JP4454710B2 - 位置検出装置付き回転装置およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

位置検出装置付き回転装置およびこれを用いた電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全体を薄型化できるような位置検出装置付き回転装置およびこれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の超音波モータを用いた回転装置を示す概念説明図である。この回転装置5は、駆動部10と、超音波モータ20と、位置検出部31と、出力表示部40とから構成されている。駆動部10は、ある物理パラメータ(例えば、車の走行速度)の変化量を表す変化量信号と位置検出部31からの位置信号とを受け取り、これらの信号に基づく駆動信号を超音波モータ20に供給する。
【0003】
超音波モータ20は、圧電体を有するステータとなる振動体21と、ロータとなる移動体22と、これら振動体21および移動体22を押え付ける加圧部23と、軸24とから構成されている。この超音波モータ20では、駆動部10から受け取った駆動信号に基づいて振動体21が振動し、その振動が摩擦によって回転運動に変換され、移動体22を回転させる。なお、超音波モータの原理は公知であるので、説明を省略する。
【0004】
出力表示部40は、超音波モータ20の軸24に固定されており、前記軸24の回転に伴い、回転する。位置検出部31は、出力表示部40の現在の位置を検出してその位置に応じた位置信号を駆動部10に供給する。駆動部10は、この位置信号に基づいて出力表示部40の現在の位置を特定し、その位置を考慮した駆動信号を超音波モータ20に供給する。
【0005】
図10は、回転装置5を車の走行速度メータに利用した場合を示す断面図である。このようなメータの他の従来例として、例えば特開昭63−300995号に開示のものが知られている。このメータ500では、ステータ591上には出力取り出し用の突起592が設けられており、この突起592に接触するようにロータ593が配置されている。ロータ593の上方には、位置検出センサ594が設けられている。ロータ593の中心には、軸595が設けられており、その先端には、指示針596が取り付けられている。同図において、ステータ591と突起592は、図9に示す振動体21と、ロータ593は、図9に示す移動体22と、位置検出センサ594は、図9に示す位置検出部31と、指示針596は、図9に示す出力表示部40に対応する。
【0006】
位置検出センサ594は、指示針596の現在の位置を検出してその位置に応じた位置信号を駆動回路(図示省略)に出力する。駆動回路は、車の走行速度に応じた変化量信号と位置検出センサ594からの位置信号に基づく駆動信号をステータ591に供給する。この駆動信号に基づいてステータ591が振動し、突起592との摩擦によってロータ594が回転する。これにより、指示針596は車の走行速度を表す位置まで回転する。なお、図10では指標板を省略している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来は、出力表示部40(または指示針596)と位置検出部31(または位置検出センサ94)とを重ねて配置している。しかしながら、出力表示部40と位置検出部31とを重ねて配置すると、当該位置検出部31を配置する空間を確保する必要が生じるから、回転装置5全体が厚くなってしまうという問題点があった。また、回転装置5が厚いと、その回転装置5を用いた電子機器自体が厚くなってしまうという問題点があった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、全体を薄型化できるような位置検出装置付き回転装置およびこれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決しようとするための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1に係る位置検出装置付き回転装置は、軸の周りを回転することで所定の値を表示するか又は出力する出力表示手段と、その出力表示手段を回転駆動させる駆動手段と、前記出力表示手段の位置を検出してその位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出手段とを有する位置検出装置付き回転装置において、前記出力表示手段と連動して回転する連動回転手段を設けると共に前記駆動手段または出力表示手段と重ならない位置に前記位置検出手段を配置し、当該位置検出手段により前記連動回転手段の位置を検出するようにしたものである。
【0010】
位置検出手段を駆動手段または出力表示手段と重ならない位置、例えば出力表示手段と並べて配置するようにすれば、装置全体を薄くできる。連動回転手段は、出力表示手段に設けられており、具体例としては、出力表示手段たる指示針に回転スリット板を取り付けた構成を挙げることができる。この連動回転手段の位置を検出すれば、出力表示手段の回転位置を検出できる。
【0011】
つぎに、請求項2に係る位置検出装置付き回転装置は、軸の周りを回転することで所定の値を表示するか又は出力する出力表示手段と、その出力表示手段を回転駆動させる駆動手段と、前記出力表示手段の位置を検出してその位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出手段と、所定の変化量に応じた信号を受け取ってその信号と前記位置信号とに基づく駆動信号により前記駆動手段の回転制御を行う駆動信号供給手段とを有する位置検出装置付き回転装置において、前記出力表示手段と連動して回転する連動回転手段を設け、前記位置検出手段を、前記軸を中心とした出力表示手段の反対側であって前記駆動手段または出力表示手段と重ならないように配置し、前記位置検出手段により前記連動回転手段の位置を検出し、その位置に応じた位置信号を前記駆動信号供給手段に供給するものである。
【0012】
すなわち、この位置検出装置付き回転装置では、駆動手段または出力表示手段と位置検出手段とが重ならないように配置している。このため、位置検出手段を配置する空間を確保する必要がなくなるから、回転装置全体を薄くすることができる。
【0013】
つぎに、請求項3に係る位置検出装置付き回転装置は、上記位置検出装置付き回転装置において、前記出力表示手段と前記連動回転手段とが略平面的に一体化されているものである。
【0014】
このように、出力表示手段と連動回転手段を略平面的に一体化すれば、回転装置全体をさらに薄くすることができる。また、部品点数を少なくできるから、構造簡単になる。
【0015】
つぎに、請求項4に係る位置検出装置付き回転装置は、上記位置検出装置付き回転装置において、前記位置検出手段は、光、磁気または機械的接点を利用して前記連動回転手段の位置を検出するものである。
【0016】
連動回転手段の位置を検出するために光、磁気または機械的接点を利用することにより、連動回転手段の位置を正確かつ容易に検出することができる。
【0017】
つぎに、請求項5に係る位置検出装置付き回転装置は、ロータとステータとを有する回転手段と、ロータ軸に設けた指示針と、ロータ軸に対して指示針の反対側端に設けられ当該指示針と連動して回転する回転スリット板と、この回転スリット板の回転位置を検出する位置検出手段と、を設けたものである。
【0018】
指示針の反対側端に回転スリット板を設け、この回転スリット板の回転位置を位置検出手段により検出するようにしたので、位置検出手段を回転手段に重ねて配置する必要がなくなる。
【0019】
つぎに、請求項6に係る位置検出装置付き回転装置は、一面に出力取り出し用の突起を設け、他面に圧電体を展着すると共に当該圧電体に分極処理を施した駆動部と、前記突起に接触するように配置された移動体と、移動体に設けた指示針と、回転中心に対して指示針の反対側端に設けられ当該指示針と連動して回転する回転スリット板と、この回転スリット板の回転位置を検出する位置検出手段と、を設けたものである。
【0020】
指示針の反対側端に回転スリット板を設け、この回転スリット板の回転位置を位置検出手段により検出するようにしたので、位置検出手段を回転手段に重ねて配置する必要がなくなる。また、回転手段として駆動体と移動体からなる超音波モータを用いたので、装置を薄型化することができる。
【0021】
つぎに、請求項7に係る電子機器は、請求項1乃至6の何れかに記載の位置検出装置付き回転装置と、当該位置検出装置付き回転装置の位置検出手段からの位置信号を取得し、位置検出装置付き回転装置の回転を制御する回転制御手段とを備えたものである。
【0022】
位置検出装置付き回転装置を電子機器に内蔵し、この位置検出装置付き回転装置からの信号に基づいて当該回転装置の回転を制御するようにしたので、位置検出装置付き回転装置の薄型化に伴い電子機器自体を薄型にできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の位置検出装置付き回転装置およびこれを用いた電子機器について、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態4〕の順で、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0024】
〔実施の形態1〕
図1は、本発明の実施の形態1に係る超音波モータを用いた回転装置を示す概念説明図である。この回転装置1は、駆動部10と、超音波モータ20と、位置検出部30と、出力表示部40とから構成されている。駆動部10は、ある物理パラメータ(例えば、車の走行速度)の変化量を表す変化量信号と位置検出部30からの位置信号を受け取って、それらの信号に基づく駆動信号を超音波モータ20に供給する。
【0025】
超音波モータ20は、ステータとなる振動体21と、ロータとなる移動体22と、これらの振動体21および移動体22を押え付ける加圧部23と、軸24とから構成されている。この超音波モータ20では、駆動部10から受け取った駆動信号に基づいて振動体21が振動し、その振動が摩擦により伝達して、移動体22が回転する。そして、移動体22の回転に伴い軸24が回転する。
【0026】
出力表示部40は超音波モータ20の軸24に固定されており、軸24が回転すると出力表示部40もが回転するようになっている。位置検出部30は、出力表示部40に重ならないよう配置されており、出力表示部40の現在の位置を検出してその位置に応じた位置信号を駆動部10に供給する。駆動部10は、この位置信号に基づいて出力表示部40の現在の位置を算出し、その位置を考慮した駆動信号を超音波モータ20に供給する。
【0027】
以上のように、この回転装置1では、位置検出部30を出力表示部40と並べて、すなわち駆動部10や出力表示部40と重ねることなく配置するので、回転装置を薄型化することができる。なお、上記では超音波モータを例に挙げたが、通常のモータでも同様の効果を得ることができる。以上が本発明に係る回転装置の概念であるが、これらを具体化した例を以下に説明する。
【0028】
図2の(a)は、上記回転装置100を車の走行速度メータに応用した場合を示す断面図、(b)は、平面図である。ステータ91は、その裏面に圧電素子が展着されており、この圧電素子表面には分極処理が施されている(いずれも図示省略)。ステータ91には、出力取り出し用の突起92が複数設けられている。また、ステータ91の中心には、回転軸93が設けられている。ロータ94は、この回転軸を中心として回転する。このロータ94は、指示針95と一体構成であり、更にその後端には、回転スリット板96が形成されている(同図(b)参照)。回転スリット板96の回転位置は、位置検出センサ97により検出する。
【0029】
なお、ステータ91と突起92は、図1に示す振動体21に、ロータ94は、図1に示す移動体22に、位置検出センサ97は、図1に示す位置検出部31に、指示針95は、図1に示す出力表示部40に対応する。
【0030】
位置検出センサ97は、回転スリット板96の現在の位置を検出し、その位置から指示針96の現在の位置を算出し、指示針96の位置に応じた位置信号を駆動回路(図示省略)に出力する。駆動回路は、車の走行速度に応じた変化量信号と位置検出センサ97からの位置信号とに基づく駆動信号をステータ91に供給する。なお、位置検出センサ97は、光、磁気または機械的接点を利用して回転スリット板97の現在の位置を検出する。
【0031】
この駆動信号に基づいてステータ91と突起92が振動し、突起92との摩擦によってロータ94が回転する。これにより、指示針95が車の走行速度を表す位置まで回転する。また、指示針95と連動して回転スリット板96も回転する。なお、図2では指標板を省略している。
【0032】
このように、実施の形態1の回転装置100では、駆動部10(ステータ91およびロータ94)や出力表示部40(指示針95)と位置検出部30(位置検出センサ97)とが重ならないように配置されているため、位置検出部30を配置する空間を確保する必要がなくなり、回転装置100を薄くすることが可能となる。
【0033】
なお、図2では位置検出センサ97をコ字型としてその凹部分に回転スリット板96の端部を位置させるようにしているが、回転スリット板96の端部の厚みを利用して回転位置を検出するようにすれば、位置検出センサ97と回転錘りっと板96とが重ならないよう配置できる。このため、回転装置100をさらに薄くすることが可能となる。
【0034】
また、上記では、車の走行速度メータに本発明を利用するように説明したが、揺動により所定の値を表示するか又は出力する全ての電子機器に当該発明を適用することができる。また、出力表示部を回転させるために超音波モータを用いるように説明したが、通常の電気モータや、その他のモータを用いてもよい。また、移動体22に軸24を設け、当該軸24に出力表示部40を固定するように説明したが、出力表示部40を移動体22に直接取りつけるようにしてもよい。
【0035】
〔実施の形態2〕
図3は、本発明の実施の形態2に係る超音波モータを用いた回転装置を示す断面図である。また、図4は、図3に示した回転装置を示す平面図である。図3および図4において、符号50は支持台、符号60は支持台50に固定されている軸を示す。また、符号52はステータを示し、当該ステータ52は突起53を有している。符号51は駆動信号を伝達するリード基板を示す。また、符号54は軸60により支持されるロータを示す。このロータ54には、指示針55と回転スリット板56が固定されている。回転スリット板57は半円形であり、当該回転スリット板57には、所定の間隔で複数のスリットSが形成されている。
【0036】
ロータ54は、スプリング58とねじ59によってステータ52の突起53に対して加圧されている。符号61は、ロータ54を軸60の周りに回転可能に支持するベアリングを示す。位置検出センサ57は、回転スリット板56の位置を検出する。位置検出センサ57はコ字型であり、その検出センサ57の凹部分に回転スリット板56の端部が配置されている。位置検出センサ57は、回転スリット板56の一方側に発光素子と他方側に受光素子とを有し、回転スリット板56のスリットSを通過する光を検出して回転位置を決定する。
【0037】
指示針55と回転スリット板56はロータ54に固定されているため、回転スリット板56の位置から指示針55の位置を決定することができる。そこで、位置検出センサ57は、指示針55の位置に応じた位置信号を図示しない駆動回路に供給する。なお、本実施例では回転スリット板56が半円形であるため、指示針55の回転角度は、0°〜180°になる。ここで、回転角度の大小は回転スリット板の開角を増減すれば良い。
【0038】
駆動回路(図示省略)は、車の走行速度に応じた変化量信号と位置検出センサ57からの位置信号とに基づく駆動信号をステータ52に供給する。この駆動信号に基づいてステータ52と突起53が振動し、突起53との摩擦によってロータ54が軸60を中心に回転する。これにより、指示針55は、車の走行速度を表す位置まで回転する。また、指示針55と連動して回転スリット板56が回転する。なお、図3では指標板を省略している。
【0039】
このように、実施の形態2の回転装置2では、指示針55と位置検出センサ57とが重ならないように配置されているため、位置検出センサ57を配置するための空間を確保する必要がなくなる。このため、回転装置2を薄くすることが可能となる。
【0040】
〔実施の形態3〕
図5は、本発明の実施の形態3に係る超音波モータを用いた回転装置を示す断面図である。また、図6は、図5に示した回転装置を示す平面図である。この回転装置3では、指示針55と回転スリット板66とを重ねた構成としている。図6に示すように、回転スリット板66は円形であり、その回転スリット板66には、所定の間隔で複数のスリットSが形成されている。この実施の形態3に係る回転装置3は、回転スリット板66を円形としたため、指示針55の回転角度を実施の形態2の回転装置よりも大きくできる。これ以外の構成は、図3および図4に示した実施の形態2の回転装置2と同じであるから、説明を省略する。
【0041】
〔実施の形態4〕
図7は、本発明の回転装置を用いた電子機器を示す断面図である。また、図8は、図7に示した電子機器を示す平面図である。この電子機器4は、回転装置5と発光部77とからなる。
【0042】
図7および図8において、符号50は支持台、符号60は支持台50に固定されている軸を示す。また、符号52はステータを示し、ステータ52は突起53を有している。符号51は駆動信号を伝達するリード基板を示す。また、符号54は軸60により支持されるロータを示す。ロータ54には、プレート75が固定されている。プレート75は円形であり、その一方の半分には大きさが異なる複数の貫通孔Hと、他方の半分には所定の間隔で複数のスリットSが形成されている。
【0043】
ロータ54は、スプリング58とねじ59とによってステータ52の突起53上に加圧接触されている。符号58は、ロータ54を軸60の周りに回転可能に支持するベアリングを示す。
【0044】
また、符号57は位置検出センサを示し、当該位置検出センサ57によりプレート75の位置を検出する。位置検出センサ57はコ字型であり、当該位置検出センサ57の凹部分にプレート75の端部が位置する。位置検出センサ57は、プレート75の一方側に発光素子と、他方側に受光素子とを有し、プレート75のスリットSを通過する光を検出してプレート75の位置を決定する。位置検出センサ57は、プレート75の位置を検出してその位置に応じた位置信号を駆動回路(図示省略)に供給する。
【0045】
プレート75の一方側には、発光部77が設けられている。この発光部77からの光はプレート75の貫通孔Hを通過するようになっている。発光部77からの光を調整するには、プレート75を回転させることによって、所定の貫通孔Hを選択する。プレート75の回転量はスリットSにより制御できるから、駆動回路からの選択信号に基づいて貫通孔Hを選択可能になる。
【0046】
上記電子機器4は、例えば、目の検査や光通信に利用することができる。このように、実施の形態4の電子機器4では、薄型の回転装置5を用いることにより、電子機器全体を薄くすることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の位置検出装置付き回転装置(請求項1および請求項2)では、位置検出手段を駆動手段または出力表示手段と重ならないようにしたので、位置検出手段を配置する空間を確保する必要がなくなる。このため、回転装置全体を薄くすることができる。
【0048】
また、本発明の位置検出装置付き回転装置(請求項3)では、出力表示手段と前記連動回転手段とを略平面的に一体化したので、回転装置全体をさらに薄くすることができる。また、部品点数を少なくできるから、構造が簡単になる。
【0049】
また、本発明の位置検出装置付き回転装置(請求項4)では、位置検出手段として、光、磁気または機械的接点を利用して前記連動回転手段の位置を検出するようにしたので、連動回転手段の位置を正確かつ容易に検出することができる。
【0050】
また、本発明の位置検出装置付き回転装置(請求項5)では、指示針の反対側端に回転スリット板を設け、この回転スリット板の回転位置を位置検出手段により検出するようにしたので、位置検出手段を回転手段に重ねて配置する必要がなくなる。
【0051】
また、本発明の位置検出装置付き回転装置(請求項6)では、指示針の反対側端に回転スリット板を設け、この回転スリット板の回転位置を位置検出手段により検出するようにしたので、位置検出手段を回転手段に重ねて配置する必要がなくなる。このため、装置を薄型化することができる。また、回転手段として駆動体と移動体からなる超音波モータを用いたので、装置を更に薄型化することができる。
【0052】
また、本発明の電子機器(請求項7)では、位置検出装置付き回転手段と、当該位置検出装置付き回転手段の位置検出手段からの位置信号を取得し、位置検出装置付き回転手段の回転を制御する回転制御手段とを備えたので、位置検出装置付き回転手段の薄型化に伴い電子機器自体を薄型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る超音波モータを用いた回転装置を示す概念説明図である。
【図2】(a)は、上記回転装置100を車の走行速度メータに応用した場合を示す断面図、(b)は、平面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る超音波モータを用いた回転装置を示す断面図である。
【図4】図3に示した回転装置を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る超音波モータを用いた回転装置を示す断面図である。
【図6】図5に示した回転装置を示す上面図である。
【図7】本発明の回転装置を用いた電子機器を示す断面図である。
【図8】図7に示した電子機器を示す平面図である。
【図9】従来の超音波モータを用いた回転装置を示す概念説明図である。
【図10】回転装置を車の走行速度メータに利用した場合を示す断面図である。
【符号の説明】
100 回転装置
91 ステータ
92 突起
93 回転軸
94 ロータ
95 指示針
96 回転スリット板
97 位置検出センサ

Claims (7)

  1. 軸の周りを回転することで所定の値を表示するか又は出力する出力表示手段と、その出力表示手段を回転駆動させる駆動手段と、前記出力表示手段の位置を検出してその位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出手段とを有する位置検出装置付き回転装置において、
    前記出力表示手段と連動して回転する連動回転手段を設けると共に前記駆動手段または出力表示手段と重ならない位置に前記位置検出手段を配置し、当該位置検出手段により前記連動回転手段の位置を検出するようにしたことを特徴とする位置検出装置付き回転装置。
  2. 軸の周りを回転することで所定の値を表示するか又は出力する出力表示手段と、その出力表示手段を回転駆動させる駆動手段と、前記出力表示手段の位置を検出してその位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出手段と、所定の変化量に応じた信号を受け取ってその信号と前記位置信号とに基づく駆動信号により前記駆動手段の回転制御を行う駆動信号供給手段とを有する位置検出装置付き回転装置において、
    前記出力表示手段と連動して回転する連動回転手段を設け、
    前記位置検出手段を、前記軸を中心とした出力表示手段の反対側であって前記駆動手段または出力表示手段と重ならないように配置し、
    前記位置検出手段により前記連動回転手段の位置を検出し、その位置に応じた位置信号を前記駆動信号供給手段に供給することを特徴とする位置検出装置付き回転装置。
  3. 前記出力表示手段と前記連動回転手段とが略平面的に一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置付き回転装置。
  4. 前記位置検出手段は、光、磁気または機械的接点を利用して前記連動回転手段の位置を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の位置検出装置付き回転装置。
  5. ロータとステータとを有する回転手段と、
    ロータ軸に設けた指示針と、
    ロータ軸に対して指示針の反対側端に設けられ当該指示針と連動して回転する回転スリット板と、
    この回転スリット板の回転位置を検出する位置検出手段と、を設けたことを特徴とする位置検出装置付き回転装置。
  6. 一面に出力取り出し用の突起を設け、他面に圧電体を展着すると共に当該圧電体に分極処理を施した駆動部と、
    前記突起に接触するように配置された移動体と、
    移動体に設けた指示針と、
    回転中心に対して指示針の反対側端に設けられ当該指示針と連動して回転する回転スリット板と、
    この回転スリット板の回転位置を検出する位置検出手段と、
    を設けたことを特徴とする位置検出装置付き回転装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の位置検出装置付き回転装置と、前記位置検出装置付き回転装置の位置検出手段からの位置信号を取得し、前記位置検出装置付き回転装置の回転を制御する回転制御手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
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