JP2005253859A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 技量の高低等の二次情報を自ら判断する不便さを解消すること。
【解決手段】 大当りラウンド中には大入賞口46に対するパチンコ球の入賞個数Niが計測され、入賞個数Niの計測結果が基準値Noと比較されることに基いて技量が大当りラウンド毎に中間判定される。そして、「Ni≧No」であるときには技量が良好である中間判定結果が下され、カウンタNcに「1」が加算されることに基いて良好な中間判定結果が集計される。この構成の場合、カウンタNcの加算結果を大当り遊技終了時点で「低」・「中」・「高」に分類し、分類結果を表示器42に表示している。このため、技量の高低を遊技者が自ら判断する必要がなくなるので、利便性が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、可変入賞口を遊技者に有利な状態にする大当りラウンドを繰返すことで大当り遊技を行う構成の遊技機に関する。
上記遊技機には可変入賞口に対するパチンコ球の入賞個数を大当りラウンド毎に累積し、大当り遊技の終了後に入賞個数の累積結果を数値で表示する構成のものがある。
特願平11−174642号公報
上記従来構成の場合、大当り遊技中の入賞総数を一次情報として表示しているだけであるので、技量の高低および入賞総数の多少等の二次情報を自らが一次情報に基いて曖昧に判断することしかできない。
請求項1〜3に係る各発明は技量の高低等の二次情報を自ら判断する不便さを解消することを共通の課題とするものであり、共通の課題を解決するための手段は請求項1に記載した通りである。以下、請求項1〜3に係る各発明を用語の意義と共に説明する。
<請求項1に係る発明の説明>
請求項1に係る発明はパチンコ球の可変入賞口に対する入賞個数に基いて遊技者の技量を判定するものであり、遊技者の技量を大当りラウンド単位で中間判定し、中間判定結果を集計することに基いて最終的な判定を下すところに特徴を有する。
1)遊技領域:打球槌から発射されたパチンコ球が発射通路を通して放出される領域である。この遊技領域は仕切部材によって確定された内部領域であり、パチンコ球の最大転動範囲に相当する。
2)可変入賞口:閉鎖状態および開放状態に変化するものであり、閉鎖状態とはパチンコ球の入賞を禁止する禁止状態を称し、開放状態とはパチンコ球の入賞を許容する許容状態を称する。この可変入賞口は遊技領域内に配置されたものであり、電磁ソレノイドおよびモータ等の電気的な駆動源によって開閉される。
3)大当り遊技手段:大当り遊技を実行するものであり、大当り遊技とは可変入賞口を遊技者に有利な状態にする大当りラウンドを繰返す態様の遊技を称する。この遊技者に有利な状態とは大当りラウンドの停止状態に比べて可変入賞口に対するパチンコ球の入賞の容易度が相対的に高い状態であり、例えば可変入賞口を継続的に開放すること・可変入賞口を開閉することが遊技者に有利な状態に該当する。
4)計測手段:可変入賞口に対するパチンコ球の入賞個数を計測するものである。この計測処理は大当りラウンド単位で行われるものであり、計測手段の計測結果は1回の大当りラウンド中に何個のパチンコ球が可変入賞口内に入賞したかを示している。
5)中間判定手段:計測手段の計測結果を基準値と比較するものである。この基準値は所定技量の遊技者を想定して設定されるものであり、想定された遊技者が1回の大当りラウンド中に可変入賞口内に入賞させることが可能な入賞個数を示している。即ち、中間判定手段は遊技が想定レベルの技量で行なわれたか否かを大当りラウンド単位で判定するものである。
6)最終判定手段:中間判定手段の判定結果を集計し、集計結果に基いて遊技者の技量に対して最終的な結論を下すものである。この集計結果は遊技が想定レベルの技量で行なわれた大当りラウンドの合計回数に相当するものであり、技量は合計回数が多い程に高いことになる。この技量は高・中・低等の段階的に判定することが好ましい。
7)報知手段:技量の最終的な判定結果を遊技者に報知するものである。この技量は表示器に図柄を表示することで報知しても良く、鳴動器から音声を出力することで報知しても良く、発光器を発光させることで報知しても良い。
<請求項2に係る発明の説明>
請求項2に係る発明は大当りラウンドを入賞の難易度が相違する複数種のパターンで実行し、大当りラウンド単位の技量を入賞の難易度に応じて判定するものである。例えば大当りラウンドを高難易度のパターンで実行するときにはパチンコ球の入賞個数が基準値を上回ることに基いて高得点を付与し、遊技者の技量を難易度に応じて高く判定する。また、大当りラウンドを低難易度のパターンで実行するときにはパチンコ球の入賞個数が基準値を上回ることに基いて低得点を付与し、遊技者の技量を難易度に応じて低く判定する。この大当りラウンドの難易度は可変入賞口の開放時間によって調整することが好ましく、例えば低難易度の大当りラウンドは可変入賞口を継続的に開放することで組成し、高難易度の大当りラウンドは可変入賞口の開閉を繰返すことで組成すると良い。
<請求項3に係る発明の説明>
請求項3に係る発明は大当りラウンドを固定的な最終回に至るまで必然的に繰返すことで大当り遊技を組成し、今回の大当りラウンドから次回の大当りラウンドへ移行する移行条件としてラウンド移行口への入賞を設定したものである。
1)始動口:遊技領域内に設けられたものであり、可変入賞口とは別個のものである。この始動口はゲートおよびポケット等のパチンコ球の入賞口を総称する用語であり、ゲートとは入賞したパチンコ球を遊技領域内に放出する部材を称し、ポケットとは入賞したパチンコ球を遊技領域内から回収する部材を称する。
2)可変遊技手段:可変入賞口を開閉する可変遊技を行うものである。この可変遊技はパチンコ球が始動口に有効に入賞したことを条件に実行されるものであり、始動口とは可変遊技を開始する契機となる入賞口を称する。
3)ラウンド移行口:遊技領域内に設けられたものであり、可変入賞口および始動口に対して別個のものである。このラウンド移行口はゲートおよびポケット等のパチンコ球の入賞口を総称する用語であり、ゲートとは入賞したパチンコ球を遊技領域内に放出する部材を称し、ポケットとは入賞したパチンコ球を遊技領域内から回収する部材を称する。このラウンド移行口は大当りラウンドの移行機能を有するものであり、パチンコ球が今回の大当りラウンド中にラウンド移行口に入賞したときには次回の大当りラウンドに移行する。
4)大当り遊技手段:パチンコ球が特定領域内に入賞することに基いて大当り遊技を行うものである。この特定領域とはパチンコ球が可変入賞口を通して入賞する開口部・区画領域・非区画領域等を称するものであり、要は可変入賞口の開放状態で入賞可能に開放されるものである。この大当り遊技手段は大当りラウンドを予め定められた最終回に至るまで無条件に繰返すものである。即ち、特定領域は大当り遊技を開始する契機となるだけのものであり、大当り遊技を継続する機能は備えておらず、パチンコ球が大当りラウンド中に特定領域内に入賞しなくても大当り遊技が途中終了することはない。
今回の大当りラウンドは下記1)〜3)のいずれかの条件が成立することに基いて終了し、次回の大当りラウンドは最終回の大当りラウンドでないことを条件に開始される。即ち、ラウンド移行口は遊技者が大当り遊技中に入賞を望まない特殊な入賞口であり、遊技者にはラウンド移行口にパチンコ球を入賞させずに可変入賞口に入賞させる技量が要求される。
1)今回の大当りラウンド中に上限個のパチンコ球が可変入賞口に入賞すること。
2)今回の大当りラウンドの継続時間が上限値に到達すること。
3)今回の大当りラウンド中にパチンコ球がラウンド移行口に入賞すること。
<その他発明1〜3の説明>
その他発明1〜3はラウンド移行口を可変入賞口の近傍に配置したものである。この近傍とはラウンド移行口および可変入賞口間の離間距離の近さを称する用語ではなく、パチンコ球を可変入賞口に誘導する誘導経路に位置的な相関関係を付与してラウンド移行口を配置することを称している。例えば可変入賞口およびラウンド移行口を遊技領域内の中央部および右端部に配置したときには可変入賞口用の誘導経路およびラウンド移行口用の誘導経路に相関関係がなくなるので、可変入賞口を狙っている限りはパチンコ球がラウンド移行口に入賞しない。即ち、その他発明1〜3は可変入賞口用の誘導経路に位置的な相関関係を付与してラウンド移行口を配置し、可変入賞口だけを狙う難易度を高めたものである。
その他発明1はパチンコ球を可変入賞口に誘導する誘導経路を遊技領域内に設け、誘導経路から通過途中で逸脱したパチンコ球が入賞するラウンド移行口を設けたものである。即ち、可変入賞口用の誘導経路から勢い不足で逸脱したパチンコ球をラウンド移行口に入賞させ、可変入賞口用の誘導経路から逸脱しなかったパチンコ球を可変入賞口に入賞させるものであり、遊技者にはパチンコ球を誘導経路に直接的に通すことで勢いを消失させない技量が要求される。
その他発明2はパチンコ球を可変入賞口に誘導する第1の誘導経路およびラウンド移行口に誘導する第2の誘導経路を遊技領域内に隣接して設けたものであり、遊技者には第1の誘導経路を正確に狙う技量が要求される。
その他発明3はパチンコ球を可変入賞口に誘導する第1の誘導経路およびラウンド移行口に誘導する第2の誘導経路を遊技領域内に設け、第2の誘導経路を第1の誘導経路から可変入賞口を通過して落下するパチンコ球の転動経路に沿って設けたり、パチンコ球の転動経路に交差して設けたものである。即ち、パチンコ球が可変入賞口の閉鎖タイミングで第1の誘導経路から可変入賞口に到達したときには可変入賞口を通過して第2の誘導経路内に侵入し、第2の誘導経路を通してラウンド移行口内に入賞するので、遊技者には可変入賞口の開放タイミングを狙って第1の誘導経路内にパチンコ球を侵入させる技量が要求される。
<請求項1に係る発明の効果>
遊技者の技量といった二次的な加工情報を報知している。このため、技量の高低等を遊技者が自ら判断する必要がなくなるので、利便性が向上する。しかも、遊技者の技量を大当りラウンド単位で中間判定し、複数の中間判定結果を集計することに基いて最終的な結論を得ている。このため、特定の少数回の大当りラウンドで基準値を大きく上回る入賞球が偶発的に発生し、残りの多数回の大当りラウンドで基準値を下回る入賞球が必然的に発生した場合には特定の少数回の大当りラウンドで技量の高さが中間判定されるものの残りの多数回の大当りラウンドで技量の低さが中間判定されるので、最終的に技量が低いと判定することができる。即ち、全ての大当りラウンドを公平に取扱って技量を正確に判定することができる。
<請求項2に係る発明の効果>
パチンコ球の入賞の難易度が相違する複数種の大当りラウンドが行われるので、パチンコ球を可変入賞口内に入賞させることに対して遊技性が高まる。しかも、遊技者の技量が大当りラウンドの難易度に応じて中間判定され、大当りラウンドの難易度を考慮して技量の高低が最終判定されるので、技量の最終判定結果を知る楽しみが高まる。
<請求項3に係る発明の効果>
大当りラウンドを固定的な最終回に至るまで無条件に繰返すことで大当り遊技を組成したので、大当り遊技が途中終了する不利益が解消される。また、パチンコ球が大当りラウンド中にラウンド移行口に入賞したときには次回の大当りラウンドに移行するので、賞品球の獲得数がパチンコ球をラウンド移行口に入賞させずに可変入賞口に入賞させる遊技者の技量に応じて変化する。しかも、ラウンド移行口を遊技領域内に配置した。このため、遊技者がラウンド移行口を視覚的に認識することが可能になるので、パチンコ球の打出し位置を調整し易くなる。
1.機械的構成
パチンコホールの台島には外枠が設置されている。この外枠は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠には、図1に示すように、前枠1が装着されている。この前枠1の前面には下端部に位置して下皿板2が固定されており、下皿板2の前面には下皿3が固定されている。この下皿板2の上方には上皿板4が配置されている。この上皿板4は前枠1に装着されたものであり、上皿板4の前面には上皿5が固定されている。この上皿5には複数のスリット6が形成されている。これら複数のスリット6の後方にはスピーカ7が配置されており、スピーカ7の駆動時にはスピーカ7から複数のスリット6を通して前方の遊技者に遊技音が出力される。
下皿板2の前面には右端部に位置して発射ハンドル8が前後方向へ延びる水平な軸9を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル8の後方には発射モータ10が固定されており、発射モータ10の回転軸には打球槌が連結されている。この発射モータ10は打球槌の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル9が図1の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ10に駆動電源が与えられ、打球槌が駆動することに基づいて上皿5内のパチンコ球を上皿5内から弾き出す。
前枠1の前面には窓枠11が装着されており、窓枠11の内周面には透明なガラス窓12が固定されている。また、前枠1の後面には額縁状の機構盤が固定されている。この機構盤には遊技盤13(図2参照)が装着されており、遊技盤13は窓枠11のガラス窓12により前方から覆われている。
遊技盤13の前面には、図2に示すように、外レール14および内レール15が固定されている。これら外レール14および内レール15間には左側部に位置して発射通路16が形成されており、打球槌が弾いたパチンコ球は発射通路16内を通って上昇する。また、遊技盤13には遊技領域17が形成されており、遊技領域17内には複数の障害釘が打込まれている。この遊技領域17は外レール14および内レール15によって囲まれた円形領域(発射通路16の残余領域)を称するものであり、発射通路16内を上昇するパチンコ球は発射通路16の出口19から遊技領域17内に放出され、遊技領域17内の障害釘に当りながら遊技領域17内を落下する。即ち、遊技領域17は発射通路16の出口19から放出されたパチンコ球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技盤13の前面には遊技領域17内の左上隅部に位置して複数の誘導釘20が「く」字状に打込まれている。これら誘導釘20は発射通路16の出口19から遊技領域17内に放出されたパチンコ球を配列方向に誘導する障害釘を称するものであり、誘導釘20相互間には出口21が形成されている。この出口21は誘導釘20相互間の隙間を称するものであり、出口21の幅寸法は誘導釘20に沿って転動するパチンコ球が通過可能な大きさに調整されている。
遊技盤13の前面にはラウンド移行口22が固定されている。このラウンド移行口22は誘導釘20の出口21に対応して配置されたものであり、遊技盤13にはラウンド移行口22の右端部に位置して誘導釘23が打込まれている。この誘導釘23は出口21から放出されたパチンコ球が当ることに基いてパチンコ球の転動方向を変えるものであり、出口21から放出されたパチンコ球は誘導釘23に当らない直接経路および誘導釘23に当る間接経路のいずれかでラウンド移行口22内に入賞する。
ラウンド移行口22内には近接センサからなるラウンド移行スイッチ24(図3参照)が固定されており、ラウンド移行スイッチ24はパチンコ球がラウンド移行口22内に入賞したことを検出してラウンド移行信号を出力する。このラウンド移行スイッチ24は大当りラウンドの実行時にのみ有効化されるものであり、ラウンド移行スイッチ24の有効状態では報知器に相当する表示器30が点滅することに基いてラウンド移行スイッチ24の有効化が遊技者に報知される。この表示器30はLEDからなるものであり、図2に示すように、ラウンド移行口22の前面に前方から視覚的に認識可能に固定されている。
遊技盤13の前面には遊技領域17内の下端部に位置して入賞口台板25が固定されており、入賞口台板25には3個の役物始動口26が固定されている。これら各役物始動口26は上面が開口するポケット状をなすものであり、各役物始動口26内には始動口スイッチ27(図3参照)が固定されている。これら各始動口スイッチ27は近接センサからなるものであり、パチンコ球が役物始動口26内に入賞したことを検出して役物始動信号を出力する。尚、役物始動口26は始動口に相当するものである。
1−1.中央役物40
遊技盤13の前面には、図2に示すように、遊技領域17内に位置して中央役物40が固定されている。この中央役物40は可変入賞装置に相当するものであり、中央役物40には可変入賞口に相当する大入賞口46が設けられている。この大入賞口46は「く」字状をなす大入賞経路28の下流側に配置されたものであり、大入賞経路28内に侵入したパチンコ球は、実線の矢印で示すように、大入賞経路28に沿って大入賞口46内に相対的な高確率で入賞し、ラウンド移行口22内に相対的な低確率で入賞する。この大入賞経路28は複数の誘導釘20および複数の誘導釘20に沿って「く」字状に打込まれた複数の誘導釘29によって確定されたものであり、ラウンド移行口22内には大入賞経路28から出口21を通して逸脱したパチンコ球が入賞する。尚、大入賞経路28は誘導経路に相当するものである。
遊技盤13の前面には、図4に示すように、役物台板41が固定されている。この役物台板41は前方から役物台板41を通して遊技盤13に釘を打込むことに基いて固定されたベースに相当するものであり、役物台板41の上端部には、図5に示すように、LED表示器42が固定されている。この役物台板41には、図4に示すように、役物ケース43が固定されており、役物ケース43は遊技盤13の貫通孔を通して遊技盤13の後方へ突出している。
役物台板41には扉44が下端部の水平な軸を中心に回動可能に装着されており、扉44の軸は大入賞口ソレノイド45(図3参照)のプランジャに機械的に連結されている。この大入賞口ソレノイド45は役物ケース43内に収納されたものであり、扉44を垂直な閉鎖状態(図2参照)に回動することに基いて大入賞口46を閉鎖し、扉44を前方へ倒れた開放状態(図4参照)に回動することに基づいて大入賞口46を開放する。この大入賞口46は、図5に示すように、前面が開口するケース状をなすものであり、役物台板41の上端部に固定されている。
役物ケース43内には、図4に示すように、管状のトンネル47が固定されている。このトンネル47の入口48は、図5に示すように、大入賞口46の後壁に接続されており、大入賞口46内に入賞したパチンコ球は入口48を通ってトンネル47内に侵入する。このトンネル47の壁面には近接センサからなる大入賞口スイッチ49(図3参照)が固定されており、大入賞口スイッチ49はパチンコ球が大入賞口46内に入賞したことをトンネル47内で検出して大入賞信号を出力する。
役物台板41には、図5に示すように、開口部50が形成されており、役物ケース43内は前方から開口部50を通して視覚的に認識可能にされている。この役物ケース43内にはステージ51が固定されている。このステージ51は、図4に示すように、後方から前方へ向って下降する板状をなすものであり、ステージ51の上面には、図6に示すように、円筒状の外壁52および円筒状の内壁53が固定されている。これら外壁52および内壁53は同心状に配置されたものであり、外壁52および内壁53間には円環状の球通路54が形成されている。この球通路54には、図5に示すように、トンネル47の出口55が指向しており、パチンコ球はトンネル47の出口55から球通路54内に放出され、球通路54に沿って前方へ転がる。
ステージ51には、図6に示すように、振分け部材に相当するロータ56が軸57(図4参照)を中心に回動可能および上下動可能に装着されている。このロータ56は、図6に示すように、内壁53の内周部に配置されたものであり、軸57は振分けモータ58(図3参照)の回転軸に連結されている。この振分けモータ58は役物ケース43内に収納されたものであり、一定方向へ一定速度で駆動することに基いてロータ56を一定方向へ一定速度で回転操作する。
ロータ56には、図7の(b)に示すように、9個の外れゾーン59が形成されている。これら各外れゾーン59は、図7の(a)および(b)に示すように、U字状の凹部からなるものであり、各外れゾーン59の底面は内周部から外周部へ向かって下降する傾斜状をなしている。また、ロータ56には1個のVゾーン60が形成されている。このVゾーン60は特定領域に相当するものであり、U字状の貫通孔から構成されている。
ステージ51には、図6に示すように、可動片61が後端部の水平な軸62を中心に回動可能に装着されている。この可動片61は球通路54内の最低部に配置されたものであり、可動片ソレノイド63(図3参照)のプランジャに機械的に連結されている。この可動片ソレノイド63は役物ケース43内に収納されたものであり、可動片61を前方から後方へ向って下降する振分け状態(図4参照)および後方から前方へ向って下降する排出状態間で回動操作する。この可動片61は、図4に示すように、球通路54の底面より下方に配置されたものであり、球通路54に沿って前方へ転がるパチンコ球は球通路54の底面から可動片61上に落下する。
内壁52には、図5に示すように、切欠部64が形成されている。この切欠部64は可動片61の後方に配置されたものであり、可動片61の振分け状態では可動片61上に落下したパチンコ球が可動片61に沿って後方へ転がり、切欠部64を通してロータ56の外れゾーン59内およびVゾーン60内のいずれかに入賞する。即ち、パチンコ球が可動片61に沿って転動するタイミングと9個の外れゾーン59のいずれかが切欠部64の後方に対向するタイミングとが同期したときにはパチンコ球が外れゾーン59内に入賞し、パチンコ球が可動片61に沿って転動するタイミングと1個のVゾーン60が切欠部64の後方に対向するタイミングとが同期したときにはパチンコ球がVゾーン60内に入賞する。
ステージ51には、図6に示すように、V孔65が形成されている。このV孔65はステージ51を貫通するものであり、Vゾーン60内にパチンコ球が入賞したときにはVゾーン60がV孔65の上方に対向することに基いてパチンコ球がV孔65内に落下する。また、役物ケース43内には大当りスイッチ66(図3参照)が固定されている。この大当りスイッチ66は近接センサからなるものであり、パチンコ球がV孔65内に落下したことを検出して大当り信号を出力する。
ロータ56の軸57は排出ソレノイド67(図3参照)のプランジャに機械的に連結されている。この排出ソレノイド67は役物ケース43内に収納されたものであり、ロータ56を下降状態および上昇状態間で移動操作する。前者の下降状態とは外れゾーン59の底面が内壁53の高さの範囲内に位置した状態であり、ロータ56の下降状態では外れゾーン59内のパチンコ球が内壁53によって係止されることに基いて外れゾーン59内に保持される。後者の上昇状態とは外れゾーン59の底面が内壁53の上端面を上方に越えた状態であり、ロータ56の上昇状態では外れゾーン59内のパチンコ球が球通路54内に転落する。
外壁52には、図5に示すように、切欠部68が形成されている。この切欠部68は可動片61の上方に位置するものであり、可動片61の排出状態では球通路54内を転がるパチンコ球が可動片61上に落下し、切欠部68を通して外壁52の外部に排出される。また、ステージ51には、図4に示すように、外れ孔69が形成されている。この外れ孔69は可動片61の前方に位置するものであり、可動片61を通して外壁52の外部に排出されたパチンコ球は外れ孔69内に落下する。
役物ケース43内には排出通路が形成されている。この排出通路はV孔65および外れ孔69に接続されたものであり、V孔65内に落下したパチンコ球および外れ孔69内に落下したパチンコ球は共通の排出通路を通して機外へ排出される。
2.電気的構成
前枠1の後面には、図3に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置70が装着されている。このメイン制御装置70はCPU71・ROM72・RAM73・I/O74を有するものであり、ラウンド移行スイッチ24・3個の始動口スイッチ27・大入賞口スイッチ49・大当りスイッチ66はメイン制御装置70に電気的に接続されている。尚、メイン制御装置70は大当り遊技手段・計測手段・中間判定手段・最終判定手段・可変遊技手段に相当するものである。
メイン制御装置70にはソレノイド駆動回路75を介して大入賞口ソレノイド45が電気的に接続されており、メイン制御装置70はソレノイド駆動回路75を通して大入賞口ソレノイド45を駆動制御することに基いて中央役物40の扉44を開閉操作する。このメイン制御装置70にはソレノイド駆動回路76を介して可動片ソレノイド63が電気的に接続されており、メイン制御装置70はソレノイド駆動回路76を通して可動片ソレノイド63を駆動制御することに基いて可動片61を振分け状態および排出状態間で回動操作する。
メイン制御装置70にはモータ駆動回路77を介して振分けモータ58が電気的に接続されており、メイン制御装置70はモータ駆動回路77を通して振分けモータ58を駆動制御することに基いてロータ56を一定方向へ一定速度で回転操作する。このメイン制御装置70にはソレノイド駆動回路78を介して排出ソレノイド67が電気的に接続されており、メイン制御装置70はソレノイド駆動回路78を通して排出ソレノイド67を駆動制御することに基いてロータ56を下降状態および上昇状態間で移動操作する。
前枠1の後面にはマイクロコンピュータを主体に構成された音制御装置79が装着されている。この音制御装置79にはメイン制御装置70が電気的に接続されており、メイン制御装置70は音制御装置79に音コマンドおよび遊技データを送信する。この音制御装置79にはスピーカ駆動回路80を介してスピーカ7が電気的に接続されており、音制御装置79はメイン制御装置70からの音コマンドを検出することに基いて遊技データに応じた音データを検出し、スピーカ7を音データの検出結果に基いて駆動制御することでスピーカ7から遊技データに応じた遊技音を出力する。
前枠1の後面にはマイクロコンピュータを主体に構成された表示制御装置81が装着されている。この表示制御装置81にはメイン制御装置70が電気的に接続されており、メイン制御装置70は表示制御装置81に表示コマンドおよび遊技データを送信する。この表示制御装置81にはLED駆動回路82を介して表示器30および表示器42が電気的に接続されており、表示制御装置81はメイン制御装置70からの表示コマンドを検出することに基いて遊技データに応じた表示データを検出し、表示器30および表示器42を表示データの検出結果に基いて駆動制御することで遊技データに応じた表示を行う。尚、表示制御装置81は報知手段に相当するものである。
前枠1の後面にはマイクロコンピュータを主体に構成された払出制御装置83が装着されている。この払出制御装置83にはメイン制御装置70が電気的に接続されており、メイン制御装置70は始動口スイッチ27からの役物始動信号および大入賞口スイッチ49からの大入賞信号を検出することに基いて払出制御装置83に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。この払出制御装置83にはモータ駆動回路84を介して払出モータ85が電気的に接続されている。この払出モータ85はパチンコ球を賞品球として上皿5内に払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、払出制御装置83はメイン制御装置70からの賞球コマンドを検出することに基いて払出モータ85を賞球データに応じて駆動制御し、賞球払出装置から上皿5内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。
3.遊技仕様
3−1.役物遊技(可変遊技)
パチンコ球が3個の役物始動口26のいずれかに入賞したときには中央役物40の大入賞口46が固定的な設定時間(具体的には「0.8sec」)だけ継続的に開放される。この大入賞口46の開放時にパチンコ球が大入賞口46内に入賞したときにはトンネル47内から球通路54内に放出され、可動片61上に落下する。この状態では可動片61およびロータ56が振分け状態および下降状態にされており、可動片61上に落下したパチンコ球は可動片61の傾斜に沿ってロータ56の外れゾーン59およびVゾーン60のいずれかに入賞する。
大入賞口46の閉鎖から固定的な設定時間が経過したときにはロータ56が下降状態から上昇状態に移動する。このロータ56の上昇タイミングは大入賞口46の閉鎖と同時に大入賞口46内に入賞したパチンコ球がロータ56のVゾーン60内に入賞してV孔65内に落下するまでに必要な最大所要時間に設定されており、パチンコ球がVゾーン60内に入賞したときにはV孔65内に落下してからロータ56が上昇し、パチンコ球が外れゾーン59内に入賞したときには外れゾーン59内に停留した状態でロータ56が上昇する。このロータ56の上昇時には可動片61が振分け状態から排出状態に切換えられており、外れゾーン59内のパチンコ球は球通路54内から可動片61上に落下し、可動片61の傾斜に沿ってステージ51の外れ孔69内に落下する。
3−2.大当り遊技
大当り遊技は複数回の大当りラウンドからなるものであり、パチンコ球がV孔65内に落下することに基いて開始される。これら各大当りラウンドは大入賞口46を継続的に開放し、大入賞口46内にパチンコ球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、ロータ56の下降状態および可動片61の排出状態で実行される。即ち、大当りラウンド中にはパチンコ球がロータ56の外れゾーン59およびVゾーン60のいずれにも入賞せず、可動片61の傾斜に沿ってステージ51の外れ孔69内に排出される。
今回の大当りラウンドは下記1)〜3)のいずれかの移行条件が成立することに基いて終了し、次回の大当りラウンドは今回の大当りラウンドが最終回でないことを条件に必ず実行される。
1)大入賞口46の開放時間が限度値(具体的には「28.8sec」)に達すること。
2)大入賞口46に対するパチンコ球の入賞個数が限度値(具体的には「10個)に達す
ること。
3)パチンコ球がラウンド移行口22内に入賞すること。
4.技量判定機能
大当りラウンド中には大入賞口46の開放時間およびパチンコ球の入賞個数の双方が限度値に到達していなくてもパチンコ球がラウンド移行口22内に入賞したときには今回の大当りラウンドが終了する。即ち、遊技者にはパチンコ球をラウンド移行口22内に入賞させずに大入賞口46内に入賞させる技量が要求され、ラウンド移行口22は遊技者が入賞を嫌う忌避口として機能する。技量判定機能はパチンコ球をラウンド移行口22内に入賞させずに大入賞口46内に入賞させる技量の度合を判定する機能であり、技量の度合を大当りラウンド単位で中間判定し、技量の中間判定結果を集計することに基いて最終的な結論を下す。
具体的には大入賞口46に対するパチンコ球の入賞個数Niを大当りラウンド中に計測し、入賞個数Niの計測結果を固定的なクリア基準値Noと比較することで技量の中間判定を行い、「Ni≧No」であるときには中間判定結果として技量が良好レベルにあることを得る。そして、カウンタNcに「1」を加算することに基いて良好な中間判定結果を集計し、カウンタNcの加算結果を最終回の大当りラウンドの終了時点で「低」・「中」・「高」に分類する。この分類結果を「いまいち」・「うまい」・「名人」の文字図柄で表示器42に表示し、遊技者に技量の判定結果を報知する。
5.メイン制御装置70の内部処理
メイン制御装置70のCPU71は電源が投入されると、図8のステップS1の初期化処理でRAM73・レジスタ・I/Oを初期設定する。そして、ステップS2でロータ56を下降状態に初期設定し、ステップS3で可動片61を振分け状態に初期設定する。次にステップS4へ移行し、ロータ56を下降状態で回転開始する。
CPU71はステップS4でロータ56を駆動開始すると、ステップS5で始動口スイッチ27からの役物始動信号の有無を判断する。ここで役物始動信号を検出したときにはステップS6へ移行し、払出制御装置83に賞球コマンドおよび賞球データを送信することに基いて賞品球を払出す。そして、ステップS7の役物遊技処理へ移行する。
CPU71は役物遊技処理へ移行すると、図9のステップS21で大入賞口46を開放し、ステップS22でタイマT1に開放時間(0.8sec)をセットする。このタイマT1は単位時間毎に起動するタイマ割込みプログラムで減算されるものであり、CPU71はステップS22でタイマT1をセットしたときにはステップS23でタイマT1の減算結果を「0」と比較する。
CPU71はステップS23で「T1>0」を検出すると、ステップS24で大入賞口スイッチ49からの大入賞信号の有無を判断し、ステップS26で大当りスイッチ66からの大当り信号の有無を判断する。例えばステップS24で大入賞信号を検出したときにはステップS25へ移行し、払出制御装置83に賞球コマンドおよび賞球データを送信することに基いて賞品球を払出す。また、ステップS26で大当り信号を検出したときにはステップS27で大当りフラグをオン状態にセットし、パチンコ球がV孔65内に入賞したことを記録する。
CPU71はステップS23で大入賞口46の残り開放時間T1が「0」になったことを検出すると、ステップS28で大入賞口46を閉鎖する。そして、ステップS29へ移行し、タイマT2に待機時間(2sec)をセットする。このタイマT2はタイマ割込みプログラムで減算されるものであり、待機時間は大入賞口46の閉鎖と同時に入賞したパチンコ球がVゾーン60内からV孔65内に転落するまでの最大所要時間を称している。
CPU71はステップS30へ移行すると、タイマT2の減算結果を「0」と比較する。ここで「T2>0」を検出したときにはステップS31へ移行し、大当りスイッチ66からの大当り信号の有無を判断する。例えば大当り信号を検出したときにはステップS32で大当りフラグをオン状態にセットし、パチンコ球がV孔65内に入賞したことを記録する。
CPU71はステップS30で残り待機時間T2が「0」になったことを検出すると、ステップS33で可動片61を振分け状態から排出状態に回動操作し、ステップS34でロータ56を下降状態から上昇状態に移動操作する。従って、パチンコ球が外れゾーン59内に停留しているときには球通路54内から可動片61を通してステージ51の外れ孔69内に排出される。
CPU71はステップS34でロータ56を上昇操作すると、ステップS35でタイマT3に排出時間(2sec)をセットする。このタイマT3はタイマ割込みプログラムで減算されるものであり、排出時間は外れゾーン59内のパチンコ球が球通路54から可動片61を通して外れ孔69内に排出されるまでの最大所要時間を称している。
CPU71はステップS35でタイマT3に排出時間をセットすると、ステップS36でタイマT3の減算結果を「0」と比較する。ここで「T3=0」を検出したときには役物遊技処理を終え、図8のステップS8へ移行する。
CPU71はステップS8へ移行すると、大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには直前の役物遊技でパチンコ球がV孔65内に入賞しなかったと判断し、ステップS9で可動片61を排出状態から振分け状態に戻す。そして、ステップS10でロータ56を上昇状態から下降状態に戻し、ステップS5に復帰する。
CPU71はステップS8で大当りフラグがオン状態に設定されていることを検出すると、直前の役物遊技でパチンコ球がV孔65内に入賞したと判断する。そして、ステップS11でロータ56を上昇状態から下降状態に戻し、ステップS12で表示制御装置81に表示コマンドおよび大当りデータを送信する。すると、表示制御装置81は表示コマンドを検出することに基いてROMから大当りデータに応じた表示データを検出し、表示データの検出結果に基いて「大当り」の文字図柄を表示器42に表示する。そして、ラウンド移行口22の表示器30を点滅開始し、ラウンド移行口22の有効化を遊技者に報知する。
CPU71はステップS12で表示コマンドを送信すると、ステップS13でラウンドカウンタNrを「0」にリセットする。このラウンドカウンタNrは大当りラウンドの継続回数を計測するものであり、CPU71はステップS13でラウンドカウンタNrをリセットしたときにはステップ14へ移行し、クリアカウンタNcを「0」にリセットする。このクリアカウンタNcは大当り遊技の終了時に遊技者の技量を判定する基礎データとなるものであり、CPU71はステップS14でクリアカウンタNcをリセットしたときにはステップS15へ移行する。
CPU71はステップS15へ移行すると、ラウンドカウンタNrの計測値を上限値Max(10)と比較する。ここで「Nr<Max」を検出したときにはステップS16の大当りラウンド処理へ移行する。
CPU71は大当りラウンド処理へ移行すると、図10のステップS41で入賞数カウンタNiを「0」にリセットする。この入賞数カウンタNiは1回の大当りラウンド中に何個のパチンコ球が大入賞口46内に入賞したかを計測するものであり、CPU71はステップS41で入賞数カウンタNiをリセットしたときにはステップS42へ移行し、ラウンドカウンタNrに「1」を加算する。
CPU71はステップS42でラウンドカウンタNrを加算すると、ステップS43で表示制御装置81に表示コマンドおよびラウンドデータを送信する。このラウンドデータはラウンドカウンタNrの加算結果を称するものであり、表示制御装置81は表示コマンドを検出することに基いてラウンドデータに応じた表示データをROMから検出し、表示データの検出結果に基いて今回の大当りラウンド数を表示器42に表示する。
CPU71はステップS43で表示コマンド等を送信すると、ステップS44で大入賞口46を開放することに基いて大当りラウンドを開始し、ステップS45でタイマT4に大当りラウンド時間(28.8sec)をセットする。このタイマT4はタイマ割込みプログラムで減算されるものであり、CPU71はステップS46でタイマT4の減算結果を「0」と比較する。
CPU71はステップS46で「T4>0」を検出すると、ステップS47で大入賞口スイッチ49からの大入賞信号の有無を判断する。ここで大入賞信号を検出したときにはステップS48で払出制御装置83に賞球コマンドおよび賞球データを送信することに基いて賞品球を払出し、ステップS49で入賞数カウンタNiに「1」を加算する。そして、ステップS50で入賞数カウンタNiの加算結果を上限値(10)と比較し、「Ni<10」を検出したときにはステップS51へ移行する。
CPU71はステップS51へ移行すると、ラウンド移行信号の有無を判断する。このラウンド移行信号はラウンド移行口22内にパチンコ球が入賞することに基いてラウンド移行スイッチ24から出力されるものであり、CPU71はステップS51でラウンド移行信号がないことを検出したときにはステップS46に復帰する。
CPU71はステップS46で大当りラウンドの残り時間T4が「0」になったことを検出したとき、ステップS50で入賞数Niが上限値に到達したことを検出したとき、ステップS51でラウンド移行スイッチ24からのラウンド移行信号を検出したときにはステップS52へ移行し、大入賞口46を閉鎖することに基いて今回の大当りラウンドを終える。そして、ステップS53へ移行し、入賞数カウンタNiの計測値をクリア基準値No(7)と比較することに基いて遊技者の技量を中間判定する。このクリア基準値Noはメイン制御装置70のROM72に記録された固定値であり、CPU71はステップS53で「Ni>No」を検出したときには遊技者の技量が良好な合格レベルにあると判定する。そして、ステップS54へ移行し、クリアカウンタNcに「1」を加算することに基いて合格回数を計測する。
大当りラウンドは1)大入賞口46の開放時間T4が限度値に到達する時間条件・2)パチンコ球の入賞個数Niが限度値に到達する個数条件・3)パチンコ球がラウンド移行口22内に入賞する入賞条件のいずれか一つが成立することで終了する。この大当りラウンドの終了時にはパチンコ球の入賞個数Niがクリア基準値Noと比較される。この比較処理は遊技者の技量が良好な合格レベルにあるか否かを大当りラウンド単位で中間判定するものであり、中間判定結果として技量が合格レベルにあることが検出されたときにはクリアカウンタNcが加算される。即ち、クリアカウンタNcは大当りラウンド単位の中間判定結果を集計するものである。
CPU71はステップS55へ移行すると、タイマT5に待機時間(2sec)をセットする。このタイマT5はタイマ割込みプログラムで減算されるものであり、CPU71はステップS56でタイマT5の減算結果を「0」と比較する。ここで「T5=0」を検出したときには図8のステップS15へ移行し、ステップS15で「Nr=Max」が検出されるまでステップS16の大当りラウンド処理を繰返す。即ち、大当り遊技はパチンコ球が役物遊技時に中央役物40のV孔65内に入賞することで開始されるものであり、大当り遊技が開始されたときには大当りラウンドが最終回に至るまで途中終了することなく無条件に繰返される。
CPU71は図8のステップS15で最終回の大当りラウンドが終了したことを検出すると、ステップS17で表示制御装置81に点滅終了コマンドを送信する。すると、表示制御装置81はラウンド移行口22の表示器30を点滅停止させ、遊技者にラウンド移行口22が無効化されたことを報知する。
CPU71はステップS17で点滅終了コマンドを送信すると、ステップS18で可動片61を排出状態から振分け状態に回動操作する。そして、ステップS19の技量判定処理へ移行し、図11のステップS61でクリアカウンタNcの加算結果を第1の基準値N1(5)と比較する。ここで「Nc≦N1」を検出したときには技量が低いと判定してステップS62へ移行し、表示制御装置81に表示コマンドおよび技量判定データを送信する。この技量判定データとは技量の判定結果「低」を称するものであり、表示制御装置81はROMから技量判定データに応じた表示データを検出し、表示器42に表示データの検出結果に基いて「いまいち」の文字図柄を表示する。
CPU71はステップS61で「Nc>N1」を検出すると、ステップS63でクリアカウンタNcの加算結果を第2の基準値N2(9)と比較する。ここで「Nc≦N2」を検出したときには技量が普通と判定してステップS64へ移行し、表示制御装置81に表示コマンドおよび技量判定データを送信する。この技量判定データとは技量の判定結果「中」を称するものであり、表示制御装置81はROMから技量判定データに応じた表示データを検出し、表示器42に表示データの検出結果に基いて「うまい」の文字図柄を表示する。
CPU71はステップS63で「Nc>N2」を検出すると、技量が高いと判定してステップS65へ移行し、表示制御装置81に表示コマンドおよび技量判定データを送信する。この技量判定データとは技量の判定結果「高」を称するものであり、表示制御装置81はROMから技量判定データに応じた表示データを検出し、表示器42に表示データの検出結果に基いて「名人」の文字図柄を表示する。即ち、クリア回数Ncの多少に応じて遊技者の技量が3段階で判定され、表示器42を用いて技量の判定結果が遊技者に報知される。
上記第1実施例によれば次の効果を奏する。
遊技者の技量といった二次的な加工情報を報知した。このため、技量の高低を遊技者が自ら判断する必要がなくなるので、利便性が向上する。しかも、遊技者の技量を大当りラウンド単位で中間判定し、複数の中間判定結果を集計することに基いて最終的な結論を得たので、全ての大当りラウンドを公平に取扱って遊技者の技量を正確に判定することができる。即ち、特定の少数回の大当りラウンドで基準値を大きく上回る入賞球が偶発的に発生し、残りの多数回の大当りラウンドで基準値を下回る入賞球が必然的に発生した場合には特定の少数回の大当りラウンドで技量の高さが中間判定されるものの残りの多数回の大当りラウンドで技量の低さが中間判定されるので、最終的に技量が低いと判定することができる。
大当りラウンドを固定的な最終回に至るまで必然的に繰返すことで大当り遊技を組成した。このため、パチンコ球が大当りラウンド中に中央役物40のVゾーン60内に入賞しなくても次回の大当りラウンドが開始されるので、大当り遊技が途中終了する不利益が解消される。また、パチンコ球が大当りラウンド中にラウンド移行口22内に入賞したときには今回の大当りラウンドを終えて次回の大当りラウンドに移行するように構成した。このため、パチンコ球をラウンド移行口22内に入賞させずに大入賞口46内に入賞させる必要が発生するので、賞品球の獲得数が遊技者の技量に応じて大きく変わるようになる。しかも、ラウンド移行口22を遊技領域17内に配置した。このため、遊技者がラウンド移行口22を視覚的に認識することができるので、パチンコ球の打出し位置を調整し易くなる。
大入賞経路28から途中で逸脱したパチンコ球をラウンド移行口22内に入賞させ、大入賞経路28から逸脱しなかったパチンコ球を大入賞口46内に入賞させた。このため、パチンコ球が大入賞経路28内を通過する勢いに応じてラウンド移行口22および大入賞口46に振分けられるようになるので、遊技者にはパチンコ球を大入賞経路28内に直接的に通すことで勢いを消失させない技量が要求される。
上記第1実施例においては、大入賞経路28内を通過する途中で大入賞経路28内から逸脱したパチンコ球がラウンド移行口22内に入賞するように障害釘をレイアウトしたが、これに限定されるものではなく、例えばパチンコ球を大入賞口46内に誘導する大入賞経路およびパチンコ球をラウンド移行口22内に誘導するラウンド移行経路が隣接して形成されるように障害釘をレイアウトしても良い。以下、大入賞経路およびラウンド移行経路を隣接配置する本発明の第2実施例について説明する。
遊技領域17内には、図12に示すように、第1の誘導経路および第2の誘導経路に相当する大入賞経路100およびラウンド移行経路101が形成されている。大入賞経路100は、実線の矢印で示すように、パチンコ球を大入賞口46に誘導するものであり、大入賞口46に向って傾斜状に配列された複数の誘導釘102および複数の誘導釘102に沿って一列に並ぶ複数の誘導釘103から構成されている。
ラウンド移行経路101は、破線の矢印で示すように、パチンコ球をラウンド移行口22に誘導するものであり、複数の誘導釘103および複数の誘導釘103に沿って一列に並ぶ複数の誘導釘104から構成されている。これら大入賞経路100およびラウンド移行経路101は隣接配置されたものであり、遊技者にはパチンコ球をラウンド移行経路101内に侵入させずに大入賞経路100内に侵入させる技量が要求される。これらラウンド移行経路101および大入賞経路100にはラウンド移行経路101bが交差している。このラウンド移行経路101bは、一点鎖線の矢印で示すように、大入賞経路100内に入賞したパチンコ球をラウンド移行経路101を通してラウンド移行口22に誘導するものであり、大入賞経路100内に侵入したパチンコ球の一部は入賞したラウンド移行経路101bを通ってラウンド移行口22内に入賞する。尚、誘導釘102〜誘導釘104は遊技釘に相当するものである。
上記第1〜第2実施例においては、大入賞口46を大当りラウンド時に継続的に開放する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば大入賞口46の開閉を繰返す構成としても良い。以下、大当りラウンド時に大入賞口46の開閉を繰返す本発明の第3実施例について説明する。
メイン制御装置70のCPU71は図13のステップS57でラウンドカウンタNrが「1≦Nr≦6」であること検出すると、ステップS58で大当りラウンドをパターンAでスタートさせ、ステップS45でタイマT4に「28.8sec」をセットする。このパターンAは大入賞口46を継続的に開放する内容であり、CPU71はステップS52で大入賞口46を閉鎖することに基いて大当りラウンドを終え、ステップS53で「入賞個数Ni>クリア基準値No」を検出したときにはステップS54でクリアカウンタNcに「1」を加算する。
CPU71はステップS57でラウンドカウンタNrが「7≦Nr≦8」であることを検出すると、ステップS58で大当りラウンドをパターンBでスタートさせ、ステップS45でタイマT4に「28.8sec」をセットする。このパターンBは大入賞口46の開放(0.8sec)および閉鎖(0.8sec)を18回繰返すものであり、CPU71はステップS52で大入賞口46の開閉を停止することに基いて大当りラウンドを終え、ステップS53で「入賞個数Ni>クリア基準値No」を検出したときにはステップS54でクリアカウンタNcに「2」を加算する。
CPU71はステップS57でラウンドカウンタNrが「9≦Nr≦10」であることを検出すると、ステップS59で大当りラウンドをパターンCでスタートさせ、ステップS45でタイマT4に「28.8sec」をセットする。このパターンCは大入賞口46の開放(0.4sec)および閉鎖(1.2sec)を18回繰返すものであり、CPU71はステップS52で大入賞口46の開閉を停止することに基いて大当りラウンドを終え、ステップS53で「入賞個数Ni>クリア基準値No」を検出したときにはステップS54でクリアカウンタNcに「3」を加算する。
即ち、パターンCは大入賞口46の1回の開放時間がパターンBに比べて短く、パターンBに比べて入賞の難易度が高く設定されている。これらパターンBおよびパターンCは大入賞口46を継続的に開放するパターンAに比べて入賞の難易度が高く、大当りラウンドは入賞の難易度がパターンA→パターンB→パターンCの3段階で変化する。これらパターンA・パターンB・パターンCには難易度に応じた得点「1」・「2」・「3」が設定されており、遊技者の技量の評価は大当りラウンドの難易度を加味して行われる。
CPU71は図8のステップS19の技量判定処理へ移行すると、クリアカウンタNcの計測値に基いて遊技者の技量を3段階に評価し、表示制御装置81に技量の判定結果に応じた文字図柄を表示することを指令する。この技量の判定結果と文字図柄との関係は次の通りである。
1)「0≦Nc≦9」の検出時には技量が低いと判定され、表示制御装置81に文字図柄「いまいち」の表示が指令される。
2)「10≦Nc≦13」の検出時には技量が普通であると判定され、表示制御装置81に文字図柄「うまい」の表示が指令される。
3)「14≦Nc」の検出時には技量が高いと判定され、表示制御装置81に文字図柄「名人」の表示が指令される。
上記第3実施例によれば、1回の大当り遊技中にパチンコ球の入賞の難易度が相違する複数種の大当りラウンドを行ったので、パチンコ球を大入賞口46内に入賞させることに対して遊技性が高まる。しかも、遊技者の技量が大当りラウンドの難易度に応じて中間判定し、大当りラウンドの難易度を考慮して技量の高低を最終判定したので、技量の最終判定結果を知る楽しみが高まる。
上記第3実施例においては、ラウンド移行口22を大入賞口46より上方に配置したが、これに限定されるものではなく、例えば大入賞口46の下方に配置しても良い。以下、ラウンド移行口22を大入賞口46の下方に配置する本発明の第4実施例および第5実施例について説明する。
遊技領域17内には、図14に示すように、第1の誘導経路に相当する大入賞経路110が形成されている。この大入賞経路110はパチンコ球を大入賞口46に誘導するものであり、大入賞口46に向って一列に並ぶ複数の誘導釘111および複数の誘導釘111に沿って一列に並ぶ複数の誘導釘112から構成されている。
遊技領域17内には第2の誘導経路に相当するラウンド移行経路113が形成されている。このラウンド移行経路113は大入賞経路110の延長線上に形成されたものであり、パターンBおよびパターンCの大当りラウンド中に大入賞経路110を通して大入賞口46に閉鎖タイミングで到達したパチンコ球は、実線の矢印で示すように、私大入賞口46を通過してラウンド移行経路113内に侵入する。このラウンド移行経路113はラウンド移行口22に向って一列に並ぶ複数の誘導釘114および複数の誘導釘114に沿って一列に並ぶ複数の誘導釘115から構成されたものであり、パターンBおよびパターンCの大当りラウンド中に大入賞経路110を通して大入賞口46に閉鎖タイミングで到達したパチンコ球はラウンド移行経路113内に侵入する。従って、遊技者には大入賞口46の開放タイミングを狙って大入賞経路110内にパチンコ球を侵入させる技量が要求される。
遊技領域17内には、図15に示すように、第2の誘導経路に相当するラウンド移行経路121が形成されている。このラウンド移行経路121はパチンコ球をラウンド移行口22に誘導するものであり、実線の矢印で示すように、大入賞経路110の延長線に対して交差する点で図14のラウンド移行経路113と相違する。即ち、パターンBおよびパターンCの大当りラウンド中に大入賞経路110を通して大入賞口46に閉鎖タイミングで到達したパチンコ球はラウンド移行経路121内に侵入するので(但し、パチンコ球がラウンド移行経路113内に侵入する場合に比べて確率が低い)、遊技者には大入賞口46の開放タイミングを狙って大入賞経路110内にパチンコ球を侵入させる技量が要求される。
上記第1〜第5実施例においては、大当りラウンド毎に入賞個数Niがクリア基準値Noを上回るか否かを判断し、入賞個数Niがクリア基準値Noを上回るクリア回数Ncに応じて技量を判定したが、これに限定されるものではなく、例えば大当りラウンド毎の入賞個数Niを大当り遊技の終了時点で加算し、入賞個数Niの加算結果に基いて技量を判定しても良い。以下、入賞個数Niの加算結果に基いて技量を判定する本発明の第6実施例について説明する。
メイン制御装置70のCPU71は図8のステップS19の技量判定処理へ移行すると、図16のステップS71で大当りラウンド毎の入賞個数Niを全て加算し、入賞個数の累積値ΣNiを演算する。そして、ステップS72で累積値ΣNiの演算結果を基準値N
11と比較し、ステップS74で累積値ΣNiの演算結果を基準値N12(>N11)と
比較する。
CPU71はステップS72で「ΣNi≦N11」を検出すると、技量が低いと判定し
てステップS73へ移行し、表示制御装置81に表示コマンドを送信することに基いて表示器42に「いまいち」を表示する。また、ステップS74で「ΣNi≦N12」を判断
したときには技量が普通であると判定し、ステップS75で表示制御装置81に表示コマンドを送信することに基いて表示器42に「うまい」を表示する。また、ステップS74で「ΣNi>N12」を判断したときには技量が高いと判定してステップS76へ移行し
、表示制御装置81に表示コマンドを送信することに基いて表示器42に「名人」を表示する。
上記第1〜第6実施例においては、役物始動口26およびラウンド移行口22としてパチンコ球を遊技領域17内から回収するポケットを例示したが、これに限定されるものではなく、例えばパチンコ球を遊技領域17内に放出するゲートを用いても良い。
上記第1〜第6実施例においては、中央役物40として大入賞口46を扉44の回動に基いて開閉する可変入賞装置を例示したが、これに限定されるものではなく、可変入賞口を羽根板の回動に基いて開閉する可変入賞装置を用いても良い。
上記第1〜第6実施例においては、表示器42に文字図柄「いまいち」・「うまい」・「名人」を表示することに基いて技量の判定結果を遊技者に報知したが、これに限定されるものではなく、他の言葉で表示したり、数字等の他の図柄で表示しても良い。
上記第1〜第6実施例においては、表示器42を用いて技量の判定結果を報知したが、これに限定されるものではなく、例えばスピーカ7を用いて音声で報知しても良い。
上記第1〜第6実施例においては、大当りラウンドを固定的な最終回に至るまで無条件に繰返す構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば大当りラウンド中に中央役物40のVゾーン60内にパチンコ球が入賞したことを条件に繰返す構成としても良い。この場合、今回の大当りラウンド中にパチンコ球が中央役物40のVゾーン60内に入賞したか否かを今回の大当りラウンドの終了時に判定し、パチンコ球がVゾーン60内に入賞したことが判定された場合に次回の大当りラウンドを開始すると良い。具体的には大当りラウンド中に上限個のパチンコ球が大入賞口46内に入賞したとき、大当りラウンドの継続時間が上限値に到達したとき、大当りラウンド中にパチンコ球がラウンド移行口22に入賞したときに大当りフラグの設定状態を判断し、大当りフラグがオン状態に設定されている場合に次回の大当りラウンドを開始する。
本発明の第1実施例を示す図(全体構成を示す図) 遊技盤を示す図 電気的構成を示すブロック図 中央役物の内部構成を示す断面図 中央役物の外観を示す斜視図 ロータおよびステージを示す図 ロータを示す図 メイン制御装置の制御内容を示すフローチャート メイン制御装置の役物遊技処理を示すフローチャート メイン制御装置の大当りラウンド処理を示すフローチャート メイン制御装置の技量判定処理を示すフローチャート 本発明の第2実施例を示す図2相当図 本発明の第3実施例を示す図10相当図 本発明の第4実施例を示す図2相当図 本発明の第5実施例を示す図2相当図 本発明の第6実施例を示す図11相当図
符号の説明
13は遊技盤、17は遊技領域、22はラウンド移行口、26は役物始動口(始動口)、46は大入賞口(可変入賞口)、60はVゾーン(特定領域)、70はメイン制御装置(大当り遊技手段,計測手段,中間判定手段,最終判定手段,可変遊技手段)、81は表示制御装置(報知手段)を示している。

Claims (3)

  1. 遊技盤に設けられ、打球槌から発射されたパチンコ球が転動可能な遊技領域と、
    前記遊技領域内に設けられ、パチンコ球の入賞を禁止する閉鎖状態およびパチンコ球の入賞を許容する開放状態に変化する可変入賞口と、
    前記可変入賞口を遊技者に有利な状態にする大当りラウンドを繰返すことで大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
    前記可変入賞口に対するパチンコ球の入賞個数を大当りラウンド単位で計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測結果を基準値と比較することに基いて遊技者の技量を大当りラウンド単位で判定する中間判定手段と、
    前記第1の判定手段の判定結果を集計することに基いて遊技者の技量を大当り遊技単位で判定する最終判定手段と、
    前記最終判定手段の判定結果を遊技者に報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記大当り遊技手段は、大当りラウンドを可変入賞口に対するパチンコ球の入賞の難易度が相違する複数種のパターンで実行し、
    前記中間判定手段は、遊技者の技量を大当りラウンドの実行パターンに応じて判定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域内に設けられた始動口およびラウンド移行口と、
    パチンコ球が前記始動口に有効に入賞することに基いて前記可変入賞口を開閉する可変遊技を行う可変遊技手段とを備え、
    前記大当り遊技手段は、
    パチンコ球が前記可変遊技時に前記可変入賞口内を通して特定領域内に入賞することに基いて大当りラウンドを予め定められた最終回に至るまで必然的に繰返す大当り遊技を行い、
    最終回の大当りラウンドを除き下記1)〜3)のいずれかの条件が成立することに基いて今回の大当りラウンドを終えて次回の大当りラウンドに移行することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の遊技機。
    1)今回の大当りラウンド中に上限個のパチンコ球が前記可変入賞口に入賞すること。
    2)今回の大当りラウンドの継続時間が上限値に到達すること。
    3)今回の大当りラウンド中にパチンコ球が前記ラウンド移行口に入賞すること。

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