JP4455074B2 - 電気光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体チップの発熱を冷却するのに好適な電気光学装置に関する。
従来から、電子機器の部品間の電気的な接続を可撓配線板により行う技術が知られている。このような可撓配線板の一種として、可撓配線板上に半導体チップを実装したTCP(Tape Carrier Package)方式や、可撓配線板上にチップ化された電子部品、例えば半導体チップ、LED、抵抗、コンデンサなどを単数もしくは複数実装したCOF(Chip On Film)方式の実装可撓配線板が、高密度実装・スリムパッケージ化が可能、低実装コストなどの利点を有することから、電気光学パネルを備えた各種の表示装置における駆動用IC(駆動用LSI)の実装に多用されている。また、最近では、CPU、チップ化された抵抗チップおよびコンデンサなどの各種のチップ化された電子部品の実装にも用いられている。
この種の半導体チップ、例えば駆動ICを実装した実装可撓配線板においては、その入力端子が駆動ICに電源および制御信号を供給する回路基板の出力端子と電気的に接続され、出力端子が電気光学パネルの画素に接続された入力端子と電気的に接続されるようになっている。
また、近年の表示装置においては、実装可撓配線板に実装された半導体チップ、例えば駆動用ICの動作時の発熱の増加により、電気光学パネルに輝度むらなどの表示品位の低下が生じる危険性がある。
そこで、信号の入出力に実質的に関与しない導体パターンをTCP構造体に設けて、駆動用ICの発熱により生じる熱を放熱することのできるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−032229号公報
しかしながら、有機ELパネルに代表される電流駆動型の電気光学パネルは、液晶表示パネル等の電圧駆動型パネルに比べて、多くの駆動電流を必要としている。特に、有機ELパネルに接続される実装可撓配線板の電源用配線パターンには大電流が流れることになり、この大電流により駆動用ICの発熱が顕著となる。したがって、従来の実装可撓配線板に形成されていた導電パターンの構造よりも効率的に放熱することが求められている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、半導体チップの発熱により生じる熱を速やかに冷却することのできる電気光学装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の電気光学装置の特徴は、可撓性を有する絶縁性基板と、前記絶縁性基板に実装された半導体チップと、前記半導体チップの複数の電極に夫々接続されている配線パターンと、前記配線パターンを被覆する絶縁性保護膜とを有し、前記配線パターンのうち少なくとも一つには、前記半導体チップからの熱を放熱する放熱用パターンが延在形成され、前記放熱用パターンには、前記絶縁性保護膜により覆われていない外部露出部が形成されているとともに、前記外部露出部において、絶縁性基板を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている実装可撓配線板と、前記実装可撓配線板の出力端子に接続された電気光学パネルと、前記実装可撓配線板の入力端子に接続された回路基板とを有し、前記回路基板には、導体材料からなる放熱用ランドが形成されるとともに、前記実装可撓配線板と一部が重なり合う対向領域が形成され、前記対向領域において前記放熱用ランドと前記実装可撓配線板の放熱用パターンとが、前記貫通孔を介して熱伝導を速やかかつ効率的に行う接合材によって接続され、前記放熱用ランドには、前記対向領域以外の領域に延在かつ外部に露出するランド露出部が形成されている点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、放熱用パターンが半導体チップに接続されているので、半導体チップの発熱による熱を放熱用パターンの外部露出部から効率よく放熱することができる。さらに、貫通孔を用いて外部の放熱用ランドと接続することが容易にできる。また、放熱用パターンの外部露出部と、回路基板の放熱用ランドとが、貫通孔を介して熱伝導を速やかかつ効率的に行う接合材によって接続されているので、放熱用パターンから放熱用ランドへの熱伝導を効率よく行うことができるとともに、半導体チップの発熱を冷却および放熱するヒートシンクの容量を増加することができる。
また、前記放熱用パターンは、前記配線パターンのうち電源用配線パターンあるいは接地用配線パターンに接続されていることが好ましい。このような構成を採用したことで、大電流が流れ、電熱しやすい配線パターンを直接的に放熱することができる。
また、前記電気光学パネルは有機ELパネルであることが好ましい。
本発明の電気光学装置によれば、半導体チップの発熱により生じる熱を速やかに冷却することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1は、本発明に係る電気光学装置の実施形態の要部を簡略化して示す模式的構造図である。
図1に示すように、本実施形態の電気光学装置1は、半導体チップとしての駆動用IC2が実装された実装可撓配線板3を有している。この実装可撓配線板3の配線パターン31に設けられた入力端子(図2参照)31aには、駆動用IC2に電源および制御信号を供給するための回路基板4の配線パターン41に設けられた接続端子(図4参照)41aがはんだなどの接合部材5によって電気的に接続されている。また、実装可撓配線板3の配線パターン31に設けられた出力端子(図2参照)31bには、電流駆動型の有機ELパネル6の画素に接続されている配線パターン61に設けられたパネル端子61aが異方性導電材などの接合部材7によって電気的に接続されている。
なお、本実施形態の電気光学装置1においては、実装可撓配線板3を折り曲げ構造としたものを例示しているが、実装可撓配線板3を折り曲げずに用いる構造もある。
図2および図3は、本発明に係る実装可撓配線板の実施形態の要部を簡略化して示すものであり、図2は模式的平面図、図3は図2のA−A線に沿った模式的断面図である。
図2および図3に示すように、本実施形態の実装可撓配線板3は、図3の上側が駆動用IC2が実装される実装側OSとされており、図3の下側が駆動用IC2の実装側OSとは反対側の背面側RSとされている。
前記実装可撓配線板3は、例えばポリイミドなどの絶縁性を有する素材により厚さが12.5〜25.0μm程度に形成された可撓性フィルムからなる絶縁性基板32を備えている。この絶縁性基板32の一面たる実装側OSに位置する表面には、配線パターン31が形成されている。この配線パターン31の駆動用IC2が実装される実装領域には、駆動用IC2の図3の下方に示す回路面側たる下面に形成されている図示しない電極が電気的に接続されるIC用端子(図示せず)が形成されている。また、図2の下辺側には、図4に示す回路基板4の表面に形成された接続端子41aに電気的に接続される直線状の入力端子31aが下辺に沿って配列されている。さらに、図2の上辺側には、電気光学パネル6のパネル端子61aに電気的に接続される直線状の出力端子31bが上辺に沿って配列されている。さらにまた、駆動用IC2の両側には、他の配線より幅の広い拡幅部からなる放熱用パターン33がそれぞれ配設されている。
なお、放熱用パターン33の形成位置としては、実装可撓配線板3を折り曲げて用いる場合には、絶縁性基板32上に形成されている配線パターン31に設けられた入力端子31aと出力端子31bとの間、すなわち、実装可撓配線板上における入力端子形成領域と、出力端子形成領域との相互間の対向領域およびこの対向領域の図2の左右方向に示す左右両側に延在する領域部分に形成されていることが好ましい。
勿論、実装可撓配線板3を折り曲げずに用いる場合には、放熱用パターン33を入力端子形成領域の左右方向両側や出力端子形成領域の左右方向両側を含む配線パターン31の形成領域および駆動用IC2の実装領域を除く領域に放熱用パターン33の形成位置を設定することができる。
図2の右側に示す放熱用パターン33は、駆動用IC2に設けられている電気的な接続に寄与しないダミー電極、すなわち信号の入出力に関与しない電極に直接接続されている。また、図2の左側に示す放熱用パターン33は、駆動用IC2の電極に接続される配線パターン31のうちの最も大きな電流が流れる接地用配線パターンあるいは電源用配線パターンに延在するように接続形成されている。これらの放熱用パターン33は、いずれか一方であってもよい。また、放熱用パターン33を駆動用IC2の複数の電極に接続してもよい。さらに、放熱用パターン33を分割形成してもよい。さらにまた、放熱用パターン33の形状としては、線状、円形状、矩形状、三角形状、台形状などを挙げることができる。
前記配線パターン31および放熱用パターン33により、本実施形態の導体パターン34が形成されている。この導体パターン34は、例えば絶縁性基板32に、無電解メッキあるいはスパッタなどにより成膜された金属の導体(金属膜)からなる導電層をエッチングによって所定パターンにパターニングすることにより形成されている。すなわち、配線パターン31および放熱用パターン33は、同一素材により同時に形成されている。
なお、導体パターン34としては、厚さ12〜25μm程度の銅あるいはアルミニウムなどの金属箔にポリイミド樹脂を塗布して硬化させた後、金属箔をエッチングなどによって対応端子に応じた所定パターンにパターニングすることにより形成してもよい。さらに、銀ペーストなどの導電ペーストを所定パターンに印刷することにより形成する形成方法もある。
前記絶縁性基板32の表面において、駆動用IC2が実装される実装領域、入力端子31aの形成領域、出力端子31bの形成領域ならびに放熱用パターン33の一部を除く部位は、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などの絶縁性を有する樹脂により形成された絶縁性保護膜35により被覆されている。すなわち、絶縁性保護膜35は、導体パターン34を部分的に被覆するように形成されている。
したがって、放熱用パターン33には、絶縁性保護膜35により覆われていない外部露出部33aが形成されている。
また、駆動用IC2の実装領域に形成される絶縁性保護膜35の開口のサイズは、駆動用IC2の外形サイズより大きく形成されており、この開口内に、駆動用IC2を実装する前の状態において、配線パターン31に設けられたIC用端子の接続面が外部に露出するように形成されている。
前記放熱用パターン33の外部露出部33aの中央部には、絶縁性基板32を厚さ方向に貫通、詳しくは放熱用パターン33とともに絶縁性基板32を厚さ方向に貫通する貫通孔33bが形成されている。この貫通孔33bは、図4に示す回路基板4の表面に形成された島状の放熱用ランド42に上方から重なるように配置されている。
前記絶縁性基板32は、入力端子31aの形成領域の直下の領域が除去されて接続開口32aが形成されており、実装可撓配線板3の入力端子31aと対向配置される回路基板4の接続端子41aとの接続が容易に行えるようになっている。
前記導体パターン34の絶縁性保護膜35により覆われていない部分の表面には、腐蝕を防止するための表面処理、例えば、錫メッキあるいは貴金属メッキなどがそれぞれ施されている。
なお、実装可撓配線板3としては、導体パターン34および絶縁性保護膜35を絶縁性基板32の表裏両面に設ける構成としてもよい。
また、放熱用パターン33、外部露出部33aおよび貫通孔33bの形状や数としては、設計コンセプトなどの必要に応じて任意に設定することができる。
その他の構成については、従来公知の実装可撓配線板と同様とされているので、その詳しい説明および図示は省略する。
図4は、本発明に係る電気光学装置の回路基板の実施形態の要部を簡略化して示す模式的平面図である。
図4に示すように、本実施形態の回路基板4は、絶縁性を有する基板42の表面に、実装可撓配線板3の駆動用IC2に少なくとも電源および制御信号を供給する外部に露出された接続端子41aが設けられた配線パターン41(接続端子41aのみ図示)と、配線パターン41の形成されていない領域に設けられている導体材料からなる左右一対の島状の放熱用ランド43とを有している。そして、各放熱用ランド43は、その一部が実装可撓配線板3と対向しない図4の想像線にて示す実装可撓配線板3の対向領域の外側において外部に露出するように設けられており、各放熱用ランド43のうちの実装可撓配線板3と対向しない図4の斜線領域にて示す領域が、それぞれ外部に露出したランド露出部43aとされている。また、放熱用ランド43は、その一部が実装可撓配線板3の貫通孔33bの一端と対向するように形成されている。なお、実装可撓配線板3の貫通孔33bの一端が部分的に放熱用ランド43と対向するようにしてもよい。
前記配線パターン41および放熱用ランド43は、例えば基板42に、無電解メッキあるいはスパッタなどにより成膜された金属の導体(金属膜)からなる導電層をエッチングによって所定パターンにパターニングすることにより形成されている。すなわち、配線パターン41および放熱用ランド43は、同一素材により同時に形成されていることが好ましい。
なお、配線パターン41および放熱用ランド43としては、厚さ12〜25μm程度の銅あるいはアルミニウムなどの金属箔にポリイミド樹脂を塗布して硬化させた後、金属箔をエッチングなどによって対応端子に応じた所定パターンにパターニングすることにより形成してもよい。さらに、銀ペーストなどの導電ペーストを所定パターンに印刷することにより形成する形成方法もある。
前記配線パターン41の少なくとも接続端子41aおよび放熱用ランド43のそれぞれの表面は、ともに外部に露出されているので、腐蝕を防止するための表面処理、例えば、錫メッキあるいは貴金属メッキなどが施されている。
なお、回路基板4に設ける放熱用ランド43の素材の種類、表面積およびランド露出部43aの表面積を変更することで、駆動用IC2の発熱により生じる熱の短時間での冷却および放熱に必要な熱容量の設定を容易に行うこともできる。
その他の構成については、従来公知の回路基板と同様とされているので、その詳しい説明および図示は省略する。
図5は、本発明に係る電気光学装置における回路接続構造の実施形態の要部を簡略化して示す模式的拡大断面図である。
図5に示すように、本実施形態の電気光学装置1における実装可撓配線板3と回路基板4とは、実装可撓配線板3の放熱用パターン33の外部露出部33aと、回路基板4の放熱用ランド43とが、貫通孔33bを介して接合材8によって接続されている。なお、接合材8としては、放熱用パターン33の外部露出部33aと放熱用ランド43との相互間における熱伝導が大きな金属やはんだなどが熱伝導を速やかかつ効率的に行うことができるという意味で好ましい。なお、樹脂中に金属粒子を混合させた異方性導電材であってもよい。
その他の構成については、従来公知の電気光学装置における実装可撓配線板と回路基板との回路接続構造と同様とされているので、その詳しい説明および図示は省略する。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の電気光学装置1によれば、駆動用IC2の駆動にともなう発熱により駆動用IC2の温度が上昇すると、この駆動用IC2の温度上昇をもたらす熱エネルギは、駆動用IC2の電極に接続されている放熱用パターン33に伝達されて吸収されるとともに、接合材8により覆われていない外部露出部33aおよび接合材8の表面から大気中に放熱されることになる。その結果、駆動用IC2を強制的に冷却できる。
なお、放熱用パターン33の外部露出部33aの面積および貫通孔33bのサイズを大きくすることで、放熱用パターン33の冷却および放熱に用いる面積を容易に大きくすることができる。
また、駆動用IC2の熱を吸収して放熱用パターン33が温度上昇したとしても、この熱は、放熱用パターン33に設けられている外部露出部33aから接合材8を介して回路基板4の放熱用ランド43に伝達されるので、放熱用パターン33に伝達された熱は、放熱用ランド43に吸収される。その結果、駆動用IC2の冷却機能を確保することができる。
さらにまた、駆動用IC2の熱を吸収して放熱用ランド43が温度上昇したとしても、この熱は、放熱用ランド43のランド露出部43aから大気中に放熱することができるので、駆動用IC2の冷却速度が低下するのを防止することができる。
したがって、本実施形態の実装可撓配線板3によれば、放熱用パターン33が半導体チップとしての駆動用IC2に接続されているので、駆動用IC2の発熱による熱を吸収することができるとともに、吸収した熱を放熱用パターン33の外部露出部33aから大気中に放熱することができる。すなわち、本実施形態の放熱用パターン33は、駆動用IC2の発熱による熱を効率的に冷却することができる。
本実施形態の実装可撓配線板3によれば、外部露出部33aの内部に、絶縁性基板32を厚さ方向に貫通する貫通孔33bが形成されているので、貫通孔33bを用いて外部の冷却部材としての回路基板4の放熱用ランド43と接続することが容易にできる。すなわち、貫通孔33bは、駆動用IC2の発熱による熱を冷却および放熱するための部材の熱容量を容易に増加させるのに寄与する。
本実施形態の実装可撓配線板3によれば、放熱用パターン33が、入力端子4と出力端子6との間に形成されているので、図1に示すように、実装可撓配線板3を折り曲げて用いる場合、実装可撓配線板3の入力端子31aと回路基板4の接続端子41aとの接続部分より折曲側に、接合材8による放熱用パターン33の外部露出部33aと回路基板4の放熱用ランド43との接続部分が配置されるので、実装可撓配線板3の入力端子4の接続部分に加わる曲げによる機械的ストレスを低減することが容易にできる。その結果、実装可撓配線板3の入力端子4の接続部分の接続信頼性を向上することができる。
本実施形態の電気光学装置1によれば、実装可撓配線板3の放熱用パターン33の外部露出部33aと、回路基板4の放熱用ランド43とが、貫通孔33bを介して接合材8によって接続されているので、放熱用パターン33から放熱用ランド43への熱伝導を効率よく行うことができるとともに、駆動用IC2の発熱による熱を冷却および放熱するヒートシンクの容量を増加することが容易にできる。
本実施形態の電気光学装置1によれば、放熱用ランド43には、少なくとも一部が、実装可撓配線板3と対向しない領域において外部に露出するランド露出部43aが形成されているので、放熱用ランド43が熱を吸収して温度上昇したとしても、この熱を外部に露出しているランド露出部43aを介して大気中に放熱することができるので、放熱速度が低下するのを防止することができる。
したがって、本実施形態の電気光学装置1によれば、駆動用IC2の発熱により生じる熱を速やかに冷却することができる。その結果、表示品質の高品質化を容易に図ることができる。また、有機EL装置に本発明を採用することで、近年の高性能化の要求に対して格段に寄与する。
なお、本発明は、駆動用ICを実装した実装回路基板だけでなく、発熱する電子部品を可撓配線板上に実装したTCP方式や、COF方式の実装可撓配線板に用いることができる。
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る電気光学装置の実施形態の要部を簡略化して示す模式的構造図 本発明に係る実装可撓配線板の実施形態の要部を簡略化して示す模式的平面図 図2のA−A線に沿った模式的断面図 本発明に係る電気光学装置の回路基板の実施形態の要部を簡略化して示す模式的平面図 本発明に係る電気光学装置における回路接続構造の実施形態の要部を簡略化して示す模式的拡大断面図
符号の説明
1 電気光学装置
2 駆動用IC
3 実装可撓配線板
31 配線パターン
31a 入力端子
31b 出力端子
32 絶縁性基板
32a 接続開口
33 放熱用パターン
33a 外部露出部
33b 貫通孔
34 導体パターン
35 絶縁性保護膜
4 回路基板
41 配線パターン
41a 接続端子
42 基板
43 放熱用ランド
43a ランド露出部
6 有機ELパネル
8 接合材
OS 実装側
RS 背面側

Claims (3)

  1. 可撓性を有する絶縁性基板と、前記絶縁性基板に実装された半導体チップと、前記半導体チップの複数の電極に夫々接続されている配線パターンと、前記配線パターンを被覆する絶縁性保護膜とを有し、
    前記配線パターンのうち少なくとも一つには、前記半導体チップからの熱を放熱する放熱用パターンが延在形成され、
    前記放熱用パターンには、前記絶縁性保護膜により覆われていない外部露出部が形成されているとともに、前記外部露出部において、絶縁性基板を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている実装可撓配線板と、
    前記実装可撓配線板の出力端子に接続された電気光学パネルと、
    前記実装可撓配線板の入力端子に接続された回路基板とを有し、
    前記回路基板には、導体材料からなる放熱用ランドが形成されるとともに、前記実装可撓配線板と一部が重なり合う対向領域が形成され、
    前記対向領域において前記放熱用ランドと前記実装可撓配線板の放熱用パターンとが、前記貫通孔を介して熱伝導を速やかかつ効率的に行う接合材によって接続され、
    前記放熱用ランドには、前記対向領域以外の領域に延在かつ外部に露出するランド露出部が形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記放熱用パターンは、前記配線パターンのうち電源用配線パターンあるいは接地用配線パターンに接続されている請求項1に記載の電気光学装置
  3. 前記電気光学パネルが有機ELパネルである請求項1または2に記載の電気光学装置。
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