JPH024293Y2 - - Google Patents

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JPH024293Y2
JPH024293Y2 JP11002684U JP11002684U JPH024293Y2 JP H024293 Y2 JPH024293 Y2 JP H024293Y2 JP 11002684 U JP11002684 U JP 11002684U JP 11002684 U JP11002684 U JP 11002684U JP H024293 Y2 JPH024293 Y2 JP H024293Y2
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valve
valve seat
seat
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port
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、流体圧又は真空圧を利用する産業機
械に使用する方向切換弁に関するものである。
従来の技術 従来より公知の方向切換弁は、例えば米国特許
第4298027号明細書に記載されているように、弁
室内の一対の弁座間に弁体を挿入するために、弁
箱に設けた弁室の一方の弁座を弁箱とは別体の弁
座体に設けて、その部分を開放可能とし、弁室内
に弁部材を挿入した後にこの開放部分を弁座体で
閉塞して、弁箱と弁座体とで弁室を形成してい
た。
しかしながら、このような構成によると、弁座
が一方は弁箱に、他方は弁座体に形成されるの
で、弁箱に弁座体を組付けるにあたつて弁座の平
行性と同心性とを確保することが困難であつた。
また、上記弁座の平行性と同心性が損われること
が多いため、一般的に弁部材による封止力を大に
する必要があり、その結果、弁体の操作力の増大
とそれに伴う弁部材の損耗の促進とによつて、弁
体の寿命が短かくなる欠点があつた。
さらに、弁箱に弁座体を挿入、固定するための
空間が必要となるので、弁箱が大型化するか或い
は流体の流通能力が減殺され、また弁座体の密封
のために1個以上のOリングを必要とするばかり
でなく、弁座体等の部品の増加と組立て工数の増
加によつてコスト高となる欠点があり、この傾向
は弁が小型になるほど著しかつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、弁座体を使用しないで、弁室及び一
対の弁座を一つの弁箱内に形設し、この弁室内に
弁体を圧挿入することによつて、一対の弁座の平
行性と同心性とを確保すると同時に、小型で組立
を簡単ならしめた方向切換弁を提供しようとする
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、弁箱に第1ポート、第2ポート及び
第3ポートを設け、弁箱内におけるこれらのポー
トと連通する弁室の相対向する位置に設けた第1
弁座及び第2弁座を弁体で開閉することによつ
て、上記ポート間の流路の切換えを行うようにし
た方向切換弁において、弁箱に設けた孔を通して
第2弁座内から弁室内に挿入する弁体を、弁金具
の周囲に弁部材を固着することにより構成し、上
記弁金具には、第2弁座の内径よりも若干小径の
拡径部を設け、この拡径部を覆つて弁金具に固着
した可撓材製の弁部材には、上記第1弁座及び第
2弁座に対向する第1密封部及び第2密封部を設
けると共に、その周囲にそれらの弁座の内径より
も若干大径の一対の周突部を設け、これらの周突
部間に、弁体の圧挿入時にその周突部を逃こませ
る弁溝を設けることによつて、上記問題点を解決
したものである。
作 用 このような構成を有する方向切換弁において
は、弁箱に設けた孔を通して弁箱内に設けた弁室
に弁体を圧挿入するとき、弁部材の第1及び第2
密封部が可撓性を有し、しかもその密封面が上記
圧挿入を容易にする方向に傾斜し、さらにそれら
の密封部の周囲に設けた周突部間に弁溝を設けて
いるため、該周突部が容易に変形してその外径を
一時的に縮少し、弁部材は破損することなく弁室
内に挿入される。弁室内への挿入後は、密封部は
その可撓性によつてもとの外径に復元し、密封部
が弁座を確実に閉鎖する。
このように、弁室内に弁体を圧挿入することに
よつて、弁箱を単一部材で製作することが可能と
なり、一対の弁座の平行性と同心性とを確保する
と同時に、小型で組立を簡単ならしめた方向切換
弁を得ることができる。
実施例 第1図及び第2図を参照して、電磁駆動するよ
うにした場合の本考案の実施例を説明すると、1
は単一の部材からなる弁箱で、第1ポート2、第
2ポート3及び第3ポート4を備え、これらの各
ポート2,3,4は、弁箱1を貫通するように開
設した孔5によつて相互に連通している。上記孔
5は、第2ポート3との交叉部において拡大させ
て、その拡径部を弁室6とし、この弁室6の対向
位置に夫々第1ポート2に通じる第1弁座7及び
第3ポート4に通じる第2弁座8を形設してい
る。なお、9は孔5の端部に設けたばね座係止用
の係止溝である。
上記孔5に挿入される弁体10は、弁金具11
の両端に夫々シール部材13を嵌入させたシール
部12を備え、また該弁金具11の中央部に拡径
部14を設け、この拡径部14を覆うように、ゴ
ム等の可撓性材料よりなる弁部材15を嵌着又は
焼付けによつて固着している。この弁体10は、
弁箱1の孔5を通して弁室6に圧挿入されるもの
で、その端部と上記係止溝9に係止させたばね座
16との間に介在する復帰ばね17によつて、復
帰方向に付勢されている。
弁金具11の中央の拡径部14は、太細2段に
分かれて第1拡径部18及び第2拡径部19を形
成し、これらの第1及び第2拡径部18,19の
両側には、夫々傾斜面20,21が設けられてい
る(第2図参照)。
上記弁金具の周囲に固着した弁部材15は、第
2弁座7と接触して密封する第1密封部25及び
第2弁座8と接触して密封する第2密封部26と
を有し、これらの密封部25,26は前記傾斜面
20,21上にそれらと同様に傾斜した状態に設
けられている。また、これらの密封部25,26
の間の外周面には弁溝27を設け、その弁溝27
の両側に周突部28,29を突設している。
而して、上記実施例では、弁体10の両端にお
けるシール部12の摺動部の直径をDa,Db、弁
部材15の弁溝27の外径をD0、弁溝27の両
端の周突部28,29の外径をD1,D2、第1
弁座7及び第2弁座8の内径をD3,D4、弁金
具11の第1拡径部18及び第2拡径部19の外
径をD5,D6、弁金具11の拡径部14の両側
の外径をD7,D8とした場合に、 D7≒D8<D5≦D6<D3≒D4≒Da≒D6≒<D1
≒D2 の関係を持たせている。
また、弁体10を孔5を通して弁室6中に圧挿
入するときに、弁部材15を破損することがな
く、しかも弁部材15を弁室6内に挿入した後に
弁の封止力を高め、かつ復帰ばね17の付勢力又
は後記電磁石の作動によつて弁部材15の密封部
25,26が弁座7,8から離脱しないようにす
るために、上記各径D0ないしD8に、 D1≧D3+0.5、D2≧D4+0.5 D3−0.5>D5≧(D3+2D7)/3 D4−0.5>D6≧(D4+2D8)/3 D3,D4≧D0≧D5,D6 の関係(単位mm)を持たせている。
第1図中、31は一端を弁金具11の端部の緩
衝部材32に当接させ、他端にばね受け33を設
けた押棒で、電磁石の固定鉄心34に設けた孔3
6を貫通させ、可動鉄心35内において上記ばね
受け33とばね押え38との間に介装した上記復
帰ばね17よりも弱いばね39により付勢させて
いる。また、40は固定鉄心34−及び可動鉄心
35の周囲に設けた電磁コイル、41は上記コイ
ル40のまわりを囲む磁気枠である。
上記構成を有する方向切換弁においては、孔5
を通して弁体10を弁室6に圧挿入すると、弁部
材15の周突部28,29は、その外径D1,D
2がいずれも第2弁座8の内径D4よりも大きい
が、その径の差が小さいこと、周突部28,29
の間には弁溝27が設けてあり、この弁溝27の
径D0が上記第2弁座の内径D4より小さいこ
と、及び弁部材15が可撓性であること等が相俟
つて、弁部材15の周突部28,29は、第3図
に矢印で示すように、一部が拡径部の両側へ、残
る一部が弁溝27側へ逃げて、その径が縮小する
ので、弁部材15が破損することなく第2弁座8
を通過し、弁室6内に圧挿入される。そして、弁
室6内に挿入された後の上記周突部28,29
は、その弾性によつて再びもとの外径に復元し
て、その周突部28,29も弁座7,8を密封す
る状態に戻る。
次に、上記方向切換弁の作動について説明す
る。上述のように復帰ばね17による付勢力はば
ね39の付勢力よりも弱いので、電弱石の電磁コ
イル40に通電していないときは、弁体10は常
時上動して、第1密封部25が第1図図示のよう
に第1弁座7を閉鎖している。
図示しない電源により電磁コイル40を励磁す
ると、可動鉄心35は固定鉄心34に吸着され、
復帰ばね17の付勢力に打勝つて弁体10を下動
させ、第1密封部25が第1弁座7を開放すると
共に、第2密封部26が第2弁座8を閉鎖する。
従つて、第1ポート2は弁室6を通つて第2ポー
ト3に連通することになる。電磁コイル40の励
磁を解消すると、弁体10は復帰ばね17の付勢
力によつて上動して第1図の状態に戻り、第1密
封部25が第1弁座7を閉鎖すると同時に、第2
密封部26が第2弁座8を開放し、それによつて
第2ポート3が第3ポート4に連通する。
このような切換弁において、第1図図示のよう
に、弁体10の第1密封部25が第1弁座7を閉
鎖した状態で、第1ポート2における流体圧が第
1密封部25に加つても、この流体圧は弁金具1
1の第1拡径部18上の傾斜面20に被着した弁
部材15によつて受けるので、周突部28が変形
して弁部材15が第1弁座7から離脱することに
より密封が不完全になることはない。
第4図は、弁体10についての別の実施例を示
すもので、弁金具11の中央の拡径部の中間に凹
入部44を設けることによつて、その両側には同
径の拡径部45a,45bが形成されており、そ
れらの拡径部45a,45bのまわりに弁部材1
5の周突部28,29形成している。
第5図は、弁体10のさらに別の実施例を示す
もので、弁金具11における拡径部14の両側及
び凹入部44にその弁金具11を十字状に貫通す
る孔47を設けられており、弁部材15はこれら
の孔47を通じる連結部分48によつて連結し、
弁金具11に強固に固着している。
なお、図示の実施例は、本考案の方向切換弁を
電磁弁とした場合について説明したが、弁体10
の操作は電磁石に限定されるものではなく、機械
的操作や流体圧操作でもよいことは勿論である。
考案の効果 本考案は、弁体の可撓材よりなる弁部材に弁座
の内径よりも若干大径とした第1密封部、第2密
封部、及び上記弁座の内径より若干小径か又は等
しい外径とした上記密封部間に位置する弁溝とを
設けたことにより、第2弁座を通して弁体を弁室
に圧挿入しても、その密封部がその外径を縮少し
て破損することなく弁室内に挿入されるので、弁
座体を使用せずに弁箱のみに弁室及び弁座を形成
したので、弁座体の使用に伴う弁座の平行性と同
心性の確保という面倒がないばかりでなく弁箱の
大きさを小さくでき、部品数及び組立て工数の減
少ができる。
また、使用中にも弁座の平行性と同心性とをそ
こなうことがないので、弁部材の封止力を大にし
なくてもよく、このため弁体の操作力を大にしな
くてよいので弁部材の損耗が著るしく軽減し長寿
命化が計れるとともに操作部を小形化できる。
さらに、弁体の弁金具には弁座の内径よりも若
干小径の第1拡径部及び第2拡径部を設けたもの
で、弁体の圧挿入後これらの拡径部の側面が弁部
材の密封部を支えて密封部が流体圧等で変形する
ことを防止するので密封部が圧挿入できる径であ
りながら、弁座からの流体の洩れを防止すること
ができ、しかもこれらの拡径部が弁体圧挿入の支
障となることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電磁弁とした本考案の実施例の縦断
面図、第2図は弁室を拡大して示す縦断面図、第
3図は弁体の挿入時の状態を説明するための部分
断面図、第4図及び第5図は夫々弁体の他の実施
例を示す縦断面図である。 1……弁箱、2……第1ポート、3……第2ポ
ート、4……第3ポート、5……孔、6……弁
室、7……第1弁座、8……第2弁座、10……
弁体、11……弁金具、15……弁部材、18…
…第1拡径部、19……第2拡径部、25……第
1密封部、26……第2密封部、27……弁溝、
28,29……周突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱に第1ポート、第2ポート及び第3ポート
    を設け、弁箱内におけるこれらのポートと連通す
    る弁室の相対向する位置に設けた第1弁座及び第
    2弁座を弁体で開閉することによつて、上記ポー
    ト間の流路の切換えを行うようにした方向切換弁
    において、弁箱に設けた孔を通して第2弁座内か
    ら弁室内に圧挿入する弁体を、弁金具の周囲に弁
    部材を固着することにより構成し、上記弁金具に
    は、第2弁座の内径よりも若干小径の拡径部を設
    け、この拡径部を覆つて弁金具に固着した可撓材
    製の弁部材には、上記第1弁座及び第2弁座に対
    向する第1密封部及び第2密封部を設けると共
    に、その周囲にそれらの弁座の内径よりも若干大
    径の一対の周突部を設け、これらの周突部間に、
    弁体の圧挿入時にその周突部を逃こませる弁溝を
    設けたことを特徴とする方向切換弁。
JP11002684U 1984-07-20 1984-07-20 方向切換弁 Granted JPS6124580U (ja)

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JP11002684U JPS6124580U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 方向切換弁

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JP11002684U JPS6124580U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 方向切換弁

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JPS6124580U JPS6124580U (ja) 1986-02-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110617346A (zh) * 2018-06-20 2019-12-27 阿自倍尔Ta株式会社 电磁阀

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