JP2000302147A - 容器蓋 - Google Patents

容器蓋

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JP2000302147A
JP2000302147A JP11189923A JP18992399A JP2000302147A JP 2000302147 A JP2000302147 A JP 2000302147A JP 11189923 A JP11189923 A JP 11189923A JP 18992399 A JP18992399 A JP 18992399A JP 2000302147 A JP2000302147 A JP 2000302147A
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JP
Japan
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container lid
mold
panel
forming
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JP11189923A
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Yoshio Iwasaki
佳生 岩崎
Akira Morita
顕 森田
Hirotsugu Mori
博嗣 森
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D17/00Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
    • B65D17/28Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness
    • B65D17/401Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall
    • B65D17/4011Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall for opening completely by means of a tearing tab

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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造が容易で落下強度に優れ、開封の操作も便
利な容器蓋及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】容器蓋は、容器内に封入される物品の保持
するのに必要な物性を備えた基材と、この基材上の容器
本体取り付け側とは反対側において容器蓋の周辺を形成
する周辺縁部と、周辺縁部が形成される側と同一の側に
おいて該周辺縁部に囲まれる基材部分を覆うパネル部
と、該周辺縁部と該パネル部との間に形成される裂け易
いスコア部とを備え、該周辺縁部と該パネル部は、基材
の上に同一の熱可塑性樹脂により形成された樹脂層から
なる。スコア部は実質的部分が基材により構成される。
さらに、スコア部の少なくとも一部において、基材上
に、該周辺縁部と該パネル部とを連結する熱可塑性樹脂
から形成された薄膜が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、容器本体の開口部に
取り付けられる周辺縁部と該周辺縁部に囲まれたパネル
部とを備え、該パネル部の周辺に破け易いスコア部が形
成された容器蓋及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】 飲料や食品等を罐様容器に収めて密閉蓋
で密閉して、保存したり、販売のために店頭に展示した
りすることが通常に行われている。この種の容器におけ
る蓋には、開封のためのスコア線を備え、該蓋に設けた
開封用把手を引っ張ることによってスコア線に沿って蓋
を破り、容器を開封する構造を備えたものがある。この
種の開封用把手を備えた容器用蓋には、全体又は主要部
分が金属材料により形成されるものと、プラスチック材
料の射出成形により形成されるものとがある。プラスチ
ック材料を使用する蓋構造は、一般に、アルミ箔を主構
成要素とするガスバリヤー層を有し、このガスバリヤー
層の片面又は両面にプラスチック材料層を射出成形によ
り形成する。蓋構造の周辺縁部にはリムが形成され、こ
のリムが容器本体の開口部に取り付けられる。
【0003】特公昭64−10170号公報には、ガス
バリアー素材の両面又は片面に熱溶融可能な樹脂層が形
成された多層基材の容器開口部との接合面とは反対側
に、容器開口部に取付けられる周辺縁部と該周辺縁部に
囲まれる部分を覆うパネル部とを有し、周辺縁部とパネ
ル部との間に破け易いスコア部が形成された容器蓋とそ
の製造方法が記載されている。この公告公報に記載され
た容器蓋の製造方法は、周辺縁部とパネル部を形成する
ために、各々1点以上のゲートを使用するものである。
この公告公報に記載された容器蓋は、蓋の開封のための
スコア部が多層基材のみにより構成されることになるの
で、開封は容易であるが、落下強度が弱いという問題点
がある。また、射出成形により蓋を形成するのに周辺縁
部及びパネル部の各々に1点以上のゲート、すなわち1
体の蓋を形成するのに少なくとも2点以上のゲートが必
要となる。
【0004】ゲートが2点以上必要なこのような金型に
おいては、マニホールドも2点以上必要であり、蓋の直
径が呼び内径80mm(呼称径307φ)以下のもので
は、マニホールド同士が干渉し合うことになるため、必
要以上の面積を必要とし、定まった面積の場所に設置す
る場合には、金型の取り付け数が制約され、生産性に劣
るという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、以上述べ
た問題点に着目して得られたもので、製造が容易で落下
強度に優れた容器蓋及びその効率的な製造方法を提供す
ることを解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明による容器蓋
は、容器内に封入される物品を保持するのに必要な物性
を備えた基材と、この基材上の容器本体取り付け側とは
反対側において容器蓋の周辺を形成する周辺縁部と、周
辺縁部が形成される側と同一の側において該周辺縁部に
囲まれる基材部分を覆うパネル部と、該周辺縁部と該パ
ネル部との間に形成される裂け易いスコア部とを備え、
該周辺縁部と該パネル部は、基材の上に同一の熱可塑性
樹脂により形成された樹脂層からなる。スコア部は実質
的部分が基材により構成される。さらに、スコア部の少
なくとも一部において、基材上に、該周辺縁部と該パネ
ル部とを連結する熱可塑性樹脂から形成された薄膜が形
成される。本発明の一形態においては、パネル部には、
指を掛けて引き起こすことによりスコア部に沿って該パ
ネル部を周辺縁部から引き離して容器を開封することが
できる開封用把手が備えられる。パネル部のプラスチッ
ク材料層には、開封用把手の先端部に隣接する位置に該
開封用把手に対して横向きに延びる突起部をプラスチッ
ク材料により一体に成形することができる。そして、開
封用把手には、把手がパネル部に対し起こされると、突
起部を押してスコア部に沿ってパネル部の破断を生じさ
せる突き刺し部を先端部に形成することができる。
【0007】スコア部には、全周又は一部分にわたって
薄膜が形成される。1点ゲートの射出成形で、把手部、
パネル部、周辺縁部を形成するためには、パネル部と周
辺縁部とが連結された部分があれば良く、薄膜はこの目
的で設けられるもので、スコア部全周、又は半周、又は
所定巾で数箇所、さらには、数箇所以上にブリッジを渡
した形状に形成しても良い。薄膜の厚みは易開封性のた
めには薄ければ薄い程好ましいが、あまり薄いと連結部
を通して樹脂が流れにくくなり、又厚くすれば樹脂は流
れ易く、成形し易くなるが、あまり厚くなると、易開封
性が損なわれてくる。通常は、薄膜の厚みは開缶性を考
慮し80ないし150μm程度であることが好ましい。
易開封性を維持するために、薄膜の厚みを薄くすること
が望ましい。また、成形時における薄膜をとおしての樹
脂の流れ易さを考慮すると、MFR が30以上の高流動性
樹脂を使用することが望ましい。本発明は又、プラスチ
ック材料の成形により、上述した容器蓋を成形する方法
を提供する。この方法は先ず、周辺縁部を形成するため
の周辺型凹部と、パネル部を形成するための中央型凹部
と、両型凹部の間の少なくとも一部を連結する薄膜形成
用連結凹部とを有し、周辺型凹部と中央型凹部の一方に
樹脂注入用ゲートを備えた金型を用いる。そして、基材
を金型の成形面に沿って配置して金型を閉じ、樹脂注入
用ゲートを通して該基材上に溶融状態の熱可塑性樹脂を
射出して、樹脂を周辺型凹部と中央型凹部の一方から薄
膜形成用連結凹部を介して他方に流通させ、容器蓋の周
辺縁部とパネル部と薄膜とを形成する。
【0008】本発明の一態様による容器蓋の製造方法
は、パネル部形成用中央凹部、又は該中央凹部に形成さ
れた開封用把手部形成用凹部に設けられた1点のみのゲ
ートによって、パネル部、開封用把手、及び、周辺縁部
を形成することができるため、1体の蓋を形成するのに
1点のマニホールドで済み、2点ゲート以上の場合のよ
うにマニホールド同士の干渉がないため、必要以上の面
積を取らず、適正な個数の取り付けができ、設備投資も
安くなり、生産性に優れている。
【0009】
【実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図面によ
り説明する。図1に、本発明の実施においてパネル部の
形成に使用されるガスバリヤー性基材の一例を示す。ガ
スバリヤー性基材1は、アルミ箔や鉄箔のような金属
箔、或いは、他のガスバリヤー性を有する材料、例えば
エチレン酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリアクリルニトリル等の薄いシ
ート2の両面に熱溶融性のプラスチック材料層3、4を
被覆した構成である。ガスバリアー性の材料としては、
酸素、水蒸気、又はフレーバーバリアー性が要求される
が、その要求に応じて、上記した材料の中から適当な材
料が選ばれる。シート2の上面に被覆されるプラスチッ
ク材料層3は、ガスバリヤー性シートの上に射出成形さ
れるプラスチック材料層と一体的な層を形成することが
できる材料であることが必要で、この目的に沿う材料と
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスチロール等
を挙げることができる。容器がレトルト食品用である場
合には、この材料はポリプロピレンが好適である。シー
ト2の下面に被覆されるプラスチック材料層4は、蓋を
容器本体の開口部にヒートシール接合するためのもの
で、使用するのに適したプラスチック材料としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリアクリルニトリル、ポリス
チロール等、或いは、無水マレイン酸グラフト重合され
たカルボキシル基変性ポリプロピレン、カルボキシル基
変性リニアローデンシティポリエチレン等の接着性材料
が挙げられる。
【0010】図2及び図3は、本発明の実施例による容
器蓋5を示すもので、容器蓋5は、図1に示すガスバリ
ヤー性基材1と、その上面に形成されたプラスチック材
料層6とから構成される。容器蓋5は、容器本体(図示
せず)の開口部の形状に合致する平面形状のパネル部5
aと、該パネル部5aの周辺部にパネル部5aから***
する形状に形成された環状の周辺縁部5bとからなる。
ガスバリヤー性基材1の周辺縁部は図に示すほぼZ形の
断面を形成するように折り曲げられ、プラスチック材料
層6の周辺縁部はガスバリヤー性基材1の周辺縁部に重
なってさらに外縁が下向きに曲げられて、下向きに開口
する環状の溝を形成している。容器蓋5の周辺縁部5b
の内周にほぼ沿って、スコア線7a、7bが形成され
る。本実施例では、このスコア線7aは、プラスチック
材料層6が途切れてガスバリヤー性基材1が露出される
ようにすることにより形成され、スコア線7bはガスバ
リアー性素材1と、その上に形成されパネル部と周辺縁
部とを連結している薄膜から形成されている。スコア線
7bの位置は図3に示すように、パネル部5aの弦方向
に延びる溝5cの位置から1/4周ずつ両側に設けられ
ている。スコア線7a、7bに囲まれるパネル部5aに
おいて、プラスチック材料層6には開封用把手の先端に
あたる位置に、パネル部5aの弦方向に延びる溝5cが
形成される。この溝5cは、パネル部5aにおけるプラ
スチック材料層6を薄肉にすることにより形成される。
【0011】容器蓋パネル部のスコア部に接する周辺部
には、図13に示すような、樹脂の盛り上がった土手状
の縁部25を形成することが好ましい。縁部の水平面に
対する傾斜θは、約30ないし90度が好ましく、80
度ないし90度が最も好ましい。また、この土手状の縁
部25は、スコア部に接する部分から 0.1 mm ないし
0.3 mm程度の範囲では高さ方向の傾斜角を80度ない
し90度とし、それに続く部分の傾斜角を約60度とす
る、というように、傾斜角を段階的に変化させてもよ
い。縁部の高さは、0.1 ないし1.0mm、好ましくは約
0.5 mmがよい。このような縁部を設けることにより、
開缶時にパネル部の変形が抑えられ、開缶性が向上する
という効果がある。図18はこの効果を示すもので、土
手状の縁部25がない場合には、開缶のための力がパネ
ル部5aと周辺縁部5bの間に図18(a)に示すように
作用したとき、パネル部5aの縁部の近傍は図18(a)
に示すように変形する。このため、開缶のための力は有
効に作用せず、易開缶性が劣るものとなる。しかし、上
述のようにパネル部5aに土手状の縁部25を設ける
と、パネル部5aの縁部の剛性が高まるので、開缶時に
パネル部5aに変形を生じることがなく、図18(b)に
示すように開缶のための力がスコア部に有効に作用す
る。また、土手状の縁部25を形成すると、成形直後の
パネル部の熱収縮を金型で強制的に抑えることができ、
スコア部の破れを防止できる。さらに、上述した傾斜を
設けることにより、容器蓋の成形の際に金型からの離型
が容易になり、開缶時に開口端面で指を切る恐れがなく
なる。図2に示すように、把手8は薄肉のヒンジ部8a
を介してパネル部5aのプラスチック材料層6に接合さ
れている。図3に示すように、把手8は、開封に際して
指を掛けるための孔8bを有する平面形状であり、図2
に示すように、全体が均一な厚さである。好ましい実施
例では、把手8の厚さは2.0 mmから5.0 mmまでと
し、ヒンジ部8aの厚さは30μmから600 μmまでとす
る。
【0012】把手8の先端部8cに隣接して突起部9が
形成される。この突起部9は、溝5cより外側、すなわ
ちスコア線7a寄りにおいて、溝5cに沿って位置する
突条9aと、該突条9aの中央部から外方向、すなわち
スコア線7aの方向に該スコア線7aまで延びるよう
に、該突条9aと一体に形成された押圧用補強部9bと
からなる。突起部9の突条9aには、把手8がパネル5
aから起こされたとき該把手8の先端に係合する係合用
斜面9cが形成されている。容器蓋5のパネル部5aに
は、プラスチック材料層6の上面に、図4(b) に示すよ
うに一対の保持脚10が形成されている。この保持脚1
0は、開封用把手8の両側を弾性的に挟んで、該把手8
を図4(a) 、(b) に示すパネル部5aにほぼ平行な位置
に保持する作用を果たす。図4(a) に示すように、開封
用把手8がパネル部5aに平行な位置にあるときは、該
把手8の先端部8cと突起部9の突条9aの係合用斜面
9cとの間には角度αの間隙が形成される。この容器蓋
5は、図4に示すように、容器本体11の上部開口にヒ
ートシールにより取り付けられる。
【0013】開封は、図5に示すように、開封用把手8
をパネル部6の面から持ち上げて、把手8の先端部8c
を突起部9の突条9aに形成した係合用斜面9cに係合
させることにより行われる。把手8が角度αだけ起こさ
れると、把手8の先端部8cが突起部9の突条9aに形
成した係合用斜面9cに係合する。この位置で把手8を
さらに起こすと、突起部9の押圧用補強部9bがパネル
部5aのガスバリヤー性基材1に食い込んで、図6に示
すように、スコア線7a、7bに沿ってパネル部5aに
破れを生じる。次いで、把手8を上向きに引っ張ると、
蓋5のパネル部5aはスコア線7a、7bに沿って周辺
縁部5bから切り離される。図16(a)は、この時の力
の作用を示すもので、パネル部5aの縁部が周辺縁部5
bに対して上向きに持ち上げられる。この力は、ガスバ
リヤー性基材1に対してせん断力として作用するので、
ガスバリヤー性基材1は容易に破断され、パネル部5a
は比較的弱い力で持ち上げることが可能になる。これと
対照的に、把手8の先端部8cが突起部9の押圧用補強
部9bを押してパネル部5aのガスバリヤー性基材1に
食い込ませ、その近傍のスコア線に沿ってパネル部5a
に破れを生じた直後の開封開始時や、開封終期のパネル
部5aの引きちぎり時には、図16(b)に示す方向に力
が作用するので、比較的大きな力を必要とする。図17
は、開封開始時から上向き引っ張り開封時を経て開封終
期の引きちぎり時までの開封に必要な力の変化を示す。
スコア部の薄膜は、図17において開封に必要な力が比
較的小さい領域Aに形成することにより、薄膜を設けた
ことによる開封に対する抵抗感を低減することができ
る。図3に示すスコア線7bの位置は、この点で好まし
いものである。しかし、本発明においては、スコア線の
うち、突起部9の押圧用補強部9bがパネル部5aに突
き刺される突き刺し部分を除くスコア線部分の全体に、
すなわち、該突き刺し部分とパネル部5aの中心を結ぶ
中心線に対して両側に位置するスコア線部分と、突き刺
し部分に対して直径方向反対側に位置するスコア線部分
とにわたって薄膜を形成してもよい。本発明において
は、角度αは、30°から90°までとすることが好ましい
が、もっと大きい角度、例えば120 °までの角度を採用
することもできる。
【0014】スコア線7aは、前述したように、パネル
部5aのプラスチック材料6が途切れてガスバリアー性
基材1が露出されることにより形成され、スコア線7b
は、ガスバリアー性基材1に、パネル部と周辺縁部とに
連結された薄膜が溶着されて形成される。上述した開封
操作により開封を行う際の易開封性と、密閉状態での容
器の落下強度、成形時の破断強度等を考慮して、ガスバ
リヤー性基材1のシート2の厚みは50μm以下、好まし
くは、9μmから30μmまで程度とする。ガスバリヤー
性基材1におけるプラスチック材料層3、4の厚さは、
それぞれ100μm以下とすることが好ましい。スコア
線7bにおける薄膜の厚みは、50μm〜300μmと
することが好ましく、80μm〜150μmの範囲がよ
り好ましい。また、ガスバリアー性基材1と溶着された
薄膜の合計厚みは150μm〜400μm、好ましくは
150μm〜300μmとすることが望ましい。スコア
線7a、7bの巾はあまり広くなく、1.0mm以下、
好ましくは0.3mm以下とする。
【0015】図7に、本発明の実施例の容器蓋5を成形
するために使用される射出成形金型12を示す。型12
は、下型12a、上型12b、及びスライドコア12c
からなる。下型12aは、容器蓋5のガスバリヤー性基
材1を配置するための型凹部13を有する。スライドコ
ア12cは、上型12b内に上下方向に慴動可能に配置
される。スライドコア12cは、下面に、プラスチック
材料層6の上面を形成するための平坦面14と、保持脚
10を形成するための凹部15を有する。スライドコア
12cの上面には、開封用把手8を形成するための成形
面16が所定の傾斜角で形成されている。この成形面1
6の平坦面14に対する傾斜角は、前述した角αより小
さい値とする。上型12bは、周辺縁部5bを成形する
ための成形凹部17とスコア線7a、7bを形成するた
めの環状突出部18a、18bを備える。環状突出部1
8aの高さは、スコア線7aを形成するのに、プラスチ
ック材料層6が途切れ、ガスバリヤー性基材1が露出さ
れることにより形成されるので型を閉めた時に突出部の
先端がガスバリヤー性基材1に接するようにする。環状
突出部18bの高さは、スコア線7bの薄膜を形成する
ため突出部先端とガスバリヤー性基材1との間に薄膜の
厚みに相当する分の間隔を作る高さとする。また、上型
12bはスライドコア12Cの把手成形用成形面16に
対応する成形面19とヒンジ部8a形成のための突起2
0を備える。
【0016】図8に示すように、上型12bにスライド
コア12cを挿入して金型を組み立てた後、下型12a
の成形用凹部13上にガスバリヤー性基材1を配置し、
上型12bを下型12aの上に重ねてプラスチック材料
の射出成形用キャビティを形成する。上型12bには、
溶融プラスチック材料を成形用型キャビティに射出する
ため1点のゲート21が備えられている。ゲート21は
突起部9に対応する部分においてキャビティに開口す
る。この状態で、ゲート21から溶融プラスチック材料
をキャビティに射出して、該キャビティを溶融プラスチ
ック材料で充満する。溶融プラスチック材料は先ず把手
8及びパネル部5a形成用凹部を充満し、次いでスコア
線7bの薄膜形成用凹部を構成する間隙を通って、周辺
縁部5b形成用凹部を充満する。
【0017】射出されたプラスチック材料が硬化したあ
と、図9aに示すように上型12bを下型12aから離
す。この段階で、スライドコア12cは上型12bから
離れる。ここで、図9bに示すように、開封用把手8の
ヒンジ部8aにおいて、把手8を撓ませて、成形された
容器蓋5をスライドコア12cから外す。プラスチック
材料層6の成形に使用する材料としては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、ポリスチロール等を挙げることができる。
これらのプラスチック材料には、無機充填剤を混合して
もよい。無機充填剤を混合することにより、容器蓋の寸
法安定性が向上し、収縮率が低下する。また、耐熱性が
向上し、熱変形温度が上昇し、熱伝導が良好になるた
め、レトルト食品用の容器として有利になる。さらに、
焼却カロリーが低下するため、焼却炉の損傷を防止でき
る。無機充填剤の添加により容器蓋に剛性をもたせるこ
とができ、商品の流通上有利になる。
【0018】無機充填剤としては、一般に合成樹脂やゴ
ムの分野で広く使用されているものを使用できる。例え
ば、食品衛生上好ましく、無機化合物で、混練時や成形
時に分解しないものであれば、どのような物質を使用し
てもよい。例えば、金属酸化物、その水和物(水酸化
物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のような化合物、これ
らの複塩並びにこれらの化合物を使用できる。水酸化ア
ルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、鉛丹、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
ホワイトカーボン、タルク、マイカ、ガラス繊維、ガラ
ス粉末、ガラスビーズ、ケイ藻土、シリカ、ワラストナ
イト、酸化鉄、酸化チタン、リトボン、軽石粉、石膏、
炭酸バリウム、ドロマイト、砂鉄等を使用できる物質と
して挙げることができる。これらの充填剤のうち、粉末
状のものは、径が20μm以下、好ましくは10μm以下、
繊維状のものは、径が1ないし500 μm、好ましくは1
ないし300μm以下で、長さが0.1 ないし6mm、好
ましくは0.1 ないし5mm、平板状のものは、径が30μ
m以下、好ましくは10μm以下とすることが望ましい。
これらの無機充填剤の中では、特に平板状のもの及び粉
末状のものが好適である。その他、射出プラスチック材
料に顔料等の各種添加剤を添加してもよい。本発明によ
る容器蓋は、高周波接合、超音波接合等によって容器本
体に接合して使用される。
【0019】
【実施例1】1.型締圧350ton、取付台寸法1035mm×
1035mm、タイバー間隔730mm ×730mm の射出成形
機を用いて、それに取付けられる1点ゲート金型と2点
ゲート金型の取り付け数の検討結果を図11の表−1に
示す。ゲートは、いずれもバルブゲートとし、マニホー
ルド及び付帯備品を含めて40mmφの径を占めるものと
した。表ー1において、 307φ型(周辺縁部の直径は92
mm) は1点ゲートでも2点ゲートでも同じ24個であ
るが、それよりも小さな301 φ型(周辺縁部の直径は78
mm)以下では2点ゲートではマニホールド同士がぶつ
かり、1点ゲートは36個の取り付け数が可能であるが
2点ゲートでは24個止まりである。このように1点ゲ
ートであれば301 φ型以下の径では蓋径の投影面積に応
じた取り付け数が出来るので、同じタイバー間隔に数多
く取り付けることができ、生産性を向上させることがで
きる。又、バルブゲートが1点で済むので設備費を少な
くすることが出来る。 2.ガスバリヤー性多層基材1として、厚さ30μmのア
ルミ箔2に、容器本体に接合される熱溶融可能な層とし
て、エチレンプロピレンブロック共重合体(M.F.R. =
1.1 、エチレン含有量9wt%)の厚さ30μmのフィルム
を、無水マレイン酸グラフト重合ポリプロピレン樹脂
(M.F.R.=20)の厚さ3μmの層を介して貼り合わせ、
熱ロールにより熱を加えてしっかりと貼合固定した。さ
らに、反対側の射出プラスチック材料と一体になる熱溶
融可能な層として、エチレンプロピレンブロック共重合
体(M.F.R.=1.1 、エチレン含有量9wt%)の厚さ30μ
mのフィルムをポリウレタン系接着剤(4.5 g/m2 ) を
用いて貼り合わせ、本発明の容器蓋に使用する多層基材
1を得た。
【0020】この多層基材1を、図8に示す型12の下
型12aの成形用凹部13内に配置し、JSW 製J-180 E
II-SP 射出成形機により、図8のゲート21からエチレ
ンプロピレンブロック共重合体(日本ポリオレフィンPM
970W M.F.R.=30 )を射出して図2及び図3に示す容器
蓋5を成形した。この時、図7における突起部18のス
コア線に対応する個所(図8(c) の「18b」)の高さ
を低くして、120μmの薄膜を形成し、厚み100μ
mの多層基材1と溶着し、全体として220μmの厚み
を有するスコア線7bを形成した。同時に、突出部18
のほぼ内側に設けた凹部26により、パネル部の周辺に
図13に示す突起部25を形成した。比較として、図7
における環状突出部18a、18bの高さを同一とし、
多層基材1と接するようにし(図8(b) )、その結果、
プラスチック材料層6が途切れて全周に多層基材1が露
出してスコア線7a、7bが形成されるようにした。図
10(a)に示すように2点ゲート(21、22)を設
けたことと、前述の環状突出部18a、18bが全周で
基材に接していること以外は実施例と全く同一の多層基
材、射出成形機、射出樹脂を用い、同一の射出条件で図
10(b) に示すような容器蓋を成形した。
【0021】ポリプロピレン製の容器胴部に水230g
入れて満注状態として、実施例で得られた蓋と、比較例
で得られた蓋を、それぞれ高周波シールで熱接合し、次
いで125℃の温度で30分間のレトルト殺菌を行って
試料を作成した。このようにして得られた実施例の試料
と比較例の試料を用いて、パネラー10名及び引っ張り
試験器による開缶性の評価と、実際に落下させた時の落
下強度の評価とを行った。引っ張り試験には、東洋精機
製作所製のストログラフV1-C型引っ張り試験機を使用し
た。試験対象の容器蓋5は、容器本体11に取り付けた
状態で、開封用把手8を図6の位置まで引き起こして、
図19(b)に示すように45度の傾斜面に設置した固定
用治具32内に、開封用把手8が下方に位置するように
固定し、開封用把手8に試験機の引き上げフック33を
引っかけて上昇させることにより、開封に要する力を測
定した。開缶性評価の結果を図12の表−2及び図19
(a)に、落下強度評価の結果を図12の表−3にそれぞ
れ示す。評価は2(良好)、1、0、−1、−2(不
良)の5段階で評価し、パネラー10名の平均点を求め
た。実施例と比較例は殆ど同じであるが、一連の開缶動
作の中でスコア線に薄膜を形成している部分に相当する
引張り部分は、薄膜のない比較例に対して、わずかに劣
る部分であるが、一連の開缶動作の中では問題とはなら
ない。
【0022】図19(a)から分かるように、開封開始時
に必要な力と、開封終期における引きちぎりに必要な力
に関しては、実施例1と比較例との間にほとんど差異は
みられない。中間の引き破り動作の間においては、実施
例1の方が大きい力を要するが、この領域では、図16
(a)に関連して既に述べたように、ガスバリヤー性基材
1が剪断効果により比較的容易に破断されるので、開封
に際して特に気にならない。このことは、図12の表−
2に示すパネラーの評価結果により裏付けられる。図1
2の表−3の落下強度の評価結果は次のようである。 1)落下方向は、落下による蓋の破断にとって一番厳し
い条件となる蓋と胴部の接合部が先に地面に当たる姿勢
の斜め落下とし、蓋の把手部先端が下になる方向と、実
施例の薄膜形成部7bが下になり、この部分が先に床に
当たることになる把手先端から90°方向の2つの方向
について試験をした。地面はコンクリート製の床を用い
た。 2)試験のサンプル数は10個とし、80cmの高さか
ら始め、順次高さを変えて落下を繰り返した。表ー3中
の数値のうち、分母はその時点で落下した数を、分子は
落下した容器のうち破断した数を示す。破断はいずれも
蓋スコア線の破断であった。
【0023】表−3から判るように、スコア線が多層基
材1のみの容器蓋における落下強度については、把手先
端が先に落ちる落下方向の場合、実施例と比較例とでほ
ぼ同じであり、把手先端と90°の落下方向での落下強
度は、比較例の場合、これとほぼ同じで約90cmであ
る。これに対し、スコア線に薄膜を形成している実施例
では、把手先端と90°の方向での落下では、130c
mの高さからでも破断は生じない。店頭での様々な落下
方向から考えれば、全体として、本発明の実施例の落下
強度は向上しているといえる。
【0024】
【実施例2】3.図14に示す型26を用いて本発明に
よる容器蓋を作成した。この実施例に使用した型26
は、開封用把手8がパネル部と一体に成形されない点で
図7に示す前述の型と相違する。型26は、下型26a
と、上型26bとからなる。上型26bには、成形され
る容器蓋パネル部のほぼ中心部に想到する位置に、溶融
プラスチック材料射出のためのゲート28が形成され
る。上型26bは、図7に示す型における環状突出部と
同様な環状突出部を備える。この型26の成形用キャビ
ティ27内にガスバリヤー性基材を図14に示すように
配置し、ゲート27からJSW製J-180E II-SP型射出成型
機によりエチレンプロピレンブロック共重合体(日本ポ
リオレフィンPM970W,M.F.R.=30)を射出して図15
(a)に示す容器蓋29を形成した。同時に、同じ樹脂で
成型したタブすなわち開封用把手30を準備し、これを
容器蓋29に超音波溶着により接合して、図15(b)に
示す開封機構を備えた容器蓋31を形成した。
【発明の効果】以上の説明から判るように、本発明の容
器蓋は、1点のゲートにより成形可能であり、成形用金
型の配列において、マニホールド同士が干渉することも
ないので、2点又はそれ以上のゲートを使用する場合に
比べて金型の取り付け数が多くでき、結果として設備を
少なくすることができる。得られた蓋は開缶性で大きく
劣ることもなく、落下強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器蓋に使用できる基材の一例を示
す断面図である。
【図2】 本発明の容器蓋の一実施形態を示す断面図
で、(a) は図3のa−a線断面図,(b) は図3のb−b
線断面図である。
【図3】 図2に示す容器蓋の平面図である。
【図4】 図2及び図3に示す容器蓋の使用状態を示す
もので、(a) は縦断面図、(b) は把手部を示す断面図で
ある。
【図5】 容器蓋の開封操作の初期段階を示す断面図で
ある。
【図6】 容器蓋が開封され始めた状態を示す断面図で
ある。
【図7】 本発明の容器蓋を成形するための金型を開い
た状態で示す断面図である。
【図8】 図7の金型による成型を示すもので、(a) は
金型を閉じて溶融樹脂を射出している状態を示す断面
図、(b) は薄膜が形成されないように突条部を高くした
金型を、(c) はスコア線に沿って薄膜を形成するために
突条部を低くした金型をそれぞれ示す断面図である。
【図9】 成形された本発明の容器蓋を金型から取り出
す状態を示す断面図で、(a) は型を開いた状態、(b) は
スライドコアを抜くために把手を撓ませた状態を、それ
ぞれ示す。
【図10】比較例の容器蓋を製造するための金型を(a)
に示し、(a) の金型で製造された容器蓋を(b) にそれぞ
れ示す断面図である。
【図11】ゲート数と金型取り付け可能数との関係を示
す表である。
【図12】本発明の容器蓋と比較例の容器蓋の開缶性の
評価結果を表ー2に示し、本発明の容器蓋と比較例の容
器蓋の落下強度の試験結果を表ー3に示す表である。
【図13】土手部を設ける例を示す断面図である。
【図14】本発明の他の実施例の製作に使用される型の
断面図である。
【図15】図14の型により成型される容器蓋を示すも
ので、(a)はタブ取付前の状態を、(b)はタブ取付後の状
態をそれぞれ示す。
【図16】開封時に容器蓋のパネル部と周辺縁部の間に
作用する力を示すもので、(a)は開封の中間段階での両
側部の引き破り時に作用する力を、(b)は開封開始時と
開封終期における力の作用方向を、それぞれ示す。
【図17】開封時に必要とされる力の大きさの変化を示
す図表である。
【図18】パネル部の周辺部に形成される土手状突起の
効果を示すもので、(a)は土手状突起がない場合を、(b)
は土手状突起がある場合を、それぞれ示す。
【図19】開封性の評価試験を示すもので、(a)は引っ
張り試験機による開封力の試験結果を、(b)は試験に使
用した引っ張り試験機を、それぞれ示す。
【符号の説明】
1・・・基材、2・・・シート、3、4・・・プラスチ
ック材料層、5・・・容器蓋、5a・・・パネル部、5
b・・・周辺縁部、7・・・スコア線、8・・・開封用
把手、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 博嗣 京都府京都市左京区聖護院山王町44番地 株式会社イシダ内 Fターム(参考) 3E084 AB01 AB10 BA01 CA01 CB01 CB02 CB04 CC02 CC03 CC04 CC05 DA01 FD13 GB08 GB17 KB01 KB10 LA03 LB02 LB07 3E093 AA04 CC07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に封入される物品を保持するのに
    必要な物性を備えた基材と、前記基材上の容器本体取り
    付け側とは反対側において容器蓋の周辺を形成する周辺
    縁部と、前記周辺部が形成される側と同一の側において
    該周辺縁部に囲まれる基材部分を覆うパネル部と、該周
    辺縁部と該パネル部との間に形成される裂け易いスコア
    部とを備え、該周辺縁部と該パネル部は該基材の上に同
    一の熱可塑性樹脂により形成された樹脂層からなり、前
    記スコア部は実質的部分が前記基材により構成された、
    容器本体の開口部に取り付けられる容器蓋において、前
    記スコア部の少なくとも一部において、前記基材上に、
    該周辺縁部と該パネル部とを連結する熱可塑性樹脂から
    形成された薄膜が形成されていることを特徴とする容器
    蓋。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した容器蓋であって、該
    パネル部には、指を掛けて引き起こすことにより該パネ
    ル部に沿って該パネル部を該周辺縁部から引き起こして
    容器を開封することができる開封用把手が設けられてい
    ることを特徴とする容器蓋。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した容器蓋であって、該
    スコア部の該把手の先端が突き刺される部分に相当する
    突き刺し部分には、前記薄膜が設けられていないことを
    特徴とする容器蓋。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した容器蓋であって、前
    記スコア部の前記突き刺し部分に対し直径方向反対側に
    位置する引きちぎり部分には、前記薄膜が設けられてい
    ないことを特徴とする容器蓋。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した容器蓋であって、前
    記スコア部の前記突き刺し部分に対し直径方向反対側に
    位置する引きちぎり部分と、前記突き刺し部分と前記パ
    ネル部の中心を通る中心線に対し両側に位置する部分
    に、前記薄膜が設けられていることを特徴とする容器
    蓋。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載した容器蓋であって、前記基材は、ガス遮断性
    を有する素材の両面または片面に、熱溶融可能な樹脂が
    ラミネートされてなることを特徴とする容器蓋。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載した容器蓋であって、該スコア部に接するパネ
    ル部の周辺部の少なくとも一部に土手状の縁を設けたこ
    とを特徴とする容器蓋。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載した容器蓋を成形する方法であって、周辺縁部
    を形成するための周辺型凹部と、パネル部を形成するた
    めの中央型凹部と、前記両型凹部の間の少なくとも一部
    を連結する薄膜形成用連結凹部とを有し、前記周辺型凹
    部と前記中央型凹部の一方に樹脂注入用ゲートを備えた
    金型を用い、基材を前記金型の成形面に沿って配置して
    金型を閉じ、前記樹脂注入用ゲートを通して該基材上に
    溶融状態の熱可塑性樹脂を射出して、樹脂を前記周辺型
    凹部と前記中央型凹部の一方から前記薄膜形成用連結凹
    部を介して他方に流通させ、容器蓋の前記周辺縁部と前
    記パネル部と前記薄膜とを形成することを特徴とする容
    器蓋の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した容器蓋の成形方法で
    あって、該金型は、該パネル部形成用中央凹部に開封用
    把手形成のための凹部を有することを特徴とする容器蓋
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載した容器蓋の製造方法
    であって、前記樹脂注入用ゲートは、金型のパネル部形
    成用中央凹部の中央または前記開封用把手形成のための
    凹部に設けられていることを特徴とする容器蓋の製造方
    法。
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