JP4451797B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関するものである。
近年、ゴルフクラブヘッドは、フェースを薄肉にすることで、軽量化を図るとともにフェースの反発係数を高め、ボールをより遠くに飛ばす飛距離性能を向上させている。
一般に、ゴルフクラブヘッドの反発係数はフェース中央部で極大値を示し、フェース中央部から周縁に向かうにしたがってその値は低下していく。
従来は、フェース中央部での反発係数を高めることで、結果的にその中央部以外の周囲の反発係数も比較的高く維持されていたので、打点がフェース中央部から外れた時にも、飛距離性能が極端に低下することはなかった。しかし、全米ゴルフ協会(U.S.G.A.)やロイヤル・アンド・エインシェント・ゴルフクラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)において、ゴルフクラブヘッドの反発係数の上限が定められる等、高い反発係数を有するゴルフクラブの使用が、世界的に規制されつつある。このため、従来のようにフェース中央部の反発性能を高めることによって、フェース中央部以外の周囲の反発係数を維持することが困難となり、打点がフェース中央部から外れた時の飛距離性能を極端に低下させる恐れがあった。
上述のような事情から、フェース中央部からその周縁に渡って広い範囲で比較的高い反発係数を均等に有するゴルフクラブヘッドが求められている。このようにすることで、ボールの打点がフェース中央部から少々ずれたとしても反発係数の低下が少なく、飛距離性能を安定して高いものとできるとともに、反発係数の規制もクリアできる。
このような中、フェース裏面のリブをフェース中央部を中心とした環状に形成することで、スイートスポットを広げ、フェースにおいて高い反発係数を有する部分を拡大させるといった提案がなされていた(例えば、特許文献1参照)。
特表2004−533894号公報(図1、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載のゴルフクラブヘッドにおいても、比較的高い反発係数を有する範囲が、十分な広さで得られない場合があるとともに、前記範囲以外の部分の反発係数の低下が大きく、安定した飛距離性能を得ることができなかった。このため、ゴルフクラブヘッドにおいて、高い反発係数が広範囲に渡って均等に得られ、ボールの打点がフェースのセンターからずれても、反発係数の低下を小さくすることを可能とする技術が嘱望されていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ボールの打点がフェースのセンターからずれても、反発係数の低下が小さいゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明者は、ゴルフクラブヘッドにおいて、より高い反発係数が広範囲に渡ってより均等に得られるフェースを有するゴルフクラブヘッドを開発すべく鋭意研究を重ねていた。その過程で、フェース裏面の肉厚分布に着目し、種々の実験を行った。その結果、フェース裏面において、その中央部に厚肉の突起部を形成するとともに所定のリブを形成することによって、広範囲に渡って比較的高い反発係数が得られるとともに反発係数の分布を従来よりも均等化しうるフェースにできることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のゴルフクラブヘッドは、裏面中央部に形成されかつ最も肉厚の薄い最薄肉部の肉厚に対して2.0倍以上の肉厚を有する突起部と、この突起部から周縁部に向かって延びる複数のリブと、を有するフェースを備え、
前記複数のリブは6本以上設けられるとともに、互いに隣り合った前記リブ相互間における延在方向のなす角度θ(度)は90度未満であり、
前記突起部における最大肉厚は、前記最薄肉部の肉厚に対して3.5倍以下であり、
前記リブの幅が3mm〜14mmであり、且つ、
リブの高さをリブの幅で割った値〔(リブの高さ)/(リブの幅)〕が、0.05以上であり0.20以下であることを特徴としている。
上記の構成によれば、前記突起部を形成することでフェース中央部の剛性が局部的に高められ、フェース中央部の反発係数が局部的に高くなることを抑制する効果(以下、局部反発係数抑制効果ともいう)を得ることができる。よって、フェース中央部から周縁部に向かって反発係数の変化の度合いをなだらかにし、フェース全体における反発係数の分布を比較的均等化できる。加えて、前記突起部以外の部分は、前記複数のリブによって補強することで比較的薄肉とし、フェース全体としての反発性能を向上させることができる。
また、前記リブをフェース中央部からフェース周縁部に向かって配置することにより、フェース剛性を過度に高めることなく、フェースに作用する応力をより均等に分散することができる。また、リブを6本以上としたのは、6本未満ではリブの無い部分の領域が広くなり、その領域が強度不足となりやすいからである。また、前記角度θを90度未満としたのは、角度θが90度以上である領域があると、その領域が強度不足となりやすいからである。
また、前記突起部における肉厚が最薄肉部の肉厚に対して2.0倍より小さい場合、フェース中央部において必要な剛性が確保できず、局部反発係数抑制効果が十分に得られない。前記突起部における最大肉厚が最薄肉部の肉厚に対して3.5倍より大きい場合、前記突起部が厚くなりすぎて、反発性能が過度に低下する。
また、リブの幅が3mmより狭いと、比較的狭い幅のリブに応力が集中して、リブのエッジ部分で破損が起きやすくなり、リブの幅が14mmより広いと、フェース剛性が過度に大きくなり反発性能が低下しやすい。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記突起部は、スイートスポットを含む位置に設けられるとともに、そのフェース裏面における占有面積が、フェース裏面の全面積に対して2%〜5%の割合であることが好ましい。
この場合、特に反発係数が高くなり易いスイートスポットでの反発係数を抑制することができ、反発係数の分布の均等化する効果が更に高まる。また、前記占有面積の割合が2%より小さいと、フェース中央部の反発係数が高くなる場合があり、反発係数の分布を均等化する効果が低下する恐れがある。前記占有面積の割合が5%より大きいと、フェース中央部の剛性が高くなりすぎて、フェース全体の反発係数が低下する恐れがある。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記リブの断面積は、2.0〜10.0mmであることが好ましい。この場合、前記リブの断面積が2.0mmより小さいとフェース強度が不足してフェースが破損しやすくなるからであり、10.0mmより大きいとフェース剛性が高くなりすぎて、反発性能が低下するからである。
ここで、リブの断面積とは、以下のように定義される。リブの長手方向中央位置からリブの一端側にリブ全長(リブ長手方向の全長。以下同じ。)の40%だけ隔てた位置Aと、リブの長手方向中央位置からリブの他端側にリブ全長の40%だけ隔てた位置Bとを設定したとき、位置Aから位置Bまでの各長手方向位置におけるリブの断面積の平均値を、当該リブの断面積とする。
また、前記リブの高さは0.3mm〜1.5mmであるのが好ましい。リブの高さが0.3mmより低いと、リブによるフェース補強効果が少なくなり、リブの高さが1.5mmより高いと、リブに応力が集中しやすくなるからである。
また、上記のゴルフクラブヘッドにおいては、フェース肉厚が0.5mm〜6.2mmであるのが好ましい。フェース肉厚が0.5mmより薄いとフェース強度が不足しやすくなり、6.2mmを超えるとフェース剛性が高くなりすぎて反発性能が低下するからである。
本発明のゴルフクラブヘッドによれば、フェースの裏面に突起部及びリブをそれぞれ適切に設けることで、広範囲に渡って比較的高い反発係数が得られるとともに反発係数の分布を従来よりも均等化しうるフェースとすることができ、ボールの打点がフェースのセンターからずれても、反発係数の低下が小さいゴルフクラブヘッドとすることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態であるゴルフクラブヘッド1(以下、単にヘッド1ともいう)の全体を示す斜視図である。このヘッド1は、いわゆるウッド型のゴルフクラブヘッドであって、ボールを打球するためのフェース部2と、このフェース部2の上縁からヘッド後方に延びヘッド1の上面を構成するクラウン部3と、フェース部2の下縁からヘッド後方に延びヘッド1の下面を構成するソール部4と、クラウン部3とソール部4との間に延びるフェース部2以外の部分であるサイド部5と、シャフト(図示しない)を挿入接着するためのシャフト穴(図示されない)を備えたホーゼル部6と、を有している。
ヘッド1は、チタン合金等の金属からなり、2つの部材が接合されるとともに内部が中空とされた2ピース構造である。図1において、接合された2部材の境界線ksを仮想線(2点鎖線)にて示す。このヘッド1は、フェース部2の全体を含むとともに該フェース部2の周縁からヘッド後方へと延びる立上り部11を備えヘッド1の前方部分を構成するほぼお椀型のカップフェース1aと、ヘッド1のうちカップフェース1a以外の部分であってヘッド1の後方部分を構成するヘット本体1bとが前記境界線ksにおいて溶接により接合されたものである。カップフェース1aの立上り部11は、クラウン部3、ソール部4及びサイド部5の各フェース寄り部分を構成している。ヘット本体部1bは、クラウン部3、ソール部4及びサイド部5の各バック寄り部分と、ホーゼル部6とを構成している。ヘッド1はその全体がチタン合金からなるとともに、カップフェース1aは鍛造製法により作製されたものであり、ヘット本体部1bはロストワックス精密鋳造法により作製されたものである。
なお、本発明においてヘッド1の材質は特に限定されず、例えば各種金属材料、繊維強化プラスチック等を用いることができる。金属材料としては、チタン、チタン合金、ステンレス合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金等を含む一種類又は複数種類の材料が好適に用いられる。チタン合金としては、例えばTi−6Al−4V、Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn、Ti−15Mo−5Zr−3Al、Ti−13V−11Cr−3Al、等が用いられ、特にフェース部2を構成する部材としては強度に優れたβ型チタンを好適に用いることができる。繊維強化プラスチックとしては、例えば炭素繊維強化プラスチックを用いることができる。フェース部2には圧延材や鍛造材を用いて強度を確保し、その他の部分には設計自由度の高い鋳造品を用いて溶接で一体化すると、強度と形状設計自由度とが両立できる点で好ましい。また、クラウン部3の一部又は全部を炭素繊維強化プラスチックとし、他の部分を金属部材の鋳造にて作製すると、低重心化しやすい点で好ましい。
カップフェース1aのフェース部2の外面には、打球時にボールと接触するフェース面2aが形成されている。図2は、カップフェース1aをフェース面2aの裏面側から見た平面図である。図2におけるハッチング部分は、カップフェース1aの端面であり、該端面において前述したヘット本体部1bと溶接される。
図2に示すように、フェース裏面2bには、フェース中央部からフェース周縁部に向かって延びる、フェース部2を補強するための6本のリブ71〜76が設けられている。これらリブ71〜76は、リブが形成されていない非リブ部9に対して厚肉に形成されているとともに、フェース中央部を中心に放射状に配置されており、フェース中央部からフェース外周(フェース裏面2bの外周縁)gsにまで至っている。なお、図2において、フェース外周gsとカップフェース1aの端面(ハッチング部分)とで囲まれた部分は、前述したカップフェース1aの立上り部11(の内面)である。
図3(a)は、図2中H−H線の断面図であり、フェース中央部を含むとともにリブ71及び74に沿った断面を示しており、図3(b)は、図2中I−I線の断面図であり、リブが形成されていない非リブ部9とフェース中央部とを含む断面を示している。図のように、フェース裏面2bの中央部には、ヘッド1内方側に凸状に形成された突起部8を有している。すなわち、各リブ71〜76は、フェース裏面2bの中央部に形成された突起部8からフェース周縁部に向かって延びるように設けられている。
突起部8の頂部8aにおける肉厚T1は、破線8b(図2)の範囲内でほぼ一定の値とされているとともに、各リブ71〜76における肉厚T3よりも厚肉に形成されている。すなわち、突起部8の頂部8aは、フェース裏面2bにおいて最も厚肉に形成されている。一方、非リブ部9は、最も薄肉に形成されている。
なお、ここで言う肉厚とは、フェース部2の断面におけるフェース面2aからフェース裏面2bまでの厚み寸法を示している。
また、フェース部2において、突起部8は、フェース部2中央部に位置しかつ最も肉厚の薄い最薄肉部である非リブ部9における肉厚T2に対して2.0倍以上の肉厚を有するように形成された部分である。また、この突起部8の頂部8aにおける肉厚T1(突起部8における最大肉厚)は、肉厚T2に対して3.5倍以下となるように設定されている。
突起部8における肉厚が肉厚T2に対して2.0倍より小さい場合、フェース部2中央部において必要な剛性が確保できず、局部反発係数抑制効果が十分に得られない。肉厚T1が肉厚T2に対して3.5倍より大きい場合、突起部8が厚くなりすぎて、反発性能が過度に低下する。
図4は、図3(b)中の突起部8の拡大図である。以下に、フェース部2断面における突起部8の範囲について説明する。図4中、破線U1は、突起部8における、フェース面2aを基準に非リブ部9の肉厚T2の幅を有する範囲を示す仮想線である。また、破線U2は、フェース面2aを基準に非リブ部9の肉厚T2の2.0倍の幅を有する範囲を示す仮想線である。
ここで、突起部8は、上述したように非リブ部9の肉厚に対して2.0倍以上の肉厚を有する部分である。換言すれば、非リブ部9の肉厚T2に対して肉厚が2.0倍未満の部分は、突起部8ではない。つまり、突起部8の断面における突起部8の範囲は、破線U2と、突起部8の外形線8cとで囲まれる範囲と規定される。
また、突起部8の底面は、破線U2で定められ、フェース裏面2bを正面視したときの突起部8の底面、すなわちフェース裏面2bにおける突起部8の範囲は、フェース部2全体の肉厚を肉厚T2の2倍の肉厚で一定とした破線U2を含んだ仮想面と、実際のフェース裏面2bとの交線を示す破線8d(図2)により画定される。
そして、図2に示すように、この破線8dで囲まれる突起部8の範囲内には、ゴルフクラブヘッド1のスイートスポットSSが位置しており、突起部8はスイートスポットSSを含む位置に設けられている。また、破線8dで囲まれる範囲の面積、すなわち、フェース裏面2bにおける突起部8の占有面積は、フェース裏面2bの全面積に対して2〜5%の割合に設定されている。
次に、リブ71〜76について詳細に説明する。なお、ここでは、リブ71を一例として取り上げて説明する。図5は、図2中、J−J線におけるリブ71の断面図である。リブ71は、図のようにヘッド1の内方に向かって滑らかな曲線を有する凸状に形成されている。リブ71の非リブ部9に対する高さは、リブ幅方向中央付近からリブ幅方向両側縁部にかけ徐々に低くなり、該両側縁部においては高さがほぼゼロとされている。このようにリブの断面形状を、滑らかな曲線とすることで、従来の断面矩形のリブのように鋭角となる部分がなく、応力がより均等に分散され、少ない体積のリブでより高いフェース補強効果を得ることができる。
他のリブ72〜76においても、上述したリブ71と同様の断面形状とされている。また、各リブ71〜76のそれぞれにおいて、その両端付近を除き、リブ長手方向各位置における断面仕様(断面積、断面形状、リブ幅、リブ高さ)が一定とされており、また各リブ71〜76はそれぞれほぼ真っ直ぐに延びている。
各リブ71〜76の幅W1〜W6は、3mm〜14mmとするのが好ましい。リブの幅が3mmより狭いと、比較的狭い幅のリブに応力が集中して、リブのエッジ部分で破損が起きやすくなるからであり、よってリブの幅は5mm以上がより好ましく、7mm以上が特に好ましい。また、リブの幅を14mm以下としたのは、14mmより広いとフェース剛性が過度に大きくなり反発性能が低下しやすくなるからであり、よってリブの幅は、12mm以下がより好ましく、10mm以下が更に好ましく、8mm以下が特に好ましい。
各リブ71〜76の高さt1〜t6(図5参照)は、0.3mm〜1.5mmであるのが好ましい。リブの高さを0.3mm以上としたのは、0.3mmより低いとリブによるフェース補強効果が少なくなるからであり、よってリブの高さは0.5mm以上がより好ましく、0.7mm以上が更に好ましい。リブの高さを1.5mm以下としたのは、1.5mmより高いとリブに応力が集中しやすくなるからであり、よってリブの高さは1.2mm以下がより好ましく、1.0mm以下が更に好ましい。
本発明においてリブの高さをリブの幅で割った値〔(リブの高さ)/(リブの幅)〕は、0.20以下であるが、0.15以下がより好ましい。この値が大きすぎると、リブ部分に応力が集中しやすくなって応力分散しにくくなり、且つ、リブ部分の剛性が高くなりすぎてフェースの撓みが過度に少なくなり反発性能が低下する場合があるからである。ただし、〔(リブの高さ)/(リブの幅)〕が小さすぎると、リブによる肉厚部分の領域が広くなりすぎてフェースの撓みが少なくなったり、リブが低すぎてフェース補強効果が減少したりする場合があるので、本発明では0.05以上としているが、0.08以上がより好ましく、0.10以上が特に好ましい。
また、各リブ71〜76の断面積(リブの外形線71aと非リブ部9の延長線9aとに囲まれた範囲)は、2.0〜10.0mmに設定されている。各リブの断面積が2.0mm未満であるとフェース強度が不足してフェースが破損しやすくなる。よって、好ましくは3.0mm以上、更には4.0mm以上が好ましい。また、10.0mmより大きいとフェース剛性が高くなりすぎて、反発性能が低下する恐れがある。よって、好ましくは9.0mm以下、更には8.0mm以下とするのが好ましい。
リブの断面積の定義については前述した通りであるが、図2を参照しつつ補足説明する。6本のリブのうちリブ72を例にとり説明すると、リブ72のリブ全長Lのリブ長手方向中心位置7cからリブの一端側にリブ全長(リブ長手方向の全長。以下同じ。)の40%(つまり0.4L)だけ隔てた位置A(図2で符号Aと表示)と、同じく位置7cからリブの他端側にリブ全長の40%(つまり0.4L)だけ隔てた位置B(図2で符号Bと表示)とを設定したとき、位置Aから位置Bまでの各長手方向位置におけるリブ72の断面積の平均値を、リブ72の断面積として採用した。
なお、上述の位置Aよりもリブ端部側の部分におけるリブ断面積、及び、上述の位置Bよりもリブ端部側の部分におけるリブ断面積は、上述したリブ断面積(位置Aから位置Bまでの断面積の平均値)以上とするのが好ましい。リブの端部には特に応力が集中しやすいからである。
このような各リブ71〜76は、上述したように、突起部8からフェース周縁部に向かって延びるように設けられている。そして、各リブ71〜76において、互いに隣り合った前記リブ相互間における延在方向(図5において一点鎖線で示す)のなす角度は90度未満とされている。
図6は、図2と同一のカップフェース1aをフェース裏面2b側から見た平面図であり、見やすいように図2とは別図面としたものである。図6に示すように、例えば、互いに隣り合ったリブ71とリブ72との相互間における延在方向の成す角度θ1は90度未満であり、互いに隣り合ったリブ72とリブ73との相互間における延在方向のなす角度θ2も90度未満である。以下同様に、互いに隣り合ったリブ(73と74,74と75、75と76、76と71)相互間における延在方向のなす角度(θ3、θ4、θ5、θ6)は全て90度未満である。
互いに隣り合った前記リブ相互間における延在方向のなす角度θ1〜θ6を90度未満としたのは、θ1〜θ6が90度以上である領域があると、その領域が強度不足となりやすいからである。よって、この角度は80度以下とするのが好ましい。ただし、この角度が小さすぎると、その領域のフェース剛性が高くなりすぎて反発性能が低下する場合がある。よって、互いに隣り合った前記リブ相互間における延在方向のなす角度は、15度以上とするのが好ましく、30度以上とするのが更に好ましく、40度以上とするのが特に好ましい。
各リブ71〜76の幅方向両側には、リブ71〜76と非リブ部9とを区画する境界線rkが存在するが、互いに隣り合ったリブの境界線rk同士が交差する部分には、曲率半径R=1〜15mmの丸み(面取り)が付与されている。即ち、図5に示すように、リブ71の境界線rkとリブ72の境界線rkとが交差した部分には、曲率半径R1(=1〜15mm)の丸みが付与されている。この曲率半径R1の丸み線は、境界線rkの両方と滑らかに連続しており、且つリブ交差中心位置rc側に凸の丸みである。同様に、各リブ71〜76の境界線rk同士が交差する部分には、曲率半径R2,R3,R4,R5,R6(いずれも1〜15mm)の丸みが付与されている。
このようにすると、互いに隣り合ったリブの境界線同士が交差する部分に付与された丸みによりフェースの厚肉部分が増加するとともに当該交差部分への応力集中が緩和され、耐久性が向上する。曲率半径Rを1mm以上としたのは、1mm未満では厚肉部分増加効果や応力集中の緩和効果が少なく耐久性が低下しやすくなるからであり、よって曲率半径Rは2mm以上が更に好ましい。曲率半径Rを15mm以下としたのは、15mmを超えると、フェースの厚肉部分が増加して反発係数が低下しやすくなるからであり、よって曲率半径Rは14mm以下が更に好ましく、12mm以下が特に好ましい。
なお、ここでいう「丸みの曲率半径RがXmm以上」の意味、及び「丸みの曲率半径RがYmm以下」の意味を、図6において互いに隣接するリブ72及びリブ73を例にとり説明する。図7は、図6におけるリブ72の境界線rkとリブ73の境界線rkとが交差する部分付近の拡大図である。
丸みの曲率半径R2がXmm以上とは、互いに交差するリブ72,73の境界線rkの両方と滑らかに連続しかつリブ交差中心位置rc側に凸であって曲率半径Xmmである丸み線m1よりも、当該曲率半径R2の丸み線がリブ交差の中心位置rcより離れた側にあることを意味する。
丸みの曲率半径R2がYmm以下とは、互いに交差するリブ72,73の境界線rkの両方と滑らかに連続しかつリブ交差中心位置rc側に凸であって曲率半径Ymmである丸み線m2よりも、当該曲率半径R2の丸み線がリブ交差の中心位置rcに近い側にあることを意味する。
なお、上記丸みは、単一の曲率半径を有する円弧である必要はなく、異なる曲率半径が複合した形態となっていてもよい。なお、異なる曲率半径が複合した形態とする場合には、耐久性や反発性の観点から、その丸みに曲率半径R=0.5未満の部分が含まれないようにするのがよく、さらにR=1.0未満の部分が含まれないようにするのが良く、またR=20mmを超える部分が含まれないようにするのが良く、さらにR=15mmを超える部分が含まれないようにするのが良い。なお、境界線rkの交差部分における応力分散性を考慮すると、上記丸みは単一R(単一の曲率半径)で形成するのが最も好ましい。
上記曲率半径R(mm)と当該リブ相互間における前記角度θ(度)との比である(θ/R)の値は3〜50とされている。すなわち、上記θ1(mm)と上記R1(度)との比である(θ1/R1)の値は3〜50とされており、同様に(θ2/R2),(θ3/R3),(θ4/R4),(θ5/R5),(θ6/R6)もそれぞれ3〜50とされている。(θ/R)を3以上としたのは、この比の値が3未満であると、角度θに対して曲率半径Rが大きくなり、フェースの厚肉部分が増加しすぎて反発係数が低下しやすくなるからであり、よって(θ/R)は6以上が更に好ましい。また、(θ/R)を50以下としたのは、50を超えると角度θに対して曲率半径Rが小さくなり、境界線の交差部分に応力が集中しやすくなって耐久性が低下しやすくなるからであり、よって(θ/R)は22以下が更に好ましい。
なお、複数の上記角度θを、値の大きな順にθ(1)、θ(2)、・・・、θ(m)とし、θ(1)のリブ間の曲率半径RをR(1)、θ(2)のリブ間の曲率半径RをR(2)、・・・、θ(m)のリブ間の曲率半径RをR(m)とした場合において、
(a) R(1)≧R(2)≧・・・≧R(m) 且つ R(1)>R(m)
とするのが好ましく、
(b) R(1)>R(2)>・・・>R(m)
とするのが更に好ましい。上述したように、(θ/R)の比を所定範囲内に限定するのが好ましいため、更に上記(a)及び(b)のように曲率半径Rと角度θとの大小関係を規定することにより両者の関係を最適化できる。
なお、上記(a)及び(b)における各曲率半径の値は、mmの単位で小数点以下を四捨五入した値で評価するものとする。
また、本実施形態ではリブの本数を6本としたが、このリブの本数は、6本以上であればよい。リブの本数が、6本未満ではリブの無い部分の領域が広くなり、その領域が強度不足となりやすいからである。ただし、リブの数が多すぎると、フェース剛性が高くなりすぎて反発性能が低下する場合があるので、フェース中央部からフェース周縁部に向かって配置されたリブの数は、15本以下がより好ましく、10本以下が更に好ましく、8本以下が特に好ましい。
以上のように構成された本実施形態に係るヘッド1によれば、フェース裏面2bに突起部8を形成することでフェース部2中央部の剛性が局部的に高められ、フェース部2中央部の反発係数が局部的に高くなることを抑制する効果を得ることができる。よって、フェース部2中央部から周縁部に向かって反発係数の変化の度合いをなだらかにし、フェース部2全体における反発係数の分布を比較的均等化できる。加えて、突起部8以外の部分は、リブ71〜76によって補強することで比較的薄肉とし、フェース面2a全体としての反発性能を向上させることができる。以上によって、広範囲に渡って比較的高い反発係数が得られるとともに反発係数の分布を従来よりも均等化しうるフェース面2aにすることができ、ボールの打点がフェース面2aのセンターからずれても、反発係数の低下が小さいものとすることができる。その結果、このヘッド1は、比較的高い飛距離性能を安定して発揮することができるものとなる。
また、本実施形態によれば、突起部8は、ヘッド1のスイートスポットを含む位置に設けられているので、特に反発係数が高くなり易いスイートスポットSSでの反発係数を抑制することができ、反発係数の分布の均等化する効果が更に高まる。
また、本実施形態では、フェース裏面2bにおける突起部8の占有面積は、フェース裏面2bの全面積に対して2〜5%の割合に設定されている。その理由は、この占有面積の割合が、2%より小さいとフェース部2中央部の反発係数が高くなる場合があり、反発係数の分布を均等化する効果が低下する恐れがある。また、前記占有面積の割合が5%より大きいと、フェース部2中央部の剛性が高くなりすぎて、フェース部2全体の反発係数が低下する恐れがある。
なお、図6に示すリブ集中部分15(ハッチングにて示す)の中心(リブ集中部分15の図心又は重心)は、フェース裏面2bの中心(フェース裏面2bの図心又は重心)から4mm以内の範囲に位置するのが好ましい。リブ集中部分15の中心がフェース部2の周縁部側に寄りすぎていると、フェースに作用する応力の各リブへの均等分散性が低下する場合があるからである。なお、リブ集中部分15とは、突起部8を含むとともに、複数のリブが交差することによりフェース中心部に形成された部分であって、いずれのリブに属するか判断できない部分のことである。
また、フェース肉厚(フェース部2の肉厚)は、0.5mm〜6.2mm以下であるのが好ましい。フェース肉厚を0.5mm以上としたのは、フェース肉厚が0.5mmより薄いとフェース強度が不足しやすくなるからであり、また、フェース肉厚を6.2mm以下としたのは、6.2mmを超えるとフェース剛性が高くなりすぎて反発性能が低下するからである。ここで言うフェース肉厚とは、フェース裏面2bにおける突起部8、リブ71〜76、及び非リブ部9のすべての部分における肉厚を含んでいる。
なお、リブの無い非リブ部9における肉厚は、3.0mm以下が好ましく、2.5mm以下がより好ましく、2.2mm以下が特に好ましい。本発明のリブを設けることにより、非リブ部9における肉厚を薄くしてもフェース部2の強度が保持でき、且つ該肉厚を薄くした方が反発性能が向上しやすいからである。ただし、薄すぎるとフェース強度が不足する場合があるので、非リブ部9における肉厚は、0.4mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましく、0.8mm以上が更に好ましく、1.4mm以上が特に好ましい。
なお、各リブ71〜76はフェース部2中央部からその周縁部に向かって延びていればよいが、各リブ71〜76のフェース中心部側端部は、フェース裏面2bの中心(フェース裏面2bの図心または重心。図示省略。)から4mm以内の範囲に配置されるのが好ましい。リブのフェース中心部側端部のフェース裏面2bの中心からの距離が大きくなると、最も応力が作用しやすいフェース中心部付近のリブによる補強効果が不足する場合があり、更に、フェース中心部に作用した応力をリブによってフェース周縁部へと均等に分散しにくくなるからである。
また、各リブ71〜76は、フェース外周(フェース裏面2bの外周縁)gsから5mm以内の範囲にまで配置されるのが好ましく、フェース外周gsにまで至っているのが更に好ましい。リブのフェース周縁部側端部のフェース外周gsからの距離が大きくなると、フェース中心部に作用した応力のフェース周縁部への分散範囲が限定されてしまう傾向となるからであり、また、フェース周縁部におけるリブによる補強効果が不足する場合があるからである。
また、ヘッド1における、U.S.G.A.の規則に基づくスイートスポットの反発係数(U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4−1e, Revision 2 (February 8, 1999)に基づく反発係数。以下、U.S.G.A.方式の反発係数ともいう)は、0.830以下とするのが好ましい。その理由は、2008年1月1日より、U.S.G.A.方式の反発係数が0.830を超えるものは、ゴルフ規則に不適合となることが予定されているためである。但し、U.S.G.A.方式の反発係数が低すぎると飛距離性能が低下するので、ヘッド1における前記反発係数は、0.800以上とするのが好ましい。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例及び比較例)
本発明に係る実施例のゴルフクラブヘッドと、比較例のゴルフクラブヘッドとを作製し、これらを評価することにより、本発明の効果を検証した。
フェース部の肉厚分布を除き、全ての例の仕様は同一とした。すなわち、全ての例における共通の仕様として、ヘッドは、上述した実施形態と同様のほぼお椀型のカップフェースとヘッド本体部とを溶接接合した中空のチタン合金製ヘッドを用いた。このヘッドは、ヘッド体積が430ccであり、フェース面積(フェース面の面積)が4150mmである。
実施例については、上述した本実施形態のフェース部を有するものを3種類(実施例1〜3)用意した。また、比較例については、リブの配置は実施例1〜3と同一であるが、突起部の頂部における肉厚が異なるものを2種類(比較例1,2)と、フェース部裏面の肉厚分布等が異なるものを2種類(比較例3,4)の合計4種類を用意した。
実施例1〜3及び比較例1,2では、最薄肉部としての非リブ部の肉厚を1.8mmとし、リブの配置及びリブの形状等は同一とした。なお、比較例1においては、フェース中央部に突出部分は形成されているが、その突出部分が最薄肉部の肉厚の2.0倍より小さく設定した。よって、本発明における「突起部」に該当しないため、後述する表1中には、突起部は無しと記載した。
図8は、比較例3に係るゴルフクラブヘッドのカップフェースのフェース部裏面の正面図であり、図9(a)は図7中M−M線の断面図、(b)は図8中N−N線の断面図である。図8,9のように、比較例3におけるフェース部2各部の肉厚は、フェース中央付近に設けられた楕円形状の中央肉厚部20において3.15mmとされ、フェース周縁部のうちクラウン側に位置する上側周縁部21及びフェース周縁部のうちソール側に位置する下側周縁部22において2.45mmとされ、フェース周縁部のうちトウ側に位置するトウ側周縁部23及びフェース周縁部のうちヒール側に位置するヒール側周縁部24において2.2mmとされている。また中央肉厚部20及びフェース周縁部21〜24のそれぞれの間に位置する移行部25は、それぞれの部分を段差なく連続させる傾斜面を構成している。
図10は、比較例4に係るゴルフクラブヘッドのフェース部裏面の正面図であり、図11(a)は図10中O−O線の断面図、(b)は図10中P−P線の断面図である。図10,11のように、比較例4におけるフェース部2の裏面には、フェース中央付近に環状に形成された環状肉厚部30を有しており、この環状肉厚部30の肉厚は3.1mmとされている。そして環状肉厚部30の中央部分31及び周縁部32の肉厚は、2.2mmとされている。環状肉厚部30と、中央部分31及び周縁部32との間に位置する移行部33は、それぞれの部分を段差なく連続させる傾斜面を構成している。
各実施例及び比較例の仕様及び評価結果を表1に示す。
Figure 0004451797
表中の項目について説明する。
「リブの本数(本)」とは、突起部からフェース周縁部に向かって延びるリブの本数のことである。
「リブの断面積(mm)」とは、突起部からフェース周縁部に向かって延びる各リブの断面積の平均値である。
θ1〜θ6の意味は、図6及び上記説明の通りである。
突起部頂部における肉厚は、実施例1〜3及び比較例2の突起部における最大肉厚を示している。
最厚肉部における肉厚は、突起部を有しない比較例1,3,4において、フェース部の最も厚肉の部分の肉厚を示している。
最薄肉部における肉厚は、実施例1〜3及び比較例1〜2においては非リブ部の肉厚であり、比較例3においては、最も薄肉とされているトウ側とヒール側の周縁部23,24(図8,9)の肉厚を示している。比較例4においては、最も薄肉とされている中央部分31、周縁部32(図10,11)の肉厚を示している。
最薄肉部の肉厚に対する最大肉厚の比率は、実施例1〜3及び比較例2においては、最薄肉部の肉厚に対する突起部の最大肉厚の比率を示しており、比較例1,3,4においては、最薄肉部の肉厚に対する最厚肉部の肉厚の比率を示している。
反発係数は、U.S.G.A.方式の反発係数測定方法に類似した方法で測定されたものである。具体的には、ゴルフボールをボール発射装置を用いて発射し、台座上に固着することなく載置されたヘッドのフェース部の上記各格子点付近に衝突させる。各格子点での反発係数測定に当たっては、ボールはヘッドの当該格子点から5mm以上離れない位置で且つフェース面に対して直角に衝突させる。そして、ゴルフボールの衝突直前の入射速度Viと跳ね返り速度Voとを測定した。更に、ゴルフボールの入射速度をVi、同跳ね返り速度をVo、ヘッド質量をM、ゴルフボールの平均質量をmとした場合に、次式により当該格子点における反発係数eを算定した。
(Vo/Vi)=(eM−m)/(M+m)
なおゴルフボールの発射口からフェース部までの距離は1mとし、ゴルフボールはタイトリスト社製のピナクルゴールドを使用し、ボール初速は48.77m/sに設定した。また、速度センサーの位置は、ヘッドから360.2mm、同635mmに設置した。
このようにして得られるヘッドの反発係数eにおいて、各実施例及び比較例のフェース部における反発係数eが最も高い基準点を求め、その基準点を中心としてトウ、ヒール方向にそれぞれ20mm、上下方向にそれぞれ10mmずらした4ヶ所の点について反発係数eを測定し、これら4ヶ所の点における反発係数eのうち最も低い値を最小値とし、基準点における反発係数eを最大値として、下記式より求められる反発係数変化率を各実施例及び比較例で比較した。
反発係数変化率=((反発係数eの最大値−反発係数eの最小値)/反発係数eの最小値)×100
この反発係数変化率の値が、他の物と比較してより小さい場合、最も高い反発係数の位置とその周縁との間における反発係数の低下が小さくなることとなり、より広範囲に渡って反発係数の分布がより均等化されていると言える。
「耐久性」とは、以下のように評価されたものである。各例のヘッドにシャフト及びグリップを装着してゴルフクラブとし、スイングロボットにてヘッドスピード50m/sにてフェースセンターを打点として1000球打撃させた。そして、打撃により発生したフェース面の凹みの深さが0.1mm以内のものは○、0.1mmを超えるものは△、該1000球以内の打撃でフェース面が破壊したものは×とした。
各実施例及び各比較例について評価検証を行った結果、表1に示すように、全ての実施例における反発係数変化率の値が、比較例による値と比べて、小さくなっていることが判る。
以上の結果から、本発明によれば、そのフェース部において、広範囲に渡って高い反発係数がより均等に得られており、ボールの打点がフェースのセンターからずれても、反発係数の低下が小さいゴルフクラブヘッドとできることが確認できた。
本発明の一実施形態であるゴルフクラブヘッドの全体を示す斜視図である。 図1中のカップフェースをフェース裏面側から見た平面図である。 (a)は図2中H−H線の断面図であり、フェース部中央部を含むとともにリブに沿った断面を示しており、(b)は図2中I−I線の断面図であり、リブが形成されていない非リブ部とフェース中央部とを含む断面を示している。 図3(b)中の突起部の拡大図である。 図2中、J−J線におけるリブの断面図である。 図2と同一のカップフェースをフェース裏面側から見た平面図であり、見やすいように別図面としたものである。 図5におけるリブ72の境界線rkとリブ73の境界線rkとが交差する部分付近の拡大図である。 比較例3に係るゴルフクラブヘッドのカップフェースのフェース部裏面側の正面図である。 (a)は図7中M−M線の断面図、(b)は図7中N−N線の断面図である。 比較例4に係るゴルフクラブヘッドのカップフェースのフェース部裏面側の正面図である。 (a)は図9中O−O線の断面図、(b)は図9中P−P線の断面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース部
2b フェース裏面
71,72,73,74,75,76 リブ
8 突起部
W1,W2,W3,W4,W5,W6 リブの幅
t1,t2,t3,t4,t5,t6 リブの高さ
θ1,θ2,θ3,θ4,θ5,θ6 角度θ

Claims (8)

  1. 裏面中央部に形成されかつ最も肉厚の薄い最薄肉部の肉厚に対して2.0倍以上の肉厚を有する突起部と、この突起部から周縁部に向かって延びる複数のリブと、を有するフェースを備え、
    前記複数のリブは6本以上設けられるとともに、互いに隣り合った前記リブ相互間における延在方向のなす角度θ(度)は90度未満であり、
    前記突起部における最大肉厚は、前記最薄肉部の肉厚に対して3.5倍以下であり、
    前記リブの幅が3mm〜14mmであり、且つ、
    リブの高さをリブの幅で割った値〔(リブの高さ)/(リブの幅)〕が、0.05以上であり0.20以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記突起部は、スイートスポットを含む位置に設けられるとともに、そのフェース裏面における占有面積が、フェース裏面の全面積に対して2%〜5%の割合である請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記リブの断面積は、2.0〜10.0mm2である請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記リブの高さは0.3mm〜1.5mmである請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. フェース肉厚が0.5mm〜6.2mmである請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 各リブの幅方向両側には、当該リブと非リブ部とを区画する境界線が存在し、互いに隣り合ったリブの境界線同士が交差する部分には、曲率半径R=1〜15mmの丸みが付与されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 各リブの幅方向両側には、当該リブと非リブ部とを区画する境界線が存在し、互いに隣り合ったリブの境界線同士が交差する部分には、曲率半径Rの丸みが付与されており、且つ、前記曲率半径Rと前記隣り合ったリブ相互間における角度θ(度)との比である(θ/R)の値が3〜50である請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 各リブの幅方向両側には、当該リブと非リブ部とを区画する境界線が存在し、互いに隣り合ったリブの境界線同士が交差する部分には、曲率半径Rの丸みが付与されており、且つ、複数の前記角度θを、値の大きな順にθ(1)、θ(2)、・・・、θ(m)とし、θ(1)のリブ間の曲率半径RをR(1)、θ(2)のリブ間の曲率半径RをR(2)、・・・、θ(m)のリブ間の曲率半径RをR(m)とした場合において、R(1)≧R(2)≧・・・≧R(m) 且つ R(1)>R(m)を満たす請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
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