JP2003067958A - 光ピックアップベース - Google Patents

光ピックアップベース

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JP2003067958A
JP2003067958A JP2001258272A JP2001258272A JP2003067958A JP 2003067958 A JP2003067958 A JP 2003067958A JP 2001258272 A JP2001258272 A JP 2001258272A JP 2001258272 A JP2001258272 A JP 2001258272A JP 2003067958 A JP2003067958 A JP 2003067958A
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mass
pickup base
filler
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幸裕 番
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 成形品のそり及びバリが少なく、かつ耐熱性
に優れた光ピックアップベースを提供する。 【解決手段】CDプレーヤー、DVDプレーヤー等の光
ディスクドライブに用いられる光ピックアップ装置のベ
ースに関わり、ポリアリーレンサルファイド30〜90
質量%、ポリフェニレンエーテル樹脂70〜10質量%
からなる樹脂組成物100質量部に対し、相溶化剤1〜
100質量部、及び無機質充填剤5〜150質量部を配
合してなる光ピックアップベース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、C
D−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、D
VD−RW、PC−RW、MD、MO、LDプレーヤ
ー、CDプレーヤー、DVDプレーヤー等の光ディスク
ドライブに用いられ、光ビームを上述の光記録メディア
に照射し、その記録面からの反射光を記録面での光ビー
ムの反射状態の変化に対応した光信号として得て、それ
を電気信号に変換して記録または再生するための光ピッ
クアップ装置のベースに関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROM、CD−R、CD−RW、
DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、PC−R
W、MD、MO、LDプレーヤー、CDプレーヤー、D
VDプレーヤー等の光ディスクドライブは、記録密度が
高く大容量であること等から、記録媒体として幅広く利
用されている。ここで光ディスク上の情報の書き込みま
たは読み出しには、レーザビームの照射等を行うための
光ピックアップ装置が必要である。
【0003】光ピックアップ装置の一例を図1に示す。
図1の光ピックアップ装置では、レーザビームが光源で
ある半導体レーザ1出力、ビームスプリッター(半導体
レーザからの光を反射し、光ディスク記録面からの光を
透過する。)2で反射、レンズ3を介して光ディスク記
録面4に集束され、この記録面からの反射光を、レンズ
3、ビームスプリッター2を介して、受光部であるフォ
トダイオード5で入射して、データ信号を得る。データ
信号がエラー信号である場合には、レンズ3を上下及び
左右に移動させて、フォーカス、トラッキングの制御を
行っている。光ピックアップ装置を構成するこれらの部
品は通常、光ピックアップベース6内に保持されてい
る。従来、該光ピックアップベースには金属が用いられ
ていた。
【0004】しかしながら、光ピックアップ装置を構成
する上記の部品を搭載する必要があることから複雑形状
となる為、極めて困難な加工が必要であると共に、製品
重量が重くなるという欠点があった。そこで、近年では
光ピックアップベースを金属に代えて、軽量化、生産性
向上を目的とした樹脂化の動きが進んでいる。しかしな
がら、合成樹脂を用いた場合、射出成形により比較的容
易に複雑形状の光ピックアップベースを成形できるもの
の、成形品にそりやバリが発生しやすい、又、光ピック
アップ装置内で発生する熱の影響で変形しやすい等の成
形加工性や寸法安定性の問題を有する。
【0005】例えば、特開平10−293940号公報
にはポリアリーレンサルファイド樹脂に無機質充填剤を
配合した樹脂組成物、また、特開2001−52371
号公報にはポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマ
ー、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポ
リフェニレンサルファイドの各樹脂を用いた光ピックア
ップベースが開示されているが、これらの樹脂を用いた
光ピックアップベースは上記のような寸法安定性や成形
加工性の問題は十分に解決されておらず、更に成形品の
重量も十分に満足できる程、軽量化されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
ごとき課題を解決し、成形品のそり及びバリが少ない、
即ち成形加工性に優れ、かつ耐熱性に優れると共に軽量
化された光ピックアップベースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、ポリアリーレン樹
脂とポリフェニレンエーテル樹脂を混合した樹脂組成物
に、無機質充填剤を配合してなるフィラー強化樹脂組成
物を用いると、意外にも成形加工性に優れ、かつ軽量化
された光ピックアップベースとなることを見出し、本発
明に至った。
【0008】即ち本発明は、(1)線膨張係数異方性が
1.0〜2.5の範囲であることを特徴とするフィラー
強化樹脂組成物からなる光ピックアップベース、(2)
フィラー強化樹脂組成物がポリアリーレンサルファイド
樹脂(A)、ポリフェニレンエーテル樹脂(B)からな
る樹脂組成物に、相溶化剤(C)及び無機質充填剤
(D)を配合してなることを特徴とする上記(1)記載
の光ピックアップベース、
【0009】(3)フィラー強化樹脂組成物がポリアリ
ーレンサルファイド樹脂(A)30〜90質量%、ポリ
フェニレンエーテル樹脂(B)70〜10質量%からな
る樹脂組成物100質量部に対して、相溶化剤(C)1
〜100質量部、及び無機質充填剤(D)5〜150質
量部を配合してなることを特徴とする上記(1)、
(2)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
【0010】(4)該無機質充填剤(D)が少なくとも
1種類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)、又は少な
くとも1種類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)と少
なくとも1種類以上の繊維状無機質充填剤(D−2)の
混合物(D−3)であることを特徴とする上記(1)〜
(3)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
(5)該鱗片状無機質充填剤(D−1)と該繊維状無機
質充填剤(D−2)の混合物(D−3)中に含まれる該
鱗片状無機質充填剤(D−1)の含有率が10〜90質
量%の範囲に含まれることを特徴とする上記(1)〜
(4)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
【0011】(6)鱗片状無機質充填剤(D−1)がガ
ラスフレークであることを特徴とする上記(1)〜
(5)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
(7)鱗片状無機質充填剤(D−1)がマイカであるこ
とを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の
光ピックアップベース、(8)繊維状無機質充填剤(D
−2)がガラス繊維であることを特徴とする上記(1)
〜(7)のいずれかに記載の光ピックアップベース、を
提供するものである。
【0012】以下、本発明につき詳しく説明する。本発
明におけるフィラー強化樹脂組成物の線膨張係数異方性
は1.0〜2.5の範囲であることが必要である。好ま
しくは1.0〜2.2の範囲であり、さらに好ましくは
1.0〜2.0の範囲である。線膨張係数異方性を1.
0〜2.5とすることは光ピックアップベース成形品に
おいて優れた寸法安定性を発現させる上で非常に重要と
なる。線膨張係数異方性は、光ピックアップベースの寸
法精度の点から2.5以下である。
【0013】ここで、線膨張係数異方性とは垂直方向線
膨張係数を流動方向線膨張係数で除して算出したもので
あり、流動方向とは射出成形時にゲートから金型内に樹
脂が射出され、流動する方向を示し、垂直方向とは樹脂
が流動する方向に対して垂直な方向を示す。従って線膨
張係数異方性の全く無い材料の値は1.0となる。本発
明における線膨張係数の測定方法は、ASTM E−8
31に準拠され、例えばTMA法によって測定できる。
本発明における線膨張係数の測定はASTM D−63
8に準じて成形したダンベルから図2(7はゲート位
置)に示される様に一方の端から108mmの位置より
切り出した垂直方向8及び流動方向9のそれぞれ長さ1
0mm(両端の平行度は±0.025mm)、1片が3
〜5mmである角柱の試験片(図3)をTMAの本体に
設置し、−35℃から毎分5℃で65℃まで昇温して長
さの変位量を測定することにより算出した。
【0014】また、ASTM D−638に準じたダン
ベルの成形に用いるペレットには従来公知のブラベンダ
ー、ニーダー、バンバリーミキサー、押出機等によって
得られるものであれば、パウダーからペレット化したも
の、一旦ペレット化したものを更に押出機等により再ペ
レット化したもの、成形された光ピックアップベース自
体を粉砕したもの、更には成形された光ピックアップベ
ース自体を粉砕したものを押出機等によりペレット化し
たもの等を用いることができ、特に限定されるものでは
ない。
【0015】本発明における、ポリアリーレンサルファ
イド樹脂(以下「PAS」と略記する)は、下記一般式
(1)で示されるアリーレンサルファイドの繰り返し単
位を通常50モル%以上、好ましくは70モル%以上、
さらに好ましくは90モル%以上を含む重合体である。 [−Ar−S−] (ここで、Arはアリーレン基)(1) アリーレン基としては、例えばp−フェニレン基、m−
フェニレン基、置換フェニレン基(置換基とは炭素数1
〜10のアルキル基、フェニル基が好ましい。)、p,
p′−ジフェニレンスルホン基、p,p′−ビフェニレ
ン基、p,p′−ジフェニレンカルボニル基、ナフチレ
ン基等を挙げることができる。
【0016】ここでPASは構成単位であるアリーレン
基が1種のホモポリマーを用いても良いが、加工性や耐
熱性の観点から、2種以上のアリーレン基を混合したコ
ポリマーを用いても良い。これらのPASの中でも、p
−フェニレンサルファイドの繰り返し単位を主構成要素
とするポリフェニレンサルファイド樹脂が、加工性、耐
熱性、寸法安定性に優れ、しかも工業的に入手が容易で
あることから、特に好ましい。
【0017】また、本発明で用いるPASは、320℃
における溶融粘度(せん断速度1000/秒)が100
〜10000ポイズの中から任意に選ぶ事ができ、更に
PASの構造は、直鎖状のもの、分岐状のもの何れでも
良く、またこれら構造の混合物であっても構わないが、
好ましくは直鎖状の構造を持つPASである。さらにこ
のPASは酸変性されたPASでも構わない。ここで酸
変性したPASとは、上記PASを酸化合物で変性する
事によって得られるものであり、該酸化合物としては、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無
水マレイン酸等の不飽和カルボン酸またはその無水物
や、飽和型の脂肪族カルボン酸や芳香族置換カルボン酸
等も挙げることができる。さらに酢酸、塩酸、硫酸、リ
ン酸、ケイ酸、炭酸等の無機化合物系の酸化合物も該酸
化合物として挙げることができる。
【0018】本発明におけるポリフェニレンエーテル樹
脂(以下「PPE」と略記する)とは、下記一般式
(2)、(3)で表される構造を有し、構成単位が一般
式(2)及び(3)から選ばれる少なくとも1種からな
る単独重合体、あるいは共重合体が使用できる。
【0019】
【化1】
【0020】(式中、R1,R2,R3,R4,R5,
R6は、炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲ
ン、水素等の一価の残基であり、R5,R6は同時に水
素ではない)
【0021】PPEの単独重合体の代表例としては、ポ
リ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテ
ル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェ
ニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−n−プロピ
ル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジ
−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−n−ブチル−1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソプロピル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ク
ロロエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2
−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、およびポリ(2−メチル−6−クロロエ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、等のホモポリマ
ーが挙げられる。
【0022】PPEの共重合体は、2,6−ジメチルフ
ェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重
合体、2,6−ジメチルフェノールとo−クレゾールと
の共重合体、あるいは2,6−ジメチルフェノールと
2,3,6−トリメチルフェノール及びo−クレゾール
との共重合体等、ポリフェニレンエーテル構造を主体と
してなるポリフェニレンエーテル共重合体を包含する。
また、このPPEは、還元粘度(0.5g/dl、クロ
ロホルム溶液、30℃測定)が、0.15〜2.0の範
囲である事が好ましく、上記したものの他に、マレイン
酸,無水マレイン酸,フマル酸,イタコン酸,アクリル
酸,アクリル酸エステル,メタクリル酸,メタクリル酸
エステル等のα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導
体にて変性された変性ポリフェニレンエーテル樹脂でも
良い。
【0023】本発明において用いられる相溶化剤(C)
は、エポキシ樹脂、グリシジル基含化合物、α,β−不
飽和カルボン酸の誘導体で変性した水添ブロック共重合
体、オキサゾニル基含有化合物等の、PASとPPEの
相溶化剤として公知である物質を使用する事が出来る。
スチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、ゴム補
強スチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル−グリシジルメタクリレート共
重合体等のグリシジル基含有スチレン系樹脂を用いる事
が特に好ましい。
【0024】本発明の光ピックアップベースを構成する
フィラー強化樹脂組成物において、各構成樹脂及び充填
剤の配合量はPAS(A)30〜90質量%、PPE
(B)70〜10質量%からなる樹脂組成物100質量
部に対して、相溶化剤(C)1〜100質量部、及び無
機質充填剤(D)5〜150質量部である。好ましくは
PAS(A)40〜80質量%、PPE(B)60〜2
0質量%からなる樹脂組成物100質量部に対して、相
溶化剤(C)1〜20質量部、及び無機質充填剤(D)
5〜100質量部であり、さらに好ましくはPAS
(A)50〜70質量%、PPE(B)50〜30質量
%からなる樹脂組成物100質量部に対して、相溶化剤
(C)1〜10質量部、及び無機質充填剤(D)10〜
70質量部である。
【0025】PAS(A)は、成形流動性、及び耐薬品
性のみならず、耐熱性、即ち、光ピックアップベースと
した時に光ピックアップ装置内で発生する熱の影響の点
から、30質量%が、光ピックアップベースを成形する
時にバリを発生させず、光ピックアップベースの寸法精
度、即ちそりを小さくし、さらには軽量化も達成させる
ため90質量部以下である。相溶化剤(C)は、PAS
(A)及びPPE(B)の相溶性、機械的強度の点から
1質量部以上であり、成形品とした時の剥離の点から1
00質量部以下である。また、無機質充填剤(D)は、
剛性、強度のみならず、光ピックアップベースの耐熱
性、即ち、光ピックアップ装置内で発生する熱の影響に
よる変形の点から5質量部以上であり、樹脂中への無機
質充填剤の均一分散、すなはち外観と共に成形流動性の
点から更150質量部以下である。
【0026】また、本発明における光ピックアップベー
スが光ピックアップ装置内で発生する熱の影響で変形し
ない指標としては荷重1.82MPaにおけるASTM
D−648に準拠した荷重たわみ温度が有効である
が、本発明において、荷重たわみ温度は、ピックアップ
ベースが装置内で変形をさける点から150℃以上、特
に好ましくは170℃以上である。本発明における無機
質充填剤(D)は少なくとも1種類以上の鱗片状無機質
充填剤(D−1)、又は少なくとも1種類以上の鱗片無
機質充填剤(D−1)と少なくとも1種類以上の繊維状
無機質充填剤(D−2)の混合物(D−3)である。該
鱗片状無機質充填剤(D−1)としては、コスト、成形
性、機械的強度、寸法精度のバランスからガラスフレー
ク、マイカを使用する事が好ましい。
【0027】ガラスフレークの形状としては、鱗片状の
もので樹脂配合後、及び成形品中における長径は、配合
時に分級による均一混合の困難さ及びこれに伴う成形品
物性のバラツキを避けるため1000μm以下、好まし
くは1〜500μmの範囲であり、且つアスペクト比
(長径と厚みとの比)は、光ピックアップベースの耐熱
性,剛性,耐衝撃性の点から5以上、好ましくは10以
上、さらに好ましくは30以上のものが好適である。該
ガラスフレークは、市販されているものをそのまま用い
る事が出来るが、樹脂に配合する際に適宜粉砕して用い
ても良い。該ガラスフレークは、樹脂との親和性を改良
する目的で、例えばシラン系やチタネート系等の種々の
カップリング剤で処理したガラスフレークを使用でき
る。
【0028】マイカについては、鱗片状のもので、スゾ
ライト・マイカ(商標)が好適に使用できる。樹脂配合
後、及び成形品中における長径が1000μm以下、好
ましくは500μm以下、更に好ましくは200μm以
下のものが好適で、重量平均アスペクト比(マイカの平
均直径/平均厚み)が10以上、好ましくは30以上、
さらに好ましくは100以上のもが剛性賦与の点で良
い。該マイカは、樹脂との親和性を改良する為、カップ
リング剤で表面処理したマイカが特に良好に使用でき
る。
【0029】繊維状強化充填剤(D−2)として好適に
用いられるのは、コスト、成形性、機械的性質のバラン
スからガラス繊維であり、通常の熱可塑性樹脂に配合さ
れるガラス繊維である。例えばEガラス繊維が挙げられ
る。繊維径が8〜25μm、樹脂配合後、及び成形品中
における平均繊維長が20〜1000μmである事が好
ましく、従来公知のカップリング剤、収束剤で処理され
ている事が特に好ましい。
【0030】無機質充填剤(D)を構成する各充填剤、
鱗片状無機質充填剤(D−1)、繊維状強化充填剤(D
−2)はそれぞれ単独でも良いし、2種類以上を併用し
ても良い。また、寸法精度、耐熱性、強度、剛性のバラ
ンスの点から該無機質充填剤混合物(D−3)中に含ま
れる鱗片状無機質充填剤(D−1)の含有率は、10〜
99質量%であり、好ましくは20〜80質量%、さら
に好ましくは40〜60質量%である。鱗片状無機質充
填剤(D−1)は、上記バランスの点の中でも線膨張係
数異方性、すなはち光ピックアップベースのそりの点か
ら10質量部以下である。
【0031】本発明の光ピックアップを構成する該フィ
ラー強化樹脂組成物には、前記成分の他に、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ゴム変性ポ
リスチレン(HIPS)等のポリスチレン系樹脂やポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共
重合体、ブタジエン−イソプレン共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、水添スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、水添スチレン−イソプレンブロック共重合
体等の熱可塑性エラストマーを配合させる事も可能であ
る。
【0032】この中で流動性向上や耐衝撃性向上の目的
としてポリスチレン、ゴム変性ポリスチレンや水添スチ
レン−ブタジエン共重合体、水添スチレン−イソプレン
が特に好適に配合される。配合量としては、PAS
(A)、PPE(B)からなる樹脂組成物100質量部
に対して30質量部以下とする事が好ましく、3〜20
質量部配合する事が特に好ましい。さらに必要に応じて
通常の熱可塑性樹脂に添加される添加剤、例えば熱安定
剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、滑剤、染料、顔料
などを配合する事も特に制限されるものではない。該フ
ィラー強化樹脂組成物の調整は、ブラベンダー、ニーダ
ー、バンバリーミキサー、押出機などの従来公知の技術
によって達成されるが、特に好ましくは押出機である。
【0033】また、各構成成分の配合の順番は特に限定
されるものではなく、例えば、PAS(A)にPPE
(B)を相溶化剤(C)と共に押し出し混合したペレッ
トに無機質充填剤(D)を配合して押し出し混合する方
法、PAS(A)、PPE(B)、相溶化剤(C)、無
機質充填剤(D)を同時に押し出し混合する方法、PA
S(A)又はPPE(B)と相溶化剤(C)及び無機質
充填剤(D)を予め押し出し混合したマスターバッチに
PPE(B)又はPAS(A)を混合して押し出し混合
する方法、PAS(A)と無機質充填剤(D)を予め押
し出し混合したマスターバッチとPPE(B)と無機質
充填剤(D)を予め押し出し混合したマスターバッチを
相溶化剤(C)と共に混合する方法、PAS(A)及び
PPE(B)と無機質充填剤(D)を相溶化剤(C)と
共に予め押し出し混合したマスターバッチとPAS
(A)及び/又はPPE(B)を混合する方法等であ
る。
【0034】本発明の光ピックアップベースは、上記フ
ィラー強化樹脂組成物を用い、一般的な射出成形、イン
ジェクションプレス成形、またはガスインジェクション
成形等の公知の成形方法にて成形を行なう事によって得
られる。なお本発明で述べる光ピックアップベースと
は、例えばコンピュータ、ゲーム機、音楽プレーヤー、
ビデオプレーヤー、AV機器等におけるCD−ROM、
CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、
DVD−RAM、DVD−RW、PC−RW、DVD−
ビデオ、MD、MO、LD等のディスクを記録媒体とし
て用い、光または磁気で書き込み、読み取りを行う機器
に用いられる機構部品である。特に温度等使用環境の厳
しい車載用のCDプレーヤー、DVDビデオ、DVDナ
ビゲーション、MDプレーヤー等向けシャーシ類やトレ
ー類等の光ディスドライブ用機構部品や薄型の光ディス
ドライブ用機構部品用としては、本発明の光ピックアッ
プベースを使用する効果が大きい。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明を実施例に基づいて説明す
るが、本発明は以下の例に限定されるものではない。実
施例及び比較例における用語及び測定法は以下の通りで
ある。 <耐熱性>荷重1.82MPaにおいて、ASTM D
−648に準拠して荷重たわみ温度を測定した。 <線膨張係数及びその異方性>ASTM D−696に
準拠したTMA法による。ASTM D−638に準じ
て成形したダンベルから切り出した各試験片3mm×3
mm×10mmを、TMAを用いて140℃で1時間ア
ニールを行った後、−35℃から毎分5℃で65℃まで
昇温して長さの変移量から線膨張係数を測定した。ま
た、線膨張係数異方性は射出成形時にゲートから金型内
に樹脂が射出されて流動する方向となる流動方向のサン
プルを用いて測定した線膨張係数で樹脂が流動する方向
に対して垂直な方向となる垂直方向のサンプルを用いて
測定した線膨張係数を除して算出した。
【0036】<成形品そり>3次元測定機(AE12
2:(株)ミツトヨ製)を用いて光ピックアップベース
の任意の規定点におけるX、Y、Z軸方向の位置を測定
し、単位長さ当たりの最低位置と最高位置の差を算出し
た。値の大きさはそりの大きさを示す。 <バリ量>成形した光ピックアップベースにおける任意
位置のバリ量を実態顕微鏡により観察し、最大長を測定
した。
【0037】
【実施例1〜9、及び比較例1〜4】溶融粘度(フロー
テスターを用いて、300℃、荷重20kgf/c
2、L/D=10/1で6分間保持した後測定した
値。)が500ポイズである直鎖状構造を有するポリフ
ェニレンサルファイド樹脂(PPS)、極限粘度[η]
が0.52(30℃、クロロホルム中)であるポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル樹
脂(PMPE)、相溶化剤としてグリシジルメタクリレ
ートを5質量%含有するスチレン−グリシジルメタクリ
レート共重合体(重量平均分子量110,000)、結
合スチレン量が35質量%で数平均分子量178,00
0の水添スチレン−ブタジエンブロック共重合体及び鱗
片状無機質充填剤であるガラスフレークとして日本板硝
子(株)製マイクログラスフレカREFG−302(G
FL)、マイカとして(株)クラレ製スゾライト・マイ
カ200KI(SMC)、繊維状強化充填材であるガラ
ス繊維として日本板硝子(株)製RES03−TPO1
5(GF)の各成分を表1に示すような配合組成にて、
温度290〜320℃、スクリュー回転数500rpm
に設定した二軸押出機(ZSK−40:WERNER&
PFLEIDERE社製)にて溶融混練りし、組成物ペ
レットを得た。
【0038】このペレットを用いて表1に示すような成
形条件にて、各シリンダー温度、金型温度にて射出成形
を行い、材料物性測定用のダンベル及び光ピックアップ
ベースを作成し、前記した方法により各種試験を行っ
た。評価結果を表2に示した。実施例1〜8は成形品の
そりが小さく、かつバリが少ないという優れた成型加工
性を有していた。比較例1の鱗片状無機質充填剤をしな
かった場合は成形品の反りが大きくなり、比較例2の鱗
片状無機質充填剤の配合量が少ない場合には、剛性不
足、及び荷重たわみ温度即ち耐熱性が低い為、光ピック
アップベースとした時に光ピックアップ装置内で発生す
る熱の影響で変形した。また、比較例3の鱗片状無機質
充填剤の配合量を増やした場合と比較例4のポリフェニ
レンエーテルの配合量を増やした場合には、樹脂の流動
性が著しく悪くなり、良好な成形品を得ることが出来な
かった。
【0039】
【実施例9】変性ポリフェニレンエーテル樹脂(ザイロ
ンX1916:旭化成(株)製/ガラスフレーク30%
配合材)を材料として用い、実施例1と同様に表1に示
すような成形条件にて光ピックアップベースを作成し、
同様な方法により各種試験を行った。評価結果を表2に
示した。実施例9は成形品のそりが小さく、かつバリが
少ないという優れた成型加工性を有していた。
【0040】
【比較例5、6】ポリフェニレンサルファイド樹脂(出
光PPS C−1040SG:出光石油化学(株)製/
ガラス繊維40%配合材)を材料として用い、実施例1
と同様に表1に示すようなそれぞれの成形条件にて光ピ
ックアップベースを作成し、同様な方法により各種試験
を行った。評価結果を表2に示した。同一の材料で成形
条件を変えた比較例7、8共に光ピックアップベースの
そり、バリが大きく、更に軽量化も十分ではなく、実用
的ではなかった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、成形品のそり及びバリ
が少ない、即ち成形加工性に優れ、かつ耐熱性に優れる
と共に軽量化された光ピックアップベースを提供でき
る。また、本発明の光ピックアップベースは樹脂組成物
を射出成形することにより得ることができる為、金属製
のそれと比較して容易に成形可能であり、生産性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する光ピックアップ装置の一例と
しての模式図である。
【図2】本発明で使用したASTM D−638に準じ
て成形ダンベルの模式図である。
【図3】図2のダンベルから切り出した試験片の模式図
である。
【符号の説明】
1 光源である半導体レーザー 2 ビームスプリッター 3 レンズ 4 光ディスク記録面 5 フォトダイオード 6 光ピックアップベース 7 ゲート位置 8 垂直方向 9 流動方向
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 71/12 C08L 71/12 81/02 81/02 101/00 101/00 Fターム(参考) 4F071 AA51 AA62 AB01 AB26 AB28 AD01 AD05 AE17 AE22 AF45 AF62 AH16 BA01 BB05 BC07 4J002 BC07Y CD00Y CH07X CN01W DJ056 DL006 FA016 FA046 FB096 FB166 FD016 FD20Y GQ00 5D119 AA01 AA35 AA38 MA03 5D789 AA01 AA35 AA38 MA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線膨張係数異方性が1.0〜2.5の範
    囲であることを特徴とするフィラー強化樹脂組成物から
    なる光ピックアップベース。
  2. 【請求項2】 フィラー強化樹脂組成物がポリアリーレ
    ンサルファイド樹脂(A)、ポリフェニレンエーテル樹
    脂(B)からなる樹脂組成物に、相溶化剤(C)及び無
    機質充填剤(D)を配合してなることを特徴とする請求
    項1に記載の光ピックアップベース。
  3. 【請求項3】 フィラー強化樹脂組成物がポリアリーレ
    ンサルファイド樹脂(A)30〜90質量%、ポリフェ
    ニレンエーテル樹脂(B)70〜10質量%からなる樹
    脂組成物100質量部に対して、相溶化剤(C)1〜1
    00質量部、及び無機質充填剤(D)5〜150質量部
    を配合してなることを特徴とする請求項1、2のいずれ
    かに記載の光ピックアップベース。
  4. 【請求項4】 該無機質充填剤(D)が少なくとも1種
    類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)、又は少なくと
    も1種類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)と少なく
    とも1種類以上の繊維状無機質充填剤(D−2)の混合
    物(D−3)であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の光ピックアップベース。
  5. 【請求項5】 該鱗片状無機質充填剤(D−1)と該繊
    維状無機質充填剤(D−2)の混合物(D−3)中に含
    まれる該鱗片状無機質充填剤(D−1)の含有率が10
    〜90質量%の範囲に含まれることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の光ピックアップベース。
  6. 【請求項6】 鱗片状無機質充填剤(D−1)がガラス
    フレークであることを特徴とする請求項4、5のいずれ
    かに記載の光ピックアップベース。
  7. 【請求項7】 鱗片状無機質充填剤(D−1)がマイカ
    であることを特徴とする請求項4、5のいずれかに記載
    の光ピックアップベース。
  8. 【請求項8】 繊維状無機質充填剤(D−2)がガラス
    繊維であることを特徴とする請求項4あるいは5のいず
    れかに記載の光ピックアップベース。
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