JP4437518B2 - 弁構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁体を弁座に当接又は離間させるようにした弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、弁構造を有するものとして、例えば、図11に示すような、直動3ポート電磁弁100がある。この電磁弁100は、COMポート101、NCポート102、NOポート103の3つのポートを有し、第1弁体104と第2弁体105とを一体に組み付けたプランジャ106が、コイル107への通電・停止によってコア108に吸着・離間されることにより、流路を切り替えるものである。そして、第2弁体105は、第2弁座109に当接・離間されて、COMポート101とNOポート103との間の流路を開閉する。
【0003】
ここで、第2弁体105は、図12に拡大して示すように、第2弁座109に当接する当接面105aを有し、その当接面105aの周囲に段部105bが形成され、当接面105aと反対側の裏面には凸部105cが設けられている。そして、第2弁体105が組み入れられる弁体ケース110は、一対のロッド部110a(図11、図12には一方のみ図示されている)を介してプランジャ106に連結されている。また、弁体ケース110を構成する裏蓋111は、第2弁体105の凸部105cが貫入される貫入孔111aを有する。そして、第2弁体105は、その段部105bに組み込まれたスペーサ112と、裏蓋111とに挟まれるようにして弁体ケース110に組み入れられている。
【0004】
図11に示すように、コイル107に通電しない状態では、バネ113の復元力がバネ114の復元力を上回るので、プランジャ106と弁体ケース110は図中下方に押し下げられ、第2弁体105は第2弁座109と離間する。一方、コイル107に通電すると、プランジャ106がコア108に吸着され、バネ113の復元力に抗して図中上方へ移動する。従って、弁体ケース110もプランジャ106と共に移動し、第2弁体105が図中上方へ引き上げられるので、第2弁座109に当接する。このとき、バネ114が、弁体ケース110を図中下方から支えることで、第2弁体105が第2弁座109に当接するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の弁構造では、第2弁体105を第2弁座109に当接させて流路を閉じたとき、第2弁座109の密閉性を確保するためには、第2弁座109の座面全周と第2弁体105の当接面105aとが均等に当接することが望ましい。しかし、実際には、部品成形時の誤差や組付時の誤差等から当接の均等性を得ることは難しい場合があった。また、バネ114が弁体ケース110を押さえる力には限度があるので、バネ114の力のみで第2弁体105の当接面105aを第2弁座109の座面全周に密着させることも難しい。そのため、第2弁体105を第2弁座109に当接させたときに、両者105,109の間に僅かな隙間が生じるおそれがあり、その隙間から流体の漏れが発生するおそれがあった。特に、この弁構造では、低圧の流体を扱うときに隙間が生じやすいという傾向があった。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、弁体ケースと弁座とに組付時等の誤差があっても、弁体を弁座の座面全周に密着させて、流体の漏れを防止する弁構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、弁座と、弁体と、弁体ケースとを備え、前記弁体は、前記弁体ケースの開口部から前記弁座との当接面が露呈するように前記弁体ケースに組み入れられ、前記弁体ケースを移動させることにより、前記弁体の当接面を前記弁座に当接・離間させて開閉を行うようにした弁構造において、前記弁体ケースは、前記弁体の当接面側にフランジ部を有し、反対側に爪部が形成され、前記弁体は、前記当接面側に前記フランジ部と当接する段部を有し、前記当接面と反対側の裏面に凸部を有し、前記弁体ケースに前記弁体を挿入し、前記弁体ケースの底面となる裏蓋を前記爪部に嵌合させて、前記凸部の先端が前記裏蓋に当接することで、前記弁体の裏面と前記裏蓋との間に隙間を形成して、前記弁体が前記弁体ケースに、前記当接面を除いて包含されるように支持されることを趣旨とする。
【0008】
上記の構成によれば、弁体は、弁体ケースを移動させることにより移動される。ここで、弁体はその当接面と反対側の裏面に凸部を有し、その凸部の先端が弁体ケースの底面に当接しているので、凸部以外の裏面部分は弁体ケースに直接当接せず、弁体ケースの底面との間に隙間が生じる。この隙間により、弁体自身の変形が許容される。このことから、弁体ケースの移動によって弁体の当接面が弁座に当接したときに、弁体の変形によって、弁体の当接面が弁座に倣って、その座面全周に当接することになる。
【0009】
上記の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の弁構造において、弁体は、略円板状をなし、凸部は、裏面の中央部に1つ設けられ、弁座の座面は、略円環状をなすことを趣旨とする。
【0010】
上記発明の構成によれば、請求項1の発明の作用に加え、凸部が裏面の中央部に1つ設けられるので、その凸部を中心として、弁体全体がいずれの方向へも変形可能となる。ここで、弁体と弁座との間に生じる組付時等の誤差は、主に、弁体の当接面と弁座の座面全周との間に傾きを生じさせるので、弁体全体がいずれの方向へも傾くことで、弁体の当接面を弁座の座面全周と同じ角度に合わせることができる。
【0011】
上記の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、弁座と、弁体と、弁体ケースとを備え、前記弁体は、前記弁体ケースの開口部から前記弁座との当接面が露呈するように前記弁体ケースに組み入れられ、前記弁体ケースを移動させることにより、前記弁体の当接面を前記弁座に当接・離間させて開閉を行うようにした弁構造において、前記弁体ケースは、前記弁体の当接面側にフランジ部を有し、反対側に爪部が形成され、前記弁体は、前記当接面側に前記フランジ部と当接する段部を有し、前記当接面と反対側の裏面がその中央へ向かって凸状に収束するテーパをなし、前記弁体ケースに前記弁体を挿入し、前記弁体ケースの底面となる裏蓋を前記爪部に嵌合させて、前記テーパの先端部が前記裏蓋に当接することで、前記弁体の裏面と前記裏蓋との間に隙間を形成して、前記弁体が前記弁体ケースに、前記当接面を除いて包含されるように支持されることを趣旨とする。
【0012】
上記発明の構成によれば、弁体は、弁体ケースを移動させることにより移動される。ここで、弁体はその当接面と反対側の裏面がその中央へ向かって凸状に収束するテーパをなし、そのテーパの先端部が弁体ケースの底面に当接しているので、テーパの先端部以外の裏面部分は弁体ケースに直接当接せず、弁体ケースの底面との間に隙間が生じる。この隙間により、弁体自身の変形が許容される。このことから、弁体ケースの移動によって弁体の当接面が弁座に当接したときに、弁体の変形によって、弁体の当接面が弁座に倣って、その座面全周に当接することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の弁構造を具体化した一実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明を具体化した電磁弁1の断面図であり、図2は、その電磁弁1の平面図である。図3および図4は、図1と図2のA−A断面図であり、それぞれ非通電時と通電時を示す。この電磁弁1は、従来技術の欄で述べた直動3ポート電磁弁100と基本的構成を同じくする。
【0015】
本実施の形態の電磁弁1は、図1、図3に示すように、ボディ10にCOMポート11、NCポート12、NOポート13が設けられている。ボディ10には、第1弁座14と第2弁座15とが一体的に形成される。各弁座14,15には、ゴム製の第1弁体16、第2弁体17がそれぞれ当接あるいは離間可能に設けられる。第1弁体16は、プランジャ18に組み付けられ、第2弁体17は、ロッド19aを介してプランジャ18に連結された弁体ケース19に組み入れられる。電磁弁1には、プランジャ18を吸着するためのコア20と、コア20を励磁するためのコイル21とが設けられる。
【0016】
また、プランジャ18には、弁体ケース19を図中下方へ押し下げるための第1バネ22が設けられる。弁体ケース19には、同ケース19を図中上方へ押し上げるための第2バネ23が設けられる。各ポート11〜13には、図1、図2に示すように、各種の管継手30,31,32がそれぞれ取り付けられ、それぞれのポート11〜13が他の機器と接続されるようになっている。
【0017】
ここで、図5の拡大図に示すように、第2弁体17は、第2弁座15に当接する当接面17aを含み、その周囲には段部17bが設けられる。第2弁体17は、当接面17aと反対側の裏面17cの中央に凸部17dを含む。この実施の形態では、第2弁体17の厚みが、例えば「4.6mm」であり、それに対して凸部17dの高さが、例えば「0.25mm」に設定される。弁体ケース19は、その底側に嵌め込まれた裏蓋25を含む。そして、第2弁体17は、その段部17bがスペーサ24を介して弁体ケース19のフランジ部19bに係止され、この状態で、第2弁体17の凸部17dの先端が裏蓋25の底面25aに当接している。このように組み付けられることにより、第2弁体17は、凸部17dの先端のみが裏蓋25の底面25aに当接しており、凸部17d以外の第2弁体17の裏面17cと裏蓋25の底面25aとの間には、わずかに隙間ができている。この組付状態において、弁体ケース19の開口部19cから、第2弁体17の当接面17aが露呈している。
【0018】
次に、上記のように構成された電磁弁1の動作を説明する。まず、図1及び図3に示すように、コイル21に通電していない状態では、第1バネ22の復元力によって、プランジャ18は図中下方に押し下げられ、第1弁体16が第1弁座14に当接するとともに、第2弁体17は第2弁座15と離間している。これは、第1バネ22の復元力が第2バネ23の復元力を上回るからである。ここで、コイル21に通電すると、図4に示すように、プランジャ18は、コア20による吸着力によって、第1バネ22の復元力に抗して図中上方へ移動する。従って、第1弁体16が第1弁座14から離間するとともに、第2弁体17が第2弁座15に当接する。
【0019】
この電磁弁1は、例えば、酸素発生器に使用される。その場合、まず、非通電時においては、図1に示すように、第1弁座14は閉止され、第2弁座15は開放されている。すなわち、COMポート11とNOポート13とが連通されている。そして、電磁弁1の切換のためにコイル21に通電されると、第1弁座14が開放され、第2弁座15が閉止される。これによって、COMポート11とNCポート12とが連通され、NCポート12からCOMポート11へと加圧された空気が流入する。そして、再びコイル21への通電を停止すると、COMポート11とNOポート13とが連通し、COMポート11からNOポート13へと空気が流れる。
【0020】
ここで、ボディ10の成形精度や組み付け誤差等により、第2弁体17の当接面17aと、第2弁座15の座面全周との間に、多少の傾きが存在することがある。従来の電磁弁100の弁構造では、この傾きがわずかであれば、第2弁体105の可撓性によりその当接面105aが第2弁座109の座面全周に密着し、流体の漏れが発生することはなかった。しかし、希に大きな傾きが生じた場合に、流体の漏れが発生することが問題となっていた。
【0021】
これに対し、この実施の形態の電磁弁1の弁構造では、第2弁体17の凸部17dの周囲と裏蓋25の底面25aとの間に隙間を設けることで、図6に示すように、第2弁体17が、凸部17dを軸としていずれの方向へも傾くようになっている。これによって、第2弁体17の当接面17aは、第2弁座15の座面全周の傾きに倣うことができる。つまり、第2弁体17は、それ自身の可撓性により、凸部17dを軸としての変形が許容され、当接面17aの傾きが変えられる。図6では、第2弁体17の当接面17aと第2弁座15の座面全周との傾きがθで示される。
【0022】
ここで、本実施の形態の電磁弁1の弁構造による限界シール圧力値を評価した実験結果を、従来の電磁弁100の弁構造と比較して図7に示す。ここでは、管継手30に栓をしてNCポート11を閉塞させ、電磁弁1のコイル21に通電して第2弁座15を閉止し、COMポート11とNCポート12とを連通させた状態で、NOポート13へ加圧していき、COMポート11へ流体の漏れが発生するまでの圧力を限界シール圧力として計測した。従来の弁構造についても、同様の実験を行った。図7の左側のグラフが従来の弁構造によるものであり、右側のグラフが本実施の形態の弁構造によるものである。それぞれのグラフで網掛け表示された部分が、誤差を含む測定値の範囲を示す。従来の弁構造では、限界シール圧力値は0.1MPa〜0.65MPaであったのに対し、本実施の形態の弁構造では、限界シール圧力値は、0.65MPa〜0.84MPaであった。この結果から、従来の弁構造に比較して、本実施の形態の弁構造では、大幅なシール性能の向上が見られるとともに、測定値のばらつきが小さくなったことが分かる。
【0023】
以上説明したようにこの実施の形態の電磁弁1の弁構造によれば、第2弁体17は弁体ケース19に組み入れられ、弁体ケース19を移動させることによって第2弁体17が移動される。
【0024】
ここで、第2弁体17は、その当接面17aと反対側の裏面17cに凸部17dを有し、その凸部17dの先端が裏蓋25の底面25aに当接しているので、凸部17d以外の裏面17cは裏蓋25に直接当接せず、裏面17cと底面25aとの間に隙間が生じる。この隙間により、第2弁体17自身の変形が許容される。このことから、弁体ケース19の移動によって第2弁体17の当接面17aが第2弁座15に当接したときに、第2弁体17の変形によって第2弁体17の当接面17aが第2弁座15に倣い、その座面全周に当接することになる。この結果、第2弁体17の当接面17aを第2弁座15の座面全周に密着させることができ、これによって両者15,17の間における流体の漏れを防止することができる。
【0025】
さらに、この実施の形態の電磁弁1の弁構造によれば、凸部17dが裏面17cの中央部に1つ設けられるので、その凸部17dを中心として、第2弁体17全体がいずれの方向へも変形可能となる。ここで、第2弁体17と第2弁座15との間に生じる組付時等の誤差は、主に、第2弁体17の当接面17aと第2弁座15の座面全周との間に傾きを生じさせるので、第2弁体17全体がいずれの方向へも傾くことで、第2弁体17の当接面17aを第2弁座15の座面全周と同じ角度に合わせることができる。この結果、第2弁体17と第2弁座15との間の組付時等の誤差の位置に拘わらず、第2弁体17の当接面17aを、第2弁座15の座面全周に一層確実に密着させることができ、これによって両者15,17の間における流体の漏れを一層確実に防止することができる。
【0026】
尚、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更して実施することもできる。
【0027】
(1)前記実施の形態では、図5に示すように、第2弁体17の当接面17aと反対側の裏面17cに凸部17dを設け、その凸部17dの先端を弁体ケース19の底面25aに当接させることで第2弁体17の裏面17cを弁体ケース19に支持するようにした。これに対し、図8に示すように、第2弁体17の当接面17aと反対側の裏面17cをその中央へ向かって凸状に収束するテーパ30に形成し、そのテーパ30の先端点30aを弁体ケース19の底面25aに当接させることで第2弁体17の裏面17cを弁体ケース19に支持するように構成してもよい。この構成によっても前記実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0028】
(2)前記実施の形態では、第2弁体17の凸部17dの先端を平坦面に構成した。これに対し、図9に示すように、凸部17dの先端面をその中央へ向かって凸状に収束するテーパ31に形成し、そのテーパ31の先端点31aを弁体ケースの底面25aに当接させることで第2弁体17の裏面17cを弁体ケースに支持するように構成してもよい。この構成によっても前記実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0029】
(3)前記(1)の別の実施の形態では、第2弁体17の裏面17cにおけるテーパ30の先端点30aを弁体ケース19の底面25aに当接させることで第2弁体17の裏面17cを弁体ケース19に支持するようにした。これに対し、図10に示すように、裏面17cのテーパ30の先端部を平坦面30bとして、その平坦面30bを弁体ケースの底面25aに当接させることで第2弁体17の裏面17cを弁体ケースに支持するように構成してもよい。この構成によっても前記実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0030】
(4)前記実施の形態では、本発明の弁構造を3方弁タイプの電磁弁1に具体化したが、この電磁弁1に限らず他の電磁弁にも適用するこができる。また、第2弁体17と弁体ケース19との移動方法は、電磁式に限るものではない。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明の構成によれば、弁体ケースと弁座との間に組付時等の誤差があっても、弁体ケースの移動により弁体の当接面を弁座に当接させたときに、弁体の変形により弁体の当接面が弁座に倣うことになり、その座面全周に当接する。これにより、弁体の当接面を弁座の座面全周に密着させることができ、弁体と弁座との間の流体の漏れを防止することができるという効果を発揮する。
【0032】
請求項2に記載の発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、凸部を中心に弁体全体がいずれの方向へも傾くことになり、弁体の当接面が弁座の座面全周と同じ角度に合わせられる。これにより、弁体の当接面を弁座の座面全周に一層確実に密着させることができ、弁体と弁座との間の流体の漏れを一層確実に防止することができるという効果を発揮する。
【0033】
請求項3に記載の発明の構成によれば、弁体ケースと弁座との間に組付時等の誤差があっても、弁体ケースの移動により弁体の当接面を弁座に当接させたときに、弁体の変形により弁体の当接面が弁座に倣うことになり、その座面全周に当接する。これにより、弁体の当接面を弁座の座面全周に密着させることができ、弁体と弁座との間の流体の漏れを防止することができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、電磁弁を示す断面図である。
【図2】同じく、電磁弁を示す平面図である。
【図3】同じく、図1、図2の非通電時のA−A断面図である。
【図4】同じく、図1、図2の通電時のA−A断面図である。
【図5】同じく、第2弁体及び弁体ケースの拡大断面図である。
【図6】同じく、第2弁体が第2弁座に当接したときの拡大断面図である。
【図7】同じく、弁構造による限界シール圧力値の測定結果を表すグラフである。
【図8】別の実施の形態に係り、第2弁体及び弁体ケースの拡大断面図である。
【図9】別の実施の形態に係り、第2弁体の拡大断面図である。
【図10】別の実施の形態に係り、第2弁体の拡大断面図である。
【図11】従来の電磁弁を示す断面図である。
【図12】従来の電磁弁の第2弁体の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁
15 第2弁座
17 第2弁体
17a 当接面
17c 裏面
17d 凸部
19 弁体ケース
25 裏蓋
25a 底面
Claims (3)
- 弁座と、弁体と、弁体ケースとを備え、前記弁体は、前記弁体ケースの開口部から前記弁座との当接面が露呈するように前記弁体ケースに組み入れられ、前記弁体ケースを移動させることにより、前記弁体の当接面を前記弁座に当接・離間させて開閉を行うようにした弁構造において、
前記弁体ケースは、前記弁体の当接面側にフランジ部を有し、反対側に爪部が形成され、
前記弁体は、前記当接面側に前記フランジ部と当接する段部を有し、前記当接面と反対側の裏面に凸部を有し、
前記弁体ケースに前記弁体を挿入し、前記弁体ケースの底面となる裏蓋を前記爪部に嵌合させて、前記凸部の先端が前記裏蓋に当接することで、前記弁体の裏面と前記裏蓋との間に隙間を形成して、前記弁体が前記弁体ケースに、前記当接面を除いて包含されるように支持されることを特徴とする弁構造。 - 前記弁体は、略円板状をなし、前記凸部は、前記裏面の中央部に1つ設けられ、前記弁座の座面は、略円環状をなすことを特徴とする請求項1に記載の弁構造。
- 弁座と、弁体と、弁体ケースとを備え、前記弁体は、前記弁体ケースの開口部から前記弁座との当接面が露呈するように前記弁体ケースに組み入れられ、前記弁体ケースを移動させることにより、前記弁体の当接面を前記弁座に当接・離間させて開閉を行うようにした弁構造において、
前記弁体ケースは、前記弁体の当接面側にフランジ部を有し、反対側に爪部が形成され、
前記弁体は、前記当接面側に前記フランジ部と当接する段部を有し、前記当接面と反対側の裏面がその中央へ向かって凸状に収束するテーパをなし、
前記弁体ケースに前記弁体を挿入し、前記弁体ケースの底面となる裏蓋を前記爪部に嵌合させて、前記テーパの先端部が前記裏蓋に当接することで、前記弁体の裏面と前記裏蓋との間に隙間を形成して、前記弁体が前記弁体ケースに、前記当接面を除いて包含されるように支持されることを特徴とする弁構造。
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