剥離させる圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造に関するものである。
従来、圧搾式フィルタプレスは、濾過・圧搾工程の終了後、相互に隣り合う濾板間に固着する濾室内のケーキ(汚泥ケーキ)を除去するため、濾板が1枚ずつ所定の距離をあけて配置されており、濾室内のケーキは開板と同時に自重により落下し、濾布に付着したケーキは、濾布振動装置により除去されていた。
上記の圧搾式フィルタプレスの各濾板両濾過面を被覆する濾布の上端部には、濾布吊り下げ棒が取り付けられ、該濾布吊り下げ棒の左右両端部が、開板距離よりも短いチェーン等の連結部材により連結されており、開板の際、対向する濾布の上端部が内側に引き寄せられ、側面ハの字形に傾斜せしめられ、該濾布吊り下げ棒が上方向から振動装置の振動ハンマーで叩かれ、ケーキが振り落とされて除去されていた。
さらに、ケーキの落下効率を上げる方法として、上記の対向濾布上縁部を振動ハンマーにより叩く方法以外に、濾布の裏面をそれぞれ主および補助濾布叩き部材によって直接振動を与える方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−269612号公報
しかしながら、前述の対向濾布上縁部をハンマーで叩く方法では濾布の振動が比較的緩慢であり、ケーキの落下が不十分であった。また、濾布の裏面を直接振動させる方法はケーキを落下させることはできるが、装置の改造が必要となり、構造が複雑化し、改造費が高価となるという問題があった。
上記のような問題があったため、簡単かつ安価な設備で、濾過作業後に粘着性を有するケーキを濾布から確実に剥離・落下させ、圧搾式フィルタプレスの濾過作業の能率を向上させることができる方式が要求されていた。
本発明は上記課題を解決するものであり、濾布が濾過面に被覆された複数の濾板が互いに平行に、隔離可能な状態で配置され、該濾板の半数が圧搾濾板である圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造において、圧搾濾板と非圧搾濾板とが対向して配置され、前記非圧搾濾板と対向する前記圧搾濾板の濾過面を被覆する濾布にひも状または帯状の剥離材の一端が固着され前記剥離材の他端が前記圧搾濾板と対向する前記非圧搾濾板の濾過面を被覆する濾布に付着した汚泥ケーキ中に組み込まれることを特徴とする圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造である。
また、上記ひも状または帯状の剥離材の固着数を濾布1枚当たり1〜5箇所としたことを特徴とする圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造である。
圧搾式フィルタプレスにおいて、濾過後に圧搾工程として圧搾濾板側の圧搾ゴム板に空気または水を圧入してケーキの脱水が行われるが、このとき、圧搾濾板側の濾布に帯状またはひも状の剥離材を固着しておくと、ケーキ中へ帯状またはひも状構造物が組み込まれた状態でケーキの脱水が行われる。
次に、ケーキを濾布から剥離させるために、濾板を開板するが、その際、汚泥ケーキは濾板側(圧搾濾板でない側)に付着しており、圧搾濾板側に付加させた帯状またはひも状の剥離材がケーキに取り込まれているため、濾板が開板した際、開板の駆動力によって圧搾濾板側へケーキを引張ることとなり、濾布からのケーキ剥離を迅速かつ確実に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら具体的に説明する。
図8は圧搾式フィルタプレスの全体図であり、フィルタプレスはスタンド11を有するファーストヘッド12およびリヤヘッド13と、両ヘッド間を連絡する左右一対のサイドバー7にローラを介して移動できるように配置されたルーズヘッド14と両サイドバー7に一対の吊り手15を介して摺動でき、かつ吊り下げ状に保持された多数の濾板5および圧搾濾板4と、サイドバー7のガイドレール17にローラを介して前後の移動ができる門形移動体16とサイドバー7に設けられた濾板移動装置駆動部8とを備えている。
上記の門形移動体16によって、ケーキを含んだ濾板5および圧搾濾板4の間の濾布が濾布吊り装置6によって側面ハの字型に吊り上げられた後、濾布振動装置9によって、振動せしめられ、ケーキ3が濾布1から剥離される(図3、4)。
(従来例)(図1、2、ひも状剥離材取付けなし)
図8の圧縮式フィルタプレスの入口10に原液が注入されると、図1に示すように濾板5と圧搾濾板4との間で濾過・圧搾されてケーキ3が生成される。
図1、2の濾板5および圧搾濾板4の前後両濾過面は、濾布1によって被覆されている。
図1は従来例の汚泥ケーキ除去用濾布構造による、圧搾工程終了時(閉板時)のケーキ状態の断面図であり、圧搾濾板側にひも状の剥離材は固着されていない。
上記の圧搾濾板および濾板を開板すると、図2に示すように開板時の駆動力によって濾布に付着していたケーキの一部が引張られて落下するが、粘着力が大きい部分は濾布から剥離せずに残っていた。
[実施例1](図3〜5、ひも状剥離材取付け:1箇所)
図3は本発明の実施例による、ひも状剥離材2を取付けた、汚泥ケーキ除去用濾布構造の圧搾工程終了時(閉板時)のケーキ状態を示す断面図であり、図5はひも状剥離材2の取付け位置を示す正面図である。圧搾濾板側の原液注入口18の上側1箇所にひも状の剥離材2の一端が固着されている。
上記の圧搾濾板および濾板を開板すると、図4に示すように開板時の駆動力により、圧搾濾板に固着したひも状の剥離材に引張られて圧搾濾板に付着していたケーキの大半が落下し、除去できた。
[実施例2](図3、4、6、ひも状剥離材取付け:2箇所)
本発明の他の実施例による、ひも状剥離材2の取付け位置の正面図を図6に示す。圧搾濾板側の原液注入口18の両側にひも状の剥離材2が2箇所、固着される以外は実施例1と同様である。
圧搾濾板および濾板を開板すると、実施例1と同様、開板時の駆動力により、圧搾濾板に固着したひも状の剥離材2に引張られて圧搾濾板に付着していたケーキの大半が、落下し、除去できた。
[実施例3](図3、4、7、ひも状剥離材取付け:3箇所)
本発明の他の実施例による、ひも状剥離材2の取付け位置の正面図を図7に示す。圧搾濾板側の原液注入口18の上側および両側にひも状の剥離材2が3箇所、固着される以外は実施例1と同様である。
圧搾濾板および濾板を開板すると、実施例1と同様、開板時の駆動力によって圧搾濾板に付着していたケーキのほぼ全部が、圧搾濾板に固着したひも状の剥離材2に引張られて落下し、除去された。
[実施例4、5](図3、4、ひも状剥離材取付け:5、7箇所)
圧搾濾板側の原液注入口18の周辺にひも状の剥離材2を固着する箇所を5箇所(実施例4)、7箇所(実施例5)とし、他の条件は実施例1と同様として、ケーキの除去状態を確認した。
上記のひも状剥離材を使用した実施例1〜5、これを使用しない従来例について、ケーキの残存する濾板の枚数/全濾板枚数、およびケーキ残存濾板におけるケーキ残存面積[%]を調査した。
その結果を表1に示す。
Figure 0004460391
上記の表1より明らかなように、ひも状剥離材2を取付けた、実施例1〜5は、これを取り付けない従来例よりも、ケーキの残存する濾板の枚数が低減しており、ケーキが残っている濾板であっても、ケーキ残存面積が抑えられていることが分かる。
また、ひも状剥離材2の固着数で比較すると、固着数が多いほど、濾板開板時に圧搾濾板側へケーキが引張られ、濾板からのケーキ剥離が迅速かつ確実に行われ、ケーキが除去されていることが分かる。
ただし、固着数を7箇所としても、ケーキの除去効果は変わらないため、工数、部材コストを考慮すると、1〜5箇所としておくことが好ましい。
さらに、上記実施例では剥離材の形状をひも状としたが、帯状でもよく、形状はいずれであっても差し支えない。
従来例による汚泥ケーキ除去用濾布構造の圧搾工程終了時(閉板時)のケーキ状態を示す断面図である。 図1の汚泥ケーキ除去用濾布構造の開板時に、圧搾濾板に付着していたケーキが落下し、除去される状態を示す図である。 本発明の実施例による、汚泥ケーキ除去用濾布構造の圧搾工程終了時(閉板時)のケーキ状態を示す断面図である。 図3の汚泥ケーキ除去用濾布構造の開板時に、圧搾濾板に付着していたケーキの大半が、圧搾濾板に固着したひも状の剥離材に引張られて落下し、除去される状態を示す図である。 本発明の上記実施例による、汚泥ケーキ除去用濾布構造のひも状剥離材の取付け位置(1箇所)を示す正面図である。 本発明の他の実施例による、汚泥ケーキ除去用濾布構造のひも状剥離材の取付け位置(2箇所)を示す正面図である。 本発明の他の実施例による、汚泥ケーキ除去用濾布構造のひも状剥離材の取付け位置(3箇所)を示す正面図である。 フィルタプレスの全体を示す側面図である。
符号の説明
1 濾布
2 ひも状剥離材
3 汚泥ケーキ
4 圧搾濾板
5 濾板
6 濾布吊り装置
7 サイドバ−
8 濾板移動装置駆動部
9 濾布振動装置
10 原液注入口
11 スタンド
12 ファーストヘッド
13 リヤヘッド
14 ルーズヘッド
15 吊り手
16 門形移動体
17 ガイドレール
18 原液注入口
19 濾液排出口

Claims (2)

  1. 濾布が濾過面に被覆された複数の濾板が互いに平行に、隔離可能な状態で配置され、該濾板の半数が圧搾濾板である圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造において、
    圧搾濾板と非圧搾濾板とが対向して配置され、
    前記非圧搾濾板と対向する前記圧搾濾板の濾過面を被覆する濾布にひも状または帯状の剥離材の一端が固着され前記剥離材の他端が前記圧搾濾板と対向する前記非圧搾濾板の濾過面を被覆する濾布に付着した汚泥ケーキ中に組み込まれることを特徴とする圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造。
  2. 請求項1記載のひも状または帯状の剥離材の固着数を濾布1枚当たり1〜5箇所としたことを特徴とする圧搾式フィルタプレスの汚泥ケーキ除去用濾布構造。
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