JP4443399B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば光ディスク装置に用いられ、放熱性に優れると共に破損され難いホルダを備え、このホルダにレーザ光を出射可能な発光素子が装備されたコンパクトな光ピックアップ装置に関するものである。
図7は、従来の光ピックアップ装置の一形態を示すものである。
LDD510からLD520へ電流が流されて、LD520からレーザ光が出力される。「LD」は、「Laser Diode 」の略称とされる。また、LDは、レーザ光を出射するものとされていることから、発光素子とも呼ばれている。また、「LDD」は、「LD Driver 」の略称とされ、LD520を駆動させてLD520からレーザ光を出させるレーザ駆動回路とされている。「LDD」は、レーザドライバ等と呼ばれている。レーザドライバ(LDD)510からレーザダイオード(LD)520に電流が供給され、LD520から出射されたレーザ光により、ディスク700に情報の記録が行われたり、ディスク700に記録された情報の再生が行われたりする。
LD520から出力されたレーザ光は、回折格子530、中間レンズ540、ハーフミラー550、対物レンズ560を介して、ディスク700に照射される。ディスク700から反射されたレーザ光の一部は、PDIC570に当てられる。「PDIC」は、「Photo Diode IC」の略称とされている。PDIC570は、光を受けて、その信号を電気信号に変えて、光学式ピックアップ装置501のレンズホルダ(図示せず)のサーボ機構(図示せず)を動作させるためのものとされている。PDICは、光が当てられたときにその光を検出するものとされていることから、光検出器とも呼ばれている。サーボ(servo )とは、制御の対象の状態を測定し、予め定められた基準値と比較して、自動的に修正制御する機構のものを意味する。
また、LD520から出力されるレーザ光の一部は、FMD580に入る。「FMD」は、「Front Monitor Diode 」の略称とされる。フロントモニタダイオード(FMD)は、レーザダイオードから出力されるレーザ光をモニタして、レーザダイオードの制御のためにフィードバックをかけるものとされている。
前記LDD510、前記LD520、前記回折格子530、前記中間レンズ540、前記ハーフミラー550、前記対物レンズ560、前記PDIC570、前記FMD580は、不図示のハウジングに装備される。また、前記LDD510、前記LD520、前記PDIC570、前記FMD580は、FPC505に通電可能に接続されている。「FPC」は、「Flexible Printed Circuit」の略称とされている。フレキシブルプリント回路体(FPC)は、複数の回路導体が絶縁シートに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔が絶縁シートに並設され、その上に保護層が設けられたものとされている。光学式ピックアップ装置501は、上述した各種のものを備えるものとして構成されている。なお、光学式ピックアップ装置501は、図示されたもの以外に、他のもの(図示せず)も備えるものとされているが、図7においては、それらの他のものは、便宜上、省略した。
前記光学式ピックアップ装置501が用いられて、メディアにおける情報などのデータの再生または記録が行われる。メディアとして、例えば、CD−ROM,DVD−ROMなどの読出し専用の光ディスクや、CD−R,DVD±Rなどの追記型の光ディスクや、CD−RW,DVD±RW,DVD−RAMなどの書込み/消去や書換え可能なタイプの
光ディスクなどといった各種光ディスクが挙げられる。
「CD」は、「Compact Disc」の略称とされる。また、「DVD」は、「Digital Versatile Disc」もしくは「Digital Video Disc」の略称とされる。また、「CD−ROM」もしくは「DVD−ROM」の「ROM」は、「Read Only Memory」の略称とされ、CD−ROMもしくはDVD−ROMは、読出し専用のものとされている。また、「CD−R」もしくは「DVD±R」の「R」は、「Recordable」の略称とされ、CD−RもしくはDVD±Rは、書込み可能なものとされている。また、「CD−RW」もしくは「DVD±RW」の「RW」は、「ReWritable」の略称とされ、CD−RWもしくはDVD±RWは、書換え可能なものとされている。また、「DVD−RAM」は、「Digital Versatile Disc Random Access Memory 」の略称とされ、読み書き・消去が可能なものとされている。
光ピックアップ装置501は、前記各種の光ディスクに記録されたデータを再生させたり、前記書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスクにデータを記録させたりするものとされている。
LDD510に電流が供給されることで、LD520からレーザ光が出射される。このとき、LD520から熱が発生する。この熱により、LD520の温度が変化する。LD520からレーザ光が出射されるときに、LD520におけるレーザの発振波長は、温度に依存するため、LD520の温度が大きく変化すると、LD520から出射されるレーザ光の波長が変動する。また、LDD510からLD520へ電流が供給されて、LD520からレーザ光が出射されるときに、LDD510から熱が発生する。LDD510およびLD520は、光ピックアップ装置501における主な熱源とされる。
レーザドライバから発せられる熱対策が行われたものとして、例えば半導体レーザが保持された金属製のレーザホルダに放熱作用のある放熱塗料が塗布された光学ヘッドにおける放熱装置というものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−103084号公報(第1−2頁、第1図)
近年、光ディスク装置(図示せず)や、不図示の光ディスク装置に装備される光ピックアップ装置501の更なる軽量化や小型化が要求されている。このため、LD520、回折格子530、中間レンズ、ハーフミラー550、対物レンズ560、PDIC570などが取り付けられる金属製のハウジング(図示せず)を、樹脂製のハウジング(図示せず)とさせて、光ピックアップ装置501の軽量化を図ることが考えられた。金属製のハウジングを樹脂製のハウジングとさせた場合、光ピックアップ装置501は軽量化される。
しかしながら、金属製のハウジングのほうが、樹脂製のハウジングよりも熱伝導性に優れるものとされているため、樹脂製のハウジングが光ピックアップ装置に用いられた場合、発熱されたLD520の熱の発散は、行われ難くなることが懸念されていた。
上述した如く、LD520からレーザ光が出射されるときに、LD520におけるレーザの発振波長は、温度に依存するため、LD520の温度が大きく変化すると、LD520から出射されるレーザ光の波長が変動する。LD520自身が発する熱により、LD520が蓄熱されると、LD520から出射されるレーザ光の波長が変動し、LD520から定められた波長のレーザ光が出射されないことが心配されていた。
LD(発光素子)520の放熱を促進させるために、例えばLD(発光素子)520も
しくはLD(発光素子)520が取り付けられるものに、多数の放熱フィン(図示せず)を設けることも考えられた。しかしながら、そのようにすると、多数の放熱フィンにより、光ピックアップ装置501が大きなものとなることが懸念される。
また、光ピックアップ装置501が、少々、乱暴に取り扱われることがあっても、問題が生じることのない光ピックアップ装置の提供を、光ピックアップ装置の組立メーカや、光ディスク装置の組立メーカなどから要求されてきた。
本発明は、上記問題点を解決することにある。本発明は、上記した点に鑑み、放熱性に優れるホルダに発光素子を装備させて発光素子から出射されるレーザ光の波長の大きな変動を抑えるものとさせると共に、コンパクト化を図り、少々、乱暴に扱われても破損され難い光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る光ピックアップ装置は、レーザ光を発する発光素子と、該発光素子が装備されるハウジングとを備えた光ピックアップ装置において、前記発光素子は、該発光素子を保護するホルダに収められ、該ホルダに、該発光素子から発せられる熱を発散させる突出部が設けられ、該突出部に対応して、前記ハウジングに、該突出部が挿入可能な収容部が設けられ、前記ハウジングの該収容部の上下にそれぞれ放熱用の空間部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、発光素子から発せられる熱は、発光素子を保護するホルダに設けられ
た突出部などホルダ全体から外部へ逃され易くなる。発光素子を備えるホルダに、発光素子から発せられる熱を発散させる突出部が設けられているから、ホルダ全体の表面積が増やされる。そして、該突出部に対応して、ハウジングに、該突出部が挿入可能な収容部が設けられ、ハウジングの該収容部の上下にそれぞれ放熱用の空間部が設けられているので、ハウジングが合成樹脂材料により形成されていても該突出部の熱が前記空間部からハウジングの外部に逃がされる。従って、発光素子を備えるホルダが蓄熱されるということは回避され、ホルダ全体から熱が逃がされ易くなる。これにより、発光素子自身から発せられた熱によって、ホルダに収められた発光素子が蓄熱され、このことから、発光素子から定められた波長のレーザ光が出射されないということは、回避される。発光素子の温度上昇が抑えられるから、定められた波長のレーザ光が発光素子から出射される。また、発光素子から発せられる熱を発散させるホルダの突出部は、ハウジング内に位置するものとされているから、ホルダの突出部が光ピックアップ装置の外側に向けてとび出された状態となることは、回避される。従って、光ピックアップ装置は、コンパクトなものとして構成される。
請求項2に係る光ピックアップ装置は、請求項1記載の光ピックアップ装置において、前記突出部は、前記発光素子の放熱を促進させる熱発散部と、前記ハウジングに衝撃が加えられたときに該ハウジングから前記ホルダが外されることを防止するホルダ支持部とを兼ねたことを特徴とする。
上記構成により、発光素子の放熱は、速やかに行われると共に、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、発光素子を備えるホルダがハウジングから外れるということは、回避され易くなる。従って、光ピックアップ装置が、少々、乱暴に扱われても、破損され難い光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項3に係る光ピックアップ装置は、請求項1又は2記載の光ピックアップ装置において、前記突出部は、単一の突出部とされ、該突出部に対応して、前記ハウジングに、該突出部が挿入可能な収容部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、発光素子が収められるホルダに設けられた突出部は、ハウジングに設けられた所定の収容部に容易に挿入される。従って、ハウジングに対するホルダの装着作業は、容易に行われる。また、ホルダの突出部が挿入可能な収容部が、ハウジングに設けられているから、光ピックアップ装置が、少々、乱暴に扱われて、光ピックアップ装置を
構成するハウジングに衝撃が加えられても、ハウジングからホルダが簡単に外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、回避され易くなる。従って、破損され難い光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項4に係る光ピックアップ装置は、請求項3記載の光ピックアップ装置において、前記突出部は、略矩形棒状に形成されて、一側面と、該一側面の反対側の他側面とを備え、前記収容部は、該一側面に対応した一側壁と、該他側面に対応した他側壁とを備え、該一側壁と、該他側壁とを結ぶ連結壁が設けられ、該連結壁は、前記ハウジングの該収容部の上下に千鳥状に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、ホルダ内に収めされた発光素子から生じる熱は、ホルダの突出部が収容可能なハウジングの収容部内にこもることなく、ハウジングの外部に逃される。ホルダ内に収めされた発光素子から生じた熱は、ハウジングの収容部の上下に千鳥状に設けられた連結壁以外の空間を通り抜け、ハウジングの外部へ逃される。また、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、収容部を構成する一側壁や、他側壁や、一側壁と他側壁とを結ぶ上下千鳥状の連結壁に、ホルダの突出部が当てられ、それ以上、ホルダの突出部の位置がずれるということは、回避される。従って、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、発光素子を備えるホルダがハウジングから外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、回避され易くなる。
請求項5に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記ホルダの前記突出部に対応して、前記ハウジングに、該突出部が収納可能な収容部が設けられ、該突出部は、該収容部よりも小さく形成されて、該収容部内に隙間がもたされた状態で挿入可能とされ、該ハウジングに該ホルダが取り付けられるときに、該突出部は、該ハウジングに対する該ホルダの取付位置が調整可能なものとして、該収容部内に収納されたことを特徴とする。
上記構成により、発光素子がハウジングに装備されるときに、突出部を備えるホルダ内に収められた発光素子の取付位置は、容易に調整される。ハウジングに設けられた所定の収容部に対し、ホルダの突出部は、調整可能なものとされているから、発光素子を備えるホルダは、精度よくハウジングに取り付けられる。また、これにより、光路系のものが精度よく組み立てられて構成された光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項6に係る光ピックアップ装置は、レーザ光を発する発光素子と、該発光素子が装備されるハウジングとを備えた光ピックアップ装置において、前記発光素子を収めるホルダに、該発光素子から発せられる熱を発散させる突出部が設けられ、前記ハウジングに対し前記ホルダを位置決めさせ易くする案内部が、該ハウジングに設けられ、該案内部に対応した相手側案内部が、該ホルダに設けられ、該ハウジングに該ホルダが取り付けられるときに、該ハウジングの該案内部に、該ホルダの相手側案内部が合わせられることで、該ホルダは、位置決めされつつ、前記突出部が前記ハウジング内に位置するように該ハウジングに取り付けられたことを特徴とする。
上記構成により、ホルダは、精度よく位置決めされた状態でハウジングに取り付けられる。また、ハウジングの案内部に、ホルダの相手側案内部が合わせられているから、光ピックアップ装置が、少々、乱暴に取り扱われ、光ピックアップ装置を構成するハウジングが衝撃を受けても、ハウジングからホルダが簡単に外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、回避され易くなる。従って、位置調整が行われ易く、且つ、衝撃に強い光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項7に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜6の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記ハウジングに対して前記ホルダが固定されるときに、紫外線が照射されることで硬化する紫外線硬化型接着剤が用いられて、該ハウジングに該ホルダが固
定されたことを特徴とする。
上記構成により、発光素子を備えるホルダは、容易で迅速にハウジングに固定される。紫外線硬化型接着剤に紫外線が照射されることで、紫外線硬化型接着剤の硬化反応が促進され、ハウジングに対し、ホルダは、速やかに接着される。また、接着剤として紫外線硬化型接着剤が用いられているから、ハウジングに対し、ホルダは、精度よく固定される。従って、発光素子を備えるホルダがハウジングに精度よく固定されて構成された光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項8に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜7の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記発光素子へ電流を供給するためのフレキシブル基板が設けられ、且つ、該発光素子が繋げられる接続部が該フレキシブル基板に設けられ、前記ホルダから突出された該発光素子の端子部と、該フレキシブル基板における該接続部の導体部とが半田付けされることで、該発光素子は、該フレキシブル基板に通電可能に接続され、該フレキシブル基板は、前記ハウジングを構成する周壁に沿って配索されると共に、該周壁は、該接続部近傍まで延設されたことを特徴とする。
上記構成により、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、発光素子を備えるホルダがハウジングから外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、より回避され易くなる。ホルダから突出された発光素子の端子部と、フレキシブル基板における接続部の導体部とが半田付けされることで、発光素子を備えるホルダは、ハウジングに対し、より動かされ難いものとなる。また、ハウジングを構成する周壁に沿ってフレキシブル基板が配索されると共に、ハウジングの周壁は、フレキシブル基板の接続部近傍まで延設されているから、ハウジングに対し、フレキシブル基板も動かされ難いものとなる。これにより、フレキシブル基板の接続部に半田付けされた発光素子を備えるホルダは、ハウジングに対して動かされ難いものとなる。従って、光ピックアップ装置に衝撃などが加えられることにより、発光素子を備えるホルダがハウジングから不用意に外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、より回避され易いものとなる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、発光素子から発せられる熱は、発光素子を保護するホルダに設けられた突出部などホルダ全体から外部へ逃され易くなる。発光素子を備えるホルダに、発光素子から発せられる熱を発散させる突出部が設けられているから、ホルダ全体の表面積を増やすことができる。そして、該突出部に対応して、ハウジングに、該突出部が挿入可能な収容部が設けられ、ハウジングの該収容部の上下にそれぞれ放熱用の空間部が設けられているので、ハウジングが合成樹脂材料により形成されていても該突出部の熱を前記空間部からハウジングの外部に逃すことができる。従って、発光素子を備えるホルダが蓄熱されるということは回避され、ホルダ全体から熱を逃すことができる。これにより、発光素子自身から発せられた熱によって、ホルダに収められた発光素子が蓄熱され、このことから、発光素子から定められた波長のレーザ光が出射されないということは、回避される。発光素子の温度上昇が抑えられるから、定められた波長のレーザ光を発光素子から出射させることができる。また、発光素子から発せられる熱を発散させるホルダの突出部は、ハウジング内に位置するものとされているから、ホルダの突出部が光ピックアップ装置の外側に向けてとび出された状態となることは、回避される。従って、光ピックアップ装置をコンパクトなものとして構成することができる。
請求項2記載の発明によれば、発光素子の放熱を速やかに行わせることができると共に、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、発光素子を備えるホルダがハウジングから外れるということを、回避させ易くすることができる。従って、光ピックアップ装置が、少々、乱暴に扱われても、破損され難い光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、発光素子が収められるホルダに設けられた突出部を、ハウジングに設けられた所定の収容部に容易に挿入させることができる。従って、ハウジングに対するホルダの装着作業を容易なものとさせることができる。また、ホルダの突出部が挿入可能な収容部が、ハウジングに設けられているから、光ピックアップ装置が、少々、乱暴に扱われて、光ピックアップ装置を構成するハウジングに衝撃が加えられても、ハウジングからホルダが簡単に外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、回避され易くなる。従って、破損され難い光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、ホルダ内に収めされた発光素子から生じる熱は、ホルダの突出部が収容可能なハウジングの収容部内にこもることなく、ハウジングの外部に逃される。ホルダ内に収めされた発光素子から生じた熱は、ハウジングの収容部の上下に千鳥状に設けられた連結壁以外の空間を通り抜け、ハウジングの外部へ逃される。また、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、収容部を構成する一側壁や、他側壁や、一側壁と他側壁とを結ぶ上下千鳥状の連結壁に、ホルダの突出部が当てられ、それ以上、ホルダの突出部の位置がずれるということは、回避される。従って、ハウジングに不用意に衝撃が
加えられても、発光素子を備えるホルダがハウジングから外れ、光ピックアップ装置が破損するということを、回避させ易くすることができる。
請求項5記載の発明によれば、発光素子がハウジングに装備されるときに、突出部を備えるホルダ内に収められた発光素子の取付位置を、容易に調整することができる。ハウジングに設けられた所定の収容部に対し、ホルダの突出部は、調整可能なものとされているから、発光素子を備えるホルダを、精度よくハウジングに取り付けることができる。また、これにより、光路系のものが精度よく組み立てられて構成された光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、ホルダは、精度よく位置決めされた状態でハウジングに取り付けられる。また、ハウジングの案内部に、ホルダの相手側案内部が合わせられているから、光ピックアップ装置が、少々、乱暴に取り扱われ、光ピックアップ装置を構成するハウジングが衝撃を受けても、ハウジングからホルダが簡単に外れ、光ピックアップ装置が破損するということは、回避され易くなる。従って、位置調整が行われ易く、且つ、衝撃に強い光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、発光素子を備えるホルダを、容易で迅速にハウジングに固定することができる。紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射させることで、紫外線硬化型接着剤の硬化反応を促進させ、速やかにホルダをハウジングに接着させることができる。また、接着剤として紫外線硬化型接着剤が用いられているから、ハウジングに対し、精度よくホルダを固定することができる。従って、発光素子を備えるホルダがハウジングに精度よく固定されて構成された光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、ハウジングに不用意に衝撃が加えられても、発光素子を備えるホルダがハウジングから外れ、光ピックアップ装置が破損するということを、より回避させ易くすることができる。ホルダから突出された発光素子の端子部と、フレキシブル基板における接続部の導体部とが半田付けされることで、発光素子を備えるホルダは、ハウジングに対し、より動かされ難いものとなる。また、ハウジングを構成する周壁に沿ってフレキシブル基板が配索されると共に、ハウジングの周壁は、フレキシブル基板の接続部近傍まで延設されているから、ハウジングに対し、フレキシブル基板も動かされ難いものとなる。これにより、フレキシブル基板の接続部に半田付けされた発光素子を備えるホルダは、ハウジングに対して動かされ難いものとなる。従って、光ピックアップ装置に衝撃などが加えられることにより、発光素子を備えるホルダがハウジングから不用意に外れ、光ピックアップ装置が破損するということを、より回避させ易くすることができる。
以下に本発明に係る光ピックアップ装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る光ピックアップ装置の一実施形態を示す分解斜視図、図2は、発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられる状態を示す分解斜視図、図3は、発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられた状態を示す斜視図、図4は、発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられる状態を示す分解斜視図、図5は、発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられた状態を示す斜視図、図6は、光ピックアップ装置が組み立てられた状態を示す斜視図である。
図1,図2,図3,図6は、光ピックアップ装置を上面側から眺めた斜視図である。また、図4,図5は、光ピックアップ装置を下面側から眺めた斜視図である。なお、この明細書における「上」、「下」の定義は、光ピックアップ装置を説明するための便宜上のものとされる。
光ピックアップ(optical pickup)は、「OPU」と略称されている。光ピックアップ装置を備える光ディスク装置(図示せず)が用いられて、光ディスクに記録された情報などのデータが再生される。また、光ディスク装置が用いられて、光ディスクに情報などのデータの記録が行われる。光ディスクとして、例えば、「CD−ROM」,「DVD−ROM」などの読出し専用の光ディスクや、「CD−R」,「DVD−R」,「DVD+R」などの追記型の光ディスクや、「CD−RW」,「DVD−RW」,「DVD+RW」,「DVD−RAM」,「HD DVD」,「Blu-ray Disc」などの書込み/消去や書換え可能なタイプの光ディスクなどが挙げられる。
上述した如く、「CD」は、「Compact Disc」の略称とされる。また、「DVD」は、「Digital Versatile Disc」もしくは「Digital Video Disc」の略称とされる。また、「CD−ROM」もしくは「DVD−ROM」の「ROM」は、「Read Only Memory」の略称とされ、CD−ROMもしくはDVD−ROMは、データ読出し専用のものとされている。また、「CD−R」または「DVD−R」もしくは「DVD+R」の「R」は、「Recordable」の略称とされ、CD−RまたはDVD−RもしくはDVD+Rは、データの書込みが可能なものとされている。また、「CD−RW」または「DVD−RW」もしくは「DVD+RW」の「RW」は、「ReWritable」の略称とされ、CD−RWまたはDVD−RWもしくはDVD+RWは、データの書換えが可能なものとされている。また、「D
VD−RAM」は、「Digital Versatile Disc Random Access Memory 」の略称とされ、データの読み書き・消去が可能なものとされている。
また、「HD DVD」は、「High Definition DVD 」の略称とされる。「HD DVD」は、従来のDVD系列のものと互換性をもたせ、且つ、従来のDVD系列の光ディスクよりも記憶容量の大きいものとされる。従来のCDやDVDには、赤色のレーザが用いられていたが、「HD DVD」の光ディスクに記録されたデータが読み出されるときには、青紫色のレーザが用いられる。また、「Blu-ray 」とは、従来のCDやDVDで信号の読み書きに用いられていた赤色のレーザに対し、高密度記録が実現されるために採用された青紫色のレーザを意味するものとされている。
不図示のレーザドライバから発光素子20(図1〜図6)へ電流が流されて、発光素子20からレーザ光が出力される。不図示のレーザドライバは、発光素子20を駆動させて、発光素子20からレーザ光を出させるレーザ駆動回路とされている。また、上述した如く、レーザドライバは、「LD Driver 」と呼ばれ、「LDD」と略称されている。
CDを再生させるために、発光素子20から約770〜805nm(ナノメータ)の波長のレーザ光が出力される。また、DVDを再生させるために、発光素子20から約630〜670nmの波長のレーザ光が出力される。このように、発光素子20は、異なる波長のレーザ光を出射可能な2波長レーザダイオードとして構成されている。上述した如く、レーザダイオード(Laser Diode )は、「LD」と略称されている。LD20として2波長LD20が用いられることにより、例えばLDの部品点数が削減化され、光ピックアップ装置1の小型軽量化が図られる。
前記2波長LD20は、放熱性に優れる金属製のレーザホルダ25内に収容されている。レーザホルダ25内にLD20が収められていることから、レーザホルダ25は、LDホルダ25などと呼ばれている。
不図示のレーザドライバからLD20に電流が供給され、LD20から出射されたレーザ光により、不図示の光ディスクに情報の記録が行われたり、不図示の光ディスクに記録された情報の再生が行われたりする。
LD20(図2,図3)から出力されたレーザ光は、ハウジング本体5Hを構成する外周壁5Bの一側壁5Biに穿設されたレーザ孔5Bn(図1,図2,図4)を通り抜け、回折格子70(図1〜図3)、プリズム80(図2,図3)、中間レンズ40、リフレクトミラー50、対物レンズ60(図6)を介して、不図示の光ディスクに照射される。
回折格子70(図1,図2)は、光の回折を利用して、LD20から出されたレーザ光を一つのメインビームと、二つのサブビームとに分ける役割を果すものとされている。また、プリズム80は、DVD用のレーザ光が透過されるときに、非点が出されないものとさせる役目を果す。また、中間レンズ40は、レーザ光を集める役割を果すものとされている。また、リフレクトミラー50は、大部分のレーザ光を反射させ、一部のレーザ光を透過させるものとされている。リフレクトミラー(Reflect Mirror)は、「RM」と略称される。リフレクトミラー50に代えて、例えばハーフミラーが用いられたものも使用可能とされる。対物レンズ60は、LD20から出されたレーザ光を、CDやDVDなどの光ディスク上に集光させる役割を果すものとされている。対物レンズは、「Objective Lens」と呼ばれ、「OBL」と略称される。合成樹脂製の対物レンズ60(図6)は、合成樹脂製のレンズホルダ65に装着されている。
不図示の光ディスクから反射されたレーザ光の一部は、ハウジング本体5H(図1〜図
5)の内側に取り付けられたハーフミラー55を通り、ハーフミラー55の先に設けられた略矩形状の開口部5Dを通り抜けて、ハウジング本体5Hの外側に設けられた光検出器10(図1,図6)に当てられる。光検出器10は、不図示の光ディスクから反射されたレーザ光の一部の光軸延長線上に位置するものとされている。光検出器10は、レーザ光を受けて、その信号を電気信号に変え、アクチュエータ30(図6)のサーボ機構により、OBL60を備えたレンズホルダ65を適正な位置に動作させるためのものとされている。上述した如く、サーボ(servo )とは、制御の対象の状態を測定し、予め定められた基準値と比較して、自動的に修正制御する機構のものを意味する。
上述した如く、光検出器は、「Photo Diode IC」と呼ばれ、「PDIC」と略称されている。また、ハーフミラー55(図1〜図5)は、一部のレーザ光を透過させ、一部のレーザ光を反射させるものとされている。ハーフミラー(Half Mirror )は、「HM」と略称される。アクチェータとは、あるものを移動させたり調整させたりするものを意味する。アクチュエータ30(図6)は、レンズホルダ65の内側に巻かれた略矩形円筒状のコイルと、略矩形円筒状のコイルの近傍に位置する磁石とを備えるものとして構成されている。また、電流が流されるコイルを備えたレンズホルダ65は、アクチュエータ30を構成するものとされる。アクチュエータ30により、OBL60を備えたレンズホルダ65のフォーカス制御や、トラッキング制御が行われる。
また、例えば図1〜図6に示す光ピックアップ装置1に、LD20から出力されるレーザ光をモニタして、LD20の制御のためにフィードバックをかけさせるフロントモニタダイオード(図示せず)が装備されたものも使用可能とされる。
不図示の前記LDDと、前記LD20(図1,図6)と、前記アクチュエータ30(図6)と、前記PDIC10(図1,図6)と、コンデンサ91(図1,図6),92(図6)とは、フレキシブル基板100に通電可能に接続される。また、PDIC10、LD20、コンデンサ91,92などの各種電気/電子部品は、フレキシブル基板100に装着される。
図1の如く、フレキシブル基板100は、フレキシブル基板100の本体を構成するメイン回路部101と、メイン回路部101から枝分れ形成されたサブ回路部110,120,130とを少なくとも備えるものとして形成されている。フレキシブル基板100は、可撓性に優れる薄肉状の回路基板として形成されている。
フレキシブル基板100(図1,図6)の各部について詳しく説明すると、フレキシブル基板100は、フレキシブル基板100の本体を構成するメイン回路部101と、メイン回路部101に設けられ相手側の回路基板(図示せず)に接続されるコネクタ部105と、メイン回路部101から延設されPDIC10と通電可能に接続される第一サブ回路部110と、メイン回路部101から延設され2波長LD20と通電可能に接続される第二サブ回路部120と、メイン回路部101から延設されレンズホルダ65(図6)を駆動させるアクチュエータ30と通電可能に接続される第三サブ回路部130(図1)とを少なくとも備えるものとして形成されている。
フレキシブル基板100(図1,図6)として、フレキシブルプリント回路体が用いられた。上述した如く、フレキシブルプリント回路体(Flexible Printed Circuit)は、「FPC」と略称されている。FPCは、複数の回路導体(図示せず)が絶縁シートに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔(図示せず)が絶縁シートに並設され、その上に保護層(図示せず)が設けられたものとされている。図1および図6に示すFPC100の回路導体は、省略されている。FPC100は、便宜上、簡略化されたものとして示されている。
LD20(図2,図3)が収容されたLDホルダ25と、回折格子70と、プリズム80と、中間レンズ40と、RM50と、HM55と、PDIC10(図1,図6)と、FPC100とは、ハウジング5に装備される。また、対物レンズ60を適正な位置に動作させるアクチュエータ30(図6)は、ハウジング5に構成される。光ピックアップ装置1は、上述した各種のものを備えるものとして構成されている。
ハウジング5(図2,図3)は、回折格子70と、プリズム80と、中間レンズ40と、RM50と、HM55と、OBL60(図6)を備えたレンズホルダ65と、アクチュエータ30を構成するもの等とが収容されるハウジング本体5H(図2,図3)を備えるものとされている。周壁5Aが形成されることで、ハウジング本体5Hが形成される。ハウジング本体5Hを構成する周壁5Aは、基壁5Abと、基壁5Abに対して略直交する方向に延設された外周壁5Bとを少なくとも備えるものとして形成されている。ハウジング本体5Hの大きい収容部5C内に、回折格子70、プリズム80、中間レンズ40、RM50、HM55、OBL60(図6)を備えたレンズホルダ65、アクチュエータ30を構成する各々のもの等が収納される。
また、ハウジング5は、上記各部品が装備されるハウジング本体5Hと、ハウジング本体5Hから突設され第一ガイド軸(図示せず)と合わせられる第一ガイド部5Iと、第一ガイド部5Iに対し反対側に向けてハウジング本体5Hから突設され第二ガイド軸(図示せず)と合わせられる第二ガイド部5II,5IIとを備えるものとして形成されている。
前記第一ガイド部5Iと、前記第二ガイド部5II,5IIとは、射出成形が行われて前記ハウジング本体5Hと一体成形されている。前記第一ガイド部5Iと、前記第二ガイド部5II,5IIと、前記ハウジング本体5Hとは、同一の材料が用いられて射出成形により一つのものとして形成されている。射出成形法に基づいてハウジング5が形成されることにより、図2および図4に示す複雑な形状のハウジング5とされていても、効率よく大量にハウジング5が生産される。
図1〜図6の如く、光ピックアップ装置1は、レーザ光を発するLD20と、LD20が装備される耐熱性合成重合体製のハウジング5とを少なくとも備えるものとして構成されている。LD20の本体は、LD20を外部のものから保護する金属製LDホルダ25のホルダ本体25H内に収容されている。ホルダ本体25Hは、LD20を収容可能な略矩形箱状をしたものとされている。LD20から発せられる熱は、金属製のLDホルダ25に伝えられる。LDホルダ25を構成するホルダ本体25Hに、LD20から発せられる熱を速やかに発散させる略矩形柱状の突出部27(図1,図2,図4)が設けられている。この突出部27は、ハウジング5全体の収容部5C(図1〜図3)内に位置するものとされている。突出部27は、ハウジング5の周壁5Aにより囲まれて形成された収容部5C内に位置するものとされている。
このような光ピックアップ装置1が構成されていれば、LD20から発せられる熱は、LD20を保護するLDホルダ25に設けられた突出部27など金属製LDホルダ25全体から外部へ逃され易くなる。LD20を備えるLDホルダ25のホルダ本体25Hに、LD20から発せられる熱を発散させる略矩形柱状の突出部27が設けられているから、LDホルダ25全体の表面積が増やされる。LDホルダ25に設けられた突出部27は、例えばLD20などの電気/電子部品の放熱を促進させるヒートシンクとしての機能を果すものとされている。従って、LD20を備えるLDホルダ25が蓄熱されるということは回避され、LDホルダ25全体から熱が逃がされ易くなる。
これにより、LD20自身から発せられた熱によって、LDホルダ25に収められたL
D20が蓄熱され、このことから、LD20から定められた波長のレーザ光が出射されないということは、回避される。LD20の温度上昇が抑えられるから、定められた波長のレーザ光がLD20から出射される。ヒートシンク(heat sink )とは、コンピュータのCPUなどから生じる熱を吸収すると共に、この熱を発散させるための金属板を意味する。「CPU」は、「Central Processing Unit 」の略称とされ、中央演算装置を意味する。
また、LD20から発せられる熱を発散させるLDホルダ25の突出部27は、ハウジング5全体の収容部5C内に位置するものとされているから、LDホルダ25の突出部27が光ピックアップ装置1の外側に向けてとび出された状態となることは、回避される。突出部27は、ハウジング5の周壁5Aにより囲まれて形成された収容部5C内に位置するものとされているので、光ピックアップ装置1が組み立てられたときに、LDホルダ25の突出部27が、光ピックアップ装置1の外側に向けてとび出された状態になるということはない。
従って、図6の如く、光ピックアップ装置1は、コンパクトなものとして構成される。ハウジング5の収容部5Cもしくはハウジング5全体の収容部5Cとは、ハウジング本体5Hを構成する基壁5Abと、基壁5Abに対し略直交する方向に延設された外周壁5Bとにより囲まれて形成された収容室5Cを意味する。
LDホルダ25は、耐食性や、価格の点で優れる亜鉛を含有した合金が用いられて形成されている。亜鉛や、アルミニウムなどの非鉄金属や、亜鉛や、アルミニウムを含有する合金が用いられて、LDホルダが形成されていれば、LDホルダから錆などが生じることなく、LDホルダの放熱も良好に行われる。亜鉛や、アルミニウムは、耐食性に優れたものとされ、鉄よりも比重の小さい非鉄金属とされている。
LDホルダ25(図1,図2,図4)に突設された突出部27は、LD20の放熱を促進させる略矩形柱状の熱発散部と、ハウジング5に不用意に衝撃が加えられたときに、ハウジング5からLDホルダ25が外されることを防止する略矩形柱状のホルダ支持部とを兼ねたものとして形成されている。
詳しく説明すると、LDホルダ25を構成するホルダ本体25Hに突設された略矩形柱状の突出部27は、LD20の放熱を促進させる略矩形棒状の熱発散棒と、ハウジング5に不用意に衝撃が加えられたときに、ハウジング5からLDホルダ25が外されることを防止する略矩形棒状のホルダ支持棒とを兼ねた放熱支持片27として形成されている。
このような放熱支持片27がLDホルダ25に設けられていれば、LD20の放熱は、LDホルダ25全体にわたって速やかに行われる。また、これと共に、ハウジング5に不用意に衝撃が加えられても、LD20を備えるLDホルダ25がハウジング5から外れるということは、回避され易くなる。従って、光ピックアップ装置1が、少々、乱暴に取り扱われることがあっても、破損され難い光ピックアップ装置1を、光ディスク装置(図示せず)の組立メーカなどに提供することができる。
LDホルダ25を構成するホルダ本体25Hに突設された略矩形柱状の突出部27は、細長い略直方体として形成された略矩形棒状の単一の突出部27とされている。この単一の突出部27に対応して、ハウジング5(図2,図4)を構成するハウジング本体5Hに、LDホルダ25の突出部27が挿入可能な細長い略矩形箱状の収容部5Fが設けられている。
このような形状をしたハウジング5が形成されていれば、LD20が収められるLDホ
ルダ25の本体25Hに突設された突出部27は、ハウジング5の本体5Hに穿設された所定の収容部5F内に容易に挿入される。従って、ハウジング5に対するLDホルダ25の装着作業は、容易に行われる。
また、LDホルダ25に設けられた略矩形棒状の単一の突出部27が挿入可能とされる細長い略矩形箱状の収容部5Fが、ハウジング5に設けられているから、光ピックアップ装置1が、少々、乱暴に取り扱われて、光ピックアップ装置1を構成するハウジング5に衝撃が加えられても、ハウジング5からLDホルダ25が簡単に外れ、光ピックアップ装置1が破損するということは、回避され易くなる。従って、破損され難い光ピックアップ装置1を、光ディスク装置の組立メーカなどに提供することができる。
LDホルダ25(図1,図2,図4)に設けられた略矩形棒状の突出部27は、ハウジング5を構成するハウジング本体5Hの略矩形状をした開口部5Eから細長い略矩形箱状の収容部5F内に挿入される。このようにして、ハウジング5にLDホルダ25が挿着される。
図1〜図6の如く、LDホルダ25の本体25Hに、LDホルダ25の熱を発散させる複数の薄肉状放熱フィン28が設けられている。このような放熱フィン28がLDホルダ25の本体25Hに設けられていれば、LD20から発せられる熱によりLDホルダ25が蓄熱されるということは、回避される。従って、LDホルダ25内に収められたLD20から出射されるレーザ光の波長が大きく変化するということは、回避される。
また、放熱性に優れるLDホルダ25が用いられることにより、光ピックアップ装置1に熱がたまり、光ピックアップ装置1が異常に高温化されるということは、回避される。従って、光ピックアップ装置1が高温化され、激しい温度変化条件下で光ピックアップ装置1が使用されるということは、回避され易くなる。
各放熱フィン28は、LDホルダ25の本体25Hから突出されることなく、ホルダ本体25Hに彫り込まれるようにして設けられている。このように、LDホルダ25の本体25H自身に彫り込まれるようにして設けられた複数の薄肉状放熱フィン28と、LDホルダ25の本体25HからLDホルダ25の外側に向けて突設された略矩形棒状の単一の放熱支持片27とは、異なるものとされている。
LDホルダ25(図1,図2,図4)を構成するホルダ本体25Hに突設された略平板状の突出部27は、細長い略矩形棒状に形成されて、略平面状をした一側面27aと、一側面27aの反対側の略平面状をした他側面27bとを備えるものとされている。
また、ハウジング5(図2,図4)の本体5Hに穿設された細長い収容部5Fは、LDホルダ25の突出部27の一側面27aに対応した略平板状の一側壁5Faと、LDホルダ25の突出部27の他側面27bに対応した略平板状の他側壁5Fbとを備えた細長いものとされている。
ハウジング5の本体5Hに一体のものとして設けられた前記一側壁5Faと、前記他側壁5Fbとを結ぶ略平板状の各連結壁5G1(図2),5G2,5G3(図4)が、細長い収容部5Fを構成するものとしてハウジング5に設けられている。ハウジング5の本体5Hに一体のものとして設けられた各連結壁5G1(図2),5G2,5G3(図4)は、ハウジング5の細長い収容部5Fの上下に千鳥状に設けられている。
このようにすることで、LDホルダ25内に収めされたLD20から生じる熱は、LDホルダ25の突出部27が収容可能なハウジング5の収容部5F内にこもることなく、ハ
ウジング5の外部に逃される。LDホルダ25内に収めされたLD20から生じた熱は、ハウジング5の収容部5Fの上下に千鳥状に設けられた各連結壁5G1,5G2,5G3以外の各空間部5F1(図2,図3),5F2(図4,図5),5F3を主に通り抜け、ハウジング5の外部へ逃される。
また、光ピックアップ装置1を構成するハウジング5に、不用意に衝撃が加えられても、ハウジング5に対するLDホルダ25の取付位置に、大幅なずれが生じるということは、回避される。ハウジング5を備える光ピックアップ装置1に、不用意に衝撃が加えられたときに、収容部5Fを構成する一側壁5Faや、他側壁5Fbや、一側壁5Faと他側壁5Fbとを結ぶ上下千鳥状の連結壁5G1,5G2,5G3に、LDホルダ25の突出部27が当てられる。光ピックアップ装置1に衝撃が加えられたときに、収容部5Fを構成する壁に、LDホルダ25の突出部27が当たるので、それ以上、LDホルダ25の突出部27の位置がずれるということは、回避される。従って、ハウジング5に不用意に衝撃が加えられることがあっても、LD20を備えるLDホルダ25がハウジング5から外れ、結果として光ピックアップ装置1が破損するということは、回避され易くなる。
LDホルダ25(図2,図4)の本体25Hに設けられた放熱支持片27に対応して、ハウジング5の本体5Hに、LDホルダ25の放熱支持片27が収納可能な収容空間5Fが設けられている。LDホルダ25の本体25Hに突設された放熱支持片27は、ハウジング5の本体5Hに穿設された収容空間5Fよりも小さく形成されている。LDホルダ25の放熱支持片27は、ハウジング5の所定の収容空間5F内に、隙間がもたされた状態で挿入可能なものとされている。ハウジング5にLDホルダ25が取り付けられるときに、LDホルダ25の放熱支持片27は、ハウジング5に対するLDホルダ25の取付位置が調整可能なものとして、収容空間5F内に収納される。
このようにすることで、LD20がハウジング5に装備されるときに、放熱支持片27を備えるLDホルダ25内に収められたLD20の取付位置は、容易に調整される。ハウジング5に設けられた所定の収容空間5Fに対し、LDホルダ25の放熱支持片27は、調整可能なものとされているから、LD20を備えるLDホルダ25は、精度よくハウジング5に取り付けられる。また、これにより、LD20や、回折格子70や、プリズム80などの光路系のものが精度よく組み立てられて構成された光ピックアップ装置1を、光ディスク装置の組立メーカなどに提供することができる。
ハウジング5(図1,図4)に対してLDホルダ25を位置決めさせ易くする案内部5Bjが、ハウジング5に設けられている。この案内部5Bjに対応した相手側案内部25Bjが、LDホルダ25に設けられている。ハウジング5にLDホルダ25が取り付けられるときに、ハウジング5の案内部5Bjに、LDホルダ25の相手側案内部25Bjが合わせられることで、LDホルダ25は、位置決めされつつ、ハウジング5に取り付けられる。
詳しく説明すると、ハウジング本体5Hを構成する周壁5Bの一側壁5Biに、ハウジング5に対するLDホルダ25の取付位置の調整を容易にさせる案内凹部5Bjが設けられている。ハウジング本体5Hを構成する周壁5Bの一側壁5Biに設けられた案内凹部5Bjに対応して、LDホルダ25を構成する本体25Hの一側壁25Biに、ハウジング5に対するLDホルダ25の取付位置の調整を容易にさせる案内凸部25Bjが設けられている。
このような案内部5Bj,25Bjを備える光ピックアップ装置1とされていれば、LD20を内部に備えるLDホルダ25は、精度よく位置決めされた状態で容易にハウジング5に取り付けられる(図3,図5)。LD20を備えるLDホルダ25が、精度よくハ
ウジング5に取り付けられることにより、高精度な光ピックアップ装置1が構成される。
また、ハウジング5の案内部5Bjに、LDホルダ25の相手側案内部25Bjが合わせられているから、光ピックアップ装置1が、少々、乱暴に取り扱われ、光ピックアップ装置1を構成するハウジング5が衝撃を受けても、ハウジング5からLDホルダ25が簡単に外れ、光ピックアップ装置1が破損するということは、回避され易くなる。従って、位置調整が行われ易く、且つ、衝撃に強い光ピックアップ装置1を、光ディスク装置の組立メーカなどに提供することができる。
ハウジング5(図1〜図5)にLDホルダ25が装着されるときに、ハウジング5の本体5Hを構成する外周壁5Bの一側壁5Biに、LDホルダ25の本体25Hを構成する一側壁25Biが合わせられる。また、ハウジング5にLDホルダ25が接着されるときに、光が当てられることで硬化する光硬化型接着剤200(図3,図5)が用いられて、ハウジング5にLDホルダ25を固定させるための接着作業が行われた。詳しく説明すると、ハウジング5(図1〜図5)に対してLDホルダ25が固定されるときに、紫外線が照射されることで硬化する紫外線硬化型接着剤200(図3,図5)が用いられて接着が行われ、これにより、ハウジング5にLDホルダ25が固定されている。接着剤200は、便宜上、黒く塗りつぶされた状態で示されている。
紫外線硬化型接着剤200などの光硬化型接着剤200が用いられて接着工程が行われるものとされていれば、LD20を備えるLDホルダ25は、容易で迅速にハウジング5に固定される。光硬化型接着剤200に光が当てられることで、光硬化型接着剤200の硬化反応が促進され、ハウジング5に対し、LDホルダ25は、接着される。詳しく説明すると、紫外線硬化型接着剤200に紫外線が照射されることで、紫外線硬化型接着剤200の硬化反応が促進され、ハウジング5に対し、LDホルダ25は、速やかに接着される。また、接着剤200として紫外線硬化型接着剤200などの光硬化型接着剤200が用いられているから、ハウジング5に対し、LDホルダ25は、精度よく固定される。従って、LD20を備えるLDホルダ25が、ハウジング5に精度よく固定されて構成された高精度光ピックアップ装置1を、光ディスク装置の組立メーカなどに提供することができる。
紫外線硬化型接着剤200(図3)などの光硬化型接着剤200は、ハウジング5(図1〜図3)の本体5Hを構成する外周壁5Bの一側壁5Biの一縁端部5Bpに塗布される。すなわち、ハウジング本体5Hを構成する外周壁5Bの一側壁5Biの上側端部5Bpに、接着剤200が塗布される。
また、紫外線硬化型接着剤200(図3)などの光硬化型接着剤200は、LDホルダ25(図1〜図3)の本体25Hを構成する一側壁25Biの一端縁部25Bpに塗布される。すなわち、LDホルダ本体25Hを構成する一側壁25Biの上側端部25Bpに、接着剤200が塗布される。
接着剤200(図3)は、ハウジング5(図1〜図3)の本体5Hを構成する一側壁5Biの一縁端部5BpからLDホルダ25の本体25Hを構成する一側壁25Biの一端縁部25Bpまで架け渡された状態で塗布される(図3)。この接着剤200が固化することにより、ハウジング5の本体5Hと、LDホルダ25の本体25Hとを確実に繋ぐ接合部200が形成される。
また、紫外線硬化型接着剤200(図5)などの光硬化型接着剤200は、ハウジング5(図4,図5)の本体5Hを構成する外周壁5Bの一側壁5Biの他縁端部5Bqに塗布される。接着剤200は、一側壁5Biの一縁端部5Bp(図4)の反対側とされる他
縁端部5Bq(図4,図5)に塗布される。すなわち、ハウジング本体5Hを構成する外周壁5Bの一側壁5Biの下側端部5Bqに、接着剤200が塗布される。
また、紫外線硬化型接着剤200(図5)などの光硬化型接着剤200は、LDホルダ25(図4,図5)の本体25Hを構成する一側壁25Biの他端縁部25Bqに塗布される。接着剤200は、一側壁25Biの一端縁部25Bp(図1〜図3)の反対側とされる他端縁部25Bqに塗布される。すなわち、LDホルダ本体25Hを構成する一側壁25Biの下側端部25Bqに、接着剤200が塗布される。
接着剤200(図5)は、ハウジング5(図4,図5)の本体5Hを構成する一側壁5Biの他縁端部5BqからLDホルダ25の本体25Hを構成する一側壁25Biの他端縁部25Bqまで架け渡された状態で塗布される(図5)。この接着剤200が固化することにより、ハウジング5の本体5Hと、LDホルダ25の本体25Hとを確実に繋ぐ接合部200が形成される。
ハウジング5およびLDホルダ25の上下両端部5Bp,5Bq,25Bp,25Bqに接着剤200が塗布され、上下両端部5Bp,5Bq,25Bp,25Bqの接着剤200が固化して接合部200が形成されることで、LDホルダ25は、ハウジング5に確実に固着される。接合部200の大きさは、略米粒大の略半分の大きさから略米粒大の大きさとされている。
光硬化型接着剤の一種とされる紫外線硬化型接着剤として、例えば米国NORLAND社製:光学UV接着剤NOA60,NOA77等が挙げられる。光学UV接着剤NOA60,NOA77等の紫外線硬化型接着剤は、アクリル系のものとされ、一液性の紫外線硬化型接着剤とされているため、二液性の紫外線硬化型接着剤が使用されるときに行われる液と液との混合作業が不要となる。従って、接着剤の塗布工程は、迅速で効率的に行われる。「UV」とは、「ultraviolet 」を意味し、「ultraviolet radiation 」は、「紫外線」を意味する。紫外線硬化型接着剤は、UV硬化型接着剤などと呼ばれている。光ピックアップ装置やフレキシブル基板の設計仕様などにより、例えば二液性の紫外線硬化型接着剤が用いられて接着工程が行われたものも使用可能とされる。二液性の紫外線硬化型接着剤として、例えば二液性エポキシ系の紫外線硬化型接着剤などが挙げられる。
図1,図5の如く、LD20へ電流を供給するためのFPC100(図1,図6)が、光ピックアップ装置1に装備される。LDホルダ25内のLD20が通電可能に繋げられる接続部123が、FPC100の第二サブ回路部120に設けられている。LDホルダ25からLDホルダ25の外側に突出されたLD20の端子部24と、FPC100の第二サブ回路部120における接続部123の導体部(図示せず)とが半田付けされることで、LD20は、FPC100に通電可能に接続される(図6)。
LDホルダ25(図1〜図5)からLDホルダ25の外側に突出されたLD20の端子部24は、FPC100の第二サブ回路部120の接続部123に設けられた貫通孔124(図1,図6)を通り抜けて、FPC100の第二サブ回路部120の接続部123を突き抜けた状態とされる。その状態で、LDホルダ25(図6)の外側に突出されたLD20の端子部24は、FPC100の第二サブ回路部120の回路導体(図示せず)に半田付けされて、FPC100の回路導体(図示せず)と通電可能に接続される。
また、FPC100の第二サブ回路部120は、ハウジング5を構成する外周壁5B(図1〜図3,図6)に沿って配索されている。また、ハウジング5を構成する外周壁5B(図6)は、FPC100の第二サブ回路部120の接続部123近傍まで延設されている。収容部5Fを構成する他側壁5Fbの外側に設けられた外周壁5Bの案内壁5Baは
、FPC100の第二サブ回路部120の接続部123近傍まで延設されて、FPC100の第二サブ回路部120をガイドするものとされている。
このようにすることで、光ピックアップ装置1を構成するハウジング5に不用意に衝撃が加えられても、LD20を備えるLDホルダ25がハウジング5から外れ、結果として光ピックアップ装置1が破損するということは、より回避され易くなる。LDホルダ25からLDホルダ25の外側に突出されたLD20の端子部24と、FPC100の第二サブ回路部120における接続部123の導体部とが半田付けされることで、LD20を備えるLDホルダ25は、ハウジング5に対し、より動かされ難いものとなる。
また、ハウジング5を構成する外周壁5Bの案内壁5Baに沿って、FPC100の第二サブ回路部120が配索されると共に、ハウジング5を構成する外周壁5Bの案内壁5Baは、FPC100を構成する第二サブ回路部120の接続部123近傍まで延設されているから、ハウジング5に対し、FPC100も動かされ難いものとなる。これにより、FPC100を構成する第二サブ回路部120の接続部123に半田付けされたLD20を備えるLDホルダ25は、ハウジング5に対して動かされ難いものとなる。従って、光ピックアップ装置1に衝撃などが加えられることにより、LD20を備えるLDホルダ25がハウジング5から不用意に外れ、結果として光ピックアップ装置1が破損するということは、より回避され易いものとなる。
半田付けが行われることで、フレキシブル基板100に、PDIC10や、LD20などの各種電気/電子部品が通電可能に接続されるために、FPC100の基部は、耐熱性に優れるポリイミド系樹脂などの耐熱性合成重合体が用いられて形成されている。ポリイミド(polyimide)は、「PI」と略称される。ポリイミド樹脂が用いられて基部が形成されたFPCとして、例えば、日東電工社製:ニトフレックス(登録商標)や、東レ・デュポン社製カプトン(登録商標)などが挙げられる。
日東電工社製ニトフレックス(登録商標)の商品として、例えば、高精細FPC(両面)、高精細FPC、微細接続FPC、高絶縁信頼性FPC、高耐熱性FPC、高屈曲FPCなどが挙げられる。また、東レ・デュポン社製カプトン(登録商標)の商品として、例えば、Hタイプ、Vタイプ、SuperVタイプ、ENタイプ、KJタイプなどが挙げられる。東レ・デュポン社製カプトン(登録商標)は、約−269℃の極低温から約+400℃の高温までの広い温度範囲に使用可能なものとされている。
また、半田材として、環境に配慮された鉛を含有しない半田いわゆる鉛フリー半田が用いられた。半田材として、鉛フリー半田が用いられていれば、例えば光ピックアップ装置1もしくは光ピックアップ装置1に装備されたフレキシブル基板100が廃棄されるときに、鉛により自然環境に影響が及ぶということは、回避される。鉛フリー半田として、例えば千住金属工業社製:エコソルダM30などが挙げられる。また、リフロータイプの鉛フリー半田として、例えば千住金属工業社製:エコソルダL21などが挙げられる。なお、前記鉛フリー半田に代えて、通常の半田材が用いられたものも使用可能とされる。通常の半田材として、例えば千住金属工業社製:スパークルペーストOZシリーズ等が挙げられる。
半田付け方法として、例えば要部にクリーム状のリフロー半田材を塗布し、半田付け対象物をリフロー半田槽内に収容し、例えば約240〜250℃の温度でリフロー半田を溶かし、その後、徐々に冷却させることで、対象物の半田付け工程を行うといった方法などが挙げられる。FPC100は、半田付け工程が行われるときの約240〜250℃の温度に耐えることのできるポリイミドが基部に用いられて形成されているので、例えば熱によりFPC100に変形が生じるということは、回避される。
ポリイミドとして、例えば約250〜400℃の熱に曝されても熱変形などの不具合が生じない耐熱性ポリイミドが用いられた。耐熱温度が約250℃よりも低いものとされた場合、そのものは、前記半田付け工程が行われるときの熱に耐えることができない。約400℃よりも高い耐熱性をもつものは、高価なものとされ、そのようなものは、大量生産性に優れたものとされない。例えば約300℃の熱に曝されても熱変形などの不具合が生じない耐熱性ポリイミドが用いられて形成されたものは、前記半田付け工程に十分耐えうる。
光ピックアップ装置1を構成するハウジング5(図2,図4)は、射出成形が可能であって耐熱性を有する熱可塑性の合成樹脂材料が用いられて形成されている。
射出成形が可能であって耐熱性を有する熱可塑性の合成樹脂材料が用いられて、ハウジング5が形成されていれば、軽量化された光ピックアップ装置1を、光ディスク装置などの組立メーカ等に提供することができる。昨今、光ピックアップ装置1や、光ピックアップ装置1を備える光ディスク装置(不図示)のさらなる軽量化が要求されているが、射出成形が可能であって耐熱性を有する熱可塑性の合成樹脂材料が用いられてハウジング5が形成され、これが光ピックアップ装置1に装備されることで、軽量化が行われた光ピックアップ装置1が構成される。基材が金属系材料とされたものに代えて、基材が合成樹脂材料とされたものが用いられてハウジング5が形成されることで、ハウジング5の軽量化が図られる。
熱伝導性については、金属系材料のハウジング5のほうが良いものとされている。しかしながら、LD20を備えるLDホルダ25のホルダ本体25Hに、LD20自身から発せられる熱を速やかに発散させ放熱を促進させる略矩形柱状の突出部27が設けられているから、LD20自身から発せられる熱により、LDホルダ25に収められたLD20が蓄熱されて、LD20から出射されるレーザ光の波長が変動し、LD20から定められた波長のレーザ光が出射されないということは、回避される。従って、光ピックアップ装置1の軽量化を図るために、合成樹脂製のハウジング5が光ピックアップ装置1に適用されても、LD20から定められた波長のレーザ光が出射される。
射出成形が可能であって耐熱性を有する熱可塑性の合成樹脂材料として、例えば熱安定性性や、絶縁特性などの電気的特性や、機械的特性や、寸法安定性などに優れるポリフェニレンサルファイド等のポリアリーレンサルファイド系樹脂などが挙げられる。ポリフェニレンサルファイド(Poly Phenylene Sulfide)は、「PPS」と略称される。ポリフェニレンサルファイド樹脂を基材としたものとして、例えば大日本インキ化学工業製:DIC・PPS_ガラス繊維強化耐熱タイプ(架橋型)FZ−1130−D5等が挙げられる。基材にガラス繊維が混合されることで、ハウジング5の機械的特性などが強化される。前記PPSが用いられてハウジング5が形成された。
このようにハウジング5は、PPSなどの合成重合体が基材として用いられ、射出成形法に基づいて形成されている。射出成形法に基づいてハウジング5が形成されることにより、図2および図4に示す複雑な形状のハウジング5とされていても、効率よく大量にハウジング5が生産される。また、PPSなどの合成重合体が用いられてハウジング5が形成されることにより、金属製ハウジングよりも軽量化されたハウジング5が形成されることとなる。従って、光ピックアップ装置1の軽量化が図られる。また、これにより、光ピックアップ装置1が内蔵された光ディスク装置(図示せず)の軽量化を図ることができる。
光ピックアップ装置の設計仕様などにより、PPSなどの合成樹脂に代えて、例えば、
亜鉛や、アルミニウムなどの非鉄金属や、亜鉛や、アルミニウムを含有する合金が用いられて、ハウジングが形成されたものも使用可能とされる。亜鉛や、アルミニウムは、耐食性に優れたものとされ、鉄よりも比重の小さい非鉄金属とされている。
次に、LD20をホルダ本体25H内に備えると共に放熱支持用の突出部27を備えた金属製のLDホルダ25が、合成樹脂製のハウジング5に取り付けられ、光ピックアップ装置1が組み立てられる状態について、図1〜図6を用いて説明する。
図2の如く、回折格子70、プリズム80、中間レンズ40、RM50、HM55などが、ハウジング5を構成する周壁5Aの収容部5C内に装備される。また、対物レンズ60(図6)を適正な位置に動作させるアクチュエータ30が、ハウジング5の収容部5C内に構成される。また、図2〜図5の如く、LD20を備えるホルダ25が、ハウジング5に取り付けられる。
次に、図3および図5の如く、LDホルダ25をハウジング5に固定する紫外線硬化型接着剤200が、LDホルダ25と、ハウジング5とに塗布される。紫外線硬化型接着剤200に紫外線が照射され、紫外線硬化型接着剤200が硬化することで、LDホルダ25は、ハウジング5に確実に固定される。
その後、PDIC10(図1)を備えるフレキシブル基板100の取付部108が、ハウジング5の上に合わせられ、ハウジング5に装備されたLD20や、アクチュエータ30を構成するコイルなどの各種電気/電子部品と、フレキシブル基板100とが通電可能に接続される(図6)。
その後、ハウジング5の上面に、ハウジング5内の各種のものを保護する被覆板150が被せられる。放熱性に優れる金属製の被覆板150には、レンズホルダ65の周辺を囲む合成重合体製の黒色系囲み部材160が設けられている。
ハウジング5の第一ガイド部5Iに、第一ガイド軸(図示せず)が合わせられ、ハウジング5の第二ガイド部5II,5IIに、第二ガイド軸(図示せず)が合わせられる。光ピックアップ装置1のハウジング5は、前記第一ガイド軸および前記第二ガイド軸に支持された状態で移動する。ハウジング5に設けられた各ガイド部5I,5II,5IIは、ハウジング本体5Hと同じ耐熱性合成重合体を基材とするものから形成されているので、摺動性に優れたものとされる。光ピックアップ装置1のハウジング5は、フレキシブル基板100のメイン回路部101の長手方向に略沿って移動する。
上記光ピックアップ装置1は、例えばCD−ROM,DVD−ROMなどに対応したデータ読出し専用の光ディスク装置に装備可能とされる。また、上記光ピックアップ装置1は、例えば、CD−ROM,DVD−ROMなどの読出し専用の光ディスクや、CD−R,DVD−R,DVD+Rなどの追記型の光ディスクや、CD−RW,DVD−RW,DVD+RW,DVD−RAM,HD−DVD,Blu-ray Discなどの書込み/消去や書換え可能なタイプの光ディスクに対応した光ディスク装置に装備可能とされる。
また、上記光ピックアップ装置1を備える不図示の光ディスク装置は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(図示せず)や、デスクトップ型パーソナルコンピュータ(図示せず)などのパーソナルコンピュータ(Personal Computer )や、CDプレーヤなどの音響機器や、DVDプレーヤなどの音響/映像機器(図示せず)などに装備可能なものとされる。パーソナルコンピュータ(Personal Computer )は、「PC」と略称とされている。また、上記光ディスク装置は、CD系光ディスクや、DVD系光ディスク等の複数のメディアに対応可能なものとされる。
不図示の光ディスク装置は、例えばCDまたはDVDの何れか一方または両方の光ディスクを使用可能なプレーヤ(図示せず)などとして構成される。CDプレーヤや、DVDプレーヤや、CDおよびDVDの両方の光ディスクが使用可能なプレーヤは、例えば、ノート型PCや、据え置き型PCなどに組み込まれて使用される。デスクトップ型コンピュータは、卓上型コンピュータとされ、机の上で使用可能なコンピュータとされている。しかしながら、デスクトップ型コンピュータは、容易に持運びができないタイプのものとされている。
デスクトップ型PCに対し、ノート型PCは、軽量化、軽薄化が要求されることから、スリム型ドライブとされる光ディスク装置(図示せず)を備えた構造のものとされている。ノート型PCは、デスクトップ型PCと異なる構造のものとされている。ノート型PCは、不図示のディスプレイと、不図示のパーソナルコンピュータ本体とが、一体構造のものとされている。パーソナルコンピュータ本体に対し、ディスプレイが折りたたまれることで、ノート型PCは、薄型サイズのものとなる。ノート型PCは、このものが折りたたまれて平面視されたときに、略A4判もしくはこれ以下の大きさの汎用PCとされる。このようなことから、ノート型PCは、ブック型PCとも呼ばれている。このように、ノート型PCは、コンパクトなものとされて容易に持運びができるものとされている。
光ピックアップ装置1(図1〜図6)を構成するハウジング5は、薄型とされるノート型PC用ディスク装置に装備可能なものとされている。このため、ハウジング5は、略扁平形状をした薄型のものとして形成されている。
LDホルダ25を構成するホルダ本体25Hに、LD20から発せられる熱を速やかに発散させる放熱用突出部27(図1,図2,図4)が設けられているので、デスクトップ型PC用ディスク装置よりも使用温度条件が厳しいノート型PC用ディスク装置に、LD20およびLDホルダ25を備える光ピックアップ装置1が装備されても、光ピックアップ装置1は正常に機能する。
最近のノート型PCは、高性能化されると共に、小型化、軽量化、軽薄化される傾向にある。ノート型PCの小型化、軽量化、軽薄化に伴って、光ピックアップ装置1も、小型化、軽量化、軽薄化されつつある。また、ノート型PCが高性能化されると、ノート型PCから多くの熱が発生することとなる。デスクトップ型PCに対し、ノート型PCは小さいものとされ、また、ノート型PCが高性能化されることにより、ノート型PCの内部は、デスクトップ型PCの内部よりも高温となり易い。従って、ノート型PC用ディスク装置に装備された光ピックアップ装置1は、高温に曝され易くなり、熱の影響を受け易くなる。ノート型PCに装備された光ピックアップ装置は、約0℃〜70℃の温度条件下で使用される。
しかしながら、LD20が収められるLDホルダ25に、LD20から発せられる熱を速やかに発散させる放熱用突出部27が設けられていれば、LD20の温度上昇は抑えられる。LD20の温度上昇が抑えられるから、定められた波長のレーザ光がLD20から出射される。従って、ノート型PC用ディスク装置の光ピックアップ装置1のLD20から出射されるレーザ光の波長に、大きな変動が生じるということは、回避され易くなる。
本発明の光ピックアップ装置は、図示されたものに限定されるものではない。例えば、冷却用ファンなどの冷却装置が設けられたPCや音響/映像機器などに、本発明の光ピックアップ装置が装備されてもよい。また、冷却用ファンなどの冷却装置が設けられていないPCや音響/映像機器などに、本発明の光ピックアップ装置が装備されてもよい。
また、例えば、フレキシブル基板100を構成する第一サブ回路部110に、アルミニウム製の支持板や耐熱性合成樹脂製の支持板が備えられたものや、フレキシブル基板100を構成する第一サブ回路部110に、アルミニウム製の支持板や耐熱性合成樹脂製の支持板が備えられていないものに、本発明のものが適用可能とされる。本発明のものは、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能なものとされる。
本発明に係る光ピックアップ装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられる状態を示す分解斜視図である。 発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられた状態を示す斜視図である。 発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられる状態を示す分解斜視図である。 発光素子を備えるホルダがハウジングに取り付けられた状態を示す斜視図である。 光ピックアップ装置が組み立てられた状態を示す斜視図である。 従来の光ピックアップ装置の一形態を示す説明図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
5 ハウジング
5A 周壁
5Ab 基壁
5B 外周壁(周壁)
5Ba 案内壁
5Bi 一側壁
5Bj 案内凹部(案内部)
5Bn レーザ孔
5Bp 一縁端部(端部)
5Bq 他縁端部(端部)
5C 収容室(収容部)
5D,5E 開口部
5F 収容空間(収容部)
5F1,5F2,5F3 空間部
5Fa 一側壁(側壁)
5Fb 他側壁(側壁)
5G1,5G2,5G3 連結壁
5H ハウジング本体(本体)
5I 第一ガイド部(ガイド部)
5II 第二ガイド部(ガイド部)
10 PDIC(光検出器)
20 LD(発光素子)
24 端子部
25 LDホルダ(ホルダ)
25Bi 一側壁
25Bj 案内凸部(案内部)
25Bp 一端縁部(端部)
25Bq 他端縁部(端部)
25H ホルダ本体(本体)
27 放熱支持片(突出部)
27a 一側面
27b 他側面
28 放熱フィン
30 アクチュエータ
40 中間レンズ
50 RM(リフレクトミラー)
55 HM(ハーフミラー)
60 OBL(対物レンズ)
65 レンズホルダ
70 回折格子
80 プリズム
91,92 コンデンサ
100 FPC(フレキシブル基板)
101 メイン回路部
105 コネクタ部
108 取付部
110 第一サブ回路部(サブ回路部)
120 第二サブ回路部(サブ回路部)
123 接続部
124 貫通孔
130 第三サブ回路部(サブ回路部)
150 被覆板
160 囲み部材
200 接着剤(接合部)

Claims (8)

  1. レーザ光を発する発光素子と、
    合成樹脂材料により形成され、該発光素子が装備されるハウジングと
    を備えた光ピックアップ装置において、
    前記発光素子は、該発光素子を保護するホルダに収められ、
    該ホルダに、該発光素子から発せられる熱を発散させる突出部が設けられ、
    該突出部に対応して、前記ハウジングに、該突出部が挿入可能な収容部が設けられ、
    前記ハウジングの該収容部の上下にそれぞれ放熱用の空間部が設けられたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記突出部は、
    前記発光素子の放熱を促進させる熱発散部と、
    前記ハウジングに衝撃が加えられたときに該ハウジングから前記ホルダが外されることを防止するホルダ支持部とを兼ねたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記突出部は、単一の突出部とされ、
    該突出部に対応して、前記ハウジングに、該突出部が挿入可能な収容部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記突出部は、略矩形棒状に形成されて、一側面と、該一側面の反対側の他側面とを備え、
    前記収容部は、該一側面に対応した一側壁と、該他側面に対応した他側壁とを備え、
    該一側壁と、該他側壁とを結ぶ連結壁が設けられ、
    該連結壁は、前記ハウジングの該収容部の上下に千鳥状に設けられたことを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記ホルダの前記突出部に対応して、前記ハウジングに、該突出部が収納可能な収容部が設けられ、
    該突出部は、該収容部よりも小さく形成されて、該収容部内に隙間がもたされた状態で挿入可能とされ、
    該ハウジングに該ホルダが取り付けられるときに、該突出部は、該ハウジングに対する該ホルダの取付位置が調整可能なものとして、該収容部内に収納されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  6. レーザ光を発する発光素子と、
    該発光素子が装備されるハウジングと
    を備えた光ピックアップ装置において、
    前記発光素子を収めるホルダに、該発光素子から発せられる熱を発散させる突出部が設けられ、
    前記ハウジングに対し前記ホルダを位置決めさせ易くする案内部が、該ハウジングに設けられ、
    該案内部に対応した相手側案内部が、該ホルダに設けられ、
    該ハウジングに該ホルダが取り付けられるときに、
    該ハウジングの該案内部に、該ホルダの相手側案内部が合わせられることで、
    該ホルダは、位置決めされつつ、前記突出部が前記ハウジング内に位置するように該ハウジングに取り付けられたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 前記ハウジングに対して前記ホルダが固定されるときに、紫外線が照射されることで硬化する紫外線硬化型接着剤が用いられて、該ハウジングに該ホルダが固定されたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記発光素子へ電流を供給するためのフレキシブル基板が設けられ、且つ、該発光素子が繋げられる接続部が該フレキシブル基板に設けられ、
    前記ホルダから突出された該発光素子の端子部と、該フレキシブル基板における該接続部の導体部とが半田付けされることで、該発光素子は、該フレキシブル基板に通電可能に接続され、
    該フレキシブル基板は、前記ハウジングを構成する周壁に沿って配索されると共に、該周壁は、該接続部近傍まで延設されたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
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